つぶやき | 2014年 1月25日(土) 8時45分 |
○○○のおっかけをやって10余年が経過した。 当時大学3年生だったオレは(某アニメ番組)の(某キャラ)ちゃんをやってた○○○に出会い、 即効でファンになった。元々合コンや女の子とは縁のない生活だったが、 それからは○○○の為だけに生きてきたようなモンだ。 毎日○○○の歌を聴き、毎週ラジオも聴き、もちろんハガキも出しまくって 月3回必ず応援の手紙と詩を送った。イベントも全部行った。 全国ツアーで一緒に全国制覇したのも二度や三度じゃない。 ファンやって二年目、握手会で俺の名前を覚えてくれてた時には 嬉しくて本気で涙が出た。人生で最高の喜びだと有頂天になって、帰り道一人で吼えてた。 地元の役場の事務に就職した後も、それだけが楽しみで生きてきた。 他の事は考えようとしなかった。結婚も、彼女も、友達も、そんなのは関係ない、いらないと思ってた。
そして去年の9月。 信じられないものを目にした。「○○○結婚!!」 目を疑った。絶対ありえない、絶対ありえない。死んでもありえない。 ・・・なんであんな男が。ふざけんな。どこがいいんだ。 ○○○と釣り合わない、失礼だ。ふざけんな。ふざけんな。一週間仕事を休んだ。 失意の内に半年が経った。もうラジオも聴いてない。会員番号2ケタ前半のファンクラブも辞めた。 最近になってようやく、俺も自分の幸せを掴もう…そう思えるようになってきた。 だけど俺には何も残ってなかった。20代という多感な時期に何もしなかったんだ。当たり前だ。 マトモに他人と喋ったのはいつだっただろう。女の子とおしゃべりをしたのはいつだっただろう。 恋について、結婚について、そして人生について最後に考えたのはいつだったんだろう。 趣味も、特技も、人間性も、協調性も。何もありゃしない。 残ったのはブサイクで汚い30代の中身スッカラカンな男。それだけ。 こんなのが今更どうやって幸せ掴めってんだ。声優のおっかけは何も生み出さなかった それに今まで気づかなかった俺は最高にバカだ。 そして朝っぱらからこんなグチをネットでしかこぼせない俺は最高に惨めだ。 是非俺を笑ってくれ。蔑んでくれ。そして自分の人生をもう一度考えるキッカケにしてくれ…
その後俺は真剣に人生と向き合っていた。 一時の熱狂に身を任せてもろくな事にはならない。それが心の随に刻み込まれた。 冷静に、ひたすら冷静に、自分の人生の糧となるようなものを探したい。 もう空虚な毎日の中でただ時間が過ぎゆく事だけを考えて生きるのはごめんだ。 そんな俺に転機が訪れたのはあれから4年経ってからの話だ。 一人の女性と出会った。これが一目惚れってやつかな。もう彼女の事以外なにも考えられなくなった。 今後の俺の人生は全て彼女の為に使うと決めた。 今度こそ俺の人生は素晴しい輝きに満ちあふれたものになるだろう。 彼女はそう俺に確信させてくれたんだ。二度と同じ過ちは繰返さない。 愛してるよ、ほあああああああああああ!
(※ 最後に出会った「彼女」が三次元かどうかは明らかにされていない) |