「支天輪の彼方で」11周年記念総括文  RSS2.0

5.今後について


Since : 2009.10.12
written by 双剣士
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はじめに前提となる価値観撤退に至る経緯(1/2)撤退に至る経緯(2/2)今後についてハヤテSS批評サロンの総括おわりにご意見専用掲示板

 撤退を決断するに至った経緯を、改めてまとめてみます。
 「ハヤテのごとく!」原作は今でも大好きだし、今後も愛読していきたいです。しかしもはや当ジャンルの2次創作界は、私にとって居心地の良い場所ではなくなってしまいました。その理由は以下の3つです。


 こうしてジャンル撤退という考えに至ったのが、2009年の3月ごろでした。しかし原作はいよいよ注目のミコノス島編に差し掛かるところでしたし、アニメ2期の放映開始も目前に迫っていました。小説の執筆数も89本と中途半端な数字に留まっていました。そしてなにより、こうした撤退理由を長々と述べることが2度目のジャンル盛り上がりに水を差すのではないかという懸念もありました。
 ですので私は、半年後の11周年記念日(つまり本日)までは思い残すことの無いよう、全力で頑張ろうと決めました。そしてその一方で撤退の準備も始めました。4月に始まった公☆さんのハヤテSNSに参加しなかったのも、ハヤテSS批評サロンを5月に終了したのも、ハヤテSSの100本目到達に向けたカウントダウンを始めたのも、これまで頻繁に通っていた「ひなたのゆめ」への投稿やアドバイスを徐々に減らしていったのも……すべては、今日この日のためです。

 さて、ここまで読んでくださった方には今後の私の身の振り方も想像できるのではないかと思います。
 まず2次創作が嫌いになったわけではないので、サイトそのものは今後も続けます。これまで書き上げた作品もケチケチせずに全部公開します。その代わりハヤテ読者からの執筆要望に応えることはもうありません。また歓迎されないと分かってる他サイトへのコメントやメールも今後は自粛します。
 断っておきますが当ジャンルの方々に不満があるわけではありません。ジャンルが大きくなりブログやメッセンジャーなどの交流ツールが一般的になってきた昨今のネット環境において、11年前に設立した「支天輪の彼方で」の運営方針が周囲と合わなくなってきただけのことです。作品を消すわけではないので私1人が撤退したところで騒動になることもないでしょう。私が愛した「ハヤテのごとく!」ジャンルでの皆さんのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。


 そして、今後の当サイトについてですが。
 オリジナル小説への転身はたぶんありません。かつてプロ小説家を目指し断念した経験から自分の欠点は分かっています。コミック/アニメ系の2次創作サイトとして運営し続けていくこと、これは今後も揺るがないとお考えください。
 問題は次のジャンルです。先述した事情がありますので既に成熟してしまったジャンルに後から参入するつもりはありません。アニメ化して人気急上昇を見込めるような作品は既に私の入り込む余地などないと思っています。これから伸びるかどうか分からない、生かすも殺すもファン次第……そんな作品とまた出会ってファン開拓に尽力していきたい。それが私に向いた戦い方というものでしょう。原作が途中打ち切りになるかも知れないし、ブログ等が普及した現在では同じ失敗を繰り返すことになるかも知れない。それでも私はあえて開拓者を目指します。「鶏口となるも牛後となるなかれ」という諺もあるじゃないですか。

 とはいえ、次のジャンルはすぐには決まらないと思います。守護月天からぴたテンに移るときも、その後にハヤテに移るときも、正式コンテンツとしてページを設ける前に「習作」という位置づけのコーナーを半年ほど用意しました。今回もその前例を踏襲し、新ジャンル候補となる複数の作品を試してみることになるでしょう。今年4月に1日だけ公開したKiss×sisの2次小説などは候補の1つですね(もっとも既にアニメ化していますが)。
 そして習作の傍らでは、これまでなかなか進まなかった宿題にも取り組んでいきたいです。守護月天やセイバーJにはまだ未完結な連載が残っていますし、ハヤテ呼称一覧のメンテナンスもしばらくやっていません。また今年1月に購入したペンタブレットによるイラストの練習も長いこと止まっています。当サイトの柱になることはなくても、新ジャンルを見つけるまでの間にやることは山積みなのです。ああ、そういえばももんがの2次小説にも挑戦してみたいですね。あれ本当に面白かったし。


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