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最後の願い
日時: 2013/02/27 23:14
名前: みっちょ

こんばんわ!
今回は見たことあるかもしれませんがぶっちゃけ死ネタです!
それでも大丈夫な人だけ見てください!
それでわ本編です↓

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あなたの優しい笑顔が好きだった
あなたの温かい心が大好きだった
あなたのすべてを愛していた・・・

それなのに・・・それなのに・・・

どうして?

〜最後の願い〜

私がその知らせを受けたのは生徒会の仕事が終わって帰りの支度をしているそのときだった。

突然、かばんの中の携帯が激しく震えた。

私が発信者画面を確認するとマリアさんだった。

何か嫌な予感を感じながらも出ないわけにはいかない。

私はゆっくりと通話ボタンを押した。

「もしもし、ヒナギクさんですか?」

「はい。」

「ヒナギクさん、落ち着いて聞いてくださいね。・・・・・・ハヤテ君が事故にあったんです。」

「!?」

「ヒナギクさん!ヒナギクさん!!大丈夫ですか?」

「大・・・丈夫・・・です・・・」

私は心を落ち着かせようと深呼吸をして携帯を持ちなおした。

「それで、ハヤテ君の容体は?」

「今、集中治療室に入って治療中です。でも助かるかどうかは・・・難しいそうです」

人一倍頑丈な彼が助かるかわからないほどの事故。

いったい彼に何があったのだろう・・・

それより早く彼のもとに・・・

「マリアさん。ハヤテ君が搬送された病院はどこですか?」

自分でもわかるくらい声が震えていた

「白皇の近くにある桜坂病院です。」

「わかりました。すぐそちらに向かいます。」

私は携帯を乱暴にしめると白皇学院の敷地を走り抜けた。

『彼が助かりますように・・・早く彼のもとへ』

その一心だった。

でも・・・私の願いは神様には届かなかった。

私が病院に飛び込んだ時にはハヤテ君の体は氷のように冷たくなってベッドの上に横たわっていた。

ナギは大泣きして、マリアさんは声を押し殺して泣いていた。

うそよ、うそでしょ?

誰でもいいから嘘だって言ってよ!

そんな・・・彼が・・・ハヤテ君が・・・

私の頭の中はぐちゃぐちゃで何を考えているのか自分でもわからないくらい錯乱していた。

でも、これだけは、わかる・・・

『彼はもう戻ってこない』

そう思った瞬間、私の中で溜まっていた感情が一気に溢れた。

あとからあとから涙があふれてきて止まらなかった。

ハヤテ君にすがりついて大声をあげて泣いた。



どれくらい泣いていただろう?

いつの間にか、ナギやマリアさんはいなくなっていてハヤテ君と私の二人っきりになっていた

「ハヤテ君・・・」

私は彼の手を握って早口でまくしたてた。

「ねえ、もう一度笑ってよ!あの優しい笑顔を見せてよ!!もう一度、『愛してる』って言ってよ、ハヤテ君!!!」

そう言った瞬間。不思議なことが起こった。

彼の体から白く霧のようなものが浮き上がりそれがだんだん人の形になっていく・・・

霞んではいたけどそれはまぎれもなく私の愛しい人。

「ハヤテくん!?」

『すみません。ヒナギクさん。ご心配をおかけしてしまって・・・』

白く霞んだハヤテ君は苦笑している

「ハヤテ君どうなってるの?」

『僕にもよくわかりませんがたぶん最後のお別れをしてこい!ってことなんだと思います。
今まで不幸だった分神様がくれた時間なんじゃないでしょうか。』

「ハヤテ君・・・いっちゃうの?」

『はい。』

「いやよ!いや!!お願いいかないで!!まだ一緒にいたい!!!プロポーズだってしてくれたじゃない!?あれはウソだったの?」

『僕だってまだ一緒にいたかったです!でも、もう時間みたいです。ヒナギクさん、最後に僕のお願い聞いてもらえますか?』

ハヤテ君の体はどんどん薄くなっていく。

『幸せになってください、ヒナギクさん。ヒナギクさんの幸せが僕の幸せです。これが最後の願いです。』

そう言い切るとハヤテ君の体はあとかたもなく消えていった。

私はハヤテ君の冷たくなった体を抱きしめて最後のキスをすると部屋を後にした。

ハヤテ君の葬儀が終わってしばらくして落ち込んでいた私にうれしい知らせが来た。

それは彼が生きていた証。

彼と私が愛し合っていた証。

そう、わたしのおなかには彼が残してくれた新しい命がいる。

彼と歩むはずだった未来を今度はこの子と一緒に歩んでいく。

ハヤテ君!わたし、今とっても幸せだよ!!

ちゃんと空から見ててよね。

もっと幸せになって見せるから!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


み「どうも!バリバリ受験生みっちょでーす!!」
ハ「お久しぶりです。なんか作中で僕死んでますけど!?」
み「まあまあ、落ち着きたまえよ。焦ってもいいことないって(笑)」
ハ「僕が死んでる時点でいいことも悪いこともないですよ!!」
み「・・・」
ハ「みっちょさん?」
み「さてさて、次回はこの話の10年後の話を書こうと思います!」
ハ「無視しないでください!!」
み「いつ投稿できるかわからないですが楽しみにしといてくださいね!!」
ハ「ちょ・・まだ話は終わっ「それでは!次回もよろしくお願いします!!」











感想・アドバイス等よろしくお願いします




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Re: 最後の願い ( No.1 )
日時: 2013/02/28 02:54
名前: ロッキー・ラックーン
参照: http://soukensi.net/perch/hayate/subnovel/read.cgi?no=25

こんにちは、ロッキー・ラックーンです。


「子供を産むような行為(28巻ヒナのセリフより)」をした前提でのハヤヒナ…涎が出てしまいます。笑
こういった形での二人の愛の終わり方はとても残念ですが、ヒナの幸せな未来に期待したいですね。


次に、差し出がましいですが、文章の見た目についてアドバイスさせて頂くと…

・前書き、後書きと本編の見分けがつきにくい。
 →本編と分かるように、線など引いたりすると良いかもしれません。

・句読点の使い方。(「。」を使ってる文と使ってない文とが混在している)
 →どちらかに統一すると、文章としての見栄えが上がると思います。

文章の見た目を整える上で、みっちょさんが他の作者さんの作品で「これは見やすい」と思った書き方を真似てみるのをオススメします。
「良いな」と思った事を真似する事、良いと思った理由を考えてみる事…が、上達への近道だと思います。
参考程度に聞いて頂けると嬉しいです。

次回作も楽しみにしております。
それでは、失礼しました。
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
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Re: 最後の願い ( No.2 )
日時: 2013/02/28 16:50
名前: みっちょ

ロッキー・ラックーンさん
貴重なご意見ありがとうございました!
ピクシブの方ではこういったアドバイスを頂けないことが多いので助かります!
アドバイスの通り文章と文章の間を離して「。」も見つけたところはつけてみました。
実はこれには続きがあるのでそちらの方も書いてみたいと思います!
よければまたアドバイス等よろしくお願いします!!
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Re: 最後の願い ( No.3 )
日時: 2013/04/29 10:40
名前: みっちょ

続きを投稿するのがおくれました(汗)
もう、「最後の願い」も忘れてる方が大半かと・・・
駄文ですが自分の思考を最大限に引き出して必死に書きました(笑)
よかったら見てやってください↓


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あなたがこの世を去って十年の月日が流れた・・・

私のおなかにいた子はこんなに大きく立派になったのよ

ハヤテ君、ちゃんと見てるよね?

〜かなえられる願い〜


私が妊娠してることがわかったのはハヤテ君の葬儀が終わった数日後のこと。
大好きな人との子供を授かれたことはものすごくうれしかった
彼がここにいた、ちゃんと生きていた証を残せること
とても誇らしく思えた

でも現実はそう甘くはなかった

まずは家族への報告
思った通りお義父さんからは猛反対された
まだ結婚もしてないうえに相手が空の上にいる人
当然と言えば当然の反応だと思う

でも私は引き下がらなかった
引き下がれなかった
桂家に引き取られて一度も反抗しなかった私が初めてお義父さんに反抗した
衝動的に家を飛び出し、行くあてもなかった私はハヤテ君と最初に出会った桜の木の下へ

「ハヤテ君・・・」

このまま彼のいる場所に行けたら・・・
頭のすみで悪魔がささやいた気がした

『ヒナギクさん、幸せになってください』

耳の奥に焼きついた彼の言葉がささやいた言葉を遮る

「・・・そうね。ここで弱気になったりしたらハヤテ君のお願い聞いてあげられない。」

おなかに手を当ててしばらく木の幹に寄りかかっていたらいつの間にか眠ってしまったらしい

「ナ・・・ヒ・・ナ・・ヒナ!」
誰かに呼ばれたような気がして目を開けるとそこにはすごい形相のお姉ちゃんがいた
「ヒナ!あんた探したのよ!!何こんなところで寝こけてんの?ほら、とりあえずこれ着て!」
お姉ちゃんは自分が着ていたコートを私にかぶせてくれた。
「お・・ねえ・・ちゃん?お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・」
意識がはっきりしてくるともう涙が止まらなかった。
「え?っちょ、ヒナ?あんたなんで泣いんてんの!?」
「おどう・・・ざんが・・・あがぢゃん・・・うんじゃ・・・だめって・・・」
涙声で断片的にしか聞こえない言葉をお姉ちゃんは必死に理解しようとしてくれた
もうそれ以上言葉を続けられなくなった私をお姉ちゃんはしっかり抱きしめて宿直室に連れて行った

「なるほどね・・・」
落ち着いた私が事情や経緯を説明すると、お姉ちゃんはいつもはしないような真剣な顔で「うーん」とうなった
「ヒナ、あんたは本気で綾崎くんの子供。産むのね?」
「うん・・・絶対産む・・・家出してでも・・・」
「んじゃ、産めばいいじゃない」
「えっ?」
「だって、産みたいんでしょ?別に反対しないわよ。あっ、別に家出しろって言ってるわけじゃないから。説得は私がする」
「お姉ちゃんが?」
「まあ、たまには姉らしいことしないとね。それにせっかく産まれてくる命を殺すなんて後味悪いじゃない?私の姪か甥になる子なんでしょ?だったらなおさらね」
「・・・お姉ちゃん!ありがとう!!」

お姉ちゃんとお義母さんも一緒になって説得してくれてなんとか了承を得ることができた

次の問題は学校だった。
これも大変だったけど3年の終り頃だったおかげでみんなとは普通に授業を受けられたし生徒会長の仕事も最後までしっかり責務を果たせられみんなと卒業することができた。



そして私は男の子を産んだ。
ハヤテ君そっくりのかわいい男の子
名前は絆。

私と彼をつなぐ絆。

絆が産まれてからの私は寝る暇もないくらい忙しかった。
でも絆がいたから、どんな苦しいときでも頑張れた

絆はどんどん大きくなって小学校にこの前入学したと思ったらもう4年もたった。

今の生活は幸せ

・・・でも

時々思うことがある

 今の生活で絆は幸せ?

男の子友達がお父さんとキャッチボールをしているところを遠くから寂しそうに見つめていたのを私は知ってる

父親参観日の日に悲しそうに帰ってきたあの日の顔が脳裏から離れない

男の子には絶対男親が必要だって聞くけど・・・

私も考えなかったわけじゃない

でもハヤテ君以外の人と結婚なんて絶対にしたくない

これは私のわがままなの?

今まで何人かの人にプロポーズされたけど子供を理由に断ってきた。

「それでも・・・」って人はいたのに・・・

やっぱり私のわがまま?

私が絆から父親を奪ったの?

そう思うと大粒の涙が何度も何度も頬を伝い自分の手に落ちる

土砂降りの雨の中に立たされているような無力感
自分ではどうすることもできない罪悪感
いくら拭っても拭いきれない

ねえ、ハヤテ君。私、どうすればいいと思う?

「ヒナギクさん」

突然、自分の名前を呼ばれて振り返るとそこには・・・

「ハヤテ君・・・」

一瞬、本物のハヤテ君が目の前にいるかと思った。
でもよく見ると身長が低い
それは私の愛しい息子だった

「父さんは母さんの事、『ヒナギクさん』って呼んでたんだよね?」
「絆・・・」
「僕じゃ、父さんの代わりにはならない?」

一度やんでいた雨がまた降り出した
でも今度は傘を差し出してくれる優しくてかっこいい私の王子様がいる

私は絆を強く抱きしめた
「あなたはお父さんの代わりじゃないわ。あなたはあなたよ。それに私は・・・」
「分かってるよ。母さん
 僕は母さんだけいれば十分幸せだよ?だからもう泣かないで」
そう言って私のほほにキスをした

ハヤテ君、私の息子は本当にあなたそっくりね
なぐさめる仕草まで一緒なんて・・・

もう大丈夫、私は迷わない。

あなたがいなくなってからの10年
苦しくて辛くて死んでしまいたいと思った自分はもういない

私はあなたの願い、ちゃんとかなえられたかな?

もしまだかなえられてないなら

この先は絆と二人でかなえていく

だからハヤテ君!しっかり見てなさいよね!!


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Re: 最後の願い ( No.4 )
日時: 2013/04/29 10:47
名前: みっちょ

タマさん注意報!このキャラ雑は入試前に書いたものなので「時間軸があわないな〜」と思う部分があるかもしれませんがそこは”温かい目”で見ていただけると嬉しいです!







全「キャラ雑談会・・・キャラ雑!」

み「こんにちは!『全世界中が泣いた』的な話が書きた”かった”みっちょさんでーす!」
ヒ「全くあなたは、勉強もしないでこんなことしてていいの?もうすぐ入試本番でしょ?」
み「いやーこれも国語の作文の練習ってことで!」
ヒ「・・・。(この作者もうダメだわ・・・)」
み「えっヒナギクさん!?なんで黙ったの?ねえ、ねえなんか言って!お願いだから!!」
ヒ「そういえば、ハヤテ君がすごく不満そうな顔して学校に来てたんだけど何かあったのかしら?」
み「話題を逸らさないで!!私、なんか一人で騒いでるすっごい痛い子だよ!」
ヒ「あなたはもう十分痛い子よ。」
み「いや、まあそうかもしれないけど・・・。なんか他人から肯定されると・・・」
ヒ「あきらめなさい。もう取り返しつかないわ・・・」
み「・・・うん、あきらめる」←もうなんかいろいろめんどくさくなった人
ヒ「それよりさっき言ってた私の話。あなたは思い当たることない?」
み「ハヤテ君の話?それならたぶん前の回のキャラ雑が原因だと思うよ。というかこのごろハヤテ君出番少ないからそれもあってすねてるんじゃない?」
ヒ「そうなの・・・」←ちょっと考えてる
         ピコーン←なにかひらめいた音(笑)
ヒ「ちょっと用事を思い出したわ。」
み「用事ってなんですか?」
ヒ「ハヤテ君の機嫌を直しに行くっていう大切な用事よ♪」
み「あー、そうですか。いいですね〜恋人同士でイチャイチャ出来て、わたしなんか・・・ぶつぶつ・・・」
ヒ「というわけで!作者が変な世界に入り込んでしまったので今回はこれでおしまいよ!」

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