以上、8年目に実施したサイト運営方針とその利点・欠点について説明しました。例年の総括文でしたらこの後に『今後はどうするのか』という宣言が続くのですが、今年はそれがありません。正直なところ途方にくれている、というのが実情だからです。
とりあえずブログの復活はありません。大手サイトへの参加も控えめにせざるを得ないでしょう。どんどん窮屈な方向に自分を追い詰めてる感がありますが、建設的な捌け口が見つかりません。いっそサイトを閉めてHNも変えて……とか考えたこともありましたが、それはこれまで応援してくださった読者の方々を裏切ることになりますので出来ません。
要は自分の内面の問題なんですけどね。当サイトを開設していなかった頃にはややこしく悩むことなどなかったわけですから、サイト外で発散する方法はあるはずです。ブログとか大手サイトとかを利用せずに沈殿物を処理し、上澄み部分=小説執筆意欲の部分だけをサイトに載せれば作者・読者の双方ともにハッピーになれる。その意味ではネット依存症を治すことが、今後の課題と言えるかもしれません。
長々と愚痴にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
重ねて申し上げますが、当サイトが8年間も続き、今また9年目に向かって旅立っていけるのは読者の皆様のおかげです。これは美辞麗句ではなく本心です。たとえ感想を送ったことがなくても、お好みのページをご覧になり続編希望ボタンを押してくれる皆様がいてくれるおかげで、私は読者の息吹を感じることができます。いくら小説を書くのが趣味といっても、それを読んでくださる方が皆無になれば私は即座にサイトを閉めるでしょう。何ひとつ出てこないブラックホールに向かって時間と労力を投げ込み続ける忍耐力は持ち合わせていないからです。そんな事態に直面せずに済んでいることに、改めて感謝したいと思います。
次の1年にはどんな出来事が起こるのでしょうか。
苦労や失敗も思い出のうちです。先行き不透明ではありますが、胸を張って9年目の扉を開けるといたしましょう。