Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.1 ) |
- 日時: 2013/07/05 23:14
- 名前: Hina2
- どうも、Hina2です。
ハヤヒナさんの小説に一番乗り!!
では、感想です!!
ヒナギクの旧姓は、花岡ですか〜!!
確かにヒナギクに合いそうな旧姓ですね!!
まさか、生徒会三人娘も、いたとは〜。
少々驚きました。
これから先が楽しみです!!
これからも頑張って下さい!
応援しています!!
それでは、また。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.2 ) |
- 日時: 2013/07/06 09:47
- 名前: ハヤヒナ
- Hina2さん、早速の感想を有難う御座います。
どう展開していくか楽しみにしていて下さい。
第一部 五人の出会いと想いと
01 「夢」
此処は三千院家。この屋敷には、一人の執事がいた。 綾崎ハヤテである。その綾崎ハヤテは不思議な夢を見た。 ハヤテ 「久しぶりに懐かしい夢を見たけど、あの四人の女の子は誰だったんだろう。」 この言葉どおり、ハヤテは小さい頃に四人の女の子と出逢い、一緒に遊んだ事があった。 ハヤテ 「その四人の女の子って誰だったか思い出せないような……。」 と呟きながら、この屋敷の主人を起こしにいた。 ハヤテ 「お嬢様〜、起きて下さい。遅刻しますよ〜〜。」 ナギ 「今日は頭が痛いから休むのだ。」 ハヤテ 「そんな事言わずにが「休むと言ったら休むのだ。」」 この屋敷の主の三千院ナギは、流行のアレである。 マリア 「しょうがないからハヤテ君、一人で行って下さい。」 この屋敷のメイドのマリアである。 ハヤテ 「分かりました。」 結局、一人で白皇学院に向かった。
同じ頃、桂家。 ヒナギク 「久しぶりに見たわ懐かしい夢を見たわ。」 桂家の次女にて、白皇学院の生徒会長、桂ヒナギクである。 ヒナギク 「小さい頃に美希達と出会った男の子って誰だったかしら?」 ヒナママ 「ヒナちゃん、遅刻するわよ。」 ヒナギク 「はーーい御母さん。」 と返事し、ヒナギクは白皇学院に向かった。
そして、三人娘。 泉 「ねぇ美希ちゃんに理沙ちんも見たよね。」 美希 「と言う事は泉も見たのか。」 理沙 「ヒナや我々が小さい頃に、一人の男の子と出会い一緒に遊んだ事を。」 泉 「やっぱりそうなんだ〜〜。その男の子ってやっぱり、○○○君だよね。」 美希 「ああ。そうに違いない。あの男の子は○○○君だな。」 理沙 「間違いない。○○○君だな。」 泉 「確かヒナちゃんは、その男の子の事が好きだったよね。」 美希 「そうだったな。小さい頃に出会った事は関係ないとしても、今もヒナは好きだからな。」 理沙 「その男の子もヒナの事が好きだったよな。」 泉 「そうだったね。」 美希 「取り合えず、放課後に小さい頃に出会った時の証拠があるから探してみるか。」 理沙 「そうだな。」 泉 「そうだね♪」 と美希、理沙、泉の三人は話し合っていた。
そして、白皇学院でハヤテとヒナギクは出会った。 ハヤテ 「お早う御座いますヒナギクさん。」 ヒナギク 「お早うハヤテ君。ナギは………いつものアレかな?」 ハヤテ 「ええ。いつものアレです。」 ヒナギク 「ハヤテ君も大変ね毎日。」 ハヤテ 「そうです。いつも苦労してますよ。」 ヒナギク 「本当にナギも困ったものよね。」 ハヤテ 「本当にそう思いますよ。」 ヒナギク 「本当にそうよね。」 ハヤテ 「ええ。」 とハヤテとヒナギクは、楽しく話していた。
美希、理沙、泉はあの男の子がハヤテだと分かっていた(思い出していた)。 だがヒナギクはハヤテだと分かっていなかった。 そしてハヤテも、四人の女の子がヒナギク達と言うことを思い出せずにいた。 ハヤテもヒナギクも同じ過去がある。 美希、理沙、泉も知っている。特にヒナギクの過去について。 ハヤテとヒナギクはお互いに持っている者が有る。地裁頃の思い出の品を。 その思い出の品とこれから起こるある事件にて思い出すことをハヤテとヒナギクは知る由もなかった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.3 ) |
- 日時: 2013/07/06 10:22
- 名前: ハヤヒナ
- 02 「唯一の思い出し」
小さい頃に出逢っていた事のあるハヤテとヒナギク達。 ハヤテとヒナギクは唯一、覚えている事があった。 それはハヤテもヒナギクも同じであった。
ハヤテ (確か僕は、その四人の女の子の一人が好きになったんだよな。)
そして、ヒナギク。
ヒナギク (確か私、その男の子が好きになったのよね。)
ハヤテもヒナギクも同じであった。 それは当然であった。ハヤテもヒナギクもお互いに小さい頃、好きになっていたのである。 小さい頃に出逢っていたハヤテとヒナギク、美希、理沙、泉の五人。 ハヤテはヒナギク達だとは知らない。 ヒナギクもハヤテだとは知らない。
唯一思い出しているのは、出逢ったときに好きになった人がいる事である。 それがハヤテはヒナギク、ヒナギクはハヤテだとはまだ知らない。
そして、放課後。何事もなく一日を終えた。 生徒達は帰っていく中、美希、理沙、泉は話していた。 泉 「ヒナちゃんも見てると思うから知らせる?」 美希 「いや知らせないほうがいいな。」 理沙 「ヒナの事だから信じないと思うから。」 泉 「そうだよね。あの事から暫くしてからヒナちゃんにとって悲しい事が起こったんだよね。」 美希 「ああ。この事はハヤ太君も知っていると思うしな。」 理沙 「ハヤ太君もヒナや我々と同じく、見たと思うが。」 美希 「その四人の女の子がヒナや私達と事は思い出していないと思うからな。」 泉 「それじゃあ暫くは様子見ようか。」 理沙 「その方がいいな。」 美希 「それじゃあ帰って、思い出の品を探すとするか。」 理沙 「そうだな。」 美希、理沙、泉は早速、行動開始とした。
ハヤテとヒナギク、美希、理沙、泉の五人の思い出とは一体何があったかを知るために。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.4 ) |
- 日時: 2013/07/07 09:35
- 名前: ハヤヒナ
- 03 「思い出の人物」
翌日の生徒会室。 ヒナギク 「あの男の子って誰だったかしら。」 と呟き、溜め息をついたヒナギク。 美希 「どうしたんだヒナ。溜め息なんかついて。」 泉 「ヒナちゃんらしくないよ。」 ヒナギク 「悪かったわね。…………只、考え事をしていただけよ。」 理沙 「考え事って?」 ヒナギク 「夢に出てくるのよ。小さい頃の思い出が。」 美希 「って事はヒナも見たのか。」 理沙 「我々が小さい頃に出会い、一緒に遊んだ利の男の子の事が。」 泉 「夢に出て来るんだよね。」」 ヒナギク 「美希、理沙、泉も見たの?」 美希 「ああ。見たんだよ。」 理沙 「ヒナと同じく、小さい頃の思い出をな。」 泉 「夢で見始めたんだよ。」 ヒナギク 「そうなんだ…………。その男の子が誰だったか気になるのよ。」 美希 「確かに気になるよな。でも唯一覚えている事があるよな。」 理沙 「ヒナは出会ったその男の子の事が好きになったんだよな。」 泉 「その男の子もヒナちゃんの事が好きだったよね。」 ヒナギク 「!!!! 何言っているのよ。」 美希 「違うのかヒナ。」 ヒナギク 「違わないわ。美希、理沙、泉の言う通りよ。その事だけ覚えているのよ。何故か。」 美希 「ヒナもか。所でその男の子、誰かに似てないか?」 ヒナギク 「誰に似ているのよ。」 理沙 「ごく身近にいる気がするよな。」 泉 「そうだね〜♪ その男の子ってハヤ太君じゃないかな?」 ヒナギク 「ハ、ハヤテ君!?」 美希 「確かにハヤテ君に似ているな。」 理沙 「と言う事は、あの男の子はハヤ太君と言う事になるよな。」 ヒナギク 「何言っているの。そんな筈はないじゃない。」 美希 「何故そう言い切れるんだ。」 ハヤテ 「ハヤテ君と出会ったのはこの白皇学院よ。」 泉 「だから?」 ヒナギク 「小さい頃にハヤテ君と出会っている筈は絶対にないわ。」 理沙 「確かにそうだが…。」 ヒナギク 「そうよ。…………って、もうこんな時間じゃない。 私、バイトだから、後は頼んだわよ。」 とヒナギクは、バイト先に向かった。 美希 「やはりヒナは思い出していなかったか。」 理沙 「と言う事は、ハヤ太君にもそれとなく聞いてみるか?」 泉 「そうだね。……でもヒナちゃんと同じ答えになるんじゃ?」 美希 「泉のいう通りかもな。ハヤ太君、ヒナや私達と出会ったことは思い出していないな。」 」 理沙 「と言うよりも信じたくない方が正しいと思うぞ。」 と思い出の品を見ながら言った。
その頃、ハヤテは一足先にバイトをしていた。 ハヤテ 「今日も見たけど、あの四人の女の子って誰だったかな。 唯一覚えているのはその一人の女の子の事が好きになった事ぐらい……。」 と呟いたら、ヒナギクがやって来た。 ヒナギク 「ハヤテ君、遅れてごめんね。」 ハヤテ 「別にいいですよ。」 ヒナギク 「そうかしら。」 ハヤテ 「そうですよ。」 ヒナギク 「それならいいけど。」 ハヤテもヒナギクもお互いに、小さい頃に出会い、お互いに恋し好きになった事は知らない。
そして、夜。今夜も夢を見るのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.5 ) |
- 日時: 2013/07/07 10:30
- 名前: ハヤヒナ
- 04 「幼い頃の五人」
ハヤテとヒナギク達が出会い友達になった次の日。ハヤテは公園にいた。 すると、 ハヤテ 「あ、ヒナギクちゃん。」 ヒナギク 「ハヤテ君!」 ハヤテとヒナギクは公園で出会った。 ヒナギク 「昨日会ったばかりのに覚えていてくれたの?」 ハヤテ 「そうだよヒナギクちゃん。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君。私の事はヒナちゃんって呼んでほしいな。」 ハヤテ 「どうして?」 ヒナギク 「その方が言いやすいでしょ。だからそう呼んでほしいなハヤテ君には。」 ハヤテ 「分かったよヒナちゃん。」 ヒナギク 「有難うハヤテ君。」 とヒナギクは、ハヤテに飛びつき抱きしめた。 ハヤテ 「!!!! ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん。は、恥ずかしいよ。」 顔を真っ赤にして答えるハヤテであった。 ヒナギク 「ご、ごめんねハヤテ君。嬉しくて遂………。」 同じく顔を真っ赤にしたヒナギクは、ハヤテから離れた。 ハヤテ 「そ、そうなんだ。」 すると、美希、理沙、泉がやって来た。 泉 「ヒナちゃん、お待たせ〜〜。」 美希 「おやハヤ太君もいるのか。」 理沙 「本当だ。ハヤ太君もいるな。」 ハヤテ 「美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃん。」 美希 「昨日出会ったばかりなのに覚えていたんだ。」 ハヤテ 「うん。それと、ちょっといいかな。」 理沙 「何かなハヤ太君。」 ハヤテ 「それなんだけど、ハヤ太じゃなくてハヤテだよ。」 美希 「そんな事ならいいではないかハヤ太君。」 理沙 「そうだよハヤ太君。」 泉 「そうなんだよハヤ太君。」 ハヤテ 「…………ハヤ太でいいよ…………。」 ヒナギク 「それよりも皆で遊ぼう♪」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。皆で遊ぼう。」 美希 「じゃあ縄跳びがあるから、それで遊ぶか。」 ヒナギク 「ハヤテ君もそれでいい?」 ハヤテ 「うん。いいよ。」 ヒナギク 「じゃあ遊びましょ。」 ハヤテ、ヒナギク、美希、理沙、泉は縄跳びで遊び始めた。
そして、夕方。 ヒナギク 「ねぇハヤテ君って、この辺に住んでいるの?」 ハヤテ 「うん。この間引っ越してきたばかりだから。」 ヒナギク 「そうなんだ。」 ハヤテ 「お父さんの仕事の関係でね。」 美希 「引越しした時は寂しかったよな。」 ハヤテ 「うん。そのせいでお友達も少ないけど。」 理沙 「でも今は寂しくはないのか?」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃんたちと出会ってお友達になったから。」 泉 「それは良かったね。」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「私達もハヤテ君とお友達になれて嬉しいよ。」 ハヤテ 「有難うヒナちゃん達。僕も嬉しいよ。」 ヒナギク 「じゃあもう夕方だから帰ろう。ハヤテ君、明日も一緒に遊ぼうね。」 ハヤテ 「うん。一緒に遊ぼうねヒナちゃん達。」 こうして、ハヤテとヒナギク達は明日も一緒に遊ぶ約束をして、家に帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.6 ) |
- 日時: 2013/07/08 09:15
- 名前: ハヤヒナ
- 05 「思い出のノート」
翌日。またも小さい頃の思い出を夢で見たハヤテ。 ハヤテ 「また見たけど、あの四人の女の子って誰だったか思い出せないんだよな。 しかし、誰かに似ているのは何故なんだ?」 と呟き、いつもの事により、結局は一人で白皇に向かった。
同じく、桂家。ヒナギクの部屋。 ヒナギク 「また見たわ。小さい頃の夢を。あの男の子って誰だったかしら。 美希達はハヤテ君って言っているけど、絶対…違うわ。」 と思いつつも、白皇学院へ向かった。
そんなハヤテとヒナギクであったが、思い出の品を持っていた。 ハヤテが引っ越していく時、ハヤテとヒナギクはお互いに交換した品があった。 それは日記帳であった。その日記帳には色々と書かれてあった。
ハヤテが持っていた日記帳(ヒナギクの)にはこう書かれていた。 「ハヤテくんといっしょにあそんでたのしかったな。あしたもたのしくあそびたいな。」
そして、ヒナギクが持っていた(ハヤテの)にはこう書かれていた。 「ヒナちゃんたちとあそんでたのしかったよ。あしたがたのしみだよ。」
他にも楽しい思い出が書いてある日記帳は、ハヤテとヒナギクの執事服や征服のポケットに入っていた。
そして、白皇学院。放課後。生徒会室。 ヒナギク 「どうしたのハヤテ君?………って、また美希達にでしょ。」 ハヤテ 「ええ。その通り花微さん達に押し付けられました。」 ヒナギク 「全く美希達は…………。いつもごめんねハヤテ君。迷惑掛けて。」 ハヤテ 「いいですよ。それよりも手伝いましょうか。」 ヒナギク 「いいの?」 ハヤテ 「ええ。今日は暇を貰っていますので。」 ヒナギク 「じゃあお願いできるかな。」 ハヤテ 「お任せくださいヒナギクさん。」 ヒナギク 「じゃあお願いね。」 ハヤテは生徒会の仕事を手伝う事にした。 手伝っていく中、ハヤテはある事を思った。それは……、
ハヤテ (ヒナギクさん達なのかな…。あの四人の女の子って。)
であった。
ヒナギクも同じ事を思っていた。
ヒナギク (美希達の言うとおり、あの男の子ってハヤテ君かしら?)
であった。
そして、数時間後。 ヒナギク 「ハヤテ君、手伝ってくれて有難うね。今度、お礼するわね。」 ハヤテ 「いいですよお礼は。」 ヒナギク 「そんな事言わないで。私はお礼がしたいの。」 ハヤテ 「分かりました。じゃあ楽しみにしてますね。」 ヒナギク 「うん。楽しみにしていてね。」 ハヤテ 「はい。」 ヒナギク 「じゃあそろそろ帰りましょ。」 ハヤテ 「では家までお送りしますね。」 ヒナギク 「え、いいの?」 ハヤテ 「はい。」 ヒナギク 「じゃあお願いね。」 こうして、ハヤテとヒナギクは仕事を終え、帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.7 ) |
- 日時: 2013/07/08 10:31
- 名前: ハヤヒナ
- 06 「ハヤテと花岡家」
花岡家。 ヒナギク 「ただいま〜。」 花岡母 「お帰りヒナちゃん。何か楽しそうね。」 ヒナギク 「うん。ハヤテ君と遊んだの。」 花岡母 「ハヤテ君って男の子?新しいお友達なの?」 ヒナギク 「うん。明日も一緒に遊ぶ約束をしたの。」 花岡母 「だったらヒナちゃん。明日はハヤテ君って子をウチに連れて来て遊んだら。」 ヒナギク 「え、いいのお母さん。」 花岡母 「勿論、良いわよ。」 ヒナギク 「じゃあ明日、早速ハヤテ君を連れて来るね。」
そして、翌日。 ハヤテ 「ヒナちゃん、まだかな?」 とヒナギクが来るのを待ていたら、数分してヒナギクがやって来た。 ヒナギク 「お待たせハヤテ君。」 ハヤテ 「ヒナちゃん!あれ?美希ちゃん達はどうしたの?」 ヒナギク 「美希達は用事があって、今日は遊べないの。」 ハヤテ 「そうなんだ。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、今日は私の家で遊ばない?」 ハヤテ 「ヒナちゃん家で?いいのヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。お母さんがハヤテ君を連れて来て遊んだらって言ったの。」 ハヤテ 「じゃあいいんだねヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。じゃあ行こうハヤテ君。」 ハヤテとヒナギクは手を繋いで、花岡家に向かった。
数分後。花岡家。 ヒナギク 「ただいま〜。お母さん、ハヤテ君を連れてきたよ。」 花岡母 「お帰りヒナちゃん。貴方がハヤテ君ね。」 ハヤテ 「はい。ヒナちゃんのお母さん。」 花岡母 「ゆっくりしていて良いからね。ヒナちゃんと仲良く遊んでね。」 ハヤテ 「はい。」 ヒナギク 「じゃあハヤテ君、私の部屋で遊ぼう。」 ヒナギクはハヤテの手を引っ張り、自分お部屋に向かった。 ハヤテ 「待ってよヒナちゃん。」 ハヤテも引っ張れながらも、ヒナギクの後に続いた。
ヒナギクの部屋。 ハヤテ 「此処がヒナちゃんの家なんだね。」 ヒナギク 「そうだよ。早速遊ぼうねハヤテ君。」 ハヤテ 「うん。遊ぼうヒナちゃん。」 ヒナギク 「じゃあお絵かきにしない。」 ハヤテ 「うん。良いよ。」 ハヤテとヒナギクは絵を描いて遊ぶ事にした。
数分後。ハヤテとヒナギクはおやつのクッキーやビスケットを食べていた。 食べ終わってヒナギクは、ハヤテに尋ねた。 ヒナギク 「ねぇハヤテ君。」 ハヤテ 「何かなヒナちゃん。」 ヒナギク 「私、まだ数回しか会ってないのにね、ハヤテ君の事が好きになったの。」 ハヤテ 「え!?それ本当ヒナちゃん。」 ヒナギク 「……うん。」 顔を赤らめて答えるヒナギク。 ハヤテ 「僕もだよヒナちゃん。」 ヒナギク 「え!?」 ハヤテ 「僕も数回しか会っていないのに、ヒナちゃんのことが好きになったんだ……。」 同じく顔を赤らめて答えるハヤテ。 ヒナギク 「本当ハヤテ君。」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「私、嬉しいよ。」チュッ。 ハヤテ 「ヒ、ヒナちゃん!?」 嬉しさのあまり、ヒナギクはハヤテの頬に口付けをしたのであった。 ヒナギク 「ご、ごめんねハヤテ君。私、嬉しくて。」 ハヤテ 「別に良いよ誤らなくても。僕も嬉しかったから。」 ヒナギク 「それなら………。ねぇハヤテ君。」 ハヤテ 「今度は何かなヒナちゃん。」 ヒナギク 「ハヤテ君の事、ハヤ君って呼んでもいい?」 ハヤテ 「良いよヒナちゃん。」 ヒナギク 「有難うハヤ君。今日からそう呼ぶね。」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃん。」 ヒナギク 「じゃあお絵かきの続きをしようハヤ君。」 ハヤテ 「そうだね。」
小さい頃、数回しか会ってないのにハヤテとヒナギクはお互いに恋をした。 幼き恋のハヤテとヒナギク。 それから暫くして、ハヤテは引っ越してしまい、ヒナギクと分かれてしまう。 そして、その後起こる何かによって、出会った事を忘れてしまうのである。 お互いに恋し好きになったハヤテとヒナギク、美希、理沙、泉はまだこの時は知る由もなかった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.8 ) |
- 日時: 2013/07/09 09:36
- 名前: ハヤヒナ
- 07 「ハヤテ、桂家へ」
ハヤテとヒナギクは未だに過去に出会い恋した事を思い出せずにいて、数日が経った金曜日。 雨が降る中、あるスーパーの軒先にハヤテはずぶぬれの状態で立っていた。 ハヤテ 「これから……どうしようかな…………。」 降って落ちていく雨粒を眺めていた。」 何故、ハヤテが此処にいるかと言うと、ナギにクビにされてしまったからである。 ハヤテ 「雨が止んだら、公園で……」 と言おうとしたが聞きなれた声がした為、最後まで言えなかった。 ヒナギク 「御母さん、傘忘れるなんてどうかしてるわよ。」 ヒナママ 「ご免ねヒナちゃん。急に雨が降ってくるなんて思わなかったから。」 ヒナギク 「そうよね。急に雨が降るなんて…………って、ハヤテ君!!?」 ヒナママ 「本当だわ。綾崎君よ。」 ハヤテ 「ヒナギクさん………!それに御母様!?」 声の正体は、ヒナギクとヒナギクの義理母であった。 ヒナギク 「どうしたのハヤテ君。ずぶ濡れじゃないの!!それにその格好……。」 ハヤテ 「えっーーーとですね。それはですね……」(クッシュ) 最後まで言えず、ハヤテはくしゃみをした。 ヒナママ 「取り敢えず綾崎君、ウチに来たら?このままだったら風邪引くから。」 ヒナギク 「そうね。って事でハヤテ君、ウチに来なさい。」 ハヤテ 「え、良いんですか?」 ヒナママ 「勿論よ。」 ヒナギク 「ウチに着いたら、聞かせてよね。」 ハヤテ 「分かりました。」 ヒナギク 「じゃあいきましょ。」 ハヤテは、ヒナギク、ヒナママと共に桂家に向かった。
そして、桂家。 ヒナギク 「ハヤテ君、そのままだったら風邪引くから、お風呂に入ってきなさい。」 ハヤテ 「良いんですか。」 ヒナギク 「良いに決まってるじゃない。御父さんの服、用意しとくから。」 ハヤテ 「分かりました。」 ヒナギク 「上がったら聞かせて貰うからね。」 ハヤテ 「分かりました。では、お先にお風呂に入らせて貰います。」
十分後。ハヤテはお風呂から上がり、リビングにやって来た。 ヒナギク 「ハヤテ君、もう上がったのね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「私も入ってくるから、リビングで寛いでゆっくりしてて。」 ハヤテ 「あ、はい。」 そう言って、ヒナギクもお風呂に入った。
三十分後。ヒナギクもお風呂を済ませ、リビングにやって来た。 ヒナギク 「それじゃあハヤテ君、話してくれるかしら?」 ハヤテ 「分かりました。……………実は、お嬢様にクビにされたんです。」 ヒナギク 「え!!?」 当然の様に、ヒナギクは驚いた。 ヒナママ 「それ本当なの?」 ハヤテ 「ええ。前は3日程でしたが、今度は本当にクビにされたんです………。」 ヒナギク 「じゃあハヤテ君、学校はどうするの?」 ハヤテ 「学校や携帯の方はマリアさんが払ってくれるから大丈夫です。」 ヒナギク 「じゃあ住む所はどうするの?」 ハヤテ 「それはですね探していた所、雨が降って来たので雨宿りして時にヒナギクさんと会ったんですよ。」 ヒナギク 「そうだったんだ。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「…………ハヤテ君、ちょっと此処で待ってて。」 ハヤテ 「……分かりました。」 そう言って、ヒナギクはヒナママの所へ向かった。
数分後。ヒナママと共にヒナギクが戻ってきた。 ヒナギク 「ハヤテ君、今日から此処に住んだら?」 ハヤテ 「え!!?」 当然の様に驚くハヤテ。 ハヤテ 「え、でも、迷惑では……?」 ヒナママ 「全然、迷惑なんかではないわよ。」 ハヤテ 「本当ですかヒナギクさん。」 ヒナギク 「本当よ。ハヤテ君、私の専属執事になってくれば良いから。」 ハヤテ 「ヒナギクさんの専属執事にですか?」 ヒナママ 「嫌のかしら綾崎君。」 ハヤテ 「嫌では有りませんよ。」 ヒナママ 「じゃあ決まりねヒナちゃん。」 ヒナギク 「そう言う訳だからハヤテ君、今日から私の専属執事として良いからね。」 ハヤテ 「分かりました。」 ヒナママ 「じゃあ綾崎君の部屋は、ヒナちゃんの隣でいいかしら?」 ハヤテ 「あ、はい。良いですよ。」 ヒナギク 「決まりね。」 ヒナママ 「……あ、そう言えば、その部屋、散らかったままだったわ。」 ヒナギク 「だったら直ぐ、片付けましょ。今やれば九時までには終わるわ。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「じゃあやりましょ。」 こうして今日から、ヒナギクの専属執事として、桂家に住む事になったハヤテであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.9 ) |
- 日時: 2013/07/09 10:37
- 名前: ハヤヒナ
- 08 「幼馴染の怒り」
ハヤテがクビにされ屋敷を追い出された一時間後、咲夜、伊澄、ワタルがやって来た。 やって来た理由は、ハヤテのクビを取り消すように説得してくれと、マリアに頼まれたからである。 ワタル 「おいナギ!借金執事に謝れよ!!」 ナギ 「何故、この私が誤らないといけないんだ!」 咲夜 「借金執事は悪くない。悪いのはナギや。」 伊澄 「そうよナギ。ハヤテ様は悪くないわ。」 ナギ 「何だお前ら。あんな嘘吐き野郎の味方をするのか!」 ワタル 「当たり前だろ!それに嘘吐きはナギだろ!!」 咲夜 「そうや!嘘吐きはナギや。」 ナギ 「何故、この私が嘘吐き扱いされるんだ!伊澄、まさかお前も嘘吐き野郎の味方wをするのか?」 伊澄 「ええ…。いくら何でも、今回はナギの味方は出来ません。ハヤテ様に謝って下さい。」 ナギ 「何でこの私が誤らないといけないんだ!」 ワタル 「誤れよナギ。」 咲夜 「誤るんやナギ。」 伊澄 「ハヤテ様に謝って下さい。」 ナギ 「煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ! あんな嘘吐き野郎の味方するなら帰れ!!」 ワタル 「ああ帰るさ。借金執事に謝るまで友達とも思わないからな!!」 咲夜 「ウチもや。さっさと帰ったほうがいいや。な、伊澄さん。」 伊澄 「そうね。」 ナギ 「さっさと帰りやがれお前ら!!!!!!」 咲夜、伊澄、ワタルは怒ったまま、部屋を後にした。 マリア 「御免なさいね。咲夜さん達なら、言う事聞いてくれると思ったんですが。」 ワタル 「マリアさんが謝る必要はないよ。」 咲夜 「そうや。悪いのはナギや。」 伊澄 「ハヤテ様は悪くないですよ。」 と咲夜達は、屋敷を後にした。 その頃、ハヤテはヒナギクに拾われ、桂家に行ったのであった。
此処は愛沢家。 ハル 「咲夜さん、お帰りなさい。」 咲夜 「ハルさん、来てたんかいな。」 ハル 「ええ。それよりもどこに行ってたんですか。」 咲夜 「ナギの所にや。ナギを説得しにや。」 ハル 「何かあったんですか。」 咲夜 「そうや。ナギはやな、自分が悪いのに、借金執事をクビにして屋敷から追い出したんや。」 ハル 「!!!!それ本当なんですか?」 咲夜 「本当や!」 ハル 「それで綾崎君は今、何処にいるんですか。」 咲夜 「そう言うや聞くの忘れていたな。ナギの怒りで頭がいっぱいやったから。」 ハル 「そうだったんですか。」 咲夜 「そうや。でも大丈夫やで。学費はマリアさんが払うって行っていたからな。」 ハル 「だったら一先ずは、安心ですね。」 と咲夜のメイドをしているハル(春風千桜)は安心した。
そして、桂家。 ヒナギクの専属執事として桂家にすむ事になったハヤテは、ヒナギクと共に住む事になった部屋の片づけを終えた。 ヒナギク 「コレで良いわね。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「後は明日にしましょ。必要な物は買いに行きましょ。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「ハヤテ君、私も付き合ってあげるから。」 ハヤテ 「有難う御座いますヒナギクさん。」 ヒナギク 「それとハヤテ君、クビにされた理由は、話したかったら話しても良いし、 話したくなかったら話さなくて良いからね。ハヤテ君の好きにして良いから。」 ハヤテ 「あ、はいヒナギクさん。そうしますね。」 ヒナギク 「じゃあハヤテ君、そろそろ寝ましょ。」 ハヤテ 「そうですね。お休みなさいヒナギクさん。」 ヒナギク 「お休みハヤテ君。」 そう言って、ヒナギクはハヤテの部屋を後にし、隣の自分の部屋に戻った。 ハヤテにとって、今日からは桂家の一員としての生活が始まったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.10 ) |
- 日時: 2013/07/10 09:15
- 名前: ハヤヒナ
- 09 「朝、新しい生活」
翌朝、ハヤテは目を覚ました。 ハヤテ 「今日から本格的に、ヒナギクさんの専属執事としての生活が始まるのか。 さてと、ヒナギクさんを起こしますか。」 と部屋を出て、隣のヒナギクの部屋の前に立った。 ハヤテ 「ヒナギクさん朝ですよ。起きてますか?」 ヒナギク 『起きてるよハヤテ君。先にリビングに行っていて。』 ハヤテ 「分かりました。では先にリビングで待っていますね。」 そして、ハヤテは階段を下り、リビングに入った。
ヒナママ 「綾崎君、よく眠れたかしら。」 ハヤテ 「お早う御座います御母様。お蔭様で眠れました。」 ヒナママ 「それは良かったわね。」 ハヤテ 「はい。」 そして、ヒナギクも降りて来た。 ヒナギク 「お早うハヤテ君、御母さん。」 ハヤテ 「お早う御座いますヒナギクさん。」 ヒナママ 「お早うヒナちゃん。先に綾崎君の名前が出るなんてね。」 「「!!!!!!!!!!!!!!」」 その言葉にハヤテとヒナギクは、顔を赤くした。
朝食も食べ終わり、ハヤテとヒナギクは出かける事にした。 ヒナギク 「じゃあハヤテ君、出かけましょ。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「……そう言えばハヤテ君、お金は持ってるの?」 ハヤテ 「ええ。初めから持っていたのと、マリアさんから貰ったのがありますから。」 ヒナギク 「マリアさんから、いくら貰ったの?」 ハヤテ 「えーーっとですね、………百十万ですね。」 ヒナギク 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 あまりの大金に、ヒナギクは言葉が出なかった。 ヒナギク 「それは別にして、ハヤテ君はどのくらい持っているの?」 ハヤテ 「ちょっと持って下さいね。今、財布の中身を調べますから。」 調べた結果、 ハヤテ 「一万千百十一ですね。」 ヒナギク 「何か一ばかりで、ハヤテ君の誕生日見たいね。」 ハヤテ 「言われてみればそうですね。」 ヒナギク 「だったらハヤテ君、百万は家に置いといて、十一万だけ持って行きましょ。」 ハヤテ 「置いても大丈夫でしょうか?」 ヒナギク 「大丈夫よハヤテ君。勝手には使わないから。」 ハヤテ 「そうではありませんが、只一つだけ心配する事が………。」 ヒナギク 「心配事って………………!!若しかして、お姉ちゃんかしら。」 ハヤテ 「ええ。この間なんか桂先生にお金を巻き上げれそうになりましたから。」 ヒナギク 「全くお姉ちゃんと来たら、妹である私なら分かるけど、生徒からお金を借りるなんて、 教師としての自覚がないのかしら?ハヤテ君もそう思うでしょ。」 ハヤテ 「そう思いますね。」 ヒナギク 「今度注意しとくからね。」 ハヤテ 「お願いしますね。」 ヒナギク 「じゃあそろそろ出かけましょハヤテ君。」 ハヤテ 「そうですねヒナギクさん。」 ヒナギク 「じゃあ行きましょ。」 因みにヒナママは仕事で一足先に出掛けたので、戸締りをし鍵を掛けて出かけた。
その頃、千桜は愛歌と買い物をしていた。 愛歌 「どうしたんですか千桜さん。」 千桜 「愛歌さん実は昨日、咲夜さんのメイドのバイトがあったんですが。」 愛歌 「何かあったんですか。」 千桜 「ええ。咲夜さんが怒っていたので聞いてみたんですよ。」 愛歌 「何て答えたんですか・」 千桜 「どうやらナギが自分の一方的な勘違いなのに、綾崎君をクビにし屋敷から追い出した見たいなんですよ。」 愛歌 「!!!!それ本当なんですか。」 千桜 「本当見たいですよ。」 愛歌 「では学校はどうなるんですか。」 千桜 「それだったらマリアさんが学費は払うって、咲夜さんが言っていましたから。」 愛歌 「それでしたら月曜日に、白皇学院で会えますね。」 千桜 「そうですね。」 愛歌 「でしたら綾崎君、何処に寝泊りしてるんでしょうか?」 千桜 「それは咲夜さんにも分からないって言っていましたから。」 愛歌 「だったら月曜日に聞くしかありませんね。」 と千桜と愛歌の二人は、買い物を続けた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.11 ) |
- 日時: 2013/07/10 10:14
- 名前: ハヤヒナ
- 10 「夢」
ハヤテとヒナギクは買い物をしお昼になったので、休憩も含めて昼食を取っていた。 ヒナギク 「これだけ買えば良いわね。」 ハヤテ 「そうですね。後、数軒見てから帰りましょうか。」 ヒナギク 「そうね。」 ハヤテとヒナギクは後数軒は見回ってから、帰ることにした。 そんなハヤテとヒナギク、美希達は小さい頃に出会っていた。 しかし、ハヤテとヒナギクはまだ思い出せずにいた。
ハヤテ 「じゃあヒナちゃん、そろそろ帰るね。」 ヒナギク 「うん。またねハヤ君。」 ハヤテ 「今日は楽しかったよヒナちゃん。」 ヒナギク 「明日も一緒に遊ぼうねハヤ君。」 ハヤテ 「うん。」 すると、 花岡母 「そうだヒナちゃん。今度、水族館に行くでしょ。」 ヒナギク 「うん。」 花岡母 「ハヤテ君も誘ってあげたら?」 ヒナギク 「いいのお母さん!」 花岡母 「勿論よ。と言う訳でハヤテ君、今度の日曜日に水族館に行くけど一緒に行かない?」 ハヤテ 「いいの?」 花岡母 「良いわよ。ね、ヒナちゃん。。」 ヒナギク 「うん。一緒に水族館に行こうハヤ君。」 ハヤテ 「じゃあお母さんに帰ったら聞いてみるよ。」 ヒナギク 「うん。行けたら一緒に行こうハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。ひなちゃん、ヒナちゃんのお母さん、今日はお邪魔しました。」 花岡母 「また遊びに来て良いからね。」 ハヤテ 「はい。じゃあヒナちゃん、また明日ね。」 ヒナギク 「うん。また明日ねハヤ君。」 こうして、小さい頃のハヤテとヒナギクは遊ぶ約束をし、帰っていたのであった。
そして、現在。 ハヤテ 「そろそろ帰りましょうかヒナギクさん。」 ヒナギク 「そうね。帰りましょ。」 ハヤテとヒナギクは執事と主の関係ではあるが、デートと言うことには少しは意識していた。 ハヤテ 「帰ったら、食事にしますね。」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテ 「……そう言えば今度、修学旅行があるんでしたよね。」 ヒナギク 「そうよ。ハヤテ君も行くでしょ。」 ハヤテ 「ええ。マリアさんが学費や旅行代は払ってくれるって言ってましたから。」 ヒナギク 「だったら行こうハヤテ君。今ハヤテ君は、私の執事なんだから。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「ちゃんと私を守ってよね。」 ハヤテ 「お任せ下さいヒナギクさん。」
三十分後。桂家へ帰って来た。 ハヤテとヒナギクは荷物を部屋に置き、それぞれ入浴を済ませ、食事を済ませた。 その直後にヒナママも帰って来た。 そして、時間は十時となった。 ヒナギク 「じゃあハヤテ君、明日は買ってきた物を整理しましょ。」 ハヤテ 「分かりましたヒナギクさん。ではお休みなさいヒナギクさん。」 ヒナギク 「お休みハヤテ君。」 こうして、桂家での二日目の夜は過ぎていったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.12 ) |
- 日時: 2013/07/11 09:03
- 名前: ハヤヒナ
- 11 「悩みある日曜日」
日曜日。ハヤテとヒナギクは、昨日買った荷物を整理していた。 ヒナママは急な仕事が入った為、ハヤテとヒナギクは二人きりであった。 ヒナギク 「もう少し整理したら、コーヒーでも淹れて飲みましょハヤテ君。」 ハヤテ 「そうですねヒナギクさん。」 ヒナギク 「それはそうと、一つ聞いても良いかな?」 ハヤテ 「良いですよ。」
そして、一先ず整理が終わり、ハヤテとヒナギクはコーヒーを飲み始めた。 ヒナギク 「ハヤテ君、時々悩んでいるみたいだったけど、何か悩みでもあるの。」 ハヤテ 「確かにあるとは言ったらありますが…………。」 ヒナギク 「悩みあるんだったら相談に乗るわよ。」 ハヤテ 「悩みと言っても、夢なんですよ。」 ヒナギク 「夢!?」 ハヤテ 「ええ。最近見るんですよ。名前は覚えていませんが、四人の女の子と会ったんですよ。」 ヒナギク 「それで?」 ハヤテ 「それではですね、四人の女の子と友達になり、仲良く遊んだんですよ。」 ヒナギク 「じゃあ悩んでいったのって……。」 ハヤテ 「その女の子が誰だったか思い出せないんですよ。」 ヒナギク 「そうなんだ………!?」 ハヤテ 「でも唯一だけ覚えている事があるんです。」 ヒナギク 「それって、そのうちの一人の女の子の事が気になるんでよ。………ってどうかしましたかヒナギクさん。」 ヒナギク 「……実は私や美希達もハヤテ君と似た夢を見たの。」 ハヤテ 「似た夢ですか?」 ヒナギク 「小さい頃に一人の男の子と出会い友達になり、仲良く遊んだ事があったのよ。」 ハヤテ 「それを夢で見るんですか?」 ヒナギク 「その男の子は誰だったか思い出せないけど、私はその男の子が気になってるの。」 ハヤテ 「そうだったんですか。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、ハヤテ君と私達が見た夢って似てない?」 ハヤテ 「言われて見ればそうですね。」 ヒナギク 「似ているでしょ。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「似てるわね。」 と話し終えた時、ハヤテとヒナギクは思った。
ハヤテ (若しかして、四人の女の子ってヒナギクさん達じゃ……!!?)
ヒナギク (美希達の言うように、あの男の子ってハヤテ君……!!?)
とハヤテとヒナギクは思った。
その頃、美希、理沙、泉の三人は集まって話していた。 美希 「百%、ハヤ太君に間違いないって分かったが…。」 理沙 「ヒナは未だに信じないな…。」 泉 「そうだよね…。」 美希 「あの男の子がハヤ太君って事は信じられないだろうしな。」 理沙 「ハヤ太くんも小さい頃に我々と会っていたとは信じないと思うがな。」 泉 「そうだね。あの時のヒナちゃんやハヤ太君は物凄く、仲が良かったね。」
そして、次の日、月曜日。白皇学院でショッキングな出来事が起こるのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.13 ) |
- 日時: 2013/07/11 09:51
- 名前: ハヤヒナ
- 12 「クビになった理由」
何故、ハヤテは執事はクビになったのかは、こういういきさつがあったからである。
金曜日。今日は白皇学院は臨時休校で休みになっていた。 ハヤテはいつもの様に屋敷の掃除をしていたら、マリアが話し掛けて来た。 マリア 「どうしたんですかハヤテ君。最近おかしいですよ。」 ハヤテ 「別におかしくないですよ。」 マリア 「悩み事あるなら相談に乗りますよ。」 ハヤテ 「……マリアさん、相談に乗ってくれますか。」 マリア 「乗ってあげますよ。」 ハヤテ 「実はですね…………。」 とマリアに相談したハヤテ………だった。
数分後。 マリア 「ハヤテ君にもそんな頃があったんですね。」 ハヤテ 「ええ。」 マリア 「じゃあハヤテ君は、今でもその一人の女の子の事が好きなんですね。」 ハヤテ 「ええ。もし、その女の子に再会したら、、想いを告げ告白したいですね…。」 と言い終えたその時、大きな音がした。振り返ると、怒ったナギが立っていた。 ナギ 「ハヤテ、今の話は本当か?」 ハヤテ 「ええ。本当ですよお嬢様。」 ナギ 「私と言うのがいるって言うのに、昔に出会った女の事が鋤とはどう言う事だ!!」 ハヤテ 「どういう意味ですかお嬢様。」 ナギ 「どう意味って………「ナギ、ちょっと。」」 とマリアに止められ、マリアはあの時の事をナギに話した。
数分後。 ナギ 「おいハヤテ、マリアが話した事は本当か。」 ハヤテ 「……本当ですお嬢様。」 ナギ 「………そうか。…………………クビだ。」 ハヤテ 「え!!」 ナギ 「クビだと言っているんだ。さっさと出て行け!」 ハヤテ 「しかしお嬢……「出て行けと言っているのが分からないのか!!」」 マリア 「ナギ、いい加減にしなさい。」 ナギ 「止めるなマリア。私がクビと言ったらクビなんだ。」 とマリアの制止を振り切って、ナギはハヤテをクビにしたのであった。
そして……。 マリア 「ご免なさいねハヤテ君。」 ハヤテ 「別にいいですよ。」 マリア 「学費や携帯は私が払ってあげますので、白皇には行ってくださいね。」 ハヤテ 「良いんですか?」 マリア 「良いですわ。それと百十万程、受け取って下さい。」 ハヤテ 「こんなに受け取れませんよ。」 マリア 「是非に受け取ってください。、もう少ししたら修学旅行でしょ。」 ハヤテ 「ええ。」 マリア 「その時のお小遣いも入ってますので。修学旅行の費用は払いますので、必ず行って下さいね。」 ハヤテ 「本当に良いんですか?」 マリア 「はい。」 ハヤテ 「分かりました。」 マリアの好意を甘えて、百十万を受け取った。 そして、ハヤテはマリアに頭を下げ、三千院家を後にした。悲しい顔で……。 ハヤテが行ったのを見計らって、咲夜、伊澄、ワタルに電話を掛けたのであった。
そして、ハヤテはヒナギクに拾われ、ヒナギクの専属執事となったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.14 ) |
- 日時: 2013/07/11 17:22
- 名前: ハヤヒナ
- 13 「誘い」
ハヤテ 「ねぇお母さん。」 綾崎母 「何ハヤテ?」 ハヤテ 「友達に一緒に水族館に行こうって誘われたけど、行ってもいい?」 綾崎母 「友達って、ヒナギクちゃんって女の子でしょ。」 ハヤテ 「うん。駄目かな?」 綾崎母 「いつなのハヤテ。」 ハヤテ 「今度の日曜日って。」 綾崎母 「分かったわ。行っても良いわハヤテ。その代わり迷惑掛けたら駄目よ。」 ハヤテ 「うん。」
そして、次の日。公園。 ハヤテ 「あ、ヒナちゃん。」 ヒナギク 「ねぇハヤ君、どうだった?」 ハヤテ 「行っても良いって。」 ヒナギク 「本当?」 ハヤテ 「うん。」 と言い終わった瞬間、ヒナギクはハヤテに抱き付いた。 ハヤテ 「恥ずかしいよヒナちゃん。」 ヒナギク 「ご、ご免ねハヤ君。」 ハヤテ 「う、うん…。」 ハヤテもヒナギクも顔を赤くした。 其処へ遅れてた美希、理沙、泉がやって来た。 美希 「お、ハヤ太君も来てたか。」 理沙 「元気そうだな。」 泉 「やっほーー♪」 ハヤテ 「美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃん。」 ヒナギク 「皆揃った事だし、遊びましょ。」 ハヤテとヒナギク達は、仲良く一緒に遊び始めた。 美希 「所でヒナ、ハヤ太君も一緒に水族館に行くのか?」 ヒナギク 「行くよ。ね、ハヤ君。」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃん。」 理沙 「ヒナ、今ハヤ太君の事をハヤ君って呼んでなかったか?」 ヒナギク 「呼んだよ。」 泉 「若しかしてヒナちゃん、ハヤ太君の事が好きになったの?」 ヒナギク 「うん……。」 顔を赤く染めて答えるヒナギク。 美希 「ハヤ太君も若しかして、ヒナの事が好きになったのか…?」 ハヤテ 「…うん。」 同じく顔を赤く染めるハヤテであった。 顔を真っ赤にしているハヤテとヒナギクを見て、クスクスと笑う美希達であった。 ヒナギク 「今日は何して遊ぶ?」 泉 「かくれんぼや鬼ごっこはどうかな。」 美希 「良いな。それにするか。」 理沙 「ハヤ太君もそれで良いか?」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「それで決まりね。」 ハヤテとヒナギク達は、かくれんぼや鬼ごっこで遊ぶ事にした。
そして、現在。 ヒナギクの専属執事となって、三日目の朝を迎えた。 ハヤテ 「今日から本格的にヒナギクさんの執事として、頑張らないと。」 部屋を出たハヤテは、ヒナギクを起こした。 そして、ハヤテとヒナギクは朝食をたべ、白皇学院に向かった。 この後起こる波乱(ヒナギクとナギによって。)が待っている事も知らずに。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.15 ) |
- 日時: 2013/07/12 10:48
- 名前: ハヤヒナ
- 14 「騒動の思い出し 〜前編〜」
白皇学院に到着したハヤテとヒナギクは、千桜と愛歌に会った。 千桜 「お早う御座います。ヒナに綾崎君。」 愛歌 「お早う御座います、会長に綾崎君。」 ヒナギク 「お早う、ハル子に愛歌さん。」 ハヤテ 「お早う御座います。千桜さんに愛歌さん。」 それぞれ挨拶をした。 千桜 「綾崎君、ちょっと聞いても宜しいですか?」 ハヤテ 「別に構いませんが……。」 千桜 「ナギに執事をクビにされたのは本当ですか?」 ハヤテ 「………ええ。」 ヒナギク 「何でハル子が知っているの?」 千桜 「それはですね、咲夜さんから聞いたんです。」 ハヤテ 「そうだったんですか、確か千桜さんは、」 ヒナギク 「愛沢さんとこの執事だったわね。」 千桜 「ええ……。そうですよ。」 ある日の事、ハヤテとヒナギクにも千桜が、ハルと言う名で咲夜のメイドをしてるのがばれたのであった。 愛歌 「所で会長も知ってたんですか?綾崎君が執事をクビになった事を。」 ヒナギク 「一番初めにね。事情を知って、ハヤテ君を私の専属執事としてヤ雇ったから。」 千桜 「それ本当なんですか?」 ハヤテ 「ええ。」 愛歌 「それで会長と綾崎君は、一緒に登校したんですね。」 ヒナギク 「そうよ。いい二人とも。この事は内緒にね。特に美希達には。」 千桜 「分かりました。」 愛歌 「良いですよ。」 そして、ハヤテは一先ずヒナギク、千桜、愛歌と別れて、教室に向かった。
美希 「やあハヤ太君、お早う。」 理沙 「相変わらずだな。」 泉 「ナギちゃんはお休みなのかな〜?」 教室に入ったハヤテは、三人娘に声を掛けられた。 ハヤテ 「ええ……多分。」 美希 「多分ってどういう意味なんだハヤ太君。」 ハヤテ 「そう言いましたか?」 理沙 「言ったぞハヤ太君。」 泉 「言ったよ。」 ハヤテ 「それはですね……。」 と其処へ、伊澄とワタルがやって来た。 ワタル 「お早う借金執事。」 伊澄 「お早う御座いますハヤテ様。」 ハヤテ 「お早う御座います。伊澄さん、ワタル君。」 そこへ、 ヒナギク 「皆、お早う。」 「「お早う御座います、」」 ヒナギク、千桜、愛歌もやって来た。
そして、HRが始まり、終わって1時間目が始まろうとした所でナギがやって来た。 美希 「珍しいな。ハヤ太君だけ来たなら、」 理沙 「ナギ君は休みと思ったがな。」 泉 「珍しいね♪」 すると、 ナギ 「あんな奴の話なんかするな!!!!!!」 と言い放った。 その言葉に美希達クラスの皆は驚いた。 しかし、事情を知っていたハヤテ、ヒナギク、千桜、愛歌、伊澄、ワタルは驚いてはなかった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.16 ) |
- 日時: 2013/07/12 12:11
- 名前: ハヤヒナ
- 15 「騒動の思い出し 〜中編〜」
そして、一時間目が始まった。そして、時間は過ぎていき、午前最後の授業となった。 此処で、今度行く修学旅行の班決めをする事になった。 一班五人をくじで決める事になった。その結果……………、
A班 ハヤテ、ヒナギク、美希、理沙、泉。
B班 千桜、愛歌、ナギ、伊澄、ワタル。
となった。残りも次々と決まっていた。
美希 「ヒナとハヤ太君と一緒の班か。」 理沙 「面白くなるな。」 泉 「そうだね♪」 すると、ナギの一言により、ヒナギクの怒りを買うのであった。 ナギ 「そんな嘘吐き野郎と一緒の班で何がいいんだが。」 その言葉に伊澄とワタルが怒った。 ワタル 「おいナギ、いい加減に借金執事に謝れよ!」 伊澄 「ハヤテ様に謝ったらナギ。」 ナギ 「何故、この私が謝らないといけないんだ!」 美希 「何だハヤ太君と喧嘩してるのか?」 ナギ 「してないわ!!私は悪くない!!悪いのはハヤテなんだ!!! この私が謝る必要……「謝りなさいって言ってるでしょ!!!!!」」 と最後まで言えず、損も変わりにヒナギクの張り裂けそうな声が響いた。 その声にクラスの皆は驚いた。ハヤテや美希達も。 ナギ 「何で大声を出すんだヒナギク。」 ヒナギク 「出すに決まってるでしょ!!」 ナギ 「だから何故だ!」 ヒナギク 「ハヤテ君が可哀想と思わないの!!」 ナギ 「何であんな大嘘吐き野郎が可哀想なんだ!!」 ヒナギク 「可哀想に決まっているでしょ。自分の勘違いなのにハヤテ君をクビにするなんて!!」 その言葉にクラスの皆は驚いた。 美希 「ハヤ太君、本当なのか?」 理沙 「ナギ君に執事をクビにされたって。」 泉 「本当なの〜?」 ハヤテ 「ええ。本当です。」 そして、ヒナギクとナギの言い争いが始まった。 ナギ 「この大嘘吐き野郎はこの私に嘘を吐いたんだ!クビにするのは当然ではないか!!」 ヒナギク 「それだけでの理由でクビにしてもいいと思ってるの!!」 ナギ 「ああ。思うに決まっているだろ!!のたれ死んでもいい大嘘吐き野郎はな!!」 そういい終えた瞬間、パシィィィィィィィィィンと乾いた音が鳴り響いた。 ヒナギク 「いい加減にしなさい!!!!」 その言葉に限度を超えたヒナギクは、ナギを叩いたのであった。怒り、憎しみ、悲しみを込めて。 それにはクラスの皆は驚いた。ハヤテも美希達も驚いたのであった。 ナギ 「何をするんだヒナギク!!」 ヒナギク 「それはこっちの台詞よ!!」 ナギ 「だから何故だ!!」 ヒナギク 「ハヤテ君が可哀想と思わないの!!」 ナギ 「思わないに決まってるだろ。」 ヒナギク 「思いなさいよ!!」 ナギ 「思うもんか。あんな野郎の事なんか!」 ヒナギク 「思いなさいって言っているでしょ!!」 ナギ 「何回言っても思うもんか。」 ヒナギクとナギの言い争いに、クラスの皆は驚くばかりであった。 ヒナギク 「思いなさいって言ってるのが分からないのナギ!」 ナギ 「何故思わないといけないんだ。其処まで怒る事あるのか!」 ヒナギク 「あるわよ!ナギに執事をクビにされ、屋敷を追い出したって言うじゃないの!!」 ナギ 「当たり前だろ!!」 ヒナギク 「当たり前ではないわ。」 ナギ 「何故だ!」 ヒナギク 「事情を知って、ハヤテ君を私の『専属執事』として雇ったからよ!!」 「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」 その言葉にクラスの皆は驚いた。美希達も。 美希 「おいハヤ太君、本当なのか?」 理沙 「ヒナの執事をしているのは。」 泉 「本当なの〜?」 ハヤテ 「ええ。クビにされた金曜日から。」 美希 「それで執事服なんだな。」 ハヤテ 「ええ。」 そして、 ナギ 「馬鹿かヒナギク。そんな大嘘吐き野郎を雇うなんて。」 東宮 「そうですよ桂さん。こんな奴を……「関係ない人は黙ってなさい!!」」 再び、ヒナギクの張り裂けそうな声が響いたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.17 ) |
- 日時: 2013/07/12 16:59
- 名前: ハヤヒナ
- 16 「騒動の思い出し 〜後編〜」
ナギ 「関係ないってヒナギク、お前だって関係ないだろ!!」 ヒナギク 「関係あるわよ!!」 ナギ 「どうしてだ!!」 ヒナギク 「同じだったからよ!!私とお姉ちゃんもハヤテ君と同じ事があったのよ!! 私が六歳になる前に、8千万の借金を押し付けられた事があったのよ。本当の親に!!!!」 「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」 ハヤテ、美希、理沙、泉以外のクラス全員、驚いた。 愛歌 「会長、今言ったことは本当なんですか?」 ヒナギク 「本当よ。だから分かるのよ。同じ思いをしたハヤテ君の気持ちが分かるのよ!! 世界中の誰よりも分かるのよ!!!ハヤテ君の気持ちが!!!!」 涙を込めて、ヒナギクは言った。 美希 「ヒナの言っている事は本当なんだよ。」 千桜 「そう言えば貴女達は、小さい頃からヒナと幼馴染でしたよね。」 理沙 「ああ。ヒナとは小さい頃からの付き合いだったが、あの時は私達もショックだったからな。」 泉 「あの時のヒナちゃん、物凄く悲しかったよね。」 美希 「確かにあの時のヒナは落ち込んでいたからな。」 愛歌 「そうだったんですか。」 千桜 「所で綾崎君は驚いてなかったですが、知ってたんですか。」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんの誕生日の時、ヒナギクさんが話してくれましたから。」 ナギ 「そうなのかヒナギク。」 ヒナギク 「そうよ。それにその時にやっと気づいたのよ。自分の本当の気持ちに!!」 千桜 「本当の気持ちですか?」 ヒナギク 「小さい頃にあった男の子の事も気になるけど、やっと気づいたのよ。 あの日にハヤテ君に支えられて、テラスからの夜景を見て分かったのよ。 本当は初めて会った時から分かっていたけど、怖かったのよ。 目の前から大切な人がいなくなる事が怖かったのよ。 それでもそんな事は関係なく、自分に気持ちに気づけたのよ。 自分はハヤテ君の事が好きって事にね。……………!!!!!」 「「「「「えええええぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!」」」」」 美希、理沙、泉の三人を除くナギ達クラス全員は驚いた。 ハヤテ (ヒ、ヒヒ、ヒナギクさん……………!!?) いきなりの事にハヤテは、顔をいつも以上に真っ赤に染めた。 そして、言い終わったヒナギクも自分が自爆した事に気づき、ハヤテと同じく顔を赤くした。 美希 「遂に言ったな。」 理沙 「怒りのあまりに言ってしまったんだろう。」 泉 「そうだね。ハヤ太君も顔を真っ赤かにしてるしね。」 ナギ 「お前達は知ってたのか?ヒナギクがハヤテの事が好きな事に。」 美希 「知ってたさ。」 理沙 「同じく。」 泉 「私も。」 美希 「ハヤ太君が編入した時からだよ。」 理沙 「ヒナの様子がおかしかったのは。」 泉 「それで分かったんだよ。」 愛歌 「会長が綾崎君の事を好きな事にですが。」 美希 「そうとも。ヒナがハヤ太君だけ名前で呼んでいたのもあるがな。」 理沙 「他の男子生徒は全員、苗字で呼んでいただろ。」 泉 「それはヒナちゃんがハヤ太君に好意を持っていたからなんだよ。」 ナギ 「そうなのかヒナギク。」 ヒナギク 「そ、そうよ。その通りよ。」 再び、顔を真っ赤にするヒナギクであった。 美希 「恐らくハヤ太君は、断らないと思うしな。な、ハヤ太君。」 ハヤテ 「え!?」 再び、顔を真っ赤にするハヤテであった。 ナギ 「それってどう言う事なんだ。何か知っているのか?」 理沙 「知ってるさ。」 泉 「知ってるよ。」 美希 「それはだな…………」 と言った所で4時間目が終わり、お昼休みが残り10分もないことに気づいた。 ハヤテ達クラス全員は、慌ててお昼を食べたのであった。 食べ終わった直後、午後の最初の授業が始まったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.18 ) |
- 日時: 2013/07/13 09:42
- 名前: ハヤヒナ
- 17 「蘇った思い出」
そして、放課後。ハヤテ達のクラスは全員、残っていた。 ナギ 「話してくれないか。」 美希 「話すさ。…その前に、何故、ハヤ太君をクビにしたんだ?」 ハヤテ 「え!?」 ヒナギク 「美希、それは関係ないでしょ。」 美希 「いや関係あるんだよ。」 理沙 「その内容がな。」 泉 「関係しているんだよ。」 ナギ 「どう言う事なんだ。」 美希 「その前に話してくれないか。」 ナギ 「それはだな、ハヤテがマリアに相談してたの聞いたんだ。」 美希 「それって、小さい頃の思い出を夢で見たからでは。」 ハヤテ 「ええ!!」 理沙 「その夢とは、小さい頃に四人の女の子と出会い友達になり、仲良く遊んだ事だろ。」 ハヤテ 「ええ!!!!」 泉 「そして、ハヤ太君は、4人のうちの一人の事が好きになったんだよね♪」 美希 「好きになった女の子は今でも好きで、会ったら告白し付き合いたいと思っている。」 ハヤテ 「ええ!!!!!!何で知っているんですか??」 美希達が知っている事に、ハヤテは驚いた。 ナギ 「何故、お前らが知っているんだ?」 美希 「知ってるさ。それにヒナがハヤ太君を好きになったのは、今じゃないからさ。」 理沙 「正確には、小さい頃からだったんだよ。」 泉 「ヒナちゃんがハヤ太君を好きだったのは。」 「「ええ!!」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 千桜 「それはどう言う事なんですか?」 美希 「ヒナや私達も見たんだよ。小さい頃、一人の男の子と出会った夢を。」 理沙 「その男の子と友達になり、仲良く遊んだ事を。」 愛歌 「若しかして、会長はその男のこの事が好きになったんですか?」 泉 「そうだよ。」 美希 「最初はヒナも信じなかったと思うが。」 理沙 「ハヤ太君も信じないと思うしな。」 泉 「でも、コレで思い出したんじゃないかな?ヒナちゃんもハヤ太君も。」
そして………………、
ハヤテ 「若しかして、あの時の四人の女の子ってヒナギクさん達なんですか!!??」 ヒナギク 「あの時の男の子って、ハヤテ君だったの?美希、理沙、泉!!」 美希 「やっと思い出したか。」 理沙 「なかなか思い出せなかったも分かるがな。」 泉 「そうだね♪」 ナギ 「それって、ハヤテとヒナギク達って……!?」 美希 「思ってる通りだよ。私達とヒナはな、」 理沙 「小さい頃にハヤ太君と、」 泉 「出会っていたんだよ♪♪」 「「「「「「ええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」」」」」 ナギ達は驚いた。 ワタル 「じゃあ小さい頃に借金執事が好きになった女の子って言うのが、」 伊澄 「生徒会長さんが小さい頃に好きになった男の子って、」 美希 「その通りだよ。ヒナとハヤ太君はお互いに好きだったんだよ。」 理沙 「ハヤ太君と出会って、一番仲が良かったのがハヤ太君なんだ。 泉 「ハヤ太君も私達よりも、ヒナちゃんととても仲が良かったんだよ。」 ハヤテとヒナギクはお互いに小さい頃に出会っていた事を思い出した。 ナギ達クラスの皆は、当然の様に驚いた。 ハヤテとヒナギク、美希、理沙、泉が小さい頃に出会っていた事に。 そして、ハヤテとヒナギクがお互いに好きだった事に。 小さい頃に出会っていた思い出は、思い出したばかりであった。
そして、ハヤテとヒナギク達の過去が始まるのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.19 ) |
- 日時: 2013/07/14 09:35
- 名前: ハヤヒナ
- 18 「振り返る思い出と思い出の品」
ナギ 「ハヤテとヒナギク達が会ったのって、何歳の頃なんだ?」 ハヤテ 「確か、四歳の頃の夏休みでした。」 千桜 「どうやって出会ったんですか?」 ヒナギク 「その日は雨が降っていて、雨宿りしてる時にあったのよ。」 美希 「そして、コレがヒナや私たちの出会いだったんだ。」
五人の出会いは、雨が降っている日であった。 ハヤテ 「若しかして、君達も雨宿り?」 ヒナギク 「うん。そうだよ。」 美希 「急に雨が降ってきた来たから。」 理沙 「直ぐに止むと思うが。」 泉 「雨が止むまで此処で雨宿りしてるんだよ。」 ハヤテ 「僕と同じだね。あ、僕は綾崎ハヤテだよ。宜しくね。」 ヒナギク 「私は花岡ヒナギクよ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「私は花微美希。」 理沙 「朝風理沙だ。」 泉 「瀬川泉だよ。」 ハヤテ 「ヒナギクちゃんに美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃんでね。僕の事はハヤテって呼んで。」 ヒナギク 「分かったわ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「宜しくハヤ太君。」 理沙 「ハヤ太君、宜しくな。」 泉 「宜しくね〜、ハヤ太君♪」 ハヤテ 「うん。宜しくね。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、友達にならない?」 ハヤテ 「え!いいの?」 ヒナギク 「いいわよ。ね、美希、理沙、泉。」 美希 「ああ。一緒に遊ぼうではないか。」 理沙 「そうとも。一緒に遊ぼうではないか。」 泉 「一緒に遊ぼう♪」 ハヤテ 「うん。ヒナギクちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「一緒に遊ぼうねハヤテ君。」
理沙 「………………コレが出会いだったんだよ。」 泉 「ハヤ太君とのね♪」 愛歌 「雨宿りで出会うなんて、ロマンチックな出会いですね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「そうね。」 美希 「その時の写真もあるぞ。」 ハヤテ 「僕、持っていませんが?」 理沙 「それはそうだろハヤ太君。」 泉 「ハヤ太君がまた引越しすると聞いたけど、写真の焼き増しが間に合わなくって渡せなかったんだよ。」 ハヤテ 「そうだったんですか。」 美希 「そして、その時の写真がコレだ。」 ナギ達に小さい頃の写真を見せた。 女子A 「手前に仲良く手を繋いでいるのが、綾崎君と桂さんね。」 女子B 「その後ろにいるのが、花微さん、朝風さん、瀬川さんね。」 ナギ 「それはそうと、ハヤテもヒナギクも何か持っているぞ。」 千桜 「確かに何か持っていますわ。」 美希 「それはハヤ太君が引っ越して行く時、ヒナとハヤ太君がお互いに交換した物だ。」 理沙 「今もヒナもハヤ太君も持っているんだろ?」 ハヤテ 「ええ。持っていますよ。」 ヒナギク 「私も持っているわ。」 ハヤテ 「コレだけは何故か捨てられなかったんです。出会っていた事が分からない前から。」 ヒナギク 「私もよ。大事な物と気がして、捨てられなかったのよ。」 と言って、ハヤテとヒナギクが取り出したのは、日記帳とイルカのキーホルダーだった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.20 ) |
- 日時: 2013/07/14 10:47
- 名前: ハヤヒナ
- 19 「思い出の品と認めない男子」
愛歌 「これが会長と綾崎君の思い出の品なんですね。」 ハヤテ 「ええ。僕が引っ越していく当日に交換したんです……。」 ヒナギク 「この日記帳とイルカのキーホルダーをね。」 ナギ 「それで、どのくらい会っていたんだ?」 美希 「さっき言ったように会っていたのは夏休みなんだよ。」 理沙 「夏休み中の四週間ぐらいだったんだよ。」 泉 「たった四週間だったけど、楽しい思いでもいっぱいあるんだよ。」 ナギ 「例えばどんな思い出があるんだ。」 千桜 「話してくれませんか?」 ハヤテ 「ええ………。」 ヒナギク 「良いわよ………。」 とハヤテとヒナギクは顔を赤くし太。 美希 「思い出の一つが水族館に行ったときだな。」 ハヤテ 「ええ。あの時は……………」トリャアアァァァァアァァァァ。 と声がした瞬間、ハヤテに向かって竹刀が振り下ろされたが、余裕でハヤテを交わした。 振り下ろしたのは、東宮だった。」 ハヤテ 「何するんですか東宮君。」 ヒナギク 「ハヤテ君が怪我する所だったじゃないの!」 美希 「最低だな東宮君。」 東宮 「俺達は認めんぞ!」 男子A 「そうだ認めないぞ。」 男子B 「綾崎と桂さん(達)が会っていたなんて、誰が認めるもんか。」 ヒナギク 「何故よ。」 理沙 「証拠だってあるぞ。」 東宮 「そんなの関係あるか。兎に角、俺達は認めないぞ。」 男子全員 「そうだ!認めないぞ!!」 ワタル 「最低だぞ東宮。」 東宮 「うるせーーーーー。そんなの知った事か。綾崎ハヤテ、死ねええええぇぇぇぇ!!!!」 と東宮達男子全員は、今度は画鋲や釘などを打ち付けた鉄製の竹刀をハヤテに向かって振り下ろしたり、投げたりした………が、 炎の竜がそれらを全て飲み込んだ。 野ノ原 「綾崎君、それと皆さん、大丈夫ですか。」 ハヤテ 「野ノ原さん。ええ。お陰で助かりました。」 野ノ原 「スミマセンでした。お坊ちゃんが迷惑を掛けたみたいで。」 ヒナギク 「迷惑って……。」 野ノ原 「お坊ちゃんや男子達にはキツイ罰が必要みたいですから。」 美希 「確かにキツイ罰を与えたほうが良いな。」 ナギ 「その通りだな。」 野ノ原 「ですからお任せ下さい………………………!!?」 と野ノ原が一瞬、喋るのを止めた。そして……。 野ノ原 「悪い事したのにコソコソ逃げるなんて、そんな風に育ててはねぇぇぇんだよ!!!!!!!!!」 逃げようとした東宮達男子全員に、必殺技を叩きのめした。 そして、東宮達男子は、駆けつけた教員によって、連れて行かれたのであった。 教室に残ったのは男子はハヤテとワタルのみで、残りはヒナギク達女子となったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.21 ) |
- 日時: 2013/07/15 10:28
- 名前: ハヤヒナ
- 20 「これから…………」
東宮達男子全員(ハヤテとワタルは除く)は、教員によって連れて行かれた。 残ったハヤテ達は言うと……。 ハヤテ 「……………………。」 ヒナギク 「……………………。」 ナギ 「何か物凄い事になったな。」 美希 「ヒナや私達がハヤ太君と出会っていった事が信じられないんだな。」 理沙 「それだけヒナの人気があるんだな。」 泉 「そうだね♪ヒナちゃん、人気があるからね♪♪」 千桜 「そうですね。綾崎君も相当人気がありますから。」 ハヤテ 「僕ってそんなに人気があるんですか???」 美希 「自分で気づいていなかったのか?」 ハヤテ 「薄々は分かっていましたが、其処まであるとは思っていませんでしたよ。」 ナギ 「確かにな。」 愛歌 「ですが綾崎君は、野ノ原さんや氷室さんよりも人気が上なんですよ。」 ヒナギク 「それだけハヤテ君は人気があるのね。」 そして、ハヤテ達クラスの皆は教室を後にし、帰っていた。
帰り道。 美希 「で、これからどうするんだナギ君。」 ナギ 「どうするって、何を?」 美希 「ハヤ太君の事だよ。今はハヤ太君、ヒナの専属執事だろ。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「そうよ。」 理沙 「このままヒナの専属執事になるか、ナギ君の執事に戻るかだ。」 「「「あ!!!」」」 ハヤテ、ヒナギク、ナギは声を上げた。 ヒナギク 「そ、そうだった…わね。」 ハヤテ 「ええ。」 美希 「で、ハヤ太君はどうするんだ?」 ナギ 「そうだな。コレは私自身が決めないとな。ハヤテもヒナギクも悪くない。 一番悪いのは、私自身だったからな……。」
ハヤテ 「お嬢様……。」 ヒナギク 「ナギ……。」 ナギ 「ハヤテやヒナギクが気にする事はない。悪いのは私なんだから。」
そして、 ナギ 「なあヒナギク、このままハヤテをお前の専属執事として、雇って欲しいんだ。」 「「え!!」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 伊澄 「ナギ、それでいいの?」 ナギ 「ああ。」 ワタル 「本当に良いのかナギ。」 ナギ 「いいさ。確かに正直に言えば、ハヤテに執事として戻って欲しいさ。 だが、このままハヤテが戻ってきても、くだらない理由でまたハヤテをクビにしそうな気がするんだ。 ハヤテが悲しむのは二度と見たくないんだ。」 ハヤテ 「それでですか?」 ナギ 「ああ。」 ヒナギク 「ナギはそれでいいの?」 ナギ 「ああ。良いさ。新しい自分になる為にも、この方がいいと思ってな。 だからヒナギク、ハヤテを専属執事として、このまま雇ってくれないか?」 ヒナギク 「ナギがそれでいいなら。ね、ハヤテ君。」 ハヤテ 「ええ。このままヒナギクさんの専属執事になっていいんですね。」 ナギ 「ああ。」 美希 「一先ず、コレで解決だな。」 理沙 「ハヤ太君はこのまま、ヒナの専属執事として決まったし。」 泉 「そうだね。」 千桜 「コレで安心ですね。」 愛歌 「そうですね。」 そして、ヒナギクはナギに叩いた事を誤り、ナギと伊澄、ワタルもそれぞれ謝って、騒動は解決した。 ハヤテ達はそれぞれ、帰っていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.22 ) |
- 日時: 2013/07/16 10:16
- 名前: ハヤヒナ
- 21 「その後………」
屋敷へ帰って来たナギは、マリアと話していた。 ナギ 「マリア、ハヤテには謝ったからな。」 マリア 「ハヤテ君に謝ったんですか?」 ナギ 「ああ。後、ヒナギクにもな。」 マリア 「ヒナギクさんにもですか??」 ナギ 「ヒナギクにも悪い事したからな。」 マリア 「どう言う事なんですナギ。」 ナギ 「実はなマリア………………、」 とナギは、今日の出来事を話した。
ハヤテがヒナギクの専属執事になった事。
ハヤテが小さい頃に出会った四人の女の子がヒナギク、美希、理沙、泉だった事。
ヒナギクも小さい頃に、ハヤテと同じ事があった事。
ヒナギクがハヤテに告白した事。
………などである。
マリア 「そうだったんですか。それでナギは本当に良いんですか?」 ナギ 「ああ。新しい自分になる為にもこの方がいいんだ。」 マリア 「…………成長しましたね、ナギ。」 ナギ 「そうか。」 マリア 「そうですよ。」 ナギ 「有難うなマリア。後、伊澄とワタルにも謝ったからな。」 マリア 「偉いですよナギ。」 ナギ 「……ああ。あ、咲夜にも謝らないと。」 と咲夜に電話し、謝った。
そして、桂家。 ヒナギク 「今日一日、大変でしたね。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「それにしてもハヤテ君と私達が小さい頃に出会っていたなんてね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「驚いたわね。」 ハヤテ 「ええ。でも何故、出会っていた事を忘れていたんですかね。」 ヒナギク 「分からないわね。美希達は直ぐ思い出したみたいだけど。」 ハヤテ 「きっと僕もヒナギクさんも、同じ境遇があったからでしょうか?」 ヒナギク 「……そうかもしれない知れないわね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「それはそうとハヤテ君、改めて私の専属執事として宜しくね。」 ハヤテ 「はいヒナギクさん。お任せ下さい。」 ヒナギク 「宜しくね。」 ハヤテ 「此方こそ。」 ヒナギク 「じゃあ早速で悪いけど、コーヒーでも淹れてくれるかなハヤテ君。」 ハヤテ 「お任せ下さいヒナギクさん。」 ヒナギク 「お願いね。」 ハヤテはヒナギクの専属執事としての、ヒナギクはハヤテの主としての生活が再び始まったのであった。
ハヤテよヒナギク達は小さい頃に出会っていた。四歳の頃に。 出会うべくして出会った一人の少年と四人の少女。 少年の名は、綾崎ハヤテ。 少女の名は、花岡(現、桂)ヒナギク、花微美希、朝風理沙、瀬川泉。 出会うべくして出会い、運命に導くように分かれた五人。
そして、十数年後。白皇学院で再び、出会うのであった。
第一部 五人の出会いと想いと 〔完〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.23 ) |
- 日時: 2013/07/17 09:14
- 名前: ハヤヒナ
- 第一部、完結いたしました。
第一部では五人の出会い、ハヤテとナギの誤解とクビ、ハヤテはヒナの専属執事、 ヒナギクとナギの口論、ヒナギクがハヤテに告白(返事はまだしてない)、和解など 盛り沢山な部でした。
第二部では、ハヤテとヒナギク達の出逢いです。 小さい頃のハヤテとヒナギク達の話です。第一部より短い話数の予定です。 そして、第三部ではげんざいにもどって、第一部の翌日からです。
どんな話になるか楽しみにしていてください。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.24 ) |
- 日時: 2013/07/19 10:29
- 名前: ハヤヒナ
- 第二部 過去の思い出
01 思い出の始まり
ハヤテ 「小さい頃はいろんな事がありましたね。」 ヒナギク 「そうね。あの頃が本当の両親に捨てられる前の一番楽しかった思い出なの。」 ハヤテ 「楽しかった思いですか?」 ヒナギク 「そうなの。ハヤテ君が引っ越して暫くしてから、性格が変わったのよ。」 ハヤテ 「僕もですよ。ヒナギクさん達と出会って引っ越していてから、急に人が変わったんですよ。」 ヒナギク 「ハヤテ君もなの?」 ハヤテ 「ええ。あの時からお金に執着するようになったんですよ。」 ヒナギク 「そうなんだ……。私の本当の両親と同じかもね。」 ハヤテ 「ヒナギクさんもですか。」 ヒナギク 「そうなのよ。」 ハヤテ 「何か似ていますね。」 ヒナギク 「似ているわね。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「そうね。」 そして、ハヤテとヒナギクは、小さい頃の思い出を振り返った。
ハヤテ 「あ、ヒナちゃん。」 ヒナギク 「お待たせハヤ君。待ったかな?」 ハヤテ 「ううん、僕も今来た所だよ。それよりも美希ちゃん達は?」 ヒナギク 「用事が終えたら来るって。」 ハヤテ 「そうなんだ。」 ヒナギク 「それまで二人で遊ぼうハヤ君。」 ハヤテ 「うん。そうだねヒナちゃん。」 ヒナギク 「何して遊ぶ?」 ハヤテ 「ヒナちゃんは何して遊びたいの?」 ヒナギク 「ハヤ君が遊びたいもので良いよ。」 ハヤテ 「じゃあブランコに乗ろうか。 ヒナギク 「うん。ブランコに乗ろうハヤ君。」 ハヤテ 「そうだね。」 ヒナギク 「じゃあ乗ろうブランコに。」 ハヤテ 「待ってよヒナちゃん。」 ヒナギクはハヤテの手を引っ張って、ブランコに向かって走り出した。 そして、10分後。美希達がやって来た。
夕方。 ヒナギク 「じゃあハヤ君、明日は10時に私の家に来てね。」 ハヤテ 「うん。」 美希 「楽しみだな。水族館。」 理沙 「そうだな。」 泉 「イルカに会えるかな♪」 ヒナギク 「きっと会えるわ。ね、ハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。」 美希 「楽しくなりそうだな。」 理沙 「楽しくなるな。」 泉 「そうだね♪」 ハヤテ 「じゃあまた明日ねヒナちゃん。」 ヒナギク 「また明日ね、ハヤ君。」 そして、ハヤテとヒナギク達はそれぞれ、家に帰っていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.25 ) |
- 日時: 2013/07/20 10:09
- 名前: ハヤヒナ
- 02 水族館
次の日。ハヤテは花岡家へやって来た。 ハヤテ 「お待たせヒナちゃん。」 ヒナギク 「ハヤ君!」 美希 「ハヤ太君も来たか。」 理沙 「私達も来たぞ。」 泉 「来たよ〜♪」 ヒナギク 「お母さん、ハヤテ君来たよ。」 花岡母 「いらしゃいハヤテ君。今日は楽しんでね。」 ハヤテ 「はい。」 花岡母 「じゃあ出発しましょうか。水族館に。」 「「「「「はい。」」」」」 ハヤテ達は返事をした。
そして、一時間して水族館に到着した。 花岡母 「始めにお魚でも見ましょうか・」 ヒナギク 「うん。ハヤ君もいい?」 ハヤテ 「良いよ。」 美希 「私達も良いよ。」 理沙 「ああ。」 泉 「私も。」 花岡母 「じゃあ行きましょうか。」
お魚を見た後、昼食を食べ、イルカショーを見る事にした。 ヒナギク 「イルカ、可愛いねハヤ君。」 ハヤテ 「…うん。イルカ可愛いね。」 ヒナギクの無邪気な笑顔に、顔を赤くして答えたハヤテだった。 泉 「イルカ♪イルカ♪」 イルカがジャンプする度に、泉ははしゃいでいた。 美希 「ハヤ太君、ヒナの無邪気な笑顔に顔を赤くしているな。」 理沙 「それほどまでに、ヒナの事が好きなんだな。」 美希 「ヒナもハヤ太君の事が好きみたいだしな。」 花岡母 「そう見たいね。」 美希、理沙、花岡母は楽しく話していた。
イルカショーも終わり、お土産コーナーに来ていた。 花岡母 「好きな物、選んで良いからね。」 ハヤテ 「はい。」 ヒナギク 「ハヤ君、私とお揃いの物にしない。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。」 そして、ハヤテとヒナギクは水色と桃色のお揃いのイルカのキーホルダーにした。 美希、理沙、泉はお魚のストラップを選んだのであった。
そして、夕方。花岡家へ帰って来た。 ハヤテ 「今日はお誘い有難う御座いました。」 花岡母 「いいのよ。これからもヒナちゃんと遊んでね。」 ハヤテ 「はい。またねヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。また明日遊ぼうねハヤ君。」 「「「またな(ね)。」」」 ハヤテ達はそれぞれ帰っていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.26 ) |
- 日時: 2013/07/22 10:41
- 名前: ハヤヒナ
- 参照が1000突破した(丁度になった)となり、やる気があがるハヤヒナです。
03 デパートで
綾崎母 「いいハヤテ、買い物が終わるまで此処で遊んで待っているのよ。」 ハヤテ 「うん。」 綾崎母 「じゃあいい子にしてるのよ。」
同じくして。 花岡母 「いいヒナちゃん。戻ってくるまで此処でおとなしくしていてね。」 ヒナギク 「うん。いい子にしてるよ。」 花岡母 「じゃあ行ってくるからね。」
ヒナギク 「ハヤ君と遊びたいな……………。」 と呟いたら、 ヒナギク 「あ、ハヤ君だ!」 ハヤテを発見したのであった。 ヒナギク 「ハヤ君!」 ハヤテ 「ヒ、ヒナちゃん?」 ヒナギク 「やっぱりハヤ君だ!」 ハヤテを発見したヒナギクは、ハヤテに飛びついた。 ハヤテ 「ヒ、ヒナちゃん、恥ずかしいよ。」 ヒナギク 「ご、ご免ね。ハヤテ君に逢えて嬉しかったから……。」 顔を赤らめて答えたヒナギクであった。 ハヤテ 「僕もだよヒナちゃん。所でヒナちゃんはどうして此処に…?」 ヒナギク 「お母さんと買い物に来て、此処で待つ事にしたの。ハヤ君は?」 ハヤテ 「僕と同じだね。」 ヒナギク 「ハヤ君も此処で待っているの?」 ハヤテ 「うん。お母さんの買い物が此処で待っているんだ。」 ヒナギク 「じゃあ一緒に遊んで待っていようハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。一緒に遊ぼうヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。ハヤ君、遊ぼう。」 デパートの遊び場で出会ったハヤテとヒナギクは、一緒に遊んで待つことにしたのであった。
一時間後。綾崎母が戻ってきた。 綾崎母 「お待たせハヤテ。あら?若しかして、隣にいるのはお友達のヒナギクちゃん?」 ハヤテ 「そうだよお母さん。」 ヒナギク 「若しかして、ハヤ君のお母さん?」 ハヤテ 「そうだよヒナちゃん。」 綾崎母 「貴女がヒナギクちゃんね。ウチのハヤテと仲良くしてくれて有難うね。」 ヒナギク 「うん…。」 と話していると、花岡母も買い物を終え、戻ってきた。 花岡母 「ヒナちゃんお待たせ。」 ヒナギク 「あ、お母さん。」 花岡母 「いい子にしてたかしら。あら?ハヤテ君もいたのね。」 ハヤテ 「はい。ヒナちゃんのお母さん。」 そして、 綾崎母 「若しかして、ヒナギクちゃんのお母さんですか?」 花岡母 「あ、はい。そうですけど、ハヤテ君のお母さんですね。」 綾崎母 「そうです。ハヤテの母です。」 花岡母 「私はヒナちゃんの母です。」 綾崎母と花岡母は、挨拶をした。 綾崎母 「この間はうちのハヤテを、水族館に連れていてくれて有難う御座いました。」 花岡母 「良いですよ。ヒナちゃんもお友達も楽しかったですから。」 綾崎母 「うちの子、いい子にしてましたか?」 花岡母 「いい子でしたよ。ね、ヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。ハヤ君と一緒で楽しかったよ。ね、ハヤ君。」 ハヤテ 「僕もヒナちゃんたちと一緒で楽しかったよ。」 綾崎母 「それは良かったねハヤテ。」 花岡母 「ヒナちゃんも良かったね。」 「「うん。」」 ハヤテとヒナギクは、元気よく返事をしたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.27 ) |
- 日時: 2013/07/23 10:36
- 名前: ハヤヒナ
- 04 動物園
花岡家は動物園に来ていた。 花岡父 「ヒナギク、先ずは何を見たい?」 ヒナギク 「おサルさん!」 花岡母 「じゃあ、おサルさんの所に行きましょ。」 ヒナギク 「うん。」 花岡家は、おサルのオリヘ向かった。
同じくして、綾崎家も動物園に来ていた。 綾崎父 「動物園、楽しいかハヤテ。」 ハヤテ 「うん。楽しい。」 綾崎母 「最初は何を見たい?」 ハヤテ 「おサルさんが見たい。」 綾崎母 「じゃあ其処に行きましょ。」 こうして、綾崎家もおサルのオリに向かった。
そして、綾崎家と花岡家は出会った。 ハヤテ 「あ、ヒナちゃん!」 ヒナギク 「ハヤ君?」 ハヤテ 「やっぱりヒナちゃんだ!!」 ヒナギク 「ハヤ君!」 ハヤテとヒナギクは駆け寄った。 ヒナギク 「ハヤ君家も動物園に来たの?」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃんの所も?」 ヒナギク 「そうだよハヤ君。」 ハヤテとヒナギクはお互いに会えて、お互いに微笑んだ。 花岡父 「綾崎さんも動物園に来たんですか?」 綾崎父 「ええ。仕事が忙しくてなかなか遊んでやれないんです。」 綾崎母 「私もなんです。それに今は夏休みですし、休みが取れたので。」 花岡母 「そうでしたか。私達も娘と楽しい思い出を作ろうと思って来たんです。」 そして、綾崎家と花岡毛は一緒に動物園を見て回る事にした。
ハヤテ 「ゾウって、鼻が大きいんだね。」 ヒナギク 「キリンって首が長いね。」 ハヤテとヒナギクは手を繋ぎながら、動物を見ていた。 そんなハヤテとヒナギクを見て、 綾崎父 「ウチのハヤテ、楽しそうだな。」 花岡父 「ヒナギクも楽しそうだな。」 綾崎母 「ヒナギクちゃんと逢えたのが嬉しいのよ。」 花岡母 「ヒナちゃんもハヤテ君と逢えたのが嬉しいのよ。」 「「そうだな。」」 「「そうね。」」 それぞれの両親は、楽しそうなハヤテとヒナギクを見て言った。
そして、綾崎家と花岡家は一緒にキャンプに行く約束をし、帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.28 ) |
- 日時: 2013/07/25 10:10
- 名前: ハヤヒナ
- 今日が誕生日のハヤヒナです。やる気が上がっています。
この小説、第二部は15話構成の予定となっています。 では、05話をドウゾ。
05 明日はキャンプ
ヒナギク 「明日のキャンプ、楽しみだねハヤ君。」 ハヤテ 「うん。楽しみだねヒナちゃん。」 ヒナギク 「ハヤテ君と一緒だから、かなり嬉しいよ。」 ハヤテ 「僕もヒナちゃんと一緒で嬉しいよ。」 ヒナギク 「楽しい思い出になるね。」 ハヤテ 「そうだね。」 ハヤテとヒナギクは楽しそうに話していた。 明日は、綾崎家と花岡家は一緒にキャンプに行く事になっていた。 その事でハヤテとヒナギクは嬉しかったのであった。
ハヤテ 「じゃあヒナちゃん、また明日ね。」 ヒナギク 「明日ねハヤ君。いい思い出にしようね。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。いい思い出にしようね。」 ヒナギク 「そうねハヤ君。」 ハヤテ 「また明日ねヒナちゃん。」 ヒナギク 「明日ねハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは明日のキャンプを楽しみにしながら、それぞれ家に帰っていた。
綾崎家。 ハヤテ 「キャンプ楽しみだな♪」 綾崎父 「楽しみかハヤテ。」 ハヤテ 「うん。楽しみ。」 綾崎母 「ならいい思い出にしないとね。」 ハヤテ 「うん。」
花岡家。 ヒナギク 「楽しいなキャンプ。」 花岡父 「ヒナギク、楽しみか。」 ヒナギク 「うん。」 花岡母 「楽しくなると良いわね。」 ヒナギク 「うん。」
ハヤテとヒナギクはそれぞれ、明日のキャンプの準備を楽しそうにしながら、両親と話していた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.29 ) |
- 日時: 2013/07/27 10:37
- 名前: ハヤヒナ
- 06 楽しさ満喫キャンプ 1
此処は都内にあるとあるキャンプ場。 綾崎家と花岡家はキャンプに来ていた。 綾崎父 「テントや食事の準備をするから、近くで遊んでいなさい。」 花岡父 「遠くに行ったりしたら駄目だぞ。」 「「はーーい。」」 ハヤテとヒナギクは返事をした。 綾崎母 「川の中に入っても良いけど、浅瀬だけにしなさい。」 花岡母 「溺れたら危ないからね。」 ハヤテ 「分かっているよ。」 ヒナギク 「私も分かってるよ。じゃあ行こうハヤ君。」 ハヤテ 「待ってよヒナちゃん。」 ハヤテとヒナギクは、川の浅瀬で遊ぶため、駆け出したのであった。
ハヤテ 「ヒナちゃんって、お姉ちゃんがいたんだ。」 ヒナギク 「うん。そう言うハヤ君もお兄ちゃんがいたんだね。」 ハヤテ 「そうだよ。今は一人暮らししてるんだ。」 ヒナギク 「私のお姉ちゃんは今、夏季の合宿に行っているの。」 ハヤテ 「そうなんだ。寂しくないのヒナちゃん。」 ヒナギク 「寂しくないよ。そう言うハヤ君は寂しくないの?」 ハヤテ 「寂しくないって言ったら嘘になるけど、全然寂しくないんだ。」 ヒナギク 「どうして?」 ハヤテ 「ヒナちゃん達と友達になったから、寂しくないんだよ。」 ヒナギク 「私もよ。ハヤ君と友達になれたから、寂しくないの。」 ハヤテ 「同じだねヒナちゃん。」 ヒナギク 「同じだねハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは川の浅瀬に座りながら、兄や姉がいる事を話した。
30分後。 ハヤテ 「そろそろ戻ろうかヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。戻ろうハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは両親の所へ戻った。 綾崎母 「丁度、バーベキューの準備が終わったわ。」 花岡母 「二人とも手を洗ってきなさい。食事にするわよ。」 「「はーーい。」」 ハヤテとヒナギクは、元気よく返事をした。
そして、 「「いただきまーーーーす。」」 ハヤテとヒナギクは元気よく返事をし、食べ始めたのであった。 ハヤテ 「美味しいねヒナちゃん。」 ヒナギク 「美味しいねハヤ君。そうだハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃん。」 ヒナギク 「あーんして。食べさしてあげる。」 ハヤテ 「ヒ、ヒナちゃん!?」 ヒナギク 「いいから口を開けてハヤ君。」 ハヤテ 「は、恥ずかしいよヒナちゃん。」 そう言いながらも、ハヤテはヒナギクにお肉を食べさして貰うのであった。 その後、ヒナギクもハヤテに食べ咲して貰うのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.30 ) |
- 日時: 2013/07/29 10:25
- 名前: ハヤヒナ
- 07 楽しさ満喫キャンプ 2
バーベキューが終わった後、ハヤテとヒナギクは思い切り遊び回り、その疲れかテントの中で寄り添って眠っていた。 綾崎父 「あんな楽しそうなハヤテ、見たことなかったな。」 綾崎母 「そうね。」 花岡母 「そうなんですか?」 綾崎父 「ええ。私の仕事の関係で、引越しを何回もして来たんです。」 綾崎母 「その性でハヤテには、不自由な思いをさせて来たんです。」 花岡父 「そうだったんですか。」 綾崎父 「ええ。でも、お宅のヒナギクちゃんと出会ってからは、明るくなったんです。」 花岡母 「それはこっちも同じですよ。ハヤテ君と出会ってから、毎日の様に嬉しくしてるんです。」 花岡父 「お友達の美希ちゃんちゃん達と遊ぶより、元気が良いよな。」 花岡母 「そうね。」 綾崎家、花岡家の両親は自分の子供について話していた。
そして、食事時。周りの他のキャンプに来ていた人達も食事の用意をしていた。 ハヤテ 「………あれ?僕、いつの間にか眠っていたみたい……。」 ヒナギク 「私もいつの間にか寝てたみたい……。」 すると、いい匂いがしてきた。 ハヤテ 「この匂いは………、」 ヒナギク 「若しかして………、」 「「カレー!!」」 ハヤテとヒナギクは、声を揃えて言った。 ヒナギク 「ハヤ君もカレーが大好物なの?」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃんも大好物なんだね。」 ヒナギク 「うん。後、ハンバーグもね。」 ハヤテ 「同じだね。僕もハンバーグが大好物なんだよ。」 ヒナギク 「本当?」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「同じだねハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。」 そう言って、テントから出た。 花岡母 「あら?ヒナちゃんにハヤテ君、起きたのね。」 綾崎母 「カレーがもう少しで出来るから、手を洗ってきなさい。」 「「はーーーーい。」」 ハヤテとヒナギクは元気よく返事をし、手を繋いで駆け出した。
「「頂きます。」」 ハヤテとヒナギクは、元気欲カレーを食べ始めた。 綾崎父 「二人とも、カレー美味しいか。」 「「うん。カレー美味しい!!」」 花岡父 「いっぱい作ったから、お替りしていいからな。」 綾崎母 「ハンバーグもあるからね。」 花岡母 「どんどん食べてね。」 「「はーーい。」」 ハヤテとヒナギクは元気よく返事をした。 そして、お替りを2回もし、ハヤテとヒナギクは満腹になったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.31 ) |
- 日時: 2013/07/30 10:02
- 名前: ハヤヒナ
- 08 楽しさ満喫キャンプ 3
カレーやハンバーグを食べ終え、ハヤテとヒナギクは星空を眺めていた。 ハヤテ 「星、綺麗だねヒナちゃん。」 ヒナギク 「本当に綺麗だねハヤ君。」 ハヤテ 「星も綺麗だけど、ヒナちゃんの方が綺麗だよ。」 ヒナギク 「ほ、本当ハヤ君?」 ハヤテ 「うん!」 ヒナギクの顔は赤く染まった。 ヒナギク 「そ、そう言うハヤ君も、あの星みたいにカッコいいよ。」 ハヤテ 「そ、そうかなヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん!」 ハヤテの顔も赤く染まった。 ハヤテ 「僕、恥ずかしいな。」 ヒナギク 「私も恥ずかしいな。」 そう言いながらもハヤテとヒナギクは、星空を顔を赤くしながら眺めていた。
ハヤテ 「花火、綺麗だね。」 ヒナギク 「パチパチと音がして、いいわねハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。」 ヒナギク 「花火の一生って短いのよね。」 ハヤテ 「そうだね。でも、僕達人間は違うから。」 ヒナギク 「そうね。一生の中に沢山の思い出があるのよね。」 ハヤテ 「うん。こうしてヒナちゃんとキャンプした事も思い出だから。」 ヒナギク 「そうだね。ハヤ君と出会ったのも思い出だね。」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「そうね。」 ハヤテとヒナギクは、花火をして、夜を過ごした。
そして……。 ハヤテ 「お休みヒナちゃん。」 ヒナギク 「お休みハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは仲良く眠りについた。 自分の子供が眠ったのを確認して、両親も眠りについたのであった。
翌朝。 ハヤテ 「お早うヒナちゃん。」 ヒナギク 「お早うハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは仲良く目を覚ました。 そして、顔を洗い、朝食を食べ、後支度をし帰ったのであった。
ハヤテ 「じゃあヒナちゃん、また明日遊ぼうね。」 ヒナギク 「うん。また明日遊ぼうねハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは遊ぶ約束をし、両親ともに帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.32 ) |
- 日時: 2013/07/30 10:43
- 名前: ハヤヒナ
- 09 プール
ハヤテは、花岡けに美希達とも近くの遊技場に遊びに来ていた。 ハヤテ 「今日はお誘い有難う御座います。」 花岡母 「いいのよ。ヒナちゃんも楽しみにしていたから。ね、ヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。」 花岡父 「いいか皆。走ったりしたら駄目だぞ。周りの人達に迷惑を掛けるからな。」 花岡母 「それに怪我したら危ないしね。」 「「「「「はーーーーーい。」」」」」 ハヤテ達は返事をした。 ヒナギク 「それじゃあハヤ君、美希、理沙、泉、行こう。」 ハヤテ 「うん。」 美希 「泳ぐか。」 理沙 「そうだな。」 泉 「そうだね♪」 ハヤテ達は準備運動をし、(勿論、子供プールで)泳ぎだした。
ヒナギク 「ハヤ君って、泳ぐの上手だね。」 ハヤテ 「そ、そうかな。」 ヒナギク 「そうだよ。」 美希 「確かにハヤ太君、泳ぐの上手いな。」 理沙 「此処にいる子供達よりも上手いと思うな。」 泉 「確かにそうだね。」 ハヤテ 「そう言うヒナちゃん達も泳ぐの上手だね。」 ヒナギク 「そ、そうかな。」 ハヤテ 「うん。」 美希 「ハヤ太君の言う通り、私達の中でもヒナが一番に泳ぎが上手いからな。」 理沙 「私達よりも早いからな。」 泉 「付いていくの必死だよ。」 と泳ぐのを休憩して、ハヤテ達は話していた。
美希達が泳ぐのを再開したが、ハヤテとヒナギクはまだ話していた。 ヒナギク 「ねぇハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃん。」 ヒナギク 「水着姿のハヤ太君もカッコいいよ。」 そう言われて、ハヤテの顔は赤く染まった。 ハヤテ 「そうかな…?」 ヒナギク 「うん。カッコイイよ。」 さらに顔を赤く染めたハヤテであった。 ハヤテ 「そう言うヒナちゃんも、水着姿のヒナちゃんも可愛いね。」 今度はヒナギクが課を赤く染めた。 ヒナギク 「そ、そうかな?」 ハヤテ 「うん。」 さらに顔を赤く染めたヒナギクであった。 ハヤテ 「泳ごうかヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん…。泳ごうハヤ君。」 赤くした顔を隠すかのように、ハヤテとヒナギクは再び泳ぎだした。 その様子を花岡家両親は、写真に収めていた。
そして、帰り道。 ハヤテ 「今日は楽しかったねヒナちゃん。」 ヒナギク 「私も楽しかったよハヤ君。」 美希 「私達も楽しかったよ。」 理沙 「楽しかったな。」 泉 「楽しかったよ♪」 ハヤテ達は帰っていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.33 ) |
- 日時: 2013/07/31 11:23
- 名前: ハヤヒナ
- 10 夏祭り
ハヤテとヒナギク達が出会って、二週間が経った。今日は近くの神社で夏祭りが開かれていた。 ハヤテも両親からお小遣いを貰い、ヒナギク達との待ち合わせ場所に来ていた。 ヒナギク 「あ、ハヤ君!」 ハヤテ 「ヒナちゃんお待たせ。」 美希 「やあハヤ太君。」 理沙 「やっと来たか。」 泉 「それじゃあレッツゴー!!」 ハヤテ 「そうだね。」 ヒナギク 「そうね。」 ハヤテ達は、夏祭りの会場内を歩き出した。
ハヤテ達は金魚すくいをやったり、ヨーヨー釣りをやったりした。 ヒナギク 「わたあめ美味しいね。」 ハヤテ 「うん。美味しいねヒナちゃん。」 美希 「わたあめもいいがリンゴ飴も美味しいぞ。」 理沙 「たこ焼きもいけるな。」 泉 「タイヤキも美味しいよ。」 ハヤテ達は近くのベンチに座って、屋台で買ったのを食べていた。
ハヤテとヒナギク、美希達に分かれて行動していた。 ハヤテ 「ねぇヒナちゃん、何かお揃いの物買わない。」 ヒナギク 「うん。買おうかハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは夏祭りの会場を歩き回っていた。
美希 「次は何処に行こうか?」 理沙 「何かストラップ的な物、買わないか?」 泉 「賛成〜♪」
そして、ハヤテとヒナギク、美希達はストラップを売っている屋台で合流した。 ハヤテ 「あ、美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃん。」 美希 「此処で何か買おうと思ってな。」 ヒナギク 「私とハヤ君も、お揃いの物を買いに来たの。」
そして、ハヤテとヒナギクは星のストラップを、美希達は食べ物の形をしたキーホルダーを買ったのであった。 その後、色々と歩き回って、ハヤテ達は帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.34 ) |
- 日時: 2013/08/02 10:33
- 名前: ハヤヒナ
- 11 そして……………、
今日もヒナギク達と遊んで帰ったハヤテに衝撃的な真実が待っていた。 綾崎父 「すまんハヤテ、また引っ越す事になったんだ。仕事の関係で。」 ハヤテ 「えっ……本当なのお父さん。」 綾崎父 「ああ。」 ハヤテ 「いつ引越しするの?」 綾崎父 「来週だ。」 ハヤテ 「来週か……。」 綾崎母 「ご免ねハヤテ。折角、ヒナギクちゃんとお友達になれたのに。」 ハヤテ 「別に良いよ。お仕事なんだから。」 綾崎父 「そうか。すまんなハヤテ。」 ハヤテ 「うん……。」 綾崎母 「ヒナギクちゃん達に引越しする事を言っておくのよ。」 ハヤテ 「うん……。」
翌日。 今日は雨が降っていた為、ハヤテはヒナギクの家で遊ぶ事になった。 ハヤテ 「ヒナちゃん、聞いてほしい事があるの。」 ヒナギク 「何かなハヤ君。」 ハヤテ 「また引越しする事になったの。」 ヒナギク 「え……!!」 ハヤテの言葉に、ヒナギクは驚いた。 ヒナギク 「本当なのハヤ君。」 ハヤテ 「うん。お父さんの仕事の関係で。」 そこへ、花岡母がやって来た。 ヒナギク 「あ、お母さん。ハヤ君、引越しするんだって。」 花岡母 「それ本当なのハヤテ君。」 ハヤテ 「はい。」 花岡母 「いつ引越しするの?」 ハヤテ 「六日後です。」 花岡母 「六日後か。寂しくなるわねヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。折角、ハヤ君とお友達になれたのに……。」 ハヤテ 「僕もだよヒナちゃん。ヒナちゃん達とお友達になれたのに引越しする事になって。」 花岡母 「ねぇヒナちゃん。悲しい顔したら駄目よ。ハヤテ君も悲しいから。」 ヒナギク 「うん。ねぇハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃん。」 ヒナギク 「ハヤ君が引越しするまでの間、私が一杯、思い出を作ってあげるね。」 ハヤテ 「有難うヒナちゃん。」 ヒナギク 「じゃあ早速遊ぼうハヤ君。」 ハヤテ 「うん。遊ぼうかヒナちゃん。」 花岡母 「じゃあ私は、おやつを持ってきてあげるわね。」 ヒナギク 「有難うお母さん。」 ハヤテ 「有難う御座います。」 花岡母 「持って来るから、仲良く遊んでるのよ。」 「「はい。」」 ハヤテとヒナギクは元気よく、声を揃えて返事をした。
そして、夕方。雨も上がり、明日も遊ぶ約束をして、ハヤテは帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.35 ) |
- 日時: 2013/08/03 10:14
- 名前: ハヤヒナ
- 12 楽しい思い出
翌日。ハヤテが引越しするまで後五日となった。公園に来るとヒナギク達が待っていた。 美希 「ハヤ太君、ヒナから聞いたけど、」 理沙 「五日後に引越しするって、」 泉 「本当なの?」 ハヤテ 「うん……。」 ヒナギク 「寂しくなるね。折角、ハヤ君とお友達になれたのに……。」 美希 「そうだな…。」 理沙 「寂しくなるな…。」 泉 「そうだね…。」 ヒナギク 「だから私達で、ハヤ君に楽しい思い出を作ってあげよ。」 美希 「そうだな。ハヤ太君が楽しく出来るように、」 理沙 「沢山の思い出を、」 泉 「作ってあげるね。」 ハヤテ 「有難う。ヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」
引越しまで後四日。 ヒナギク 「此処がハヤ君の部屋なんだね。」 ハヤテ 「引越しするから大分片付けているから、物は少ないけど。」 ヒナギク 「後四日したら、本当に引越しするの……?」 ハヤテ 「うん……。」 ヒナギク 「寂しくなるね……。」 ハヤテ 「うん……。だからヒナちゃん、引越しの日、笑顔で見送ってくってほしいの。」 ヒナギク 「笑顔で?」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃんの悲しい顔見たくないの。それに……、」 ヒナギク 「それに……?」 ハヤテ 「笑顔のほうが悲しくても、楽しくなれるから。」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテ 「お願いねヒナちゃん。」 ヒナギク 「じゃあ遊ぼうかハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。何して遊ぼうか。」
引越しまで後三日となった。 ハヤテとヒナギク達が出会って、約1ヶ月間には楽しい思い出が一杯あった。 雨が降った日、雨宿りしていった時にハヤテとヒナギク達は出会った。 出会って直ぐにハヤテとヒナギク達はお友達になった。 花岡家に水族館に連れて行ってもらったり、デパートや動物園で出会ったりした。 綾崎家と花岡家でキャンプに行ったり、プールや夏祭りに行ったり等、 ヒナギク達と出会い友達となり、ハヤテは充実となった楽しい夏休みとなったのであった。 それはヒナギク達も同じであった。特にヒナギクが楽しかったのであった。 ハヤテとヒナギクはお互いにお互いを好きになったのであった。 特に二人きりで遊ぶ時が、今までないぐらいの笑顔であった。 そん楽しく過ごしていくが、それも後三日となった。
そして、引越しまで明後日となった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.36 ) |
- 日時: 2013/08/08 09:46
- 名前: ハヤヒナ
- 13 引越し前日
いよいよ明日は、ハヤテが引っ越す日となった。 その日は、出会って丁度1ヶ月でもあった。 ハヤテとヒナギク達の出会いは雨が降っている日であった。
五人の出会いは、雨が降っている日であった。 ハヤテ 「若しかして、君達も雨宿り?」 ヒナギク 「うん。そうだよ。」 美希 「急に雨が降ってきた来たから。」 理沙 「直ぐに止むと思うが。」 泉 「雨が止むまで此処で雨宿りしてるんだよ。」 ハヤテ 「僕と同じだね。あ、僕は綾崎ハヤテだよ。宜しくね。」 ヒナギク 「私は花岡ヒナギクよ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「私は花微美希。」 理沙 「朝風理沙だ。」 泉 「瀬川泉だよ。」 ハヤテ 「ヒナギクちゃんに美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃんでね。僕の事はハヤテって呼んで。」 ヒナギク 「分かったわ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「宜しくハヤ太君。」 理沙 「ハヤ太君、宜しくな。」 泉 「宜しくね〜、ハヤ太君♪」 ハヤテ 「うん。宜しくね。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、友達にならない?」 ハヤテ 「え!いいの?」 ヒナギク 「いいわよ。ね、美希、理沙、泉。」 美希 「ああ。一緒に遊ぼうではないか。」 理沙 「そうとも。一緒に遊ぼうではないか。」 泉 「一緒に遊ぼう♪」 ハヤテ 「うん。ヒナギクちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「一緒に遊ぼうねハヤテ君。」
出会って直ぐに友達になったハヤテとヒナギク達。 そして、出会ったハヤテとヒナギクはお互いにお互い、好きになった。 そんなこんなであっという間に楽しい時間は過ぎていき、1ヶ月が経とうとしていた。
ヒナギク 「ハヤ君、明日、お見送りに行くからね。」 ハヤテ 「有難うヒナちゃん。」 美希 「私達も行くから。」 理沙 「お見送りに」 泉 「行くからね。」 ハヤテ 「有難う。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「ハヤ君と出会って、楽しかったよ。」 ハヤテ 「僕もだよヒナちゃん。」 ヒナギク 「本当に楽しかったね。」 美希 「ハヤ太君と出会って、丁度1ヶ月だったな。」 理沙 「この1ヶ月は楽しかったな。」 泉 「そうだね。」
そして、あっという間に時間は過ぎて行き、ハヤテとヒナギク達は帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.37 ) |
- 日時: 2013/08/08 10:37
- 名前: ハヤヒナ
- 14 また逢う日まで
そして、引越し当日。ヒナギク達はお見送りに来ていた。 ハヤテ 「ヒナちゃん。それに美希ちゃんも理沙ちゃんも泉ちゃんも来てくれたんだね。」 ヒナギク 「そうだよハヤ君。」 美希 「友達だからな。」 理沙 「その友達が引越しすると聞いて、」 泉 「お見送りに行かないとね。」 そんなこんなで楽しく話していき、時間が過ぎていた。
ヒナギク 「ねぇハヤ君、ノートや水族館や夏祭りで買った物、今持っている?」 ハヤテ 「うん。持っているよヒナちゃん。」 ヒナギク 「だったら交換しない。」 ハヤテ 「交換!?」 ヒナギク 「うん。離れていても、寂しくないから。」 ハヤテ 「そうだね。交換しようかヒナちゃん。」 ヒナギク 「うん。交換しようハヤ君。」 そして、イルカのキーホルダーと星のストラップとノートの3つを交換したのであった。 ヒナギク 「これで寂しくないねハヤ君。」 ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。」
そして、いよいよお別れの時間となった。 美希 「いよいよお別れだな。」 理沙 「寂しくなるな。」 泉 「そうだね。」 ハヤテ 「大丈夫だよ。またどこかで逢えるよ。」 ヒナギク 「そうよ。ハヤ君の言う通りよ。」 美希 「確かに。」 理沙 「またどこかで」 泉 「逢えるね。」 ヒナギク 「そうよ。」 そう言いながらも、ヒナギクが一番に寂しかったのであった。 ハヤテ 「じゃあまたね。ヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「待ってハヤ君。一つ約束しない?」 ハヤテ 「約束って何を?」 ヒナギク 「今は別れるけど、どこかで再会したら恋人同士になる約束を。」 ハヤテ 「恋人同士!?」 ヒナギク 「……駄目かな?」 ハヤテ 「うん。いいよ。」 ヒナギク 「本当!?」 ハヤテ 「うん。じゃあ行くね。」 トラックに乗り込もうとしたその時、 ヒナギク 「待ってハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃ……」(チュッ) いきなりのキスにハヤテは顔を赤くした。ヒナギクがハヤテの頬にキスをしたからであった。 ハヤテ 「ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん!!!??」 ヒナギク 「約束だよ。またどこかで再会したら、恋人同士になろうねハヤ君。」 ハヤテ 「うん。絶対になろうねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 ハヤテ 「またねヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん」 「「「またね。」」」 ヒナギク 「約束だよハヤ君。」 ハヤテ 「うん。またねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 そして、ヒナギク達に見送れながら、ハヤテは両親ともに引っ越していった。 ハヤテはヒナギクと約束をした。またどこかで再会したら恋人同士になる約束をして。
そして、十年の月日を流れて、五人全員、出会っていた事を忘れた状態で白皇学院で再会するのであった。
第二部 過去の思い出 〔完〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.38 ) |
- 日時: 2013/08/08 22:30
- 名前: ささ
- はじめまして、ささです。綾崎・花岡両夫妻はどうして棄てることになったのかと思う程優しいご両親だな。(泣)
いよいよ、第三部 修学旅行ですね。過去のことを思い出した今、ヒナギクとハヤテ仲がどうなるのか、楽しみです。暑い日が続きますがお身体に気をつけて。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.39 ) |
- 日時: 2013/08/11 10:38
- 名前: ハヤヒナ
- さささん、感想有難う御座います。
第三部はさささんの言うように修学旅行編ですが、殆どは修学旅行と関係ありませんが、期待していて下さい。
第三部 修学旅行?
01 思い出した翌日
ハヤテもヒナギクも小さい頃に出会っていた事を思い出し、さらにお互いに恋してた事も思い出した翌日。
ハヤテ 「…………………だったんですよ。」 ヒナギク 「私達とハヤテ君の出会いは。」 ハヤテとヒナギク達はクラスの皆に小さい頃に出会っていた事を話した。 因みにクラスの男子は、ハヤテとワタルのみであった。 ナギ 「それがハヤテとヒナギク達の出逢いだったのか。」 美希 「ああ。あの頃のヒナは今と違って、比べ物にならないぐらいに素直だったからな。」 ヒナギク 「ちょっと美希。今でも私は素直でしょ!!」 理沙 「だったらヒナ。何で、なかなかハヤ太君に告白しようとしなかったんだ?」 ヒナギク 「そ、それは…………、」 泉 「素直じゃない証拠だよヒナちゃん。」 ヒナギク 「…………………。」 何も言い返さなかったヒナギクであった。 千桜 「小さい頃の綾崎君とヒナや貴女達って、仲が物凄く良かったんですね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「そうよ。」 美希 「特にハヤ太君は、ヒナと物凄く仲が良かったからな。」 理沙 「我々よりもヒナが一番にハヤ太君と仲が良かったからな。」 愛歌 「そうだったんですか。」 美希 「ハヤ太君が引っ越していく時、ヒナはハヤ太君を呼び止めたんだよ。」 理沙 「そして、ハヤ太君が振り向いた瞬間に、ハヤ太君の頬にキスをしたんだ。」 泉 「再会したら、恋人同士になろうと言ってね。」 「「………………………………………………」」 その言葉にハヤテとヒナギクは、顔を赤くした。 ハヤテとヒナギクが顔を赤くしたのを見て、他の女子達はクスクスと笑うのであった。
そして、HR。 担任の教師は、東宮達の事について話した。 東宮は退学処分となった。理由はハヤテへの非暴力、さらに一番の理由は、銃を持っていたからであった。 職員室に連れて行かれた後にそこでかばんの中身をチェックしたら、銃が発見されたのであった。 その為、東宮達は全員、退学処分となったのであった。 他のクラスの男子達も数名は、停学処分に加えて、卒業するまで行事の参加を禁止されたのであった。 こうして、ハヤテ達のクラスの男子は、ハヤテとワタルの2名だけとなったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.40 ) |
- 日時: 2013/08/13 19:44
- 名前: ささ
- こんばんは、ささです。
銃所持とか、警察沙汰ではないですか! クラスの男子がハヤテとワタルだけとか、想像つかないな。 以上です。
追伸 間違いであろう箇所を見つけました。
ハヤテへの〔非〕暴力→ハヤテへの暴力
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.41 ) |
- 日時: 2013/08/14 10:52
- 名前: ハヤヒナ
- さささん、感想有難う御座います。
銃と言っても、小型の拳銃みたいなものです。 それと、間違いの指摘、有難う御座います。
02 借金返済完了
ハヤテ 「これで良かったんでしょうか…………。」 ヒナギク 「…………わからないわね。」 美希 「良かったのではないか?」 理沙 「ヒナにハヤ太君。」 泉 「そうだよ〜♪」 ナギ 「その通りだぞ。ハヤテにヒナギク。」 ハヤテ達は吸湿での出来事の後、何事もなく時間は過ぎていき、放課後になったのであった。 ワタル 「それにしてもクラスの男子が、俺とハヤテだけと言うのは……。」 ハヤテ 「確かに……。」 美希 「それだけヒナの人気がすごい事だよ。」 千桜 「確かにそうですね。」 愛歌 「会長の人気はすごいですから。男女問わず。」 伊澄 「そうですね…。」 とそこへ、東宮の執事、野ノ原がやって来た。 ハヤテ 「あ、野ノ原さん。」 ヒナギク 「どうされたんですか。」 野ノ原 「お詫びに来たんですよ。」 ハヤテ 「お詫びですか。」 野ノ原 「坊ちゃん達が綾崎君達に壮大な迷惑を掛けてしまったので。」 ハヤテ 「迷惑なんて……。」 ヒナギク 「気にしていませんから。」 野ノ原 「お詫びにコレを受け取ってください。」 と言って、一枚の紙を渡した。 ナギ 「何の紙なんだ?」 野ノ原 「一億五千万の小切手ですよ。」 「「「「「「一億五千万!!!!!!」」」」」」 ハヤテ達は驚いた。 野ノ原 「是非、受け捕って下さい。返す必要はありませんよ。お詫びの印ですから。」 ハヤテ 「でも何故なんですか。」 野ノ原 「綾崎君はまだ借金は残っていますよね。」 ハヤテ 「ええ。まだ残っています。」 野ノ原 「それで借金を返してください。」 ハヤテ 「良いんですか。それでも借金を返したとしても大分余りますが。」 野ノ原 「余ったら、そのまま受け取ってください。」 ハヤテ 「良いんですか?」 野ノ原 「私だけではなく、坊ちゃんのお父様とお母様からのお願いでもありますから。」 ナギ 「東宮の親がか。」 野ノ原 「ええ。だから円量することなく受け取って下さい。」 ハヤテ 「わかりました。」 野ノ原 「では皆さん。またどこかで会いましょう。」 と、野ノ原は帰っていた。
ハヤテ 「では三千院さん、借金お返しますね。」 ナギ 「ああ。」 ハヤテはナギに、小切手を渡した。 ナギ 「残りの借金とワタルの借金を引いたら、残りの金はハヤテに渡すからな。」 ハヤテ 「有難う御座います。」 これにて、ハヤテの借金は全額返済となったのであった。 ヒナギク 「良かったわねハヤテ君。借金がなくなって。」 ハヤテ 「ええ。これで心も身もスッキリしました。」 美希 「良かったなハヤ太君。」 理沙 「良かったな。」 泉 「良かったね。」 ハヤテ 「有難う御座います皆さん。」 借金が全額返済となったハヤテは、ヒナギク達から祝福の言葉を貰ったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.42 ) |
- 日時: 2013/08/14 21:27
- 名前: ささ
- こんばんは、ささです。
借金全額返済したということは、ヒナハヤの恋心を遮るものは何もなくなったということですね。(アテネと出会ってなければ) これにて失礼します。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.43 ) |
- 日時: 2013/08/15 10:33
- 名前: ハヤヒナ
- さささん、感想有難う御座います。
ハヤテとヒナギク達の出会いは、アテネと出会う前の出来事となっています。 何故、記憶を忘れたかは後に分かって行きます。第四部?で。
03 歩、登場
ハヤテ、ヒナギク達はナギとともに三千院家に向かっていた。 千桜と愛歌は用事がある為にハヤテ、ヒナギク達と別れた。 ナギ 「マリアにハヤテの借金がなくなった事を言っておくのに自分から言うのか?」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「私も自分の口から言わないとね。ナギが既に言ってると思うけど。」 ナギ 「ああ。マリアに一通り話したがな。それはそうと何故お前達までいるんだ?」 美希 「何言ってるんだナギ君。」 理沙 「ヒナや我々は小さい頃にハヤ太君と出会っているからな。」 泉 「私達も言わないとね。」 ワタル 「それにしてもハヤテと会長が小さい頃に出会っていたなんて驚いたな。」 伊澄 「そうね。」 と話していると、ハムスター……………じゃなくて、西沢歩と出会った。 歩 「ハヤテ君にナギちゃん、それにヒナさんに瀬川さん達じゃないかな。」 ハヤテ 「西沢さん。」 ヒナギク 「歩。」 ナギ 「ハムスターか。」 歩 「何回言ったら分かるのかなナギちゃん。ハムスターではなく、西沢歩よ。」 ナギ 「分かったからハムスターは黙ってろ。」 歩 「ハムスターでないの。」 ナギ 「はいはい。」 ワタル 「相変わらずだな。ナギと西沢は。」 ハヤテ 「そうですね。」 ナギ 「おい!ハヤテにワタル。」 歩 「それってどう言う意味なのかな?」 ヒナギク 「言っている意味と思うわ。」 美希 「確かに。」 理沙 「その通りだな。」 泉 「そうだね。」 「「…………………」」 何も言えなかったナギと歩であった。
そして、ハヤテとヒナギク達は歩に小さい頃の出来事を話した。 歩 「それ本当なのかな。」 ハヤテ 「ええ。本当ですよ。」 ヒナギク 「本当よ歩。」 歩 「ハヤテ君とヒナさんが小さい頃に出会っていたなんて驚きだよ。」 そして、暫くして三千院家にたどり着いた。 三千院家にたどり着いたハヤテは数日ぶりに会い、ヒナギク達とも小さい頃の事を話した。 その後、ハヤテはナギに宝玉を返したのであった。
夕方。ハヤテ達はお茶を飲み、帰ったのだった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.44 ) |
- 日時: 2013/08/16 10:35
- 名前: ハヤヒナ
- 04 修学旅行は…………………!!?
ハヤテ 「それにしても今日は大変でしたね。」 ヒナギク 「そうね。クラスの男子がハヤテ君と橘君だけに成ったわよね。」 ハヤテ 「他のクラスや学年の数人の男子も退学になった見たいですから。」 ヒナギク 「私達とハヤテ君が小さい頃に出合っていただけでこうなるとわね……。」 ハヤテ 「正直、思ってもいなかったですね。」 ヒナギク 「本当よね……。」
翌日。白皇学院。
教師A 「修学旅行についてだが……………、中止と決定した。」 昨日の出来事によって、修学旅行は中止となった。 教師A 「その代わり、社会化見学を行う事に決定した。」 と言い、HRが終わり、教師は教室を後にした。 美希 「やはり中止担ったか、」 理沙 「修学旅行は。」 ハヤテ 「そうですね…。」 ヒナギク 「そうね…。」 ナギ 「まさか此処までの出来事になるとはな。」 泉 「そうだね。」 ワタル 「修学旅行が中止になるとはな。」 千桜 「悪いのは東宮君男子達ですから、」 愛歌 「会長や綾崎君は気にする事はないと思いますよ。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「そうね。」 伊澄 「気にする事はないですよ。ハヤテ様に生徒会長さん。」
ナギ 「そうだハヤテ。」 ハヤテ 「何ですか三千院さん。」 ナギ 「昨日の小切手からハヤテの借金を引いた残りの額だ。受け取れ。」 ハヤテ 「良いんですか?」 ナギ 「ああ。それに野ノ原も言ってたじゃないか。残りは受け取れって。」 ハヤテ 「そうですね。」 ナギから、小切手を受け取ったハヤテであった。 ヒナギク 「それでナギ、どの位余ったの?」 ナギ 「確か……千十一万だったはずだ。」 ハヤテ 「そんなに余ってるんですか。」 ナギ 「ああ。白皇の行事やバイトとかでも返してるからな。それで余ったんじゃないか。」 ハヤテ 「そうなんですか。」 ヒナギク 「それにしてもすごい額ね。」 因みにハヤテの現在の所持金と合わしても一般人からすればすごい額となった。 こない間のヒナギクとの買い物デート?で約半分程使ったのであった。 そのハヤテの所持金額は、千百十一万千百十一円となったのであった。 ハヤテ 「高校生が1000万以上もあるのは………、」 ヒナギク 「考えられないわね………普通は。」 ナギ 「そうか?当たり前と思うぞ、私はな。」 「「…………………。」」 言葉が出なかったハヤテとヒナギクであった。 そして、ハヤテのお金は千百八十万程、銀行に入れたのであった。三千院によって。
帰宅後。 ハヤテ 「ヒナギクさん、紅茶でも淹れましょうか。」 ヒナギク 「そうね。お願いするわハヤテ君。」 ハヤテ 「分かりましたヒナギクさん。」 ヒナギク 「じゃあお願いねハヤテ君。」 そして、一日を終えたハヤテとヒナギクであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.45 ) |
- 日時: 2013/08/16 13:12
- 名前: ささ
- ささです。
1が並びましたね。(さすがハヤテ) やっぱり、ヒナギクの金銭感覚は普通ですね(ナギが異常だけど) ところで、入金額がハヤテの所持金を上回っているのですが…。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.46 ) |
- 日時: 2013/08/18 10:16
- 名前: ハヤヒナ
- さささん、感想有難う御座います。
入金額が所持金を上回っているのには、桂家に預かって貰っている百万円やバイト代も含んでいるからです。
05 もう一つの思い出し
社会科見学二日前。白皇学院。生徒会室。 美希 「なあハヤ太君。聞きたい事があるんだか。」 ハヤテ 「聞きたい事って何ですか?」 美希 「商店街で言ってたんじゃないか。」 ハヤテ 「商店街ですか。」 理沙 「我々三人が、歩君と始めて会った時だよ。」 泉 「ヒナちゃんは私達より前にあっていると思うけど。」 ヒナギク 「確かあの時って、ハヤテ君や美希達は私の誕生日プレゼントを探してたのよね。」 ハヤテ 「ええ。」 美希 「何でハヤ太君は、ヒナの誕生日を知ってたんだ?」 ((え??)) 理沙 「あの時はまだ、小さい頃に出会っていた事を思い出しても居なかったはずだが。」 泉 「どうしてなのかな?」 ハヤテ 「それはですね……、ヒナギクさんにお世話になっているので、プレゼントしようと思ったんです。」 美希 「そうなのかヒナ。」 ヒナギク 「そうよ。プレゼントくれるんだったら、誕生日にしてて言ったのよ。」 理沙 「そうなのかハヤ太君。」 ハヤテ 「ええ。」 泉 「そうなんだ。」 ((ホッ)) と溜め息をついたハヤテとヒナギクであった。 美希 「では本題に入ろうか。」 ハヤテ 「本題って!!?」 理沙 「本当に聞きたい事は今からだって事だよ。」 ヒナギク 「それって何なの?」 美希 「商店街で言ってたではないか。」 ハヤテ 「何をですか?」 理沙 「女の子とちゃんと付き合いたいなら、甲斐性を養えって前の彼女に言われたって、」 泉 「言ってたじゃない♪」 ヒナギク 「そう言えば言ってたわね。」 美希 「それって、ヒナではないよな。」 ハヤテ 「ええ。あの時から殆ど働いてはいませんでしたから。」 ヒナギク 「私達と会った時は良かったんでしょ。」 ハヤテ 「ええ。仕事で忙しかったですが、何処でも居るやさしい親でしたよ。」 美希 「それじゃあ引っ越して暫くしてからなのか。性格が変わったのは。」 ハヤテ 「そう言う事になりますね。その時からヒナギクさん達と出会った事は忘れたんですよ。」 泉 「そう言えばハヤ太君が引っ越して暫くは尾b覚えていたけど、」 理沙 「忘れていたんだよな。」 ヒナギク 「そう言えばそうだったよね。」 美希 「そこが不思議に思わないか?」 ハヤテ 「思いますね。」 ヒナギク 「思うわね。」 ハヤテとヒナギク達が何故、出会っていたのを忘れたか不思議であった。
??? 「折角、小さい頃に出会っていた頃の記憶を消したのに……。」 ??? 「そう言うこと言うなよ。」 ??? 「だってそうでしょ。十年も経って、再び出会いおもいだすなんて。思ってもいなかったですわ。」 と、女とその執事である男の二人がある場所で話していたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.47 ) |
- 日時: 2013/08/19 09:44
- 名前: ハヤヒナ
- 06 デート
ハヤテ 「ヒナギクさん、先ずはどれに乗りましょうか?」 ヒナギク 「そうね。コーヒーカップにしない?」 ハヤテ 「そうですね。先ずはそれにしましょう。」 ヒナギク 「じゃあ行きましょハヤテ君。」 ハヤテとヒナギクは、遊園地にデートに来ていた。 何故、ハヤテとヒナギクが遊園地にデートに来てるか言うと、前日に遡る。
ハヤテ、ヒナギク、歩の三人は喫茶どんぐりでバイトをしていた。 歩 「それにしてもハヤテ君やヒナさん達が小さい頃に出会っていたなんて驚きましたよ。」 ハヤテ 「僕も驚きましたよ。ヒナギクさん達と出会っていた事に。」 ヒナギク 「私も驚いたわ。ハヤテ君と出会っていた事に。」 歩 「出会って事を何故、忘れていたのかな?」 ハヤテ 「それが分からないんですよ。」 ヒナギク 「何故、忘れたかを。」 と、話していた。 歩 「じゃあハヤテ君にヒナさん、先に失礼するね。」 ハヤテ 「あ、はい。西沢さん。」 ヒナギク 「またね歩。」 歩はバイトを終え、店を後にした。
ハヤテ 「ヒナギクさん明日、何処かに出掛けませんか。」 ヒナギク 「若しかしてそれって、デート!!?」 ハヤテ 「そう言う事になりますね。」 ヒナギク 「執事と主の関係ではなくて?」 ハヤテ 「ええ。恋人同士として。どうでしょうかヒナギクさん。」 ヒナギク 「そうね。デートしようかハヤテ君。」 すると、喫茶どんぐりのマスター、加賀北斗が話しかけてきた。 北斗 「それならコレあげるから、デートに行ってきたらどうかしら?」 「「えっ!!?」」 北斗 「遊園地のチケットよ。」 ハヤテ 「良いんですかマスター。」 ヒナギク 「本当に良いんですか。」 北斗 「勿論、良いわよ。」 ハヤテ 「そうですか。それではお言葉に甘えて遊園地に行きましょうかヒナギクさん。」 ヒナギク 「そうね。遊園地にしましょハヤテ君。」
と言う事で、ハヤテとヒナギクは遊園地にデートしに来ていたのであった。 そして、コーヒーカップから降りたハヤテとヒナギクは、ベンチに座って休憩していた。 ハヤテ 「それにしてもあの時の約束が実現するとは思ってもいませんでしたね。」 ヒナギク 「そうね。思ってもいなかったわ。」 ハヤテとヒナギクは、顔を赤らめた。
そして、デートを終え、ハヤテとヒナギクは帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.48 ) |
- 日時: 2013/08/19 10:03
- 名前: ハヤヒナ
- 07 約束と想いと出逢い
ハヤテとヒナギクはある約束をした。それは、 ヒナギク 「待ってハヤ君。一つ約束しない?」 ハヤテ 「約束って何を?」 ヒナギク 「今は別れるけど、どこかで再会したら恋人同士になる約束を。」 ハヤテ 「恋人同士!?」 ヒナギク 「……駄目かな?」 ハヤテ 「うん。いいよ。」 ヒナギク 「本当!?」 ハヤテ 「うん。じゃあ行くね。」 トラックに乗り込もうとしたその時、 ヒナギク 「待ってハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃ……」(チュッ) いきなりのキスにハヤテは顔を赤くした。ヒナギクがハヤテの頬にキスをしたからであった。 ハヤテ 「ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん!!!??」 ヒナギク 「約束だよ。またどこかで再会したら、恋人同士になろうねハヤ君。」 ハヤテ 「うん。絶対になろうねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 ハヤテ 「またねヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん」 「「「またね。」」」 ヒナギク 「約束だよハヤ君。」 ハヤテ 「うん。またねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 そして、ヒナギク達に見送れながら、ハヤテは両親ともに引っ越していった。
美希 「ハヤ太君、引っ越していたな。」 ヒナギク 「うん……。」 理沙 「寂しいのかヒナ。」 ヒナギク 「うん。でも寂しくないわ。またどこかで会えるから。」 泉 「そうだね。それにハヤ太君と約束したんだよね。」 ヒナギク 「うん。再会したら恋人同士になろうって。」 美希 「だから大丈夫なのかヒナ。」 ヒナギク 「うん。」 理沙 「また会えると良いな。ハヤ太君に。」 ヒナギク 「うん。」 泉 「きっとまた会えるよハヤ太君に。」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテが引っ越して寂しい気持ちのヒナギク達であった。
綾崎母 「ハヤテ、寂しいの?」 ハヤテ 「うん。」 綾崎父 「ごめんなハヤテ。倒産の仕事の性で。」 ハヤテ 「ううん。別に良いよ。それにまたどこかで会えると思うから。」 綾崎母 「それにヒナギクちゃんと約束したんでしょ。」 ハヤテ 「うん。」 綾崎母 「実現されると良いわね。」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃんとまた会いたいから。」 ヒナギクとまた会いたいハヤテであった。
十年の時を経て、ハヤテとヒナギク達は再会する事をこの時は知る由もなかったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.49 ) |
- 日時: 2013/08/19 10:43
- 名前: ハヤヒナ
- 08 実現
ハヤテとヒナギクがデートしている頃、美希達は商店街を歩いていた。 美希 「まさかあの時のヒナとハヤ太君の約束が実現するとはな。」 理沙 「驚いたな。」 泉 「ビックリしたね。」 美希 「それにしてもあの時のヒナは、今と違っていたな。」 理沙 「そうだな。約束する時、ハヤ太君の頬にキスをするぐらいだからな。」 泉 「あの時は今思うと、ヒナちゃんもハヤ太君も思い出した時は恥ずかしかったね。」 美希 「それに今思うと、ク○ヨンし○ち○んのカ○カ○防○隊見たイだったな。」 理沙 「どうしてだ美希。」 泉 「どうしてなの美希ちゃん。」 美希 「アレは男の子四人に女の子一人だろ。それに比べて私達は逆だろ。」 理沙 「確かに女四人に男一人と、逆だな。」 泉 「本当だね。逆だね。」 と、話していた美希であった。
遊園地でのデートを終えたハヤテとヒナギクは帰って来た。すると、 ハヤテ 「…………二人きりって事ですよね。」 ヒナギク 「そうね。御母さん、夜勤でいないみたいだから。」 ハヤテ 「夕食はカレーでもします……?」 ヒナギク 「そうね。カレーの材料があるし、カレーにしましょ。」 ハヤテ 「分かりました。作りますのでヒナギクさんはお風呂にでも入っていてください。」 ヒナギク 「お風呂は後で入るから、私も手伝うわ。」 ハヤテ 「そうですか。ではヒナギクさんは矢先を切って下さい。」 ヒナギク 「分かったわ。」 ハヤテ 「僕は肉を炒めますので。」 そして、三十分後。カレーが仕上がり、ハヤテとヒナギクは食べるのであった。
ハヤテ 「後片付けはやりますので、ヒナギクさんはお風呂に入って来て下さい。」 ヒナギク 「分かったわ。」 ハヤテ 「僕はその後に入りますまで。」 三十分してヒナギクがあがり、その後十分ほどでハヤテがお風呂から上がったのであった。
その頃、ある場所で一人の女と一人の男が話していた。 ??? 「出掛けるのか。」 ??? 「当たり前ですわ。」 ??? 「そうか。」 ??? 「では行きますわよ。」 と何処かに出掛けた男女二人であった。
ハヤテ 「ではそろそろ寝ましょうか。」 ヒナギク 「そうね。十時過ぎているし。」 ハヤテとヒナギクはそれぞれ部屋に戻り、眠りに着いたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.50 ) |
- 日時: 2013/08/21 10:47
- 名前: ハヤヒナ
- 09 記憶と出逢い
社会科見学を終え、一週間以上が経った。 今日は日曜日。ハヤテとヒナギクは小さい頃に出会った公園に来ていた。 ハヤテ 「この公園で、僕とヒナギクさん経ちは出会ったんですね。」 ヒナギク 「あの頃と変わっていないわね。」 ハヤテ 「そうですね。あの頃と変わっていませんね。」 ヒナギク 「そうね。確か出会ったのは自動販売機の前だったわね。」 ハヤテ 「ええ。あの日は雨で、雨宿りしている時に出会ったんですよね。」 ヒナギク 「あの日、雨が降ってなかったら、今の私達は出会っていなかったかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうかもしれませんね。」 と話していたら、雨が降り出してきた。 ヒナギク 「雨が降ってきたわね。」 ハヤテ 「傘を指して帰りましょうか。」 ヒナギク 「待ってハヤテ君。」 ハヤテ 「何ですかヒナギクさん。」 ヒナギク 「折角だから、自動販売機の前で雨宿りしていかない?」 ハヤテ 「雨宿りですか?」 ヒナギク 「あの時、雨宿りして出会ったよね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「だからあの時みたいに雨宿りしない。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「じゃあ雨宿りしましょ。」 ハヤテとヒナギクは、あの時みたいに自動販売機の前で雨宿りする事にした。
ハヤテ 「若しかして、君達も雨宿り?」 ヒナギク 「うん。そうだよ。」 美希 「急に雨が降ってきた来たから。」 理沙 「直ぐに止むと思うが。」 泉 「雨が止むまで此処で雨宿りしてるんだよ。」 ハヤテ 「僕と同じだね。あ、僕は綾崎ハヤテだよ。宜しくね。」 ヒナギク 「私は花岡ヒナギクよ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「私は花微美希。」 理沙 「朝風理沙だ。」 泉 「瀬川泉だよ。」 ハヤテ 「ヒナギクちゃんに美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃんでね。僕の事はハヤテって呼んで。」 ヒナギク 「分かったわ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「宜しくハヤ太君。」 理沙 「ハヤ太君、宜しくな。」 泉 「宜しくね〜、ハヤ太君♪」 ハヤテ 「うん。宜しくね。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、友達にならない?」 ハヤテ 「え!いいの?」 ヒナギク 「いいわよ。ね、美希、理沙、泉。」 美希 「ああ。一緒に遊ぼうではないか。」 理沙 「そうとも。一緒に遊ぼうではないか。」 泉 「一緒に遊ぼう♪」 ハヤテ 「うん。ヒナギクちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「一緒に遊ぼうねハヤテ君。」
小さい頃に出会ったハヤテとヒナギク達。 そして、ハヤテとヒナギクはお互いに恋をした。 出会った一ヵ月後、引越しの為にハヤテとヒナギク達は別れた。 十年の時を経て、再会。 しかし、出会った頃の記憶は忘れていた。 何故、忘れてしまったのか今に思い出す事になるのであった。
第三部 修学旅行? 〔完〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.51 ) |
- 日時: 2013/08/26 10:43
- 名前: ハヤヒナ
- 第四部 記憶と出逢い
01 二人の登場
ハヤテ 「ヒナギクさん、そろそろ帰りましょうか?」 ヒナギク 「そうね。雨も強くなって来たしね。」 ハヤテ 「ええ。では帰りましょう。」 ハヤテとヒナギクは傘を差して歩き出した。 ヒナギク 「それにしても不思議ね。何故、出会っていた記憶を忘れてたのか。」 ハヤテ 「そうですね。不思議ですね。」 ヒナギク 「でも、それはいいじゃない。」 ハヤテ 「そうですね。こうして、再び出会ったんですし。」 ヒナギク 「今が楽しいわね。」 ハヤテとヒナギクの関係は執事と主の関係プラス恋人同士なのである。
??? 「頼みますわよ。」 ??? 「ああ。任せろ。」 ??? 「では行きましょう。」 ??? 「了解。」 とハヤテとヒナギクを、謎の二人の人物が狙っていた。
謎の人物が狙っている事は知らず、ハヤテとヒナギクは歩いていると伊澄と出会った。 伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん。」 ハヤテ 「どうしたんですか伊澄さん。」 ヒナギク 「迷子にでもなったの?」 伊澄 「そうではないのですか………。」 ハヤテ 「妖怪退治ですか。」 ヒナギク 「良かったら手伝うわよ。ね、ハヤテ君。」 ハヤテ 「ええ。」 伊澄 「それに近いと思います。」 ヒナギク 「どう言う事なの?鷺ノ宮さん。」 伊澄 「ハヤテ様と生徒会長さんに関係するかもしれません。」 ハヤテ 「え!」 ヒナギク 「それってどう言う事なの?」 伊澄 「ハヤテ様と生徒会長さん達が小さい頃に出会っていた記憶に関係しています。」 ハヤテ 「!! それって何故、出会っていた事を忘れたかですか。」 ヒナギク 「そうなの鷺ノ宮さん。」 伊澄 「その通りです。…………!!」 ハヤテ 「どうしたんですか伊澄さん。」 ヒナギク 「何か感じたの?」 伊澄 「ええ。その人物が来ます。バリアを張っておきましょう。」 袖から札を出した伊澄は呪文を唱えた。すると、公園一体をバリアが包んだ。
そして、謎の人物が現れる。その人物の一人はハヤテとヒナギクが良く知っている人物であった。
小さい頃に出会い恋をし、その記憶を何故忘れたのか判明します。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.52 ) |
- 日時: 2013/08/29 10:48
- 名前: ハヤヒナ
- 02 ハヤテとヒナギクとアテネ
バリアをは張って暫くして、カキーーーンと鈍い音が響き音がした。 ハヤテ 「今、鈍い音がしませんでしたか?」 ヒナギク 「したわね。鈍い音。」 伊澄 「来ました。」 すると、二つの影がやって来た。 ??? 「バリアーか。道理で鈍い音がするわけだ。」 ??? 「いいですわ。下がりなさいマキナ。妖怪退治のプロがいると思ってもいませんでしたし。」 マキナ 「了解。」 「「え!!?」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 アテネ 「久しぶりねハヤテ。ヒナギクも。」 ハヤテ 「アーたん!?」 ヒナギク 「天皇州さん!?」 アテネ 「そうですわ。それと、鷺ノ宮さんと知り合いなんて驚きましたわ。」 伊澄 「…………。」 ハヤテ 「ヒナギクさん、アーたんの事知っているんですか?」 ヒナギク 「知っているわ。白皇学院を飛び級で卒業したから。」 ハヤテ 「そうだったんですか。」 ヒナギク 「ハヤテ君も天皇州さんの事、知っているの。」 ハヤテ 「ええ。商店街であった時、話したではありませんか。」 ヒナギク 「あの時の彼女って、天皇州さんだったの。」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさん達と出会って、引越ししてから出会ったんです。」 ヒナギク 「そうだったんだ。でもその頃は、忘れていたんでしょ。」 ハヤテ 「ええ。いつの間にか記憶になかったんですよ。」 ヒナギク 「私もよ。」 アテネ 「それは当然ですわ。私が記憶を消したんですから。」 「「え!!?」 伊澄 「やはりですね。」 ハヤテ 「伊澄さんが言ってたのは………、」 ヒナギク 「本当だったのね。」 伊澄はコクっと頷いた。 ハヤテ 「アーたん、何故、記憶を消したんですか。」 ヒナギク 「どうしてなの天皇州さん。」 アテネ 「許せなかったからですわ。」 ハヤテ 「何がですか。」 ヒナギク 「何が許せないの。」 アテネ 「ハヤテとヒナギク達が出会った事ですわ。」 と、ハヤテとヒナギクに言った。 伊澄 「天皇州さん、どうしてハヤテ様とせいと会長さん達が出会っていた事を知っていたんですか。」 アテネ 「見ていたからですわ。水晶玉で。」 ハヤテ 「見てたんですか?」 ヒナギク 「見てたの?」 アテネ 「出会い引っ越してから暫くしてから、さっき言った通りに記憶を消してあげたんですわ。」 伊澄 「どうして記憶を消したんですか。」 アテネ 「魔物を復活させるためですわ。」 「「魔物!!?」」 伊澄 「やはり………。」 アテネ 「鷺ノ宮さんは分かっていたみたいですわ。頼みますわよマキナ。」 マキナ 「了解。」 アテネに言われて、マキナは県を振り回しながら、何かを唱え始めた。 すると、辺りの地面が光りだし、何かが出現した。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.53 ) |
- 日時: 2013/08/30 10:32
- 名前: ハヤヒナ
- 03 真の思い出し
……………と思ったが、何も出現しなかった。 マキナ 「何も出現しないぞアテネ。」 アテネ 「おかしいですわね。方法は間違いはないはずなのに。」 伊澄 「何度やっても無駄ですよ。」 アテネ 「どう言う事なの?」 伊澄 「一ヶ月程前にハヤテ様と生徒会長さんと一緒に退治しましたから。」 「「えっ!!?」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 ヒナギク 「一ヶ月前って、あの時に退治した妖怪の事なの?」 伊澄 「そうです。」 ハヤテ 「確かその時は、何の妖怪かは言ってくれませんでしたよね。」 伊澄 「あの時に言ってしまったら、やばかったかも知れませんから。」 ヒナギク 「そう言えば、その日の夜からだったわ。小さい頃にハヤテ君とであった夢を見たのは。」 ハヤテ 「そう言えば僕もですよ。」 アテネ 「…………………………。」 伊澄 「あの妖怪は………、人の記憶を消す事が出来るのです。 ハヤテ 「人の記憶を!!?」 ヒナギク 「そのせいで、出会っていた頃の記憶を忘れていたの?」 伊澄 「はい。本来でしたら大人しい妖怪なんですが、操られてしまうとその能力を持ってしまうんです。 さらに操られてしまうと、手が付けられなくなってしまうのです。」 アテネ 「さすがですね。その通りですわ。私が操ったんですわよ。」 伊澄 「それでハヤテ様やせいと会長さん達の記憶を消した後、封印したのですね。」 アテネ 「そこまで分かっているとは流石ですわ。」 伊澄 「そして、その妖怪の封印を解いて出現させ、支配しようとしたのですね。」 アテネ 「全てお見通しとは…。」 伊澄 「私を甘く見ないほうがいいですよ。」 マキナ 「確かにそうだなアテネ。」 アテネ 「そうですわね。」 伊澄 「そうですよ。少々危険ではありましたが、溶解の封印を解き、退治しようとした時に、 ハヤテ様と生徒会長さんが通りかかったので手伝って貰ったんです。」 ハヤテ 「もしかして、それで出会った頃の記憶を夢で見るようになったんですか。」 伊澄 「そうかも知れませんね。」 ヒナギク 「でも美希達は直ぐに思い出したけど、私やハヤテ君は直ぐには思い出せなかったわ。」 伊澄 「それはきっと、ハヤテ様も生徒会長さんも、その後に色々とあったからでしょう」 ハヤテ 「そうかもしれませんね……。」 ヒナギク 「そうかもね……。」 アテネ 「それはそうと、妖怪を成仏されてしまったら、意味はないですわね。」 マキナ 「どうするんだアテネ。」 アテネ 「そうですわね。どうしましょうか。」 ? 「どうするもこうもないだろ。」 と、一つの影がやってきた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.54 ) |
- 日時: 2013/09/02 10:29
- 名前: ハヤヒナ
- 04 真の想い
やって来たのは三千院帝であった。 帝 「久しぶりじゃの綾崎。」 ハヤテ 「おじいさん!」 ヒナギク 「ハヤテ君、確かこの人は…、」 ハヤテ 「ええヒナギクさん。三千院さんのおじいさんですよ。」 帝 「話はマリアやナギから聞いたぞ。確か、生徒会長の桂ヒナギクだったな。」 ヒナギク 「はい。そうです。」 伊澄 「一体どうしたんですか。」 帝 「何かアテネが悪い事をする予感がしたから来て見たんじゃ」 ハヤテ 「おじいさまって、アーたんの事知ってるんですか。」 帝 「ああ。だが全ては伊澄が解決したみたいだったがな。」 伊澄 「ええ。ハヤテ様と生徒会長さんの手伝いのお蔭もありますけど。」 ハヤテ 「そのお蔭で小さい頃にヒナギクさん達に出会った事も思い出しましたが、」 ヒナギク 「それはそれで良かったのかしら。」 伊澄 「良かったんですよ。」 帝 「伊澄の言う通りだぞ。」 ハヤテ「そうですね。」 ヒナギク 「そうね。」 帝 「それはそうとアテネ、お前さんはとんでもない事をしたようじゃな。」 アテネ 「………………。」 マキナ 「………………。」 帝 「じゃが今回は、何も無かった事にしよう。それで良いか?」 ハヤテ 「良いですよ。」 ヒナギク 「私も。」 帝 「決まりじゃな。」 伊澄 「そうですね。」 そして、帝はアテネとマキナを連れて、ギリシャに戻っていた。 ハヤテはこのまま、ヒナギクの専属執事兼恋人同士の関係であった。
そして、一週間後。 ハヤテ 「なんか色々とありましたね。」 ヒナギク 「そうね。何故、出会っていた頃の記憶を忘れたか分からないわね。」 あの後、公園での出来事を伊澄によって消されたのであった。 ハヤテ 「でもいいではありませんか。こうしてまた出会ったんですから。」 ヒナギク 「それもそうね。」 ハヤテ 「そうですよ。あの時に出会っていなかったら、今はなかったかもしれませんし。」 ヒナギク 「出会い別れて、記憶を忘れ、再び出会い、記憶を思い出し、本当の再会を果たしたからね。」 ハヤテ 「ええ。十年の忘れた記憶の期間は、なかったぐらいに。」 ヒナギク 「あの時の約束が果たされたからね。」
美希 「何故、ハヤ太君と出会っていた事を忘れていたんだろうな。」 理沙 「分からないな。」 泉 「そうだね。」 当然だが、美希達も公園での出来事を知らないのである。 知っているのは伊澄と帝だけである。 アテネとマキナについては、伊澄の力で消されたのであった。 美希 「でもいいよな。ヒナは長年の夢が適ったみたいだし。」 理沙 「そうだな。小さい頃に出会い恋をし、記憶を忘れた状態で出会い、そして恋をしたからな。」 泉 「そして出会った事を思い出し、ハヤ太君と恋人同士になったからね♪」 美希 「あの時のハヤ太君は、ヒナの事が好きだったからな。」 理沙 「再び、出会った時はヒナの事は好きではなく意識はしていたよな。」 泉 「そうだね。思い出すようになってから、それは好きと分かったし。」 美希達もハヤテと何故出逢ったいた事を忘れたかよりも、ハヤテとヒナギクが恋人同士になれたのが嬉しいのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.55 ) |
- 日時: 2013/09/06 10:18
- 名前: ハヤヒナ
- 05 出逢い
美希 「私達やヒナがハヤ太君と出逢った事は思い出したが、」 理沙 「何故、出会っていた事を忘れたかだけは」 泉 「思い出せないんだよね。」 ヒナギク 「そうよね。それだけ何故か思い出せないわね。」 ハヤテ 「そうですね。僕もそれだけ思い出せないんですよ。」 ナギ 「きっと、そこにヒントがあるのではないか?」 美希 「そうかもな。」 理沙 「だがそこは思い出せなくなくてもいいけどな。」 泉 「そうだね♪」 千桜 「どうしてですか?」 ハヤテ 「こうして出会った事だけ思い出しただけでも十分ですから。」 ヒナギク 「ハヤテ君の言う通りよ。思い出しただけでも十分よ。」 愛歌 「そうかもしれませんね。会長と綾崎君にとっては。」 美希 「そうだな。今もそうだが、ヒナとハヤ太君は、」 理沙 「出会ってヒナとハヤ太君は、」 泉 「お互いに好きになったんだよね♪」 「「///////////////////////////////////」」 美希達の言葉に、ハヤテとヒナギクは顔を真っ赤にした。
帰宅後。今日はバイトもなく真っ直ぐ帰ってきた。 ハヤテ 「何故出会った事は不思議に思いますね。」 ヒナギク 「そうね。でもさっき言ったようにどうでもいいよね。」 ハヤテ 「ええ。出逢うべくして出会ったものですから。」 ヒナギク 「そうね。あの日、桜の木で出逢ってなかったら、一生出会わなかったかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうですね。例え白皇学院ではなく、もっと月日が経っていたり早い段階で出逢っていたなら、 別の出逢いになっていて、今のような事はなかったかも知れませんね。」 ヒナギク 「そうかもね。例え出逢っていたのか今の時期としても、出会ったのが別の場所だったりしても、 今のような事はなかったかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうですね。あの出逢いがあって、いまがありますし。」 ヒナギク 「例え別の出逢いで再会しても、こうなっていたかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうですね。それはそうと、今夜は二人きりみたいですね…………。」 ヒナギク 「そ、そうね…………。お姉ちゃんは兎も角、御母さんは夜勤でいないから。」 ハヤテ 「前にもありましたよね。僕が三千院さんに三日程追い出された時に。」 ヒナギク 「あったわね。あの時の二日目の夜はちょっとの間だけ二人きりだったわね。」 ハヤテ 「そうでしたね。」 ヒナギク 「でも今回は違うわね。」 ハヤテ 「ええ。ずっとですから。」 ヒナギク 「ずっとなのね。」 ハヤテ 「ずっとかもしれませんね。」 ヒナギク 「あの時、ハヤテ君と出会った頃が小さい時の一番の思い出なの。」 ハヤテ 「そうなんですか。」 ヒナギク 「うん。ハヤテ君も若しかして、私と同じなの?」 ハヤテ 「ええ。あの時、ヒナギクさん達と出会ったのが、小さい時の一番の思い出なんです。」 ヒナギク 「もし、小さい頃に出逢っていなかったら、別の思い出になっていたかもしれないわね。」 ハヤテ 「そうかもしれませんね。」 ヒナギク 「出会いと思い出があって、それが記憶になって、今に至るのかしら?」 ハヤテ 「そうですね。」 そして、ハヤテとヒナギクは食事を済ませ、それぞれ風呂を済ませて、リビングで紅茶を飲んだのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.56 ) |
- 日時: 2013/09/07 10:30
- 名前: ハヤヒナ
- 06 想いの最初の言葉
ハヤテとヒナギク、白皇学院で仮の再会をした時、印象に残った言葉がある。
ハヤテがヒナギクに言われて、印象に残った言葉は、
『少しぐらいワガママ言わないと、幸せ掴み損ねるわよ。』
ヒナギクがハヤテに言われて、印象に残った言葉は、
『言ってくれば、助けに行きますよ。』
この言葉がハヤテとヒナギクには、印象に残った言葉なのである。 ハヤテ 「ヒナギクさんが言ってくれたあの言葉が印象に残っているんですよ。」 ヒナギク 「私もよ。あの時ハヤテ君が言ってくれた言葉が印象に残っているの。」 ハヤテ 「あの時の出逢いと言葉は運命に感じますね。」 ヒナギク 「そうね。私は他にもハヤテ君が言ってくれた印象に残っている言葉があるの。」 ハヤテ 「それって、いつの時ですか?」 ヒナギク 「一年の時の私の誕生日の日の生徒会室のテラスでの出来事よ。」 ハヤテ 「!!!!それって若しかして、あの時の僕が言ってくれた言葉ですか。」 それは、
『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』
『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません』
『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』
『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』
ヒナギク 「この言葉のおかげでハヤテ君が好きって事に気づいたの。」 ハヤテ 「そうだったんですか。」 ヒナギク 「そうよ。あの時、ハヤテ君が言ってくれた言葉のおかげなの。」 ハヤテ 「あの時は、ヒナギクさんが過去の事を話し落ち込んでいたので、言ったんですよ。」 ヒナギク 「そうだったのね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「あの時の言葉で、勇気と励ましになったの。」 ハヤテとヒナギクは、出逢った頃の言葉について、振り返ったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.57 ) |
- 日時: 2013/09/08 09:57
- 名前: ハヤヒナ
- 07 思い出の品と二人の想い
イルカのキーホルダーに星のストラップ。それに日記帳。 これらの三つはハヤテとヒナギクにとって、大事な思い出の品なのである。 この三つの思い出の品がハヤテとヒナギクの出逢いと恋の記憶の思い出しに関係したのである。
水族館で。 ヒナギク 「ねぇハヤ君。何にする。」 ハヤテ 「ヒナちゃんは何がいいの?」 ヒナギク 「お揃いの物って言ってからには、思い出に残るものが良いわね。」 ハヤテ 「そうだね。」 すると、イルカのキーホルダーが目に入った。 ハヤテ 「ねぇヒナちゃん。このイルカのキーホルダーにしない?」 ヒナギク 「そうね。可愛いし、これにしましょ。」 ハヤテ 「うん♪」 ヒナギク 「お母さん、コレお願い。」 とハヤテとヒナギクは、お揃いでイルカのキーホルダーにした。 ハヤテは水色の、ヒナギクはピンクのイルカのキーホルダーにしたのだった。
夏祭りの会場で。 ハヤテ 「何にしようかヒナちゃん。」 ヒナギク 「この星のストラップにしない?」 ハヤテ 「そうだね。キラキラしてるし、これにしようか?」 ヒナギク 「うん♪。」 ハヤテとヒナギクは、星のストラップを買ったのであった。
日記帳。 ヒナギク 「ねぇハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃん?」 ヒナギク 「私とハヤテ君、出会った事を忘れない為に、日記を書かない?」 ハヤテ 「日記を?」 ヒナギク 「うん♪」 ハヤテは雨が降っていた為、花岡家で遊んでいた。 ヒナギク 「お母さんにノートを二冊買ってもらったから、一つハヤ君に上げるから一緒に書こう。」 ハヤテ 「うん♪」 ヒナギク 「それじゃあ書こうハヤ君。」 ハヤテ 「うん。書こうかヒナちゃん。」 ヒナギク 「書こうハヤ君。」 ハヤテとヒナギクは、ノートにコレまでの思い出を書き始めたのであった。
ハヤテ 「これらの思い出の品があったおかげでもありますね。」 ヒナギク 「そうね。この品がなくても思い出したかもしれないけど。」 ハヤテ 「思い出の品があってこそ、出逢ったかもしれませんよ。」 ヒナギク 「出逢いがあっての私達よね。」 ハヤテ 「ええ。そうかもしれませんね。」 思い出の品を見ながら、ハヤテとヒナギクは小さい頃の想いを振り返っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.58 ) |
- 日時: 2013/09/08 10:48
- 名前: ハヤヒナ
- 08 そして……………未来への道
ハヤテ達は白皇での行事、バイトをこなしたり、皆で旅行に行ったりして月日が流れた。 そして、ハヤテ達は無事に卒業した。 ハヤテとヒナギクは白皇学院のある場所に来ていた。 ヒナギク 「無事に卒業して良かったわね。」 ハヤテ 「ええ。僕も編入した頃は成績が危なかったですが、頑張ったおかげで成績もかなり上がって良かったですよ。」 ヒナギク 「そうね。ハヤテ君、今じゃあ私と並ぶ位の優秀になったしね。」 ハヤテ 「ええ。頑張りましたから。」 ヒナギク 「そうね。それにしても此処で私とハヤテ君は、再会を果たしたのよね。」 ハヤテ 「ええ。仮の再会ですけど。」 ヒナギク 「でも仮の再会があってこそ、此処で出会ったのよね。」 ハヤテ 「そうですね。思い出したのは二年の夏でしたよね。」 ヒナギク 「そうだったわね。出逢って十年ぐらいして本当の再会を果たしたのよね。」
そして、 ハヤテ 「ヒナギクさん、そろそろ本題に入っても良いですか。」 ヒナギク 「良いわよ。」 ハヤテ 「小さい頃に出逢って、沢山の思い出がありましたよね。」 ヒナギク 「水族館や動物園、キャンプ、夏祭りなど行ったよね。」 ハヤテ 「そして、僕は引っ越して行きましたけど。」 ヒナギク 「そして、暫くしてその事を忘れたのよね。」 ハヤテ 「ええ。何故忘れたかは分かりませんが。」 ヒナギク 「不思議よね。」 ハヤテ 「ええ。十年ぐらいして、狩の再会を果たし、そして、本当の再会を果たしたんですから。」 と語って、そして、 ハヤテ 「では言いますね。」 ヒナギク 「うん。」
ハヤテは一呼吸をおいて、喋り出した。
ハヤテ 「……………ヒナギクさん、この僕と結婚してくれませんか!」 ヒナギク 「え…………。プロポーズ…………?」 ハヤテ 「はい。返事を聞かせて下さいヒナギクさん。」 ヒナギク 「私からもお願い。ハヤテ君、私と結婚して下さい。」 ハヤテ 「ヒナギクさん………………。」 ヒナギク 「ハヤテ君………………。」 ハヤテとヒナギクは抱き締め合った。 そして、ハヤテとヒナギクはお互いに口を近づけ、唇を重ね合わせた。 ハヤテとヒナギクはキスをしたのであった。しかも口内で舌と舌を絡め合わせるディープキス……大人のキスを。 キスをした瞬間、ハヤテとヒナギク、二人の周りを桜吹雪が包み込んだのであった。
第四部 記憶と出逢い 〔完〕
第四部完結いたしました。最終部とエピローグでこの小説は完結致します。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.59 ) |
- 日時: 2013/09/09 10:37
- 名前: ハヤヒナ
- 最終部 未来への生活
01 ハヤテとヒナギクの息子と娘
ヒナギク 「……………が、子供の頃の出逢いなのよ。」 ??? 「へぇ〜、パパとママの出逢いだったんだね。」 ハヤテ 「そうだよ。」 ???? 「それにしても、パパとママって幼稚園の頃に出会ったんだね。」 ヒナギク 「そうよ。そして、白皇学院で再会したの。」 ハヤテ 「続きは今度話してあげるから、もう寝なさい。」 「「はーーい。パパ、ママお 休みなさい。」」 元気に返事をしたのは、ハヤテとヒナギクの息子と娘である。 長女は綾崎 サクラ(桜)。長男は綾崎 ショウタ(翔太)。 ハヤテとヒナギクは白皇学院を卒業して一年後に結婚。 その半年後に長女、サクラを出産。その一年後に長男、ショウタを出産。 一男一女の計四人家族となった綾崎家となったのであった。 綾崎家の住まいは、三千院家の敷地内の一角にある三階建てである。 その家でハヤテとヒナギクは、娘と息子のサクラとショウタと家族四人で暮らしているのであった。 サクラ 「ねぇパパ、ママ。聞きたいことがあるの。」 ヒナギク 「良いわよ。」 ハヤテ 「聞きたい事って何だい?」 ショウタ 「パパとママがキスしてる所を見たいんだ。」 「「//////////////////////////////」」 その言葉にハヤテとヒナギクは、顔を真っ赤にした。 ハヤテ 「だ、誰に聞いたんだい?」 サクラ 「パパとママの友達に聞いたの。」 ヒナギク 「美希達から?」 ショウタ 「うん。後、ナギお姉ちゃんからも。」 ハヤテ 「そう言ったのかい?」 サクラ 「うん。パパとママがキスしてるときは面白いって言ってたと。」 ヒナギク (子供に何を教えてるのよ。) ショウタ 「パパ、ママ。キスしてる所、見せて。」 ヒナギク 「いいから早く寝なさい。」 サクラ 「パパとママがキスしてる所を見たら寝るから。」 ヒナギク 「いいから早く寝なさい。でないと明日はご飯話にするわよ。」 ショウタ 「しょうがないか。寝ようかお姉ちゃん。」 サクラ 「そうだねショウタ。」 ハヤテ 「分かったなら早く寝なさい。」 「「は〜〜い。パパ、ママ、お休みなさい。」」 元気よく返事をし、サクラとショウタは子供部屋に入り、眠りについたのであった。 ハヤテ 「サクラとショウタ、やっと寝たねヒナギク。」 ヒナギク 「そうねハヤテ。それにしても美希達ったら、子供に何を教えてるのよ!」 ハヤテ 「相変わらずですね。花微さん達は。」 ヒナギク 「全く、卒業しても性格は直っていないんだから。」 ハヤテ 「……そうですね。」 ヒナギク 「明日、美希達を説教しましょ。」 ハヤテ 「その方が良いですね。」 ヒナギク 「それはそうとハヤテ。」 ハヤテ 「何だいヒナギク。」 ヒナギク 「サクラとショウタ寝たし、キスしない?」 ハヤテ 「そうだね。キスしようかヒナギク。」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテとヒナギクは部屋に行き、抱き締め合ってキスをしたのであった。 そして、キスを終え、ハヤテとヒナギクもベッドに入り、寝たのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.60 ) |
- 日時: 2013/09/10 10:23
- 名前: ハヤヒナ
- 今日はサクラとショウタのプロフィールを載せます。
【名 前】綾崎 サクラ(サクラ) 【性 別】女 【誕生日】5月19日 ハヤテ、ヒナギク、白皇学院を卒業して一年後に結婚。 その半年後にハヤテとヒナギク、19歳の時に綾崎の長女として産まれる。
【名 前】綾崎 ショウタ(翔太) 【性 別】男 【誕生日】9月15日 長女のサクラの誕生一年後に、長男として産まれる。 ハヤテ、ヒナギク、20歳。長女、サクラは1歳。
と言った感じです。 今は少ないですが、後々に追加していきます。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.61 ) |
- 日時: 2013/09/11 10:31
- 名前: ハヤヒナ
- 02 皆
翌日。サクラとショウタは白皇学院敷地内にある白皇幼稚園に行った。 三千院家のSPが運転する車で。 ショウタ 「パパとママの友達のナギお姉ちゃんって凄いね。」 サクラ 「お金持ちな上にこんな凄い人が付いているなんて。」 ショウタ 「そうだね。それにパパとママのお友達ってお金持ちばかりだね。」 サクラ 「凄いね。」
その頃。ハヤテは三千院家で仕事をしていた。 ナギ 「すまんなハヤテ。」 ハヤテ 「お安い御用ですよ三千院さん。仕事を見つけてくれたんですから。」 ナギ 「そうか。すまんな。」 ハヤテ 「ええ。そんな事ないですよ。」
ヒナギクもハヤテ同様、三千院家でマリアの手伝いをして働いていた。 マリア 「すみませんねヒナギクさん。」 ヒナギク 「そんな事ないですよマリアさん。」 マリア 「そうですか。それはそうと、サクラちゃんとショウタちゃんは幼稚園ですね。」 ヒナギク 「ええ、そうです。でも、本当に良いんですか。」 マリア 「何がですか。」 ヒナギク 「SPの車で送り迎えして貰って。」 マリア 「良いですわ。ナギについて、色々と迷惑を掛けたんですから。」
美希 「それにしてもヒナとハヤ太君が結婚して、五年だな。」 理沙 「あっという間だな。」 泉 「そうだね♪」 歩 「あっという間ですね。」 美希、理沙、泉、歩の四人は大学卒業後、真面目に就職し、働きながら暮らしていたのであった。
ワタル 「お客、なかなか来ないな。」 サキ 「そうですね若。」 ワタルはメイドのサキとともに店が大きくなったレンタルビデオ橘を運営していた。
咲夜 「お笑いは最高やな伊澄はん。」 伊澄 「そうですか?」 咲夜はお笑い芸人に、伊澄は鷺ノ宮家の後を継いだのであった。
愛歌 「やはり疲れますね。」 OLとなっていた愛歌は、せっせと仕事をするのであった。
千桜 「やはり子供の相手は疲れます。」 と千桜は、ハヤテとヒナギクの子供、サクラとショウタが通う幼稚園の先生になっていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.62 ) |
- 日時: 2013/09/12 10:16
- 名前: ハヤヒナ
- 03 綾崎家の夜
「「千桜先生、サヨウナラ〜。」」 千桜 「気を付けて帰るのよ。」 「「は〜〜い。」」 サクラとショウタは車に乗り、帰っていた。
ヒナギク 「じゃあハヤテ、私は一旦戻るわ。」 ハヤテ 「そうだな。そろそろサクラとショウタが幼稚園から戻ってくる時間だしな。」 ナギ 「もうそんな時間か。一日は早いな。」 ハヤテ 「そう言う三千院さんもしっかりしたほうが良いですよ。」 ナギ 「私はいつもしっかりしてるぞ。」 ヒナギク 「してないでしょ。それにサクラとショウタに変な事を言ったでしょ。美希達と一緒に。」 ナギ 「何も言ってないぞ。」 ヒナギク 「言ったでしょ。私とハヤテがキスしてるのが面白いって!!」 ナギ 「ああ。それなら言ったな。」 ヒナギク 「何故言ったのよ。」 ナギ 「だって面白いではないか。顔を真っ赤にしてキスするなんて。」 「「///////////////」」 その言葉にハヤテとヒナギクは、顔を真っ赤にした。 マリア 「ナギ、ハヤテ君とヒナギクさん、顔を真っ赤にしてますよ。」 ナギ 「本当だな。」 と顔を真っ赤にしたハヤテとヒナギクを見て、笑うのであった。 そして、ヒナギクは自宅へと戻っていた。
夕方。仕事を終え、ハヤテも自宅に戻ったのであった。 サクラ 「パパお帰り〜。」 ショウタ 「お帰り〜」 ハヤテ 「只今。サクラ、ショウタ、幼稚園楽しかったかい?」 サクラ 「うん。楽しかったよ。」 ショウタ 「ちゃんと千桜先生の言う事も聞いたよ。」 ハヤテ 「それは良かったな。パパは着替えてくるから、向こうで遊んでなさい。」 「「は〜〜い。」」 サクラとショウタは、子供部屋に向かっていた。 ヒナギク 「お帰りなさいハヤテ。」 入れ違いにヒナギクがやって来た。 ハヤテ 「只今ヒナギク。」 ヒナギク 「ナギはどうだったの。」 ハヤテ 「相変わらずですよ。それはそうとサクラとショウタはどうだった?」 ヒナギク 「いい子だったわよ。」 ハヤテ 「それは良かったな。」 ヒナギク 「そうね。ハル子が先生で良かったわね。」 ハヤテ 「ええ。良かったですよ。」 ヒナギク 「じゃあ晩御飯にしましょ。」 ハヤテ 「そうですね。」 そして、晩御飯を楽しく食べたのであった。 「「パパ、ママ。お休みなさい。」」 ハヤテ 「お休みサクラ、ショウタ。」 ヒナギク 「お休み。」 サクラとショウタは子供部屋に戻り、寝たのであった。 ハヤテ 「紅茶でも飲んで寝ようか。」 ヒナギク 「そうね。」 ハヤテとヒナギクは紅茶を飲み、一息ついたのであった。 そして、 ハヤテ 「お休みヒナギク。」 ヒナギク 「お休みハヤテ。」 ハヤテとヒナギクも寝室にもどり、寝たのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.63 ) |
- 日時: 2013/09/13 10:38
- 名前: ハヤヒナ
- 04 旅行
ショウタ 「ねぇパパ、ママ。」 サクラ 「お願いがあるの。」 ハヤテ 「お願いって、」 ヒナギク 「何なの?」 ショウタ 「明後日から夏休みでしょ。」 サクラ 「旅行に行きたいの?」 ハヤテ 「旅行か。どうするヒナギク?」 ヒナギク 「そうね。行きましょうか旅行。」 「「やったーーーー。」」 サクラとショウタは喜んだ。 ショウタ 「どこに行くの?」 ハヤテ 「パパとママで話しあうから、楽しみにしてなさい。」 サクラ 「はーい。」 ヒナギク 「じゃあ食事にしましょ。」 綾崎家は明後日からの夏休み、旅行に行く事にし食事にするのであった。
その頃、三千院家では。 ナギ 「おーいマリア、紅茶を淹れてくれないか。」 マリア 「はいナギ。所で明後日からの夏休み、どうします。」 ナギ 「そうだな。旅行にでも行くかマリア。」 マリア 「そうですね。誰を誘います?」 ナギ 「そうだな。ハヤテとヒナギクは家族水入らずのほうが良いだろう。」 マリア 「では伊澄さんや咲夜さんを誘いましょうか。」 ナギ 「そうするか。ついでにワタルやハムスター、一樹も誘ってやるか。不本意ではあるが。」 歩 「それって、どういう意味なのかなナギちゃん。」 ナギ 「何だいたのかハムスター。」 歩 「いたのかではないわよ。ナギちゃんが呼んだでしょ。用があるからって。」 ナギ 「そう言えばそうだったなハムスター。」 歩 「だ・か・ら、何辺言ったら分かるのかな?ハムスターじゃなくって、西沢歩よ。西・沢・歩!」 ナギ 「はいはい、分かったから。」 歩 「本当に分かったのかな?」 ナギ 「分かったから黙っとけハムスター。」 歩 「全然分かっていないじゃない。」 ナギと歩の口争いは暫く続いた。 マリア 「相変わらずですねナギと西沢さんは。」 咲夜 「そうやな。」 ワタル 「まるで本当の姉妹みたいだな。」 伊澄 「そうですね。」 一樹 (怒っているナギさんも素敵だな……。) マリア 「花微さん達も誘ってみますか。」 咲夜 「そうやな。大勢の方が楽しいしな。」 伊澄 「…そうね。」 ワタル 「そうだな。」 一樹 「そうですね。」 とナギ達も明後日からの夏休み、旅行に行く事になったのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.64 ) |
- 日時: 2013/09/16 10:34
- 名前: ハヤヒナ
- 05 夏休みの朝
夏休み。綾崎家の朝は騒々しかった。 ヒナギク 「サクラ、ショウタ。早く起きなさい。」 ショウタ 「後五分。」 サクラ 「私は後十分。」 ヒナギク 「夏休みだからって、早く起きないと駄目よ。」 サクラ 「だって眠いもん。ねぇショウタ。」 ショウタ 「うん。お姉ちゃん。眠たいよね。」 ハヤテ 「早く起きないと、旅行、連れていてあげないぞ。」 ショウタ 「起きるよ。」 サクラ 「私も。」 八時過ぎ。サクラとショウタは起きたのであった。 ヒナギク 「着替えたなら顔を洗って来なさい。テーブルに朝食が用意してあるから。」 「「はーーい。パパ、ママ。」」 サクラとショウタは着替え、顔を洗いに洗面所に行った。 ハヤテ 「サクラとショウタ、やっと起きたね。」 ヒナギク 「そうね。夏休みだからって、朝寝坊は良くないわ。」 ハヤテ 「まるで三千院さんみたいですね。」 ヒナギク 「そうね。ナギも昼ぐらいまで寝てたわね。」
その頃。三千院家ではナギがくしゃみをした。 マリア 「大丈夫ですかナギ。」 ナギ 「ああ。」 マリア 「風邪でも引いたのでは?」 ナギ 「いや違うな。きっとハヤテとヒナギクが私の噂でもしたに違いない。」 マリア 「どんな噂をですか?」 ナギ 「きっと私が朝寝坊してるって事に違いない。」
そして、再び綾崎家。ハヤテとヒナギクはくしゃみをした。 ショウタ 「パパ、ママ。大丈夫?」 サクラ 「風邪、引いたの?」 ハヤテ 「大丈夫だよ。サクラ、ショウタ。」 ヒナギク 「ママもパパも風邪なんか引いてないから。」 「「良かった。」」 と安心するサクラとショウタであった。 そして、朝食を食べ終わったのであった。 サクラ 「ナギお姉ちゃんの所に行ってくるね。」 ショウタ 「僕も。」 ヒナギク 「マリアさんに迷惑かけたら駄目だからね。」 「「はーーい。じゃあ行ってくるね。」」 サクラとショウタは、ナギの所に遊びに行ったのであった。 ヒナギク 「きっと、くしゃみの原因はナギね。」 ハヤテ 「そうですね。僕とヒナギクが噂をしてるのに気づいて、やり返したんですね。」 ヒナギク 「きっとそうよ。サクラもショウタもナギの影響を受けているし。」 ハヤテ 「困ったものですね。」 ヒナギク 「本当よ。」 ハヤテとヒナギクは、コーヒーを飲みながらため息をついていたのであった。
この後の展開は、ハヤテとヒナギクの結婚式の様子やサクラ、ショウタの誕生の話をやります。 そして、その跡に旅行の話となっていきます。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.65 ) |
- 日時: 2013/09/17 10:17
- 名前: ハヤヒナ
- 06 ハヤヒナ結婚式 1
サクラ 「ナギお姉ちゃん、遊びに来たよ。」 ナギ 「おお、サクラにショウタ。ハヤテやヒナギクは家か?」 ショウタ 「うん。パパもママもくしゃみをした後、顔を真っ赤にしてたよ。」 ナギ (やはり、ハヤテとヒナギクが噂してたか。) マリア 「いらっしゃい。サクラちゃん、ショウタくん。」 サクラ 「マリアお姉ちゃんだ。」 ショウタ 「来たよ。」 マリア 「紅茶でもお飲みになりますか?」 「「うん。」」 マリア 「じゃあ淹れてきますね。」 ナギ 「私の分も頼むぞマリア。」 マリア 「はいナギ。」 と、紅茶を淹れにキッチンに向かった。 サクラ 「ねぇナギお姉ちゃん。」 ナギ 「何だ?」 ショウタ 「パパとママが結婚した時の事を聞かせて。」 ナギ 「ほう。知りたいのか。」 「「うん。」」 ナギ 「良いだろ。話してやろう。」
ハヤテがヒナギクにプロポーズした次の日。 ヒナギク 「ねぇハヤテ君。御母さんに話さないとね。結婚の事を。」 ハヤテ 「そうですね。御母様は大丈夫ですね。」 ヒナギク 「問題はお御父さんね。」 ハヤテ 「そう言えば僕は、、ヒナギクさんの御父様には会った事がありませんね。」 ヒナギク 「そう言えばそうね。御父さんは海外に長期主張だから。」 ハヤテ 「そうなんですか。」 そして、桂家に帰った来た。 ヒナギク 「まずはお母さんに話そう。」 ハヤテ 「そうですね。分かっていますが。」 ヒナギク 「そうね。」 そして、荷物を部屋に置き、リビングへと入っていた。 ヒナママ 「丁度良かったわ。ヒナちゃん。綾崎君。」 ヒナギク 「どうしたの御母さん。」 ヒナママ 「さっき電話があったのよ。」 ヒナギク 「誰から会ったの?」 ヒナママ 「御父さんよ。」 ヒナギク 「御父さん!?」 ハヤテ 「ヒナギクさんの御父様ですか?」 ヒナママ 「そう言えば綾崎君は、一度も会った事はなかったわね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「それで御父さんは何て言ってたの?」 ヒナママ 「綾崎君なら、ヒナちゃんを安心して任せてもいいって。」 「「えっ!!?」」 ハヤテとヒナギクは顔を真っ赤にした。 ヒナママ 「綾崎君、ヒナちゃんを僕に下さいって言おうとしたんじゃないの?」 ハヤテ 「ええ……。その通りです。」 ヒナギク 「でも御母さん。何で分かったの?」 ヒナママ 「それはね、女の感よ。」 「「………………………。」」 ハヤテとヒナギクは固まった。 ヒナママ (あらら…。) と笑うヒナママであった。 そして、 ハヤテ 「じゃあ御母様、」 ヒナギク 「私とハヤテ君の結婚を認めてくれるの?」 ヒナママ 「勿論よ。綾崎君、ヒナちゃんを宜しくするわね。」 ハヤテ 「はい。御母様。」 ヒナママ 「ヒナちゃんも綾崎君を幸せにするのよ。」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテとヒナギクは、ヒナママに結婚の報告をしたのであった。 ヒナママ 「所でいつ結婚式を挙げるの?」 ハヤテ 「早くても一年後ぐらいですね。」 ヒナギク 「その間に色々とあるから。」 ヒナママ 「その方が良いわね。所で他の皆には言ったの?」 ヒナギク 「明日言うわ。」 ハヤテ 「最初は御母様に言おうと思いましたから。」 ヒナママ 「そうだったの。それじゃあ私は、夜勤があるから出るから。明日の昼までには帰るから。」 とヒナママは、仕事に出掛けたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.66 ) |
- 日時: 2013/09/18 10:38
- 名前: ハヤヒナ
- 07 ハヤヒナ結婚式 2
ハヤテ 「それにしても、こうなっていくなんて思いませんでしたね。」 ヒナギク 「そうね。一年後には本当の新しい生活になるわね。」 ハヤテ 「小さい頃に出会い、記憶を忘れた状態で白皇学院で会いましたね。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、初めて白皇学院で出会った時の言葉を覚えてる?」 ハヤテ 「勿論ですよ。僕が時計塔を見て一度で良いから昇ってみたいなあって言ったら、 『ダメよ。その時計塔は、生徒会関係者以外は、立ち入り禁止なんだから!』 って声がしたのがヒナギクさんでしたよね。」 ヒナギク 「そうよ。今でも少しは高い所は苦手よ。でもハヤテ君がいるから大丈夫なの。 これからもちゃんと私を支えてくれるかしら?」 ハヤテ 「勿論ですよヒナギクさん。」 ヒナギク 「じゃあハヤテ君、約束しない?」 ハヤテ 「約束ですか?」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテ 「それって何ですか?」 ヒナギク 「これからは呼び捨てにしない。」 ハヤテ 「そ、そうですね。ヒナギクさ…………じゃなくて、ヒナギク。」 ヒナギク 「う、うん。ハヤテく…………ハヤテ。」 慣れてないのか、心地なかった。 ヒナギク 「それともう一つ約束しない?」 ハヤテ 「それって何ですか?」 ヒナギク 「敬語はなしにしましょ。」 ハヤテ 「そうですね。でも直ぐには無理と思いますね。」 ヒナギク 「そうね。名前は何とかなるけど、敬語は徐々に慣らしていきましょハヤテ。」 ハヤテ 「そうですねヒナギク。」 ヒナギク 「じゃあ食事を作りましょ。」
そして、翌日。 ハヤテとヒナギクは、三千院家へやって来た。 そこには、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタル、咲夜、歩が集まっていた。 ナギ 「おお、ハヤテにヒナギク、来たか。」 ハヤテ 「三千院さんに花微さん達まで。」 ヒナギク 「どうして皆がいるの?」 美希 「言いたい事があって来たんじゃないか?」 理沙 「ヒナにハヤ太君。」 泉 「そうなんでしょ。」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクと。」 ヒナギク 「ハヤテと一緒にね。」 千桜 「綾崎君とヒナがお互いに呼び捨てにしていましたね。」 愛歌 「それと関係あるんですか?」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「あるわ。」 歩 「言いたい事って何なのかな?」 伊澄 「何ですかハヤテ様にヒナギク様。」 咲夜 「生徒会長はんの呼び方、変えたんやな。」 伊澄 「ええ。」 ナギ 「おいお前ら、そんな事はどうでもいいだろ。」 マリア 「それにお二人の言いたい事はわかっていますし。」 「「ええ!!//////」」 ハヤテとヒナギクは、顔を赤くした。 ヒナギク 「言いたい事、分かってるの??」 ハヤテ 「分かっているんですか?」 その問いにその場にいた全員、コクッと頷いた。 そして、 ナギ 「ハヤテにヒナギク、お前達けっこんするんだろ?」 「「!!!!!!!!!!!!!!!!」」 その言葉にハヤテとヒナギクは驚いた。 ハヤテ 「分かってたんですか?」 ヒナギク 「言いたい事が何かを>」 美希 「ああ。」 理沙 「分かっていたさ。」 泉 「分かってたよ〜♪」 言いたい事が分かっていた事に、ハヤテとヒナギクは顔を赤くしたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.67 ) |
- 日時: 2013/09/18 16:30
- 名前: ハヤヒナ
- 08 ハヤヒナ結婚式 3
それからハヤテ達は紅茶を飲んでいた。 ヒナギク 「それにしてもよく分かったわね。」 美希 「当然だろ。」 理沙 「何年ヒナの友達をやっているわけじゃないからな。」 泉 「それぐらい分かるよ♪」 ハヤテ 「…………若しかして、僕がヒナギクにプロポーズしている所をみてたんじゃあ…?」 美希 「何言っているんだハ、ハヤ太君。」 理沙 「そうだとも。見ているもんか。」 ヒナギク 「本当に?」 ナギ 「本当だとも。信じてくれハヤテにヒナギク。」 泉 「決して、ヒナちゃんとハヤ太君が抱き締め合いキスした後、 桜吹雪がヒナちゃんとハヤ太君を包み込んだ所なんて見て………………!!!!!」 泉は自爆した。 美希 「バカ泉。」 理沙 「何で口を滑らすんだ。」 ナギ 「ハヤテとヒナギクに見てたのがバレテしまったではないか。」 泉 「ごめん。美希ちゃん。理沙ちん。ナギちゃん。」 ヒナギク 「あ・な・た・た・ち!覚悟は出来ているかしら?」 「「「「!!!!!!!!!!!!!!!」」」」 美希、理沙、泉、ナギは恐怖を感じた。 ナギ 「こうなったら、」 美希 「此処は、」 理沙 「逃げるが」 泉 「勝ちだね♪」 ヒナギク 「待ちなさーーーーい。」 とナギ達はその場から逃げ、ヒナギクは後を追った。
千桜 「綾崎君も大変ですね。」 ハヤテ 「ええ…。」 歩 「ヒナさんも凄いですね。」 愛歌 「悪いのはあの子達ですから当然ですわ。」 ワタル 「止めなくて良いのか?」 ハヤテ 「大丈夫と思いますよ。もう終わりますから。」 そして、一分もしない内に全員、ヒナギクに捕まったのであった。 ヒナギク 「今度、またやったら本気で怒るからね!!!!」 「「「「ラジャーーーー。」」」」 恐怖に怯えながら、ナギ達は返事をするのであった。
マリア 「それでハヤテ君にヒナギクさん。いつ式を挙げるんですか?」 ハヤテ 「一年後です。」 ヒナギク 「その間に準備とか、他にもする事がありますから。」 ナギ 「それで住む場所は決めてるのか?」 ハヤテ 「まだ決めてませんか。」 ナギ 「そうか。」 ヒナギク 「それがどうかしたのナギ。」 ナギ 「実はなハヤテにヒナギク。お前達にプレゼントしたいものがあるんだ。」 ハヤテ 「それって何ですか。」 ヒナギク 「何なのナギ?」 ナギ 「それはだな。ちょっと付いて来てくれ。」 とナギに言われ、ハヤテとヒナギクは、ナギ達に付いていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.68 ) |
- 日時: 2013/09/19 10:12
- 名前: ハヤヒナ
- 09 ハヤヒナ結婚式 4
そこには建設中の家があった。 ハヤテ 「あの三千院さん?」 ヒナギク 「これって……?」 ナギ 「ハヤテとヒナギク、お前たちが住む家だが?」 「「…………ええええぇぇぇぇーーーー!!!!」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 ナギ 「驚きすぎだろ。」 ハヤテ 「いやいや驚きますよ。」 ヒナギク 「どう言う事なのナギ?」 ナギ 「さっきも言っただろ。プレゼントするって。」 ハヤテ 「でもどう言う事なんですか?」 ヒナギク 「そうよ。どう言う事なの?」 ナギ 「それはだな。今までのお詫びとしてだ。」 ハヤテ 「お詫びですか?」 ナギ 「今までお前達には酷い事をしたり、迷惑を掛けたりしたからな。」 ヒナギク 「それでなの?」 ナギ 「ああ。」 マリア 「そう言う事なので、受け取ってください。ハヤテ君にヒナギクさん。」 ハヤテ 「そうですね。そうしましょうかヒナギク。」 ヒナギク 「そうね。受け取りましょハヤテ。」 こうして、ハヤテとヒナギクはナギから家をプレゼントされたのだった。
美希 「でヒナにハヤ太君。」 理沙 「家が建つまでの間、」 泉 「どうするの〜?」 ハヤテ 「そうですね。今はヒナギクさん家に住まわせて貰ってますが。」 ヒナギク 「ずっとそう言うわけにはいかないしね。」 千桜 「そうですね。それに綾崎君、ヒナと結婚しますから、専属執事は辞める事になりますわね。」 ハヤテ 「そうですね。でもどうしようかヒナギク?」 ヒナギク 「そうね。どうしようかハヤテ。」 ナギ 「それなら心配ないぞ。」 ハヤテ 「それってどう言う事ですか?」 ヒナギク 「どう言う事なのナギ。」 ナギ 「家が建つまでの間、三千院家で住めば良いから。」 ハヤテ 「良いんですか?」 ヒナギク 「良いのナギ。」 ナギ 「ああ。ちょっとで良いから仕事して貰えばいいんだ。」 ハヤテ 「そうしようかヒナギク。」 ヒナギク 「そうね。そうしようかハヤテ。」 ナギ 「決まりだな。明日からでも住むが良いからな。」 ハヤテ 「分かりました。では僕とヒナギクは帰りますね。」 ヒナギク 「荷物とかまとめないといけないから。」 ナギ 「分かった。」 咲夜 「ウチらもそろそろ帰るとするか伊澄さん。」 伊澄 「そうね咲夜。」 ワタル 「俺も帰るか。サキを一人で店番するのはこれ以上危ないからな。」 愛歌 「私達も帰りましょうか千桜さん。」 千桜 「そうですね。幼児もある事ですし。」 歩 「私もそろそろ帰るね。」 美希 「私達も帰るとするか。」 理沙 「そうだな。」 泉 「そうだね♪」 ハヤテとヒナギクは桂家へ、美希達もそれぞれ帰っていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.69 ) |
- 日時: 2013/09/20 10:28
- 名前: ハヤヒナ
- 10 ハヤヒナ結婚式 5
桂家へと戻って来たハヤテとヒナギクは昼食を作っていた。 そして、片付けも終わった所でヒナママが仕事を終えて帰ってきた。 ヒナママ 「ヒナちゃんに綾崎君、昼食食べ終わったのね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「そうよ。」 ヒナママ 「それじゃあ食後のデートにケーキ買ってきたから、食べようか?」 「「はい。」」 ハヤテとヒナギクは返事をし、食後のデートにヒナママが買ってきたケーキを食べ始めた。 ヒナママ 「所でヒナちゃんに綾崎君、住む家はどうするのかしら?」 ハヤテ 「それはですね。三千院さんが家をプレゼントしてくれたんです。」 ヒナギク 「今は建設中だけど、三千院家の敷地内に。」 ヒナママ 「それは良かったわ。家が建つまでの間はどうするの?」 ハヤテ 「三千院さんが屋敷内に住まわしてくれるって言ってました。」 ヒナギク 「明日からでも良いって言ってたわ。」 ヒナママ 「そう。じゃあ明日から家が建つまでの間、三千院家で住むのかしら。」 ハヤテ 「ええ。そのつもりですけど……。」 ヒナギク 「御母さんは良いかしら?」 ヒナママ 「良いわよ。でも寂しいからたまには帰って来てね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「勿論よ。」 こうして、ハヤテとヒナギクは家が建つまでの間、三千院家で住むこと決めたのであった。
夕方。ヒナママは用事があって出掛けていた。 ハヤテ 「明日から新しい生活が始まるね。」 ヒナギク 「そうね。家が建つまでの間、ナギの家で住むけど。」 ハヤテ 「それにしても、白皇学院では色々とあったねヒナギク。」 ヒナギク 「そうね。ハヤテ。色々あったけど、良い事も楽しい事も嫌な事も全てが思い出ね。」 ハヤテ 「そうだね。小さい頃に出会った様に、コレまでの出来事が思い出だね。」 ヒナギク 「そして、明日から始まる生活も、新しい思い出となるね。」 ハヤテとヒナギクは荷物をまとめながら、新しい生活の始まりを語っていた。 側に置いた日記帳を、その上にイルカのキーホルダーと星のストラップを見ながら。
翌日。ハヤテとヒナギクは三千院家に荷物を持って来ていた。家が建つまでの間住むからである。 ナギ 「来たかハヤテにヒナギク。」 ハヤテ 「本当にいいんですか?」 ヒナギク 「言いのナギ?」 ナギ 「ああ。部屋まで案内するから付いて来てくれ。」 玄関から歩いて数分?。ある部屋の前にたどり着いた。 マリア 「あ、ハヤテ君にヒナギクさん。部屋、用意できましたよ。」 ナギ 「二人にとって狭いかもしれないがな。」 ハヤテとヒナギクは用意された部屋ををみて見ると、、二人部屋にしては十分すぎるぐらい広い部屋であった。 ((幾らなんでも広すぎ………………)) とハヤテとヒナギクは、心の中で呟いた。 そして、家が建つまでの間、三千院家で働くなどして過ごしていた。
それから三ヶ月経って、家が完成したのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.70 ) |
- 日時: 2013/09/20 10:56
- 名前: ささ
- ささです。
気が付いたらハヤテとヒナギクの間に子どもが…
執筆頑張ってください。楽しみにしています。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.71 ) |
- 日時: 2013/09/21 10:55
- 名前: ハヤヒナ
- さささん、感想有難う御座います。
結婚式の後は、新婚旅行、サクラとショウタの誕生です
11 ハヤヒナ結婚式 6
ハヤテがヒナギクにプロポーズして家が建つまでの間、三千院家で住んで三ヵ月後。 三千院家の敷地内に、ハヤテとヒナギクの新居が完成した。 ハヤテ 「今日から此処が、僕とヒナギクが生活する家だね。」 ヒナギク 「幸せな日々を送ろうね。」 ハヤテ 「そうだねヒナギク。」 ヒナギク 「じゃあ入ろうハヤテ。」 ハヤテとヒナギクは、新居に入っていた。
ヒナギク 「それにしても相変わらずの広さね。」 ハヤテ 「そうだね。幾らなんでも広すぎ……。」 新居となる綾崎家の広さは、桂家の二倍の広さであった。 そこへナギとマリアがやってきた。 ナギ 「おお。ハヤテにヒナギク。」 マリア 「気に入ってくれましたか。」 ハヤテ 「あ、はい。でも幾らなんでも広すぎと思いますが…?」 ヒナギク 「どれくらいの広さなの?」 ナギ 「ヒナギク、お前の家の二倍くらいだが。」 ヒナギク 「!!!!幾らなんでも広すぎよ。」 ハヤテ 「そうですよ。二人で住むに大しては物凄く広すぎですよ。」 マリア 「そんな事はないと思いますが。」 ナギ 「それにだなハヤテにヒナギク。将来、子供が出来た時に便利だろ。」 「「!!!!!!!!!!!!!!!!」」 その言葉にハヤテとヒナギクは、顔を赤くした。 ナギ 「それじゃあハヤテにヒナギク。私とマリアは戻るからな。」 マリア 「足りない物があったら、いつでも言って下さいね。」 とナギとマリアは、三千院家に戻っていた。
ハヤテ 「…………取り合えず、紅茶でも飲もうかヒナギク。」 ヒナギク 「そうねハヤテ。紅茶でも飲もう。」 ハヤテとヒナギクは落ち着く為、紅茶を飲んで一息入れたのであった。 ヒナギク 「ねぇハヤテ。晩、何が食べたい?」 ハヤテ 「何でも良いよ。」 ヒナギク 「じゃあハンバーグで良い?」 ハヤテ 「良いよ。 そうだヒナギク。」 ヒナギク 「何ハヤテ。」 ハヤテ 「今日は七夕だから、庭で食べようか。」 ヒナギク 「良いねハヤテ。今日は晴れてて、天の川も見えるしね。」 そう……。ハヤテとヒナギクの新居が完成したのは7月7日、七夕であった。 そして、庭で新居一日目の晩御飯を食べ、風呂も済ませた。 ハヤテ 「お休みヒナギク。」 ヒナギク 「ハヤテ、お休み。」 こうして、新居一日目の生活を終えたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.72 ) |
- 日時: 2013/09/22 09:34
- 名前: ハヤヒナ
- 12 ハヤヒナ結婚式 7
今日は十五夜。お月見である。新居に住んで数ヶ月。その間、ハヤテとヒナギクは大変だった。 白皇学院に特別教師として行ったり、ナギのワガママに振り回れたりしたなどがあった。 ハヤテ 「それにしても晴れてよかったな。」 ヒナギク 「そうね。雲一つ無く、お月見には最高の夜ね。」 ハヤテとヒナギクはお月見をしていた。雲一つ無い夜空を眺めていた。 ヒナギク 「それにしてもハヤテ、後半年で結婚だね。」 ハヤテ 「小さい頃に出会った時は、こんな日が来るとは信じられなかったな。」 ヒナギク 「私もよ。白皇学院で出会った時も、小さい頃に出会っていたとは信じれなかったわ。」 ハヤテ 「でも僕とヒナギクは、来年の三月に結婚だからね。」 ヒナギク 「しかも私の誕生日にね。」 ハヤテ 「運命を感じるね。」 ヒナギク 「そうね。運命ね。」 そして、ハヤテとヒナギクは月の光に照らされながら、キスをしたのだった。大人のキスを。
二カ月経ち、今日はハヤテの誕生日。 ハヤテが用を終え、綾崎家へ戻って来た。すると、 ヒナギク 「ハヤテ、お誕生日おめでとう!!」 「「「「おめでとう!!」」」」 ヒナギク、ナギ、美希達が出迎えてくれた。 ハヤテ 「ありがとう、ヒナギク。それに皆も。」 ヒナギク 「それじゃあ、パーティーを始めましょ。」 こうして、ハヤテの誕生日パーティーが始まった。 美希 「それにしても、来年の三月だな。」 理沙 「ヒナとハヤ太君が結婚するのは。」 泉 「確かヒナちゃんの誕生日だったよね♪」 歩 「そうでしたね。ハヤテ君にヒナさん。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「そうよ。」 ナギ 「後五ヶ月だな。」 千桜 「月日が経つのは早いですね。」 愛歌 「そうですね。」 そして、一時間後。ナギ、美希達は帰っていた。 ハヤテ 「皆に誕生日を祝って貰って嬉しいよヒナギク。」 ヒナギク 「ハヤテに喜んで貰って私も嬉しいよ。此処からは二人きりの誕生日パーティーを始めよう。」 ハヤテ 「そうだね。」 ヒナギク 「先ずは私のプレゼントを受け取ってハヤテ。」 ハヤテ 「分かったよヒナギク。」 ヒナギク 「私のプレゼントはね………。」 ハヤテ 「……………。」 ヒナギクはハヤテにキスをした。ハヤテも黙ってそれを受け入れた後抱き締め、ヒナギクにキスをした。 そんな幸せな誕生日であった。
そして、クリスマス。 ハヤテ 「今日はクリスマスだな。」 ヒナギク 「そうね。」 ハヤテ 「僕にとってはいやな事ばかりだったけど、ヒナギクに出会ってからは最高だよ。」 ヒナギク 「私もよハヤテ。最高のクリスマスよ。」 ハヤテ 「ヒナギク、僕からのクリスマスプレゼントを受け取ってくれる?」 ヒナギク 「勿論よ。ハヤテも私からのクリスマスプレゼント受け取ってくれる?」 ハヤテ 「受け取るよ。」 ヒナギク 「じゃあ同時に渡そう。」 そして、ハヤテとヒナギクはお互いに抱き締めあい、ディープキスをした。 その瞬間、雪が降り始めた。ホワイトクリスマスとなったのであった。 そんな二人を祝福するように、クリスマスソングが流れ始めたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.73 ) |
- 日時: 2013/09/22 10:47
- 名前: ハヤヒナ
- 13 ハヤヒナ結婚式 8
新年。新しい年となるなか、ハヤテとヒナギクも迎えていた。 後三ヶ月、三月三日、ヒナギクの誕生日にハヤテとヒナギクはするのであった。 そんなハヤテとヒナギクは初詣に来ていた。それぞれの右手の薬指には指輪をしていた。 『婚約』指輪である。ハヤテは『ドパーズ』の、ヒナギクは『アクアマリン』の。 それぞれ、自分の誕生月の指輪であった。 ヒナギク 「ハヤテ、いよいよね。この指輪が『婚約』から『結婚』になるのは。」 ハヤテ 「後三ヶ月もすれば、幸せな生活が始まるし。」 ヒナギク 「今も幸せの間違いじゃない?でも今は、同居だけど。」 ハヤテ 「でも後三ヶ月もすれば、同居が新婚になるし。」 ヒナギク 「今も、そしてこれからも幸せな生活を送ろうハヤテ。」 ハヤテ 「そうだねヒナギク。幸せな新婚生活を送って行こう。」 そして、ハヤテとヒナギクが願った事は、「幸せな新婚生活を送れますように」であった。
二月十四日。バレンタインデーである。 ヒナギク 「ハヤテ、私が作った手作りチョコ、食べてくれる?」 ハヤテ 「勿論食べるよヒナギク。」 ヒナギク 「有難うハヤテ。食べさしてあげるね。」 ハヤテ 「………うん。」 ヒナギク 「じゃあ口を開けて。」 ハヤテ 「…………うん。」 顔を真っ赤にしながらも、ヒナギクに手作りチョコを食べさして貰ったのであった。 ヒナギク 「どうハヤテ?チョコ美味しい?」 ハヤテ 「美味しいよヒナギク。」 ヒナギク 「良かった。でもハヤテ、もっと美味しくなる食べ方があるけど知ってる?」 ハヤテ 「それって、………アレだよねヒナギク。」 ヒナギク 「そうよハヤテ。アレよ。やってあげようかハヤテ。」 ハヤテ 「……うん。お願いできるヒナギク。」 ヒナギク 「うん。じゃあやるねハヤテ。」 そう言うと、ヒナギクは口にチョコを含み数回噛み、ハヤテに顔を、唇を近づけた。 ハヤテもそれを受け入れ、ヒナギクに顔を、唇を近づけた。 そして、ハヤテとヒナギクはキスをした。しかもディープキスを。 口内でしたとしたが絡めあうなか、先程の甘いチョコはより甘く、唇はさらに甘く感じたのであった。
そして、三月二日。 ハヤテ 「いよいよ明日だなヒナギク。」 ヒナギク 「いよいよ明日ねハヤテ。」 そう…。明日はヒナギクの十九回目の誕生日でもあり、そして、ハヤテとヒナギクの結婚式でもあった。 ヒナギク 「此処まで色々長かったね。」 ハヤテ 「本当に色々とあったけど、明日からは新しい人生が始まるね。」 ヒナギク 「明日からの人生こそ、新しい人生生活のスタートね。」 ハヤテ 「僕とヒナギクにとって、明るい未来を作って行こうヒナギク。」 ヒナギク 「うん。作って行こうハヤテ。」 そして、ハヤテとヒナギクはキスをし、明日に向けて、早めに就寝したのであった。
翌日。今日はヒナギクの誕生日でもあり、ハヤテとヒナギクの結婚式当日であった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.74 ) |
- 日時: 2013/09/23 10:32
- 名前: ハヤヒナ
- 14 ハヤヒナ結婚式
今日はヒナギクの誕生日でもあり、ハヤテとヒナギクの結婚式当日。
ハヤテの控え室にナギ、マリア、伊澄、咲夜、ワタル、一樹がやって来た。 ナギ 「ハヤテ、結婚おめでとう。」 マリア 「おめでとう御座いますハヤテ君。」 伊澄 「おめでとう御座いますハヤテ様。」 咲夜 「おめでとうさん借金執事。」 ワタル 「おめでとうハヤテ。」 一樹 「おめでとう御座います。」 ハヤテ 「三千院さんにマリアさんnそれに皆さん。有難う御座います。」 ナギ 「おめでとうハヤテ。……それと咲夜、ハヤテを借金執事と呼ぶの止めたらどうだ?」 咲夜 「それもそうやな。じゃあ綾崎さん。」 ハヤテ 「あ…はい。」
ヒナギクの控え室では、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、歩が来ていた。 歩 「キレイですよヒナさん。」 泉 「ヒナちゃん、物凄く似合ってるよ♪」 ヒナギク 「そ、そうかな……?」 千桜 「そうですよヒナ。」 愛歌 「本当に似合ってますよ。」 ヒナギク 「あ、ありがと………。」 ヒナギクは顔を赤くした。 美希 「ヒナ、顔を赤くしてるぞ。」 理沙 「ハヤ太君もヒナに惚れ直すな。」 泉 「きっとそうだね。」 歩 「ヒナさんもハヤテ君のカッコいい姿に惚れ直しますよ。」
そして、ナギ達と美希達は控え室を後にした。
ハヤテは控え室を出て、ヒナギクの控え室に向かった。 ハヤテ 「ヒナギク、入ってもいい?」 ヒナギク 『いいわハヤテ。』 ハヤテは戸をあけ。部屋に入った。 そして、ハヤテとヒナギクは対面した。 ヒナギク 「ど、どうかなハヤテ。に、似合ってるかな?」 ハヤテ 「……………………。」 ヒナギク 「どうハヤテ?」 ハヤテ 「見惚れてしまいました。物凄く似合っていたから。」 ヒナギク 「………もうバカ。恥ずかしいわよ。」 ハヤテ 「ごめん……。それよりヒナギク。この姿、に、似合ってる…?」 ヒナギク 「………………………。」 ハヤテ 「どうヒナギク?」 ヒナギク 「あんまりも似合っていたから、見とれたわ。」 ハヤテ 「そ、そうですか。」 ヒナギク 「………うん。」 ハヤテもヒナギクも顔を赤くした。
そして、 スタッフ 「綾崎さん、桂さん。そろそろお時間です。」 「「はーーい。」」 ハヤテとヒナギクは返事をした。 ハヤテ 「行こうかヒナギク。」 ヒナギク 「行きましょハヤテ。」 ハヤテとヒナギクは手を繋ぎ歩いていた。
暫く歩いて、大きな扉の前で止まった。……そして、 『新郎新婦のご入場です。』 ハヤテ 「行こうヒナギク。」 ヒナギク 「行こうハヤテ。」 大きな扉が開き、ハヤテとヒナギクは中に入っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.75 ) |
- 日時: 2013/09/25 10:46
- 名前: ハヤヒナ
- 15 ハヤヒナ結婚式 10
ハヤテとヒナギクの結婚式が始まった。 ナギ、マリア、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、咲夜、ワタル、サキ、歩、一樹は勿論、 クラスメート等、大勢の人が祝福してくれた。 ナギ 「ハヤテにヒナギク、結婚おめでとう。」 ハヤテ 「有難う御座います三千院さん。」 ヒナギク 「有難うナギ。」 美希 「ヒナにハヤ太君、スペシャルサプライズを用意しているぞ。」 ハヤテ 「スペシャルサプライズですか?」 ヒナギク 「それって何なの?」 ナギ 「それはだな………、」 千桜 「そろそろじゃないか?」 理沙 「そうだな。」 泉 「そうだね♪」 『おっーーと、スペシャルゲストが到着したようです。』 愛歌 「到着した見たいですね。」 ハヤテ 「誰なんですか?」 ヒナギク 「誰なの?」 歩 「ハヤテ君もヒナさんも驚きますよ。」 「「え!?」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 『では、お二人の友達でもあり、国民的アイドルの、』 ((も、若しかして……)) 『水蓮寺ルカさんでーーーす。』 「「ええええぇぇぇぇーーーー!!!!」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 国民的アイドルの登場に、招待された人も活性の拍手をした。 ルカ 「ハヤテ君にヒナギク、結婚おめでとう!!」 ハヤテ 「ル、ルカさん!?」 ヒナギク 「どうしてルカが!!?」 ルカ 「二人が結婚すると聞いて、スペシャルサプライズゲストとして、祝福しに来たんだよ。」 ナギ 「どうだ驚いたかハヤテにヒナギク。」 ハヤテ 「ええ。でもどう言う事なんですか。」 ヒナギク 「そうよ。」 美希 「それはなヒナにハヤ太君。」 理沙 「ルカに知らせた所、喜んでな。」 泉 「スペシャルサプライズとして、来てもらったんだよ。」 ルカ 「そう言う事なの。ハヤテ君にヒナギク。」 ハヤテ 「そうだったんですか。」 ヒナギク 「有難うねルカ。」 ルカ 「いいよお礼は。私もハヤテ君とヒナギクを祝福したかったから。」 ハヤテ 「でも大丈夫だったんですか?」 ヒナギク 「アイドルの仕事は?」 ルカ 「いいよ。集マネージャに相談したら、ミニコンサートをやる事になって、 二人の結婚式にスペシャルゲストとして出たらどうと言われたの。」 ハヤテ 「そうだったんですか。」 ヒナギク 「驚いたわ。ね、ハヤテ。」 ハヤテ 「そうだねヒナギク。」 そして、水蓮寺ルカのミニコンサートが始まった。
十分後。ミニコンサートは終わり、水蓮寺ルカは集マネージャーともに帰っていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.76 ) |
- 日時: 2013/09/26 10:27
- 名前: ハヤヒナ
- 16 ハヤヒナ結婚式 11
そして、式は進んで指輪の交換となった。 ハヤテ 「………ヒナギク。」 ヒナギク 「………ハヤテ。」 ハヤテはヒナギクに『アクアマリン』の、ヒナギクはハヤテに『ドパーズ』の指輪を嵌めた。 『右手』の薬指から『左手』の薬指に、『婚約』指輪が『結婚』指輪に変わったのであった。 その瞬間、盛大な拍手が起こった。
さらに式は進んで、いよいよ最後となった。 誓いを済ませ、誓いのキスを残すのみであった。 『では、誓いのキスを。』 ハヤテ 「……………ヒナギク。」 ヒナギク 「……………ハヤテ。」 ハヤテとヒナギクはお互いに抱き締め合い、顔を、口を、
……………そして、最後に…、唇を近づけ、重ね合わせた。
ハヤテとヒナギクは誓いのキスをした。…………ディープキスを。
こうして、ハヤテとヒナギクの結婚式は幕を閉じた。 因みにブーケトスをキャッチしたのは、…………………………だった。
ナギ 「……………………だったんだ。ハヤテとヒナギクの結婚式は。」 ショウタ 「へぇ〜〜。パパとママって、ラブラブだったんだ。」 ナギ 「そう言う事だ。」 サクラ 「じゃあパパとママは今は家で二人きりだから、ラブラブしてるね。」 ナギ 「きっとそうに違いないぞ。お前らのパパとママは。」 マリア 「……ナギ、サクラちゃんとショウタ君に変な事教えたら、ハヤテ君とヒナギクさんが怒りますよ。」 ナギ 「大丈夫だマリア。」 歩 「大丈夫じゃないと思うんじゃないかな?」 いつの間にか歩が来ていた。 ナギ 「何だ来てたのかハムスター。」 歩 「ハムスターじゃないってば!ね、サクラちゃんにショウタくん。」 「「あ!ハムスターおばちゃんだ!!」」 サクラとショウタは、声を揃えて言った。 歩 「!!!! ナギちゃん、ハヤテ君とヒナさんの子供に、なんて事を教えてるのかな?」 ナギ 「教えてないが?なあ。」 「「うん。」」 サクラとショウタは答えた。 歩 「……………………。」 マリア 「…………………。」 二人とも何も言えなかった。
その頃、ハヤテとヒナギクはリビングで、ソファーで座りながら寄り添ってテレビを見ていたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.77 ) |
- 日時: 2013/09/28 11:31
- 名前: ハヤヒナ
- 17 ハヤヒナ新婚旅行 1
結婚式から三日後。ハヤテとヒナギクは新婚旅行に来ていた。旅行場所は、沖縄。 ハヤテ 「大丈夫?ヒナギク。」 ヒナギク 「大丈夫よハヤテ。」 ハヤテ 「じゃあホテルへ行こうか。」 ヒナギク 「うん。」 多少、高所恐怖所も少しばかりは直ったヒナギクはまだ完全ではない為、ふらついていた。
ホテルマン 「ようこそ綾崎様。お待ちしていました。」 ハヤテとヒナギクがホテルへ着くと、従業員が出迎えてくれた。 ハヤテとヒナギクは部屋に案内された。七階の777号室であった。 ホテルマン 「ではごゆっくり。」 と言い、部屋を後にした。 ハヤテ 「どうするヒナギク。観光でもしようか?」 ヒナギク 「そうね。…………と言いたいけど、雨が降ってるし…………。」 ハヤテ 「じゃあ取り合えず、疲れを取る為にのんびりしようか。」 ヒナギク 「うん。」 ハヤテとヒナギクは食事の時間まで、部屋でのんびりすることにした。
そして、食事の時間となり、ハヤテとヒナギクはレストランに入っていた。 ウエイター 「メニューはお決まりでしょうか。」 ハヤテ 「あ、はい。」 ヒナギク 「私も。」 ハヤテ 「このセットを2つとコーヒー2つを。」 ウエイター 「かしこまりました…………!!!????」 ヒナギク 「あの?どうかされましたか?」 ウエイター 「何でもありません。失礼致しました。」 そして、運ばれて来た料理を食べた。
食事を終え、レストランを出た直後、先程のウエイターが話しかけてきた。 ウエイター 「すいません。ちょっと宜しいですか?」 ハヤテ 「あ、はい。」 ウエイター「若しかして、ハヤテか?綾崎ハヤテだよな?」 ハヤテ 「え!!??」 ハヤテは驚いた。 ヒナギク 「あのすいません。何故、ハヤテの名前を知っているんですか?」 ウエイター 「それは…………!!? 若しかして、花岡ヒナギクか。あの時、ハヤテと遊んでくれた……。」 ヒナギク 「え!!??」 今度はヒナギクが驚いた。 ハヤテ 「若しかして………、兄さん!!???」 ウエイター 「ああ。ハヤテ、お前の兄の綾崎隼人(ハヤト)」だ。 ハヤテとヒナギクは、ハヤテの兄の綾崎隼人と再会した。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.78 ) |
- 日時: 2013/09/29 09:30
- 名前: ハヤヒナ
- 18 ハヤヒナ新婚旅行 2
此処は、ホテルの一角にある部屋。ハヤテとヒナギクは、ハヤテの兄、隼人(ハヤト)と再会した。 隼人 「久しぶりだなハヤテ。」 ハヤテ 「兄さんこそ。」 隼人 「確かヒナギクちゃんだけ?久しぶりだな。」 ヒナギク 「あ、はい。」 隼人 「それにしても何故、此処に来てるんだ?」 ハヤテ 「それはですね…………、」 ハヤテとヒナギクは、コレまでの出来事を説明した。
・高一のクリスマス、ハヤテは両親に約1億5千万の借金を押し付けられ、捨てられる。
・ その借金を知り合った三千院ナギが肩代わり。ハヤテはナギの執事となる。
・翌年。白皇学院で、ヒナギク達と仮の再会を果たす。
・暫くして、ハヤテは白皇学院に編入する。
・それから暫くして、小さい頃に出会っていた頃の夢を見る。
・美希、理沙、泉は直ぐ思い出したが、ハヤテとヒナギクはなかなか思い出せずにいた。
・それが原因で、ハヤテは執事をクビになる。
・そして、ハヤテは桂家に拾われ、ヒナギクの専属執事となる。
・月曜日。ヒナギクとナギ、口喧嘩。それがきっかけでハヤテとヒナギクは思い出す。
・小さい頃に出会い、お互いに恋をしてた事も。
・ヒナギクとナギ、仲直り。ハヤテはそのまま、ヒナギクの専属執事となる。
・そして、卒業して一年後。ハヤテとヒナギク、結婚。
と至るのであった。
ハヤテ 「こう言う事なんです兄さん。」 隼人 「ハヤテ、お前の人生、色々と苦労したんだな。」 ハヤテ 「ええ。」 隼人 「大変だったんだな。あのバカ親のせいで。それで、借金は返せたのか?」 ハヤテ 「ええ。全額返済しました。」 隼人 「それは良かったな。じゃあ俺はそろそろ、仕事場に戻るから。」 ハヤテ 「あ、はい。」 隼人 「それからヒナギクちゃん。」 ヒナギク 「何ですか?」 隼人 「ハヤテは幸せにしてやってくれよな。」 と言い、仕事場に戻った。 その場に残ったハヤテとヒナギクは顔を赤くしていた。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.79 ) |
- 日時: 2013/09/29 10:05
- 名前: ハヤヒナ
- 19 ハヤヒナ新婚旅行 3
ハヤテはいつもの様にヒナギク達と遊んでいると、一人の青年が声を掛けてきた。 隼人 「よう、ハヤテ。」 ハヤテ 「兄ちゃん!」 隼人 「新しいお友達か?」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃんだよ。それに美希ちゃん、理沙ちゃん、泉ちゃんだよ。」 ヒナギク 「ねぇハヤ君。この人は?」 ハヤテ 「僕のお兄ちゃんだよ。」 ハヤト 「俺はハヤテの兄の、綾崎隼人だ。宜しくな。」 ヒナギク 「花岡ヒナギクです。」 美希 「花微美希です。」 理沙 「朝風理沙。」 泉 「瀬川泉だよ。」 ハヤテ 「お兄ちゃん、また何処かに出るの。」 ハヤト 「ああ。直ぐにな。なかなか遊んであげられなくてごめんな。」 ハヤテ 「別にいいよ。」 ハヤト 「悪いな。ヒナギクちゃん達だけ?ハヤテと仲良く遊んでくれ。」 ヒナギク 「はい。ハヤ君のお兄さん。」 美希 「私達に任せてくれ。」 理沙 「仲良く遊ぶから。」 泉 「心配しないでね♪」 コレがヒナギク達とハヤテの兄の出会いであった。 そして、ハヤテが最後に見た兄の姿でもあった。
ハヤテ 「まさか兄さんに会うとは驚いたよ。」 ヒナギク 「私もよ。」 ハヤテ 「僕もあの時以来、兄さんとは会っていなかったから。」 ヒナギク 「え!?そうなのハヤテ。」 ハヤテ 「そうだよヒナギク。」 ヒナギク 「そうだったんだ。」 ハヤテ 「あの時以来、なかなか兄さんは帰ってこなかったんだ。」 ヒナギク 「寂しかったの?」 ハヤテ 「少しはね。」 と小さい頃の出会いを思い出したのであった。
そして、夜。 ハヤテとヒナギクは、月を眺めていた。 ヒナギク 「月、綺麗ねハヤテ。」 ハヤテ 「そうだね。でも、」 ヒナギク 「でも……何ハヤテ?」 ハヤテ 「ヒナギクの方が綺麗だよ。」 ヒナギク 「////////////」 ハヤテの言葉に、ヒナギクは顔を赤くした。 ヒナギク 「本当ハヤテ?」 ハヤテ 「本当だよヒナギク。」 ヒナギク 「/////////////////////////////////」 さらにヒナギクは、顔を赤くしたのであった。 ヒナギク 「ハヤテ。」 ハヤテ 「なんだいヒナギク。」 ヒナギク 「私、嬉しいよ。」 ハヤテ 「僕もだよヒナギク。」 そして、ハヤテとヒナギクは抱きしめ合い、キスをしたのであった。 ハヤテ 「じゃあ寝ようかヒナギク。」 ヒナギク 「寝ようハヤテ。」 ハヤテとヒナギクはベッドに入り、寝たのであった。寄り添い抱きしめ合いながら。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.80 ) |
- 日時: 2013/09/30 10:48
- 名前: ハヤヒナ
- そ20 ハヤヒナ新婚旅行 4
翌日。ハヤテとヒナギクは沖縄の各地を観光していた。 勿論、ハヤテとヒナギクは手を繋いで。色々と見回って時間は過ぎていた。 そして、新婚旅行最終日。 隼人 「じゃあハヤテ。その内に遊びに行くからな。」 ハヤテ 「分かりました兄さん。」 ヒナギク 「お待ちしています。」 隼人 「じゃあなハヤテ。ヒナギクちゃん。」 ハヤテとヒナギクは偶然再会したハヤテの兄の隼人と別れて、ホテルを後にした。
そして、空港。 ハヤテ 「大丈夫だよヒナギク。行き同様、僕が支えてあげるから。」 ヒナギク 「有難うハヤテ。」 ハヤテ 「じゃあ行こうかヒナギク。」 ヒナギク 「うん。ハヤテ。」 ハヤテとヒナギクは飛行機に乗った。ヒナギクはハヤテに支えながら。 数時間後。ハヤテとヒナギクは空港へ到着した。
そして、三千院家。 ナギ 「おお!返ったかハヤテにヒナギク。」 マリア 「新婚旅行楽しかったですか?」 ハヤテ 「楽しかったです。」 ヒナギク 「楽しかったわ。」 ナギ 「それは良かったな。」 ハヤテ 「それに思わない再会もありました。」 美希 「思わない再会って何だハヤ太君。」 ヒナギク 「美希、理沙、泉も一度、会ってるはずよ。覚えているはずよ。」 理沙 「それって若しかして、ハヤ太君の兄か?」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「ハヤテ君のお兄さんと会ったの。」 泉 「本当なの?ヒナちゃんにハヤ太君。」 ハヤテ 「本当ですよ。」 ヒナギク 「本当よ。」 そして、ハヤテとヒナギク、美希達は話したのであった。
その後、ナギ達にお土産を渡し、綾崎家へ戻って来た。 ハヤテ 「疲れたけど楽しかったねヒナギク。」 ヒナギク 「そうねハヤテ。楽しかったね。」 ハヤテ 「疲れたし、お風呂に入って、その後に食事にしようか?」 ヒナギク 「…そうね。荷物の片付けは明日にしましょ。」 そして、ハヤテとヒナギクは入浴、食事を済ませ、眠りに付いたのであった。 翌日。荷物を片付けた後、夜勤明けで桂家に帰っていたヒナママにお土産を私にいたのであった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.81 ) |
- 日時: 2013/09/30 15:57
- 名前: ハヤヒナ
- 21 長女と長男、誕生
ハヤテとヒナギクは白皇学院を卒業して一年後に結婚。 そして、暫くしてヒナギクは妊娠している事が判明した。 で、5月19日。出産日当日。 ハヤテ 「大丈夫ヒナギク?」 ヒナギク 「大丈夫よハヤテ。私、頑張るから。」 ハヤテに見守れながら、ヒナギクはある部屋に入っていた。
暫くして、ヒナママがやって来た。 ヒナママ 「どう綾崎君。ヒナちゃんの様子は?」 ハヤテ 「たった今、中に入っていきました。」 ヒナママ 「そう……。」
そして、元気のいい産声が聞こえてきた。 そう。無事に産まれたのであった。女の子であった。
ハヤテ 「おめでとうヒナギク。」 ヒナギク 「有難うハヤテ。」 ヒナママ 「良かったわね。ヒナちゃん。綾崎君。」 「「有難う御座います。」」 ヒナママ 「所で名前は決めたの?」 ヒナギク 「決めてるよ。男の子は私が、女の子はハヤテが名前を付けるって決めたから。」 ヒナママ 「そうなんだ。で、綾崎君。名前は何にしたの?」 ハヤテ 「サクラにしたけど、どうかなヒナギク?」 ヒナギク 「サクラ。綾崎サクラ。いいねハヤテ。」 こうして、生まれた長女の名前はサクラに決まった。
そして、一年後。また、ヒナギクは妊娠していた事が判明。 9月15日。出産当日を迎えた。 そして、長女・サクラ同様、今回も無事に産まれたのであった。男の子であった。
ハヤテ 「おめでとうヒナギク。」 ヒナギク 「有難うハヤテ。」 ハヤテ 「所で名前、決めた?」 ヒナギク 「決めたよ。ショウタにしたけど。どうハヤテ?」 ハヤテ 「ショウタか。いい名前だね。」 長男の名前は、ショウタと決まった。
綾崎ハヤテ(夫)、綾崎ヒナギク(妻)、綾崎サクラ(長女)、綾崎ショウタ(長男)。 一男一女の計四人家族となった綾崎家であった。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.82 ) |
- 日時: 2013/10/01 10:01
- 名前: ハヤヒナ
- 22 綾崎家
夏休みに入り、三日が過ぎた。綾崎家は熱海に旅行に来ていた。 サクラ 「パパ、ママ、早く〜〜!!」 ショウタ 「早く早く!」 ヒナギク 「待ちなさいサクラ、ショウタ。」 ハヤテ 「走ったら危ないぞ。」 「「はーーーい。パパ、ママ。」」 と言いつつ、走るサクラとショウタであった。 ヒナギク 「本当に分かってるのかしら?」 ハヤテ 「分かっていると思うが、無理みたいだね。」 ヒナギク 「確かに。サクラもショウタももう少し大人しくなればいいのに……。」 ハヤテ 「子供は元気が一番って言うけど………。」 ヒナギク 「元気ありすぎよ。」 ハヤテ 「そうだけど、僕達みたいな過去が二度と怒らないようにしないと。」 ヒナギク 「そうね。サクラとショウタには、私達のような不幸な出来事を起こしたらだめ視ね。」 ハヤテ 「そうだねヒナギク。」 ヒナギク 「そうねハヤテ。」 ハヤテ 「サクラ、ショウタと共に幸せな未来を築いて行こうヒナギク。」 ヒナギク 「『過去』の出来事を起こさない為に、幸せな『未来』に向かってね。」 ハヤテ 「これからも宜しくなヒナギク。」 ヒナギク 「私の方こそ宜しくハヤテ。」 そして、ハヤテとヒナギクは抱き締め合い、キスをしたのであった。 幸せな未来を願って。
最終部 未来への生活 〔完〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.83 ) |
- 日時: 2013/10/01 10:28
- 名前: ハヤヒナ
- エピローグ 『過去』・『現在』・『未来』
ハヤテ 「若しかして、君達も雨宿り?」 ヒナギク 「うん。そうだよ。」 美希 「急に雨が降ってきた来たから。」 理沙 「直ぐに止むと思うが。」 泉 「雨が止むまで此処で雨宿りしてるんだよ。」 ハヤテ 「僕と同じだね。あ、僕は綾崎ハヤテだよ。宜しくね。」 ヒナギク 「私は花岡ヒナギクよ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「私は花微美希。」 理沙 「朝風理沙だ。」 泉 「瀬川泉だよ。」 ハヤテ 「ヒナギクちゃんに美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃんでね。僕の事はハヤテって呼んで。」 ヒナギク 「分かったわ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「宜しくハヤ太君。」 理沙 「ハヤ太君、宜しくな。」 泉 「宜しくね〜、ハヤ太君♪」 ハヤテ 「うん。宜しくね。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、友達にならない?」 ハヤテ 「え!いいの?」 ヒナギク 「いいわよ。ね、美希、理沙、泉。」 美希 「ああ。一緒に遊ぼうではないか。」 理沙 「そうとも。一緒に遊ぼうではないか。」 泉 「一緒に遊ぼう♪」 ハヤテ 「うん。ヒナギクちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「一緒に遊ぼうねハヤテ君。」
これがハヤテとヒナギク達の出逢い。
ヒナギク 「ねぇハヤテ君。」 ハヤテ 「何かなヒナちゃん。」 ヒナギク 「私、まだ数回しか会ってないのにね、ハヤテ君の事が好きになったの。」 ハヤテ 「え!?それ本当ヒナちゃん。」 ヒナギク 「……うん。」 顔を赤らめて答えるヒナギク。 ハヤテ 「僕もだよヒナちゃん。」 ヒナギク 「え!?」 ハヤテ 「僕も数回しか会っていないのに、ヒナちゃんのことが好きになったんだ……。」 同じく顔を赤らめて答えるハヤテ。 ヒナギク 「本当ハヤテ君。」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「私、嬉しいよ。」チュッ。 ハヤテ 「ヒ、ヒナちゃん!?」 嬉しさのあまり、ヒナギクはハヤテの頬に口付けをしたのであった。 ヒナギク 「ご、ごめんねハヤテ君。私、嬉しくて。」 ハヤテ 「別に良いよ誤らなくても。僕も嬉しかったから。」 ヒナギク 「それなら………。ねぇハヤテ君。」 ハヤテ 「今度は何かなヒナちゃん。」 ヒナギク 「ハヤテ君の事、ハヤ君って呼んでもいい?」 ハヤテ 「良いよヒナちゃん。」 ヒナギク 「有難うハヤ君。今日からそう呼ぶね。」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃん。」 これがハヤテとヒナギク、お互いに好きになった時である。
美希 「いよいよお別れだな。」 理沙 「寂しくなるな。」 泉 「そうだね。」 ハヤテ 「大丈夫だよ。またどこかで逢えるよ。」 ヒナギク 「そうよ。ハヤ君の言う通りよ。」 美希 「確かに。」 理沙 「またどこかで」 泉 「逢えるね。」 ヒナギク 「そうよ。」 そう言いながらも、ヒナギクが一番に寂しかったのであった。 ハヤテ 「じゃあまたね。ヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「待ってハヤ君。一つ約束しない?」 ハヤテ 「約束って何を?」 ヒナギク 「今は別れるけど、どこかで再会したら恋人同士になる約束を。」 ハヤテ 「恋人同士!?」 ヒナギク 「……駄目かな?」 ハヤテ 「うん。いいよ。」 ヒナギク 「本当!?」 ハヤテ 「うん。じゃあ行くね。」 トラックに乗り込もうとしたその時、 ヒナギク 「待ってハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃ……」(チュッ) いきなりのキスにハヤテは顔を赤くした。ヒナギクがハヤテの頬にキスをしたからであった。 ハヤテ 「ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん!!!??」 ヒナギク 「約束だよ。またどこかで再会したら、恋人同士になろうねハヤ君。」 ハヤテ 「うん。絶対になろうねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 ハヤテ 「またねヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん」 「「「またね。」」」 ヒナギク 「約束だよハヤ君。」 ハヤテ 「うん。またねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 そして、ヒナギク達に見送れながら、ハヤテは両親ともに引っ越していった。 ハヤテはヒナギクと約束をした。またどこかで再会したら恋人同士になる約束をして。
これが幼い時に出逢い、別れであった。
ハヤテ 「……………ヒナギクさん、この僕と結婚してくれませんか!」 ヒナギク 「え…………。プロポーズ…………?」 ハヤテ 「はい。返事を聞かせて下さいヒナギクさん。」 ヒナギク 「私からもお願い。ハヤテ君、私と結婚して下さい。」 ハヤテ 「ヒナギクさん………………。」 ヒナギク 「ハヤテ君………………。」 ハヤテとヒナギクは抱き締め合った。 そして、ハヤテとヒナギクはお互いに口を近づけ、唇を重ね合わせた。 ハヤテとヒナギクはキスをしたのであった。しかも口内で舌と舌を絡め合わせるディープキス……大人のキスを。 キスをした瞬間、ハヤテとヒナギク、二人の周りを桜吹雪が包み込んだのであった。
これがハヤテとヒナギクが結婚の約束の証。
ハヤテ 「………ヒナギク。」 ヒナギク 「………ハヤテ。」 ハヤテはヒナギクに『アクアマリン』の、ヒナギクはハヤテに『ドパーズ』の指輪を嵌めた。 『右手』の薬指から『左手』の薬指に、『婚約』指輪が『結婚』指輪に変わったのであった。 その瞬間、盛大な拍手が起こった。 さらに式は進んで、いよいよ最後となった。 誓いを済ませ、誓いのキスを残すのみであった。 『では、誓いのキスを。』 ハヤテ 「……………ヒナギク。」 ヒナギク 「……………ハヤテ。」 ハヤテとヒナギクはお互いに抱き締め合い、顔を、口を、
……………そして、最後に…、唇を近づけ、重ね合わせた。
ハヤテとヒナギクは誓いのキスをした。…………ディープキスを。
幼い時に出会ったハヤテとヒナギクはお互いに恋をした。 縛らして別れたが、十年の月日を得て、白皇学院で」再会を果たした。 そして、暫くしてから幼い頃に出会い、お互いに恋をしてた事を思い出したハヤテとヒナギク。 白皇学院を卒業して一年後に結婚。 その半年後に長女、サクラ、その一年後に長男、ショウタを出産。 四人家族となった綾崎家。 ハヤテとヒナギクは、産まれてきたサクラとショウタと共に、幸せな未来を築きながら暮らすのであった。
『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い 〔完〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.84 ) |
- 日時: 2013/10/02 10:26
- 名前: ハヤヒナ
- 番外編 1 幸せな未来!?
ハヤテとヒナギクが結婚し、新婚旅行に行っている時の事。
マリア 「私にも……、幸せな未来があるのでしょうか………。」 ナギ 「無いな永遠に。」 マリア 「どう言う意味ですかナギ!?」 ナギ 「言った意味………!!???」 最後まで言えなかった。マリアからだークオーラが出ている事に気付いて。
ワタル 「俺も負けてられないな。俺も伊澄に告白し………!!?」 途中で言い掛けた言葉が止まってしまった。 伊澄 「どうしたんですかワタル君?」 ワタル 「い、伊澄か。」 伊澄に話し掛けられたからであった。
一樹 (僕もナギさんに……。) 歩 「私もハヤテ君みたいな素敵な人が現れるといいな……。」 西沢姉弟は、自分の幸せを思っていた。
美希 「ヒナもハヤ太君も幸せになって良かったな。」 泉 「そうだね♪ヒナちゃんもハヤ太君も嬉しそうだね♪♪」 理沙 「あの二人なら、これからの未来も大丈夫だな。」 美希 「夫婦協力し合えるからな。」 理沙 「何があろうかと。」 泉 「大丈夫だね♪」 美希達はハヤテとヒナギクの幸せな未来を願っていた。
千桜 「私も幸せな未来を目指しますか。」 愛歌 「メイドとしてですか?」 千桜 「ち、違います。」 咲夜 「ヤケになら無くてもなぁ、ハルさん。」 千桜 「ヤケになっていません。後、その呼び方は止めて下さい。」 愛歌 「いいではありませんか。」 咲夜 「そうやな。」 と、賑やかな三人であった。
番外編 1 幸せな未来!? 〔終〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.85 ) |
- 日時: 2013/10/03 10:40
- 名前: ハヤヒナ
- 番外編 2 ハヤテとヒナギク
小さい頃のハヤテとヒナギク。 ヒナギク 「ねぇハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃん?」 ヒナギク 「私、ハヤ君の事が好きだよ。」 ハヤテ 「僕もヒナちゃんの事、好きだよ。」 出会って数日しか経っていないのに、お互いに好きになったハヤテとヒナギクは、今日も楽しく遊ぶのであった。
ハヤテ 「ヒナギクさん、今度デートしません?」 ヒナギク 「デ、デート!!? いいわよ。デートしましょ。」 ハヤテ 「遊園地でいいでしょうか?」 ヒナギク 「良いわよ。」 ハヤテ 「じゃあ決まりですね。」 ヒナギク 「うん♪」 ハヤテがヒナギクの専属執事になった後も、白皇学院を卒業した後もデートを続けていた。 週に一回はデートをしていたのだった。
ハヤテとヒナギクが結婚した日の夜。 ヒナギク 「ねぇハヤテ。」 ハヤテ 「なんだいヒナギク。」 ヒナギク 「私、ハヤテと結婚できて幸せよ。 ハヤテ 「僕もだよヒナギク。僕もヒナギクと結婚できて幸せよ。」 ヒナギク 「幸せだけじゃないわ。嬉しさもあるわ。」 ハヤテ 「僕もだよヒナギク。幸せ、嬉しさ、そして……、一番なのは…、」 ヒナギク 「一番なのは…、」 ハヤテ 「ヒナギクがいるから。」 ヒナギク 「ハヤテがいるから。」 ハヤテ 「ヒナギク、僕達二人、これから幸せな未来を築いて行こう。」 ヒナギク 「そうね。幸せな未来を築いて行こうハヤテ。」 ハヤテ 「ヒナギク………。」 ヒナギク 「ハヤテ………。」 ハヤテ 「ヒナギク………。」 ヒナギク 「ハヤテ………。」 そして、お互いに抱き締め合い、顔を、口を近づけ、最後に唇を近づけ重ね合わせた。 ハヤテとヒナギクはキスをした。ディープキスを。幸せなキスを。 これからの幸せな未来に向けて、ハヤテとヒナギクは大人のキスをしたのであった。
番外編 2 ハヤテとヒナギク 〔完〕
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い ( No.86 ) |
- 日時: 2013/10/03 10:46
- 名前: ハヤヒナ
- 番外編も含めて、『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い、遂に完結致しました。
感想をくれたHina2さん、さささん、そして、そのほかの皆さんも呼んで頂いて有難う御座いました。 次に始める10作目の小説も是非の期待していて下さい。 最後に、呼んでくれた皆さん、最後まで読んでくれて本当に有難う御座いました。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い〔完結〕 ( No.87 ) |
- 日時: 2013/10/03 20:43
- 名前: Hina2
- こんばんは〜!!ハヤヒナさん。
すいません。最近は時間がなくて、感想が書けませんでした。
では、感想です。
あれ、気付いたら、ハヤテと、ヒナの間に二人いるし。
やっぱりハヤテと、ヒナは、相思相愛何だな〜!!(ニヤッ
美希達は、ヒナ達の事を応援してるんだなぁ〜!!
ハヤヒナさん。完結おめでとうございます。
後、次の小説も頑張ってください。
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い〔完結〕 ( No.88 ) |
- 日時: 2013/10/05 09:49
- 名前: ハヤヒナ
- Hina2さん、感想ありがとうございました。
記念すべき10作目もハヤヒナです。 ハヤヒナですが、今までとは少し趣向を変えた内容と考えています。 ぜひ、期待していて下さい。
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