「支天輪の彼方で」8周年記念総括文  RSS2.0

2.計画どおりっ!


Since : 2006.10.16
written by 双剣士
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 せっかく来てくれたお客さんに楽しんでもらいたい、自作SSの供給が間に合わないようならSS以外の娯楽コンテンツを設けたり他サイトを紹介したりしてあげたい……そういう古くからの運営方針にばっさりと見切りをつけ、双剣士自身がジャンル内で楽しむための拠点としての位置づけへと考え方を変えたのが去年の総括文(該当箇所)で述べた内容でした。
 言い方を変えると、以下のようになります。

従来の考え方
『支天輪の彼方で』を読者が気に入ってくれるかどうかという観点でサイトの方向性を決めていた
7周年以降の考え方
各サイト単位での良し悪しはあまり来客数に関係ない、それより参加ジャンル全体を盛り上げることでファン総数が増えれば結果として各サイトの来客数も上がっていくし、何より自分自身その方が楽しい

 この考え方は大きく外れてはいないと現在でも思います。読者はサイト自体や管理人さんが好きだから見に来るのではなくて、そのジャンルが好きだからジャンルに関連したサイトやブログを巡回しているに過ぎないのです。ですから各サイト単位で他所と似たようなコンテンツを並べあい『お客の奪い合い』に血眼をあげても1人勝ちという状況は起こりえないし、ジャンルそのものが衰退すれば個々の努力など無に帰してしまいます。
 そうと分かれば同ジャンル内で『あっちのほうが後発なのに人気が高い、なぜだぁ〜!!』と頭を悩ませていても時間の無駄です。取るべき戦略はジャンル全体の盛り上げと、そのジャンル内で(一番で無くてもいいから)定番サイトと呼ばれる位置を占めること。そのための手段としては自サイト小説の充実もさることながら、皆がブログで交流を深めているならその時流に乗って紹介し合ったり、他サイトへのリンクや掲示板書き込みなどを通じて話題を広め深化させて楽しみつつ自サイトがファンの目に触れる機会を増やしていくこと……そんな風に双剣士は考えました。

 利己的な行動に見えるかもしれませんが、こうした活動は自分が目指していた趣味嗜好とも合致していますので無理をする必要はありません。自然体で好きなことをやればいいのです。
 そして結果は……来客数は70〜90ヒット/日までに膨れ上がりました。これは葉鍵期の異常なヒット数には及ばないものの、アニメ版ぴたテン放映時期の数字を越えています(関連箇所)。今年4月〜9月にかけて私生活多忙により更新休止していたことを思えば驚異的な数字です。

 この事実により、7周年以降に選んだ戦略が(少なくとも以前よりは)正しいことが実証されました。新作SSの更新更新と自分にムチを打つ必要もなく、自然体で書きたいことを書いていればいいのです。なんて楽しくて気楽なんだろう、もっと早くにこうしていれば良かったのに!
 ……そうハッピーに浸っていられれば苦労はしません。次ページではこの方針を採ったことによる運営ポリシー上の歪みについてお話しします。


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