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対象スレッド 件名: Re: 風と桜 想うメモリー
名前: ハヤヒナ
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Re: 風と桜 想うメモリー
日時: 2012/12/14 10:06
名前: ハヤヒナ

36話 「ヒナギクVSナギ」

ナギ    「何をするヒナギク!」

ヒナギク  「それはコッチの台詞よ。ハヤテ君の可愛そうだと思わないの!!」

ナギ    「そんなの分かってたまるか!」

ヒナギク  「ハヤテ君の気持ちが分からないの!!」

ナギ    「だからそんなの分かってたまるか!」

ヒナギク  「私は分かるわ!ハヤテ君の気持ちが!!此処にいる誰よりもね!!!」

ナギ    「何でお前があんな嘘吐きの気持ちが分かるんだ!」

ヒナギク  「分かるって言っているでしょ!!」

ナギ    「何故だ!お前はあんな奴と違って、借金もなく親もいるから関係ないではないか!!」

ヒナギク  「だから分かるって言っているでしょ。」

ナギ    「だから何故だ!」

ヒナギク  「だってアレは本当の親じゃないからよ!!」

「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

その言葉にハヤテを除くクラス全員、驚いた。

ナギ    「おいヒナギク!それってどういう事なんだ!!」

ヒナギク  「私やお姉ちゃんもハヤテ君と同じだったのよ!!
       6歳になる私の誕生日が近い日にいなくなったんだから!!
       私とお姉ちゃんに八千万の借金を押し付けてね。本当の親にね!!」

「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」

その言葉にハヤテを除くクラス全員は、またも驚いた。幼馴染である美希も。

ヒナギク  「だから分かるのよ!ハヤテ君の気持ちがね!!
       親や大切な人に捨てられる悲しみや気持ちがね!!
       世界中の誰よりもね!!そして、ナギよりもね!!」

ヒナギクは言い放った。

美希     「ハヤ太君はこの事を知っていたのか?」

理沙     「ヒナが君と同じ様な事があった事を。」

泉      「知っていたの〜?」

ハヤテ    「ええ。ヒナギクさんの誕生日の時、ヒナギクさんが話してくれましたから。」

美希     「それ本当なのかヒナ。」

ヒナギク   「本当よ。」

そして、ヒナギクはあることを喋り始めた。