ハヤテのごとく! SideStory
Chain
初出 2016年12月24日@
止まり木第10回合同本
サイト転載 2017年01月02日
written by
双剣士
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※ 本作は冒頭の段落のみ、来年二月発売予定の単行本五十巻のネタバレを含みます。
「私……メイドを辞めようと思うの」
十ヶ月前にハヤテとマリアが初めて出会った、薄寒い風の吹く夕方の負け犬公園にて。買い物の帰りに二人で訪れた思い出の場所で、二人きりになったマリアは思いがけない言葉をつぶやいた。
「メイドを……辞める? 辞めるって……お嬢様の?」
(コクリ)
「な……なんで……なんで、どうして!?」
突然の告白にハヤテは動揺を隠せない。とある目的のために彼が建てていた『マリアさんを自分にメロメロにさせてから振る』という計画は一瞬にして木っ端微塵に吹き飛んだ。こんな日が来るなんて信じられない、信じたくない……思わず声を荒らげる少年執事に、完璧メイドは至って冷静に言葉を返す。
「ハヤテ君も言ってたじゃないですか。もう……役目は終わったんです」
「終わったって……」
「きっかけは、ルカさんとの同人誌対決でした」
マリアは蕩々と理由を語る。自分が側にいないとダメな子だと思っていたナギが成長を遂げ、かけがえのない友達を得ることもできたこと。このままだと自分はナギを支える姉代わりではなく、本当に料理や掃除をするだけの単なるメイドで終わってしまう……それは嫌なのだと。自分はナギの特別であり続けたい、そのためには決断が必要なのだと。
「で……でも!!」
「ハヤテ君、覚えてます?」
理屈はそうでもお嬢様の気持ちは、家族としての愛情は……そう反論しかけたハヤテを制するように、マリアは曇りのない笑顔で少年に微笑みかけた。
「私もうすぐ……十八になるんですよ? 卒業です。だから笑顔で見送ってください」
《……ふぅ。ハヤテ君、あれで騙されてくれたかしら?》
衝撃の告白の後。ハヤテとは別の道を通って家路についたマリアは、さきほど自分がした一世一代の『演技』を思い返していた。
あんなの嘘。ぜんぶ嘘。自分が特別な何かで居られなくなったから出て行きたいなんて、そんな子供みたいなこと私が言い出すわけないじゃありませんか。
でも……今年が終わるまでにナギの側を離れなきゃいけないことだけは、本当。
おじいさまが始終気にかけている王族の庭城があと二ヶ月ほどで崩壊してしまうらしいことは、お屋敷に仕掛けてある盗聴……こほん、とある筋から聞きました。タイムリミットが間近に迫ってきた以上、王族の力を狙う人たちがまた良からぬ動きをし始めるでしょう。そしておそらく……ハヤテ君の前の執事で、ナギを絶望の一歩手前まで落としかけて姿を消した、あの姫神君もきっと私たちの前に姿を現すことでしょう。
私はもう二度と、ナギにあんな思いをさせたくありません。なんにも知らずに友達と一緒にマンガを描いていられる、ようやく辿り着いたナギのちいさな幸せを守らなくてはなりません。
でも今度の姫神君は途中で手を緩めてはくれないでしょう。きっと戦いは熾烈を極めるでしょう……仕切り直しの余裕を無くした今なら、彼はどんな手段だって使うでしょうから。ナギを守る……その一念だけで前回の戦いをくぐり抜けた私でしたけど、今回はその余裕もないかもしれません。
ですからそうなる前に、ナギとは距離を置こうと思います。私と姫神君が血だらけになって戦うところなんてあの子に見せたくない。あの子の身体だけじゃなく、あの子を取り巻く生活自体を守るのだと思えば、私はきっと一人でも頑張れると思うんです。
一年前までの私ならこんなこと想像もしなかったでしょうね。でも今なら大丈夫。私が居なくなってもあの子は独りじゃないし、遺産がどうなろうともあの子はしっかりやっていける。それに万一私が敗れたとしても、ナギの側には頼もしい騎士(ナイト)さんがついていることですし。
ハヤテ君、私は本当に、あなたに感謝しているんですよ……。
◆ ◆
そんなマリアの思惑を知る由もないハヤテは、告白の衝撃冷めやらぬままフラフラと街を徘徊し……気がつくとバイト先の喫茶店どんぐりで、バイト仲間相手にマリアの決意を口にしていた。普段は決して口の軽いわけではない彼がそんな挙に出ていること自体、衝撃の大きさを物語っていたと言えよう。
「マリアさんが居なくなるなんて、ちょっと想像できないなぁ」
ハヤテとほぼ同じ感想を、少しだけ引いた視点から述べるのは西沢歩。マリアがナギにとってどんな存在だったかを彼女はハヤテほどは知らない。だが長くはないムラサキノヤカタでの同居生活だけでも、マリアの存在の大きさは身に染みていた。自分なんかには決して届きそうにない家事能力と気配りの理想型……それが居なくなるというのである。喪失感の大きさは想像に難くない。
「確かに寂しいけど……本人がそう言うのなら、私たちも受け入れなきゃいけないわよね。そう言われてみればマリアさん、高校卒業を迎えてもおかしくない年齢なんだし」
男らしく優等生的な意見を述べるのは桂ヒナギク。白皇学院の後輩としてマリアと交流のあった彼女は、マリアがそう簡単に翻意する性格でないこともよく知っていた。辞めることを事前にハヤテに告げたと言うことは、自分の代わりにナギを支えて欲しいと言うことなのだろう。ハヤテ自身に自覚はなくとも、ここに来てこんな話をすると言うことは同じことを私たちに期待しているに違いない……恋心以外では驚異的な洞察力を誇る白皇学院生徒会長は寂しい気持ちを棚上げし、ハヤテを元気づける方向に話を持って行こうとしていた。
「マリアさんは誤解してるんですよ。お嬢さまがマリアさん無しで、やっていけるわけないじゃありませんか。修学旅行の間お嬢さまが一人で眠れるようになったのは確かですけど、それってマリアさんが要らなくなったわけじゃないでしょう?」
「そんな理由で拗ねてるわけじゃないと思うけど……でもナギちゃんがどんどん成長してるのは私も見てて分かるもんね。親離れしていく子供を見つめる親みたいな気持ちなのかな?」
「で、でも……」
「知ったらナギは泣くでしょうね。行かないでと追いすがったりもすると思うわ」
「ですよね!」
「……でも、いつかは乗り越えなきゃ行けないんだと思うの。一年前ならいざ知らず、今のナギにはそれができると思うし……ある意味これが、ナギにとっての卒業試験みたいなものかも知れないわね」
ともあれマリアが明日すぐ居なくなるわけじゃなし、ナギには内緒にするという約束もあることだし……あまり引きずらないようにと恋人未満の少女二人に励まされて、綾崎ハヤテは喫茶店から家路へと戻っていったのだった。
ところが。ハヤテが喫茶店を去って数分後、どんぐりを訪れた爆弾娘の発言が事態を一変させる。
「それは恋よ! マリアさんはハヤテ君が好きなのに、ナギに譲るために身を引く決意をしたんだわ。まさか本当の理由を言うわけにも行かないから別の口実をつけて! 同じ立場だった私にはその気持ちよく分かるもの!」
話を聞いた水蓮寺ルカの乙女らしい解釈に、西沢歩と桂ヒナギクはハッと顔を見合わせた。彼女らは友人であると同時に、綾崎ハヤテをめぐる恋のライバル同士でもある。これまでマリアはその枠外だと思ってきたのだが……言われてみれば、その可能性を考えない方がおかしい。
「そっかぁ……そういえばハヤテ君って基本的に大人っぽい女の子がタイプなんだもんね。特に頼りがいがあってキレーで優しい人にすぐメロメロになるって言うか……マリアさんってど真ん中ストライクな女性だし……」
「でしょ!? 思えば私とナギの同人誌勝負の時だって、ハヤテ君はナギを選んだと言うよりは『ナギの執事としての現在の生活』を守りたかった節があったもの! その生活のなかにマリアさんが入っていてもおかしくないと思う!」
「そういえばナギちゃんたち三人でこの喫茶店に来たとき、ふと思ったことが何度かあったんだよね、『ハヤテ君ってもしかして、このメイドさんのこと好きなんじゃ……』って! まさかとは思ってたんだけど」
「いやいや、ちょっと待ってよ」
恋バナで盛り上がりかけるルカと歩の会話に、冷静沈着なる生徒会長がブレーキをかける。
「ハヤテ君の方はそうかも知れないけど、マリアさんがハヤテ君を好きになるってあり得なくない? だってマリアさんって言ったら、美人で可愛くてスタイル抜群、文武両道で才色兼備、家事万能で働き者、そのうえ優しくて茶目っ気もあるスーパー完璧超人よ!? あんな人がハヤテ君を好きになるなんて、あり得ないにも程があると思う」
「
「それ、
ヒナ
(さん)
にだけは
言われ
たく
ない
」
」
ルカ+歩からのダブル突っ込みを受けて、戦艦ヒナギク轟沈。
「そうなるとさっきの話、もっと別の解釈もあるんじゃないかな? 『ナギちゃんのメイドを辞める』って言っただけで、ハヤテ君の前から消えるとは言ってないし」
「ナギのメイドからハヤテ君の恋人に転職? キャー大胆、昼ドラも真っ青よ!」
「ナギちゃんに内緒って釘を刺したのもそのためかぁ、納得」
顔を真っ赤にしたヒナギクが喫茶店のカウンターに沈み込む間も、恋する乙女二人の会話はフルスロットルで急加速していくのだった。
◆ ◆
「おぉ千桜、お帰り。何かあったのか?」
「い、いや何でも。ちょっと友達から電話があってさ」
「ふ〜ん」
ナギとマンガ談義をするため三千院家を訪れていた春風千桜は、曖昧な笑顔を浮かべながらナギの部屋のベッドに腰を下ろした。表面上は平静を装いながらも彼女の胸はバクバクと激しい鼓動を打っている。それはわずか数分前、ナギとの話の最中に水蓮寺ルカからかかってきた電話のせいだった。
「ちょっと千桜、知ってる!? ハヤテ君とマリアさんが夜の公園で告白し合ったって!!」
ルカの話は細かい部分が省略されていて、ついさっきハヤテたちが情熱的な愛の告白を交わし合ったことになっていた。それだけなら一笑に付すところだが、ヒナギクやハヤテ本人からこの話を聞いたというルカの言葉が恐るべき信憑性を与えていた。
普段こういう恋バナに疎い側の女の子だった千桜は、その真偽を確かめる話術など持っていなかった……しかし仮に持っていたとしても、今の千桜にそれを使う余裕などなかったに違いない。ナギが現在制作している実録風恋愛漫画をサポートする立場に居る千桜には!
「どうした千桜、顔色が悪いぞ?」
「……い、いや何でもないよ」
ナギの描いているマンガが、ナギ自身とハヤテの最初の出会いを題材にしていることは千桜も聞かされている。『僕は君が欲しいんだ』まるでラノベに出てくるような情熱的なラブシーンに秘かに憧れてもいたのだった……そのハヤテが今は別の女性と相思相愛になってるなんて、シャレで済む話ではない。まして相手はナギの姉代わりと言っていい女性で、逆立ちしたってナギに勝ち目などないのだから!
「なぁ、ナギ……その話、いま投稿するにはもったいなくないか? もっと実績を積んでから、プロデビューするときに回したらどうだろう。お前のとっておきの話なんだろ?」
「とっておきだからこそ描くのだ! 面白い実話を元にするのが一番面白いって足橋先生も言ってたしな。才能の出し惜しみをして頂点に立てるほど、私の挑む世界は甘くはない!」
そうだけど! お前の言うとおりなんだけど!
ナギの成長に舌を巻きながらも、千桜はハラハラドキドキが止まらない。お前の勘違いかも知れない、既に終わったことかも知れない過去の幻影を、よりにもよってこのタイミングでマンガ化しなくたっていいじゃないか。
真実を知ったらお前がどれだけ傷つくか。想像するだけで寒気がしてくるよ……。
その後、紅茶を入れに来てくれたマリアにお礼を言った千桜は、片付けを手伝うという下手な口実で強引にマリアを部屋の外に連れ出すと、壁ドンの体勢でマリアに問いかけを始めた。とはいえ『綾崎君のことが好きなんですか』なんてストレートな質問ができるほど千桜は厚顔無恥なタイプではない。
「あの、つかぬ事を伺いますが……ナギのメイドを辞めるって、本当ですか?」
千桜の選んだ問いかけはルカの話のごく一部でしかなかったが、ナギの友人という立場で気にかける分には自然な内容と言えた。この時点でマリアが否定してくれれば千桜としては安心できるのだが……返ってきた反応は違っていた。
「まぁ、ハヤテ君ったら……口が軽いんだから、もう……」
「…………!!」
「今に不満があるわけではないんですよ? でもナギも成長したし、この辺であの子とは別の道を歩いてみようかと思って」
「……そ、それって……」
「千桜さん。これからもナギのこと、よろしくお願いしますね」
「…………!!」
にっこり笑って厨房へと引き上げていくマリアの背中を呆然と眺めながら、春風千桜は口元を激しく振るわせていた。
《……ガ、ガチだ、マジだ……ルカの言ってたとおりだ、確定だ……》
マリアはハヤテを連れてこのお屋敷を出て行く、残ったナギの面倒を千桜に見て欲しい……ルカの恋愛脳に侵されていた千桜には、マリアがそう言ったとしか解釈できなかったのである。
千桜のもたらした情報は瞬時に拡散され、ハヤテを慕う女の子たちを絶望の淵へと叩き落とした。なんせ相手はあのマリアである。当人のスペックやハヤテとの距離もさることながら、『夜の公園で二人きりの告白』という恋愛の達人ばりの行動力が、ライバルたちの抵抗の意思を根こそぎ奪っていった。
ただわずかに希望があるとすれば、どんぐりでの会話を聞く限りハヤテはナギのことが気がかりで決断に踏み切れていない節があること。そして最大のキーパーソンである三千院ナギが、あの二人の交際を認めるとは到底思えないこと。つまりはナギの対応が鍵を握ると言うことである。
しかし、ナギに密告をして二人の仲を裂いてもらうという提案は誰からも挙がらなかった。年下の友人であるナギが一番傷つくと分かっていながらその選択肢を推すのは残酷と思えたし、そうなった途端にマリアとハヤテが手に手を取ってナギの元を出奔するという可能性も高いと思えたためだった。
ナギには何も知らせないまま、ナギのことを口実にしてハヤテを翻意させる。少女たちの出した最終的な結論はそれだった。様々な回り道を経てそのことをハヤテに伝えると……。
「僕はお嬢さまの元を離れる気なんてありませんよ? お嬢さまは僕の命を救ってくれた恩人なんですからね。え、マリアさんが僕のことを好き? そんなことあるわけないでしょう。想像もできませんってば、そんなの」
ハヤテの言葉の前半に少女たちは胸をなで下ろしたが、後半部分については全く信用していなかった。ハヤテが自分自身に向けられる好意について恐竜並みに鈍感であることを、少女たちは知り抜いていたから。
◆ ◆
そしてまた、ハヤテとマリアは夜の負け犬公園で向かい合っていた。
「マリアさん……あの……」
「……なんでしょう」
ハヤテだって、マリアが『卒業』することに納得したわけではない。ただ『お嬢さまが寂しがるから』という理由ではマリアを翻意させられないために手をこまねいただけだった。少女たちのアドバイスを受けたハヤテは、何度も練習した言葉を口に乗せた。
「マリアさん、行かないでください! 僕、マリアさんと一緒に居たいんです。僕のためにお嬢さまの側に残ってください。僕では……かすがいになれませんか?」
「…………」
ストレートに『好きです』とは言わず、年下の同僚として『お願い』する方向からまずは攻めてみる。マリアが自分のことを好きなわけないというハヤテの主張を入れつつ、少女たちの知恵を絞って慎重に練り上げた文章がこれだった。
少女たちにしてみれば、これに対する反応でマリアの真意が測れるはずだと考えていた。。YESならマリアのハヤテLOVEは確定、NOなら逆に戦線離脱確定と言うことになる。例え前者でもこれならギリギリ『ハヤテから告白したこと』にはならないので、ハヤテとマリアが相思相愛になるまでの時間も稼げる。二人がナギの側を離れない間なら何とかできるはず……半年以上に渡る自分たちからのアプローチが空振りばかりだったことは一時棚上げして、少女たちは真剣に二人の会話を見守っていたのだった。
ところがマリアの返答は、すべての関係者の予想を裏切るものだった。
「マリアさん……あの……」
「……なんでしょう」
もじもじと言葉を選ぼうとするハヤテとは対照的に、マリアは警戒のアンテナを全身に張り巡らせていた。一つ、二つ、三つ……明らかに複数の気配が、物陰から自分たちを注視しているのを感じる。特に殺意とかは感じないけれど、これが庭城絡みの手の者だとしたら……私たちはおびき出されたことになるのかしら。
「マリアさん、行かないでください! 僕、マリアさんと一緒に居たいんです。僕のためにお嬢さまの側に残ってください。僕では……かすがいになれませんか?」
「…………」
マリアはハヤテの言葉など碌に聞いていなかった。周囲から伝わる緊張感が一気に上がったのを感じて、これはハヤテが周囲の者たちに言わされている言葉であることを瞬時に察する。ハヤテ君が敵側に寝返ったとは思いたくないけど……でもびっくりするほど真面目で素直な子だから、言葉巧みに利用されることはあるかも知れない。そうだとしたら迂闊な答えは……。
……って、そんなこと考えてる場合!?
「ハヤテ君のバカッ!」
「……えっ?」
「そんなのどうでもいいから、早く帰りなさい、今すぐ!」
マリアはハヤテを追い払うと、自分も別のルートを使ってナギの元に駆けだした。自分とハヤテを外部の公園に呼び出し、殺すでも捕らえるでもなく監視だけしていると言うことは……きっとこれはナギの周りを手薄にするための陽動に違いない。長々と話している場合ではないのだ。取り返しのつかないことが起こる前に、一刻も早くナギの元に戻らないと!
そして二人が去った後の負け犬公園では。
「バカって言ってた……」
「言ってたわねぇ……」
「浮ついた雰囲気ゼロだったよなぁ……」
「そんなのどうでもいいって……あの二人の関係、いったい何なの……?」
物陰に隠れていたハヤテの友人たる少女たちが、一斉に頭を抱えていたのだった。
Fin.
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