つぶやき | 2016年 2月18日(木)23時11分 |
大きな棺を担いだ旅人「クロ」と、しゃべる蝙蝠「セン」、不思議な子供たち「ニジュク」と「サンジュ」。四人(?)の旅路を、まるっこく温かみのある絵柄で色彩豊かに描き出されているのは、イラストレーターとしても活躍しているきゆづきさとこ先生。 絵本のように完成度の高い物語と、描き込みのバランス感覚が素晴らしい絵(コミックス版でもカラーページはしっかり彩色してあります。そのためページ数から鑑みるとやや割高に見えるかも)。 4コマの形式でありながらストーリー性が強いものになっており、1巻で世界観が披露され、そして2巻から時代設定と、そして旅の核心に関わる秘密が少しずつ詳らかにされていきます。 セリフ回しにもセンスがあり、クスッと出来るコマも多いです。が、基本はダークファンタジー。絵本のようと先述しましたが、子供向けとするには――特に2巻以後は――やや重い話もあったりします。 私はそういうお話をひっくるめて好きなのですが、核心を話してしまうことになりそうなので、短めの紹介で終わりにさせていただきたいと思います。
最後に、1巻途中までを試し読みできるサイトがありましたので、リンクを貼っておきます。 https://comic.k-manga.jp/title/88143/pv
―蛇足― 今度のテーマ茶会 『一作品に絞って熱烈布教』 ひっじょーに残念ながら参加できないため、こちらの場を借りさせていただきました。 私一押しの作品なので、よろしかったら読んでみてくださいませ。 |