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連載テキスト企画[2/3]

連載期間 2002年01月14日 〜 2002年01月31日
written by 双剣士 (WebSite)
1月14日〜19日20日〜25日26日〜31日4月25日
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2002.01.25

 『支天輪の彼方で』を開設する少し前のことです。私はToHeart関連の2次小説を探して読みまくるべくネットの海を徘徊していました。見つけたサイトはどんどんブックマークに登録し、そこのリンク集に載ってるサイトを上から順に辿り……そんなことを繰り返していた時期がありました。そうこうしているうちに、共通の原作を扱っているサイトと言ってもその姿勢には以下のような違いがあることに気づいたのです。

  1. 原作に関連した2次創作物(CGや小説、ミニゲームなど)を掲示しているサイト
  2. 原作(この場合はToHeart)の紹介やレビュー、突っ込みを行っているサイト
  3. 原作が好きな人たちに、交流の場を提供してくれるサイト
  4. 原作の関連グッズやイベント、最新情報などを教えてくれるサイト
  5. サイトリンク集やSSリンク集など、関連したサイト同士を紹介するサイト
  6. その他

 当時は自分がサイトを作るなんて意識はありませんでしたから、無責任かつ移り気な読者の1人としてこうしたサイトを“利用”していました。そしてチェックするサイトが増えて行くにつれて、毎日のように見に行くサイトと滅多に行かないサイトの区別が徐々に生まれてきました。ToHeart関連情報であれば好き嫌いなくむさぼり読むという初期の段階から、要チェックな情報とそうでない情報とを仕分けする段階に入ったのです。そこでの判断基準は、以下のようなものでした。

  1. 2次創作サイトについては、載ってる小説やCGは自分のパソコンにダウンロードしてから見るので、繰り返し見に行く必要はない。見に行くとすれば新作が公開されたとき。(だからWWWCなどの更新チェック専用ソフトが必要になったのです)
  2. 紹介・レビュー系サイトは同一の話題を各人の視点から扱っているに過ぎないので、個性的で面白い文章が書ける人で、かつ更新ペースが速い人のサイトを重点的に見に行く。
  3. 交流系サイトは、大手サイトはどんどん参加者が増え活気も増していくが、弱小サイトは閑古鳥状態からなかなか抜けられない。参加者も重複していることが多いので、各ジャンルごとに2〜3カ所の大手サイトだけを見ていれば十分。
  4. 原作の情報系サイトは漏れのなさと鮮度が命。このサイトだけを見ていれば関連情報はカバーできる、という1〜2カ所のサイトばかりを毎日のように見に行く。(交流系サイト以上の激戦区)
  5. リンク系サイトも情報系と同様、ここだけを見ていればよいと言えそうな大手サイトに限定。ただしジャンル限定が細かいので1〜2サイトには絞れない。

 『支天輪の彼方で』の運営を始めて3年あまりになりますが、このころの経験は私の中に深く根を張っています。読者が何を好むか、を考えるときには常に上記のような読者像が頭に浮かぶのです。『支天輪の彼方で』は2次創作サイトとして上記1の道を選んだわけですが、それゆえに上記1のような「ダウンロードしてから読む読者」を意識せざるを得ません。一括ダウンロードに関する注意書きがあったり、WWWCやGetHTMLWの紹介を時々行っているのもそのためです。もちろんオンラインで直接読んでくれる読者にとって不便なものでは困りますが。

 それと共に、2次創作以外のコンテンツについては厳しい見方をしています。


 もちろん、読者の全てがかつての私と同様の行動をとるとは限りません。上記の基準に当てはまらない、意外なコンテンツが人気を博することもあるかも知れない。逆に好評を当て込んだ企画が大外れすることも考えられます。
 そういった期待と不安を込めて、当サイトではときおり期間限定企画を行っています。今回のテキスト企画や毎年10月の総括文企画などは、上記1と2の中間に当たるコンテンツです。筆者の個性はそれなりに出せますけど、他のサイトで同種の話題を扱っている可能性は高く、結論についても突飛なものを提示しているわけではない。果たして読者は、こういう企画を面白いと思ってくれるのでしょうか。

 挑戦の結果が吉か凶か、あと1週間で結論が出るはずです。


2002.01.24

 昨日は当テキスト企画の折り返し点の日だったのに、掲載を延期してしまってすみませんでした。

 さて唐突ですが、このテキスト企画には各日毎のサブタイトルがないことに、皆さんはお気づきでしょうか。普通はその日の内容を短く表現するためのサブタイトルを付けておき、そして掲示板などで感想や意見を述べるときにそのサブタイトルを引用する、というものでしょう。
 これには、たいして深くもない理由があります。小説でも掲示板書き込みでもメールでもそうなんですが、私はタイトルを付けるのにすごく悩むタイプなんです。せっかく小説書きとは異なる執筆スタイルを体験しようと思って始めた企画なのに、タイトルを考えるという苦悩を毎日のように引きずるのは避けたい、というのが理由です。
 すごく荒っぽく言えば「めんどくさい」と言うことになりますけどね。

 ところで皆さんは、どうやってタイトルを決めてますか? あまり考えずに感覚やフィーリングで決めてます? もしそうなら羨ましい……。
 これは小説ノウハウ講座に書くはずだったネタなのですが、私が小説のタイトルやサブタイトルを決めるのはプロットの大筋がほぼ固まりつつある頃なんですよ。なんたって、長文たる小説の内容を的確に表しつつ、これから読もうという読者の興味を引くような言葉が必要なんですから。先にタイトルを決めてしまったりすると、そのタイトルから想起される特定のシーンや心情を際だたせるためにプロットの展開を縛ってしまうような、そんな気がするんです。
 ですが、タイトルに使える名フレーズ(というほどのことでもないか)が頭にひらめくのは、そう頻繁に起こることではありません。今組み立てているプロットとは何の関連性もないのに、耳障りの良いタイトルが不意に浮かぶこともあります。そう言うときはあまり深く考えずに、メモに書き写して終わりにします。タイトルの響きに惚れてストーリーを組み立てたくなる誘惑に駆られがちですが、そう言うときは大抵ラストシーン以外に気合いが入らないカス作品になることが多いものですから。

 不意にひらめくのを別とすると……タイトルを決めるパターンは、以下の5種類になるでしょうかね。


 他にも色々とあると思います。面白そうなパターンがあったら、参考にしたいのでぜひ掲示板などで教えてください。


2002.01.23

 私は名字も名前もある日本人ですが、インターネット上でWeb公開・メール交信・掲示板などへの書き込みなどを行う際には一貫して「双剣士」というペンネームを使っています。(ハンドル、というのが正式名称のようですが、自動車の操縦装置を連想しやすいので私はあまり使いません。ハンドル名、という呼び方は誤りだそうです)
 このように実際の名前と異なる呼称を名乗りあうことは、ネットや同人など主に趣味で結びついている世界では広く行われています。しかしその反面、実名を使わずにペンネームで発言する輩のいうことは信用できない、という考え方も古くからあるようです。今日はその辺について考えてみましょう。

 いきなり核心に触れるようですが、ペンネームというのは一種の仮面です。自分を表現する看板として飾ることも出来るし、気に入らなくなれば替えることも出来ます。仮面を掛け替えることで複数の人格を演じ分けることが出来ますし、仮面を外すだけでそれまでの世界との関わりを簡単に断つことが出来ます(現実には追跡は不可能ではありませんが、そこまで追求する人は稀です)。
 ペンネームで名乗りあう文化はパソコン通信が源流だと聞いたことがありますが、当時はパソコン通信に入会する際に自分のペンネームを登録したため必要に応じて使い分けるという発想が無かったのに対し、インターネットでのペンネームは勝手に決めたり替えたりすることが出来ます。都合が悪くなったペンネームは使わずに済ませられますし、無記名のままで掲示板書き込みをすることも珍しくありません。要するに、インターネット上のペンネーム『○●』で表現される人格は都合のいいときだけ出てきて都合が悪くなれば引っ込むことが可能な存在な訳です。『実名でないと信用できない』と主張する方々の論拠はそこにあります。都合が悪くなっても逃げればいいと思っているような連中に責任ある発言は期待できないと言うわけです。
 それに対するペンネーム論者の反論は「そんなこと言っても、あなた方が使っている名前が本当の名前である証明は出来ないのだから、あなた方の呼ぶ『実名』とは本質的にペンネームと違いはない」というものなのですが……そこから先は多くの場合「文句があるなら本当の住所を公開して見ろ」という非難合戦になりがちです。それもそのはず、ペンネーム論者の反論は反論になっていないのですから。実名を使わずに発言した内容に責任はあるのか、という肝心な点に答えていません。

 ここから先は私見になりますが、ネットにおける責任ある発言というものが『発言者の年齢・肩書き・立場などを明らかにすることによって発言内容の正しさを保証する、あるいは読者に真実だと信じさせるに足る』ということを要求しているのだとすれば、それは要求する方が間違いなのではないでしょうか。政治家や著名人の名前を勝手に拝借して「なりすまし」をしたなら話は別になりますが、ここで実名論者とペンネーム論者が想定してるのはそう言うことではありません。その限りにおいては、発言内容の真実性は発言の内容そのものや引用元の出所に依存するのであって、発言者の善し悪しによるものではないでしょう。あえて発言者が誰であるかが問われるとすれば、それは「これまでも頓珍漢な発言を繰り返していた人だ」などと言った過去の実績を考慮する場合だけでしょうが……その場合は固定ペンネームを使い続けている人は実名論者と同格、ペンネームをころころ変えたり無記名にしている人は実績がない分だけ不利、と言うことになります。それだけのことです。
 もうひとつの可能性として、責任ある発言の意味として『不利になっても逃げ出さないという保証』を求めているという線があります。しかしこちらもおかしい、だって不利になったら沈黙を決め込むという戦術は実名論者だって採りうるのですから。まさか、ネット上で返事をしないようなら実家に電話をかけて問いただす、なんてストーカーじみた状況を想定している訳ではありますまいし。

 私は前述したとおりペンネームを使っています。これは誰が見ているか分からないインターネット上で不用意に個人情報を流布したくないという自己防衛の為もありますが、やはり趣味の一部(=小説書き)を最前面に押し出した人付き合いをするからには実名と別の名前を名乗った方が頭の切り替えがしやすい、というのが最大の理由です。このテキスト企画では言いたい放題を貫いていますが、その最終責任を回避したいが為に実名を隠しているわけではありません。
 ……と、ペンネームのままで自己の立場を表明してみました。真実かどうかの判断は皆さんにお任せします。(笑)


2002.01.22

 今日はちょっと難しい話をするつもりだったのですが、面白い情報が入ってきたので予定を変更します。19日と20日に実施された大学入試センター試験の問題と正解を、予備校の河合塾が公開しているのですが……その中の1ページが、こちら。
総合理科 第5問

 受験生の方々には失礼ながら、これを見て脱力してしまいました。教科書にマンガが取り入れられたとは聞いていましたが、いやしくも国立大学の全国共通1次試験でドラえもんが出るとは……しかも設問の出し方が妙に子供向きの文章だし、内容も易しい(そもそも問2なんて小学校で習う範囲なのでは?)。
 しかも、『原子とは何か』とか『血液中で酸素を運ぶのは何か』とか『体積は身長の何乗に比例するか』といった設問を出したいなら、ドラえもんを持ちだす必要なんて無かったのではないでしょうか。日本の誇る人気漫画たるドラえもんが、こんな刺身のツマのような出し方をされたことが、私にはなによりも残念でした。

 ただ……ですね。試験のことは脇に置いたとしても、ここに出てくる『分かったよ。でも、めぐみって夢のない人だね』という最後の一言で、ちょっと嫌なことを思い出しました。今日はそちらの方について掘り下げてみたいと思います。

 ドラえもんに限ったことではありませんが、コミックやアニメの中で不思議というか非現実的な設定やアイテムが出てくることは良くあります。センター試験の問題ではスモールライトを取り上げて科学的な突っ込みを加えていますが、私も子供の頃からこういう突っ込みは大好きだったりしました。
などなど、アホな話題であることは承知で色々と想像したものです。ほとんどの場合はまともな答えなど出ませんが、『設定が非現実的』と言うことと『物語が荒唐無稽で無価値』と言うこととの間に線は引いているつもりでしたし、それに2次小説を書くようになった今となっては思考遊びの先に面白いネタが見つかるかも知れないじゃないですか。

 ところが。こうした思考遊びを友人たちに提案すると、昔から現在に至るまで判で押したように同じ反応を示すんです。まず汚いモノを見るような眼で私を見る。そして「そういうの、興味ないから……」とそっぽを向く。そのくせ、その後はぶつぶつと「だいたい、そういうのを考える奴って何にも分かってない。何が面白いんだか……」と聞こえよがしにつぶやく、というパターンを辿ります。
 原作が好きな人に向かっていきなり問いかけてるんじゃありません。その直前まで原作関連の話題で一緒に大いに盛り上がって、話題が途切れた頃を見計らって提案してるつもりですが、その途端に空気が一変します。「それを言ったらお終い」という無粋な質問であることは理解できなくもないですが、「だから馬鹿馬鹿しい」と言ってるんじゃありません。ただ思考遊びをしようと言ってるだけなのに……。
 彼ら、本当にそう言うことを考えたことがないんでしょうか。そういう類の突っ込みを受けて嫌な思いをした経験があるんでしょうか。それとも本当のファンというのは宗教の信徒と同じく、与えられた設定を疑うことすら汚らわしいと考えるものなのでしょうか。

 私の友人なんてファンの中のごく一部でしょうから、彼らの態度を持って『本当のファン』などと呼ぶのは正確でないでしょう。しかし、世代も住所も嗜好も違う10余人の面々が、一堂に会しているわけでもないのに面白いように同じ行動をとるもので……自分は偽ファンなのかしらと、困惑した時期がありました。
 今年のセンター試験を見て、ふとそんなことを思い出した次第です。


2002.01.21

 大学入試センター試験が、昨日終わりました。受かるまではとネット活動を休止していた受験生の皆さんも、今夜1晩ばかりは勉強をお休みにして見に来てくれてるんじゃないかと思います。とんでもないって? いやいや、そういう方はこの文章を読んでないでしょうから(笑)息抜きに見に来てくれている、そう思うことにしましょう。
 学校の入学試験がペーパーテストであること、そしてそこで決まる学歴というものが学術的職業に限らず世の中の多くの分野で幅を利かせている現状に、文句のある方は沢山いると思います。しかし成人式の文章で述べたように、理屈に合わないことも受け入れざるを得ないのが大人の世界なのですから仕方ありません。幸いにも現代は価値が多様化していますから、学歴という権威を背負わずに生きていく道は幾らでもあります。それにも関わらず、そうした道を選ばずに入試というハードルを跳び越えようとするのですから、いまさら泣き言を言っても始まりません。ここで死力を尽くさないと一生の後悔になります。一瞬たりとも気を緩めずに頑張ってください。
 ……あれ、ぜんぜん息抜きになりませんね。それじゃ、ちょっと方向性を変えましょうか。

 受験生の皆さんは『苦しいのは今のうち、大学に入ったら遊ぶぞぉ』と思ってらっしゃるかも知れません。そこで理系の某国立大学に入学して修士まで行った私の経験から、キャンパスライフの心構えを少々書いてみたいと思います。

 まず、大学生というのは自由です。もちろん講義のスケジュールはびっしり詰まっていて、バイトや遊びなどの予定を入れると1日が30時間欲しくなるほど忙しくはなりますが、それでもそれを強制する教師はいません。限られた時間を勉学に向けるも遊びに費やすも、はたまた昼寝に使うもあなたの自由です。ゼミなどに入れば決まった時間に来ることを迫られますし1週間の予定なども作らされますが、それでも高校までの5分刻みの管理体制に比べれば天国のようなもの。就職した現在の私から見ても、金はないが時間だけはあり余っていた時代だったなぁと振りかえることがあります。
 その代わり。誰も強制せず叱ってもくれないということは、逆に言えば堕ちていくのも簡単だと言うことです。好きなことに幾らでも時間を使える代わり、その代償として削った事柄についての責任は自分一人で取らなければなりません。ふと気が付けば何もしないうちに半年が過ぎた、なんて状況が気を抜くとすぐに訪れます。
 「そんなことは分かってる、今だってそうだ」って? いやいや、こればっかりは体験してみないと分からないですよ。私は受験生時代の勢いそのままで大学の最初の1年を通過したんですけど、2年目に入って、親が転勤する都合で一人暮らしを始めて……そのときになって、ようやく先輩たちの言ってた意味が分かりましたもの。中でも象徴的な出来事は、『自分が買わない限り冷蔵庫の中の物は増えない』という事実を目の当たりにしてショックを受けたこと。ちょっとそこ、笑ったでしょ? 笑えなくなるんですよ、これが。

 それからもうひとつ。暗記という技能が、あまり意味をなさなくなります。どういうことかというと、どんな資料を見てもいいから規定日数内に答えを見つけてこい、という類の課題が上級生になる毎にどんどん増えていくからです。その代わり解き方は教科書には載ってない、ひょっとしたら正解なんて無いのかも知れない。技術系分野で物づくりなどをやっていると、そんな悩ましい日々が連日のようにやってきます。
 羨ましいって? そうでしょうね。苦しかったけど楽しくもありましたよ。ただそういう場で要求される技能は、難しい原理や知識を頭から取り出す能力ではなくて、何を調べればいいか誰に聞けばいいのかを的確に判断し実行できる能力です。そして正解ではないかも知れないけど、自分の手と足で作った自分だけの答えというものを、堂々と人の前で発表できる能力です。

 現在の私は大学で専攻したテーマに直結した職場にいるわけではないし、講義で覚えたことの大半は忘れ去っています。しかし上記2つの現実に触れ、それを克服する時間を得ただけでも、大学に行った意味はあったと考えています。
 なぜならそれは、現実の社会で要求される事項そのものだから。大学に行かず社会に出ても身につけられたかも知れないけど、そうしたら自分に出来る範囲の低いレベルで止まっていたような、そんな気がします。同じ年代の、同じレベルの学力を持つ集団の中で揉まれるという経験はやはり貴重です。これは綺麗事では無しに、そう思います。

 受験生の皆さん、大学に合格することはゴールではありません。しかしその先には“自分で作れる未来”が待っています。そのチケットを手に入れるため、ファイト、です。


2002.01.20

 当サイトでは、読者の皆さんが訪れるたびにその記録(アクセスログ)を集めさせていただいています。その目的は、
などのデータを収集し解析して、どのコンテンツに力をいれるべきか等を検討するためです。(読者それぞれの個人データを集めているわけではないので、ご安心ください)

 しかし上記のようなデータはサイト運営者にとっては役に立っても、読者の皆さんにとっては単なる興味の域を出ないものでしょう。そこで今回は、サイト運営にはあまり役立たないけれども調べてみると面白いデータ……検索文字列に焦点を当ててみたいと思います。
 ここでいう検索文字列とは、YahooやGoogleなどの検索サイトを経由して私のサイトに来てくれている読者が、どんなキーワードを入れて『支天輪の彼方で』を見つけだしたのか、という情報です。逆に言えば、私のサイトに来てくれる読者がどういう興味の傾向を持っているのか、がある程度まで把握できることになります。
 今回は、去年8月〜今年1月までの約半年のデータを元に解析を行いました。『まもって守護月天!』の末尾の感嘆符の有無や、スペースの全角/半角の違いなどは事前に統合してあります。

検索文字列:上位30ワード

順位検索ワード来客数比率順位検索ワード来客数比率
1ぴたテン 2556.78%162次小説 190.50%
2まもって守護月天 1554.12%17ベイリーの数珠 190.50%
3支天輪 1423.77%18双剣士 180.48%
4喫茶店Mute 1243.30%19MAD ムービー 170.45%
5セイバーマリオネットJ 962.55%20とらはNAVI 160.43%
6シャオリン 711.89%21ぱろしょ 150.40%
7守護月天小説 661.75%22みさき先輩 150.40%
8守護月天 461.22%23ネット小説 150.40%
9山野辺翔子 381.01%24ディータ・リーベライ 140.37%
10西遊記 381.01%25愛原花織 140.37%
11万難地天キリュウ 360.96%26お勧め小説 130.35%
12まもって守護月天 SS 260.69%27南堂久史 130.35%
13みずいろSS 210.56%28樋口湖太郎 130.35%
14ゲームシナリオ 200.53%29片瀬雪希 130.35%
15集客 200.53%30SwiftProxy 120.32%

 栄えある第1位に輝いたのは『ぴたテン』。春からTVアニメの放映も決まり、これからぐんぐん伸びていくものと予想されます。同人系検索サイトSurfers Paradiseにも正式キーワードとして登録されたばかりです。

 盤石の1位だろうと予想していた『まもって守護月天』は惜しくも2位。しかし上位30位中に守護月天関連のキーワードは9つも含まれており、健在ぶりをアピールしています。『守護月天小説』が7位に入るあたりは、2次創作が盛んな月天関連サイトの性格を表していますね。ちなみに3位の『支天輪』をGoogleで検索すると、『支天輪の彼方で』が候補筆頭に挙げられています(試してみたい方はこちら)。Googleの表示順位は関連リンクの多さで決まるので、これは相互/片道リンクを張ってくださった皆さんのご支援の賜物といえるでしょう。感謝です。

 『セイバーマリオネットJ』は5位ながら、続く関連キーワード『ライム』はなんと4票で85位タイ。凋落は覆うべくもありません。やはりメディア展開が20世紀中に終了してしまったことが痛かったようです。

 ゲームシナリオ系では、『みずいろ』が13位、『片瀬雪希』が29位に入りました。『雪希』単独とか『雪希×健二』などを含めると軽視し得ない数になります。神津麻美SS『白雪姫の勇気』の執筆が遅れていますが、需要は十分にあるものと考えて良さそうですね。ちなみに下位にはKanon関連やPiaキャロット関連もなぜか入っています。

 リンク先サイトとしては、『喫茶店Mute』がなんと3位です。閉鎖して久しい『ベイリーの数珠』も何故か上位に入っています。私が個人的に愛好しているサイトが、どうして検索エンジンには判るんでしょうか? ミステリーです。

 その他、面白い現象としては『西遊記』の10位と『集客』の15位でしょうか。たぶん、いや間違いなく検索を掛けた人の期待を裏切ってしまったでしょうねぇ〜。

 続いてもうひとつ。数は多くありませんが「何故こんな検索ワードがヒットする?」と首を傾げたくなるような検索ワードを幾つか挙げてみます。

うめぼしの謎/金角銀角/芸能人出身校/江戸勘定流/瓦崎工業高校
……なんでこんなキーワードがヒットしたんだか、見当も付きません。
屋外+ガス+湯沸かし+止まらない
……検索を掛けた人は、何がしたかったんでしょうか?
堀江由衣+スクール水着/キリュウ+いや+だめ+あぁ
……こっちは、何を求めてたかは想像つきますけどね……はぁ。

 検索エンジンの登録基準というのは、本当に不思議です。


1月14日〜19日20日〜25日26日〜31日4月25日
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