「支天輪の彼方で」10周年記念総括文  RSS2.0

6.テキスト系企画


Since : 2008.10.25
written by 双剣士
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 先にも述べたように「支天輪の彼方で」の新作SS公開ペースはかなり遅く、読者の不満であるとともに作者自身にとっても悩みの種でした。これじゃ連日通ってくれる読者の方々に申し訳ない……ということで、SS公開以外の面で当サイトの価値を作り出そうという試みにも挑戦していたころがあります。


【テキスト企画】
2002.01.14 ☆ 4万ヒット記念企画第1弾「連載テキスト企画」の毎日連載を開始。
2002.04.25 ☆ 4万5千ヒット記念として、4万ヒット企画で書ききれなかった最後の2話分を公開。
2004.01.13 ☆ 8万ヒット記念企画『連載テキスト企画2』を開始。
2005.08.16 ☆ 12万ヒット記念として、ブログ『SSサイトの舞台裏』を開始。


 創作メインではあるけれど更新ペースだけなら日記やブログのほうが速い、というサイトは珍しくありません。そして読者のほうも作品の公開に期待しつつ、日記を読むために頻繁にサイトに足を運ぶ方が多いようです。私は「日記」という形で日常の一部を公開することが読者に楽しんでもらえるとは思わなかったのですけど、小説以外の形態で読者に語りかけるというのはありかもしれない……そう考えて企画したのが1ヶ月限定の「連載テキスト企画」でした。小説を書く際にプロットを組むのと同様に、あらかじめ何日に何の話をするかを決めておいて書き綴る形式です。
 これは予想外の大好評を博したわけですけど、なんだか自分の身を削って切り売りしてるみたいで書いていて辛かった覚えがあります。小説と違って「個人の思想」として後々まで残る文章なので、誤解や反発を招かないように表現を考えるのが本当に大変でした。2年後に第2弾を開始するわけですけど、こちらは途中から「なんで自分ダメなんだろ、そういや昔から何やってもヘタレだったし……」という鬱日記へと変わっていったため途中断筆。当時仲の良かった相互リンク先からも「最後にまとめて読めばいいやと思ってた」と言われるくらいですから当時の注目度も推して知るべきでしょう。

 その後「ブログ」という手軽なサイト形態が流行し、自分もやってみるかと考えました。『SSサイトの舞台裏』は当時3番目に開設したブログで、万一を考えて別名で作ってた最初の2つが読者ゼロという残酷な現実に直面したために当サイトの別館として公開する決意をした最初で最後のブログです……ところがそこそこの来客を得た途端にテキスト企画2での失敗が頭をよぎり、迂闊なことは書けないなと身構えてしまったために半年あまりで更新が停滞、1年後に消滅してしまいます。
 創作したくても才能がなかったからブログになったんだと超大手ブログの方が言ってましたけど、私から見れば毎日更新で読者に愛される文章を書き続けられる才能のほうがはるかに偉大だし有益だと思いますね。小説やイラストと同じように日記やブログにだって持って生まれた才能の多寡は影響するのですよ、本人はなかなか気付きにくいでしょうけど。


【リンク紹介系コンテンツ】
1999.11.09 ☆ 9000ヒット記念企画として、巡回リンク集を新設。
2000.10.22 ☆ 『双剣士の戯言』をポップアップウィンドウとして復活。


 時期的には連載テキスト企画より前ですけど、興味深い他サイトのコンテンツを紹介することを毎週更新のネタにしていた時期もありました。巡回リンク集は個人的に使っていたブックマーク集をまとめて公開するものであり、紹介文なしとはいえ最盛期には2400を越えるサイトを登録していた怪物コンテンツです。そして戯言欄は最初のうちこそSSに関係ない適当な思いつきや日々の雑感を載せる欄でしたが、いつしか取り扱いジャンルに無関係な面白いサイトを紹介文付きで語るコーナーへと変貌を遂げました。(戯言欄のログは戯言欄紹介サイト集として残されています)
 リンク紹介系の復活はしないのかって? う〜ん、あれは続けているとネットの見方がニュースサイト管理人の視点になっちゃうというか、更新ネタには事欠かない代わりに小説のアイデアを考える方がお留守になってしまうという重大な欠点があるのですね。戯言欄でのリンク紹介が本格化した頃の運営形態(2000年11月から2004年8月までの約3年半)を振り返ってみると、

   ・まともな新作SSは長編2本+短編7本
    (平均で5ヶ月に1本ペース!)
   ・連載第1話を書いたきり途中放棄してしまった失敗作が6本

という恥ずかしい状態でした。巡回リンクと戯言欄と次回作予告によってほぼ毎週1回以上の更新は実施できていたものの、SSサイトとしては完全に落第点です。リンク紹介に力を入れると言うことは更新ペースを当時に戻すことを意味しますが、それでもいいのかな、かな?


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