Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.1 ) |
- 日時: 2013/05/18 14:37
- 名前: S●NY
- 小説の書き方を議論するスレ
http://soukensi.net/perch/hayate/subnovel/read.cgi?no=124 において双剣士さんの、レスを読ませていただいた結果、 ・クライマックスやオチの場面をひらめいた後、それを起承転結あるストーリーに仕立てる手法 ・原作キャラの自然な行動だけでは目指すクライマックスに至らない場合、 キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らずにストーリーをコントロールする手法 これらは、止まり木において執筆を行っている方も、これから執筆にとりかかろうとしている方にも非常に重要なことではないかなと思いました。 このようなスレッドを双剣士さんが立ててくださりましたし、 僕も小説を書くに当たって、皆さんの意見は非常に助けになると思いますので、この議題について皆さんに質問をさせていただきたいと思います。
Q.クライマックスやオチの場面をひらめいた後、それを起承転結あるストーリーに仕立てるため、皆さんはどうやって物語を作っているのですか?
Q.原作キャラの自然な行動だけでは目指すクライマックスに至らない場合、 キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らずにストーリーをコントロールするためにはどうすればいいでしょうか?
僕は、物語を書くに当たってアドバイスや話の作り方を説明できるほど、高尚な立場ではありません。 しかし、このスレッドは質問版であるとともにケースに応じた最適解を皆で出し合うことを目指す板のようですので。 そのことを重々承知の上で、自分の小説の書き方とやらを話のタネにでも乗せていきたい。 加えて、小説を書きたいけどなかなか筆を取れない方に向けて、素敵な小説がこれからも増えることを願い、少しでも参考になればと思う所存であります。
さて僕の場合、ワードを起動してまずやるべきことは。
★『自身の作る小説の種類を決めます』 止まり木では、小説の種類に対して長編小説。中・短編小説。リレー小説。テーマ競作の4つ(5つ)があるようです。 いずれを選択するにせよ、物語の作り方は(私の場合ですが)‘大きくは‘変わらないかと思われます。今回は物語の作り方という議題なのでその‘違い‘に関しては深く言及しないことにします。 が、作者にとって短編と長編の違いを理解していないというのは非常に危険なことなので、こちら小説の書き方を議論するスレにおいて、議論するにはおもしろい内容だとは思います。 では、今回は長編小説の作り方を書いていこうと思います(短編小説にも流用できるかと)。
★『物語を作るにあたって、はじめての作業は大まかな計画書の作成です』 つまりプロットを作るということです。自身が作りたいものが長編小説だとするのなら、これは非常に重要なものだと思います。 何事もモノを創作するにはその作業書が必要になります。 計画書をなしにいきなり本番ではいつまでたっても、読める小説は完成しません。 ゴールが見えていないのにスタートした結果、運よくゴールできた小説と、話が詰まって打ち切られた小説は(自分含め)多々あります。 ここで注意するべき点は、『簡潔に物事をまとめること』です。とするならば、脳内で短く想像した物語の筋書き、それだけでも、すでに計画書になっているということです。 (短編ならば紙に書き出す必要すらないかもしれません) ★『計画書の例』 ではどういったものを計画書というのか。 僕がいつも書き出している項目は「タイトル案」「概要」「あらすじ」「登場キャラクター」「主なエピソード」となっています。順次解説していきますと。 「タイトル案」とはそのとおり小説のタイトル(仮)です。 「概要」はその小説がどのような話でどのような方向性の物語なのか。 「あらすじ」はたとえばラノベなどで背表紙に載っている大まかな話の流れです。 「登場キャラクター」はその物語で主となるキャラ達。 「主なエピソード」は、そうですね。例えるなら、 「遊園地デートに向かったハヤテとヒロイン、トイレにいくと言ってヒロインを一人にすると彼女はナンパされた。無理やり連れて行かれそうなところでハヤテが救出」 と、そういう具合に盛り上がりを見せる場所、肉付け、サブストーリーのことをいいます。 これらを組み合わせて、本来自分の書きたかった物語(概要とあらすじに記したもの)とあわせてゆくことで、それなりの物語は出来上がってしまいます。 計画書といっても、驚くほど単純で簡単な要点を抑えているだけなのがお分かりでしょうか。 むしろ、何十ページにも及ぶ細かい設定をガチガチに固めたほうが、設定に縛られるという現象が起き、執筆を断念する傾向が強いように思われます。
●つまり、小説を書くにあたって最も有効なこととは、自身の書きたいテーマ(骨)に向かって様々な肉付けを施していくということです。風呂敷をとりあえず広げてさて畳もう、とするより格段に書きやすいと思います。 だとするならば続いて、骨の作り方を考えていきたいと思います。
★『概要の書き方1「雰囲気を決める」』 明るい話(コメデイ、痛快バトルなど)と暗い話(欝ドラマ、シリアスなど)自身がどちらを書きたいのかを決めましょう。 これができましたら、続いて考えるのは、ジャンルについてです。
★『概要の書き方2「ジャンルを決める」』 @世界観のジャンル:日常、SF、ファンタジーなど A舞台のジャンル:部活、教室、お屋敷、病院、旅行先、学校行事など Bストーリーのジャンル:ラブコメ、バトル、ミステリー、ホラーなど これらから抜粋して核となるジャンルを決めます。 たとえばAとBから教室とラブコメを使用するなら、ある日の放課後、教室での一幕として@の日常を使用してもいいし、 思いを告げられなかった過去にタイムスリップして、教室で告白をしてもいい(@のSFを使用)のです。
★『概要の書き方3「クライマックスを決める」』 クライマックスが決まることで、物語全体がどういった方向に進めばよいのか決定します。 先ほど、物語に肉付けをしていくと言いましたが、この肉付けの作業とは言わばこのラストに向けての補強工事のようなものだと思ってください。 もしも、クライマックスがバトルだとすれば、当然ラスボスを出さなければなりません。 ラスボスは何者なのか、目的は、その力は……、それらを計画書に記した「主なエピソード」で補完していきます。 恋愛が成就して終了なら、そのきっかけになる物語を前述する必要があるわけです。
今回は、ストーリーの基盤の作り方。という議題で自身の書き方のほんの一端を例に挙げさせてもらいました。 これらは、小説を書いているうちに間違った方向へ行ってしまったときの軌道修正方ではなく。 間違った方向に行かないための準備、とでも捉えていただければと思います。 したがって、起承転結をうまく作る方法については深く論じてはおりませんので。 そこのところをより詳しく皆さんの意見として聞きたいかなと思います。 小説を書きたいけど書き方がよく分からない。ネタはあるけど文章が出てこない、そういった方にこういった書き方もあるんだよ と、小さな道しるべができたらよいなと思うのですが。 皆さんの意見、書き方をお待ちしております。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.2 ) |
- 日時: 2013/05/18 17:16
- 名前: きは
- こんにちは、きはです。
S●NYさんの質問に対して、私なりの答えと方法を記したいと思います。
まずは、一つ目です。
Q.クライマックスやオチの場面をひらめいた後、それを起承転結あるストーリーに仕立てるため、皆さんはどうやって物語を作っているのですか? A.私は、ゴール(クライマックスやオチの場面)からスタート(物語の始まり)へ向かうように物語を作っています。
物語の作り手(以下「作者」と記載)と物語の読み手(以下「読者」と記載)が異なる部分は、物語における視点です。 読者は起承転結と物語を辿ることしかできませんが、作者はそれらを俯瞰して作ることができるわけです。 つまり、物語は、起承転結の順番で作らなければならないというルールは存在しないのです。 ですから、せっかくクライマックスやオチの場面を思いついたのならば、その場面からお話を作っていけばいいのです。 「こういう話になればこうなるから、次はあの話を入れて……」と考えるより、 「この結果(オチやクライマックス)になるためにはこの話が必要だから、この話が成立するためにあの話を用意しよう」と考えた方が、話の道筋はつきやすいと思います。私の場合は。 起承転結のお話を作るために、必ずしも「起」から始める必要はないのです。
ちなみに、私もプロットを作ったりしますが、S●NYさんほど徹底はしていません(笑) ただ、私の場合は、物語の「日時」もこの段階で決めておきます。 長編小説だと時間の経過が必須になりますから、言わずもがなではありますが。私は、短編小説でもできる限り特定できるように努めています。 理由は二つあります。「時系列の把握」と「描写における情報」です。 ……これ以降は「小説の書き方を議論するスレ」の内容になりますので、割愛致します。
続いて、二つ目です。
Q.原作キャラの自然な行動だけでは目指すクライマックスに至らない場合、 キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らずにストーリーをコントロールするためにはどうすればいいでしょうか? A.不自然な行動を裏付けられるエピソードの挿入。これに尽きると思います。
ストーリーをコントロールするためには、キャラクターをコントロールする必要があると考えます。 ですから、「キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らず」という制限が生じているのだと予想しています。 ここで、発想を転換してみます。 「キャラクターの性格を変えるのではなく、性格が変わるように(作者が)仕向ける」 このように考えてみれば、ストーリーも自然に進むのではないかなぁと思うのです。
自然な行動で目指すクライマックスにたどり着けないのであれば、不自然な行動でたどり着けられるように話を作ってやればいいのです。 ここで重要なのは、「不自然な行動」を自然に装うことだと思います。 しっかりとした背景を用意してあげれば、私は性格崩壊もアリかなと。 その場合は、直接キャラクターの性格を弄るのではなく、あるエピソードを通して間接的に調整するようにすれば良いのだと思っています。
以上、長々となりましたが、少しでも参考になれば幸いです。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.3 ) |
- 日時: 2013/05/18 21:37
- 名前: 帝
- どうも帝です。
感想を書くときに自分がいいと思っているキャラクター(例えばハヤルカ)が、その人の書いている他の作品でのコメント等からその人が、ハヤアテ等だった場合、どういった感想を書けば良いでしょうか?
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.5 ) |
- 日時: 2013/05/19 10:40
- 名前: 双剣士
- 参照: http://soukensi.net/ss/
- S●NYさんの>>1の質問1について、私なりの回答を書かせていただきます。
『どうあるべき』というより『自分の場合はこうしている』を書けばいいと思いますので、 自分の小説を例にとって説明しますね。
竜狐の対決 http://soukensi.net/perch/hayate/subnovel/read.cgi?no=97
--------------------------------------------------------------------------------------------------- Q.クライマックスやオチの場面をひらめいた後、それを起承転結あるストーリーに仕立てるため、皆さんはどうやって物語を作っているのですか?
私の場合はクライマックス(転)をまず固めた後で、そこに至るまでの理由を考える……つまり転→承→起の順に考えて行きます。 上述の作品の場合なら
(転)桂ヒナギクが、選挙で日比野文に敗れる! 勝負にならないと思われたのに旧生徒会陣営が 『テストの答えを教えてもらえるから(3人娘)』『面白そうだから(愛歌さん)』と次々と離反
(承)ヒナギクが負ける理由ってなんだろう? 文ちゃん側に勝てる要素が無いとすると、ヒナギク側で コケる理由を作るしかない……そうだ、芸能人みたいに『普通の女の子に戻りたい』路線で行こう! 幸いヒナギクには、彼女を『ママ』と呼ぶ幼女がいたり男子生徒たちから敵視されてる少年と同居してたりと つけいるスキがたっぷりあるじゃないか!
(起)しかしヒナギクがスキだらけとはいえ、あの日比野文がそこを的確に突けるとはとても思えない。 かといって文ちゃんを確変させてしまうと、(転)の意外性がまるでなくなるし…… おお、そうだ文ちゃんの身近には王族出身の親友がいるじゃないか。シャルナなら政争の経験もあるだろ、 それに基本的に男子脳のヒナギクには、そういった搦め手からの攻撃に耐性があるとは思えないし!
そして(ここからが肝心なんですが)物語の軸をしっかり固めた後は、ラストで何とかしてそれを曲げられないかって考えるんです。 なぜならこのままの勢いでエンディングまで行ってしまうと、『鬼退治をした後はみんな仲良く暮らしました』『お姫様は幸せになりました』 といった童話同然の締めくくりにしかならないから。そんな単純な構造は私のプライドが許さない。
(結)ここまで作った流れを逆転させるとなると……ヒナギクの悪評の根源たる綾崎ハヤテに、それを否定させるしかない。 とはいえ全校生徒の前で彼に『ヒナギクさんは悪くないんです!』なんて言わせたって説得力はゼロだろうから 見る人が『ああ、これが真実であり本心だ』と思い込むだけの舞台装置がいる……そうだ、●●●オチにしよう、 これならあの2人らしいし! (●●●に何が入るのかは小説本編をご覧ください)
で、ここまでをしっかり固めてから数日寝かせて、冷めた頭で全体を俯瞰して細部を調整(3人娘の裏切り理由の変更など)してから 小説本文の執筆を始めるのです。 (起)(承)(結)が決まってない段階で(転)に惚れこんで執筆を始めてしまうと、たいていは執筆途中で案が浮かばず挫折したり 中盤が思うように行かなくて性格崩壊や特殊能力に頼ってしまったり、クライマックス後が歯抜け同然の取って付けたような エンディングになってしまいがち。これは短編でも長編でも同じことが言えます。
>>1の2番目の質問に対する回答は、また別の機会に。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.6 ) |
- 日時: 2013/05/20 15:45
- 名前: S●NY
- >>1の質問をさせていただきました、S●NYです。
まずは、かなり答えづらい質問にもかかわらず、真摯に回答してくださった きはさん、双剣士さん、ありがとうございます。
お二方のご回答を拝見しまして(きはさん>>2,双剣士さん>>5)、ケースに応じた最適解を皆で出し合うことを目指すということなので、 自分なりの今現在までのまとめを書いてみたいと思います。 いや僕の言いたいことはそういうことじゃないんだよね、ということであればお二人には随時ご指摘頂けましたらと思います。
★Q.クライマックスやオチの場面をひらめいた後、それを起承転結あるストーリーに仕立てるため、皆さんはどうやって物語を作っているのですか?
きはさんの意見と双剣士さんの意見は、クライマックス(=物語最大の盛り上がり=『ラストシーン一歩手前』=起承転結における『転』)から考え、それに向かうための承、起をプロットに作ってゆく。 ということだと思います。 主な理由として挙げられていますのは、その展開(結末)に向けて肉付け(必要な物語を作成)していくと、横道にそれることなく自身の手で物語を結末までコントロールできるということだろう。と。 僕もお二人方の意見には、諸手を挙げて賛成させていただきます。 が、ここで重要なのは、皆さんの意見がすべて自身の考えたプロットの作り方。に沿っているということです。 小説を書いている間の作業を答える方は一人もおらず、Q. 起承転結あるストーリーに仕立てるための方法 に対して、皆さん準備段階のプロットの制作方法について答えてくれているということです。 つまり、大なり小なり『考えをまとめる』という作業が、まず物語作成には必要不可欠ということが分かり。 加えて、物語を破綻させないためのプロットの重要性が説明されたのではないかと思い。 非常に納得がいっております。 つまり、今回の質問の回答は A.プロットを作成しましょう。クライマックス(転)を思いついたのならば、そこから物語に何が必要なのか、起、承を肉付けしていきましょう。
ということになると思います。 こちら現時点での最適解(仮)ということなので、自分はもっといいやり方を知っているよ、という方のご意見は随時募集したいと思っております。
Q 原作キャラの自然な行動だけでは目指すクライマックスに至らない場合、 キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らずにストーリーをコントロールするためにはどうすればいいでしょうか?
に関しては、また少し長くなってしまうので、(もう少し多くの意見も聞きたいと言うこともあり)今日はこちらまでにさせていただきます。 きはさん、双剣士さん、本当にありがとうございました。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.7 ) |
- 日時: 2013/06/07 22:44
- 名前: 双剣士◆gm38TCsOzW.
- 参照: http://soukensi.net/ss/
- 【帝さんへ】
あなたの質問>>3に対する回答(質問意図の確認)を>>4に書きましたが、一向に説明もお礼もないので先ほど>>4を削除しました。 このスレッド冒頭の(注意4)に基づき、帝さんからの再質問は受け付けませんのでよろしく。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.8 ) |
- 日時: 2013/06/20 06:28
- 名前: 名無しのゴンベエ
- すみません 教えていただきたいことがあります
Q,小説をかいていると キャラの言葉だらけで 後々読んでみると 意味がわかりません しかし言葉を少なくしてみると もっと意味がわかりません
どうしたらいいんでしょうか?
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.9 ) |
- 日時: 2013/06/20 07:01
- 名前: きは
- >>8への回答です。
ご質問ありがとうございます。とは言いながらも、少しばかり説明が不十分で具体性に欠ける質問のように思われます。 ですから、今のところは回答できかねます。
はっきりしていただきたいのは、質問文にある「言葉」が指すものです。 大方、「台詞」(「」のこと)を指しているのだろうなということは察することができますが、 「キャラの言葉」と書かれますと「口調」(言葉遣いのこと)という意味にも捉えられます。
あと、お願いとしまして。 もしもHNがありましたら、それで名乗っていただければ幸いです。 小説を書いているがここに投稿していないのでしたら、無理に名乗らなくても大丈夫ですが。 「名無しのゴンベエ」でなしに、何かお名前があった方が、より親近感が湧きますから。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.10 ) |
- 日時: 2013/06/20 19:57
- 名前: 魔法
- こんにちは
すみませんでした 詳しく書き直します。
Q、キャラの「〜〜」←が多すぎて なにが言いたいのか、 また、意味などもわかりにくいんです しかし「〜〜」←を減らすともっとわかりません どうしたらいいんですか?
どうですか? 私の説明が下手すぎて申し訳ありません。
名前(HN)のことですが そうですね 私もここで「光と影の境」をかかせていただいてますんで あった方がいいですね。 ありがとうございます。 以後、「魔法」とします。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.11 ) |
- 日時: 2013/06/21 16:27
- 名前: きは
- >>10への回答です。
重ねて説明していただき、ありがとうございます。 説明の文章からどれほど困っているかは掴み取れましたので、私なりの解釈を前提として話を進めていきます。
まずは結論から。 質問に対する回答としましては、「地の文を補ってあげること。最初は5W1Hから」です。 地の文とは「台詞ではない文章」と言いかえることができます。つまり、「〜〜」←ではない部分の文章です。 また、5W1Hとは「いつ(When)・どこで(Where)・だれが(Who)・なにを(What)・どうして(Why)・どうやって(How)」という、中学英語の文法で習ったアレです。
では、どうしてこれらが必要でしょうか。 それは、二次創作が抱える「旨味」を活かしつつも「罠」に陥らないようにするためです。 そもそも二次創作は、すでに存在している原作のキャラクターと世界観をお借りして成り立っています。 「綾崎ハヤテ」と書けば「水色の髪・女顔・ナギの執事……」という要素が備わっていますし、 「三千院ナギ」と書けば「金髪のツインテール・引きこもり・飛び級するほど頭が良い……」という要素が備わっています。 これって、ものすごく便利なことなのです。 ここは「ハヤテのごとく!」のファンサイトですから、書いている人も読んでいる人もキャラクターのことは知っていると考えても良いでしょう。 ですから、キャラクターや世界観の説明を省こうと思えば省けるのです。これが、二次創作の旨味です。 ですが、書いている人がその作品を通して読んでいる人に伝えたいこと――いわゆる作品のテーマなどは、自分で用意しなければなりません。 「用意されているもの」と「用意しなければならないもの」。このギャップが、私なりに考えている二次創作の罠です。 「なにが言いたいのか、また、意味などもわかりにくい」という質問文からも、魔法さんが悩まれているのはその部分ではないかと思われます。
例えば、以下の例文を参考にして考えてみましょう。
ハヤテ「お嬢様! 学校へ行く時間ですよ。早く起きてください」 ナギ 「コホンコホン。今日は風邪気味だから、学校を休むのだ」 ハヤテ「そうですか……」 マリア「ハヤテ君。ナギは今日もですか?」 ハヤテ「そうみたいです」 マリア「ナギは私が何とかしますから、ハヤテ君は一人で行ってください」 ハヤテ「分かりました」
この例文は、「ナギが学校を休むことで、ハヤテが一人で学校に行く」という、もはやテンプレートとも呼べるような状況なわけですが。 この文章から思い浮かべる光景は、想像しやすいものだと思います。それが、先ほど述べた二次創作の旨味です。 ですが、読んでいる人が百人いると仮定した時、その人たちが思い浮かべたものは百通りあると言ってもよいでしょう。 ある人はお屋敷の中でのやり取りを思い浮かべると思います。お屋敷だと洋室で、ナギはベッドで寝ています。 また、別の人はムラサキノヤカタでのやり取りを思い浮かべるでしょう。ムラサキノヤカタだと和室で、ナギは畳の上に敷かれた布団で寝ています。 小説内の情報が少なければ少ないほど、読んでいる人は各々の想像力で勝手に情景を思い浮かべるわけです。
小説を書く上で一番意識していただきたいことは、「書いている人と読んでいる人との間にできる認識のズレを、極力なくそうと努力すること」です。
そのために、会話以外での文章が必要となってきます。そのための、「地の文」なのです。 回答でも挙げました「5W1H」はもちろんのこと、「誰がどのような行動をとったのか」について意識しながら補ってあげると良くなっていくと思います。 補った上で、不必要だなと感じたところを減らしていけばいいのです。
参考として、例文に少々文章を補ってあげましょう。(文章のレイアウトは無視します。あと、「」前のキャラ名も省きました)
たとえ冬の寒い日でも、三千院ナギの執事の綾崎ハヤテがすべきことは、あまり変わらなかった。 それは、主をしっかりと学校に行かせることである。 「お嬢様! 学校へ行く時間ですよ。早く起きてください」 ハヤテはナギの寝室に入り、ベッドの上で布団に包まっているナギに声をかけた。 「コホンコホン。今日は風邪気味だから、学校を休むのだ」 ナギは布団から顔を出すこともなく、そのままの状態で言った。 「そうですか……」 ハヤテは諦めて、彼女の部屋から出て行った。 ハヤテが廊下へと出ると、ちょうどそこにいたマリアが声をかけてきた。 「ハヤテ君。ナギは今日もですか?」 「そうみたいです」 ハヤテは彼女の質問に答えた。 「ナギは私が何とかしますから、ハヤテ君は一人で行ってください」 「分かりました」 ハヤテは後のことをマリアに任せることにして、一人で学校へと行くことにした。
……と、まぁ、こんな感じになります。あえて、私らしくない文章にしてみました。
長文になってしまいましたが、上手に吸収していただければ幸いです。 もう少し質問が具体的だと、回答の方もコンパクトで済むのですが……。こればっかりは、私の力不足でもあります。ご了承ください。 最後に。最初の質問文にありました、「後々読んでみると 意味がわかりません」という部分。 この感覚はものすごく大切です。時間をおいて読むことで、書いている人も読んでいる人の立ち位置に近づけるからです。 時間を空けて、出来る限り読んでいる人の立ち位置で文章を確認していくことを「推敲」と言うのですが、そういう習慣を身につけるだけで文章はどんどん上手くなっていきます。
また、困ったことがありましたら、気兼ねなくご質問ください。 今は執筆活動から一線退いている身ではありますが、力になれる範囲で協力できればと思っています。 長文失礼しました。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.12 ) |
- 日時: 2013/06/21 18:52
- 名前: 魔法
- [きは]さん
回答ありがとうございました
そうですね すごく参考になります! また、質問することがあるかもしれませんが、よろしくお願いします
ありがとうございました!
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.13 ) |
- 日時: 2013/07/05 15:30
- 名前: 大和撫子
どうも、大和撫子です。今回は私が今まで作品を書いてきて思った事を書かせてもらいます。
これを読んでる皆さんは作品を書くとき下のそれぞれにどれ位力を入れて書いているんでしょうか?
文章力(比喩表現、心理描写等の細かい書き方),
話しの構成(起承転結の流れ、会話の量や心理描写の量、論理的な展開等),
テンポ(話の読み易さ、場面の転換等),
私は面白い作品とはなんなのだろうか、と常々思っています。もちろんそんなの個人の価値観によるだとかそんなのはわかっています。
文章力が高い作品は必ずしも面白いわけではないと思います。細かい描写を多くしたせいでくどくなったり、読み辛く、テンポも悪くなったりします。
かといって大雑把に書きすぎると全然内容が掴めず、浅く面白くないようなものになるし、まったく共感できないものになります
話の構成が悪いと、話しで「なんでこうなるの?」と疑問を持つし、原作でのこの問題を無視してそうなるわけがない、そこをどうやって乗り越えたかが問題になり、原作とは一切関連のない全く違うなにかになってしまいます。
自分の文章が低くて思っていることがうまく書けません。意味不明なことばかり言っているのは自覚しております。それでも私はこのよくわからない想いを文章にしてみました。だから皆さんはどのように作品を書いているのかが気になるわけです。
どうかお答えくださると嬉しいです。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.14 ) |
- 日時: 2013/07/05 17:58
- 名前: ピアノフォルテ
- >大和撫子さん
こんにちは、ピアノフォルテと言います。 >文章力が高い作品は必ずしも面白いわけではないと思います。細かい描写を多くしたせいでくどくなったり、読み辛く、テンポも悪くなったりします。 かといって大雑把に書きすぎると全然内容が掴めず、浅く面白くないようなものになるし、まったく共感できないものになります。
この点について。 正確には高い文章力とは「可能な限り的確に、相手に情報を伝える力」です。 どんなに部分的には素晴らしい文でも、全体を通して無駄に煩雑であれば余り上手な文とは言えません。 ……ただ、『論文』ならともかく『小説』という分野では、時としてこの『解り難さ』が持ち味になることも多く、ここで大和撫子さんの仰る葛藤が生まれる訳ですが……。
ここからがようやく質問に対する答えですが私としては @文章力について 今は、ある程度書きすぎくらいを意識しています。基本的に、自らが思うより他人は自分の伝えたいことを解ってくれていないことが多いです。なので精密に状況を伝えるように、また無駄に説明文が長くならないよう心がけています。 Aの「話の構成」にある「会話の量や心理描写の量」やB「テンポ」も、私は文章力の分野に含まれるとおもうので、一括してこちらで答えました。
A話の構成 とにかくプロットを作って、そこから生まれてくる問題を洗い出す必要があります。 どんなに素晴らしい小説でも、原作ガン無視では流石に寂しいので……。 オチを思いついてから、そうなるにはを考えていって、必要なイベントを並べる。 (本編が完結していないことも有り)非常に難しく、時には収拾不可能になることもあります。しかし、せめて書き始めの時くらいは、原作の設定は活かすべきでしょう。 あるいは、そもそもがパラレルワールドとして、キャラクターだけが同一の全く別の世界としてしまう手も有りますが、これは賛否両論かと。
……詰まる所、大和撫子さんの仰る問いに対しては 私は全てに全力を注いでいます。としか答えられません。
なお、もしこの質問が大和撫子さん自信の力を育む為の物であるなら、文章力を高める為のスレッドである『小説の書き方を議論するスレ』がありますので、よろしければそちらもご利用下さいませ↓(一部の方は、それぞれの小説の書き方を紹介して下さっています) http://soukensi.net/perch/hayate/subnovel/read.cgi?no=124
それでは、長文失礼しました。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.15 ) |
- 日時: 2013/07/05 19:37
- 名前: 双剣士
- 参照: http://soukensi.net/ss/
- 【大和撫子さんの質問>>13について】
文章力、話の構成、テンポの3者はどれも大切です。「どれを重視するか」と聞かれましても、 「食べること、歩くこと、眠ることのうちで重要なのは?」と問われるようなもので 選べるわけがありません。 そこで「自分の長所、アピールポイントと言えるのはどれ?」という観点から回答しますと 私の場合は以下のようになりますね。
文章力:構成:テンポ=1:6:3
小説を書く前には脳内妄想を取捨選択する段階があります。その際にはストーリーそのものに 私自身が惚れこんで「これなら読む人の度肝を抜けるだろう、こんな作品は他には無いはずだ」と 胸を張れる内容でないと、そもそも執筆開始に至りません。逆にここさえ圧倒的であれば 表現上のテクニックなどは自然と伴って来るものだし、時には推敲など後回しにして 半ばトランス状態でキーボードを叩きまくる方が読者受けが良いくらいなのです。 以下に示す作品は、その代表例です。私はハヤテSSを110本以上書きましたけど、 『読者を作中に引きずり込むパワー』ではこの作品がトップでしょう。
乙女の逆鱗3 (猛毒注意、完結) http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?mode=view&no=871
そんな執筆姿勢なので、執筆後に推敲する際にも文章上のテクニックや比喩などにはあまり重きを 置いていません。もちろん誤字修正・同一語句の連続回避・台詞の3行ルールなど最低限の修正は しますけど、基本的には『頭を空っぽにしてもスラスラ読んで楽しめるか、途中で詰まる部分はないか』 という視点から手直しをしています。執筆途中のトランス状態を生々しく伝えることが至上命題なので 後日になっての書き直しとかリメイクなどはしません。当時と同じ心境に戻れるわけがないので。 2番目の重視項目としてテンポを挙げているのは、こういう理由です。
以上、1人のSS書きとしての意見を申し上げました。 もちろんこれが万人に通用する書き方とは思いませんし、違う書き方を否定する意図もありません。
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Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.16 ) |
- 日時: 2013/07/09 15:17
- 名前: 大和撫子
- どうも、大和撫子です。
ピアノフォルテさん、双剣士さん、私の質問に答えてくれてありがとうございました。
お二人の意見は私のこれからの執筆の参考にさせていただきます。非常にわかり辛く、アバウトな質問に真剣に向き合ってくれた2人に感謝します。本当にありがとうございました
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