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風と桜 想うメモリー (完結)
日時: 2012/12/04 10:17
名前: ハヤヒナ

以前、小説を投稿していましたが、何故か消えていたので新たに始めます。
これもハヤテとヒナギクで行きます。

ではプロローグからスタートです。










プロローグ 「過去の出会い(メモリー)」

時は十年も前に遡る。場所はとある公園。

???   「今日も一人か。何して遊ぼうかな。」

と、一人の空色の髪をした少年がブランコを漕いでいた。

????  「ねぇ、私と一緒に遊ばない?」

その少年に同い年の一人の少女が声を掛けてきた。

???   「え、いいの!?」

????  「うん♪」

ハヤテ   「僕、綾崎ハヤテって言うの。」

ヒナギク  「私、桜花ヒナギクよ。宜しくね、ハヤテ君。」

ハヤテ   「うん。宜しくねヒナギクちゃん。」

ヒナギク  「ねぇハヤテ君、私と一緒に遊ぼ♪」

ハヤテ   「うん♪」

ヒナギク  「じゃあ私もブランコに乗るね。」

ヒナギクは隣に空いていたブランコに乗り、漕ぎ始めた。

ハヤテ   「楽しいねヒナギクちゃん。」

ヒナギク  「楽しいねハヤテ君。」

ハヤテ   「ヒナギクちゃん、この近くに住んでいるの?」

ヒナギク  「うん、そうよ♪ ハヤテ君もなの?」

ハヤテ   「うん。お父さんの仕事でね。」

ヒナギク  「そうだったんだ。」

ハヤテ   「それでお友達もあまりいないの。」

ヒナギク  「だったら私が友達になってあげるよ。」

ハヤテ   「えっ、いいの?」

ヒナギク  「うん。だからハヤテ君、一緒に遊ぼうね。」

ハヤエ   「有難う。ヒナちゃんって呼んでもいいかな?」

ヒナギク  「いいよ。」

幼い頃、ハヤテとヒナギクは出会っていた。

そんな幼い頃に出会っていたハヤテとヒナギクは仲良くなり、楽しく遊ぶのであった。










そして、十年の時を経て、ハヤテとヒナギクは白皇学院で再会するのであった。

幼い頃に出逢っていた事をハヤテとヒナギク、お互いに忘れた状態で。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.1 )
日時: 2012/12/04 16:01
名前: ハヤヒナ

第1話 「日常の朝」

時は11月。風も寒くなってきた朝。ハヤテは目を覚ました。

ハヤテ   「………懐かしい夢を最近見るけど、あの女の子って誰なんだろう?」

疑問に思いつつ、ハヤテはキッチンに行き、朝食を作り始めた。

ハヤテ   「あの女の子って、誰かに似ているんだよな。」

と思っていたら、マリアがやって来た。

マリア   「あらハヤテ君、もう起きていたんですか。」

ハヤテ   「ええ。マリアさん、お早う御座います。」

そして、07:00を過ぎた。

ハヤテ   「ではお嬢様を起こしてきますね。」

此処はナギの部屋。

ハヤテ   「お嬢様、起きてください。」

ナギ    「今日は休む〜〜。」

今日『は』ではなく、今日『も』の間違いとツッコミしたくなるが、ハヤテはスルーした。

ハヤテ   「駄目ですよお嬢様。学校には行かないと。」

と、40分も説得したが、理だった為、ハヤテは一人で登校した。




ハヤテがキッチンで料理を作る30分前、桂家で一人の少女が目を覚ました。

少女の名は桂ヒナギク。成績優秀、才色兼備、文武両道、容姿端麗、頭脳明晰と言われている完璧超人の白皇学院のアイドルで美少女でもある。

ヒナギク  「………懐かしい夢を見たけど、あの男の子って、誰だったかしら。」

ヒナギクもハヤテと同じ夢を見た。当然と言えば当然だが。

ヒナギク  「それにしてもあの男の子、誰かに似ていた気がするのよね。」

と、疑問に思った。

すると、

ヒナママ  「ヒナちゃん置きなさい。遅刻するわよ。」

と、一階から声がした。

身支度をしたヒナギクは、一階へ降りて来た。

ヒナギク  「お早う御母さん。」

ヒナママ  「ヒナちゃん、お早う。」

そして、身支度を終えたヒナギクは、白皇学院へと向かった。

ヒナギク  (そう言えば、今月の11日はハヤテ君の誕生日よね。ハヤテ君に何をあげようかな。)

と思いながら、白皇学院に向かって歩いていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.2 )
日時: 2012/12/05 10:49
名前: ハヤヒナ

第2話 「生徒会室」

放課後。何事もなく1日が過ぎていた。

ハヤテ   「さてと帰るか。」

と帰ろうとしいたが、例の三人組が声を掛けて来た。

美希    「すまんがハヤ太君、」

理沙    「これを我々の変わりに、」

泉     「ヒナちゃんの所にお願いね♪」

と言って、この場を去っていった。

ハヤテ   「瀬川さん達………って、もう消えてるし…………。しょうがないな。ヒナギクさんに届けに行くとするか。」

と、ハヤテは時計塔にある生徒会室に向かった。

その頃、ヒナギクは生徒会室で美希達を待っていた。

ヒナギク  「美希、理沙、泉、いつになったら来るのかしら!」

と、イライラしていた。

千桜    「落ち着いて下さい会長。」

愛歌    「もう少し待ちましょう。」

ヒナギク  「……それもそうね。」

千桜と愛歌に言われ、ヒナギクはもう少し待つことにした。

そして、暫くしてエレベーターの上がってくる音がし、生徒会室の戸をノックする音がした。

ハヤテ   「失礼します…。瀬川さん達に頼まれて、日誌や書類を持ってきました〜。」

ヒナギク  「美希、理沙、泉、遅いわよ……って、ハヤテ君!!?何しに来たの?」

ハヤテ   「ですから瀬川さん達に頼まれた日誌や書類を持って来たって言いましたけど。」

ヒナギク  「そ、そうだったわね。」

千桜    「所で綾崎君、あの子達はどうしたんですか?」

ハヤテ   「僕に押し付けて直ぐにいなくなりました。」

愛歌    「またですか。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「美希達ったら真面目にしてくればいいのにね。折角だからハヤテ君、紅茶でも飲んでいく?」

ハヤテ   「いいんですか?」

ヒナギク  「いいわ。ね、ハル子に愛歌さん。」

千桜    「ええ、構いませんよ。」

愛歌    「役員でもないのに綾崎君、手伝ってくれていますから。」

ハヤテ   「そうですか。」

ハヤテは紅茶をご馳走になることにした。


その頃、三人娘こと、美希、理沙、泉は銀杏商店街を歩いていた。

美希    「ハヤ太君に押し付けて正解だったな。」

理沙    「雨が降っている中、やる気がしないからな。」

泉     「確かヒナちゃん、傘を持っていなかったからね。」

美希    「ハヤ太君は傘を持っていたからな。」

理沙    「ヒナはハヤ太君と、」

泉     「相合傘だね♪」

と言いながら、美希、理沙、泉は歩いていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.3 )
日時: 2012/12/05 17:18
名前: ハヤヒナ

第3話 「帰り道」

ハヤテはヒナギク、千桜、愛歌とともに生徒会室で紅茶を飲んでいると、雨が降り始めた。

千桜    「雨が降ってきましたし、帰りますか。」

ヒナギク  「そうね。…………って私、傘を持ってくるの忘れたわ。」

愛歌    「私も忘れましたけど、千桜さんは?」

千桜    「私はありますよ。綾崎君はどうですか?」

ハヤテ   「傘、ありますよ。」

愛歌    「では、こうしましょうか。私は千桜さんの傘に淹れてもらうことにしましょう。」

ヒナギク  「私はどうするの?…………若しかして、ハヤテ君の傘に!!?」

愛歌    「ええ、そうですよ。という訳で綾崎君、会長を傘の中に入れて一緒に変えて下さいますか。」

ハヤテ   「分かりました。宜しいでしょうかヒナギクさん。」

ヒナギク  「じゃあお願いねハヤテ君。」

ハヤテ達四人は時計塔を出た。一方の傘にはハヤテとヒナギクが、もう一方には千桜と愛歌が。

そして、商店街に差し掛かった所で、ハヤテとヒナギクは千桜と愛歌と分かれて、桂家へ向かっていた。

ヒナギク  「ご免ねハヤテ君。家まで付き合うことになって。」

ハヤテ   「別にいいですよ。ヒナギクさんにはお世話になっていますから。」

ヒナギク  「今度、お礼するね。」

ハヤテ   「いいですよ。お礼なんて。」

ヒナギク  「お礼させてよハヤテ君。………そうだわ!今月の11日はハヤテ君の誕生日よね。」

ハヤテ   「そうですよ。」

ヒナギク  「今日のお礼として、ハヤテ君の誕生日にプレゼントするね。」

ハヤテ   「本当ですか?」

ヒナギク  「本当よ。楽しみに待っていてね。」

ハヤテ   「期待して待っていますねヒナギクさん。」

ヒナギク  「うん♪」

ヒナギクは笑顔でハヤテに答えた。

その笑顔にハヤテは、胸が高鳴った。

そして、桂家へ到着した。

ヒナギク  「送っていてくれて有難うねハヤテ君。」

ハヤテ   「どういたしましてヒナギクさん。では僕は、これで帰りますね。」

ヒナギク  「また明日、学校でねハヤテ君。」

ハヤテ   「はい。また、明日学校で会いましょうヒナギクさん。」

そう言って、ハヤテは桂家を後にし、屋敷へと帰っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.4 )
日時: 2012/12/06 09:50
名前: ハヤヒナ

第4話 「帰宅後」

ヒナギク  「只今〜〜。」

ヒナママ  「お帰りヒナちゃん。傘忘れてみたいだったけど、大丈夫だったの?」

ヒナギク  「大丈夫よ。友達の傘に入れて送って来てくれたから。」

ヒナママ  「ヒナちゃん、そのお友達って……………、」

ヒナギク  「ハ、ハヤテ君じゃないからね!!」

ヒナママ  「綾崎君とは一言も言ってないわよ。」

ヒナギク  「//////////!!!!!!!!」

ヒナママ  「やはり、そうなのね。」

ヒナギク  「わ、私、2階で着替えてくるね……!!」

顔を真っ赤にしながら、ヒナギクは2階へ駆け上がった。


ヒナギクを家に送ったハヤテは、三千院家へ戻っていた。

ハヤテ   「只今戻りました。」

マリア   「お帰りなさいハヤテ君。」

ハヤテ   「マリアさん、お嬢様は?」

マリア   「ナギは今日、伊澄さんの所へともるって言ってました。」

ハヤテ   「そうですか。」

マリア   「学校の方も伊澄さんの所からいくって言ってましたから。」

ハヤテ   「だったら今日は、休んでもいいんですか?」

マリア   「ええ、結構ですよ。」

ハヤテは自室へ戻った後、食事と入浴を済ませた後、勉強をし眠りについた。



一方、桂家ではヒナギクが、ハヤテ同様に食事と入浴を済ませた後、ベッドの上で横になっていた。

ヒナギク  「(ハヤテ君と相合傘して帰れるなんて…………♪♪♪)」

顔を真っ赤にしながらも嬉しい顔でヒナギクは、枕を思い切り抱き締めていた。

ベッドの上を行ったり来たりしながら、ハヤテのことを考えて。

ヒナギク  「ハヤテ君の誕生日、何を上げようかな。思い切って、告白もいいわね。」

と言った瞬間、ヒナギクの顔はさらに紅くなり、そのまま眠りに着いた。

11月1日の事であった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.5 )
日時: 2012/12/06 10:35
名前: ハヤヒナ

第5話 「夢」

ヒナギク  「ハヤテ君♪」

ハヤテ   「ヒナちゃん♪どうしたの?」

ヒナギク  「此処に来たら、ハヤテ君に会えると思ってきて見たの♪

ハヤテ   「そうだったんだ。」

ヒナギク  「そうしてきてみれば、本当にハヤテ君がいて私、嬉しいの♪」

ハヤテ   「ヒナちゃん………。」

ヒナギク  「今日も一緒に遊ばない?」

ハヤテ   「うん、いいよ♪」

ヒナギク  「ハヤテ君、私、嬉しいよ♪♪」

そう言って、ヒナギクはハヤテに抱きついて来た。

ハヤテ   「ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん、恥ずかしいよ………。」

ヒナギク  「ゴ、ご免ねハヤテ君。」

ハヤテ   「べ、別にいいよヒナちゃん。それよりも遊ぼうよ♪」

ヒナギク  「そうね。ハヤテ君、遊びましょ♪」





ハヤテ   「また懐かしい夢を見たけど、あの女の子って誰なんだろう?
       (そう言えば、ヒナギクさんに似ている気がするのは何故なんだ?)」

と、ハヤテは疑問に思った。


そして、ヒナギクも同じ事を思っていた。

ヒナギク  「また懐かしい夢を見たわ。でも、あの男の子って誰なのかしら?」
       (それにしても、何故かハヤテ君に似ている気がするわね。)

と、ヒナギクも疑問に思っていた。



ハヤテとヒナギクが似たような……、同じと言ってもいい疑問を持っていた。


当たり前である。ハヤテとヒナギクは、小さい頃に既に出会っていたからである。

ハヤテとヒナギク、二人とも覚えていないが。そんな二人はある思い出の物を持っていた。


その思い出の物がハヤテとヒナギクの記憶を思い出せる事となる。


そうなる事を、ハヤテとヒナギクはまだ知らない。


だがその前に、ハヤテに危機が訪れようとしている。


それによって、ヒナギクとナギが言い争いを始める。クラスの皆が見ている前で。


その事でハヤテとヒナギクの記憶が思い出すことも、まだ知る由もない。


そんなこんなで11月2日を迎えた。ハヤテの誕生日まで、後9日である。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.6 )
日時: 2012/12/06 15:42
名前: ハヤヒナ

第6話 「ハヤテとヒナギクと歩」

今日は11月3日、文化の日である。祝日でありながらハヤテとヒナギクと歩はバイトをしていた。

歩     「ねぇハヤテ君、今日はナギちゃんどうしたのかな?」

ハヤテ   「お嬢様でしたら、マリアさんと千桜さんとアキバに行っていますよ。」

ヒナギク  「そう言えばハル子、アキバに行くって言っていたわね。」

ハヤテ、ヒナギク、歩むの三人は、喫茶どんぐりでバイトをしていたのであった。

ハヤテ   「それにしても暇ですね。」

ヒナギク  「祝日だから家族連れとかいても良いのに暇よね。」

歩     「そうですね。」

ハヤテ   「だったら休憩して、コーヒーでも飲みませんか。」

ヒナギク  「そうね。コーヒー飲んで一息しましょ。」

ハヤテ   「だったら僕は、奥で何か作ってきますね。」

と、ハヤテは厨房に行った。

ハヤテが厨房に行ったのを確認して、歩がヒナギクに話し始めた。

歩     「ねぇヒナさん、来週はハヤテ君の誕生日ですけど、何あげるか決めました?」

ヒナギク  「歩は決めたの?」

歩     「私はまだですけど、ヒナさんはどうかと思いまして。」

ヒナギク  「私もまだよ。そろそろ決めないとね。」

歩     「そうですね。そろそろ決めないといけませんね。」

とヒナギクがコーヒーを淹れていると、ハヤテがクッキーを作って戻ってきた。

ハヤテ   「ヒナギクさんに西沢さん、何の話をしていたんですか?」

ヒナギク  「秘密よ。ねぇ、歩。」

歩     「そうですよねヒナさん。」

ハヤテ   「そうですか。それにしてもヒナギクさんの淹れたコーヒー美味しいですね。」

ヒナギク  「ハヤテ君、私が淹れたって分かった?」

ハヤテ   「ええ。前に淹れた時のコーヒー、美味しかったですから。」

歩     「ヒナさんって、コーヒー淹れるの上手ですね。」

ヒナギク  「そうなのよ。それにしてもハヤテ君の作ったクッキーも美味しいわね。」

ハヤテ   「本当ですか?」

ヒナギク  「前に貰った時よりも、格段に美味しいわ。」

ハヤテ   「有難う御座いますヒナギクさん。」

歩     「ヒナさんって、前にもハヤテ君にクッキー貰ったんですか。」

ヒナギク  「誕生日の時とかにね。」

歩     「ハヤテ君って、料理とか上手だよね。」

ハヤテ   「ええ、そうですね。」

ヒナギク  「本当に上手よねハヤテ君。」

と、ハヤテ、ヒナギク、歩は話していた。

この後も客は一人も来ずに、今日のバイトは終わったのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.7 )
日時: 2012/12/07 10:09
名前: ハヤヒナ

第7話 「気になる思い」

ハヤテの誕生日まで後1週間の11月4日、木曜日。

ヒナギク  「いよいよ来週ね。ハヤテ君の誕生日。何をあげるか迷うわね……。」

ヒナギクは一人、悩んでいた。

ヒナギク  「定番といえば手作りよね。でも、何にしようか本当に迷うわね。」

と、ヒナギクは考えていた。

ヒナギク  「それにしてもあの男の子って、ハヤテ君に似ている気がするのは何故かしら?」

と、ヒナギクは思っていた。


同じく、ハヤテもヒナギクと同じ事を思っていた。

ハヤテ    「夢に出てくる女の子って、ヒナギクさんに似ている気がするのは何故なんだ?」

と、思っていたのであった。



そんなこんなで1日が過ぎ、ハヤテとヒナギクは今日も、小さい頃の夢を見るのであった。


ハヤテ   「ヒナちゃん、今日は何して遊ぶの?」

ヒナギク  「そうね。今日は私の家で遊ばない?」

ハヤテ   「ヒナちゃんの家で?」

ヒナギク  「うん♪」

ハヤテ   「行ってもいいの?」

ヒナギク  「いいよ。」

ハヤテ   「有難うヒナちゃん。」

ヒナギク  「じゃあ行こうかハヤテ君。」

ヒナギクはハヤテの手を取り、自分の家へと駆け出した

ハヤテ   「待ってよヒナちゃん〜〜。」

ヒナギクに引っ張られながらも、ハヤテはヒナギクの後を付いていくのあった。

そんな二人だったが、ハヤテとヒナギクはあることに気づいていた。

ハヤテ   (僕、ヒナちゃんの事が好きみたい…………。)

と、ハヤテはヒナギクが好きと気づいたのであった。

そして、ヒナギクも。

ヒナギク  (私、ハヤテ君の事が好きになたみたい………。)

と、ヒナギクはハヤテの事が好きと気づいたのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.8 )
日時: 2012/12/08 10:43
名前: ハヤヒナ

第8話 「幼き風と桜」

ヒナギク  「只今〜〜。」

桜花ママ  「お帰りヒナちゃん。あら?お友達も一緒なの。」

ヒナギク  「うん♪ハヤテ君と部屋で遊んでいいかな?」

桜花ママ  「いいわよ。貴方お名前は?」

ハヤテ   「始めまして、ヒナちゃんのお母さん。僕は綾崎ハヤテです。」

桜花ママ  「綾崎ハヤテ君ね。それじゃあハヤテ君、ヒナちゃんと仲良くしてあげてね。」

ハヤテ   「あ、はい。」

ヒナギク  「それじゃあ行こ、ハヤテ君。」

桜花ママ  「後でおやつ、持っていてあげるね。」

ヒナギクはハヤテを連れて、自分の部屋へ行った。

ハヤテ   「此処がヒナちゃんのお部屋なんだね。」

ヒナギク  「そうだよ。」

ハヤテ   「可愛い部屋だね。」

ヒナギク  「本当?」

ハヤテ   「うん。でも、ヒナちゃんのほうが可愛いけどね。」

ヒナギク  「……………私、嬉しいよ!!!」

そう言った瞬間、ヒナギクはハヤテに抱きついてきた。

ハヤテ   「////////!!!!!ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん恥ずかしいよ…………。」

顔を真っ赤にした疾風であった。

ヒナギク  「ゴ、ゴ免ねハヤテ君。嬉しくて遂…………。」

ハヤテ   「いいよヒナちゃん。僕も嬉しかったから。」

ヒナギク  「そう言ってもらえば私も嬉しいな。それじゃあ、そろそろ遊ぼうか。」

ハヤテ   「うん。遊ぼうよヒナちゃん。」

ヒナギク  「ハヤテ君は何して遊びたいの?」

ハヤテ   「何でもいいよ♪」

ヒナギク  「それじゃあハヤテ君、双六で遊ばない?」

ハヤテ   「うん、いいよ♪」

双六で遊ぶことにしたハヤテとヒナギクは、じゃんけんで順番を決めた。

ハヤテ   「最初はヒナちゃんだね。」

ヒナギク  「次がハヤテ君ね。」

ハヤテ   「じゃあヒナちゃん、サイコロを振って。」

ヒナギク  「うん♪」

ハヤテに言われて、ヒナギクはサイコロを振った。

ヒナギク  「『6』ね。次はハヤテ君の番よ。」

ハヤテ   「うん♪」

サイコロを振った結果、出た目はヒナギクと同じ『6』だった。

ヒナギク  「ハヤテ君も渡井と同じ『6』ね。」

ハヤテ   「そうだねヒナちゃん。」

ヒナギク  「じゃあサイコロを振るね。」

この後も楽しく、ハヤテとヒナギクは遊ぶのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.9 )
日時: 2012/12/09 08:39
名前: ハヤヒナ

第9話 「幼き風と桜の恋」

ヒナギク  「楽しいねハヤテ君。」

ハヤテ   「そうだねヒナちゃん。」

と其処へ、桜花ママがやってきた。

桜花ママ  「改めていらっしゃいハヤテ君。ヒナちゃんと一緒に遊んで楽しいかな?」

ハヤテ   「あ、はい楽しいです。」

桜花ママ  「ヒナちゃんも楽しいでしょ。」

ヒナギク  「うん♪楽しいよ♪♪」

桜花ママ  「それじゃあハヤテ君、ゆっくりしてね。」

と、おやつを置いて去っていた。

ヒナギク  「ねぇハヤテ君、いいかな?」

ハヤテ   「何ヒナちゃん。」

ヒナギク  「私、ハヤテ君と出会えて嬉しいよ。」

ハヤテ   「僕もだよ。僕もヒナちゃんと出会えて嬉しいよ。」

ヒナギク  「そ、それにねハヤテ君。まだ数回しか会ってないのにね私、
       ハヤテ君の事が好きになったみたいなの。」

ハヤテ   「ぼ、僕もだよヒナちゃん。僕も数回しか会っていないのに、
       ヒナちゃんの事が好きになったんだよ。」

ヒナギク  「本当!?」

ハヤテ   「うん♪ヒナちゃんは!?」

ヒナギク  「私もハヤテ君と同じだよ。」

と、笑顔一杯でたのしくはなしていた。

幼き頃、ハヤテとヒナギクはお互いに恋をした。

恋、つまりお互いに『好き』になったのであった。

ハヤテはヒナギクが、ヒナギクはハヤテが、好きになったのであった。

十年後。お互いに出会い、恋をした事も忘れた状態で再会。

そして再び、お互いに恋する事を、この時は知らない。ハヤテもヒナギクも。

そんな幼きハヤテとヒナギクに、もうすぐ別れが迫っている事は、まだ知る由もなかった。

ハヤテとヒナギクは幼い頃、お互いに出会い、お互いに恋をする。

そんな事があったことを忘れて、ハヤテとヒナギクは十年後、白皇学院で再会するのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.10 )
日時: 2012/12/09 09:30
名前: ハヤヒナ

第10話 「夢と記憶」

ハヤテ   「じゃあねヒナちゃん。」

ヒナギク  「また明日、遊ぼうね。」

と遊ぶ約束をして、ハヤテとヒナギクは別れた。



11月5日、金曜日。

ハヤテ   「そう言えば僕、その女の子の事が好きになってしまったんだよな。
       それにしてもヒナギクさんに似ているのは何故なんだ?」

そして、ヒナギクも。

ヒナギク  「そう言えば私、その男の子の事が好きになったのよね。
       それにしてもハヤテ君に似ているのは何故なのかしら?」

ハヤテとヒナギクは同じ事を思っていた。



ハヤテ   (心の中ではヒナギクさんの事、好きみたいだから、
       その女の子がヒナギクさんって思っているのかな?)


ヒナギク  (ハヤテ君のこと、好きだからそう思っているのかしら。
       その男の子がハヤテ君って事に?)



と、心の中で呟きながら小さい頃の事を思い、授業を受けていた。

そして、放課後。ナギはワタルや伊澄ともに先に屋敷へ帰っていた。

ハヤテ   「さてと、僕もそろそろ帰りますか。」

と其処へ、

美希    「すまんがハヤ太君、」

理沙    「これをヒナの所へ、」

泉     「お願いね♪」

ハヤテ   「ち、ちょっと瀬川さん達………って、もういない………。」

とため息をついて、ヒナギクがいる生徒会室がある時計塔へと足を進めた。


そして、生徒会室。

ヒナギク  「またなのハヤテ君。また美希達に押し付けられたんでしょ。」

ハヤテ   「ええ。その通りですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「全く美希達ったらしょうがないんだから。」

と、ため息をついたヒナギクであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.11 )
日時: 2012/12/09 10:03
名前: ハヤヒナ

第11話 「手伝い」

ハヤテ   「良かったらヒナギクさん、手伝いましょうか?」

ヒナギク  「え、いいのハヤテ君。」

ハヤテ   「ええ。あまり遅くは慣れませんが、2時間ぐらいでしたら大丈夫ですよ。」

ヒナギク  「ならお願いしても良いかなハヤテ君。」

ハヤテ   「はい。任せて下さいヒナギクさん。」

ヒナギク  「じゃあこの書類をお願いね。」

ハヤテ   「分かりましたヒナギクさん。早速やりますね。」

ハヤテは早速、手伝い始めた。

ヒナギク  「ハヤテ君がいてくれて、本当に助かるわ。」

ハヤテ   「そんな事ないですよ。」

ヒナギク  「そんな事あるわよ。美希達もハヤテ君を見習えばいいのにね。」

ハヤテ   「そうですね………。」

ヒナギク  「ハヤテ君みたいにしっかりして来ればいいのに。」

ハヤテ   「でも結構、やっているみたいですよ。」

ヒナギク  「そうかもしれないけど、その時は何か企んでいるのよね。」

ハヤテ   「ですよね…。この間なんか僕、女装されましたから…………。」

ヒナギク  「本当に美希達には困ったものだわ。」

ハヤテ   「そうですね。」

と、ハヤテは苦笑いをした。

そんなハヤテとヒナギクだったが、まさか隣にいるのが幼い頃に出会い、恋をした相手だと事を知らない。

幼い頃に出会い、恋をした事も忘れているハヤテとヒナギクの二人は、仕事をしていた。

ハヤテ   (やっぱり僕、品ギクさんの事が好きなんだな。)

と思った瞬間、ハヤテは顔を紅くした。

ヒナギク  (やはりハヤテ君の誕生日プレゼントは、告白が良いかな。)

と考えたら、ヒナギクも顔を紅くした。

そして、お互いに顔を紅くしたままお互いに目があって、さらに紅くなった。

ハヤテ   「大丈夫ですかヒナギクさん。顔が紅いですけど。」

ヒナギク  「わ、私は大丈夫よ。ハヤテ君の方こそ大丈夫なの。顔が紅いけど。」

ハヤテ   「ぼ。僕も大丈夫ですよ。」

と言ったがお互いに、さらに顔が紅く染まった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.12 )
日時: 2012/12/09 10:38
名前: ハヤヒナ

第12話 「ある思い出の品」

顔を紅くしたハヤテとヒナギクは生徒会の仕事を終え、帰宅していた。

ヒナギク  「今日は手伝ってくれて有難うねハヤテ君。」

ハヤテ   「別に良いですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「本当にハヤテ君がいてくれて、助かったわ。」

ハヤテ   「いつもお世話になっていますから、手伝う事ぐらい当然ですよ。」

ヒナギク  「それはコッチの台詞よ。私だってハヤテ君に助けてもらっているから。」

ハヤテ   「それは当然ですよ。『言ってくれば、助けに行きますよ』って言いましたから。」

ヒナギク  「そうよね。初めてあった時に、ハヤテ君が私に言ってくれた言葉よね。」

ハヤテ   「ええ。それに何故か僕、ヒナギクさんと始めた会った気がしないんですよ。」

ヒナギク  「それってどういう事なの?」

ハヤテ   「小さい頃に会っていた気がするんですよ。」

ヒナギク  「ハヤテ君も?」

ハヤテ   「って事はヒナギクさんもですか?」

ヒナギク  「そうよ。私もハヤテ君と始めてあった気がしないのよ。」

ハヤテ   「本当ですか。」

ヒナギク  「本当よ。私も小さい頃に出会っていた気がするのよ。」

と、ハヤテとヒナギクは話した。

ハヤテ   「でも気のせいですよね。小さい頃にヒナギクさんと出逢っていたなんて。」

ヒナギク  「そうよね。気のせいよね。小さい頃にハヤテ君と出逢っていたなんて。」

ハヤテ   「では僕は、此処で失礼しますねヒナギクさん。」

ヒナギク  「また明日ねハヤテ君。」

ハヤテ   「ええ。」

ハヤテとヒナギクは明日、喫茶どんぐりでバイトすることになっているのであった。

そんなハヤテとヒナギクは、あるものを持っていた。

ハヤテが持っていたのは、水色の巾着袋にピンク色で中心が濃いピンクのビー玉が入っていた。

ヒナギクが持っていたのは、ピンク色の巾着袋に水色で中心が濃い水色のビー玉が入っていた。

他にも色んな物が入っている。ハヤテとヒナギクの記憶(メモリー)として大事な思い出の物が。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.13 )
日時: 2012/12/10 08:50
名前: ハヤヒナ

13話 「語る夢」

11月6日、土曜日。
北斗    「ご免ねハヤテ君にヒナちゃん。手伝ってもらって。」

ハヤテとヒナギクに話しかけてきたのは、此処の喫茶店のマスターの加賀北斗。

ヒナギク  「別に良いですよマスター。」

ハヤテ   「そうですよマスター。バイトしているから当然ですよ。」

北斗    「そう言ってもらえると助かるわ。ちょっと用事があって出掛けるから、店番頼めるかしら?」

ハヤテ   「任せて下さい。」

ヒナギク  「店番しているわ。」

北斗    「じゃあお願いね。直ぐに戻るから。」

と、北斗は店を出た。

ヒナギク  「ねぇハヤテ君、ちょっと聞いてもいい?」

ハヤテ   「何ですかヒナギクさん。」

ヒナギク  「昨日、話していた事なんだけど。」

ハヤテ   「アレですか?」

ヒナギク  「うん。答えてくれるかな。無理に言わなくてもいいけど。」

ハヤテ   「そうですか…。実はですね最近、小さい頃の事を夢で見るんですよ。」

ヒナギク  「小さい頃の?」

ハヤテ   「ええ。その時、一人の女の子と出会い楽しく遊んだ事があるんですよ。
       でもその女の子の名前が思い出せないんですよ。」

ヒナギク  「そうなんだ。 実はね私も似たような事があるの。」

ハヤテ   「似たような事ですか?」

ヒナギク  「私も小さい頃、一人の男の子と出会い楽しく遊んだ頃の事を夢で見るの。
       でもハヤテ君と同じで、名前が思い出せないでいるの。」

ハヤテ   「そうだったんですか。それにしても何か似ていますね。」

ヒナギク  「似ているより同じと言った方が良いかもしれないわね。」

その言葉にハヤテも、ヒナギク自身も顔を紅くした。

ハヤテ   「………………………………………………。」

ヒナギク  「………………………………………………。」

暫くの間、ハヤテとヒナギクは沈黙が続いた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.14 )
日時: 2012/12/10 09:55
名前: ハヤヒナ

14話 「プレゼントの決意!?」

暫くの間、沈黙ガ続いたが雛菊が先に口を開いた。

ヒナギク  「それにしてもお客さんがなかなか来ないわね。」

ハヤテ   「そうですね。全く来ませんね。」

ヒナギク  「本当に暇ね〜。」

ハヤテ   「そうですね。暇ですからコーヒーでも飲みませんか?」

ヒナギク  「そうね。じゃあハヤテ君。コーヒー淹れてくれるかな。」

ハヤテ   「分かりましたヒナギクさん。」

そう言ってハヤテは、コーヒーを淹れ始めた。

その頃、ヒナギクはある事を考えていた。…………それは、ハヤテの誕生日プレゼントについて。

ヒナギク  (いよいよ5日後ね。ハヤテ君の誕生日。何をあげようか未だに悩むわ。
       ハヤテ君、何を上げたら喜ぶのかな。ハヤテ君の好きな物か……………。
       手作りならやはり手編みね。手編みなら何がが良いかしら?
       マフラー?帽子?手袋?何を編めば良いかしら?
       手編みじゃなくても良いわね。手作りのクッキーとかも良いわね。
       私の誕生日やホワイトデーの時、私にクッキーをくれたかしら。
       でもやはり此処は手編みや手作りよりも一番いいプレゼントと言えば、
       …………告白がいいかしら。…………告白!!?)

告白と考えた瞬間、ヒナギクは紅く染めた。

ハヤテ    「ヒナギクさん、コーヒー淹れましたよ。……って、顔が紅いだけど大丈夫ですか?」

ヒナギク   「だ、大丈夫よハヤテ君。それよりもコーヒー飲みましょ。」

ハヤテ    「そうですね。コーヒー飲みますか。」

ハヤテとヒナギクは、コーヒーを飲み始めた。

ヒナギク   「ハヤテ君もコーヒー、淹れるの上手になったわね。」

ハヤテ    「そうですか。」

ヒナギク   「そうよ。前に淹れた時よりも格段に美味しいわ。」

ハヤテ    「確かに自分でもそう思うんですよ。」

ヒナギク   「ハヤテ君って、コーヒーも紅茶も淹れる度に上手になっているわね。」

ハヤテ    「そうですかヒナギクさん。」

ヒナギク   「そうよ。プロにも負けないぐらいの腕前よ。」

ハヤテ    「あ、有難う御座いますヒナギクさん。」

と話していると、マスターも戻ってきて、今日のバイトを終えた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.15 )
日時: 2012/12/10 10:40
名前: ハヤヒナ

15話 「それぞれの日曜日」

11月7日、日曜日。

ナギ    「ハヤテ、ワタル、伊澄。ゲームの続きに付き合え。」

ワタル   「またかよナギ。」

伊澄    「いいですよ。」

ハヤテ   「分かりましたお嬢様。」

屋敷へ来ていたワタルと伊澄とともにハヤテは、ナギのゲームの相手をするのであった。

サキ    「相変わらずナギさんは元気がいいですね。」

マリア   「ゲームをやっている時や、漫画を描いたり読んだり、アニメを見ているときだけですわ。」

と、二人のメイドが見ていた。



歩     「……何にしようかな。」

一樹    「姉ちゃん、何しているの?」

歩     「ハヤテ君の誕生日プレゼント何するかを決めているの。」

と、西沢家でこんなやり取りがあった。



咲夜    「ナギから聞いたやけど、今度の木曜日は借金執事の誕生日みたいやな。」

千桜    「綾崎君の誕生日ですか。」

愛歌    「では私達も何かプレゼントしますか。」

千桜    「そうですね。綾崎君には役員でもないのに、仕事を手伝ってくれていますから。」

愛歌    「そうですね。咲夜さんも何か上げるんですか?」

咲夜    「そうやな。ハリセンでもあげるとするか。」

と、千桜、愛歌、咲夜は話し合っていた。



ヒナギクは買い物をしていると、美希達と出会った。

泉     「ヒナちゃん、何をしているの♪」

ヒナギク  「ハヤテ君の誕生日プレゼントを買いにね。」

美希    「そうか。今度の木曜日だったなハヤ太君の誕生日は。」

ヒナギク  「そうよ。だからこうして、プレゼントを何するか決めているの。」

理沙    「我々もあげるとするか。」

泉     「そうだね〜〜。」

美希    「折角だから、ハヤ太君の誕生日パーティーでも開くか。」

理沙    「それいい考えだな。」

ヒナギク  「何か企んでいるんじゃないわね。」

美希    「勿論だともヒナ。」

理沙    「安心するがいいヒナ。」

泉     「だから安心してヒナちゃん♪」

ヒナギク  「ならいいけど。」

こうして、ハヤテの誕生日パーティーを開く事になった。



だがこの時は知らなかった。ハヤテの誕生日とうじつにある事が起こる事を。

そして、ナギは勿論。ハヤテ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、ワタル、伊澄は驚く事になる。

ヒナギクの行動に。それはナギがしたある事によって。ヒナギクの怒りと涙となって。

そんな事が起こる事も知らず、ハヤテの誕生日まで後4日となった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.16 )
日時: 2012/12/11 09:18
名前: ハヤヒナ

16話 「幼き恋心」

綾崎父   「ハヤテ、いいか?」

ハヤテ   「何?」

綾崎父   「急ですまんが、仕事の関係でまた引越ししないといけなくなったんだ。」 

ハヤテ   「またなの?」

綾崎父   「ああ。」

ハヤテ   「いつ引越しするの?」

綾崎父   「来週だ。」

ハヤテ   「……そうか。」

ハヤテは落ち込んだ。

綾崎母   「あなた、ハヤテには仲良くなったお友達がいるのよ。女の子の。」

綾崎父   「そうだったな。はやて、来週までにそのお友達と思い出を作るんだぞ。」

ハヤテ   「うん。じゃあ僕、ヒナちゃんと遊びに言ってくるね。」

ハヤテは家を出て、ヒナギクが待つ公園に向かった。


そして、公園。

ハヤテ   「お待たせヒナちゃん。」

ヒナギク  「待ったよハヤテ君♪早速、遊ぼう♪♪」

無邪気な笑顔で答えるヒナギクに、ハヤテは胸が高鳴った。

ハヤテ   「ヒナちゃん、遊ぶ前に話があるけどいいかな?」

ヒナギク  「うん、いいよ。話って何かな。」

ハヤテ   「実は僕、来週引っ越す事になったんだ…。」

ヒナギク  「え……。それ、本当なの………!?」

ハヤテ   「急でご免ね。ヒナちゃん。でも、お父さんの仕事だから………。」

ヒナギク  「ううん、いいよ……。親の仕事なんだから。」

ハヤテ   「ヒナちゃん……。」

ヒナギク  「それまで、私がハヤテ君に楽しい思い出を作ってあげるからね。」

ハヤテ   「有難うヒナちゃん。」

ヒナギク  「じゃあ今日は、私の家で遊ぼう。」

ハヤテ   「うん。」

ハヤテとヒナギクは、公園を後にした。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.17 )
日時: 2012/12/11 09:57
名前: ハヤヒナ

17話 「再び、桜花家」

ハヤテは再び、桜花家へやって来た。

桜花ママ  「いらしゃいハヤテ君。」

ハヤテ   「おじゃまします。」

ヒナギク  「ねぇお母さん。ハヤテ君、来週引越しするんだって。」

桜花ママ  「本当なのハヤテ君。」

ハヤテ   「本当です。お父さんの仕事の関係で。」

桜花ママ  「……そう。寂しくなるわねヒナちゃん。」

ヒナギク  「…うん。」

と、ヒナギクは頷いた。

桜花ママ  「そうだわヒナちゃん。明日、遊園地に行くでしょ。ハヤテ君も連れていてあげようか?」

ヒナギク  「お母さんいいの?」

桜花ママ  「いいわよ。ハヤテ君、私達と明日、遊園地に行かない?」

ハヤテ   「えっ、いいの?」

桜花ママ  「勿論いいわよ。ね、ヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん♪一緒に遊園地に行こハヤテ君。」

ハヤテ   「うん。」

そして、ハヤテは電話を借り、家へ電話した。友達が一緒に遊園地へ連れて行ってくれるので言ってもいいかを。

電話した結果、OKだった。その後、桜花ママに電話を渡し、桜花ママは綾崎母と話し始めた。



ヒナギク  「遊園地、楽しみねハヤテ君。」

ハヤテ   「そうだねヒナちゃん。」

ヒナギク  「引越しするまでの間、私がハヤテ君に楽しい思い出を作ってあげるからね。」

ハヤテ   「有難うヒナちゃん。」

ヒナギク  「早速、遊ぼう。楽しい伊思い出を作る為にも。」

ハヤテ   「うん。」

ハヤテとヒナギクは楽しく遊び始めた。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.18 )
日時: 2012/12/11 10:30
名前: ハヤヒナ

18話 「遊園地(前編)」

ハヤテが引越しするまで、後6日。

ハヤテは桜花家とともに、遊園地に来ていた。

桜花パパ  「ハヤテ君だったな。今日は思い切り楽しんでな。」

ハヤテ   「有難う御座います。」

桜花ママ  「でも、雪ちゃんがいれば良かったわねヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん…。」

ハヤテ   「雪ちゃんって…」

ヒナギク  「私のお姉ちゃんよ。」

ハヤテ   「ヒナちゃんってお姉ちゃんいたの?」

ヒナギク  「うん。いたの。」

ハヤテ   「そうだったんだ。」

ヒナギク  「それよりも楽しみましょ。」

ハヤテ   「うん。」

桜花ママ  「じゃあ最初は、メリーゴーランドに乗りましょうか。」




ハヤテ   「楽しいねヒナちゃん。」

ヒナギク  「そうねハヤテ君。」

現在、ハヤテとヒナギクはメリーゴーランドに乗っていった。

桜花ママ  「ハヤテ君、楽しいかな?」

ハヤテ   「楽しいです。」

桜花ママ  「ヒナちゃんも楽しいでしょ。」

ヒナギク  「うん、楽しいよ♪」

桜花パパ  「じゃあお腹も空いたことだし、お昼にするか。」

桜花ママ  「そうね。お昼にしましょうか。」

そして、一行は遊園地内にあるレストランに入った。

桜花ママ  「ヒナちゃんもハヤテ君も好きな物を頼んでいいからね。」

ハヤテとヒナギクは同じお子様ランチを頼んだ。

お子様ランチにはビー玉が付いていた。

ハヤテは水色の、ヒナギクにはピンクの、ビー玉が付いていた。

ヒナギク  「私達の髪の色と同じだね。」

ハヤテ   「そうだねヒナちゃん。」

ハヤテとヒナギクは、そのビー玉を手に取り眺めていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.19 )
日時: 2012/12/11 17:19
名前: ハヤヒナ

19話 「遊園地(後編)」

食事を終え、コーヒーカップに乗った。

ヒナギク  「ハヤテ君、楽しいでしょ。」

ハヤテ   「うん、楽しいねヒナちゃん。」

コーヒーカップに乗りながら、楽しく話すハヤテとヒナギク。

桜花パパ  「ヒナギク、ハヤテ君と一緒で楽しそうだな。」

桜花ママ  「そうね。ハヤテ君と出会ったのが嬉しいのよ。」

そんな二人を見て話す、桜花夫婦。

そして、お土産とかが打っている店へと入った。

桜花ママ  「ハヤテ君、欲しいものがあったら買ってあげるからね。」

ハヤテ   「いいんですか。」

桜花ママ  「勿論いいわよ。ね、ヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん。折角だからお揃いの物にしない?」

ハヤテ   「そうだねヒナちゃん。」

そして、二人が選んだのはペアの巾着袋だった。

ハヤテは水色の、ヒナギクはピンクの、巾着袋を。

巾着袋には色々入っていた。

ハヤテ   「さっきのビー玉も入れようかヒナちゃん。」

ヒナギク  「そうねハヤテ君。ビー玉、入れよう。」

ハヤテとヒナギクは、先ほどの店で食べたお子様ランチに付いていたビー玉を巾着袋の中に入れた。

店を出ると、雨が降り始めた。

桜花パパ  「雨が降り始めた事だし、そろそろ帰るか。」

桜花ママ  「そうね。ヒナちゃんもハヤテ君も帰りましょ。」

「「うん♪♪」」

ハヤテとヒナギクは揃って返事をした。




そして…………。

ハヤテ   「ヒナちゃん、ヒナちゃんのお母さんにお父さん、今日は遊園地に誘ってくれて有難う御座いました。」

桜花ママ  「いいのよお礼なんて。ヒナちゃんも楽しかったみたいだから。ね、ヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん。」

桜花パパ  「ハヤテ君。君が引っ越していくまで、ウチのヒナギクと仲良くしてくれよな。」

ハヤテ   「勿論です。ヒナちゃん、明日も遊ぼうね。」

ヒナギク  「うん♪」

ハヤテ   「じゃあまた明日ねヒナちゃん。」

ヒナギク  「また明日ねハヤテ君。」

ハヤテは家へと帰っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.20 )
日時: 2012/12/11 17:58
名前: ハヤヒナ

20話 「桜が思う恋」

11月8日、月曜日。ハヤテの誕生日まで後3日になった。

ヒナギクは、自分の誕生日の出来事を振り返った。


『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』


『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません』


『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』


『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』


ハヤテ君と一緒にテラスからの夜景を見て、素晴らしい夜景の景色の美しさに感動した私に、ハヤテ君が言ってくれた言葉。

この言葉で私はハヤテ君が好きなのとやっと気づいた。本当は前から分かっていたけど。


ヒナギク  「…………自分の誕生日の時に、やっとハヤテ君が好きな事に気づいたのよね私。」

自分の誕生日にようやくハヤテの事が好きと気づいたヒナギク。

ヒナギク  「プレゼント、何にしようかな。」

未だに明々後日のハヤテの誕生日プレゼントを何にするか悩んでいた。


その頃、ハヤテは屋敷で掃除をしながらあることを思っていた。

ハヤテ   「(ヒナギクさん、誕生日に何をくれるのだろう?)」

と、ヒナギクが自分の誕生日に何をくれるかを考えていた。




美希    「ハヤ太君の誕生びプレゼント決めたか?」

理沙    「ああ。」

泉     「私も〜♪」

千桜    「決めましたわ。」

愛歌    「私もですわ。」

と、美希、理沙、泉、千桜、愛歌の5人はハヤテの誕生日に付いて話し合っていった。



そして、明日にある事件が起きてしまう事を誰もこの時は、知る由なかった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.21 )
日時: 2012/12/12 09:19
名前: ハヤヒナ

21話 「誤解とクビ」

11月9日、火曜日。蚊や手の誕生日まで明後日となった。

学校が終わり、ハヤテとナギは屋敷へ帰り、ゲームをしていた。

ナギ    「なあハヤテ?」

ハヤテ   「何ですかお嬢様。」

ナギ    「私とハヤテは恋人同士になって、来月で1年だな。」

と言った事で、ハヤテは言い返した。

ハヤテ   「恋人同士って何の事ですか?」

ナギ    「何言っているのだ?去年のクリスマスに初めて会った時に言っていたではないか。」

とそこへ、マリアがやって来た。

マリア   「待ってくださいナギ。実はですね………、」

マリアはナギに本当のことを話し始めた。

ナギ    「本当なのかハヤテ。」

ハヤテ   「ええ…。」

ハヤテは元気なさそうに答えた。

ナギ    「そうか……。私は……、嘘吐きの男を執事として雇っていたのか……。」

ハヤテ   「お嬢様………。」

ナギ    「クビだ!」

「「え!!」」

ハヤテとマリアは驚いた。

ナギ    「お前のような嘘吐きはクビダと言っているのだ!!さっさと出てゆかんか!!」

ハヤテ   「………分かりました。」

頭を下げ、ハヤテは部屋を出た。

そして、ハヤテは荷物をまとめて屋敷を出ようとしたら、マリアに引き止められた。

マリア   「御免なさいねハヤテ君。」

ハヤテ   「……別にいいですよ。」

マリア   「白皇学院にはちゃんと言ってくださいね。学費や携帯のお金、払ってあげますから。」

ハヤテ   「有難う御座いますマリアさん。」

マリア   「直ぐには無理かもしれませんが、ナギを説得しますので…。」

ハヤテ   「…分かりました。では、失礼しますね。今まで有難う御座いました。」

と、ハヤテはもう一度頭を下げ、屋敷を後にした。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.22 )
日時: 2012/12/12 09:45
名前: ハヤヒナ

22話 「ハヤテの行き先」

クビにされたハヤテは負け犬公園に来ていた。

ハヤテ   「これからどうしようかな……。」

と公園のベンチに座って呟いた所、ある人物が話しかけてきた。

ヒナギク  「ハヤテ君!?」

「「「ハヤ太君!?」」」

ヒナギク、美希、理沙、泉の4人だった。

ハヤテ   「ヒナギクさん…。それに瀬川さん達も……。」

ヒナギク  「こんな所で何をしているのハヤテ君?」

ハヤテ   「そ、それはですね………。」

美希    「若しかして、ナギ君に執事をクビにされたとか……。」

と美希が言った途端、

ハヤテ   「…………………。」

ハヤテは黙り込んでしまった。

理沙    「本当にクビにされたのかハヤ太君。」

ハヤテ   「ええ……。」

ハヤテは落ち込むように答えた。

泉     「じゃあハヤテ君、これからどうするの?」

ハヤテ   「学費や携帯のお金はマリアさんが払ってくれると言いましたが、住む場所は決めてないんです。」

さらにハヤテは落ち込んで答えた。

ヒナギク  「じゃあハヤテ君、住む場所はどうするの?」

ハヤテ   「今日は野宿しようかと。」

ヒナギク  「それじゃあ風邪引くわよ。住む場所、私達が探してあげるわ。」

美希    「そうだな。探してあげるか。」

ハヤテ   「いいんですか?」

理沙    「ああ。」

泉     「いいよ。」

ヒナギク  「詳しい理由は今は聞かないであげるから…。」

ハヤテ   「有難う御座います。」

ハヤテはヒナギク達にお礼を言った。

美希    「さて。ハヤ太君の泊まる場所をどうするかだな。」

と、悩んでいた。いくらなんでも自分の家に泊まらすのは無理なので。

だがヒナギクを除いて………。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.23 )
日時: 2012/12/12 10:17
名前: ハヤヒナ

23話 「宿泊場所」

ハヤテはヒナギク達に釣られて、白皇学院の時計塔の中にある部屋にやって来た。

ハヤテ   「あの、此処は………!?」

ヒナギク  「此処はね、生徒会役員が仮眠を取る為の部屋よ。」

美希    「暫くは此処で泊まっていいから?」

ハヤテ   「此処に!?いいんですか。」

理沙    「ああ。」

ヒナギク  「だから安心していいからねハヤテ君。」

ハヤテ   「でも、勝手にいいんですか?」

泉     「いいよ〜〜。」

ハヤテ   「有難う御座います。」

ヒナギク  「じゃあ私達は帰るから、また明日、教室でね。」

ハヤテ   「分かりました。ヒナギクさん達、有難う御座います。」

美希    「ハヤ太君、君がクビにされた事は黙っていてあげるから。」

理沙    「安心したまえハヤ太君。」

ハヤテ   「本当ですか?」

泉     「本当だよ♪」

ヒナギク  「だから今日はゆっくり休んでね。」

ハヤテ   「有難う御座います。」

ハヤテがお礼を言った後、ヒナギク達は仮眠室を後にした。

部屋を後にしたヒナギクには、怒りを感じていた。ナギへの。

美希、理沙、泉はそんなヒナギクに気づかずある事を話していた。

美希    「(これは不味い事になったな。)」

理沙    「(ああ。明後日はハヤ太君の誕生日だからな。)」

泉     「(どうしたらいいんだろうね………。)」

美希    「(ま、取り合えず今は考えてもしょうがないから帰るとするか。)」

理沙    「(そうだな。帰るとするか今日は。)」

泉     「(そうだね。)」

美希、理沙、泉はハヤテを心配しつつ、家に帰っていた。

そして、ヒナギクも一番に疾風を心配しながら家に帰っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.24 )
日時: 2012/12/12 10:53
名前: ハヤヒナ

24話 「ヒナギクのお泊り(前編)」

ハヤテが引越しするまで後5日。

綾崎母   「ねぇハヤテ、ヒナちゃんに今日、お泊りしてもらったらどうかしら?」

ハヤテ   「えっ、いいの!?」

綾崎母   「いいわよ。昨日、遊園地に連れて行ってくれたお礼にね。」

ハヤテ   「じゃあヒナちゃんに聞いてみるね。」

ハヤテは家を出て、ヒナギクが待つ公園に向かった。


そして、公園。

ハヤテ   「お待たせヒナちゃん。」

ヒナギク  「ハヤテ君、今日は何して遊ぶ?」

ハヤテ   「ねぇヒナちゃん、今日は僕の家でお泊りしない?」

ヒナギク  「ハヤテ君の家に?」

ハヤテ   「お母さんがどうかと言ってくれたから。」

ヒナギク  「じゃあお母さんに聞いてみるね。」

ハヤテ   「うん。」

ヒナギクはハヤテと一緒に家に帰り、ハヤテの家に泊まって言いかを言った所、OKが出た。

桜花ママ  「いいヒナちゃん。ハヤテ君やハヤテ君のご両親に迷惑をかけたら駄目だからね。」

ヒナギク  「分かっているよ。」

桜花ママ  「ハヤテ君、ヒナちゃんを宜しくね。」

ハヤテ   「はい。任せて下さい。」

桜花ママ  「お礼に明日はウチに泊まってもらうのはどうかなヒナちゃん。」

ヒナギク  「いいのお母さん。」

桜花ママ  「いいわよ。ハヤテ君、家に帰ったらお母さんに聞いてみてね。」

ハヤテ   「はい。じゃあ行こうかヒナちゃん♪」

ヒナギク  「うん♪行こうハヤテ君。」

ハヤテとヒナギクは手を繋いで、ハヤテの家へと元気良く向かった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.25 )
日時: 2012/12/12 15:03
名前: ハヤヒナ

25話 「ヒナギクのお泊り(中編)」

ハヤテはヒナギクを連れて、家へと帰ってきた。

綾崎母   「いらっしゃいヒナギクちゃん。」

ヒナギク  「今日はお世話になります。」

綾崎母   「自分の家へと思って、ゆっくりしてね。」

ヒナギク  「はい。」

ハヤテ   「じゃあヒナちゃん、僕の部屋に行こう。」

ヒナギク  「うん。」

ハヤテはヒナギクを、自分の部屋へと連れていた。

ヒナギク  「此処がハヤテ君の部屋なんだね。」

ハヤテ   「うん、そうだよ。引越しするから荷物は片付けているから少ないけど。」

ヒナギク  「本当に引越しするの………?」

ハヤテ   「………うん。」

ヒナギク  「やっぱり寂しくなるよ……。」

ハヤテ   「僕もだよヒナちゃん。でも僕が引っ越していくまで、ヒナちゃんには笑顔でいて欲しいんだよ。」

ヒナギク  「笑顔?」

ハヤテ   「可愛いヒナちゃんには笑顔が似合っているからね。」

ヒナギク  「本当………!?」

ハヤテ   「うん。」

ヒナギク  「……私、嬉しいよ……。」

ハヤテの満円の笑顔にヒナギクは、顔を紅く染めた。

其処へ、綾崎母がおやつを持ってやって来た。

綾崎母   「ヒナちゃん、ウチのハヤテと一緒に遊んで楽しいかしら?」

ヒナギク  「楽しいです。」

綾崎母   「私達が引越ししていく間、ウチのハヤテと仲良く遊んでいてね。」

ヒナギク  「はい。」

飛び切りの笑顔でヒナギクは返事をした。

ハヤテ   「そうだ。お母さん、ちょっといいかな。」

綾崎母   「どうしたのハヤテ?」

ハヤテは桜花家での出来事を話した。

ヒナギク  「ハヤテ君のお母さん、いいかな?」

綾崎母   「いいわよ。その代わり、迷惑をかけたら駄目よハヤテ。」

ハヤテ   「分かっているよお母さん。」

こうして、ハヤテは明日、桜花家へお泊りすることになった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.26 )
日時: 2012/12/12 15:25
名前: ハヤヒナ

26話 「ヒナギクのお泊り(後編)」

「「いたがきまーす。」」

現在、ハヤテとヒナギクは、夕食を食べていた。メニューはカレーであった。

綾崎母   「ヒナギクちゃん、カレー美味しいかしら?」

ヒナギク  「美味しいです。」

綾崎母   「実はねヒナちゃん。カレーはハヤテの大好物なのよ。」

ヒナギク  「ハヤテ君も!?実は私もカレーが大好物なの。」

ハヤテ   「本当に!?」

ヒナギク  「うん。後、ハンバーグもね。」

ハヤテ   「ハンバーグも!?実は僕もハンバーグが大好物なんだよ。」

ヒナギク  「本当に!?」

ハヤテ   「うん。何か大好物が同じなんて、気が合うみたいだね、僕達。」

ヒナギク  「そうね。」

無邪気に笑いながら、カレーを食べるハヤテとヒナギクであった。



そして、夕食を食べ終え、それぞれ風呂を済ませ、再びハヤテの部屋。

ハヤテ   「まだ寝る時間までたっぷりあるから、何かしようか。」

ヒナギク  「うん。何して遊ぶの。」

ハヤテ   「じゃあトランプでもしようか。」

ヒナギク  「うん。トランプして遊ぼう。」

ハヤテとヒナギクは1時間程、トランプで遊び、寝る時間となった。

綾崎母   「ハヤテにヒナギクちゃん。もう寝なさい。」

「「はーーーーい。」」

ハヤテとヒナギクは返事をした。

ハヤテ   「じゃあ寝ようかヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん。寝ようハヤテ君。」

ハヤテ   「お休みヒナちゃん。」

ヒナギク  「お休みハヤテ君。」

部屋の元気を消し、布団に入ったハヤテとヒナギクは眠りに付いた。

ハヤテもヒナギクも可愛いらしい寝顔であった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.27 )
日時: 2012/12/13 09:37
名前: ハヤヒナ

27話 「朝の時間」

11月10日、ハヤテの誕生日前日。

ハヤテ   「また懐かしい夢を見たけど………、あの女の子って誰なんだろう。」

と、ハヤテは目を覚ました。

現在の時刻は午前5時半である。

ハヤテ   「……始まるまで、勉強でもするか………。」


その頃、ヒナギクは弁当を作っていた。二人分。

ヒナギク  「ハヤテ君にも作ってあげないとね。あ、ハヤテ君の朝食も用意しないと…」



現在の時刻は午前7時。

ハヤテ   「さてと、朝食…………どうしよう………。」

と思ったその時、コンコンと、ノックする音が聞こえ、ヒナギクが入ってきた。

ヒナギク  「あらハヤテ君、起きて勉強していたのね。」

ハヤテ   「あ、はい。暇でしたので。所でヒナギクさんはどうして此処に?」

ヒナギク  「生徒会の仕事でね。それにハヤテ君、これを食べて貰う為にね。」

ハヤテ   「これって………!?」

ヒナギク  「朝食よ。ハヤテ君、食べてないでしょ。」

ハヤテ   「有難う御座いますヒナギクさん。」

ヒナギク  「後、昼食にお弁当を作ってきてあげてから。お昼に一緒に食べましょ。」

ハヤテ   「有難う御座いますヒナギクさん。」

ハヤテはヒナギクが用意してくれた朝食を食べながら、お礼を言った。

ヒナギク  「やはりハヤテ君、執事服じゃなく制服なんだ。」

ハヤテ   「ええ。それよりも生徒会の仕事、手伝いましょうか。」

ヒナギク  「いいの?」

ハヤテ   「勿論ですよ。」

ヒナギク  「じゃあ手伝ってくれるかしらハヤテ君。」

ハヤテ   「任せて下さいヒナギクさん。」

ヒナギクはハヤテと共に40分でやり終えた。

そして、ハヤテとヒナギクは教室へと向かった。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.28 )
日時: 2012/12/13 10:04
名前: ハヤヒナ

28話 「仲間の思い」

ハヤテとヒナギクは一旦別れて、教室へ入っていた。其処には美希達が既に来ていた。

美希    「お、ハヤ太君じゃないか。」

ハヤテ   「お早う御座います花微さん、朝風さん、瀬川さん。」

理沙    「でも珍しいな。ハヤ太君が制服姿とは。」

泉     「一体どうしたの〜?」

ハヤテ   「執事服は汚れてしまったんです。生憎、予備のもなくて、それで……。」

と、ハヤテは苦笑いした。

美希、理沙、泉は知っていたが、他の人にばれないように普通に接していた。

((綾崎君の制服姿もカッコいい………。))

と、クラスの女子(美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄を除く)全員は思った。

其処へヒナギクがやって来た。

ヒナギク  「皆、お早う。」

千桜    「お早う御座います会長。」

愛歌    「お早う御座います。」

千桜と愛歌がハヤテ達の前にやって来た。

愛歌    「そう言えば綾崎君、三千院さんは休みですか?」

ハヤテ   「ええ。説得したんですか………無理でした。」

愛歌    「綾崎君も大変ですね。」

ハヤテ   「……はい。」

ワタル   「本当にナギには困ったもんだな。」

伊澄    「私みたいにしっかりしてくれば……。」

「「…………………」」

この時、ハヤテとワタルは思った。しっかりするのは自分じゃないかと……。



そんなこんなで何事もなく、昼休憩となった。

ハヤテはヒナギク、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタルと一緒に朝食を取るのであった。

因みにヒナギクがハヤテの作ってくれたお弁当は、朝の時間に生徒会室でハヤテに渡していた。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.29 )
日時: 2012/12/13 10:29
名前: ハヤヒナ

29話 「知る真実」

ハヤテ達9人は、中庭で昼食を食べていた。

ワタル   「それ本当なのか?」

伊澄    「本当なんですかハヤテ様。」

ハヤテ   「ええ、本当です。」

ヒナギク達四人は、千桜、愛歌、伊澄、ワタルの四人に昨日宇野はヤテのことを話した。

千桜    「それで綾崎君は時計塔の中にある仮眠室に泊まったんですか。」

ハヤテ   「ええ。三千院さんにクビにされ公園にいた所、ヒナギクさん達とあったんです。」

ヒナギク  「話を聞けばハヤテ君、ナギに執事をクビにされたらしいの。」

美希    「詳しい理由は聞かなかったが、ハヤ太君を泊めてあげる場所を探してあげたんだ。」

理沙    「それで時計塔の中にある仮眠室にしてあげたんだ。」

泉     「その方がいいと思ってね。」

愛歌    「そうだったんですか…。」

ハヤテ   「ええ……。」

そう答えるハヤテであったが、雰囲気は暗かった。


その頃、ナギは言うと、部屋に引き篭もっていた。




そして、放課後。

何事もなく1日が終わり、クラスメートは帰り、ハヤテ達だけが残っていた。

ヒナギク  「ハヤテ君、今日も仮眠室を使っていいからね。」

ハヤテ   「いいんですか?」

美希    「良いに決まっているではないか?」

理沙    「そうだともハヤ太君。」

泉     「いいんだよ。」

千桜    「ゆっくり休んでください綾崎君。」

愛歌    「そうですよ。」

ワタル   「俺もナギに説得してやるからな。」

伊澄    「安心してくださいハヤテ様。」

ハヤテ   「皆さん、有難う御座います。」

ハヤテはヒナギク達にお礼を言った。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.30 )
日時: 2012/12/13 10:57
名前: ハヤヒナ

30話 「思う仲間」

伊澄とワタルは帰っていた。

そして、生徒会室。午後6時半。

千桜と愛歌は生徒会の仕事をした後、帰っていた。

残ったヒナギク、美希、理沙、泉はハヤテ共に残っていた仕事をしていた。


その頃、ワタルと伊澄は咲夜と出会い、ナギの所へ来ていたが……

ナギ    「煩い!黙れ!伊澄に咲夜にワタル、お前らまでハヤ手の味方するのか!!」

ワタル   「ああ。借金執事は悪くねーじゃないか。」

伊澄    「そうよナギ。ハヤテ様は悪くないわ。」

咲夜    「悪いのはナギやろ。」

ナギギ   「私は悪くない!悪いのはハヤテだ!!ハヤテの見方をするならさっさと帰れ!!!」

と持っていたコップを投げ、そのコップは割れた。

ワタル   「しょうがない。今日は帰るとするか。」

咲夜    「そうやな。帰るで伊澄さん。」

伊澄    「そうね。」

マリア   「御免なさいねハヤテ君の為に、ナギを説得しに来てくれたと言うのに。」

ワタル   「気にしないでくれよ。」

咲夜    「マリアさんは悪くない。悪いのはナギなんや。」

伊澄    「そうですよ。」

と、咲夜、伊澄、ワタルは帰っていた。



その頃、千桜と愛歌はある事を話しながら帰っていた。

千桜    「そう言えば明日は、綾崎君の誕生日ですね。」

愛歌    「そうでしたわね。綾崎君、明日は誕生日なのにいい日にはなれませんね。」



そして、ヒナギクはある事を決めていた。

ハヤテの誕生日プレゼントを手にしながら。

ヒナギク  「(明日、誕生日プレゼントを渡すと同時に、ハヤテ君に好きって告白するわ。!!)」

と、ヒナギクは明日のハヤテの誕生日に告白すると決めたのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.31 )
日時: 2012/12/13 16:36
名前: ハヤヒナ

31話 「ハヤテのお泊り(前編)」

ハヤテ   「お早うヒナちゃん。」

ヒナギク  「お早うハヤテ君。」

昨日、ハヤテの家にお泊りしていたヒナギクは、ハヤテと共に目を覚ました。

ハヤテが引越しするまで後4日。

綾崎母   「ヒナちゃん、ぐっすり眠れたかしら?」

ヒナギク  「眠れたよ。」

綾崎母   「それは良かったわね。ハヤテもヒナちゃんも顔を洗ってきて、朝食にしなさい。」

「「はーーい。」」

ハヤテとヒナギクは、朝から元気のいい挨拶をした。


そして、朝食を食べ終え、数時間が経った。

ヒナギク  「昨日は泊めてくれて有難う御座いました。」

綾崎母   「いいの。その代わり今日は、うちのハヤテを宜しくね。」

ヒナギク  「はい。」

綾崎母   「ハヤテ、ヒナギクちゃんやご両親に迷惑を掛けたら駄目よ。」

ハヤテ   「分かっているよ。」

ヒナギク  「じゃあ行こうハヤテ君。ハヤテ君のお母さん、お世話になりました。」

ハヤテはヒナギクと共に、桜花家へ向かった。




そして、桜花家。

ハヤテ   「今日はお世話になります。」

ヒナギク  「只今、お母さん。」

桜花ママ  「お帰りヒナちゃん。それよりハヤテ君、ヒナちゃんは迷惑を掛けなかったかしら?」

ハヤテ   「掛けていなかったよ。」

桜花ママ  「本当ヒナちゃん?」

ヒナギク  「うん。」

桜花    「じゃあ今日は、自分尾家と思って良いからね。」

ハヤテ   「はい。」

ヒナギク  「じゃあ私の部屋に行こう♪」

ハヤテはヒナギクに手を引っ張れながら、ヒナギクの部屋に入っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.32 )
日時: 2012/12/13 17:01
名前: ハヤヒナ

32話 「ハヤテのお泊り(中編)」

桜花ママ  「じゃあハヤテ君、ヒナちゃんと仲良く遊んでてね。」

ハヤテ   「はい。」

桜花ママは部屋を出ていた。

ヒナギク  「ねぇハヤテ君。何して遊ぶ?」

ハヤテ   「何があるの?」

ヒナギク  「トランプや双六、後は人形やぬいぐるみがあるけど……。」

ハヤテ   「じゃあ双六しない。前は僕が負けたから、今度は僕が勝ちたいから。」

ヒナギク  「いいわよ。今度も私が勝つからね。」

ハヤテ   「負けないよヒナちゃん。」

ヒナギク  「私だって負けないから。」

ハヤテとヒナギクは再び、双六で勝負するのであった。



結果はハヤテが勝った。

ヒナギク  「今度はハヤテ君が勝ったね。」

ハヤテ   「うん。」

ヒナギク  「双六は此処までにして、次の遊びにしない?」

ハヤテ   「そうだね。」



そして、午後6時半過ぎ。

桜花ママ  「ハヤテ君、ハンバーグ美味しいかしら?」

ハヤテ   「とても美味しいです。」

桜花ママ  「それは良かったわねヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん♪」

夕食を取りながら、楽しく話していた。

夕食を食べ終え、それぞれ風呂も済ませ、ハヤテとヒナギクはリビングでのんびりしていた。

桜花ママ  「ハヤテ君、お風呂、気持ち良かったかしら?」

ハヤテ   「気持ち良かったです。」

桜花ママ  「じゃあ寝るまでの時間、三人でトランプでもして遊びましょうか。」

「「うん♪♪」」

ハヤテとヒナギクは答えた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.33 )
日時: 2012/12/13 17:34
名前: ハヤヒナ

33話 「ハヤテのお泊り(後編)」

桜花ママ  「じゃあヒナちゃんにハヤテ君、そろそろ寝ましょうか。」

「「はーーい。」」

ハヤテとヒナギクは答えた。

ヒナギク  「お休みハヤテ君。」

ハヤテ   「お休みヒナちゃん。」

桜花ママ  「二人ともお休みなさい。」

「「お休みなさい。」」

ハヤテとヒナギクは、仲良く眠りに付いた。




そして、翌日。ハヤテが引越しするまであと3日。

桜花ママ   「ハヤテ君、ゆっくり眠れたかしら?」

ハヤテ    「あ、はい。ゆっくり眠れました。」

桜花ママ   「それは良かった。ご飯が出来ているから顔をヒナちゃんと一緒に洗って来てね。」

「「はーーい。」」

ハヤテとヒナギクは仲良く、洗面所に顔を洗いに言った。




そして、朝食を食べ終え、ハヤテが家へ帰る時間となった。

ハヤテ   「ヒナちゃん、ヒナちゃんのお母さん、お世話になりました。」

桜花ママ  「帰ったらお母さんに宜しくねと言ってね。」

ハヤテ   「はい。」

ヒナギク  「ハヤテ君、後3日したら引越ししてしまうのね。」

ハヤテ   「うん…。」

ヒナギク  「残り3日も楽しく遊ぼうね。」

ハヤテ   「うん♪遊ぼうねヒナちゃん。」

ヒナギク  「じゃあねハヤテ君。」

ハヤテは家へと帰っていた。








そして、現実。

ハヤテの誕生日当日。

現在の時刻は、午前6時前。

ヒナギク  「また懐かしい夢を見たわ。あの男の子って、誰だったかしら……?」

と思いつつも、

ヒナギク   「いけない!早く、朝食とお弁当を作らないと!!」

と、ヒナギクはベッドから飛び起き、1階へ降りていき、朝食とお弁当を作り、白皇学院へ向かった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.34 )
日時: 2012/12/14 08:32
名前: ハヤヒナ

34話 「誕生日の朝」

ハヤテは目を覚まし、制服に着替え、お手洗いを済ませ仮眠室へ戻ろうとした所でヒナギクと出会った。

ヒナギク  「お早うハヤテ君。」

ハヤテ   「お早う御座いますヒナギクさん。」

ヒナギク  「ハヤテ君、鞄を持ったら生徒会室に来てくれない?」

ハヤテ   「分かりました。」

そして、数分後。

ハヤテ   「何でしょうかヒナギクさん。」

ヒナギク  「朝食を作ってきてあげたから、食べてくれるかしら。」

ハヤテ   「有難う御座いますヒナギクさん。僕なんかの為に…。」

ヒナギク  「いいのよお礼は。それに…、『困った時はお互い様』だから。」

ハヤテ   「そうですね。」

ヒナギク  「お弁当も作ってきてあげたからね。」

ハヤテ   「有難う御座います。」

ヒナギク  「じゃあ食べ終わったら、生徒会の仕事を手伝って欲しいんだけど、いいかな?」

ハヤテ   「勿論ですよ。」

この後、ハヤテはヒナギクが作ってくれた朝食を食べた後、生徒会の仕事を手伝った。



そして、1時間後。生徒会の仕事を終え、ハヤテとヒナギクは教室に向かった。

ハヤテ   (何かヒナギクさんに心配され、優しくされると、胸や心が高鳴るのは何故なんだろう………?
       僕はヒナギクさんの事、どう思っているんだろう?
       成績優秀?才色兼備?文武両道?容姿端麗?頭脳明晰?
       ………そうか!ヒナギクさんの優しさや気遣い、ヒナギクさんだからいいのか………。)

と、心の中で思った。

そんな事をハヤテが考えている事も知らず、ヒナギクはある事を考えていた。

ヒナギク  (今日はハヤテ君の誕生日ね。告白するかどうか迷っていたけど、
       昨日、決めたんだから!絶対にハヤテ君に告白するって!!)

と、ヒナギクは今日、自分がやる事を決意していた。


だが、この後、教室である出来事が起こる事を誰も知る由はなかった。

ハヤテ、ヒナギクは勿論、美希達、クラスメート、そして……、ナギも…………。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.35 )
日時: 2012/12/14 09:32
名前: ハヤヒナ

35話 「ヒナギクの怒り!」

昨日同様、ハヤテが教室に入った数分後、ヒナギクが教室へ入って来た。

((今日も綾崎君、制服姿なんだ。制服姿の綾崎君、カッコいいな……。))

と、クラスの女子は思っていた。

そして、お昼休み。ハヤテはヒナギクや美希達、伊澄、ワタルと一緒にお昼にしようとした所、ナギがやって来た・

ハヤテとハヤテが執事をクビになった事を知っているヒナギク達8人は勿論、クラス全員は驚いていた。

すると、

ナギ    「ヒナギクにお前ら、そんな嘘吐きのハヤテと話す必要はない!」

ヒナギク  「!!!!!」

その言葉にヒナギクは、ナギの所に歩み寄った。

ヒナギク  「ナギ、それはどう言う事よ!!」

ナギ    「どう意味も何もあるか!私が初めてハヤテと出会った時、
       ハヤテが言った言葉は、私は愛の告白と思ったんだ!
       それなのにハヤテは、あの馬鹿ハヤテは私を誘拐をしようとして言ったんだ。
       だからクビにしてやったんだ!あんな大嘘付き野郎の馬鹿ハヤテはな!」

その言葉に、ハヤテは落ち込んでしまった。

ワタル   「おいナギ。それでも借金執事はお前を守ってくれてたんだろう!」

伊澄    「そうよナギ。ハヤテ様はナギを守ってくれていたのよ。」

ナギ    「ああ、確かにな。だが嘘吐きって分かっていたなら、守ってくれる必要はなかったがな!!」

千桜    「三千院さん、それは言い過ぎですよ。」

愛歌    「そうですよ。綾崎君が可愛そうですよ。」

千桜と愛歌が伊澄とワタルに続いて、ナギに言うが、

ナギ    「可愛そうもクソもあるか。あんな大嘘付き野郎はのたれ死ねばいいんだ!!」

と言った瞬間、ヒナギクは怒りと悲しみを込めて、さらにナギに歩み寄った。

そして、パシィィィィィィィーーーーーーーンと、乾いた音が教室に響き渡った。

「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

ハヤテや美希達は勿論、クラス全員は突然の事に驚いた。

ヒナギクがナギを手のひらでナギの頬を叩いたからであった。怒りと悲しみを込めながら。

ヒナギク  「いい加減にしなさい!!!」

ヒナギクは弾けさそうな声を、ナギに叩き付けた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.36 )
日時: 2012/12/14 10:06
名前: ハヤヒナ

36話 「ヒナギクVSナギ」

ナギ    「何をするヒナギク!」

ヒナギク  「それはコッチの台詞よ。ハヤテ君の可愛そうだと思わないの!!」

ナギ    「そんなの分かってたまるか!」

ヒナギク  「ハヤテ君の気持ちが分からないの!!」

ナギ    「だからそんなの分かってたまるか!」

ヒナギク  「私は分かるわ!ハヤテ君の気持ちが!!此処にいる誰よりもね!!!」

ナギ    「何でお前があんな嘘吐きの気持ちが分かるんだ!」

ヒナギク  「分かるって言っているでしょ!!」

ナギ    「何故だ!お前はあんな奴と違って、借金もなく親もいるから関係ないではないか!!」

ヒナギク  「だから分かるって言っているでしょ。」

ナギ    「だから何故だ!」

ヒナギク  「だってアレは本当の親じゃないからよ!!」

「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

その言葉にハヤテを除くクラス全員、驚いた。

ナギ    「おいヒナギク!それってどういう事なんだ!!」

ヒナギク  「私やお姉ちゃんもハヤテ君と同じだったのよ!!
       6歳になる私の誕生日が近い日にいなくなったんだから!!
       私とお姉ちゃんに八千万の借金を押し付けてね。本当の親にね!!」

「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

その言葉にハヤテを除くクラス全員は、またも驚いた。幼馴染である美希も。

ヒナギク  「だから分かるのよ!ハヤテ君の気持ちがね!!
       親や大切な人に捨てられる悲しみや気持ちがね!!
       世界中の誰よりもね!!そして、ナギよりもね!!」

ヒナギクは言い放った。

美希     「ハヤ太君はこの事を知っていたのか?」

理沙     「ヒナが君と同じ様な事があった事を。」

泉      「知っていたの〜?」

ハヤテ    「ええ。ヒナギクさんの誕生日の時、ヒナギクさんが話してくれましたから。」

美希     「それ本当なのかヒナ。」

ヒナギク   「本当よ。」

そして、ヒナギクはあることを喋り始めた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.37 )
日時: 2012/12/14 10:47
名前: ハヤヒナ

37話 「ヒナギクの本音と自爆と告白!?」

ヒナギク  「それにあの日、自分の本当の気持ちに気づいたんだから。」

ナギ    「本当の気持ちだと!?」

ヒナギク  「そうよ!」

ハヤテ   「それって一体、何ですか?」

ハヤテはヒナギクに尋ねたが、これからヒナギクが何を言うかは分かっていた。

ヒナギク  「あの誕生日の日に自分の本当の気持ちに気づいたんだから。」

美希    「本当の気持ちって!?」

分かっていたが改めて、ヒナギクに尋ねた。

ヒナギク  「あの誕生日の日の夜、ハヤテ君と二人きりになったわ。
       その時、ハヤテ君が誕生日プレゼントを貰ったの。」

理沙    「そう言えばハヤ太君は、ヒナに何をあげたんだ?」

ハヤテ   「手作りのクッキーをあげましたが。」


ヒナギク  「そのクッキーを渡してくれた時、ハヤテ君にさっきの事を話したのよ。
       そうしたらハヤテ君が見せてくれたの。」

泉     「何を見せてくれたの?」

ヒナギク  「テラスからの景色を見せてくれたの。」

千桜    「え!?でも会長は、」

愛歌    「高い所は苦手なはずでは。」

ヒナギク  「ええ、そうよ。ハヤテ君もそれは分かっていたわ。
       でもハヤテ君が支えてあげるから、目を開けて見てくださいっていったの。
       それで恐る恐る目を開けて見たの。そうしたら感動したわ。
       素晴らしい美しい夜景にね。何で今まで傍にあったのに見れなかったぐらいにね。
       で、その後にハヤテ君が言ってくれた言葉で気づいたのよ。自分の気持ちにね。
       本当は前から分かっていたけど、怖かったのよ。自分の前からいなくなる事が。
       好きになってしまった大切な人がいなくなる事が。
       でもこの言葉でやっと分かったのよ。自分の本当の気持ちにね。

      『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』


      『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません』


      『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』


      『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』

      この言葉で気づいたのよ。私はハヤテ君が好きって事に!!!!」

「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

美希達を除くクラス全員、驚いた。

ヒナギク  「そして今日、ハヤテ君の誕生日に決めてたのよ。
       『私はハヤテ君の事が好きです。私と付き合ってください』
       って、ハヤテ君に言うつもりだったんだから!!!!」

と、ヒナギクは言い放った。

その言葉に、


「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

美希達を除くクラス全員、またも驚いた。

そのハヤテは言うと。

ハヤテ   「/////////////////////////////////////」

立ったまま顔を紅くし、気絶していた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.38 )
日時: 2012/12/15 08:58
名前: ハヤヒナ

38話 「赤面……(前編)」

ヒナギクはナギへの怒りのあまり、自分はハヤテの事が好きだと言うことを言ってしまった。
美希達以外のクラス全員は驚いてしまった。そして、さらにヒナギクはある事を言った。
今日、ハヤテの誕生日に好きと告白すると決めていたと言った為、またもや驚いてしまったのであった。

美希    「(遂に言ってしまったな…………。)」

理沙    「(恐らくヒナも、自分で言った事に気づいていないな。)」

泉     「(そうだよね。怒りのあまりに本音が出たんだよね…。)」

千桜    「(自爆って言う所ですね……。)」

愛歌    「(そのお陰で綾崎君、顔を紅くし立ったまま、気絶していますよ。)」

ワタル   「(俺以外の男子も、信じられない顔をしているぞ。)」

伊澄    「(私達以外の女子も驚いていますね。)」

美希    「(ヒナがハヤ太君の事を好きな事には分かっていたからな。)」

理沙    「(でも告白までは思っていなかったからな。)」

泉     「(それで驚いているんだよ。)」

千桜    「(それよりも、この状況どうしましょうか?)」

愛歌    「(取り合えず、会長に話しかけましょうか。)」

と、ヒナギクに話しかける事にした。

美希    「お、ナギ君大丈夫か?」

ナギ    「ああ…。」

理沙    「それは良かったな。」

ヒナギク  「良くないわよ!悪いのはナギなのよ!ハヤテ君は全然悪くないわ!!」

泉     「ヒナちゃん、私達もナギちゃんが悪いと思っているよ。」

千桜    「でも会長、怒りのあまりに自分が何を言ったか覚えていますか?」

愛歌    「言った言葉で、綾崎君が顔を紅くし立ったまま、気絶していますよ。」

ヒナギク  「えっ!!」

ヒナギクは、ハヤテの方を見た。

すると、言われたとおりにハヤテは顔を紅くし立ったまま、気絶していた。

ヒナギク  「私、何て言ったの………。」

ヒナギクは顔を真っ赤にし、美希達に尋ねた。

気絶をしているハヤテは言うと、顔は紅く染まったままであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.39 )
日時: 2012/12/15 09:39
名前: ハヤヒナ

39話 「赤面……(後編)」

美希    「ヒナ、本当に何を言ったか覚えてないのか?」

ヒナギク  「そ、そうよ。」

理沙    「顔を紅くし立ったまま、気絶しているハヤ太君を見れば分かると思うが。」

ヒナギク  「だからわたしがは、何て言ったのよ!?」

泉     「ヒナちゃんは、ハヤ太君の事が好きって言ったんだよ。」

ヒナギク  「えっ!?」

千桜    「そして今日、綾崎君の誕生日に、告白するって決めていたとも言いましたから。」

ヒナギク  「ええっ!!?わ、私、本当にそんな事を言ったの!!???」

愛歌    「ええ、言いましたよ。」

ヒナギク  「も、若しかして、ハヤテ君はそれを聞いて、あのようになったの?」

美希    「ああ。」

理沙    「ヒナがハヤ太君の事を好きな事を分かっていたが、」

泉     「今日、告白までは驚きだよ。」

千桜    「兎に角、綾崎君を現実に呼び戻しますか。」

愛歌    「そうですね。」

そして、

美希    「おいハヤ太君、大丈夫か?」

理沙    「しっかりしろハヤ太君。」

泉     「大丈夫〜ハヤ太君?」

ハヤテ   「…………!!」

ハヤテは目を覚ました。

千桜    「気が付いたようですね。」

ハヤテ   「あ、はい。」

ナギ    「良かったなハヤテ。」

ハヤテ   「あ、三千院さん……。」

愛歌    「綾崎君、自分が何で気絶していたか覚えていますか?」

ハヤテ   「えっ、………何となく………覚えて………、」

と、ハヤテは顔を紅くしたままヒナギクを見た。

すると、ヒナギクも顔を紅くしていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.40 )
日時: 2012/12/15 10:25
名前: ハヤヒナ

40話 「ハヤテとヒナギク」

ハヤテ   「あ、あの………ヒナギク……さん………。」

ヒナギク  「な、なな 何………かな……、ハヤテ………君…………。」

ハヤテ   「今さっき、ヒナギクさんが言った事……何ですけど………。」

ヒナギク  「あ、あれ………ね。」

ハヤテ   「ほ、本………当………何ですか。」

ヒナギク  「そ、そそ、それは………ね………。」 

と、その時、お昼休みが終わるチャイムが鳴ってしまった。

美希    「取り合えず、この続きは放課後にするか。」

ハヤテ   「そうですね………。」

ヒナギク  「そうね………。」

ナギ    「そうだな………。」






そして、放課後。

教室にいるのは、ハヤテ、ヒナギク、ナギ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタルの10人。

美希    「さて、さっきの話の続きでもするか。」

と、ハヤテとヒナギクがポケットに手を入れたその時、ポケットの中の物が落ちてしまった。

理沙    「おいハヤ太君、何か落ちたぞ。」

ハヤテ   「あ、有難う御座います。」

泉     「ヒナちゃんも何か落ちたみたいだよ。」

ヒナギク  「有難うね。」

ハヤテとヒナギクは同時に落ちたものを拾おうとした……。

「「!!!!!!!!!!」」

ハヤテとヒナギクは驚いてしまった。

ハヤテはヒナギクが持っていたピンク色の巾着袋に………。

ヒナギクはハヤテが持っていた水色の巾着袋に………。

ハヤテ   「若しかして、あの時の女の子……って、」

ヒナギク  「若しかして、あの時の男の子……って、」

ハヤテとヒナギクは、幼い頃の事をようやく思い出したようであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.41 )
日時: 2012/12/15 10:52
名前: ハヤヒナ

41話 「思い出すメモリー」

ハヤテ   「ヒナギクさん………!!」

ヒナギク  「ハヤテくん………!!」

ハヤテとヒナギクは、幼い頃に会ってた事を思い出したのであった。

千桜    「どうしたんですか綾崎君。」

愛歌    「会長もどうされたんですか。」

ハヤテ   「今、思い出したんですが。」

ヒナギク  「私も今、思い出したわ。」

美希    「何を思い出したと言うんだ。」

ハヤテ   「ごく最近、幼い頃の夢を見るんですよ。」

ヒナギク  「私も見るのよ。幼い頃の夢を。」

ナギ    「それって、どんな夢なんだ?」

ハヤテ   「十年前、同い年の一人の女の子に出会った夢なんです。」

ヒナギク  「私も十年前に、同い年の一人の男の子と出会った夢なの。」

ハヤテ   「その女の子は、ヒナギクさんに似ていたんですよ。」

ヒナギク  「その男の子は、ハヤテ君に似ていたのよ。」

理沙    「で、その十年前に出会っていた相手と言うのが………、」

泉     「若しかして………………、」

ハヤテ   「ヒナギクさんだったんですよ。」

ヒナギク  「ハヤテ君だったのよ。」

ハヤテとヒナギクは、幼い頃に出会っていた事をナギ達に話した。

ワタル   「じゃあその手に持っている巾着袋は、」

伊澄    「思い出の品なんですね。ハヤテ様に生徒会長さん。」

ハヤテ   「ええ、そうですよ。」

ヒナギク  「ええ、そうよ。」

美希    「ヒナにハヤ太君、その頃の事を話してくれないか?」

「「!!!!」」

ハヤテとヒナギクは驚いた。

ハヤテ   「い、今ですか?」

ヒナギク  「今話さないといけないの?」

ハヤテとヒナギクは、ナギ達に尋ねた。顔を紅くしながら。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.42 )
日時: 2012/12/15 15:07
名前: ハヤヒナ

42話 「謝罪」

美希    「ああ。気になるからな。」

理沙    「と言っても、今度にしようではないか。」

泉     「ハヤ太君の誕生日だしね。」

千桜    「私達でお祝いしてあげましょう。」

愛歌    「折角のお誕生日ですから、楽しくないとね。」

ハヤテ   「皆さん、有難う御座います。」

ヒナギク  「待って!その前にナギに謝らないと……。」

ナギ    「私にか?」

ヒナギク  「ええ。ご免ねナギ。怒りのあまりナギ、貴女を叩いたりしまって。」

ナギ    「いいんだヒナギク。謝る必要はないさ。悪いのは私なんだから。
       ヒナギク、お前に叩かれて分かったんだよ。自分が間違っていた事に。
       勘違いが理由で、疾風をクビにしたこの私が間違っていたからな。」


ハヤテ   「お嬢様………。」

ヒナギク  「ナギ………。」

ナギ    「なあハヤテ、許してくれないと思うがもう一度、私の執事をしてくれないか?」

ハヤテ   「いいんですかお嬢様。」

ナギ    「ああ。ヒナギクも言いか?」

ヒナギク  「ええ、良いわよ。ナギも反省しているし。」

ナギ    「ああ、反省している。だからハヤテ、私の執事をしてくれないか。」

ハヤテ   「分かりましたお嬢様、お任せください。」

ナギ    「これからも頼むぞハヤテ。」

伊澄    「これで安心ですね。」

ワタル   「そうだな。」

こうして、ハヤテは再び、ナギの執事へと戻ったのであった。

美希    「ではハヤ太君の誕生日パーティーを開くか。」

理沙    「……って、誰も会場をよういしていないんじゃあ。」


「「「「「!!!!!」」」」」

幹、理沙、泉、千桜、愛歌はパーティー会場を忘れていたのであった。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.43 )
日時: 2012/12/15 15:55
名前: ハヤヒナ

43話 「三千院家へ」

美希    「ご免ねハヤ太君。」

理沙    「パーティー会場の事を忘れていて。」

ハヤテ   「いいですよ別に。祝ってくれるだけで十分ですよ。」

ナギ    「いいやハヤテ、祝ってやるさ。私のせいで不可解な気分にさせてしまったんだからな。」

ハヤテ   「お嬢様……。」

ナギ    「という訳で全員で、三千院家へ向かうとするか。」

で、ハヤテ達10人は三千院家へ向かった。

三千院家へ向かっていく途中、西沢姉と咲夜と出会った。

歩     「ハヤテ君にヒナさん。」

ハヤテ   「西沢さん。」

ヒナギク  「歩。」

一樹    「ナギさん、久しぶりです。」

ナギ    「一樹か。」

咲夜    「皆揃って何してるんや。……ってより。仲直りしたんやな。」

ハヤテ   「ええ。」

ナギ    「ああ。」

ヒナギク  「ハヤテ君も無事にナギの執事に戻れたしね。」

咲夜    「それは良かったやんか。」

ナギ    「ああ。そう言えば咲夜に伊澄にワタル、悪かったな。お前らに酷い事を言って。」

咲夜    「それはもういいんや。」

伊澄    「私達も悪かったですから。」

ワタル   「俺もな。」

ナギ    「本当にすまなかったな。」

ナギと咲夜、伊澄、ワタルとの仲も元に戻ったのであった。

歩     「何かあったんですか?」

一樹    「僕も分からないけど…」

状況が分からない西沢姉弟は、分からずじまいでいた。

泉     「実は歩ちゃんに一樹君、」

千桜    「こんな事があったんですよ。」

愛歌    「実はですね………、」

三千院家に向かいながら、西沢姉弟に説明するのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.44 )
日時: 2012/12/16 08:23
名前: ハヤヒナ

44話 「2日ぶり」

と離し始めようしたが、三千院家に着いてしまった。

そこには、掃除をし終えていたマリアがいた。

マリア   「お帰りなさいナギ。………って、ハヤテ君も………。それにヒナギクさん達もいるんですか。」

ナギ    「ああ。所でマリア、もう一度ハヤテを執事として雇う事にしたから。。」

マリア   「それじゃあハヤテ君に謝ったんですか。」

ナギ    「ああ。ヒナギクにもな。」

マリア   「ヒナギクさんにもですか。どう言う事なんですか?」

ナギ    「ヒナギクに叩かれて、自分が間違っていた事に。」

マリア   「ヒナギクさんがナギを叩いたんですか。それって本当なんですか。」

ヒナギク  「本当ですマリアさん。つい怒りのあまりに殴ってしまったんです。」


そして、三千院家。応接室。

何の事か状況が読めない西沢姉弟と咲夜は、ハヤテ達に尋ねていた。

歩     「ねぇハヤテ君、ヒナさんがナギちゃんを叩いたって本当なの?」

ハヤテ   「本当ですよ。」

咲夜    「それってどういう事なんや。」

美希    「ヒナはな、怒りのあまりにナギ君を叩いてしまったんだよ。」

マリア   「それって、どう言う事なんですか。」

理沙    「ヒナもハヤ太君と同じ境遇があったみたいなんだ。」

歩     「ハヤテ君とヒナさんが同じ境遇って、どう言う事なのかな?」

千桜    「会長、西沢姉弟や咲夜さん、マリアさんにも話されたらどうですか?」

ヒナギク  「そ、そうね。」

愛歌    「その前に、綾崎君は知っていたんですよね。」

ハヤテ   「ええ。ヒナギクさんの誕生日の時、ヒナギクさんが話してくれたんです。」

泉     「それって、本当なんだよねヒナちゃん。」

ヒナギク  「本当よ。」

そして、ヒナギクは自分もハヤテと同じ事があった事を話し始めた。



マリア   「まさか、ヒナギクさんにそのような過去があったとは………。」

歩     「ヒナさんがハヤテ君と同じ境遇があるって言ってたのは、」

咲夜    「そう言う事だったんやな。」

ヒナギク  「ええ。」

マリア、西沢姉弟、咲屋は驚いていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.45 )
日時: 2012/12/16 09:25
名前: ハヤヒナ

45話 「驚き」

マリア   「所でヒナギクさん達はどうして此処に?」

ヒナギク  「今日はハヤテ君の誕生日だから、皆でお祝いしにしたんです。」

マリア   「そうですか。では早速、ハヤテ君の誕生日パーティーを始めましょうか。」

ナギ    「だがパーティーの準備とかしてないぞ。」

マリア   「大丈夫ですよ。一応、準備でしていますから。後は、料理だけですから。」


こうして、ハヤテの誕生日パーティーが始まった。

次々にハヤテに誕生日プレゼントを渡していた。

歩     「そう言えばヒナさんは、ハヤテ君にプレゼントあげないんですか。」

「「えっ!?」」

ハヤテとヒナギクは、顔が紅く染まってした。

マリア   「何でハヤテ君まで、顔を紅くし驚いているんですか?」

美希    「ハヤ太君の返事はまだだが、ヒナはハヤ太君にプレゼントを渡したようなものだからな。」

咲夜     「会長はんは借金執事に何を渡したんや?」

理沙     「ヒナはナギ君の怒りのあまりにクラスの皆がいる傍で言ってしまったんだよ。」

歩      「何を言ったんですヒナさん。」

ナギ     「ハムスター、お前が聞いたらショックかも知れんぞ。」

歩      「ショックってどういう意味なのかな?」

泉      「ヒナちゃんはクラスの皆がいる傍で言ったんだよ。ハヤ太君の事が好きって言ったんだよ。」

「「「!!!」」」

マリア、歩、昨夜は驚いてしまった。

愛歌     「そして今日、綾崎君の誕生日に告白するって決めていたとも言っていましたから。」

「「「!!!!!!」」」

さらにマリア、歩、咲夜は驚いてしまった。

咲夜     「それで借金執事と、言ってしまった本人も顔を紅くしてるんやな。」

ワタル    「ああ。それよりも驚いた事があったがな。」

伊澄     「私も驚きましたわ。」

一樹     「それって何ですか。」

ナギ達は、放課後の教室での出来事を話し始めた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.46 )
日時: 2012/12/16 09:42
名前: ハヤヒナ

46話 「ハヤテとヒナギク、幼いメモリー」

美希    「どうやらヒナとハヤ太君は、十年前に会っていたらしいんだよ。」

「「「「えっ!!!!」」」」

マリアたちに加えて、今度は一樹も驚いていた。

歩     「本当なのハヤテ君にヒナさん。」

ハヤテ   「ええ、本当ですよ。」

ヒナギク  「本当よ歩。」

ハヤテとヒナギクは、ナギ達に十年前に出会っていた頃の事を話し始めた。










時は十年も前に遡る。場所はとある公園。

???   「今日も一人か。何して遊ぼうかな。」

と、一人の空色の髪をした少年がブランコを漕いでいた。

????  「ねぇ、私と一緒に遊ばない?」

すると、その少年に同い年の一人の少女が声を掛けてきた。

???   「え、いいの!?」

????  「うん♪」

ハヤテ   「僕、綾崎ハヤテって言うの。」

ヒナギク  「私、桜花ヒナギクよ。宜しくね、ハヤテ君。」

ハヤテ   「うん。宜しくねヒナギクちゃん。」

ヒナギク  「ねぇハヤテ君、私と一緒に遊ぼ♪」

ハヤテ   「うん♪」

ヒナギク  「じゃあ私もブランコに乗るね。」

ヒナギクは隣に空いていたブランコに乗り、漕ぎ始めた。

ハヤテ   「楽しいねヒナギクちゃん。」

ヒナギク  「楽しいねハヤテ君。」

ハヤテ   「ヒナギクちゃん、この近くに住んでいるの?」

ヒナギク  「うん、そうよ♪ ハヤテ君もなの?」

ハヤテ   「うん。お父さんの仕事でね。」

ヒナギク  「そうだったんだ。」

ハヤテ   「それでお友達もあまりいないの。」

ヒナギク  「だったら私が友達になってあげるよ。」

ハヤテ   「えっ、いいの?」

ヒナギク  「うん。だからハヤテ君、一緒に遊ぼうね。」

ハヤエ   「有難う。ヒナちゃんって呼んでもいいかな?」

ヒナギク  「いいよ。」

ハヤテ   「宜しくねヒナちゃん。」

ヒナギク  「こちらこそ宜しくねハヤテ君。」

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.47 )
日時: 2012/12/16 10:50
名前: ハヤヒナ

47話 「プール」

ハヤテが引っ越しまで後2日。

現在、ハヤテとヒナギクはそれぞれの親達と市民プールへ来ていた。

それは何故かと言うと、お泊りの後、夕方にスーパーへ買い物に来ていた所、綾崎家と桜花家は出会った。

出会い、明日、つまり今日、一緒に市民プールへ遊ぶ役策をしていたのであった。

桜花パパ  「綾崎さん、本当に明後日、引っ越してしまうんですか?」

綾崎父   「ええ。ハヤテには悪いが、仕事の関係で。折角、お宅のヒナギクちゃんとお友達になれたんですか。」

綾崎母   「そうよね。ハヤテ、ヒナギクちゃんと出会って嬉しそうにしていましたから。」

桜花ママ  「それはコッチも同じですよ綾崎さん。ウチのヒナちゃんもハヤテ君とお友達になれて楽しそうでしたから。」

綾崎家と桜花家は、自分の子供達について話していた。

ハヤテとヒナギクは子供用プールで楽しく泳いでいた。

ヒナギク  「楽しいねハヤテ君。」

ハヤテ   「本当に楽しいねヒナちゃん。」

ヒナギク  「ハヤテ君の水着姿もカッコいいね。」

ハヤテ   「ほ、本当かな……。」

ヒナギク  「うん、カッコいいよ。」

ハヤテ   「あ、有難うヒナちゃん。そういうヒナちゃんも水着姿、可愛いよ。」

ヒナギク  「そ、そうかな……。」

ハヤテ   「うん、可愛いよ。」

ヒナギク  「あ、有難うハヤテ君。」

ハヤテもヒナギクも、顔が紅く染まっていた。

そして、

ヒナギク  「明後日、本地うに引っ越してしまうのねハヤテ君。」

ハヤテ   「うん………。」

ヒナギク  「ハヤテ君、寂しくなるよ………私。」

ハヤテ   「僕もだよヒナちゃん。」

ヒナギク  「明日でハヤテ君と遊べるのも最後なんだね。」

ハヤテ   「うん、そうだね………。」

ヒナギク  「だから明日は、思い切り遊ぼうね。」

ハヤテ   「うん、そうだねヒナちゃん。」

こうして、ハヤテとヒナギクが一緒に遊べるのが明日1日だけとなったのであった。




そして、ハヤテが引越しまで前日を迎えた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.48 )
日時: 2012/12/17 09:31
名前: ハヤヒナ

48話 「楽しい1日(前編)」

ハヤテが引越しするまで、いよいよ明日となってしまった。

現在、ハヤテは桜花家へ来ている。ヒナギクと遊ぶ為に。

ヒナギク  「ハヤテ君、明日には本当に引っ越していくの?」

ハヤテ   「うん………。」

ヒナギク  「昨日も言ったけど、やっぱり寂しくなるよ。」

ハヤテ   「ヒナちゃん…………。」

ヒナギク  「折角、ハヤテ君とお友達になれたのに………。」

ハヤテ   「それは僕も同じだよヒナちゃん。」

ヒナギク  「ハヤテ君…………。」

ハヤテ   「僕も折角、ヒナちゃんとお友達になれたんだから………。」

ハヤテもヒナギクもお互いに、お別れするのが寂しいのであった。


暫くして、桜花ママがやって来た。

桜花ママ  「ヒナちゃん、そんな暗く悲しい顔をしたら駄目よ。」

ヒナギク  「お母さん………。」

桜花ママ  「そんな顔をしていたら、ハヤテ君が悲しむでしょ。」

ヒナギク  「…………!!そうだね。」

桜花ママ  「だから明日は、笑顔で見送ってあげないとね。」

ヒナギク  「うん♪」

ヒナギクは飛び切りの笑顔で答えた。

ヒナギク  「じゃあハヤテ君、遊ぼうか♪」

ハヤテ   「うん♪そうだねヒナちゃん。」

桜花ママ  「私も混ぜてもらっても良いかしら?」

ヒナギク  「お母さんも一緒にやろうよ。ね、ハヤテ君。」

ハヤテ   「うん♪」

ハヤテ達三人は楽しく遊んでいた。


そして、正午過ぎ。

ハヤテは桜花家で昼食を食べていた。

桜花ママ  「さあハヤテ君、円量なく食べて良いからね。勿論、ヒナちゃんもね。」

ハヤテ   「有難う御座います。」

ハヤテとヒナギクは一緒に食べていた。ハンバーグカレーを。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.49 )
日時: 2012/12/17 10:14
名前: ハヤヒナ

49話 「楽しい1日(後編)」

桜花家で昼食をご馳走になり、1時間が経過した。

ヒナギク  「もう少しでハヤテ君と遊べる時間も終わるんだね。」

ハヤテ   「うん。そうだね。」

ヒナギク  「遊べる時間は少ないけど、それまで思い切り遊ぼう♪」

ハヤテ   「うん。思い切り遊ぼう。……そうだ!ヒナちゃん、ちょっと良いかな?」

ヒナギク  「良いけど何かなハヤテ君。」

ハヤテ   「交換しない?この前、ヒナちゃんのお母さんに買って貰った巾着袋の中身を。」

ヒナギク  「………そうね。交換すれば、離れていても思い出せるしね。」

ハヤテ   「そうだよヒナちゃん。離れていてもこれを見れば思い出せるから。」

ヒナギク  「じゃあ交換しよ。」

ハヤテとヒナギクは、巾着袋の中身を取り出した。

中に入っていたのは、お子様ランチについていたビー玉以外に次のものが入っていた。

手の平サイズのメモ帳、ボールペン、おはじき4個、ストラップが入っていた。

全て、巾着袋と同じ色のが入っていた。

ハヤテ   「じゃあ交換しようかヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん♪交換しようハヤテ君。」

ハヤテとヒナギクは巾着袋の中身を交換した。思い出の為に。

ハヤテ   「そうだ。ヒナちゃんにこれを上げるよ。僕の宝物を。」

ヒナギク  「良いのハヤテ君。」

ハヤテ   「うん。ヒナちゃんに貰って欲しいら。」

ヒナギク  「じゃあ私もハヤテ君に、私の宝物を上げるね。」

ハヤテ   「ヒナちゃん良いの?」

ヒナギク  「うん。私もハヤテ君に貰って欲しいの。」

そう言って、ハヤテとヒナギクは交換した。

ハヤテは風と書かれているペンダントを。ヒナギクは桜と書かれているペンダントを。

ヒナギク  「これ、大事にするからねハヤテ君。」

ハヤテ   「僕も大事にするねヒナちゃん。」





そして、

ハヤテ   「じゃあ僕は、これで帰るね。」

ヒナギク  「明日、お見送りに行くからね。」

ハヤテ   「有難うヒナちゃん。」

ヒナギク  「じゃあまた明日ね。」

ハヤテ   「うん。また明日ねヒナちゃん。」

ハヤテは桜花家を後にし、家へと帰っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.50 )
日時: 2012/12/17 10:56
名前: ハヤヒナ

50話 「幼き風と桜、涙の別れ」

ヒナギクは綾崎家へ来ていた。

綾崎母   「ヒナちゃん、ウチのハヤテと今まで遊んでくれて有難うね。」

ヒナギク  「私も楽しかったよ。ハヤテクンと出会えて。」

ハヤテ   「ヒナちゃん……。」

桜花ママ  「ハヤテ君も有難うね。ウチのヒナちゃんと今日まで遊んでくれて。」

ハヤテ   「僕も楽しかったですよ。ヒナちゃんと出会えた事が。」

ヒナギク  「ハヤテ君……。」




ハヤテ    「いよいよお別れだねヒナちゃん。」

ヒナギク   「そうね。ねぇハヤテ君……。」

ハヤテ    「何かなヒナちゃん。」

ヒナギク   「私達、もう会えないのかな?」

ハヤテ    「大丈夫だよヒナちゃん。」

ヒナギク   「本当に!?」

ハヤテ    「うん。今は分かれてしまうけど、また何処かで会えるよ、」

ヒナギク   「そうね。」

ハヤテ    「今すぐではないけど、お互いに信じていれば、絶対に会えるよ。」

ヒナギク   「信じていれば………、絶対に会えるよね。」

ハヤテ    「だから僕も信じるから、ヒナちゃんも信じて。」

ヒナギク   「ハヤテ君が信じるんだから、私も信じるよ。お互いに信じていればまた会えるしね。」

ハヤテ    「そうだよヒナちゃん。今すぐは無理かも知れないけど、信じていれ
ば………、」

ヒナギク   「『必ず』会えるからね♪」

ハヤテ    「うん♪『必ず』ね。」

ヒナギク   「信じていれば会えるしね。」

ハヤテとヒナギクは、信じれば会える事を思って、固い握手をした。

そして、

ヒナギク  「ねぇハヤテ君、もしまた会えたら恋人にならない?」

ハヤテ   「恋人に!?」

ヒナギク  「うん。駄目かな?」

ハヤテ   「うん、そうだね♪また会えたら恋人同士になろうヒナちゃん。」

ヒナギク  「絶対になろうねハヤテ君。」

恥ずかしながらも、また会えたら恋人同士になる約束をしたハヤテとヒナギクであった。

そして、引っ越してしまう時間となった。

ハヤテ   「じゃあまたねヒナちゃん。」

ヒナギク  「うん、また会おうねハヤテ君。」

ハヤテ   「じゃあ行くね。」

ヒナギク  「待ってハヤテ君。」

ハヤテ   「何かなヒナちゃん………!?」

とその時、ヒナギクはハヤテの頬に可愛いらしい音を立てて、口付けをした。

ハヤテ   「ヒ、ヒナちゃん!?」

ヒナギク  「また会おうねハヤテ君。」

ハヤテ   「う、うん。また会おうねヒナちゃん。」

こうして、ハヤテはヒナギクと別れて、引っ越していた。また会う約束をして。

そして、また会えたら恋人同士になる約束をして、ハヤテは引っ越していた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.51 )
日時: 2012/12/17 16:01
名前: ハヤヒナ

51話 「記憶の出会い」

ハヤテ   「…………だったんです。僕とヒナギクさんの出会いは。」

ヒナギク  「幼い頃の私とハヤテクンの出会いだったの。」

泉     「ヒナちゃんとハヤ太君って、そんな出会いがあったんだね。」

歩     「ハヤテ君とヒナさんが出逢っていたなんて驚きですよ。」

愛歌    「その十年後に白皇学院で再会したんですね。」

ハヤテ   「ええ。でも、その時は、お互いに出会っていた事を忘れていましたが。」

ヒナギク  「そうよね。でも、10月の終わりぐらいから幼い頃の事を夢で見るようになったのよ。」

美希    「そして、今日のハヤ太君の誕生日に、お互いに思い出したんだな。」

ハヤテ   「あの時が、幼い頃の1番の思い出でしたから。」

ヒナギク  「私も1番の思い出だったわ。」

ハヤテとヒナギクはナギ達に話した。

理沙    「で、ヒナにハヤ太君。出会いは何時だったんだ。」

ハヤテ   「夏休みでしたよね。」

ヒナギク  「ええ、そうね。」

ハヤテ   「そして、僕が引越し行く時に中身を交換したのが、」

ヒナギク  「この巾着袋だったのよ。」

ハヤテとヒナギクは、ナギ達に巾着袋を見せた。

ナギ    「で、それはどうやって手に入れたんだ?」

ハヤテ   「確かヒナギクさんの親に遊園地に連れていて貰った時に飼ってくれたんです。」

ヒナギク  「折角だから、お揃いで買う事にしたの。」

千桜    「そうでしたか。」

マリア   「ハヤテ君にヒナギクさん、出会っていた事を忘れていても、それを持っているのは分かっていたんですよね。」

ハヤテ   「ええ。大事な物と分かっていましたから。」

ヒナギク  「とても大切なものだったから、捨てられなかったから。」

咲夜    「でもお二人さん、その巾着袋の中身を見れば、良かったのでは?」

ハヤテ   「確かにそうでしたか。あの日からずっとポケットに大事そうに淹れていましたから。」

ヒナギク  「白皇学院で再開した時は、幼い頃に出逢っていた事は覚えていなかったから。」

ハヤテとヒナギクは語った。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.52 )
日時: 2012/12/17 16:47
名前: ハヤヒナ

52話 「風と桜、新たなメモリー」

美希    「成る程な。所でハヤ太君、返事は良いのか?」

ハヤテ   「何の返事ですか?」

美希    「何って、告白の返事に決まっているではないか。」

「「あ!!」」

ハヤテとヒナギクは叫んだ。

理沙    「形はどうあれ、ハヤ太君、君はヒナに告白されたといっても良いからな。」

泉     「あの時はヒナちゃん、ナギちゃんに大して、怒っていたからね。」

ナギ    「そう言えばそうだったな。すまなかったなヒナギク。」

ヒナギク  「良いのよ、それは。」

ナギ    「それよりもハヤテ、ヒナギクに返事をしたらどうなんだ。私の事は気にしなくてもいいからな。」

ハヤテ   「そうですか。」

一呼吸をして、ハヤテは再び、口を開いた。

ハヤテ   「あの………ヒナギクさん!」

ヒナギク  「あ、はい。何かな、ハ、ハヤテ君。」

ハヤテ   「こ、告白の返事、してもいいですか…。」

ヒナギク  「う、うん。いいわよ。」

ハヤテ   「ぼ、ぼ、僕もヒナギクさん、あ、貴方の事が好き……です。付き合ってくれませんか。」

ヒナギク  「わ、私もハヤテクンが好きなの。私と付き合ってくれるかしら………。」

ハヤテ   「勿論ですよ。ヒナギクさんは………どうですか?」

ヒナギク  「私も勿論よハヤテ君。」

ハヤテ   「ヒナギク…………さん。」

ヒナギク  「ハヤテ…………君。」


ハヤテとヒナギクは告白し、見事カップルとなった。

十年前、ハヤテが引越しって行く時に、約束した事。

それは、再会したら恋人同士になる約束であった。

幼い頃にお互いに恋をしたハヤテとヒナギク。

十年後(実際には、十年と3ヶ月)。本当に約束が叶って恋人同士になれたハヤテとヒナギク。

風と桜の記憶が再生し、ハヤテとヒナギクの思いは想いとなり、恋人同士となれたのであった。

十年前に出会い、お互いに恋をしたハヤテとヒナギク。

十年後。出逢っていた事は忘れていたが、今日、出会っていた事を完全に思い出した。

ハヤテとヒナギク、想うメモリーは、完全に再生され、甦ったのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.53 )
日時: 2012/12/18 09:25
名前: ハヤヒナ

53話 「誕生日メモリー」

歩     「これでめでたしめでたしですね。」

ナギ    「そうだな。」

泉     「良かったね♪ヒナちゃんにハヤ太君。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「そうね。」

美希    「じゃあ、ハヤ太君の誕生日パーティーを再開するか。」

理沙    「色々あったが、祝ってやろうではないかハヤ太君。」

千桜    「そうですね。皆さんでお祝いしてあげましょう。」

愛歌    「綾崎君の誕生日を。」

ハヤテ   「皆さん、有難う御座います。」

この後もハヤテは、皆から誕生日を祝ってもらった。

美希    「けど一つ問題があるな。」

ハヤテ   「問題って何ですか花微さん。」

ヒナギク  「問題って何なの美希?」

美希    「明日、白皇学院が大変な事になるからだよ。」

理沙    「美希の言うとおりだな。ヒナはナギ君の怒りのあまりに本音を言ってしまったからな。」

泉     「ハヤ太君の事が好きってね。」

千桜    「それと今日、告白するっても言いましたからね。」

愛歌    「きっと大騒ぎになりますね。」

ヒナギク  「そう言えば私、そんな事を言っていたわね。」

ナギ    「確かその言葉でハヤテ、お前は顔を紅くし立ったまま気絶したんだよな。」

ハヤテ   「ええ、そうでしたね。」

ワタル   「きっと明日は、騒動になるな。」

伊澄    「そうですね。」

その頃、咲夜一樹にお笑いを叩き込んでいた。

こうして、波乱万丈のハヤテの誕生日の1日を終えた。


風と桜が一つになった瞬間、何かが生まれる。それは『恋』である。

幼い頃に出会い恋をする。そして、十年後。再会し、出逢っていた事は忘れていたが恋をする。

それは、『運命』かも知れない。出会うべく出会ったかもしれない。

『運命』ではなかったら、『必然』だったかもしれない。

そんなのはどっちでも良いかもしれない。風と桜は、出会うべく出会えたなら、それでいいかもしれないから。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.54 )
日時: 2012/12/18 10:05
名前: ハヤヒナ

どうも、ハヤヒナです。参照が500になったので此処までの流れを説明します。

11月1日は、第1話〜第4話。
11月2日は、第5話。(過去話、在り)
11月3日は、第6話。
11月4日は、第7話。(過去話、在り)
(過去話)  第8話、第9話。
11月5日は、第10話〜第12話(過去話、在り。)
11月6日は、第13話、第14話。
11月7日は、第15話。
(過去話)  第16話〜第19話。
11月8日は、第20話。
11月9日は、第21話〜第23話。
(過去話)  第24話〜第26話。
11月10日は、第27話〜第30話。
(過去話)  第31話〜第33話。(11日もちょっと在り。)
11月11日。第34話〜第53話。(過去話、在り。第46話〜第50話。)

となっています。

この後も何話か続いて終了します。

その後はアフター的な話をします。

それで、この小説は完結します。

どうか、最後まで期待しいてください。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.55 )
日時: 2012/12/19 08:43
名前: ハヤヒナ

54話 「想い後の夜」

2日前の9日の事。あの時の事が誤解と知り、ハヤテは執事をクビにされてしまい、屋敷を追い出されてしまった。

困って公園にいた所を、ヒナギク、美希、理沙、泉の四人に発見された。

事情を話すと、ヒナギク達はハヤテに時計塔の中にある仮眠室を貸してあげた。

翌日、千桜、愛歌、伊澄、ワタルにも事情を話し、ハヤテを心配するのであった。

そして、放課後。伊澄とワタルはナギを説得する為、合流した咲夜共に屋敷へ向かった。

だが説得は失敗し、咲夜、伊澄、ワタルは帰っていた。

ハヤテは昨日同様、時計塔の中の仮眠室で過ごした。

そして、翌日。ハヤテの誕生日である。

お昼休みに休みであるはずだったナギがやって来て、ナギの発言にヒナギクは怒った。

怒りのあまり、ヒナギクはハヤテを殴ってしまった。

その時にヒナギクは自分も、ハヤテと同じ事があった事を、クラスの皆がいる傍で言った。

さらに怒りのあまり、ヒナギクはハヤテの事が好きなこと、告白すると決めていた事を話してしまった。

その事にクラスの皆は驚いてしまった。ヒナギクがハヤテの事を知っていた美希達も告白には驚いていた。

そして、ヒナギクは美希達から自分が自爆してしまった事に顔を紅くしてしまった。

その後。それぞれ謝罪し、ハヤテはナギの執事へ無事にもどったのであった

そして、放課後。ハヤテとヒナギクは幼い頃に出逢っていた事を思い出した。

話も終わり、ハヤテ達は10人は全員で、ハヤテの誕生日を祝う為に途中で出会った咲夜と
西沢姉弟と一緒に三千院家へ向かった。

屋敷へ辿り着き、全員でハヤテの誕生日を祝った。

ハヤテとヒナギクは、ナギ達に幼い頃に出逢っていた事も話した。

その後。ハヤテはヒナギクに告白の返事をし、ハヤテとヒナギクはカップルとなれたのであった。

そして、ハヤテの誕生日は終わり、ヒナギク達は家へと帰っていた。




ハヤテ   (まさか本当に、十年前の約束が本当になるとは驚いたなぁ……。)



ヒナギク  (十年前の事が本当になるなんて、現実って恐ろしいわね……。)



と、ハヤテとヒナギクはそれぞれ、顔を紅くしながら思っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.56 )
日時: 2012/12/19 09:52
名前: ハヤヒナ

55話 「登校」

翌日。ハヤテとナギは登校していると、ヒナギクと出会った。

ハヤテ   「お早う御座います……、ヒナギクさん………。」

ヒナギク  「お、お早う……、ハヤテ君………。ナギも…。」

ナギ    「ああ、お早うヒナギク。」

と、そこへ美希達もやって来た。

美希    「やあヒナにハヤ太君。それにナギ君。」

理沙    「珍しいな。ナギ君が登校してくるなんて。」

ナギ    「珍しくって悪かったな。」

泉     「ナギちゃんは朝から元気だね〜。にはは。」

ハヤテ   「そう言う瀬川さん達も元気が良いですね。」

ヒナギク  「そうよね。元気だけが取り得だから。」

と話していると、千桜、愛歌、伊澄、ワタルもやって来た。

千桜    「会長に綾崎君、三千院さんもお早う御座います。」

愛歌    「後、貴女達も。」

美希    「我々はついでかよ。」

愛歌    「ええ。」

と、クスッと笑う愛歌であった。

ワタル   「本当にお前ら、朝から騒がしいな。」

伊澄    「そうですね。」

千桜    「あの子達にも困ったものですね。」

ヒナギク  「そうよね。あ、ハル子に愛歌さん、お早う。」

ハヤテ   「伊澄さんとワタル君もお早う御座います。」

伊澄    「お早う御座います。ハヤテ様に生徒会長さん。」

ワタル   「お早う。」

ハヤテ達10人は、白皇学院へと辿り着いた。

が、門を通り抜けた瞬間、視線が降り注いでしまった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.57 )
日時: 2012/12/19 10:25
名前: ハヤヒナ

56話 「騒動と退学(前編)」

ハヤテ   「何か周りからの視線が痛く感じるのは気のせいでしょうか。」

ヒナギク  「私も感じるわ。どうしてかしら。」

ナギ    「それは感じるのは当たり前だろ。」

美希    「この視線の原因は、昨日のヒナの発言が原因だからな。」

ヒナギク  「そ、そう言えば私、クラスの皆がいる前で言ったのよね。」

泉     「そうだよヒナちゃん。」

と、その時、

??    「死ねぇぇぇぇ。ーーー、クソ綾崎ィィィィィーーーーーーーー。」

とハヤテに向かって、市内を振り落とす影が現れた。

が間一、ハヤテはかわしたのであった。

ワタル   「大丈夫か借金執事。」

ハヤテ   「ええ。」

影の正体は、同じクラスでヒアギクと同じ剣道部の最弱へたれの東宮だった。

ハヤテ   「いきなり何をするんですか東宮君。」

東宮    「何ってそれはコッチの台詞だ。桂さん、こんな女顔で借金もあるクソヤローーのどこが………。」

最後まで言えなかった。

それは、東宮の執事の野ノ原が竹刀で東宮を倒したからであった。

野ノ原   「大丈夫ですか綾崎君。」

ハヤテ   「ええ。」

野ノ原   「それは安心しました。それよりも坊ちゃん、これは何ですか!?」

東宮が持っていた竹刀をハヤテ達に見せた。

「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」

ハヤテ達は驚いた。

東宮が持っていた竹刀は普通のではなく、鉄製でしかも画鋲が隙間なく張り付いていたのであった。

野ノ原   「それと、これと同じ物が剣道部の男子の更衣室からもありましたよ。」

ヒナギク  「それ本当なんですか野ノ原さん。」

野ノ原   「大師部員と同じ数の竹刀がしかも名前入りで出てきましたから。それとこんな紙もありましたよ。」

と、ハヤテ達に紙を見せた。

紙に書かれたのは、「打倒!綾崎ハヤテ!!」と、書かれていた。


ナギ    「おい東宮!どう言う事だ。説明してもらおうか。」

東宮    「…………………………。」

野ノ原   「綾崎君に生徒会長さんに皆さん。どうやら貴方達のクラスにもいるみたいですよ。」

ハヤテ   「え!?それってどういうことなんですか?」

ヒナギク  「野ノ原さん、どういうことなのかしら?」

野ノ原   「綾崎君と立花君以外の男子も関わっていますから。そうですね坊ちゃん。」

東宮    「!!!!!」

野ノ原   「やはり、そうでしたか。では私は坊ちゃん達を連れて職員室に行きますので失礼しますね。」

野ノ原は東宮を引っ張って、この場を去っていた。

周りにいた全員、辺りは騒然としていた。

美希    「取り合えず我々は、教室へ行くとするか。」

愛歌    「そうですね。此処にいても意味はありませんし。」

ヒナギク  「そうね。教室へ行きましょ。」

ハヤテ達は教室へと向かった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.58 )
日時: 2012/12/19 15:22
名前: ハヤヒナ

57話 「騒動と退学(中編)」

一騒動あったが、ハヤテ達は教室へ向かっていた。

美希    「やはり騒動はあったな。」

ナギ    「そうだな。他にも色々ありそうだが。」

ハヤテ   「そうかも知れませんね………。」

愛歌    「確か野ノ原さん、私達のクラスは綾崎君と橘君以外の男子も関わっていると言っていましたね。」

ヒナギク  「そうだったわね。」

ワタル   「すると男子は、俺と借金執事の2人だけか!!?」

千桜    「そういう事になりますね。」

理沙    「クラスに入っても大変な事になるな。」

泉     「そうだね♪」

伊澄    「かもしれませんね。」

すると……、

虎鉄    「どう言う事だ綾崎。俺というものがありながら。そうか!俺のあ……」ドカッ!!ドスッ!!

最後まで言えなかった。ハヤテの強烈なアッパーと蹴りがクリーンヒットしたからである。

ハヤテ   「瀬川さん、こいつの後始末をお願いしますね。」

泉     「了解♪」

と言って、泉は虎鉄を引っ張りながら一旦、この場を去っていた。

((綾崎君って、カッコイイ!!))

と、周りの女子生徒からの声が聞こえた。

ナギ    「さすがハヤテだな。」

美希    「泉の執事を一発KOにするとは。」

ハヤテ   「そんな事はないですよ。」

ヒナギク  「それもそうよね。ハヤテ君は執事だから。」

ハヤテ   「ええ。」

と言っている内に、泉が走って戻ってきた。

泉     「虎鉄君を処分してきたよ〜。」

ハヤテ   「有難う御座います瀬川さん。」

ヒナギク  「では居室へ行きましょ。」

ハヤテ達はまたもや騒動があったが、教室へ辿り着いた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.59 )
日時: 2012/12/19 15:55
名前: ハヤヒナ

58話 「騒動と退学(後編)」

ハヤテ達は教室へ辿り着き、中へ入っていた。

女子A   「あ!桂さんに綾崎君、お早う御座います。皆さんも。」

ヒナギク  「皆、お早う。」

ハヤテ   「お早う御座います皆さん。」

ハヤテ達はそれぞれ、席に着いた。10人全員、近くで固まっていた。

女子B   「それより桂さん、昨日の事は本当なの?」

女子C   「綾崎君の事が好きって言ったのは。」

ヒナギク  「ええ。……………本当よ。」

女子D   「じゃあ綾崎君、返事はしたの?」

ハヤテ   「しましたよ。僕もヒナギクさんが好きでしたから………。」

女子E   「じゃあ桂さんと綾崎君は付き合っているの?」

「「ええ(そうよ。)」」

ハヤテとヒナギクは顔を紅く染め、答えた。

女子F   「それよりも綾崎君、昨日は誕生日だったんでしょ。」

ハヤテ   「ええ。」

女子G   「言ってくれば良かったわ。」

女子H   「私もお祝いしたかったのに。」

ハヤテ   「吸いません皆さん。その気持ちだけで充分ですよ。」

とスマイル顔で答えた。

そのスマイル顔に、クラスの女子生徒は顔を紅く染めた。

ワタル   「それよりも男が俺と借金執事の2人しかいないのは本当なんだな。」

女子I   「ええ。他の男子達は全員、職員室へ連れて行かれたわ。」

と、言った所でチャイムが鳴り、先生が入ってきた。

先生A   「ホームルームを始める前に皆に言っていく事がある。この状況を見ても分かるが、
       このクラス綾崎と橘以外の男子全員は退学処分となった。
       後、桂と同じ剣道部の男子部員全員も同じく、退学処分となった。
       理由はだな………、」

と説明が続き、朝のホームルームが終わった。

このクラスは男子2名、女子は10倍の20人となってしまったのである。

男子2名は勿論、綾崎ハヤテと橘ワタルの事である。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.60 )
日時: 2012/12/19 16:47
名前: ハヤヒナ

59話 「忘れられたクラウス」

朝のホームルームも終わり、午前の授業が全て終わり、お昼休みとなり、ハヤテ達は中庭でお昼を食べていた。

ハヤテ   「何かあんまり授業に集中出来ませんでしたよ。」

ワタル   「俺もだぜ。」

ナギ    「それはそうだな。男はハヤテとワタルしかいないからな。」

美希    「部長はいいとしてもハヤ太君は平気なのではないか?」

ハヤテ   「どうしてです?」

理沙    「ハヤ太君の周りには女が多いからな。」

その通りである。ハヤテの周りは何故か女子が多いのである。

ヒナギク、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、ナギ、マリア、伊澄、咲夜、歩、サキと数えただけでも12人はいる。

ハヤテ   「確かにそうかもしれませんが、慣れない物は慣れませんよ。」

ナギ    「それもそうだな。屋敷でもバイト先でも学校でもハヤテの周りは女が多いからな。」

千桜    「そうですね。綾崎君の周りは女の子が多いですね。」

愛歌    「でも、その中から会長を選んだですよね。綾崎君は。」

「「//////////////////////」」

その言葉にハヤテとヒナギクは、顔が真っ赤になった。

泉     「それにしてもナギちゃん、屋敷にはもう一人、誰かがいたんじゃないのかな〜。」

ナギ    「もう一人いたかハヤテ。」

ハヤテ   「さあ?」

ヒナギク  「屋敷に住んでいるのって、ハヤテ君とナギとマリアさんの3人だけよね。」

ナギ    「ああ。私とマリアとハヤテ、それにペットのタマとシラヌイだけのはずだが。」

泉     「そうか。そうだよね〜〜。気のせいだよね〜〜〜。」

伊澄    「クラウスさんでないですかナギ。」

「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・あ!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」

伊澄以外、全員叫んだ。

三千院家にはハヤテ、ナギ、マリア以外にも執事長のクラウスがいた事を伊澄以外、忘れていたのであった。


その頃、忘れられていたクラウスは、大きいクシャミをしたのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.61 )
日時: 2012/12/19 17:24
名前: ハヤヒナ

60話 「ハヤテとヒナギク」

ナギ    「そう言えば、クラウスがいたな。」

ハヤテ   「ええ。忘れていましたよ。」

愛歌    「クラウスさんって、影が薄いから忘れていたんですよ。」

ナギ    「そうだな。影が物凄く薄いからな。」

その言葉を感じ取ったのか、クラウスはまたでかいクシャミをしたのであった。

ナギ    「それにしても伊澄、よく覚えていたな。」

伊澄    「ええ。一週間程前、迷っていた所を助けてくれましたから。」

ワタル   「また道に迷っていたのか伊澄。」

ナギ    「よく道に迷うな伊澄は。」

伊澄    「ちゃんと目的地に向かっているのですか……、何故か道に迷ってしまうんです。」

その言葉にナギとワタルは、言葉が出なかった。

美希    「それにしてもヒナにハヤ太君。ヒナとハヤ太君が幼い頃に出会ったのは聞いたが、」

理沙    「どのぐらいの期間だったんだ?」

ハヤテ   「確か三週間でした。」

ヒナギク  「ええ。ハヤテ君と出会ったのは三週間だったわ。」

千桜    「昨日聞いた以外に、どんな事があったんですか。」

美希    「例えばハヤ太君が引越しすると聞いた時のヒナの様子はどうだったんだ?」

ハヤテ   「どうと言われても………、」

ヒナギク  「昨日、話した通りよ。」

と、ハヤテとヒナギクは言った。

あの時の事は恥ずかしくて言えないのであった。

ハヤテは桜花家の両親に遊園地に連れていてくれた事はいいが、その後の事は言えなかった。

ヒナギクがハヤテの家に泊まったり、その次の日にハヤテがヒナギクの家に泊まったりなど。

そして、引越し当日に約束した事が本当に叶ってしまった事は言えないのであった。

美希    「話したくなかったら話さなくてもいいからな。」

理沙    「恥ずかしくて言えないんだな。ヒナにハヤ太君。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「そうよ。」

ハヤテとヒナギクはそう答えた。

愛歌   「そろそろお昼休みも終わりますし、教室へ戻りましょうか。」

泉    「そうだね♪」

ハヤテ達は教室へ戻っていた。

そして、午後の授業も終わり、騒動のあった1日を終えた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.62 )
日時: 2012/12/20 09:29
名前: ハヤヒナ

61話 「その後の出来事」

騒動があったが何とか終わり、ハヤテ達は帰っていた。

ナギ    「マリア、帰ったぞ。」

ハヤテ   「只今帰りました。」

マリア   「お帰りなさいナギにハヤテ君。所で白皇で何かありましたか?」

ナギ    「何か何だマリア?」

マリア   「先程、野ノ原さんやナギやハヤテ君と同じクラスの男子生徒や、
       ヒナギクさんと同じ剣道部の男子部員の保護者が謝罪とお詫びに来ていたんですよ。」

「「……………」」

ハヤテとナギは、黙っていた。

マリア    「何があったんですか?」

ハヤテ    「実はですね………、」

ハヤテとナギは、何があったかをマリアに説明した。

マリア    「それじゃあナギとハヤテ君のクラスの男子は、ハヤテ君とワタル君しかいないんですか?」 

ナギ     「ああ。」


同じ頃、レンタルショップ橘でも同じ事が起こっていた。

サキ      「それじゃあクラスの男子は、若とハヤテさんしかいないんですか?」

ワタル     「ああ。」


桂家では。

ヒナギク    「何か大変な事になったけど、これで良かったかのかな………?」

と呟いていた。


例の三人娘は。

美希      「ヒナの人気が此処までになるとはな。」

理沙      「ヒナは白皇学院一の人気者だからな。」

泉       「ハヤ太君も人気があるよね♪」

美希、理沙、泉はそれぞれ、愚痴をこぼしていた。


千桜      「これで良かったんですかね。」

愛歌      「いいんじゃありませんか。」

千桜の疑問に、愛歌はクスッと笑うのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.63 )
日時: 2012/12/20 10:32
名前: ハヤヒナ

62話 「バイト先」

騒動があった日から1週間が経った。11月20日、土曜日である。

ハヤテ、ヒナギク、ナギ、歩は四人で喫茶どんぐりでバイトをしていた。

歩     「四人でバイトするのも久しぶりですね。」

ナギ    「そう言えばそうだな。」

ヒナギク  「ナギと一緒にバイトするのは物凄く久しぶりね。」

ハヤテ   「ええ。バイトがある日でも休むと言っていますし。」

ナギ    「そんなことは言っていないだろ。」

ハヤテ   「言っているではありませんかお嬢様。」

ヒナギク  「そうよね。ナギはこの間も、『面倒だが来てやったんだぞ学校に』って、言っていたわね。」

ハヤテ   「ええ。最近は減りましたが、まだ多くて苦労してますよ。」

歩     「ハヤテ君って苦労していますよね。」

ヒナギク  「そうよね。白皇でもハヤテ君に、美希達は自分達の仕事を押し付けているからね。」

すると、

美希    「いつも押し付けている訳ではないぞヒナ。」

理沙    「たまに押し付けているだけだぞ。」

泉     「そうだよ♪」

ハヤテ   「瀬川さんに花微さんに朝風さん。」

ナギ    「何だお前らか。」

ヒナギク  「美樹達何しに来たのよ。」

美希    「何しにって、コーヒーを飲みに来ただけだが。」

理沙    「そうだぞヒナ。コーヒーが飲みたくてな。」

泉     「此処に寄ったんだよ♪」

ヒナギク  「飲みに来たのは良いとしても、仕事のはたまにではなく、ほぼの間違いでしょ。」

ハヤテ   「確かにそうですね。いつも押し付けられている気がしますよ。」

美希    「そうだったか?」

ヒナギク  「そうよ!」

美希達がやってきたが、何とかバイトを終えたのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.64 )
日時: 2012/12/20 10:56
名前: ハヤヒナ

63話 「寒き日々」

12月に入り、東京でも雪が降り始めていた。師走にである。

ハヤテ   「寒いですね。」

ヒナギク  「もう12月だかしね。」

ナギ    「こんな寒い日は来たくないよな。」

美希    「ナギ君の言うとおりだな。」

理沙    「寒いのに態々来たくないよな。」

泉     「そうだよね。コタツに入ってのんびりしたいよね。」

ナギ    「そうだな。暖炉も良いけど、庶民のコタツも良いな。」

美希    「コタツでワイワイ騒ぐとするか。」

理沙    「トランプでもするか。」

泉     「賛成〜〜。」

ナギ、美希、理沙、泉は動画部の部室に入っていた。


ハヤテ   「お嬢様達、行ってしましたね。」

ヒナギク  「そうよね。あの子達、真面目になってくればいいのにね。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「本当に困ったわね。」

ハヤテとヒナギクは、ため息をついた。

ヒナギク  「それにしても寒いよね。」

ハヤテ   「ええ。寒いですね。そうだヒナギクさん。」

ヒナギク  「何、ハヤテ君。」

ハヤテ   「今度、デートしませんか。」

ヒナギク  「デート!?」

ハヤテ   「ええ。まだデートしていませんから。」

ヒナギク  「そうね。今度、デートしようか。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「いつにしようか。」

ハヤテ   「そうですね。いつにしましょうか。」

ハヤテとヒナギクは、デートの日を何時にするか決めていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.65 )
日時: 2012/12/20 15:02
名前: ハヤヒナ

64話 「初デート(前編)」

12月11日、土曜日。ハヤテとヒナギクが付き合い始めて1ヶ月である。

ヒナギク  「私達が付き合い始めて、今日で1ヶ月ね。」

ハヤテ   「ええ。しかも今日は初デートですから。」

ヒナギク  「そ、そうよね………。」

ハヤテ   「では、そろそろ店を出ますか。」

ヒナギク  「そうね。出ましょうか。」

食事を終え、店を後にした。

何故かと言うと、ハヤテとヒナギクは初めてのデートをしていた。初デートである。

記念すべき初デートは食事から始まったのである。

ヒナギク  「ねぇハヤテ君。デートの定番は遊園地とかでしょ。」

ハヤテ   「遊園地は別の日に取ってありますから。」

ヒナギク  「別の日って?」

ハヤテ   「12月24日、クリスマスイブですよ。その日、空けていてもらえませんか。」

ヒナギク  「若しかして、デートね。」

ハヤテ   「ええ。駄目でしょうかヒナギクさん。」

ヒナギク  「いいわよ。」

ハヤテ   「有難う御座いますヒナギクさん。」




その頃、三千院家では。

咲夜    「ナギ、借金執事はどうしたんや?」

ナギ    「ハヤテならヒナギクとデートしてるぞ。」

咲夜    「借金執事も初デートとは凄いやんか。」

ナギ    「それで暇つぶしにワタル、ハムスター、一樹とゲームしているんだ。」

ワタル   「態々来てやったのに、暇つぶしが理由かよ。」

歩     「だ・か・ら!ハムスターでないって何回言ったら分かるのかな?」

ナギ    「ああ。それと、ハムスターはハムスターではないか。

一樹    (怒ったナギさんも素敵だな。)

マリア   「ナギ、それに西沢さん達も、紅茶を淹れたので一休みしたらどうですか。」

サキ    「クッキーもありますよ。」

と、三千院家ではこんなやり取りがあった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.66 )
日時: 2012/12/20 15:41
名前: ハヤヒナ

65話 「初デート(後編)」

ヒナギク  「ねぇハヤテ君。十年前の事覚えている。ほら、ハヤテ君が引っ越してしまう日の事よ。

ハヤテ   「…………若しかして、あの時の約束ですね。」

…………………………………………………………………………………………………………

ヒナギク  「ねぇハヤテ君、もしまた会えたら恋人にならない?」

ハヤテ   「恋人に!?」

ヒナギク  「うん。駄目かな?」

ハヤテ   「うん、そうだね♪また会えたら恋人同士になろうヒナちゃん。」

ヒナギク  「絶対になろうねハヤテ君。」

…………………………………………………………………………………………………………

ヒナギク  「まさか、あの時の約束が本当になるとは思わなかったわ。」

ハヤテ   「僕もそうですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「それにしても今思えば、あの時は恥ずかしかったわね。」

ハヤテ   「ええ。そうですね。」

と歩いていると、

伊澄    「ハヤテ様に生徒会長さん。」

千桜    「若しかして、綾崎君と会長は、」

愛歌    「デートですか?」

ハヤテ   「伊澄さん!?」

ヒナギク  「ハル子に愛歌さんまで!?」

千桜、愛歌、伊澄と出会ってしまった。

伊澄    「デートなんですかハヤテ様。」

ハヤテ   「え、ええ。」

千桜    「初デートですね会長。」

ヒナギク  「そ、そうよ。」

愛歌    「では初デートを楽しんでくださいね。」

と、去っていた。

ハヤテ   「千桜さん達、行ってしまいましたね。」

ヒナギク  「そうね。でも美希達だったら大変な事になっていたわね。」

ハヤテ   「そうですね。瀬川さん達だと大変な目に遭いますよね。」

ヒナギク  「そうなのよ。だから、美希達には困っているのよ。」

と言いつつも美樹達とは出会う事はなく、初デートは無事に終わった。



その頃、美希達は雪路の監修の元、補習を受けていた。

雪路    「ほらあんた達、ちゃんと真面目にやりなさいよ。」

美希    「面倒だな補習。」

理沙    「ああ、そう思うな。」

泉     「ヒナちゃんとハヤ太君はデートかもね♪にはは。」

とそれぞれ、愚痴をこぼしていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.67 )
日時: 2012/12/20 16:36
名前: ハヤヒナ

66話 「2学期最後」

ハヤテとヒナギクの初デートの後、いろいろあったが今日は22日、火曜日。2学期終業式である。

ナギ    「今日でやっと長かった2学期も終わりだな。」

泉     「明日から冬休みだね♪」

美希    「泉、明日からではないだろ。」

理沙    「今日、学校が終わった時点で冬休みではないか。」

泉     「それもそうだね。」


ワタル   「全くあいつら、元気がいいな。」

ハヤテ   「そうですね。お嬢様も瀬川さん達も冬休みの間、しっかりしてくればいいですよね。」

ヒナギク  「いくら言っても無理よね。美希達もナギも真面目になってくれば助かるわね。」

千桜    「確かにあの子たちにはいくら言っても焼け石に水ですね。」

愛歌    「本当にそうかもしれませんね。」

伊澄    「ですね。」

そんなこんなで2学期を終えた。ハヤテ達のクラスも2学期最後のホームルームを終えた。

男子2名、女子20名であった。

そして、帰り道。

ハヤテ   「ではヒナギクさん。また明日。あさっての打ち合わせはその時に。」

ヒナギク  「ええ。楽しみにしているわ。」


美希    「明後日はナギ君の所でパーティーだな。」

泉     「そうだね。」

理沙    「歩君とかも呼んでいるんだろ。」

ナギ    「ああ。繁殖したら困るがな。」

ワタル   「繁殖って……。ナギは西沢の事をどのように考えているんだ。」

ナギ    「バカハムスターにしか思っていないぞ。」

ワタル   「一樹もか?」

ナギ    「あいつは別だ。」


千桜    「これは騒がしくなりそうですね。」

愛歌    「面白いの間違いですよ。千桜さん。」

と、こんな調子で冬休みを迎えるのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.68 )
日時: 2012/12/21 09:07
名前: ハヤヒナ

67話 「明日のプラン」

長かった2学期を終え、ハヤテ達は冬休みを向かえた。

ハヤテとヒナギクはバイトをしていた。因みにナギと歩は休みである。

ハヤテ   「何かやっと2学期が終わった感じですね。」

ヒナギク  「そうね。この1ヶ月間は物凄く疲れたわね。」

ハヤテ   「ええ。僕もやっと、クラスの雰囲気に慣れましたよ。」

ヒナギク  「そうよね。他のクラスからの視線が気になったわね。」

ハヤテとヒナギクが言っているように、ハヤテとヒナギクのクラスの男子は、ハヤテとワタルの二人しかいないのであった。

ヒナギク  「それにしても客が来ないから暇よね。」

ハヤテ   「そうですね。明日のデートのプランでも決めましょうか。」

ヒナギク  「そうね。決めましょうか。」




ハヤテとヒナギクが明日のデートのプランを決めている頃、三千院家では。

マリア   「明日は、ちゃんと参加してくださいよ。西沢さん達も呼んでいますから。」

ナギ    「分かっているさマリア。面倒だが参加するさ。」

マリア   「でも、ハヤテ君とヒナギクさんは参加しませんよ。」

ナギ    「ハヤテとヒナギクはデートだからな。」

と、このような会話があった。




ハヤテ   「では待ち合わせ場所と集合時間はこれで行きましょうか。」

ヒナギク  「そうね。」

待ち合わせ場所は、負け犬公園。集合時間は午前10時と決めた。

ハヤテ   「ではヒナギクさん。明日、負け犬公園に午前10時に集合って事で。」

ヒナギク  「ええ。分かったわハヤテ君。」

十数分後。用を終えた北斗が戻ってきた。

その間、客は一人しか来ず、それ以外はこれまでの出来事を話していき、今日の肺とを終えた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.69 )
日時: 2012/12/21 09:40
名前: ハヤヒナ

68話 「三千院家」

今日は24日、金曜日。クリスマス・イブである。三千院家ではパーティーが開かれていた。

美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタル、サキ、咲夜、歩、一樹、ヒナママ、雪路が呼ばれていた。

ナギ    「おい馬鹿ハムスター。食べ過ぎて繁殖とかさせるなよ。」

歩     「それってどう言う事なのかなナギちゃん。」

ナギ    「言ったとおりの意味だが。」

歩     「ハムスターじゃないって、何回言ったら分かるのかな>それに画家でもないからね。」

ナギ    「馬鹿は馬鹿で、ハムスターはハムスターだろ。」

一樹    「姉ちゃんにナギさんも落ち着いたらどうなの?」


千桜    「三千院さんと西沢さん、口喧嘩していますね。」

愛歌    「まるで本当の姉妹みたいですね。」

咲夜    「そうやな。喧嘩するほど、仲が良いって言うからな。」

伊澄    「そうですね。」

ワタル   「一樹も大変だな。あんな姉では。」

マリア   「全くそうですね。ナギも西沢さんも静かにしてくれば助かりますわね。」

サキ    「本当にそう思いますね。」


雪路    「あんた達、酒をじゃんじゃん持って来るのよ。」

理沙    「雪路の奴、もう酔っ払っているな。」

泉     「雪ちゃん、もうフラフラだよ。」

ヒナママ  「あらら〜、雪ちゃんはもう駄目ね。所でヒナちゃんは綾崎君とデートしているんでしょ。」

美希    「ああ、そうともヒナの御母さん。ヒナとハヤ太君は今。デートをしているからな。」






時間は遡って、午前9時半。

ハヤテとヒナギクは同時に待ち合わせ場所の負け犬公園に辿り着いた。

ヒナギク  「同時みたいね。」

ハヤテ   「そうですね。早いですが出発しましょうか。」

ヒナギク  「そうね。遊園地へ行きましょ。」

ハヤテとヒナギクは遊園地へ向けて、出発した。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.70 )
日時: 2012/12/21 10:26
名前: ハヤヒナ

69話 「奇跡のクリスマスデート(前編)」

出発して1時間後。都内にある遊園地へ辿り着いた。

ハヤテ   「では行きましょうかヒナギクさん。」

ヒナギク  「そうね。」

ハヤテ   「手を繋いで行きましょうか。」

ヒナギク  「手を!?」

ハヤテ   「ええ。逸れたら困りますから。」

そう言って、ハヤテとヒナギクは手を繋いだが、二人とも顔を真っ赤にしていた。

そして、列に並んで数十分が経ち、ハヤテとヒナギクが入り口のゲートに差し掛かったその時、
パンパカーン、パンパカカーンと、音楽が鳴り、クラッカーも鳴った。

「「えっ!!」」

ハヤテとヒナギクは驚いた。

係員A   「おめでとう御座います。貴方達お二人は、入場者100万人目のお客様となりました。」

「「えっ!!」」

ハヤテとヒナギクはまたもや驚いてしまった。

係員B   「副賞として、今日1日何度も使えるフリーチケットと、商品の楯が授与されます。」

係員C   「お受け取り下さい。」

「「あ、有難う御座います。」」

ハヤテとヒナギクは顔を真っ赤にしながら、周りの人々の拍手の元、商品を受け取った。

そして、ハヤテとヒナギクは遊園地の中に入っていた。

ハヤテ   「何か僕達、入場者100万人目になったみたいですね………。」

ヒナギク  「そう………みたいね。」

ハヤテとヒナギクは、顔を真っ赤にした。

ハヤテ   「では、遊園地を楽しみましょうか。」


ヒナギク  「そうね。思い切り楽しみましょ。」

ハヤテとヒナギクは、コーヒーカップに向かって歩き出していた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.71 )
日時: 2012/12/21 14:59
名前: ハヤヒナ

70話 「奇跡のクリスマスデート(インタビュー編(前編))」

ハヤテとヒナギクは、コーヒーカップに乗っていた。

コーヒーカップもそうだが、ジェットコースター、メリーゴーランドなど、全てクリスマス一色にそまっていた。

ハヤテ   「楽しいですかヒナギクさん。」

ヒナギク  「うん。楽しいよハヤテ君。」

コーヒーカップ、メリーゴーランドと乗り終えたハヤテとヒナギクは昼食を食べ終えていた。

ハヤテ   「次は何に乗りましょうか?」

ヒナギク  「そうね。何に乗ろうか。」

と考えていた時、放送が流れてきた。

『入場者100万人目になられたお客様、テレビ局からの取材が来ています。
 事務所までお越しください。繰り返します…………』

だった。

ハヤテ   「僕達のことですね。」

ヒナギク  「そう見たいね。テレビ局からの取材って、一体何かしら?」

ハヤテ   「きっとインタビューかもしれませんよ。」

ヒナギク  「って事は、私達、テレビに映るのよね…………。」

ハヤテ   「ええ。きっと、そうですよ…………。」

ヒナギク  「取り合えず、行こうかハヤテ君。」

ハヤテ   「そうですね。」



ハヤテとヒナギクは、事務所へやって来た。

其処には沢山のテレビカメラがあった。

すると、ゲートの所にいた係員がやって来た。

係員A   「入場者100万人目となった入場者が到着されましたよ。」

その声ともにハヤテとヒナギクは、沢山のテレビスタッフや記者達に囲まれてしまった。

記者A   「早速、インタビュー宜しいでしょうか。」

ハヤテ   「あ、はい。」

ヒナギク  「良いですよ。」

ハヤテとヒナギクは、顔を真っ赤にし答えた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.72 )
日時: 2012/12/21 15:57
名前: ハヤヒナ

71話 「奇跡のクリスマスデート(インタビュー編(後編))」

泉     「ケーキ美味しい♪………って、テレビに映っているのって!!?」

三千院家で開かれていたパーティーに参加していた泉がケーキを食べながらテレビを見ていた。

泉     「ねぇ皆。テレビを見てみて。面白いのが映っているよ♪」

ナギ    「何が映っているって言うんだ。」

歩     「面白い事って何かな瀬川さん。」

泉     「ヒナちゃんとハヤ太君がテレビに映ってるんだよ♪」

美希    「何、それ本当か?」

泉に言われたとおり、ナギ達はテレビを見てみると、確かにハヤテとヒナギクが映っていた。

…………………………………………………………………………………………………………

記者A   「早速、インタビューします。お二人は高校生ですか?」

「「あ、はい。高校生です。」」

ハヤテとヒナギクは答える。

記者B   「お二人はカップルで間違いないですね。」

「「間違いないです。」」

ハヤテとヒナギクは顔を紅くし、答える。

この後もインタビューが続いていた。

…………………………………………………………………………………………………………

理沙    「ヒナとハヤ太君が入場者100万にとは凄いな。」

千桜    「会長も綾崎君も顔を紅くしていますね。」

ヒナママ  「ヒナちゃんと綾崎君がテレビに映っているなんて嬉しいわ。」

マリア   「ハヤテ君ヒナギクさんも凄いですね。」

ナギ    「ハヤテもヒナギクも凄いな。」

と、他のメンバーもハヤテとヒナギクを凄いと言っていた。



インタビューが終わり、ハヤテとヒナギクはベンチに座って休憩していた。

ヒナギク   「これって、皆が見ているのね………。」

ハヤテ    「ええ。お嬢様や瀬川さん達、ヒナギクさんの御母様も見ていると思いますよ。」

ヒナギク   「そう思ってると、恥ずかしいわね。」

ハヤテ    「ええ、そうですね。」

ヒナギク   「本当、そうよね。」

ハヤテとヒナギクの顔は未だに紅く染まっていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.73 )
日時: 2012/12/21 16:40
名前: ハヤヒナ

72話  「奇跡のクリスマスデート(後編)」

ハヤテ   「そろそろ、何かに乗りましょうか。」

ヒナギク  「そうね。時間も勿体無いし。」

ハヤテとヒナギクは立ち上がり、歩き出した。

ハヤテ   「もう一度、コーヒーカップやメリーゴーランドに乗りましょうか。」

ヒナギク  「そうね。」

そして、時間が過ぎていた。

ハヤテ   「後一つ乗れますが、何に乗りましょうか。」

ヒナギク  「観覧車にしない?」

ハヤテ   「観覧車ですか?でもヒナギクさんは高い所は………。」

ヒナギク  「確かに苦手よ。でもあの誕生日の時みたいに、この私を支えてくれるかしら?」

ハヤテ   「分かりました。この僕が支えてあげますので、観覧車に乗りましょう。」

ヒナギク  「うん。」

ハヤテとヒナギクは観覧車の列に並び、数分後。ゴンドラに乗り込んだ。

ヒナギク  「………………………………。」

ハヤテ   「大丈夫ですよヒナギクさん。ちゃんと支えていますから。」

ヒナギク  「……………………うん。」

ハヤテとヒナギク、二人を乗せたゴンドラが真上に到着したその時、

〔ガコォォォッッッツン〕と、大きな音を立て停止してしまった。

ヒナギク  「ハ、ハヤテ君。どうなっちゃたの……………??」

ハヤテ   「どうやら停電とかで止まったみたいですね。」

すると、放送が流れてきた。

『観覧車にお乗りのお客様、誠にすみません。停電により、観覧車が停止してしまいました。
 至急、普及いたしますので、暫くの間お待ち下さい。繰り返します………』

と流れた。

ハヤテ   「大丈夫ですよヒナギクさん。僕が支えていますから安心してください。」

ヒナギク  「うん。ハヤテ君、ちゃんと支えてね。」

ハヤテ   「任せて下さい。」

ハヤテとヒナギクは観覧車に乗り込んだ。

そして、ハヤテとヒナギクが乗り込んだゴンドラが真上に到着した時、停電により停止してしまった。

冷たい風が吹く寒空の中、ゴンドラの密閉した空間にしかも一番真上に、ハヤテとヒナギクは閉じ込められてしまったのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.74 )
日時: 2012/12/22 08:52
名前: ハヤヒナ

73話 「奇跡のホワイト」

ゴンドラに閉じこめられて、3時間が経過した。辺りは暗くなり始め、秘めこみ始めた。

ハヤテ   「ヒナギクさん、寒くありませんか?」

ヒナギク  「寒いわ。でも、ハヤテ君がいるから平気よ。」

ハヤテ   「そうですか。でも、無理はしないで下さいね。」

ヒナギク  「うん。分かっているわ。」

さらに2時間が経過した。

寒さのあまり、回路がショートしてしまって、なかなか普及しなかったのだ。

現在の時刻は、午後7時を回ってしまった。

夜という事もあるのか、さっきよりも気温が下がり、格段と冷え始めていた。

ハヤテ   「さっきよりも寒くなりましたね。」

ヒナギク  「そうね。いつ普及するのかしら?」

ハヤテ   「分かりませんね。それよりも僕が支えてあげますので、たって景色を見ませんか。」

ヒナギク  「………うん。じゃあ、ちゃんと私を支えてねハヤテ君。」

そして、ハヤテとヒナギクは立って、景色を見た。

すると、当たる一面、クリスマス一色で染まっていた。

ヒナギク  「綺麗……………。」

ヒナギクは景色を見て感動した。

イルミネーションと月明かりがマッチしていて、輝いていたのだった。

ハヤテ   「ヒナギクさん、分かっていると思いますが、もう一度言ってもいいですか?」

ヒナギク  「うん………。」

ハヤテ   「………僕は、綾崎ハヤテは、カツラヒナギクさん、貴女の事が好きです。
       この僕と付き合ってくれませんか?」

ヒナギク  「勿論よ。私もハヤテ君の事が好きだから。」

ハヤテ   「ヒナギクさん………。」

ヒナギク  「ハヤテ君………。」

ハヤテとヒナギクは向かい合い抱きあった。ハヤテはヒナギクの腰に、ヒナギクはハヤテの首に手を回した。

そして、顔を近づけ、唇を近づけ、キスをした。

その瞬間、月明かりが二人を包み込み、さらに雪が降り始めた。

ハヤテ   「雪ですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「ホワイトクリスマスね。」

ハヤテ  「そうですね。ホワイトクリスマスになりましたね。」

キスを終え、ハヤテとヒナギクは、美しいクリスマス一色に染まった夜景を見た。

その10分後、やっと普及し、ハヤテとヒナギクは無事に地上に降りることが出来た。

そして、ハヤテとヒナギクは幸せな顔をして、家へと帰っていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.75 )
日時: 2012/12/22 09:27
名前: ハヤヒナ

74話 「大晦日」

12月31日、水曜日。今日は大晦日。今日で今年も終わり、明日から新年となる。

ハヤテ   「今年も色々とありましたね。」

ナギ    「そうだな。色々あったな。」

マリア   「そうですね。ナギ、来年は真面目になってくださいよ。」

ナギ    「私はいつも真面目だから、これ以上は真面目になる必要はない。」

「「…………………………。」」

ナギの言葉に呆れた執事とメイドであった。



ヒナギク  「今年ももう終わりね。本当に色んなことがあったわね。」

ヒナママ  「でもヒナちゃんの1番の出来事は、綾崎君と恋人になれた事でしょ。」

ヒナギク  「うん…、そうだけど……。」

ヒナママの質問に、恥ずかしく答えるヒナギク。

この1年、ヒナギクは色んな出来事があった。

それらの殆どがハヤテの思い出といっても良いだろう。

そして、ハヤテも同じである事は間違いないだろう。

そして、明日から新年を迎える。

ハヤテとヒナギクには、どんな1年が待っているのだろうか。



…………………………………………………………………………………………………………

かなり短いですか、今回は此処で終わります。

後、6話で完結します。(全80話)

終わった後も、アフターをやる予定ですので楽しみにして下さい。

では今回は、これで失礼致します。

…………………………………………………………………………………………………………

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.76 )
日時: 2012/12/22 09:49
名前: ハヤヒナ

75話 「新年と運勢(前編)」

歳が明け、新年を迎えた。

ハヤテとヒナギクは初詣に来ていた。

ハヤテ   「明けましておめでとう御座いますヒナギクさん。」

ヒナギク  「ハヤテ君、明けましておめでとう。」

ハヤテ   「今年も宜しくお願いしますね。」

ヒナギク  「私のほうこそ、お願いね。」

すると、美希、理沙、泉と出会った。

泉     「ヒナちゃん、ハヤ太君、明けましておめでとうなのだ♪」

ヒナギク  「明けましておめでとう。泉、美希、理沙。」

ハヤテ   「皆さん、明けましておめでとう御座います。」

美希    「ヒナとハヤ太君は、デートか?」

ヒナギク  「それもあるかもしれないけど、初詣よ。それより理沙、サボってって良いの?」

理沙    「今は休憩時間だ。それよりも皆で御御籤を引きに行かないか。」

ヒナギク  「そうね。皆で引きに行きましょうか。」

ハヤテ   「そうですね。」




御御籤を引いた結果、

美希は末吉、理沙は吉、泉は中吉だった。

ヒナギク  「私は大吉ね。」

美希    「すると後は、」

理沙    「ハヤ太君だけだな。」

泉     「ハヤ太君は運勢、何だったの?」

ハヤテ   「えーーーーっと、僕の運勢は、……………大吉です。」

美希    「ハヤ太君は大吉なのか。」

理沙    「てっきり大凶かと思っていたが。」

泉     「大吉とは………。」

ヒナギク  「ハヤテ君、私と同じ大吉なんだ……………。」






「「「「ええええぇぇぇぇーーーー。」」」」

ヒナギク達は驚いた。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.77 )
日時: 2012/12/22 10:14
名前: ハヤヒナ

76話 「新年と運勢(後編)」

美希    「本当なのかハヤ太君。」

ヒナギク  「本当なのハヤテ君。」

ハヤテ   「ええ。」

理沙    「ハヤ太君が大吉を引き当てるとは凄いな。」

泉     「ハヤ太君、凄いね。」


御神籤の結果、恋愛運、金運、健康運など、全てが良かったのであった。

ヒナギクもハヤテと同じ結果であった。


そして、ハヤテとヒナギクは美希達と別れて、神社を後にした。

勿論、お守りを買って後にしたのであった。


ヒナギク  「凄いわね。ハヤテ君、大吉を引き当てるなんて。」

ハヤテ   「僕も未だに信じられませんよ。今までは不幸な事が続いていましたから。」

ヒナギク  「でも今年は大丈夫よ。大吉を引き当てたんだから。」

ハヤテ   「そうですね。ヒナギクさんとの幸せな時間が続きますからね。」

ヒナギク  「そ、そそ、そうね。私達、幸せな時間が続くといいわね。」

ハヤテ   「ええ。」

この後、ハヤテはヒナギクを家まで送り、ヒナギクの家のおせち料理をご馳走になった。

おせち料理やお雑煮を食べているとヒナママにからかわれる等していた。

そのせいで喉に万年青が詰まってしまって、ヒナギクに背中を叩いている所を写真に撮られたりして、

ハヤテとヒナギクの顔は真っ赤に染め上がってしまった。

こんな調子でハヤテとヒナギクは新年を向かえたのであった。



その頃、ヒナギクの姉、雪路は宿直室で酒を飲んで熟睡していた。

歩と一樹の西沢姉弟は家族旅行で、北海道にいた。

千桜と愛歌はのんびりとお正月を過ごしていた。

ナギとマリアは、咲夜、ワタル、サキ、伊澄とともに屋敷でおせち料理を食べていた。

ハヤテとヒナギクと別れた理沙は美希と泉とともに、仕事をサボっていた。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.78 )
日時: 2012/12/22 10:54
名前: ハヤヒナ

77話 「新学期」

1月8日、金曜日。今日から3学期の始まりである。

ハヤテ   「お早う御座いますヒナギクさん。」

ナギ    「お早うヒナギク。」

ヒナギク  「お早うハヤテ君。ナギも。」

挨拶するハヤテ、ヒナギク、ナギ。

ヒナギク  「珍しいわね。3学期早々、ナギが来るなんて。」

ナギ    「しょうがないから来てやったんだ。けど、明日は休むからな。」

そして、教室へ辿り着いた。

其処には千桜と愛歌等、クラスの殆どが来ていた。すると、ワタルや伊澄もやって来た。

伊澄    「ハヤテ様に生徒会長さんに皆さん。」

ワタル   「珍しいなナギが来ているなんて。」

ナギ    「ヒナギクと同じ事を言うなんて、この私が三学期早々、来るのがおかしいのか?」



そして、美希達もやって来た。





始業式も終わり、ハヤテ達は教室へ戻ってきた。

2学期のあの日からの雰囲気は相変わらず変わっていなかった。

男子2名、女子20名のクラスの雰囲気には。

最初は他のクラスや学年からの視線が合ったが、今はなくなっていた。

だが22人のクラスの中に男子が2名だけという雰囲気は未だに気まずくなるのであった。

そして、3学期最初の日を終えた。


土日と過ぎていた、月曜日。当然のようにナギは休んだ。

そんなこんなで1月はあっという間に過ぎていた。

そして、2月14日を迎えたのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.79 )
日時: 2012/12/22 15:14
名前: ハヤヒナ

78話 「バレンタインデー」

今日は2月14日、日曜日。バレンタインデーである。

女の子が好きな男の子にチョコを渡すイベントである。

今年はバレンタインデーが日曜日って事もあってか、あちらこちらには沢山のカップルがいた。

ヒナギク  「ハヤテ君、今日はバレンタインデーでしょ。。私の『本命』チョコを受け取ってくれるかしら。」

ハヤテ   「勿論ですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「はいコレ。私の手作りの本命チョコよ。」

そう言って、ハヤテに渡した。

ハヤテ   「有難う御座いますヒナギクさん。早速食べてもいいですか?」

ヒナギク  「いいよ♪」

ハヤテ   「では頂きますね。」

ヒナギクの手作りの本命チョコを口に含んだ。

ヒナギク  「どうハヤテ君?美味しい?」

ハヤテ   「美味しいですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「本当に?」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「ハヤテ君にそう言ってもらえて嬉しいよ。」

ハヤテ   「ヒナギクさん…。」

ヒナギク  「ハヤテ君…。」

ハヤテとヒナギクは見つめ合い、キスをした。

因みに二人がいた場所は、桂家のリビングであった。




歩     「ヒナさんにハヤテ君を取られたのは今でもショックだよ。」

と、歩は呟いていた。

そして、翌日。

ハヤテは1日遅れのチョコ(義理)をクラスの女子全員や他のクラス、学年から貰ったのは言うまでもなかった。

今となって、ハヤテの人気は、氷室さんや野ノ原さんを引き離しての人気となっていたのだった。

同じく女子の中での一番人気のヒナギクとのカップルは、白皇公認となったのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.80 )
日時: 2012/12/22 16:05
名前: ハヤヒナ

79話 「春」

そして、3月3日、水曜日。今日はヒナギクの17回目の誕生日である。

ヒナママ  「ヒナちゃん、お誕生日おめでとう。」

今年は去年と違って、極僅かな知り合いを呼んでの誕生日パーティーとなった。

その人数とは、ハヤテ、ナギ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタル、雪路といった白皇メンバーに、

マリア、ヒナママ、サキ、咲夜、歩、一樹を加えた16名である。

次々とヒナギクにプレゼントを渡していくメンバー。

誕生日パーティーと言いながら 去年同様、カラオケパーティーとなってしまった。

そして、誕生日パーティーが終わり、皆は帰っていって、ハヤテとヒナギクは2人きりとなった。

ハヤテ   「ヒナギクさん、改めてお誕生日おめでとう御座います。」

ヒナギク  「有難うハヤテ君。」

ハヤテ   「ヒナギクさん、僕からの誕生日プレゼントを受け取ってくれますか。」

ヒナギク  「今年は何をくれるの?」

ハヤテ   「去年はクッキーでしたか、今年はコレです。」

ハヤテはヒナギクにプレゼントを渡した。

ヒナギク  「コレって、ペンダント?」

ハヤテ   「ええ。僕とお揃いのペンダントです。」

ヒナギク  「有難うハヤテ君。大事にするね。」

ハヤテから貰ったペンダントを早速付けた・

ヒナギク  「どうかなハヤテ君。似合うかな。」

ハヤテ   「似合っていますよヒナギクさん。」

ヒナギク  「そう言うハヤテ君も似合っているね。」

ハヤテ   「本当ですか?」

ヒナギク  「うん♪」

ハヤテ   「有難う御座います。」

こうして、ヒナギクの17回目の誕生日パーティーを終えた。








そして、3月14日、日曜日。

ハヤテ   「ヒナギクさん、バレンタインデーのお返しです。」

ヒナギク  「有難うハヤテ君。コレってクッキーよね。」

ハヤテ   「ええ。僕の手作りのクッキーです。」

ヒナギク  「ハヤテ君、早速食べてもいいかな?」

ハヤテ   「勿論ですよヒナギクさん。」

ヒナギクはクッキーを口に含んだ。

ハヤテ   「どうですかヒナギクさん。」

ヒナギク  「美味しいわハヤテ君。」

そして、バレンタインデー同様、ハヤテとヒナギクはキスをしたのであった。



そして、終業式を終え、ハヤテ達10人は全員、三年生へ進級できたのであった。


…………………………………………………………………………………………………………

いよいよ、次の80話で完結いたします。

次はハヤテとヒナギクしか登場しませんので「」の前の名前は省略します。

風と桜 想うメモリーが終わった後はアフターもやります。

その後、新たな小説を始める予定ですが、コレもハヤヒナです。

…………………………………………………………………………………………………………
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.81 )
日時: 2012/12/23 09:56
名前: ハヤヒナ

最終話(80話) 「風と桜、未来のメモリー」

そして、4月。ハヤテ達は全員、三年生に進級できたのであった。

ハヤテ、ヒナギク、ナギ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊住、ワタルは全員、同じクラスとなった。

しかし、他のクラスはクラス替えがあったが、ハヤテ達のクラスだけはクラス替えがなかった。

2年の時の男子2名、女子は20名、計22名のまま、三年のクラスとなったのだった。

そんなこんなで最後の高校生活を向かえたハヤテとヒナギク。

行事、夏休み、ハヤテの誕生日、冬休み、クリスマス、お正月、バレンタインデーと、色んなイベントを越し、時は流れていた。

ハヤテも行事に全て参加し、全て優勝または入賞し、ナギに借金全額返済できたのであった。





そして、今日は3月3日。ヒナギクの誕生日でもあり、ハヤテ達の卒業式。

ハヤテ達は全員、卒業する事が出来た。

卒業式も終わり、生徒が次々と帰っていく中、ハヤテとヒナギクはある場所にいた。

「ヒナギクさん、ここが何処か覚えていますか?」

「勿論、覚えているわ。此処は初めて、私とハヤテ君が『白皇学院』で出会った場所だからね。」

「ええ。あの時は十年前に出会っていた事は忘れていましたね。」

「そうだったわね。あの時に出会って、十一年になるわね。」

「昔もそうですけど、今もいろんな事がありましたね。」

「本当に色々あったわね。」

ハヤテとヒナギクは、コレまでの出来事を思い出し、振り返っていた。

そして、ハヤテはヒナギクに1歩、また1歩と近づいた。

「ヒナギクさん、お誕生日おめでとう御座います。」

「有難うハヤテ君。誕生日と卒業式が重なるなんて、運命ね。」

「そうですね。それよりも僕からの誕生日プレゼントを受け取ってくれますか?」

「うん。」

そう言って、ハヤテはポケットからある物を取り出した。

「誕生日プレゼントはコレです。」

「コレって箱ね。何が入っているの。」

「開けて見て下さい。」

ハヤテにそう言われて、ヒナギクは箱を開けて見た。

箱から出てきたのは、……………指輪だった。

「ハヤテ君、コレって……若しかして指輪?」

「ええ。そうですよヒナギクさん。アクアマリンの指輪です。」

「でも何でコレを私に?」

ハヤテは一呼吸し、口を開いて言った。

「ヒナギクさん、この僕と、結婚してくれませんか!!」

もう片方のポケットから箱を取り出し言った。ドパーズの指輪を。

「プ、プロポーズ!!?」

「ええ。ヒナギクさん、返事を聞かせて貰えますか?」

「私の返事はコレよ。」

そう言って、ヒナギクはハヤテの頬にキスをした。

「ヒ、ヒナギクさん。じゃあ………。」

「私の方こそお願い。ハヤテ君、この私と結婚してくれますか?」

「ヒナギクさん、この僕でいいんですか?」

「勿論よ。ハヤテ君の方こそ、こんな私でいいの?」

「ええ。この僕と結婚してくれますか。」

「喜んで。」

ハヤテとヒナギクは指輪を交換した。

そして、ハヤテはヒナギクの右手の薬指にアクアマリンの宝石の指輪を、

ヒナギクはハヤテの右手の薬指にドパーズの宝石の指輪を、同時にはめた。

そして……………、

「ヒナギクさん……。」

「ハヤテ君……。」

ハヤテとヒナギクは抱き合い、キスをした。

その瞬間、二人を祝福するかのように、二人の周りを桜吹雪が包み込んだ。





そして、1年後。ハヤテとヒナギクは結婚した。





…………………………………………〔   完   〕…………………………………………

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.82 )
日時: 2012/12/24 09:45
名前: ハヤヒナ

風と桜 想うメモリー、完結致しました。

予告したとおり、アフターをします。







アフター・シリーズ 1話「三年生」

ハヤテ達は10人は全員、三年生になれた。そして、クラス発表。

ハヤテ   「お早う御座いますヒナギクさん。」

ナギ    「お早うヒナギク。」

ヒナギク  「お早うハヤテ君。それにナギも。」

そして、三人は掲示板にある自分の名前を見て、新しい教室へ向かった。

だがこの時は、自分の名前を見る事である違和感には気づいていなかった。

ハヤテ   「それにしても全員、同じクラスに慣れて良かったですね。」

ヒナギク  「そうね。楽しくなりそうね。」

ナギ    「ああ。」

全員とは、ハヤテ、ヒナギク、ナギ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタルの事である。

ハヤテ、ヒナギク、ナギが教室へ辿りつくと、美希、理沙、泉の三人が来ていた。

泉     「ヒナちゃんにハヤ太君にナギちゃんお早う♪」

理沙    「我々、またぞ同じクラスだったな。」

ハヤテ   「そうですね。」

ヒナギク  「ねぇ。クラス発表の紙を見たときは気付かなかったけど、2年の時と変わったいないと思うんだけど。」

ナギ    「確かに。」

ハヤテ   「そう言えばそうですね。」

美希    「それは簡単な事だよ。他のクラスはクラス替えがあって、三年になったけど、
       我々のクラス『だけ』はクラス替えはなく、そのまま三年になったみたいだぞ。」

ワタル   「それ本当か?」

ワタルが入ってきた。

理沙    「本当だとも。我々のクラスのハヤ太君と部長以外の男子全員が退学になったからな。」

美希    「その事でまた何かが起きないように防止の為に、我々のクラス『だけ』はクラス替えがなかったんだ。」

泉     「そうなんだよね〜♪」

そして、千桜、愛歌、伊澄もやって来て、いつものメンバーが揃ったのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.83 )
日時: 2012/12/24 10:21
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 2話「男子1名、女子20名!?」

夏休みが終わり、2学期が始まった。……………が、衝撃な事が起こった。それは………。

先生A   「橘が家の事情により、この白皇学院を辞めてしまった。」

だった。

愛歌    「先生、それ本当なんですか?」

先生A   「ああ。本当だ。」

千桜    「橘君が辞めてしまったと言う事は、」

美希    「このクラスの男子は、」

理沙    「ハヤ太君、」

泉     「1人だね。」

伊澄    「ですね。」

と、順番に言う。

先生A   「って事で綾崎、このクラスの男子はお前一人だけになってつらいと思うが、
       卒業するまでは我慢してくれ。」

ハヤテ   「………分かりました。」



そして、ホームルームが終わった。



ハヤテ   「…………………………。」

ヒナギク  「大丈夫ハヤテ君?」

ハヤテ   「…ええ。」

ナギ    「本当に大丈夫なのか?」

ハヤテ   「大丈夫ですよお嬢様。只、この雰囲気に落ち着かないだけですよ。」

美希    「確かに。我々女子20人に対し、男子はハヤ太君、君だけだからな。」

ヒナギク  「さすがのハヤテ君も落ち着かないわよね。」

ハヤテ   「ええ。お屋敷でもバイト先でも女の子ばかりで慣れていますが、

       コレだけの大勢の女子の中に、たった一人だけ男の僕がいるのは………。」

ナギ    「まぁ理由はどうあれ、この大勢の女の中からハヤテは、ヒナギクを選んだからな。」

泉     「そうだよね。ハヤ太君はヒナちゃんを選んだからね♪」

理沙    「さすがハヤ太君だな。そして、ヒナも。」

「「/////////////////////////////////////////!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」 

その言葉にハヤテとヒナギクは、顔を紅くしたのであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.84 )
日時: 2012/12/25 10:45
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 3話 「クラスの中に男は、ハヤテのみ!」

ワタルが白皇を辞めたと聞かされた始業式の翌日。

ハヤテ   「何か周りからの視線が物凄く気になるのは気のせいでしょうか?」

ナギ    「気のせいではないと思うぞ。」

ヒナギク  「そうよね。私もなぜか気になるのよ。」

美希    「それはそうだろヒナ。ヒナとハヤ太君は誰もが認める公認カップルとなっているからな。」

理沙    「けど今は、今は別の意味があるからな。」

千桜    「そうですね。橘君が辞めてしまいましたから、男の子は綾崎君一人になってしまいましたからね。」

愛歌    「それで視線を感じているんですよ。」

ハヤテ   「やはりそうなんですかね。」

泉     「そうだよ♪」

伊澄    「ですね。」

と、それぞれ言った。




放課後。ハヤテ、ヒナギク、ナギはバイトがある為、喫茶どんぐりへと向かっていた。




その頃、歩はコンビニでアイスを買って食べながら、喫茶どんぐりに向かっていた。




ワタル   「準備は出来ているのかサキ。」

サキ    「出来ていますよ若。」

ワタル   「じゃあナギの所へ挨拶する前に、喫茶店で何か食うか?」

サキ    「そうですね若。」

ワタルとサキも喫茶どんぐりへ向かっていた。



ハヤテとヒナギクは言うと、

ハヤテ   「……………………………。」

ヒナギク  「……………………………。」

沈黙の名のため息を付いていた。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.85 )
日時: 2012/12/26 10:05
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 第4話 「ワタルとのお別れ」

ハヤテ、ヒナギク、ナギがバイトをして十分後、歩むがやって来た。

歩     「ハヤテ君にヒナさん、ナギちゃん、遅れちゃったよ〜。」

ハヤテ   「別にいいですよ西沢さん。」

ヒナギク  「そうよ歩。暇だったから。それにしても、いつも会う度に何かを食べているわね。」

ナギ    「ハムスターだから、ヒマワリの種じゃないのか?」

歩     「だからナギちゃん。私はハムスターじゃないの!」

と言った所で、お客がやって来た。

やってきたのはワタルと、そのメイドのサキだった。

歩     「ワタル君にサキさん。いらしゃい。」

ナギ    「何だお前か。」

ワタル   「お前って事はないだろナギ。これからナギの所へ寄る所だったからな。」

歩     「ワタル君、ナギちゃんに何の用なの?」

サキ    「引越しするので、お世話になった方々に挨拶しに行くんだったんですよ。」

歩     「ワタル君、引っ越しちゃうの。」

ワタル   「ああ。隣の区にな。レンタル店も引き続き続けるから、其処にきてくれ。」
      それよりも借金執事、お前大丈夫なのか?」

ハヤテ   「え、ええ。」

歩     「ワタル君、何でハヤテ君に大丈夫と言うのかな?」

ワタル   「俺が辞めるから、クラスの男は借金執事、一人だけになるからな。」

歩     「ええ!!?それ本当なんですか?ハヤテ君にヒナさんにナギちゃん。」

ハヤテ   「本当ですよ。」

ヒナギク  「本当よ歩。」

ナギ    「私達のクラスの男は、ハヤテとワタルの二人しかいなかったからな。」

と、ハヤテ、ヒナギク、ナギはワタルに返事をした。

そして、ワタルとサキは、お世話になった家々を回り、次の土曜日に引越していた。




…………………………………………………………………………………………………………

アフター・シリーズは後6話で終わります。

その後、ハヤテとヒナギクの結婚の話をやってから、この小説は終わります。

次に始める小説の内容は秘密ですがコレもハヤヒナなので、楽しみにしていて下さい。

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.86 )
日時: 2012/12/27 09:19
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ5話 「体育祭」

ワタルが引っ越していてから1ヵ月後。白皇学院では、体育祭が行われていた。

男子1名、女子20名という、異名とハヤテ達のクラスとなったのであった。

そして、早くも最終種目となった。

最後の種目は、クラス代表による二人三脚千mと競争であった。

ハヤテ達の代表は、ハヤテとヒナギクであった。

それは何故かと言うと。


…………………………………………………………………………………………………………

美希    「クラス代表による二人三脚の代表は、男子はハヤ太君で決まりだな。」

ナギ    「そうだな。このクラスの男子は、ハヤテしかいないからな。」

理沙    「つまり、ハヤ太君は救世的って事になるな。」

ハヤテ   「そうですね………。」

ヒナギク  「男女ペアじゃないといけないから、後は助詞って事になるけど、
       ……………若しかして、女子は私!!?」

泉     「ピンポーーーーン♪正解だよヒナちゃん♪」

千桜    「という事で会長、」

愛歌    「頑張って下さいね。」

…………………………………………………………………………………………………………


と、ハヤテとヒナギクに決まった。

が、恥ずかしながらも息の合った走りでハヤテとヒナギクは、1位となったのであった。

ハヤテ   「何かあっけなかったですね。」

ヒナギク  「そうね。あっけなかったわね。」

ナギ    「確かにあっけなかったな。苦戦すると思ったんだが。」

美希    「他のクラスの代表がザコばっかりだったからだよ。」

理沙    「氷室さんや野ノ原さんのような強敵はいなかったからな。」

ハヤテ   「それもそうですね。」

ヒナギク  「そうね。」

と、体育祭を終えたのであった。

珍味に優勝は、ハヤテ達のクラスであった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.87 )
日時: 2012/12/27 09:42
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 6話 「風と桜の2度目のクリスマス(前編)」

2学期も終わり、冬休みを迎えた。今日はクリスマス・イブである。

ハヤテとヒナギクは、デートしていた。

ヒナギク  「ハヤテ君、私達が付き合い始めて、2回目のクリスマスね。」

ハヤテ   「そうですね。あの時は大変でしたね。」

ヒナギク  「本当にそうよね。でもいい思い出よね。」


…………………………………………………………………………………………………………


現在の時刻は、午後7時を回ってしまった。

夜という事もあるのか、さっきよりも気温が下がり、格段と冷え始めていた。

ハヤテ   「さっきよりも寒くなりましたね。」

ヒナギク  「そうね。いつ普及するのかしら?」

ハヤテ   「分かりませんね。それよりも僕が支えてあげますので、立って景色を見ませんか?」

ヒナギク  「………うん。じゃあ、ちゃんと私を支えてねハヤテ君。」

そして、ハヤテとヒナギクは立って、景色を見た。

すると、当たる一面、クリスマス一色で染まっていた。

ヒナギク  「綺麗……………。」

ヒナギクは景色を見て感動した。

イルミネーションと月明かりがマッチしていて、輝いていたのだった。

ハヤテ   「ヒナギクさん、分かっていると思いますが、もう一度言ってもいいですか?」

ヒナギク  「うん………。」

ハヤテ   「………僕は、綾崎ハヤテは、カツラヒナギクさん、貴女の事が好きです。
       この僕と付き合ってくれませんか?」

ヒナギク  「勿論よ。私もハヤテ君の事が好きだから。」

ハヤテ   「ヒナギクさん………。」

ヒナギク  「ハヤテ君………。」

ハヤテとヒナギクは向かい合い抱きあった。ハヤテはヒナギクの腰に、ヒナギクはハヤテの首に手を回した。

そして、顔を近づけ、唇を近づけ、キスをした。

その瞬間、月明かりが二人を包み込み、さらに雪が降り始めた。

ハヤテ   「雪ですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「ホワイトクリスマスね。」

ハヤテ  「そうですね。ホワイトクリスマスになりましたね。」

キスを終え、ハヤテとヒナギクは、美しいクリスマス一色に染まった夜景を見た。


…………………………………………………………………………………………………………

と、去年のクリスマスデートの出来事があったのだった。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.88 )
日時: 2012/12/27 10:09
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 7話 「風と桜の2度目のクリスマス(後編)」

去年のクリスマスに改めて告白したハヤテとヒナギクに奇跡が起こった。

それは、お互いに抱き締め合いキスした瞬間、雪が降り始めたのだった。

ホワイトクリスマスとなったのであった。

そして、今年は………。

ハヤテ   「去年のクリスマスイブは、ホワイトクリスマスになりましたよね。」

ヒナギク  「そうだったわね。そして、今年もなったわね。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「ホワイトクリスマスに。」

去年同様、今年もホワイトクリスマスとなったのであった。

ハヤテ   「そろそろ出発しますか。」

ヒナギク  「そうね。」

ベンチに寄せ合いながら座っていたハヤテとヒナギクは歩き始めた。

帽子、マフラー、手袋をした。どれも自分の髪の色と同じで合った。

そして、ハヤテとヒナギクは、手を繋いで歩き始めた。

ヒナギク  「手袋をしていても、ハヤテクンの手の温かさが伝わってくるね。」

ハヤテ   「そうですか?」

ヒナギク  「うん♪」

ハヤテ   「コッチもヒナギクさんの手の温もりが伝わってきますよ。」

と、ハヤテもヒナギクも顔を真っ赤にしていた。

そして、ハヤテとヒナギクは商店街に何故かあえう巨大観覧車に乗った。

ハヤテとヒナギクが乗ったゴンドラが真上に到着した瞬間、

ハヤテ   「ヒナギクさん………。」

ヒナギク  「ハヤテ君………。」

ハヤテとヒナギクは向かい合い抱きあった。ハヤテはヒナギクの腰に、ヒナギクはハヤテの首に手を回した。

そして、顔を近づけ、唇を近づけ、キスをした。

その瞬間だけ、雪が強くなった事をハヤテとヒナギクは知らない。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.89 )
日時: 2012/12/28 09:35
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 8話 「恋するチョコ」

2月14日、曜日。いつものようにハヤテは登校していた。のだったが、

「綾崎先輩、私のチョコ受け取ってください。」「綾崎君、私のも受け取ってください。」

と、沢山の女子生徒からチョコを貰っていたのであった。

美希    「凄い人気者だなハヤ太君。」

理沙    「チョコの数が半端じゃないぞ。」

泉     「本当にすごい数の人気とチョコだね。」

美希、理沙、泉は言った。

教室に入っても、ハヤテとヒナギクのカップルは公認になったものも、

「綾崎君、私のチョコ受け取ってください。」、「私も。」、「私のも。」

と、クラス女子全員からも貰ったのであった。

勿論、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄からも貰った。ナギも。

因みにナギはいつもの理由で休みである。

そして、

ヒナギク  「ハヤテ君、私のチョコ受け取ってくれるかしら。」

ハヤテ   「勿論ですよヒナギクさん。」

ヒナギクからのハート型の本命チョコを受け取ったハヤテであった。

因みにクラスの中で貰ったチョコが多いのはハヤテであった。

それは当然である。クラスの男子はハヤテ『しか』いないからである。

白皇学院で貰った数が男子の中で多いのもハヤテであった。

女子で多いのは、クラスでも白皇学院でもヒナギクがトップであった。

そんな人気同士のカップルのハヤテとヒナギク。

今では公認となったハヤテとヒナギク。

そんな2人の人気は、卒業した後でも続いたという。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.90 )
日時: 2012/12/28 10:02
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 9話 「伝える思い(前編)」

卒業して半年が経った。

ハヤテ   「僕たちの結婚の事、ヒナギクさんのご両親に言わないといけませんね。」

ヒナギク  「そうね。でも、大丈夫かしら?」

ハヤテ   「御母様なら賛成ですよ。」

ヒナギク  「それもそうよね。ハヤテ君、からかわれていたからね。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「問題は御父さんね。」

ハヤテ   「そう言えば、まだ1回もヒナギクさんの御父様に会ったことがないんですか。」

ヒナギク  「…走だったわね。海外主張が多くて、たまにしか家に帰ってこないのよ。」

ハヤテ   「寂しくないんですか。」

ヒナギク  「寂しいわ。でも慣れているから。それにハヤテ君がいるから。」

と言っている内に桂家へやって来た。

ヒナママ  「お帰りヒナちゃん。後、綾崎君いらっしゃい。」

ハヤテ   「お邪魔します。」

ヒナママ  「ヒナちゃん、御父さんが帰ってきているわよ。」

ヒナギク  「御父さんが!!?」

ハヤテ   「ヒナギクさんの御父様が帰ってきているんですか。」

ヒナママ  「そう言えば、綾崎君は会うの初めてよね。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナママ  「それに話したい事があって、此処に来たんでしょ。」

ハヤテ   「ええ。とっても大事な話があるんです。」

ヒナギク  「とっても大事な話があるの。」

ヒナママ  「じゃあ案内してあげるから、付いていらっしゃい。」

ハヤテとヒナギクは緊張しながらヒナママに付いていた。

そして、リビングに着くと、其処にヒナパパが待っていた。

ヒナパパ  「いらしゃい。君が綾崎ハヤテ君だね。君の事は。家内から聞いているよ。」

と、ヒナパパは語りだした。
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.91 )
日時: 2012/12/28 10:29
名前: ハヤヒナ

アフター・シリーズ 最終話 「伝える思い(後編)」

ヒナパパ  「大事な話があって来たんだろ。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「大事な話があるの。」

ハヤテ   「ヒナギクさんの御父様、御母様。実は…………」

と言いかけた所、

ヒナパパ  「綾崎君、君の言いたい事は分かっている。」

「「え!!??」」

ハヤテとヒナギクは驚いた。

ヒナパパ  「綾崎君、君ならヒナを任せられる。幸せにしてやってくれたまえ。」

「「え!!??」」

ハヤテとヒナギクはまた驚いた。

ヒナママ  「綾崎君、ヒナちゃんを僕に下さいって言おうとしたんでしょ。」

ハヤテ   「ええ。」

ヒナギク  「御父さん、御母さん、いいの?」

ヒナパパ  「ああ。綾崎君ならヒナを任せられるからな。」

ヒナママ  「綾崎君、ヒナちゃんを幸せにしてあげたね。」

ハヤテ   「はい。ヒナギクさんは必ず幸せにして見せます。」

ヒナギク  「ハヤテ君………。」

ハヤテの言葉にヒナギクは、顔を真っ赤にした。

そして、ハヤテとヒナギクは挨拶をした後、桂家を後にした。

朝風神社に行き、結婚の報告をし、ハヤテとヒナギクはそれぞれ帰っていた。



因みにハヤテの借金は行事などで全て返済できたのであった。

その後もハヤテは、ナギの執事を続けるのであった。

そして、半年後。ハヤテとヒナギクは結婚式を向かえた。



…………………………………〔アフター・シリーズ 終 〕…………………………………
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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.92 )
日時: 2012/12/29 09:55
名前: ハヤヒナ

エピローグ 「風と桜、想うメモリーの新たな始まり」

今日はハヤテとヒナギクの結婚式を挙げる日である。

友人である、ナギ、マリア、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、咲夜、ワタル、サキ、歩、サキも来てくれた。

ハヤテとヒナギクのクラスメートその他にも大勢の知り合いが、ハヤテとヒナギクを祝福しに来てくれた。

ハヤテ   「ヒナギク……、幸せだよ……。」

ヒナギク  「私もよ……、ハヤテ……。」

ハヤテと
美希    「ヒナがハヤ太君が結婚だな。」

理沙    「まさか、あの時ヒナが自爆するとは思わなかったな。」

泉     「そうだよね〜〜♪」

千桜    「でもそのお陰で付き合い始めましたから。」

愛歌    「結果オーライですね。」

ナギ    「でもそのお陰で、大変な事の起こったがな。」

ワタル   「ああ。本当に大変だったな。」

伊澄    「そうですね。」

ハヤテとヒナギクの友人達は言った。


歩     「ハヤテ君とヒナさんが結婚か。おめでとう御座います。」

一樹    「おめでとう御座います。ハヤテさん、会長さん。」

咲夜    「本間にお似合いな、あの2人は。」

マリア   「そうですね。ハヤテクンもヒナギクさんも本当に恥ずかしそうにしていますね。」

サキ    「皆さんが言うように本当にお似合いですね。」

と、他の仲間達も言った。


ヒナパパ  「遂にヒナギクも結婚か。」

雪路    「綾崎君、私の弟になるって事ね。それにしても妹に先を越されるとは……」

ヒナママ  「雪ちゃんにもいい人が見つかるわよ。」

ヒナギクの義理親や姉の雪路もハヤテとヒナギクを祝福した。




そして、結婚式が始まった。

神父    「では指輪の交換を。」

ハヤテとヒナギクは指輪の交換した。ドパーズとアクアマリンを。

右手にはめていたものが左手へとはめられた。

『婚約』指輪が『結婚』指輪へと変わったのだった。

その後も、色々と式が進んでいた。

神父    「では、誓いのキスを。」

と、神父が言った。

ハヤテ   「いいかなヒナギク。」

ヒナギク  「うん。いいよハヤテ。」

ハヤテとヒナギクは抱き締めあった。

ハヤテはヒナギクの腰に、ヒナギクはハヤテの首に手を回した。

そして、顔と顔を近づける。当然、唇と唇も近づいていく。

段々とその距離が近づいていき、………そして、

ハヤテとヒナギクの唇が重なり合った。

その瞬間、壮大な拍手の嵐となった。

ハヤテ   「ヒナギク、幸せかい?」

ヒナギク  「うん。ハヤテは?」

ハヤテ   「僕もだよヒナギク。」

ヒナギク  「私もよハヤテ。」

そして、ハヤテはヒナギクをお姫様抱っこをした。

ハヤテ   「これからも宜しくなヒナギク。」

ヒナギク  「うん。宜しくねハヤテ。」

チュッ。ハヤテがヒナギクの頬にキスした後、ヒナギクもハヤテの頬にキスをした。

こうして、ハヤテとヒナギクの結婚式を終えた。

因みにブーケトスを手にしたのは、姉の雪路であった…………。

その後、雪路は薫先生と、歩は宗谷と、ナギは一樹と、ワタルは伊澄と結婚したという。



ハヤテとヒナギク。過去に出会い、お互いに恋をした。その時に約束した事がある。

再会したらカップルになるって約束を。この後、ハヤテはヒナギクの元を離れていた。

そして、その10年後。白皇学院でハヤテとヒナギクは再会した。

最初は、出会っていた事を忘れていたハヤテとヒナギクだったが、

二年のときのハヤテの誕生日の時に思い出したのであった。

思い出した瞬間、ハヤテとヒナギクは顔を真っ赤にした。

思い出したこともあったのか、告白した事によって、カップルになれたハヤテとヒナギク。

そして、卒業式の日。ヒナギクの誕生日でもある日。ハヤテとヒナギクは結婚を誓った。

過去に出会い、お互いに恋をした他にも、同じ境遇がある。

それは親に借金を押し付けられ、捨てられた事である。

そんなハヤテとヒナギクだったが、今は幸せである。

同じ思いを抱えていたハヤテとヒナギクは惹かれあうように惹かれあったかもしれない。

風と桜の幸せが永遠に続くのであるから。





……………………………… 風と桜、思うメモリー 〔完〕 ………………………………

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Re: 風と桜 想うメモリー ( No.93 )
日時: 2012/12/29 09:59
名前: ハヤヒナ

遂に完結しました。

呼んでくれた皆さん、有難う御座います。

次に始めるのもハヤヒナです。

年が明けたら始めますので、そちらの方も、どうか応援してください。

では皆さん、よいお年を。
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