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戯言欄紹介サイト(2003年8月〜2004年3月)

Produced by 双剣士
Since : 2003.08.04
Update: 2004.03.15
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2000年10月〜2001年1月2001年2月〜5月2001年6月〜9月2001年10月〜2002年2月2002年3月〜2002年6月2002年7月〜12月2003年1月〜7月2003年8月〜2004年3月2004年4月〜8月2004年11月〜2005年7月2005年8月以降

 ざれごと欄にて紹介したサイトです。
 当サイトと趣旨は異なりますが、ぜひ読者の皆様に堪能していただきたいサイトを集めてみました。
 これらは巡回リンク集から独断と偏見に基づいて選出したものです。
 なお、サイト紹介に無関係な話は割愛してあります。
2004.03.15
「Web拍手」の紹介文を追加。
-- 2004.03.15 --

 良質な読者の存在は、Webサイトを運営する者にとってきわめて重要です。総括文でも何度か述べているように、読みに来てくれる読者がいるからこそサイト運営者はモチュベーションを維持することが出来るのですし、更新のネタを考えることに自己満足以上の意義があると信じ続けていられるのです。もしも他者からの反応がなかったり、それに目をつぶっていたりしたら……サーバ上のハードディスクの磁気配列を書換えるだけの作業を金銭的報酬も無しに何ヶ月も何年も繰り返す、そんなことに価値を見いだせる人がどれだけいるものでしょうか?
 そんなわけで、私自身を含むサイト運営者の多くは読者からの反応を求めています。感想や励ましの言葉などをもらったりすれば狂喜乱舞します。たとえ返信を返すことができなくても、大手サイトでも零細サイトでも思いは同じです。

 しかし読者の側からすれば、見ず知らずの相手に意見を寄せるというのは精神的障壁が高いものです。こんなことを書いて変に思われないか、運営者の気分を害してしまわないか……などと心配して言葉に詰まってしまうこともあるでしょうし、単純に面倒くさいということもあるでしょう。
 こうした障壁を少しでも低くするため、様々な試みがなされています。当サイトで実施している『匿名可能な感想フォーム』や『執筆再開リクエスト投票ボタン』などはその一環ですし、2年前にこの欄で紹介した『ろじぱら的Web投げ銭』などもそうです。今回紹介するサイトも、そうした思想の延長線上にあります。

Web拍手
http://www.webclap.com/

 これは面白いと思ったコンテンツに対して読者が投票できる押しボタンを提供するものです。他サイトとのランキング比較をすることが目的ではなく、あくまで運営者に励ましを送ることを目的とするもの。もちろん短いメッセージを添えることも可能ですし、連続投票をすることで賛意の大きさをサイト運営者に伝えることも出来ます。
 これだけでしたら取り立てて珍しいものではありませんが、このサイトの長所は以下の要素にあります。
  1. スクリプト配布とユーザ登録の両方を提供していること。自分でCGIを設置できる人は前者、そうでない人は後者を利用することが出来ます。したがって知識のない人でも気軽に導入できます。
  2. ボタンを押してくれた読者にお見せする文章や画像を自由にカスタマイズできること。同好の人たちが提供してくれた無料素材を利用することも出来ますので、読者に対して『今度は何が出てくるかな?』という楽しみを提供できます。
  3. ボタンを押したときに音を出せる。トリビアファンのツボを突いてくる発想が秀逸。
 とりわけ2番は、読者の側にも『やり甲斐』を提供する意味で画期的だと思います。サイトをお持ちの皆さん、一度検討してみてはいかがでしょうか。
-- 2004.03.01 --

 今週紹介するサイトは面白いコンテンツ満載です。前置きは省略して、さっさと内容紹介に入りましょう。

THE WORLD OF SOPHIA
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3516/

 このサイトは読み物系ショートコンテンツを中心に集めていまして、真面目なものから爆笑ものまで幅広い話題を提供してくれています。全体を読み尽くすのは大変なので、独断と偏見に基づいてお勧めコンテンツを挙げておきましょう。
癒し系の言葉に出会いたい方へ……
ポエム&格言集心に残る名言集
人生について深く考えてみたい方へ……
旅人達の贈り物
ニヤリと出来るジョークをお望みの方へ……
ことわざ珍辞典ジョーク大好き
自分の頭はまだまだ柔らかい、と思っている方へ……
さんすう博士君
そして、ジョークを愛する全ての方々へ……
アングラ秘宝館
 お時間のない方は、せめてアングラ秘宝館の最新記事3〜4点だけでも見に行ってください。ハマること請け負いです。
-- 2004.02.23 --

 ネットで公開されているオープンソースのソフトを自社開発と偽って有償で販売するという、ありそうで意外と無かった事件が大騒ぎになっております。ただ販売しただけならまだしも、販売店サポート窓口と称して元の作者のメールアドレスをぬけぬけと記載したために問い合わせや苦情メールが元の作者宛に殺到し、謝罪を求めた作者に対して『タダで配ってるソフトだから著作権なんかない』と恬然と居直る……くわしい顛末は作者のサイトをご覧ください。

 無料で公開されている小説やソフトウェアにお世話になりっぱなしな私としては、迷惑や負担を作者に押しつけたうえに『ありがたく使わせていただく』という意識の欠片もない今回のような行為に、激しい怒りを覚えざるをえません。有益なものを無償で提供する善意の行為というものがあったからこそ電子ネットワークは急速に普及できたのですし、私のような半端者でもその恩恵を享受でき、些末ながらもサイト公開という形で恩返しをすることが出来るのです。こうした美風を壊しかねないと言う意味においては、今回の事件の悪質さはウイルスを作って撒き散らすことよりも上かも知れません。

 ここで注意しなければならないのは、無断配布や有償販売したことが主たる問題となっているのではない、と言うことです。作者名を詐称し、配布時にライセンス文書をわざわざ削除し、それでいて顧客サポートは自己責任にせず作者に丸投げするという、見栄っ張りで尊大な無責任さこそが重大な問題。ですから作者側が著作権規定や配布条件などを強化したり、電子透かしやスパイソフトを埋め込んで配布先を逆探知できるようにしたとしても、こういう確信犯に対する抑止力にはなり得ません。
 かといって、こういう配布手段を経由したユーザに対するサポートは行いません、と門前払いするのも作者にとっては苦渋の選択でしょう。販売店に騙されたユーザに罪はありませんし、サポートは義務でないとはいえ作者にとって貴重な情報収集手段には違いないのですから。

 今週の戯言欄はサイト紹介をお休みして、時事問題について私見をお届けしました。うちのような小説サイトの転載規定とは事情が異なりますが、いろいろと考えさせられる事件ではあります。

** 2004.02.26 追記 **

 作者のサイトに意味不明なつぶやきが掲載され、事件の顛末を説明するページが削除されてしまいました。2ちゃんねるでは自作自演説すら流れております。
 ただし仮に狂言だったとしても、この事件がオープンソースソフトの転載や配布について考える契機になったことには違いありません。
-- 2004.02.09 --

 1月後半に実施した連載テキスト企画2、唐突に終わってしまって申し訳ありませんでした。中途半端にしてしまった理由については今は述べません、いずれ話す機会があるでしょう。

 そのテキスト企画2では、終盤の予定として「読者の役に立つかどうかで、Webサイトで扱う話題は峻別されるべきか」という話をするつもりでした。私の立場はYESであり、結果そうならないとしても作者側は常にそれを意識するべきだと総括文でも何度か書いています。この点が堅苦しい印象を与える原因でもあるのですけど。
 しかし当然これとは異なる見解を持ち実践している方がおられます。総括文では双剣士の一方的な見解しか書けませんでしたが、今回のテキスト企画では対案を示しながらより深い考察をするつもりでした。今回紹介するのは、そのときに異なる見解の例として挙げるつもりだったサイトです。

理屈は後からついてくる
http://homepage1.nifty.com/kanda/

 引用するつもりだったのは『考察・ネット社会』コーナーにある「つまらない」ホームページが持つリアリティという考察文です。単なる個人のつぶやきに見えてもコミュニケーションという観点から「読者にとってのリアリティ」を感じさせる意味では決して無意味ではない、という主張をなさっています。残念ながら深く考察する機会を逃してしまったわけですけれども、ぜひ読者の皆さんもご覧になってご自分で考えてみてください。こうした考察文の意義は読者への押しつけではなく、あくまで考えるきっかけを与えるものですから。

 えっ、理屈っぽい長文はお嫌いですか? でしたら同じサイトにある「こんな教師に教えられてきた」コーナーはいかがでしょう。文章量は多いですけどドラマみたいで面白いですよ。
-- 2004.02.02 --

 鬼は〜そとぉ、福は〜うちぃ。節分の季節がやってまいりました。今年の節分は2月3日だそうです。1月1日、3月3日、5月5日が節句日なんだから節分は2月2日だと昔は思っていたのですが、どうやら違うようですね。
 ところが、じゃ2月3日が正解かというとそうとも限らないようです。これは日付で決まってるんじゃなくて、立春の日の前日を節分とすることになっているそうで……したがって春分の日や秋分の日が年度によって微変動するように、節分の日も移動するんですって。ご存じでしたか?

おこよみ焼き
http://www.bfortune.net/calen/index.htm

 そういうわけで今週紹介するのはこのサイト。祝祭日はもちろんのこと、節分やバレンタインデーやお盆の日など1年を彩る数々の記念日について解説および関連雑学のページが用意されています。UFOの日パソコンの日などのマイナー記念日に加えて有名人の誕生日や全国のお祭り開催日までもカバーしているため、何の記念日にもなっていない日は1年間に見あたらないほどです。
 ちなみに節分の日どりについての説明はこちら。これによると1985〜2020年までは2月3日がずっと続くとのこと。当面は混乱しなくて済みそうですね。
-- 2004.01.19 --

 センター試験が昨日で終わりました。峠を越えてしばしの休息……というつもりで当サイトを見に来てくれている方もきっとおられることと思います。
 そういう方に必要なのは、息抜きとして読める面白い話です。小難しい話題が続いているテキスト企画や、まだ完結していない長編小説を読んでいただくのは酷というものでしょう。
 そこで今週は、軽く読めるジョークやパロディ満載のサイトを紹介します。

go
http://www.geocities.co.jp/Berkeley/9126/

 某ポータルサイトを明らかに意識して作られたトップページが特徴です。そしてサイトの内容は、管理人さんが作ったショートジョークや爆笑ものの大嘘に満ちあふれています。具体的にどんな、と語るのは控えさせていただきますが、受験生の方には受験にまつわるエトセトラ嘘屋本舗で吐いた嘘を真っ先に楽しんでいただきたいですね。
 またリンク集の方も充実していて、ジョーク・パロディサイトの大手どころが数多く収められています。この手の分野に“目覚めた”方が関連サイトを読みあさる拠点としても、きっと役に立つことでしょう。

 ちなみにジョークサイト探検は自己責任で行ってください。思わず没頭して受験勉強がおろそかになったとしても、双剣士は責任を負いかねます(笑)。
-- 2004.01.13 --

 成人の日が移動して今年最初の3連休になり、成人式で暴れる若者たちの姿が毎年のようにニュースに流れるようになりました。『大人は元来不自由なものだ』というのが持論である私からみれば、大人になるための儀式に参加していながら子供じみた行動をとるような連中には容赦なく『大人のお仕置き』を賞味していただくべきだと思うのですが、怪我人でも出ない限りは警察に逮捕されることもなく不問に付されることが多いみたいですね。
 しかし、若年の頃にやらかしたバカや失敗がある程度まで許されるというのは、古今東西変わらぬ現象のようです。大人だって腕白少年だったりお転婆少女だったりした頃があるわけですから、自分に実害が及ばない限りは叱責も甘くなるというものなのでしょう。

 今週は、そんなことを考えているときに見つけたサイトを紹介します。若い頃のバカ話を集めたサイトという観点で検索していたのですが、期待以上です。神様ありがと。

かげろふ
http://homepage2.nifty.com/kagerofu/

 このサイトは自作の詩を公開することがメインのサイトなのですが、今回お勧めするのは雑文を置いている『若気のイタチ』コーナーです。筆者本人に加えて、彼の知り合いがやらかした失敗や大ボケ行動が面白おかしく語られています。
 残念なことに雑文コーナーは2年ほど前から更新が止まってしまいましたが、それまでに書かれた過去ログ130件が現在も残っています。ぜひ読みに行って大爆笑してください。

 え、身に詰まされて笑えない? あはは、やだなぁ、笑い飛ばしてくださいよ。何事もなかったように、他人事のように。ねぇ……そうしとこうよ、うん。
-- 2003.12.01 --

 皆さんは幾つのパスワードをお持ちですか? この文章を読んでいるからにはネットに接続しているはずですから、ログイン用とメール用のパスワードは大部分の方がお持ちのはずです。自分のWebサイトを持っていたり学校や職場でネットをしている方なら数はもっと増えるでしょう。
 そんな皆さんは『パスワードの決め方』と『決めたパスワードの管理』に困った経験がきっとおありだと思います。『覚えられない』『面倒くさい』などと言って同じパスワードを複数の場面で使用したり紙のメモに書きとめておく人を見かけますが、これでは漏洩する危険が高くその被害も甚大になります。またシステムによっては定期的にパスワードを変更する必要があるものもあって、そうするとまた頭を悩ませることになりがちです。
 やはり面倒なことはコンピュータにやらせるのが一番。そこでソフトウェアにパスワードをランダム生成させて一括登録しておくという発想が出てきます。しかしこれはハッキングや盗難でパスワードが漏洩したり、パソコンが故障したときに全てを失ってしまう危険性を背負うことになってしまいます。

おまかせ鍵助
http://www.bzwind.com/users/ntak/regman.html

 そこで紹介するのがこのフリーソフトです。これは数多いパスワードやシリアルナンバーを管理することを目的としたソフトで、パスワードのランダム生成・カテゴリ管理・入力窓への転送といった基本機能に加えて、期限切れが近づいたパスワードに警告を発したり、関連URLやメールアドレスを登録してブラウザやメールソフトを起動したりすることが出来ます。登録数が増えてきても階層化可能なツリー画面で整理が行えますし、頻繁に使うものについてはツリー階層にかかわらず簡単に呼び出せる『よく使う項目』登録枠まで用意されています。
 何より嬉しいのは、登録した情報を書き出すデータファイルが暗号化されていること。暗号解除の条件にはユーザのパスワード入力だけでなくパソコンの登録名やユーザ名など4重の条件を掛けることができるので、データファイルが漏洩しても解読される危険性を低くすることが出来ます。もちろん暗号化せずにデータを書き出すことも出来ますから、フロッピーやUSBメモリなどに定期的に非暗号化したデータを保存しておけば、パソコンの故障や盗難などにも備えることができるでしょう。

 パスワードの管理は、今の時代にはきわめて重要な技能となっています。皆さんもぜひ利用してみてください。
-- 2003.11.24 --

 先週末に報じられたM.ジャクソンの逮捕は、皆さんの記憶にも新しいことと思います。普通なら保釈されようが執行猶予が付こうがスキャンダルが出た時点で歌手生命は終わるのでしょうが、そこは大スター。まだまだ騒がせてくれそうですね。
 ところで彼の容疑である『未成年者への性的虐待』ですが、報道によると10年も前から彼に対する疑惑は公然と語られており、これに執念を燃やす検察官もいるとのこと。しかし海を隔てた日本では『性的虐待』といえば成人男性⇔少女とか母親⇔幼児の図式で語られることが大半で、今回のように被害者が12歳の少年というのは珍しい部類に入ります。お国が替われば犯罪も法律も、もちろん刑罰も替わるという典型的な事例です。
 今週はそんなことを考えながらネットを巡回していて出会ったサイトを紹介します。

ホントに実在する変な法律
http://www.ceres.dti.ne.jp/~chu/law/

 タイトルが示すとおり、奇妙な法律や不可解な条約、思わずニヤリとしてしまいそうな条例などを紹介しているサイトです。内容は法律の条文に対して会話形式で突っ込みをいれるというもので、堅苦しさを感じさせず楽しんで読めるように工夫がこらされております。
 取り上げているのはほとんどが日本語で書かれている法律や条例なので、奇矯さは少なめですが親近感は絶大。何げない日常を取り巻いていたのはこんな法律だったんだ、と笑うとともに呆れてやってください。

 なお、現実の法律でなくても良いから面白い話を読みたい、と言う方はこちらのジョークサイトをどうぞ。
-- 2003.11.17 --

 数年前に私が受講したセミナーでの話です。5メートルほど離した2本の平行な線を床に引き、セミナーの参加者全員を一方の線の外側に集めます。そして課題が出されます。
「独りずつ向こうの線まで渡ってください。ただし、自分より前に渡った人とはちがうやり方で」
 たかだか5メートル移動するのに人数分のバリエーションなんて、と40〜50人の参加者はためらいますが、思いついた人から先に、と急かされると自分のアイデアが他の人に使われないうちにと皆が志願し始めます。そして腹ばい・スキップ・歌いながら、などの方法で全員が渡り終えると、講師はこう言うのです。
「皆さん最初は自分にはできっこないと思ったでしょう。でもそれは自分にはできないと決めつけているだけなのです。現にできない人は1人もいなかったじゃありませんか。あなたがたには気づいていない多くの可能性が眠っているのですよ」

 上記の話を読んで、なるほどと感じたとしたら危険信号です。すぐに今週の紹介サイトを熟読することをお勧めします。

Saki's Homepage
http://www5a.biglobe.ne.jp/~saki-k/

 このサイトが警鐘を鳴らしているのは自己啓発セミナー、すなわち自分を変えたいと感じている現代人の不安に付け込んでセミナーを受講させて洗脳し、大金を巻き上げたうえで本人や周囲の人間関係をズタズタにしてしまう商法のことです。誰もが持っている動機、友人からの勧めという断りづらさに加えて、密室での集団受講という雰囲気に飲まれることも手伝って少なからぬ人たちが道を踏み外します。
 はっきり言って、参加してしまったら怪しさに自力で気づくのは困難です。このサイトで紹介しているバカバカしい事例の数々を覚えておくことが、将来に心のシグナルとして働くことを願ってやみません。
-- 2003.11.10 --

 さて今週紹介するのは、随分前から巡回リンク集エッセイ系に入っていて個人的に愛読していたサイトです。『このウェブサイトはまもなく終了します』という注意書きがあるために紹介するのを躊躇っていましたが、閉鎖どころか一向に更新が滞る様子がありません。胸を張って紹介しましょう。

妖精現実 フェアリアル
http://www.faireal.net/

 ここは自らを妖精世界の住人と称する運営者が、人間世界を俯瞰したような視点から解説や批評を書き連ねているサイトです。最近は画像/動画の再生ソフトやコーデックに関する話題が多いようですが、海外情勢について述べたりフリーソフトの紹介や提唱をしたり、Web運営/テクニック論や人間心理に関する考察を行ったりと実に多彩な内容に満ちあふれています。
 各記事はジャンル別に分類されず掲載日順に並べられているだけなので、特定の話題にしか興味がない読者にはいささか不便な構造になっています。運営者自身も『このサイトがどういうサイトかというより、各記事単位で役に立つものを見てくれればいい。ほとんどの読者は検察エンジンからそうやって訪れるはずだから』という意味のことをおっしゃっているほどです(この記事)。私と対照的な主張ではありますが、なかなか面白い考え方ではないでしょうか。

 今回はあえてお勧め記事へのリンクを張りません。わずか数件の記事を挙げることでこのサイトの魅力を伝えられるとは私には思えないのです。ぜひ読者の皆さん自身の目で、興味のある記事を探してみてください。全文目次から辿っていくことをお勧めします。
-- 2003.11.04 --

 ここのところ読み物系の紹介が続いていましたので、今週は趣向を変えて見ましょう。いささか古いネタではありますが、爆笑できること疑いなしです。

ダイアログで遊ぼう!
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/1179/

 WindowsやMacintoshを利用なさっている方ならば、一度は『エラーダイアログ』に出くわしたことがあると思います。作業中にいきなり画面中央に現れてきて『一般保護違反』だかなんだか意味不明な暴言を吐き、OKボタンを押すまで他の作業が何も出来やしない。しぶしぶOKを押すと書きかけの文章やダウンロード中のファイルをばっさりと消滅させて何食わぬ顔で姿を消してしまう。まるで死刑執行書に強制的にサインさせるかのような、あのいまいましい長方形のウインドウ。しかもあれ、こちらのダメージがもっとも大きくなる瞬間を見計らって出てくるみたいですし!
 ……はぁ、はぁ、はぁ。と、ともかくロクな思い出の無いダイアログではありますが、今回紹介するサイトはそれを題材としメッセージを入れ替えたり画像を描き替えたりして、ジョークを作ってしまおうという趣旨のサイトです。実際にそうしたダイアログを出すソフトウェアを配布しているのではなく、ダイアログの画像だけを集めて公開しているのでパソコンを不安定にする心配も無し。お腹の底から大笑いしてやってください。
 紹介されている作品は200点を超えます。いつものように、双剣士のお気に入りを幾つかリストアップしておきますね。

-- 2003.10.27 --

 当サイトはコミック・アニメ系小説サイトであり、巡回リンク集や戯言欄はそうしたサイト趣旨に直結しないサイトを集めているわけですが……その巡回リンク集の中で密かに息づいている分野として、転職関連のサイト群があります。超氷河期という言葉すら刺激的に響かなくなってしまった昨今、離職とか転職というとあまり良いイメージはありませんが、目をつぶっていれば無縁でいられるという性質のものでもありません。当事者たちが何を考えどんな行動を取ったかを頭に入れておくことは、のちのち損にはならないでしょう。
 ただし戯言欄で紹介するからには、あまり深刻に考えても仕方ありません。ガチガチの転職情報や悲喜こもごもの数々は専門サイトにお任せするとして、今回は前向きな筆致でエッセイとしても純粋に楽しめるサイトを取り上げることにしましょう。

転職徒然草
http://japan.internet.com/column/career/

 これはjapan.internet.comという情報サイトの中で連載されているコラムのひとつで、転職相談に来た人が新しい職を見つけるまでの経緯やその後を題材にして、珍しい話や教訓になるエピソードを物語風に紹介しているフィクションコラムです。面接の際のトラブルの数々や転職して分かった会社の事情など、他人事ながら思わずニヤリとしそうなエピソードがつづられています。
 ちょっと過去ログが見つけにくいところにありますので、過去ログ集へのリンクを張っておきましょう。過去1年半にわたる200件近いエピソードをぜひ堪能してみてください。私は思わず病みつきになってしまいました。
-- 2003.10.12 --

 昨日まで毎日更新を続けていた歴訪の旅は、いかがだったでしょうか。お勧めリンクに入っているサイトはもちろん超お勧めのサイト群ではあるわけですけど、日頃からリンク集のページで紹介しているだけに改めて戯言欄で取り上げても読者にとっては目新しさが無かったんじゃないかな〜って心配していました。
 お待たせです、本日より通常の戯言欄およびサイト紹介が再開いたします。2ヶ月ぶりの再開ということなので、前置きは省略してさっさと本題に行きましょうね。

海外ボツ!News
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/

 このサイトは海外初の写真ネタ、主にゴシップ系のネタに日本語の解説を付けて紹介してくれるサイトです。新聞社の記事サイトと違って雑誌や書籍の内容がネットに転載されることは少ないので、日本語に翻訳したうえで紹介してくれるこういうサイトは貴重。なにしろニュースソースが世界なだけに、何とも奇妙なネタが毎日のように飛び込んできます。
 私が通うようになったのは先月からなのですが、つい最近のネタだけでもこんなのがありました。事実は小説より奇なりって言う格言は、伊達じゃなかったんですね。

-- 2003.09.15 --

 学校で学んだ知識も利用しなければ忘れてしまうものです。なかでも地理とか漢字などの知識は普段ほんの一部分しか利用せずとも暮らしていけるため、忘れたり間違って覚えたりしていることに自覚がないことが多く、意外なところで恥をかいた経験をなさった方も多いのではないかと思います。数学の法則や絵画の知識のように、知らないものは知らないんだと開き直るわけにも行きませんしね。
 こうした間違いを指摘された場合、ほとんどの人は照れ笑いを浮かべながら訂正するか、あるいは自説を強硬に主張しておきながら後になって冷や汗を掻くというパターンに陥ることでしょう。そして間違えて覚えていた内容そのものは誰からも省みられることはありません……省みられなかったはずなんです、よほどの暇人でない限りは。

バカ日本地図
http://www.chakuriki.net/

 ……と思っていたら、ネタとしてそういうのを集めているサイトを見つけました。これは借力というサイトが最近始めたプロジェクトのひとつなのですが、『静岡って埼玉の北だっけ?』『神戸の隣は広島じゃないの?』といった地理に疎い人たちの暴言・妄想を集めて、それに基づいて日本地図を描いてみよう、という大胆な試みです。

 九州が丸ごと県になって大分と宮崎が無くなってたり、石川・福井・富山県が丸ごと金沢県になってたり、北海道の南半分がムツゴロウ王国になってたり等々、地元の方には失礼ながら首肯したくなる気持ちも分からないではない異様な日本列島が掲載されています。
 当然ながら相矛盾する意見も集まってくるので、どちらを地図に採用するかを決めるための『合戦』ルールまで設けてあります。そしてそれに伴うドラマの数々なども……ぜひ覗きに行ってみてください。日本の未来を決めるのは、あなたです!

(2003.10.27) バカ日本地図の争奪戦は終了し、新しい企画が始まったようです。
-- 2003.08.04 --

 『人間の命は地球よりも重い』という有名な格言があります。あらゆる場面でこの綺麗事が通じるかどうかには異論のあるところですが、人倫や道徳を教えるうえでは誰も否定の出来ないところでしょう。
 ではこの格言をどうやって聞く者に納得させるか。なにしろ格言に反する実例は世界にいくらでも転がっていますし、そうした情報をシャットアウトできる時代でもありません。かといって相手を殺したり傷つけたりする行為に対して何の呵責も感じないような連中を、これ以上世の中に増やすわけには行きません。

面白半分
http://www2.chokai.ne.jp/~assoonas/

 こうした命題に対して、面白い説明法を提唱しているサイトを見つけました。このサイトは小学校の現役教頭先生が運営している個人サイトで、「うんちく講座」というエッセイコーナーにおいて日頃感じた疑問や不満などに対する意見を述べてくれています。
 必ずしも教育論に限らない幅広い話題を扱っているので読み物としても十分に楽しめますが、今回はあえて『人間の命は地球よりも重い』の説明法を取りあげて紹介します。以下に直接リンクを張っておくので、まずは目を通してみてください。結論をあえて聴衆に考えさせる、という手法がじつに私好みなのです。

地球より重い命の説明法


2000年10月〜2001年1月2001年2月〜5月2001年6月〜9月2001年10月〜2002年2月2001年3月〜2002年6月2002年7月〜12月2003年1月〜7月2003年8月〜2004年3月2004年4月〜8月2004年11月〜2005年7月2005年8月以降
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