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毒舌の血脈

初出 2007年07月23日
written by 双剣士 (WebSite)
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この話の続きを、2ちゃんねるに投稿してみたりして。
春風千桜編朝風理沙編橘ワタル編桂雪路編鷺ノ宮初穂編

スレッドが落ちてしまったため、ゆっきゅん相談室アンコールとして再録しました。
情報を提供してくださった匿名さんに感謝です!


 は〜い、11巻と12巻に登場したのに巻末プロフィール作ってもらえなくて、ちょっぴりプンプン紫子ゆかりこで〜す。ゆっきゅん☆って呼んでね♪
 今日も私が、出番の少ない不遇キャラたちの悲惨な悩みにズバズバ答えていっちゃうぞ〜♪


「お嬢さま……いいんですか、お母さまがまた出てきましたよ」
「いいから放っといてやれ。あの性格はもう直らないんだから」


 はい、それじゃ最初のお便りは……練馬区にお住まいのペンネーム『生徒会長の父』さんからね。それじゃ元気よく行ってみよ〜☆
『娘たちは準ヒロイン、妻も作者の寵愛をモロに受けているというのに、自分にはちっとも声がかかりません。こんなに彼女らを愛しているというのに本編では親バカぶりが強調されるばかり。どうすれば皆さんの目の前で愛娘ヒナに頬ずりすることができるんでしょうか?』
 んー、可愛い娘を持った父親としては深刻な悩みよねー。空気扱いされるのはまだいいほうで、バイキン扱いされて避けられたり誰かに会ったときに知らない人呼ばわりされたりとか、悲惨な話を良く聞くわー。
 でもでも、安心して。ほら世間でもよく言うじゃない、『亭主元気で留守がいい』!

    (せっせっ、せっせっ)


「小説の中でも律儀にやってるみたいですね、あの謎の踊り。文章だと何やってんだかさっぱり分からないですよ」
「まぁラジオのDJだったとしても、踊りなんてリスナーには見えないんだけどな。これぞまさに、ムダな努力」


 じゃ次ーっ! 続いてのお便りは『白皇学院の理事長』さんからね。どれどれ、どんな悩みなのかしら?
『最高権力者に等しいポジションでありながら、出番は4巻118ページの2コマ、しかも後ろ姿だけ。アニメ版では独立した声優さんが割り当てられたと思ったのに、以後は出番どころか名前が挙がることすら皆無。無視すんな〜、理事長先生だぞ、偉いんだぞぉ〜!!』
 んー、縁の下の力持ちって辛いわよねー。一生懸命やってるのに誰にも評価してもらえなくて、あげくには『悪の女王の本命?』とか揶揄される有様だし。
 でも大丈夫、きっとまた出番があるわよ。だってあなたは、『マリアさんの手駒』!

    (せっせっ、せっせっ)


「ちょっ、思いっきりぶっちゃけまくってますよ、いいんですか?」
「本気にするな。理事長をメインにしたSSの出来があんまり良かったもんだから、大家さんが嫉妬してるんだろ」


 まだまだ行くよ〜、生麦生米ゆっきゅんトーク! じゃその次は、『三千院家の元執事』さんからね。なになに〜〜。
『連載当初からキーパーソンだのラスボスだのと期待されていたのも今は昔、お嬢さまの“あのバカのことなんかどうでもいい”とか“喧嘩別れしたのは母だけ”発言のおかげで妄想フラグが次々と消滅。マリアさんの口から唯一名前が挙がったアニメ第3話のBパートも全力でスルーされてるし! これはあれか、自分の存在感はタマ以下か?』
 んー、なんか身につまされる叫びよね。アニメ版ではややこしい三千院家の秘密関連ネタは薄められちゃってるもんねー、原作分析ブロガーさんたちも世代交代が進んで「H神? 誰それ」とか思ってる人って増えてきてそうだし。
 だけどほら、深刻に悩むことないと思うわよ。だってぶっちゃけ、『あなたは釣りネタ』!

    (せっせっ、せっせっ)


「そ、そこまで決め付けちゃいますか! アニメのオープニングにも出てくるくらいなんだから釣りって事はないでしょ」
「アニメのオープニングに出てるからって重要キャラとは限らんぞ。他にも居るじゃないか、原作ではとっくに登場してるはずなのに、アニメでは出番どころか中の人の名前さえ公開されてない人が」
「ちょ、全国24人のしおりん血盟団に喧嘩を売るのはやめてください!」


 えっ、もうそろそろ終わりの時間? ゆっきゅん残念〜、それじゃ最後のお便り行くわね、『主人公の幼馴染』さんから。
『出番がないのはよろしいんですの。わたくしのことを全力で応援してくれるはずの読者さんが現役バリバリの別アニメに浮気するのも、殿方の甲斐性と思って見過ごして差し上げますわ。ですけど! 将来のあるわたくしを差し置いて、1世代前の天然キャラが毒舌トークを仕切るってどういうことですの? 幽霊は幽霊らしく、あの世でおとなしくしてればよろしいのに!』
 んー、トリを飾るのは番組への批判さんなのね。まー気持ちは分かるわ、私も出番が多いほうじゃないから。でもほら、あなたじゃなくて私がSSに出られた理由って、実はすっごく簡単なのよ。
 言っていい? 言っちゃっていい? それはねぇ……『才能の差』……わー言っちゃった言っちゃったっ!!

 はーい、じゃ今日はここまでね。てなわけでまた今度ー、バハハハハーイ!!


「あの、お嬢さま、お母さまと僕ってどこが似てるんでしょうか? さっぱり見当も付かないんですけど」
「そっくりじゃないか。薄幸キャラとか超不幸とか言ってるくせに当人けっこう楽しそうで、傍から見ててぶん殴りたくなるようなところが特にさ」
「えぇっ?!!」


Fin.

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