この作品のあらすじ
トップページ > 記事閲覧
届いて叶う初恋の想い 〔完結〕
日時: 2016/09/11 09:58
名前: ハヤヒナ

プロローグ:気づいた想い


 『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』


 『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません』


 『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』


 『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』




この日、ヒナギクはようやく気付いた。自分の誕生日に・・・・・・・・・・・・。


ハヤテと一緒に見たテラスからの美しい夜景で・・・・・・・・・・・・。




     “私、桂ヒナギクは綾崎ハヤテが好きな事に”




次の日。ヒナギクは、自室のベッドで目を覚ました。

あの後、ヒナギクはハヤテに家まで送ってもらったのであった。

その時の自分の顔が紅かったのは覚えている。

それ以上に覚えているのある。それは…………、


ヒナギク 「夢じゃないのね。ハヤテ君が好きだった事に気づいたのは・・・・・・。」


である。

昨日の夜の出来事を思い出しながら、支度を終えたヒナギクは白皇学院に向かった。



そして、ヒナギクはハヤテと出会った。


ヒナギク 「お早うハヤテ君!!」


元気に挨拶した後、ヒナギクは嬉しそうに駆け出して行くのであった。


この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください

Page: 1 |

Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.1 )
日時: 2016/09/18 10:34
名前: ハヤヒナ

1話 高所恐怖症と戦うヒナギクの想い

昼休み。ヒナギクは生徒会室のテラスの前で怯える様に座り込んでいた。

ヒナギク (やっぱり無理〜〜。一人で高い場所に立つのは〜〜〜〜。)

ヒナギク (ハヤテ君に支えられては平気なのに・・・・・・。)

ヒナギク (でも、このお陰で気づいたのね。ハヤテ君が好きな事に・・・・・・。)

ヒナギク (・・・・・・初めて出会った時から感じていたこの想いに。)

その時、ヒナギクはふと思った。

“自分が高所恐怖症じゃなかったとしても、ハヤテ君を好きになっていたのかと・・・・”

“あの時に出会っていたのがハヤテ君以外の人だったらどうなっていたのかと・・・”

“あの時に支えられたのが別の人としたら、その人の事を好きになっていたのかと・・・”

それ以前にも、あの時とは違う状況でハヤテ君と出会っていたらどうなっていたかと・・・。

ヒナギク (私とハヤテ君の出会いは・・・・・・。)
ハヤテとの出会いを、ヒナギクは振り返ってみた。

ヒナギクがハヤテと初めて出会った時は、ハヤテがナギの忘れたお弁当を届けに来たときであった。
その時ヒナギクは、巣から落ちた雀を巣に戻し、降りられなくなった時であった。
これがヒナギクとハヤテの出会いであった。

ヒナギク 「あの時の出会いが、私にとっての“運命”であり、“初恋”なのね。」

あの時とは別の状況でハヤテと出会ったり、あの時に支えられなかったとしたらどうなっていたか。

ヒナギク 「そんなの関係ないわね。私にとってハヤテ君が“運命”であり、“初恋”だから!!」





その頃、そのヒナギクの“運命”であり、“初恋”であるハヤテは、例の三人組と話していた。
泉 「ねぇハヤ太君。ヒナちゃんの誕生日プレゼントに何をあげたの〜♪」
ハヤテ 「手作りのクッキーですよ。」
理沙 「手作りのクッキーか。」
ハヤテ 「ええ。」
美希 「成程な。(恐らく、その時に気づいたんだなヒナは。自分の気持ちに。)」



泉と理沙は兎に角、美希は気づいていたと言うより分かっていた。


『ヒナギクがハヤテの事を好きな事に・・・・・・。』
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.2 )
日時: 2016/09/24 09:34
名前: ハヤヒナ

2話 想いなる想いと知らされる真実

ホワイトデーが明後日となった今日、ハヤテは商店街を歩いていた。
ハヤテ 「えっとお返しする人は、お嬢様にマリアさんに西沢さんと、後は・・・・・・、」




その頃、ヒナギクは自宅の自室で、壁に掛けているカレンダーを見つめていた。
ヒナギク 「そう言えば、明後日はホワイトデーね。ハヤテ君からのお返しが欲しいけど、無理よね。
      だってその時は、まだハヤテ君が好きって分からなかったから・・・・・・。」
ハヤテに恋する乙女、ヒナギクはため息をついた。




一方、ナギはマリアから、あの日の本当の真実を聞かされていた。
ナギ 「それは本当なのかマリア?」
マリア 「本当ですよナギ。」
ナギ 「そうか・・・・・・。」
マリア 「それでどうしますかハヤテ君の事。それとあの事も。」
ナギ 「どうすればいいんだマリア。」
マリア 「それはナギが自分で決める事ですよ。」
ナギ 「そうだな。私は・・・・・・、」







ホワイトデー当日。ハヤテはバレンタインデーのお返しのクッキーを渡していた。
ナギとマリアに渡した後、歩にも渡した。
歩 「有難うハヤテ君。」
ハヤテ 「どういたしまして西沢さん。じゃあ僕はこれで失礼しますね。」
歩にクッキーを渡した後、ハヤテはその場を後にした。
歩 (やっと登場したのに、私の出番はこれだけ?)


この後、ハヤテは偶然会った美希、理沙、泉の三人にも手作りのクッキーを渡した。



そして、ハヤテは公園でランニング中のヒナギクとバッタリ出会い、手作りのクッキーを皆同様に渡した。
ヒナギク 「良いのハヤテ君。」
ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんにはお世話になっていますので。」
ヒナギク 「有難うハヤテ君。」
ハヤテからの手作りのクッキーに、ヒナギクは喜んだ。





ハヤテ 「えええええぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!」
次の日。ハヤテは新聞を見て、驚き叫んだのであった。

この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.3 )
日時: 2016/09/27 17:54
名前: ハヤヒナ

3話 夢の借金返済!!

ナギ 「どうしたのだハヤテ?大声なんか出して。」
マリア 「何かあったんだすか?」
ハヤテ 「すいません大声出してしまって。」
ナギ 「別にいいさ。それよりも何で大声出したんだ。」
ハヤテ 「実はですね。ちょっとでも早く借金を返したくて、宝くじを買ったんですよ。」
マリア 「若しかして、当たったんですか宝くじ。」
ハヤテ 「ええ。」
ナギ 「凄いな。何等だったんだ?」
ハヤテ 「それが・・・・・・・・・・・・一等だったんですよ!!」
「「!!」」
ナギとマリアは驚いた。
マリア 「本当なんですかハヤテ君。」
ハヤテ 「ええ。」
ナギとマリアは、ハヤテが買った宝くじと新聞を見てみると、本当に当たっていた。
マリア 「良かったですねハヤテ君。」
ナギ 「おめでとうハヤテ。」
ハヤテ 「有難うございます。お嬢様にマリアさん。夢のようですよ。借金がこんなに早く返せて。」
ナギとマリアは、ハヤテの借金返済に喜んだ。




ナギ 「そうだハヤテ。私は今日は休むからな。」
ハヤテ 「終業式なのにですか。」
マリア 「違うんですよ。今日は大事な用事があるんですよ。」
ハヤテ 「そうでしたか。」
ナギ 「そう言う事だ。それと帰りにヒナギク達を連れて来てくれないか?」
ハヤテ 「ヒナギクさん達をですか?」
ナギ 「ああ。頼むぞハヤテ。」
ハヤテ 「分かりました。では行ってきますね。」
マリア 「行ってらっしゃいハヤテ君。」
ハヤテは白皇学院へと向かった。




ナギ 「ハヤテは行ったか。」
マリア 「行きましたよ。それよりも本当に良いんですかナギ。」
ナギ 「ああ。そう言う事だから頼むぞマリア。」
マリア 「分かりましたナギ。」




その頃、花微家では・・・・・・。
美希 「やはり間違いないな。小さいころ、私とヒナと一緒に遊んだ男の子は・・・・・・。
    ヒナはまだ思い出していないかもな。その男の子もきっと・・・・・・。」


この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.4 )
日時: 2016/10/03 22:22
名前: ハヤヒナ

4話 ハヤテと生徒会メンバー

終業式を終え生徒が次々と帰っていく中、時計塔にはハヤテと生徒会メンバーがいた。
生徒会メンバーとは、ヒナギク、美希、理沙、泉、千桜、愛歌の六人である。
千桜 「どうしたんですか綾崎君?」
ハヤテ 「実はですね。お嬢様が終業式が終わったら、皆さんを屋敷に連れて来てくれと頼まれまして。」
ヒナギク 「ナギが?」
ハヤテ 「ええ。」
愛歌 「どんな用事なんですか?」
ハヤテ 「僕にも知らされていないんですよ。」
美希 「じゃあ早速行こうではないか。」
理沙 「生徒会の仕事も完了したしな。」
泉 「ナギちゃん家に向かおう♪」
千桜 「完了したと言っても、貴方達は殆どやっていないがな。」
愛歌 「かなりサボっていましたね。」
泉 「そんなことないよ〜〜。」
美希 「それよりも早く行こうではないか。」
理沙 「ナギりんが待ってるしな。」
そう言って美希、理沙、泉は生徒会室を出て、エレベーターへと走り出した。
ヒナギク 「こういう行動だけは素早いんだから。ハヤテ君もそう思うでしょ。」
ハヤテ 「ええ。新学期からは直して欲しいですね。」
千桜 「百%とはいかないが無理だな。」
愛歌 「千桜んの言うとおりね。」
ヒナギク 「確かにそうかもね。」
ハヤテ 「きっとそうかもしれませんね。」
と、ハヤテ、ヒナギク、千桜、愛歌の四人も生徒会室を出て、エレベーターへと向かった。




その頃、三千院家ではナギとマリアが話し合いをていた。
マリア 「ナギ、もう少ししたら、ハヤテ君がヒナギクさん達を連れて帰って来ますよ。」
ナギ 「そうか。」
マリア 「それはそうとナギ、先日にナギに話した真実は本当に言わなくていいんですか?」
ナギ 「ああ。あの時のハヤテはどんだけ苦労したか、今になってようやくわかったからな。
    それに借金がなくなった今、ハヤテには幸せになってほしいからな。」
マリア 「そうですね。・・・・・・でも、まさかハヤテ君が宝くじで一等を充てるとは思ってもいませんでしたよ。」
ナギ 「確かにな。」








一方、エレベーターへと乗り込んだハヤテ達七人。そんな中、美希はハヤテとヒナギクを見て、ふと思った。
美希 (ヒナがハヤ太君の事を好きなのは間違いはない。ハヤ太君もヒナに意識してるのも間違いはないはず・・・。
    でも、あの事はまだ思い出していないみたいだな。ヒナと私とハヤ太君の三人が小さい頃に出会っている事を・・・・・・。
    そして、ヒナとハヤ太君がお互いに好きだった事を・・・・・・・・・。) 
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.5 )
日時: 2016/10/08 10:02
名前: ハヤヒナ

5話 喜びの想い

・・・・・・十年前のある日の事。

???? 「早く行こうよ。」
??? 「待ってよヒナちゃん。」
?? 「慌てなくても良いんじゃないかヒナ。」
ヒナギク 「だって楽しいの。だから早く早く〜〜、ハヤテ君に美希。」
ハヤテ 「分かったよヒナちゃん。美希ちゃんも行こう。」
美希 「ああ。ヒナはかなり嬉しそうにしてるからな。」
ヒナギク 「うん。私、ハヤテ君が大好きだから。ね♪」
ハヤテ 「ぼ、僕もヒナちゃんが大好きだよ。」
美希 「ヒナもハヤ太君も元気いっぱいだな。」








・・・・・・そして、現在。
一行はエレベーターを降り白皇学院を出て、三千院家に向かっていた。
そんな中、美希がハヤテに尋ねてきた。
美希 「そう言えばハヤ太君、何かあったのか?」
ハヤテ 「何かって・・・、何ですか?」
美希 「今日のハヤ太君、様子がおかしかったから。」
泉 「そう言えばそうだね。」
理沙 「確かにおかしかったな。」
愛歌 「そう言えばそうですね。」
千桜 「何かあったのか綾崎君。」
ヒナギク 「何かあったのハヤテ君。」
ハヤテ 「ええ。今でも夢を見てる感じなんですよ。
ヒナギク 「夢って・・・。今朝に何かあったの?」
ハヤテ 「実はですね・・・・・・・・・、」
ハヤテは今朝の出来事をヒナギク達に話した。





その頃、三千院家では・・・。
マリア 「ナギ、ハヤテ君の当てた宝くじを替えておきましたよ。」
ナギ 「そうか。これでハヤテも借金がようやくなくなった訳だな。」
マリア 「はい。」ワタル君とこの借金も返しておきましたよ。」
ナギ 「これでハヤテは、身も心もスッキリしたはずだな。」
マリア 「そうですね。」
ナギ 「残った額は今までの給料の倍を含んで、ハヤテに渡してやれ。」
マリア 「分かりましたよナギ。」





三千院家に向かっている一行。そんな中、美希はある事を思っていた。
美希 (そう言えば小さい頃、私もハヤ太君の事が好きだったんだな。)
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.6 )
日時: 2016/10/13 15:55
名前: ハヤヒナ

6話 同じ過去

ヒナギク 「それ本当なの?ハヤテ君!」
ハヤテ 「ええ。本当ですよヒナギクさん。」
ハヤテは今朝の出来事を皆に話したのであった。
ちょっとでも早く借金を返すために勝った宝くじが当選した事を。で、なんとその宝くじが一等だったこと。
そのおかげで約1億5千万あった借金がなくなったことを・・・・・・。
泉 「借金、無くなったんだハヤ太君。」
理沙 「ハヤ太君が一等を当たるとは・・・。」
美希 「凄いじゃないかハヤ太君。」
千桜 「全て借金が無くなったんだな。」
愛歌 「おめでとうございます綾崎君。」
ハヤテ 「有難う御座います。」

・・・・・・そして、

ヒナギク 「良かったねハヤテ君。」
ハヤテの借金が無くなって一番喜んだのは、ヒナギクであった。

泉 「ヒナちゃん嬉しそうだね♪」
ヒナギク 「だって自分の事の様に嬉しいの。」
愛歌 「自分の事の様・・・・・・にですか?」
理沙 「どういう事なんだヒナ?」
ヒナギク 「・・・・・・・・・・・・実はね。私もハヤテ君と同じだったの。
      小さい頃にね、本当の両親に八千万の借金を押し付けて消えたのよ・・・。」
愛歌 「・・・・・・そうだったんですか。大変でしたね。」
泉 「美希ちゃんは知ってたんだよね・・・?」
美希 「ああ。その後に私とヒナは出会ったからな。」
ハヤテ 「僕もこの間、ヒナギクさんが話してくれて知りました。」
千桜 「この間とは・・・?」
ハヤテ 「ヒナギクさんの誕生日に聞きました。」
理沙 「本当なのかヒナ。」
ヒナギク 「本当よ。」
愛歌 「辛かったんですね。」
ヒナギク 「辛かったわ。でも今は辛くないわ。いまはこうして、皆が居るから。」
こうして、ハヤテと美希以外の皆は、ヒナギクの過去を知ったのであった。



ハヤテ (・・・・・・あれ?ヒナギクさんの事、前から知っていたような・・・・・・?
      それにさっきの笑顔も、前に見た気がする感じがするような・・・・・・?)




ヒナギク (・・・・・・今気づいたけど、ハヤテ君には、前にも話した気が・・・・・・。
       いつだったか分からないけど、白皇学院で出会う前に・・・・・・。)



ハヤテとヒナギクはそれぞれ、少しずつだけど思い出していくのであった。




そんなこんなで一行は、三千院家に到着したのであった。
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.7 )
日時: 2016/10/20 16:08
名前: ハヤヒナ

7話 ナギの発表

三千院家に着いた一行は、屋敷へと入っていた。
ハヤテ 「只今帰りました。お嬢様、ヒナギクさん達を連れて来ました。」
ナギ 「おお帰ったかハヤテ。」
マリア 「いらっしゃいヒナギクさん達。」
ヒナギク 「お邪魔しますマリアさん。」
千桜 「所で私たちに何か用があるのか?」
ナギ 「ああ。取り合えず座ってくれハヤテもな。」
ハヤテ 「僕もですか?・・・・・分かりました。」



愛歌 「で、用とは何ですか三千院さん。」
ナギ 「実はな、来月からアメリカに留学することになったんだ。」
「「「「「「「!!!!!!!」」」」」」」
ハヤテ達は驚いた。
泉    「ナギちゃん、留学するの!!?」
理沙   「本当なのか?」
ナギ   「ああ。本当だ。」
ハヤテ  「聞いていませんよお嬢様。」
ナギ   「当たり前だ。」
と話した所でマリアがやって来た。
マリア  「ナギの言う事は本当ですよ皆さん。」
ハヤテ  「でもマリアさん。どう言うことなんですか。」
マリア  「実は前から決まっていた事なんですよ。」
ヒナギク 「前からなの?」
ナギ   「ああ。始めはハヤテも連れて行く予定だったが、それは辞めたんだ。」
理沙   「どうしてなんだ?」
ナギ   「それはだな。お前達も知っている通り、ハヤテが普通の生活を送っているのは知っているな。」
ヒナギク 「知っているわ。」
ナギ   「そうだろハヤテ。」
ハヤテ  「ええ。働かない親の為に、年齢を偽ってバイトをしていましたから。休みの日も返上してバイトをしていました。」
知っていたが改めてハヤテの過去を知るヒナギク達。
ナギ   「そして、私の執事になってからも、執事として苦労しているからな。」
美希   「そうですね。綾崎君、三千院の為に頑張ってるからな。」
ナギ   「ああ。私と出会う前でも出会った後でも苦労して、普通の高校生活を送られていないからな。」
ハヤテ  「それですか?」
ナギ   「ああ。ハヤテに普通の高校生活を送ってもらいたくてな。」
マリア  「そう言う訳なんですよハヤテ君に皆さん。」
ナギはハヤテ達に留学の事を話し終えた。


ハヤテ  「それでお嬢様。いつ旅立つんですか?」
ナギ   「旅立つのは1週間後だ。」
泉    「一人で行くのかな?」
ナギ   「そんな訳ないだろ。マリアとペットのタマも一緒だ。役には立たないがクラウスも一緒だ。」
すると、クラウスが天井から現れた。
クラウス 「ちょっとお嬢様、この私目が役に………、」
ナギ   「後、シラヌイは置いて行くつもりだ。」
クラウスは無視された。
ヒナギク 「それでナギ、いつコッチに帰ってくるのかしら?」
ナギ   「大体三年だったよなマリア。」
マリア  「そうですよナギ。」
ハヤテ  「三年ってお嬢様、僕はどうすればいいんですか?」
ナギ 「その事は後で話すとして、先ずは頼み事を話すか。」
千桜   「頼みごとですか。」
理沙   「それって何の頼みごとなんだナギ君。」
ナギ   「さっきも言ったとおり、ハヤテは普通の高校生活を送れてないだろ。それでお前達に高校生活は何かをハヤテに教えてやってくれないか。」
ハヤテ  「え!?」
ハヤテは驚いた。
ヒナギク 「わ、私達がハヤテ君に教えるの?」
ナギ   「ああ。お前達しか頼めないからな。いいかお前ら。」
愛歌   「いいですよ。」
千桜   「私も。」
美希   「そう言うことなら任せたまえ。」
理沙   「我々がハヤ太君に普通の高校生活とやら教えてやろう。」
泉    「バッチリ教えるから。ね、ヒナちゃん。」
ヒナギク 「う、うん。ナギ、わ、私達に任せて。」
ナギ   「そうか。頼むぞお前ら。という訳でハヤテ、ヒナギク達に普通の高校生活とやらを教えてもらうんだ。」
ハヤテ  「はぁ。」
ナギ   「何だハヤテ。ヒナギク達に教えてもらうのは嫌なのか?」
ハヤテ  「そんなことないですよ。ヒナギクさん達に教えて貰えるなんて嬉しいですよ。」
ナギ   「そうだろ。一先ずコレで話は終わりだ。紅茶でも飲んでゆっくりしてくれ。」




この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.8 )
日時: 2016/10/27 10:14
名前: ハヤヒナ

8話 頼まれごと

ハヤテ達が紅茶を飲んでいる中、ナギは美希、理沙、泉を隣の部屋に呼び出した。
ナギ   「お前達にはもう一つ頼みがあるんだ。」
美希   「それって、ヒナとハヤ太君のことか。」
ナギ   「ああ。ヒナギクがハヤテを好きなのは知っているよな。」
美希 「知っているとも。」
理沙 「やはり・・・そうだったか。」
泉 「そうだったんだね♪」
美希 「理沙は兎も角、泉も分かってたんだな。」
泉 「それどう言う意味、酷いよ美希ちゃん。」
理沙 「ま、いいではないか泉。」
ナギ 「・・・それでだ。ハヤテとヒナギクをくっつける・・・・・・つまり、恋人同士にしてほしいんだ。」
泉 「ヒナちゃんとハヤ太君を恋人同士に!?」
ナギ 「ああ。ハヤテもヒナギクが好きなのは間違いないからな。でもハヤテ自身は気づいていないがな。」
理沙 「確かに。ハヤ太君、ヒナに気があるみたいだからな。」
ナギ 「そう言う事だから、頼めるか?
美希 「引き受けようではないか。」
理沙 「任せてくれナギりん。」
泉 「私達に任せて〜♪」
ナギ 「くれぐれも気付かれないように慎重にな。」




美希 (と言ってもヒナとハヤ太君は既に恋人同士だからな・・・・・・。正確には小さい頃だからな。
    ・・・・・・どっちにしても先ずは手始めに聞いてみるか。相手の事をどう思っているかを。)



その頃、ハヤテ達と紅茶を飲んでいたヒナギクは・・・・・・。


ヒナギク (ナギには悪いけど、これで強力なライバルが減ったのよね。残る強力なライバルは歩ね。
      歩が一番強力なライバルだけど、その前に歩にちゃんと言わないといけないのね。私もハヤテ君の事が好きになった事に。)










美希 (まずは理沙や泉にあの事を話す前に、探ってみるとするか。)
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.9 )
日時: 2016/11/01 16:46
名前: ハヤヒナ

9話 旅立ち

・・・・・・そして、一週間がたった。今日はナギがアメリカへと旅立つ日だ。
歩 「聞いてないよナギちゃん。何で私には教えてくれなかったのかな〜?」
ナギ 「別にハムスターに教える義務はないからな。」
歩 「ハムスターじゃないって、何回言ったら分かるのかな。」
ナギ 「さあな。それとハヤテに手を出したら許さないからな。後、ヒナギクにもな。」
歩 「ハヤテ君は兎も角、ヒナさんのって、どう言う意味かなナギちゃん。」
ナギ 「どう言う意味かはバカ三人組に聞いてくれ。」
美希 「バカ三人組とは、」
理沙 「我々の事かンギりん。」
泉 「酷いよナギちゃん。」


美希達は歩に例の話をした。
歩 「それ本当なのナギちゃん。」
ナギ 「本当だ。」
歩 「やっぱりヒナさんもハヤテ君が好きだったんだ。」
泉 「歩ちゃんも分かってたんだね♪」
歩 「分かってたよ。何となくだけど、ハヤテ君がヒナさんの事を好きだった事も。」
ナギ 「・・・そう言う事だ。分かったかハムスター。」
歩 「分かったよナギちゃん。(私の恋も終わりか・・・・・。残念だな。)」





美希 (私とヒナが小さい頃に、ハヤ太君と出会っていた事は・・・・・・まだ内緒にしとくか。)





マリア 「ナギ、そろそろ出発しますよ。」
ナギ 「分かったマリア。・・・・・・でハヤテ、後の事は話した通りでいいからな。」
ハヤテ 「分かりましたお嬢様。」
咲夜 「もう行くのかナギ。」
伊澄 「元気でねナギ。」
ワタル 「達者で暮らせよナギ。」
ナギ 「分かってるって。」
一樹 (ナギさん・・・・・。)
千桜 「三千院が居なくなるとさみしくなるな。」
愛歌 「そうですね。」
泉 「そうだね〜〜♪」
ナギ 「心配しなくても、GWや夏休みには帰ってくる予定だからな。」
理沙 「それなら安心だな。」
ナギ 「ああ。そう言う事だから頼んだぞおまえたち。」
美希 「任せてくれ。バッチリやっておくさ。」
ハヤテ 「ではお嬢様。お体に気お付けてくださいね。」
ナギ 「じゃあマリア、出発するか。」
マリア 「そうですねナギ。では皆さん、お元気で。」







・・・・・・・・・・・・そして、ナギ、マリア、タマ、(クラウス)を乗せた飛行機はアメリカへと飛び立っていた。
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.10 )
日時: 2016/11/08 10:12
名前: ハヤヒナ

10話 スタート!

ナギが海外へと旅立って、2日後。ハヤテはヒナギクと喫茶どんぐりでバイトをしていた。
ヒナギク 「ハヤテ君、ナギ達がいなくなって2日経ったけど、寂しくはないの?」
ハヤテ 「ええ。一人でいる事は慣れてますから。」
ヒナギク 「そう。何かあったら言ってね。私が助けてあげるから。」
ハヤテ 「有難う御座いますヒナギクさん。」
ナギがアメリカへと行ってからも、ハヤテは屋敷に住まわして貰っている。

何故なら、『ハヤテ、お前はずっと此処に住めばいい。残り二年白皇に通い卒業した後でもな。卒業した後は此処を出て、別の所に住んでも釜構わないからな。』
と、ナギが言ったからである。


ハヤテとヒナギクがバイトしている頃、美希、理沙、泉の三人はファミレスで話していた。
泉 「で、どうやってヒナちゃんとハヤ太君を恋人同士にするの?」
理沙 「気づかれたら元も子もないからな。」
美希 「最初はヒナとハヤ太君を探ってみる方がいいな。お互いにどう思っているかを。」
泉 「そうだね。でもどうやって聞こうか?」
理沙 「今はヒナとハヤ太君、バイトをしているんだったな。」
泉 「じゃあバイトが終わってから聞いてみようか。」
美希 「それは辞めた方がいいな。」
理沙 「どうしてだ美希。」
美希 「今聞くよりも、春休みが終わって新学期が始まってからの方が良いからな。」
理沙 「確かに。じゃあ春休みの間は、ヒナとハヤ太君を見守ってみるとするか。」
泉 「そうだね。美希ちゃん、理沙ちん。」




一方、喫茶どんぐリでバイトしているハヤテとヒナギクは、コーヒーを飲んで休憩していた。


ヒナギク (やっぱり私って、ハヤテ君が好きなのね。ハヤテ君は私の事どう思っているのかな。
      それはそうと二人きりだし、告白しようかな・・・・・・。)


ハヤテ (ヒナギクさんといるとドキドキするな。二人きりだと余計にするんだよな。
     これって、僕はヒナギクさんの事が好きって事なのかな・・・・・・?)


と、ハヤテとヒナギクはそれぞれ、心の中で思っていた。


((・・・・・・でも前にも、小さい頃にもこの気持ちがあった気が・・・・・・・・・。))








・・・・・・そして、春休みが終わり新学期が始まった。

ハヤテ、ヒナギク、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタルの九人は全員同じクラスとなった。
美希 (さてと、先ずはどうするかだな・・・・・・。)
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.11 )
日時: 2016/11/17 15:55
名前: ハヤヒナ

11話 過去の欠片と幼馴染

新学期になって、一週間がたった。ハヤテ達は全員同じクラスになり、ハヤテは生徒会メンバーとなった。
その日の昼休み、ハヤテは生徒会室のテラスで景色を眺めていたら、美希が話しかけてきた。
美希 「どうしたんだハヤ太君。」
ハヤテ 「花微さんでしたか。・・・実は気になる事があるんですよ。」
美希 「気になる事?」
ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんといると不思議な気持ちになるんですよ。」
美希 「ヒナと一緒に居ろと?」
ハヤテ 「ええ。それにこの気持ち、前にもあった気がするんですよ。」
美希 「前にもカか。何時なんだハヤ太君。」
ハヤテ 「小さい頃にもあった気がするんですよ。」
美希 「・・・・・・・・・。」
ハヤテ 「どうかしたんですか花微さん。」
美希 「いいや何でもない。」







・・・・・・そして、放課後。今度はヒナギクと美希が話していた。

ヒナギク 「美希は気づいて言うより知っているんでしょ。私がハヤテ君の事が好きって事に。」
美希 「知っているとも。でも、その気持ちに自分で気づいたのは、自分の誕生日にようやく気付いたんだろ。」
ヒナギク 「そうよ。でも気になる事があるのよ。」
美希 「気になる事?」
ヒナギク 「小さい頃にも、似たような木本があった気がするのよ。」
美希 「小さい頃にか。」
ヒナギク 「そうよ。でも、それが何かわからないのよ。」
美希 「・・・・・・・・・。」
ヒナギク 「どうしたの美希。」
美希 「いいや何でもない。」







美希 「やはりハヤ太君もヒナも『完全』にはおもいだしていないか。小さい頃に出会っていた事を。

    私とハヤ太君とヒナは『幼馴染』である事を。

    正確に言うと、私とハヤ太君が幼馴染で、それからヒナと出会って、私達は仲良しになった事を。

    ・・・・・・そして、一番重要なのは、ハヤ太君とヒナはお互いに恋した事を。」






この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.12 )
日時: 2016/11/26 16:04
名前: ハヤヒナ

12話 美希の思い

GWまであと1週間が経ったが、ハヤテとヒナギクはまだ思い出していなかった。

美希 (まだハヤ太君やヒナも完全には思い出してはいないか。何かあった事は二人とも思い出してはいるが。
    その『何か』は分かっていないからな。ハヤ太君もヒナも。)

美希は悩んでいた。どうやったらハヤテとヒナギクが思い出すかを・・・・・・。

美希 (もう少し、ハヤ太君とヒナの様子をみてみるかな・・・・・・。)


次の日の放課後。ハヤテ達は生徒会室で仕事をしていた。珍しく、美希、理沙、泉の三人も。
千桜 「珍しいな。何時もとは言わないが、お前達がサボらずに来るとはな。」
愛歌 「そうですね。この所は毎日来てますね。」
理沙「ああ。美希が積極的だからな。」
泉 「本当はサボりたいのに〜〜。」
ヒナギク 「そう言えば最近、美希ったら仕事がなくても生徒会室に来る事が多いわね。」
ハヤテ 「何かあったんですか花微さん。」
美希 「別に何も無いが。それよりも仕事を終わらせ帰ろうではないか。」
千桜 「そうだな。」
愛歌 「そうですね。」



・・・・・・それから三十分後。ハヤテ達は仕事を終えた。
最初に理沙、泉、千桜、愛歌がエレベーターに乗って、下に降りて行った。
そして、残ったハヤテ、ヒナギク、美希がエレベーターに乗った。
美希 「なあヒナにハヤ太君、何か思い出さないか?」
ハヤテ 「何かって何ですか花微さん。」
ヒナギク 「何を思い出すの美希?」
美希 「・・・・・別に。」
ハヤテ 「何かって何でしょうか?」
ヒナギク 「分からないわね?」
美希 (やはりまだ無理か。)








美希 (GW中に何か考えてみるとするか。)



この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.13 )
日時: 2016/12/09 15:34
名前: ハヤヒナ

二週間ぶりの投稿となりました・・・・・・。


13話 一瞬の欠片

GWも終わり、ハヤテ達はいつもの用に白皇に通っていた。GW中、ハヤテ達は旅行とかも行ったりしていた。
しかし、ハヤテとヒナギクは小さい頃の事を、未だに思い出せずにいた。

美希 「やはり、まだ思い出すのに無理があったか。」
GW中、美希はハヤテとヒナギクは小さい頃の事をどうやったら思い出すか考えてみたが、無理があった。


美希 (ハヤ太君を見てみると、小さい頃に好きだったのは…どうだったんだ。
    あの時……、ハヤ太君に告白していたら、どうなっていたんだろう?
    で小さい頃はヒナもハヤ太君が好きで、ハヤ太君はヒナが好き。
    現在でもヒナはハヤ太君が好きだからな。ハヤ太君の方は気になっている散財だが・・・。)

生徒会室のテラスで、美希はそう呟いていた。


それを見ていたほかのメンバーは、美希の様子に気になっていた。
  
泉 「美希ちゃん、何を考えているのかな・・・♪」  
愛歌 「最近一人で、何か考えている事が多いですね。」
千桜 「確かに多いようだな。」
理沙 「何かあったのか美希の奴。」



そんな中、ハヤテとヒナギクは未だに考えていた。
GW前に美希が言ったあの言葉の意味に・・・・・・・・・。


  『何か思い出さないか?』


この言葉について、ハヤテとヒナギクは心の中で考えていた。
その上、この言葉ともにハヤテは思っていた事があった。


ハヤテ (ヒナギクさんは良いとして花微さん、何で僕にも聞いたんだろう?
     『何か思い出さないか?』と・・・・・。)



ハヤテは暫くそう考えていた・・・・・・が、ふと思った。




ハヤテ (!!! 小さい頃、僕は花微さんとあった事が!!そして、ヒナギクさんにも!!?)

この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.14 )
日時: 2016/12/14 16:01
名前: ハヤヒナ

14話 一筋の思い出し

ハヤテは小さい頃に、ヒナギクと美希と出会った事を思い出した。

ハヤテ (思い出した!! 僕は小さい頃にヒナギクさんと花微さんに出会った事があるんだ!)

ハヤテ (いや違うな。僕とヒナギクさんが幼馴染で、花微さんと出会った・・・・・・これも違うな。)

ハヤテ (!!! 僕と花微さんが幼馴染で、ヒナギクさんと出会った・・・・・・!!!)

その瞬間、ハヤテは顔を真っ赤に染めた。

そう、ハヤテは完全に思い出したのであった。


それを見たヒナギクが心配し、声を掛けてきた。
ヒナギク 「大丈夫ハヤテ君。顔赤いけど、熱あるの?」
ハヤテ 「だ、大丈夫ですよヒナギクさん。熱はありませんから。」
愛歌 「だったら何故、顔を赤くしたんですか?」
ハヤテ 「小さい頃の事をやっと思い出したんですよ。」
ヒナギク (小さい頃って・・・・・・・!!)
泉 「小さい頃って何なのかなハヤ太君。」
ヒナギク (・・・・・・間違いないわ。あの時の二人って!!)
理沙 「教えてくれないかハヤ太君。」
千桜 「確かに気になるな。」
ハヤテ 「・・・えーーっとですね。」


と同時に、美希がテラスから戻ってきた。
美希 「どうやらハヤ太君。思い出したみたいだな。ヒナも。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「思い出したわ。」
泉 「美希ちゃんは何か知っているの?」
美希 「知っているとも。」
理沙 「教えてくれないか美希。」
愛歌 「気になりますね。」
千桜 「そうだな。」



美希 「実は私とハヤ太君は幼馴染だったんだ。それからヒナと出会ったんだ。」







「「「「!!!!!!!!!」」」」
ハヤテ、ヒナギクを除くメンバーは驚いたのであった。
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.15 )
日時: 2016/12/22 17:16
名前: ハヤヒナ

15話 三人の出会い

泉 「本当なの美希ちゃん。」
美希 「本当だとも。」
理沙 「何時出会ったんだ?」
ハヤテ 「…幼稚園の頃でした。」
ヒナギク 「……そうだったわね。」
愛歌 「どの様にして出会ったんですか。」
千桜 「教えてくれないか・」
ハヤテ 「…………。」
ヒナギク 「…………。」
美希 「いいとも。」












ある時、ハヤテと美希はヒナギクと出会った。
ハヤテ 「僕は綾崎ハヤテって言うの。」
美希 「私は花微美希だよ。」
ヒナギク 「私は、……桂ヒナギク。宜しくね。」
ハヤテと美希は挨拶したが、ヒナギクはあんまり元気がなかった。
美希 「元気がないみたいだが。」
ハヤテ 「僕達で良かったら相談に乗るよ。」
ヒナギク 「・・・・・・本当?」
ハヤテ 「うん。」
美希 「本当だとも。」
ヒナギク 「実は…………、」








ヒナギクは、ハヤテと美希に落ち込んでいる理由を話した。
ハヤテ 「でも安心して。ぼくたちが友達になってあげるから。」
美希 「だから元気出して。」
ヒナギク 「有難うハヤテ君。美希ちゃん。」
ハヤテと美希によって、ヒナギクは元気を取り戻した。





そして、この時にハヤテとヒナギクは、お互いに恋をしたのであった。

この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.16 )
日時: 2017/01/08 10:11
名前: ハヤヒナ

最終話 過ぎても変わらない想い

GWも終わったある日、ハヤテとヒナギクはやっとのことで思い出したのであった。

幼い頃に出会っていた事に。ハヤテと美希が幼馴染であり、ヒナギクと出会った事に。

ハヤテと美希は落ち込んでいたヒナギクと出会い、ヒナギクを元気づけて、三人は友達となった。

一緒に遊んで行くうちにハヤテは、ヒナギクに恋をしたのであった。

またヒナギクも、ハヤテに恋をしたのであった。

幼い頃、ハヤテとヒナギクはお互いに好きになった。

だが楽しい時間は過ぎていた。

何故なら、今度はハヤテが親の都合で引っ越すことになったから。

だが、ヒナギクは悲しくもなかった。何故なら、約束をしたから。

その約束とは………………………、






『大きくなって再会し、お互い覚えていたら、〔結婚〕しよう。』







と……………………………。

今思うと、幼い頃にした約束は恥ずかしいかもしれない。

けど、ハヤテとヒナギクの二人にとって、幼い頃に感じた恥ずかしさはないかもしれない。

あるのは別の恥ずかしさ。今になってもお互いに好きである恥ずかしさに。

でもその恥ずかしさも、嬉しさと喜びに変わるのであった。

何故なら、幼い約束通りにハヤテとヒナギクは結婚することになったから。


幼い頃にお互いに初恋の相手となったハヤテとヒナギク。

その思いは時を過ぎた現在、想いとなった今でも変わらない。

思いは届いて叶った時、想いに変わったから。

でも二人にとっては、それらはどうでもあってもよくてもよかった。

幸せなハヤテとヒナギクは、未来に向かって進み続けるのであるから・・・・・・。



〔終〕
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 届いて叶う初恋の想い ( No.17 )
日時: 2017/01/08 10:14
名前: ハヤヒナ

届いて叶う初恋の想い、完結いたしました。

途中、迷った所もありましたが完結出来て良かったと思います。

次回作の方も期待していて下さい。
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください

Page: 1 |

題名 スレッドをトップへソート
名前
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
文章チェック ミスがあったら教えてほしい  ミスを見つけてもスルーしてほしい
コメント

   クッキー保存