セイバーJtoX26話、ついに入手しました。
ネタばれにならない範囲で、拙作「胎動」との比較を軸にした感想を書きます。
まずライムたち3姉妹は、だいたい予想通りでした。チェリーの性格がちょっと転生前から変わってましたが、まぁ問題ないでしょう。
花ちゃんは突っ込んでくれるセイバーたちが居なくなってボケっぷりが鈍るかと危惧してましたが、そうか、あの手が残ってましたね‥。
ファウストは相変わらず大義に生きてます。ローレライは吹っ切れたような良い表情になりました。この両者が結婚する雰囲気が無い、という突っ込みを読者からいただきましたが、あれならOKです。「胎動」においても、別にあの二人は『自分たちの役目は終わった、これからは自分の幸せのために生きよう!』と決意して結婚したわけではありませんし。過去を冷静に見られるようになったローレライが現在と未来に思いを馳せれば、「胎動」のような展開は決して筋違いではないでしょう。
セイバードールズは‥予想外。最終回と言う意味も有るでしょうが、みんな生き生きとしてます(笑)。いやしくも最後の乙女回路搭載セイバーが、何であんなことを‥彼女らの悲恋物語を書いている身としては、拍子抜けすることしきりです。
そして小樽は‥予想通り親馬鹿してますねぇ。
全体としては、「幸せって、きっとこんなことを言うんだよね」と言う思いが伝わってくる佳作でした。25話の筋に「納得いかないっ!」と声を上げた方も、つい微笑んでしまうような作品です。
早く増刷せいっ! バンダイビジュアル!
‥で、肝心の一言。26話が「胎動」と矛盾してたら断筆しようと思ってましたが、年数が若干ずれているものの、大きな齟齬はなさそうです。連載は続けます。
今後ともお見捨てなきよう、よろしくお願いいたします。