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境界をこえて(削除済)
日時: 2013/01/24 21:28
名前: きは

削除しました。
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Re: 境界をこえて(完結) ( No.6 )
日時: 2013/01/25 07:08
名前: ロッキー・ラックーン
参照: http://soukensi.net/perch/hayate/subnovel/read.cgi?no=25

こんにちは、ロッキー・ラックーンです。
まずは、「まえがき」を読んだ時の感想が…キタコレ!!
あの作品にはこういうエピソードを作りたいと思わせる魅力がありましたね。
自分は脳内で済ませて満足してしまったタチですが。笑

事故に関わってしまって、かつ精神は正常な状態の泉から見た世界の救いようの無さが尋常じゃないですね。
ヒナが死んだ事で、美希が境界をこえた。→美希が元の境界に戻るにはヒナの死と同じレベルのエネルギーが必要という事になりますよね。コレは救えねぇ…。

また、最後の文章が泉でも美希でもなく、家政婦さんの様子を表して終わっているあたりも印象的でした。
あっけない終わり方に、「救う気は一切ありません」と言われているかのような気分にもなれました。

最後に、一つの作品で2度楽しむ機会を与えてくれた両作者様には感謝感激でした。
次回作も楽しみにしています。
では、失礼しました。
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Re: 境界をこえて(完結) ( No.7 )
日時: 2013/01/28 19:13
名前: きは
参照: http://soukensi.net/perch/hayate/subnovel/read.cgi?no=92

<レス返し>

>ロッキー・ラックーンさん


感想ありがとうございます。本当に、あの作品には魅力がありました。
私も脳内で補完しようかなと思っていましたが、溢れる情熱が私を突き動かすことになったのです。
やはり、作品を書き上げるのは、技術でも発想でも論理でもない、「意欲」であることに気づかされました。

>事故に関わってしまって、かつ精神は正常な状態の泉から見た世界の救いようの無さが尋常じゃないですね。
>ヒナが死んだ事で、美希が境界をこえた。→美希が元の境界に戻るにはヒナの死と同じレベルのエネルギーが必要という事になりますよね。コレは救えねぇ…。

とにかく、あの作品が救いようのない話でしたので(笑)
作者はどのように話を作ることができますから、この状態でもハッピーエンドに持っていくことは可能だったりします。
ですが、この作品では、ハッピーエンドこそ後味の悪いものになってしまうのかもしれません。

>最後に、一つの作品で2度楽しむ機会を与えてくれた両作者様には感謝感激でした。

こちらこそ、両作品に感想を送って頂いたロッキー・ラックーンさんには感謝感激です。
代表して(笑)、私が御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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Re: 境界をこえて(完結) ( No.8 )
日時: 2013/02/08 01:37
名前: 餅ぬ。



 こんばんは! 毎度お世話になってます餅ぬ。です。
 この度は番外編を書いて頂けるという書き手明利に尽きる経験をさせて頂き、本当にありがとうございます! 
 画面に穴が開くほど熟読致しました! 私が思い描いていたストーリー以上よりもずっと素敵な作品になっていて物凄い感動を覚えました。
 「爪先で感じるの。」は美希の心情のみを書いていたので、彼女の周りではこんなことが起こっていたのか、という新鮮な視線で楽しませて頂きました。

 出だしの美希と泉のほんのり緊張気味ながらも暖かい雰囲気から、終盤の救いようの無い鬱々とした二人のやり取りへの持って行き方が素晴らしかったです。
 戸惑いながらも純粋なヒナへの恋心を熱心に語る美希が可愛かった分、終盤の狂ってしまった彼女の姿がもう本当に……。
 若草色のカーペットがピンク色に変わっている、という部分が何だか美希の異常な執着心を垣間見たような気がして印象に残りました。
 確かに美希は強くてカッコいいヒナギクの内面に惹かれていたんですよね……。そういうことを再認識させられて、自分の作品を書いていた時よりもかなり上質な鬱気分に浸れました。

 あと、中盤の泉とヒナギクの会話部分から事故へと至る場面描写と心情描写が非常にリアルで、一種のトラウマになりそうです(笑)
 正直ヒナギクの事故部分はあまり細かく考えていなかった為、目の前で友人が事故で亡くなるという衝撃が生々しく感じられて心苦しくなりました(汗) ごめんよ、泉、ヒナ……。

 もっともっと伝えたいことはあるのですが、何分感想を書き慣れていないため上手くまとめられませんでした……。申し訳ありません。
 序盤から終盤にかけての鬱々とした方向へとドンドン落ちていく物語の流れと細かな描写。三人称を書き慣れていない身として、いつかはこのレベルに辿り着くぞ! という目標に勝手に定めさせて頂きました!←
 きはさんのおかげで、合わせて読むととんでもなく鬱に浸れる、ある意味素晴らしい完成形へと達することが出来ました!
 これほどのクオリティの高い作品を番外編として書いて頂けて、心から感謝いたします! ありがとうございました!

 ではでは、長文乱文失礼致しました。
 何度もしつこいようですが、番外編を執筆していただき、本当にありがとうございました!  
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Re: 境界をこえて(完結) ( No.9 )
日時: 2013/02/08 18:58
名前: ピアノフォルテ

 こんにちは。お久しぶりです。
 また随分と重いお話が来ましたね……汗
 物語の中のキャラクターが完全な答えを見つけるのではなくて、本当の解釈は読み手に任せている辺り、潔さを感じます。同性愛である部分を差し引いてさえ、美希の在り方は正しいと言いきることが出来ない。けれど、愛の物語でもある。
 美希の抱える劣情。種を残す為には異性と繋がらなければならない筈なのに、同性を求めてしまう矛盾。そのズレは、美希がヒトという生物ではなく、人間という社会性の中に立たされる存在だからこそ、愛は彼女を苦しめ――
 やがてヒナギクの死を以て美希は一つの歪な答えに辿り着く。


 愛だとか恋の抱える後ろ暗い部分を、包み隠さず描くとこうなるのかもしれませんね。
 考えようによっては少しだけハッピーエンド、でも突き詰めたらやっぱりバッドエンドというのはある意味リアルです。
 それを完全に描き切る手腕は流石。私には絶対に不可能です。


 ――だって、物語の中の登場人物くらい、幸せでいて欲しいじゃないですか(笑)←散々鬱ストーリーを描いているお前が言うなと言われそうですね。
 でも、後味が悪くなろうが、強引だろうがそこからハッピーエンドに持って行くのが私。きちんと風呂敷を畳めるのがきはさん、及び餅ぬ。さんなんでしょうね。
 このあたりは、やはり書き手のちがいなのだと、面白さを感じました。
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