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女神と共にEX (6月30日更新) 完結 レス返し2
日時: 2019/05/11 00:11
名前: masa

こんにちはmasaです。

長きに亘って連載した「女神と共に」シリーズは無事に最終回を迎えましたが、番外編を書きたくなり、執筆する事にしました。

番外編は「ハヤテが○○と結婚したら」っと言うのがテーマです。
つまり、毎回ヒロインが違い、「ハヤテがこの人との結婚ENDを迎えるとこうなる」という事です。

今回は予告編だけなので、次回からが番外編のスタートです。

では。
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Re: 女神と共にEX (5月12日更新) ( No.2 )
日時: 2019/05/12 19:30
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが綾子と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテは綾子と結婚し、「神尾崎ハヤテ」になっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、義両親の勧めもあって神尾崎家に住む事になった。

義父から当主の座を受け継ぎ、神尾崎家や傘下の企業の繁栄の為に日夜奔走する日々を送っていた。


「ふう」

仕事も一段落過ぎ、社長室で一息ついていた。
すると

「ハヤテ様♪」
「綾子。どうしたの?」

妻であり、ともに当主として自分を支えてくれている綾子が甘えて来た。

「ふふっ♪何でもありませんわ」
「ああ、そう」

この2人の夫婦仲は「極端なまでに」良好だった。
仕事中など気を引き締めなければならない場合以外は常にイチャイチャしており、「またか」っと周囲に冷やかされるのも日常茶飯事っと言える位だった。

「あのさ、綾子」
「何ですの?」

甘えん坊の子猫の様に甘える妻に溜息をつきつつ

「一応さ、ここ会社だよ」
「分かってますわ」
「人の目があるんだし、控えようよ」
「嫌ですわ♪」

食い気味に言われ、ハヤテはまた溜息をついた。
結婚してから結構経つが、綾子の甘え癖は一向に変わらなかった。

寧ろ、交際中は「それなりに」だったのに、結婚した途端「一気に酷くなった」っと言える。

「こういう時でないと、旦那様に甘えられませんからね。めいっぱい甘えさせてもらいますわ♪」
「家でも甘えてる気が」

ハヤテの呟きを無視し、綾子は甘え続けた。


                   × ×


帰宅後、ハヤテは気合を入れてから玄関の扉を開けた。
するとモノの数秒で

「お父様〜♪」
「やれやれ。またかい?」
「ム〜」

2人の娘である神尾崎優子がハヤテに抱き着いて来た。

「寂しかったですわ〜」
「はいはい」

娘の頭を撫でつつ引き剥がし、

「もういい加減その甘え癖、治そうね。じゃないとさ」
「嫌ですわ。お母様だってお父様にベッタリ何ですから、娘の私がお父様に甘えるのはごく自然な事。で・す・か・ら・治しませんわ」
「やれやれ」

ハヤテが溜息をつくと

「優子、ちょっと来なさい」
「なんでですの? 私はお父様に甘えるのに忙しいですから、嫌ですわ」
「いいから来なさい!!」

優子は「仕方ない」っと言った溜息をつき、母に従った。

「貴方ねえ。幾ら娘だからって、ハヤテ様に甘えすぎですわ!!」
「フンッ。お母様だって」
「私は妻ですから。夫に甘える事は普通ですわ」
「なら、私は娘ですわ。父親に甘える事は、普通ですわ」

お互いに譲らず、激しく睨み合っていた。
すると

「あの、お2人とも」
「「何ですの!!」」

変わらず使用人を続けてくれている崎山は怖がりつつ

「お食事の準備が整いました」
「・・一時休戦ですわね」
「・・良いですわ」

神尾崎家では、ハヤテの希望もあって出来るだけ一緒に食事をとる様にしている。
なので3人仲良く食事をし、食後のティータイム中

「さて、お父様」
「・・・」

ハヤテは直ぐに娘が何を言いたいのか察した

「一緒に風呂に入りますわよ」
「あのさ、優子」

溜息をつきつつ

「もう高校生でしょ?だからさ、父親と一緒に入るのはさ」
「関係ありませんわ。幾つになろうと、一緒ですわ」

ハヤテが再度溜息をつくと

「駄目ですわ。ハヤテ様と一緒に入浴するのは私ですわ。貴方は1人で入りなさい」
「何を、言ってるんですの。1人で入るのはお母様ですわ」

また激しく睨み合い

「なら、勝負ですわ。今日こそ決着付けてあげますわ、お母様」
「望む所ですわ」

3人は修行場に移動し

「手加減なんか、しませんわよ。娘とは言え」
「フンッ。後悔させてあげますわ」

激しい鍔迫り合いを始めた母娘にハヤテは呆れつつ見ていた。
すると

「ハヤテ」
「ん!?ああ、お義父さん」

先代当主である義父が声をかけて来た。

「君も大変だね。色々とさ」
「ええ、まあ」

ハヤテの隣に腰を掛けつつ義父は

「それにしても、優子は強くなったね」
「そうですね」

優子は祖父から玄武と白虎を受け継ぎ、神尾崎流剣術も全てマスターしていた。
実力的には母である綾子と完全に互角である。

「私も安心して妻と隠居出来るし、孫と暮らせて幸せだよ。君は大変だろうけどね」
「まあ、そうですね」

目を逸らして返事する義理の息子に

「ま、頑張りなさい。色々とね」
「ええ」


結局決着はつかず、3人での入浴となった。


                   × ×


入浴後。

大いにもめたが優子は1人で自室で寝る事になり、寝室で夫婦水入らずになっていた。

「ハヤテ様」
「ん?」

ハヤテが寝る前の綾子の髪を手入れをしていると、話し掛けて来た

「貴方からも優子に強く言ってくださいな」
「な、何を?」

答えは分かり切っていたが、敢えて聞き返した

「もう甘えるな。一緒に風呂は入らない、っと」
「そ、それは」

答えに詰まるハヤテに

「やれやれ、全く」
「ご、ごめん」
「まあ、そんなハヤテ様だから愛しているんですけどね」

妻の皮肉を込めた言葉に、苦笑いが限界で

「やっぱり、優子にはあまり強くは言えないよ。確かに、世間一般的に考えたら、変わってるかもね。高校生の女の子が父親と一緒にお風呂って」
「ですよね?」
「でも、無理やりなら別だけど、そうじゃないならそれを取り締まる法律は無いし、何より本人が「一緒じゃないと嫌」っていうし」

ハヤテの弁明に綾子は溜息をつき

「だ、だからさ、やんわりとしかね」
「やれやれ」
「僕自身、親から愛情を全くもらえなかったから、あの子には出来る限りの愛情を注ぎたいんだよ」

鏡越しに寂しそうに言ったハヤテに

「もういいですわ。寧ろ、「愛娘に強く言えないハヤテ様」の方がハヤテ様らしいですから。そんなハヤテ様を愛しているのが私ですし」
「ああ、そう。なら」
「ですが、娘とそう言う事で争うな、っと言うのは無理ですわね」
「ああ、そうですか」

髪のお手入れを終え、一緒に布団に入り

「私は、ずっとずっと幸せですわ」
「え!?」
「こうして高校の時から慕い続けたハヤテ様と結婚して、日々を送れるのですから」
「そっか」

ハヤテも、こうやって「何気ない当たり前な日々」を送れるのは何よりも幸せであり

「じゃ、綾子や優子がもっと幸せになれるよう、頑張らないと」
「フフッ♪そうですわね♪」

2人はキスをし、眠りについた。
明日も訪れる、「何気ない当たり前な日々」を送る為。


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 簡単なオリキャラ紹介


  神尾崎優子

 年齢 16歳
 誕生日 11月11日
 家族 父(ハヤテ)、母(綾子)、祖父、祖母


 見た目は綾子そっくりであり、双子に間違えられても不思議はない位である。
 白皇に通っており、「剣道部主将兼生徒会長」っと言う肩書である。スタイル・顔・性格も全て良く、ハヤテ遺伝の天然ジゴロもあって白皇ではかなりモテていて、ファンクラブも存在している。しかし、本人は超ファザコンである為、ハヤテ以外の男性に一切興味が無い。
 高校生になっても「私はお父様と結婚しますわ」っと、堂々と言っている。

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以上です。

レス返しですが、通報されてるみたいなので、保留です。
大丈夫だったら、後日します。

では。
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Re: 女神と共にEX (5月12日更新) ( No.3 )
日時: 2019/05/14 12:46
名前: ハヤテ大好き

誤解をまねく表現すみませんでした。
今度は気を付けます!

小説読ませていただきました。

すでに子供もいるとは、、、ファザコンっていうのもハヤテの子供であればデフォルトで備わっている性格ですねwこの先も家族が増えそうな気もしますね。
ハヤテにとっては両手の花ですね
羨ましいです、そのぶん嫉妬もすごそうですけど。
ハヤテが学校を送り迎えしたら、親子なのにカップルに見えてしまうでしょうきっと。
まわりの反応も気になります

次の小説も楽しみにまってます。

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Re: 女神と共にEX (5月15日更新) ( No.4 )
日時: 2019/05/15 17:30
名前: masa

こんにちはmasaです。

レス返しの更新です。


 ●ハヤテ大好き さん

 感想ありがとうございます♪

 >>誤解をまねく表現すみませんでした。
  今度は気を付けます!

 そう、ですね。折角いただけた感想を通報されたり削除されるのは複雑ですからね。

 >>小説読ませていただきました。

 綾子「ありがとうございます♪」

 >>すでに子供もいるとは、、、ファザコンっていうのもハヤテの子供であればデフォルトで備わっている性格ですねwこの先も家族が増えそうな気もしますね。

 ハヤテ「そ、そうでしょうかね?別に決まっているわけじゃ」
 城山「決まってます、ね。貴方様の性格等々を考えれば」

 綾子「家族を増やす事に関しては、複雑ですわね。「また」っていう可能性もありますし」

 >>ハヤテにとっては両手の花ですね

 ハヤテ「いやあ。綾子は兎も角、優子は娘ですし。 やっぱ違いますよ」
 優子「・・・」

 >>羨ましいです、そのぶん嫉妬もすごそうですけど。

 ハヤテ「それは大丈夫かと。僕達の夫婦仲は「ほぼ誰でも知っている」ですからね。娘の性格も、ですし」
 綾子「フフッ♪」
 優子「・・・」

 >>ハヤテが学校を送り迎えしたら、親子なのにカップルに見えてしまうでしょうきっと。
  まわりの反応も気になります

 綾子「それに関しては、平気ですわ。優子のファザコンは白皇生であれば皆が知っているレベルですからね」
 城山「まあ、「父親だけど、羨ましい」っていうのはあるみたいですけどね」
 ハヤテ「???」←分かってない。

 >>次の小説も楽しみにまってます。

 ありがとうございます。ご期待に沿えるか分かりませんが、頑張ります。


 感想ありがとうです〜♪

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Re: 女神と共にEX (5月15日更新) ( No.5 )
日時: 2019/05/15 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが麗と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテは麗と結婚し、「時任ハヤテ」っとなっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、麗や勝の勧めもあって、時任家で暮らし始めた。

そして、麗と共に時任家をより繁栄させようと日夜奔走していた。


「ねえハヤテ」
「ん!?」
「もう休憩したら?休憩時間入ってるのよ」

麗は心配そうに言ったが

「ありがと。でも、この仕事をやっちゃいたいんだ」
「そう。お願いだから無理は止めてね」
「分かってるよ」

以前無理が祟り、倒れてしまった事があった。それ以来お互いに気を付ける様にしていた。
っとはいえ、有能なハヤテのお陰もあり、時任家はハヤテとの結婚前よりより繁栄しているのは事実なのである。

「ハヤテには勿論感謝しているわよ。でも、前みたいに倒れられたら・・」
「反省してます。でも」
「私も勝もいるんだし、ちゃんと分業しましょ」

現在時任財閥は「社長2人に副社長1人」っと言う変わった体制をとっていた。
勿論、副社長は勝である。

「重々承知しています。じゃあ、ティータイムしようか」

話しつつも仕事終え、秘書の人が淹れてくれたお茶で休憩する事にした。


                   × ×


「はあ。疲れた」

帰りの車内、思わずハヤテが呟くと

「・・やっぱり無理してたんでしょ?」
「そ、そういう意味じゃないよ。でもさ」
「フフッ。冗談よ。 今日は仕事が多かったもんね」

軽く笑いつつ言われ、

「もう」

運転手がいるのも忘れ、いちゃつき始めた。
まあ、運転手は割とベテランなので、この光景には慣れ切っていた。


帰宅すると

「あ。パパお帰りなさい」
「うん、ただいま」
「・・ついでにママもね」

雰囲気を察し、一応麗にも挨拶した。

彼女は2人の娘で、「時任花蓮」である。

「晩御飯は私が作っておいたわ」
「ありがと。花蓮も忙しいのに」
「気にしないで」

ハヤテの希望もあって、食事は家族水入らずっと決めているのである。

「うん。花蓮、まだ腕をあげたね」
「ありがと、パパ」

花蓮は使用人の人に教えて貰って、花嫁修業をしているのである。

「・・これなら、お嫁さんになれるわね」
「ママがそう言うって事は・・」
「違うわよ」

遮る様に麗が言うと、花蓮の機嫌は悪くなったが、食卓の雰囲気を悪くするなんて事はしなかった。

「(やれやれ。お姉ちゃんと花蓮ちゃんは相変わらずだな)」

一緒に食事をとっていた勝はしみじみと思っていた。


                   × ×


食後のティータイムも終わり、寛いでいると

「ねえパパ、一緒にお風呂入ろうよ。もう沸いたし」
「え!?また?」

花蓮の言葉に麗は強めに反応した

「あのさ。花蓮はもう高校生でしょ?だったら」
「別に良いじゃん」
「普通、高校生になった女の子は父親と一緒にお風呂に入るのは嫌なの」

ハヤテが言うと、花蓮は「何でそんな事言うんだろう?」みたいな顔になった。
お分かりと思うが、花蓮は超ファザコンである。

「駄目よ、花蓮」
「え〜〜」
「ハヤテの言う通りよ。それに、ハヤテと一緒にお風呂に入るのは私よ」

麗が言うと、花蓮は不満そうに口を尖らせた後

「じゃあ、3人で入ろう。家族仲良くって、良いと思うし」
「・・まあ、それなら」
「ええ!?」

妻とならともかく、娘と入るのは気が引けたが、反対意見を言っても無駄なので一緒に入る事にした。


                   × ×


「あのさ、花蓮」
「何、パパ」

入浴も済ませ、後は寝るだけになった時

「何時まで一緒に寝るの?」
「ん〜!?」

花蓮には勿論自室が与えられており、部屋にはベッドもあるのだが、ハヤテや麗と一緒に寝ているのである。

「前も言ったでしょ?ずっと」
「ああ、そう」

因みに、ハヤテが真ん中です。

「麗は良いの?お風呂の時はさ」
「良いと思ってるって、思ってるの?」

妻の雰囲気に

「で、ですよね〜」
「全く」

本当の事を言うのであれば、麗は寝る時もハヤテと2人きりが良いのである。
だが、幾ら言っても娘は聞かないので、半ば諦めているフシがあるのである。

「花蓮、いい加減親離れしなさい」
「母親離れは出来てるけど」
「父親離れもよ!!」


翌日。

「ねえお兄ちゃん、ちょっといい?」
「ん!?どうしたの?」

今日は在宅での仕事だったので、仕事部屋に居たハヤテの元に勝が来た。

「これなんだけど」
「ああ、はいはい」

ハヤテは勝に行き詰っていた所を教え

「ありがと、お兄ちゃん」
「いえいえ」

すると勝は少し間を空けてから

「ねえお兄ちゃん」
「ん!?」
「前から気になってたんだけどさ」

勝はハヤテの様子を窺いつつ

「お姉ちゃんと花蓮ちゃんが仲が悪いのって、実際はどう思ってるの?」
「え!?」
「仲が良さそうには見えるけど、何だかんだ言い合いしてるでしょ?主にお兄ちゃんを巡ってさ。叔父さんだから気になって」

ハヤテは頭を掻きつつ考え

「まあ、そこまでちゃんと喧嘩になってないからいいかなって。 喧嘩するほど仲が良いとも言うし」
「ふ〜ん。ならいいや」


                   × ×


数日後。

「え!?アテネさんが?」
「ええ、そうよ」

麗は明らかに嫌そうな表情を浮かべ

「仕事の事で家に来るそうよ」
「成程。ここ何日か機嫌が悪そうにしてたのはそれが理由ね」
「まあね」

麗は溜息をつき

「余計な事しなきゃいいけど」

ハヤテは特に何も言えず、沈黙を守った。


そして

「やっとこの日が来ましたわ」
「ああ、そう」

麗の声色は「嫌いな相手だが、仕事の為には仕方ない」っと言った感じだった。
だが、アテネはそれを無視し

「では、ハヤテ」

「・・アテネ。さっさと仕事を済ませて帰ってちょうだい」
「つれないですわねえ。 まあ、良いですわ」

3人は時任家にある対談部屋に赴き、そこで話し合いをした。

それが終わり、居間でティータイムにする事になったのだが

「ん〜♪ハヤテ〜♪」
「アテネ!!!」
「何ですのよ」

子猫の様にハヤテに甘えるアテネに麗は声を荒げ

「私の旦那に甘えないでちょうだい」
「・・フンッ。 私はハヤテの愛人ですわ。甘える権利はありますわ」
「何時、ハヤテがアテネを愛人にしたのよ。だから甘える権利なんかないわよ」

睨み合う2人にハヤテは

「あのさ、アテネさん。僕には麗と言う愛する妻がいるんだ。だから君を愛人にはしないよ」
「照れなくても良いですわ。我がグループの力があれば」
「だから、愛人にはしないの!!」

ハヤテがいくら言ってもアテネは聞く耳を持たず、甘え続けた。
すると、花蓮が居間に来て

「また来たのね。 この泥棒猫!!」
「あら、随分な言い様ですわね」
「私のパパに勝手に甘えてるんだもん。その綽名が相応しいでしょ」

今度はアテネと花蓮が睨み合い

「パパ、私この人大っ嫌い」
「ま、まあまあ」

結局アテネはハヤテが無理やり引き剥がし、収めた。


                   × ×


それから数日後。

麗と勝は出張の為、留守にしていた。
ハヤテが一緒じゃないのは、別の仕事があったためです。

仕事を終え帰宅すると、花蓮が甘えて来た。

「あのさ、花蓮」
「ん!?」
「もう高校生なんだし、こういう事はさ」

宥める様に言ったが無駄で

「嫌だ。止めない」
「・・花蓮の友達が知ったら」
「大丈夫よ。私が大のお父さん子って知ってるから」

ハヤテはまた少し考え

「でもさ。花蓮は生徒会長でしょ?」

そう。花蓮は白皇に通っていて、生徒会長なのである。
おまけにハヤテ遺伝の天然ジゴロでモテモテなのだ。

「皆理解をしてくれてるよ。 で、何でか「何時の日か・・」みたいな事を言われるし」

天然親子は花蓮がモテモテな事に気付いていないのである(麗と勝は気付いてる)。

「でもさ。僕に甘えてばっかだと将来が・・うわっ」

ハヤテは押し倒された。

「大丈夫。私にはパパがいるもん」
「親子じゃ結婚出来ないし、僕には」
「分かってる。ママがいるからって言いたいんでしょ? 別に「離婚しろ」何て言わないよ。寧ろしないで」

ハヤテが分からないでいると

「私は愛人でいいよ。ね?」
「ど、何処の世界に娘を愛人にするバカがいるの」
「パパが世界で初になればいいよ。ね?」
「駄目だって」

無理やり振りほどき

「チェ〜」

残念そうな娘に

「(やれやれ。困った娘だよ。 でも、強くは出れないし、自然に治るのを待つしかないか)」


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簡単なオリキャラ紹介

 時任花蓮


 年齢 16歳
 誕生日 8月8日
 家族 父(ハヤテ)、母(麗)、叔父(勝)

 ハヤテと麗の娘。顔は麗に似ていて、髪色はハヤテ譲り。スタイルは普通レベル。
 頭がかなり良く、白皇一の天才で満場一致で生徒会長に選ばれた。母譲りの美貌と父譲りの天然ジゴロでモテモテなのだが、ハヤテ譲りの鈍感さで一切気付いていない。
 かなりのファザコンで周囲はそれを知ってなお、花蓮を狙っている。母親とは喧嘩をする事もあるが、一緒に買い物に行く事もあるので不仲と言う訳では無い。因みに、勝との仲も良好である。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (5月18日更新) ( No.6 )
日時: 2019/05/18 13:35
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがクリスと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテはクリスと結婚し、「ハヤテ・ディキソン」になっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、義父からディキソングループ総帥の座を受け継いだ。

そして、ディキソングループをより反映させようと、日夜奔走していた。


「ダーリン」
「ん?どうしたの?」

仕事をしていた所、妻のクリスに声を掛けられた。

「例の話なんだけどね」
「う〜ん。 別にいいんだけどね、どうして僕なのかな?」
「さあ?ダーリンだから、じゃないの?」

ハヤテは少し考え

「分かったよ。OKの返事しておいて」
「了解」

クリスはハヤテとキスし、部屋を出て行った。

「やれやれ。緊張するな」

因みに、夫婦間の会話は全部英語です。


                   × ×


帰路に着いている、車内。

「ふう」
「どうしたの?」

溜息をついた夫にクリスが聞くと

「いやね。相手が相手だから、今から緊張しちゃって」
「まあ、無理もないけどね」
「(まあ、それだけじゃないんだけど)」

気を使ったのか、クリスは家に着くまで話し掛けて来なかった。

そして家につき、玄関の扉を開けると

「お帰り、ダディ」
「う、うん。ただいま」

抱きつかれたハヤテは困りつつ

「あ、あのさ。離れてくれない?」
「嫌よ。ダディが仕事に行ってる間、寂しかったもん」
「ああ、そう」

ハヤテは諦め、抱き着かれたまま嗽や手洗いを済ませ

「そろそろ離れてくれないとさ、ティータイムが」
「このままでもいいでしょ?」
「いや、でも」

すると

「アンジェ、ダーリンが困ってるわよ」
「・・分かったわよ」

やっと離れてくれたので、ハヤテは安心した。

彼女は「アンジェリア・ディキソン」ハヤテとクリスの娘である。
お分かりかと思うが、ファザコンである。

「アンジェ、今日の学校はどうだったの?」
「何時も通りよ。まあ、男子達が口説いて来て、邪魔だったけど」
「そう」

アンジェは超が付くほどモテモテで、口説こうと近付いて来る男子はかなりいた。

「でも、ダディ以外に良い人なんていないから、興味ないわ」
「(僕としては、持ってほしいんだけどな〜)」


                   × ×


数日後のある日。

「ん!?」

ハヤテが買い物に行こうと歩いていると、人の気配を感じて振り返ると

「(やれやれ。またか)」

カメラを抱えた人が多数いて、シャッターチャンスは逃がさないっと言った雰囲気がヒシヒシと伝わって来た。

そう、俗に言う「パパラッチ」である。

「(もう慣れたよ、全く)」

流石に家の中や会社内と言った「プライバシーがかかわる所」には来ないが、しょっちゅう付け回されていた。
最初は嫌だったが、流石に慣れてしまった。

「(文句を言った所で意味ないし、ほっとこ)」

まあ、「ハヤテのファン」も半分以上混じっているのだが、それには気付いていない。


その日の夜。

「またなのね」
「まあね。慣れちゃったから、良いんだけどさ」

夫婦の寝室で話しており、夫婦揃ってため息をついた。

「ダーリンは日本流で言うと「シンデレラボーイ」だからね。スクープを狙いたいんでしょ」
「ま、覚悟はしてたけどね」

こんな風に話していると

「ダディ、一緒に寝よ」
「また!?アンジェ」
「もう高校生なんだから、って言い訳は聞き飽きたわよ」

ハヤテは困り顔でクリスを見ると、仕方ないと言った顔で

「1人で寝なきゃだめだよ」
「はいはい」

ハヤテが寝室を出て行った後

「(アンジェは私にそっくりよね。ダーリンが大好きな所とか)」

実際、お風呂も一緒に入っているのである。


                   × ×


数日後。

「じゃ、行ってくるね」
「「行ってらっしゃい」」

妻と娘と「行ってらっしゃいのキス」をし、外で待たせていた車に乗り込んで、出発した。


「ようこそ、ミスター」
「お招きいただき、光栄です」

何と、ハヤテはアメリカ大統領(女性)と対談していた。

ハヤテは現在アメリカ在住で、アメリカ国籍も取得していた。なのでこんな凄い事も出来るのである。
因みに、アメリカに移り住んだのは、クリスの希望です。
理由?アテネや綾子と少しでも離れる為です。


「しかし、大統領閣下がなぜ僕に?」
「え、えっと」

相手は少し考え

「貴方はアメリカ経済のかなりを担う財閥の総帥ですし、日本との友好の懸け橋でもありますから」
「成程」

納得が行くハヤテに

「(本当は「ただ会いたいから」何て言えないわね。こういう立場同士で良かったわ)」

とか思っていた。

「では、今後について話しましょう。ディキソングループとアメリカの政界との関わり合いについて」
「ええ」


                   × ×


数日後。

仕事が休みなので、ハヤテはアンジェリアと出かけていた。

「今日は帽子でお洒落してるね」
「ん!?まあ、今日は日差しが強いから」
「え!?そうかな?」

空模様は「晴れと曇りの中間」っと言った感じで、言う程日差しの強さは感じられなかったが、特には言及しなかった。

暫く歩き、

「ねえ、ダディ」
「ん!?」

娘が立ち止まったので、ハヤテも立ち止まると

「ちょ、ちょっと。アンジェ」
「フフッ♪」

突然抱きつかれた後キスされ、驚くハヤテに

「さ、行きましょ」
「あ、うん」


それから数日後。

「ダーリン!!」
「うわっ!!びっくりした!!」

自宅の仕事部屋で仕事をしていた所、妻のクリスが怒鳴り込んできた

「な、何!?」
「これは何!!」

クリスはある物を机に叩き付けた。
それは人気のある雑誌で、よく「有名人のスクープ」が掲載される雑誌なのだ。

ハヤテが見ると、ハヤテが帽子をかぶった女性と抱き合ってキスしている写真が載っていて、「ディキソングループ総帥に愛人か!?」っと見出しが出ていた。

「あ、ああ、これね」
「まさか」
「良く見てよ。これ、アンジェだよ」

今迄興奮しててよく見てなかったが、言われてみると、確かに娘だった。

「お、脅かさないでよ。でも、こんな帽子持ってたのかしら?」
「何日か前に僕がプレゼントした帽子だよ。見せられなかったの?」

頷く妻に、ハヤテは全てを察した。

「アンジェ、この為に隠してたな」
「・・パパラッチを利用したのね。全く」

この日、学校から帰って来たアンジェリアをクリスは叱りつけた。

結局、火消しには数日かかったが、何とかなったそうだ。


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簡単なオリキャラ紹介


 アンジェリア・ディキソン

 年齢 16歳
 誕生日 10月10日
 家族 父(ハヤテ)、母(クリス)、祖父、祖母

 ハヤテとクリスの娘。髪色以外はクリスそっくりであり、偶に間違えられる。髪色はハヤテ譲り。
 かなり頭が良く、普段は英語だが日本語も完璧。アメリカの超名門高校に通っていて、学校一の成績を収め続けている。
 顔も性格もかなり良いため、学校ではモテモテ。勿論?ハヤテ譲りの天然ジゴロも影響しているが。抜群のスタイル持ちなのだが、専ら「ハヤテを誘惑する為」のみ活用される。
 アンジェリアがファザコンなのは周知の事実で、アンジェリアを狙う面々は「それでもいいから恋仲になりたい」っと頑張っているのである


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (5月21日更新) ( No.7 )
日時: 2019/05/21 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがアテネと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編終了から十数年後。


ハヤテはアテネと結婚し、「天王州ハヤテ」となっていた。
結婚を機にアテネと共に天王州家当主となった。その際、周囲は執事を辞める事を薦めてきたが、本人の希望もあってアテネの執事は辞めなかった。

現在は当主の仕事と執事を兼任し、天王州家繁栄のため日夜奔走していた。


「ん〜♪ハヤテ〜♪」
「はあ」

アテネは結婚した今も、変わっておらず

「アーたん、離れてよ」
「嫌ですわ♪」

アテネはハヤテに後ろから抱きついており、子猫の様に頬擦りもしていた。

「最近忙しすぎて全然甘えられてなかったんですわ。で・す・か・ら、暫くはこのままですわ」
「ああ、そう」

こうなった以上放置が適切だと分かり切っていたので、ほおっておいた。

しかし、夜になっても「甘えたい症候群」は収まらず。

「あのさ、アーたん」
「何ですの?」
「昔は良いよ。まだ未成年だったし。 でもさ、僕達もう良い大人だよ。その「甘えたい症候群」は何とかしようよ」

ハヤテが言うと、アテネは「何でそんな事を言うのか分からない」っと言った顔になり

「大人になろうと、そんなの関係ありませんわ。私達の関係は未来永劫、変わらないんですから」
「・・もう」

ハヤテは溜息をつくと

「(やれやれ。ここに娘がいなくて良かったよ。いたらどうなってたか)」

再度溜息をつき、仕事を再開させた。

「(アテネお嬢様は本当に変わりませんね。勿論悪い意味でも。この調子じゃ引退は何時までも出来ませんね)」

メイド長は今朝からの光景を見ていたので、呆れつつこう思っていた。


                   × ×


翌日。

ハヤテ達は仕事の為、傘下の企業の人達と話し合いをしていた。

それも終わり、一息ついていると

「それにしても。当主様は大変ですね」
「え!?ええ、まあ」

参加企業の社長さんに言われ、ハヤテは苦笑いしつつ

「世界的名家の当主ですからね。やる事は沢山あるんですよ」
「いえ、それもですが・・」

言うべきか少し悩んだ後

「奥様ですよ。今日もベッタリですね」
「ああ、はい」

多少は治まってるが、まだアテネはハヤテに甘えていた。

「まあ、我々にはお馴染みな光景ですがね」
「なんか、すみません」
「いえいえ」

社長さんは退室し、アテネもトイレに行った。
その為、ハヤテは本格的に一息ついた。

すると、ドアがノックされ、入室を許可すると

「よう、ハヤテ」
「あ、悠太」

真山物産総帥となった悠太が来てくれた。
ハヤテは着席を薦め、悠太は直ぐにそれに甘えた。

「最近どうだ?やっぱ大変か?」
「まあね。仕事は毎日毎日多いよ。悠太は?」
「俺も似たようなもんさ。バカやれた学生時代が時々懐かしく思う時もあるよ」

思い出すように少し間を空け

「それもだが、別の事もあるだろ?」
「ああ、そっちね」

目を逸らしたハヤテに悠太は溜息をつき

「俺の方は毎日なんだかんだ言いつつ幸せだぜ。子供も可愛いしな」

悠太はナギと結婚し、娘1人に息子が1人居るのである。

「仕事は大変でも、ナギや子供達の為だと思えば、苦じゃないさ」
「まあ、それは僕もだけどね」

お互いに笑いあい

「ま、お前さんには別の大変さもあるが、頑張れよ」
「勿論」

悠太と話せた事で、ハヤテはよりリラックス出来た。


                   × ×


翌日。

久しぶりの休暇に、ハヤテは羽を伸ばしていた。・・・が

「お父様〜♪」
「もう、また?」

ハヤテはいきなり後ろから抱きつかれ、溜息をつき

「お父様〜」
「やれやれ」

彼女はハヤテとアテネの娘で「天王州アリス」お分かりの通り、超ファザコンである。

「もうっ、離れてよ」
「嫌ですわ♪」
「・・アリスは本当に甘えん坊だね」

引き剥がすのを諦めつつハヤテは

「(まあ、アーたんとの子供じゃ無理もないけどね)」


それから暫く経ち。

「ねえアリス」
「何ですの?」
「今日は特に甘えん坊だね。どうしたの?」

ハヤテが聞くと、アリスはニヤリッと笑い

「お母様が出張で留守の今、最大のチャンスだからですわ」
「・・やっぱり」

そう。アテネは出張の為、昨日から数日程家を空けるのである。

「普段はお母様が邪魔で甘えられませんから、その補充も兼ねてですわ」
「やれやれ」

時間を飛ばし、夜。

「お父様、一緒にお風呂に入りましょう」
「あのさ、アリス。もう何度も言ってるけどさ。もう高校生なんだから、1人で入りなさい」
「え〜」
「年頃の女の子は父親との入浴は拒否するもんなの」

言い聞かせる様に言ったが、効果は全く無く

「他の方々はそうでしょうが、私は違いますわ。私の常識では、お父様との入浴は当然の事。なので、一緒に入浴しましょう」
「だから」
「お父様は私と一緒じゃ嫌なんですの?」

娘に弱いハヤテはアリスのウルウル攻撃に

「わ、分かったよ」
「フフッ♪」

結局一緒に入る事になった。

入浴の模様は当然カット。

「あのさ、アリス」
「何ですの?」
「そんなにくっ付かれると、寝にくいよ」

またしてもウルウル攻撃に負け、一緒に寝る事になった。

「私はこの方が良いですわ」
「もう」

スヤスヤと寝息を立て始めた娘の寝顔を見て

「(この「娘に甘い所」は治さないとな。  難しいけど)」


                   × ×


数日後。

ハヤテは仕事の為、白皇に来ていた。
ハヤテが白皇内の通学路を歩いていると

「見て、天王州理事よ」
「何時見てもかっこいいわね〜」

女子生徒が囁き始めた。

「何とかお近付きになれないかしら」
「そして愛人の座に・・」

物騒な囁きもあるが

「でも、理事長と仲良いし、生徒会長はべったりだし」
「何とかならないかしらね〜」


時間を飛ばし。

ハヤテは理事会を終え、残りの仕事片付ける為に理事長室へ向かっていた。
すると

「お父様♪」
「アリス。また」

何処からともなくアリスが現れ、腕に抱き着いて来た。

「お父様、昼食をご一緒しませんか?」
「仕事があるんだけど」
「お昼位いいじゃないですか」

確かに正論だが

「友達と食べなよ。約束が」
「お父様が来ていると言ったら、行って良いと言ってくれましたわ」
「・・ああ、そう」

結局理事長室で一緒に昼食をとり、アリスはチャイムギリギリまでハヤテに甘えた。


                   × ×


放課後。

ハヤテが帰路に着いていると。

「お父様♪」
「はあ。また?」

アリスがまた抱きついて来た。

「アリス、今日部活は」
「ありますけど、休みですわ」

アリスは剣道部に所属しており、主将を務めている。

「生徒会の仕事は・・」
「副会長に押し付けちゃいましたわ」

悪びれる様子も無く言い、ハヤテは代わりに心の中で謝った。
因みに、アリスは生徒会長をしています。更に因みに、副会長は悠太とナギの娘です。

「そう言う訳ですから、一緒に帰りましょう」
「・・分かったよ」

ハヤテの腕に抱きつき嬉しそうなアリスに

「良いよな〜。俺もあんな風にアリス生徒会長といちゃつきたいよ」
「だが無理だよな〜。あの人、超絶ファザコンだし」
「だが、諦めるのは出来ん」

アリスはアテネ譲りの美貌でモテモテなのである。

「(やれやれ。アリスもこんだけモテてるんだから、彼氏の1人位作ればいいのに)」

父親としては複雑なのだが、父親離れもしてほしいので、アリスの彼氏が出来るのは望ましい事でもあるのである。

「(誰かアリスを口説き落としてほしいよ。そうすれば、アーたんの甘え癖も治るかもだし)」

ハヤテは願うばかりであった。


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 簡単なオリキャラ紹介。


  天王州アリス

 年齢 16歳
 誕生日 11月30日
 家族 父(ハヤテ)、母(アテネ)、曾祖母(瑞希)

 ハヤテとアテネの娘。アテネにそっくりで、違いは髪色位。髪色はハヤテ譲り。
 頭がかなり良く、飛び級の話もあったが「つまらないから」っと言う理由で断った。生徒会長には満場一致で選出された。普段は仕事は完璧にこなしている。
 アテネ譲りの美貌とハヤテ譲りの天然ジゴロでモテモテでありファンクラブも存在している。しかし、超ファザコンなので、ハヤテ以外に興味は示さない。因みに、スタイルの良さもアテネ譲り(しかも、アテネより少し大きい)。
 因みに、悠太とナギの娘とは幼馴染である。


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以上です。

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Re: 女神と共にEX (5月24日更新) ( No.8 )
日時: 2019/05/24 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがナギと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテはナギと結婚し、「三千院ハヤテ」っとなっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、ナギ達が元々暮らしていた三千院家別宅に住む事になった。


「ん〜。疲れた」

仕事を終えたナギは伸びをしながら呟くと

「お疲れ様、ナギ」
「お、ハヤテ」

2人はキスし

「ごめんね、ナギにばっか負担掛けちゃって」
「気にするな。お前にはお前の仕事があるんだし」

ナギは現在三千院家当主であり、ハヤテと共に日夜奔走しているのである。
そんなハヤテはナギの執事をしつつナギでは難しい大型の仕事を引き受けているのである。

「さ、漫画読むか」
「え!?疲れてるのに?」

サ○デーを読み始めたナギに驚くと

「何を言ってるのだ。「疲れてるから」読むんだよ」
「ああ、そう」

楽しそうに漫画を読むナギに

「ナギは変わらないね」
「変わる必要はあるまい」
「(まあ、見た目は美しくなってるけどね)」

そう、ナギは昔とは比べ物にならない程美しく成長していた。
低身長且つ発育なんか無い体だったが、モデルさんの様にスラリとした体躯で、胸も母の遺伝が作用して大きくなった。まあ、流石にアテネや綾子には及ばなかったが。

「ま、でも。そんな変わらない君を愛しているのが僕なんだけどね」
「・・聞こえてるぞ////////////////////////」

指摘されたハヤテは敢えて聞こえなかったふりをし、ナギにお茶を出してから部屋を出て行った。
ナギは照れのせいで漫画の内容が全く頭に入らず、ナギ流のリラックスはあまり出来なかった。


                   × ×


数日後。

「あれ?ナギ、漫画書いてるの?」
「ああ。次の締め切りまで日が無いからな」

書斎に呼ばれ、ハヤテが行くとナギは漫画を描いていた。

「大丈夫なの?」
「仕事との両立はちゃんとしてる」
「そうじゃなくて」

ハヤテは溜息をつき

「最近恐ろしい程忙しかったでしょ?ナギの体調が心配なの」
「そっちか。安心しろ。休みは取ってる」
「ならいいけど」

ナギの漫画は昔と比べる方が失礼な程レベルアップしており、大手出版社と契約を結んでいる程である。
因みに、ナギは自分が財閥の当主である事は隠しており、一部の人間以外は知らないのである。
ナギは現在月刊連載を抱えており、締め切りと当主の仕事に追われていた。

「幾ら忙しくても、ちゃんとしなくてはな」
「それは重々承知だけど」
「私には最強のライバルが2人もいる。奴らに負けないよう、頑張らないと」

話しつつも手を止めないナギに

「・・手伝うよ」
「じゃ、頼むよ」

因みに、ナギの漫画は幾つかはアニメ化されており、夢だった「美緒が主人公の声を当てる」っと言う事も実現していた。


                   × ×


数日後。

ナギは仕事終え、自分で淹れた紅茶で寛いでいた。
すると

「ねえママ」
「ん!? なんだよ?」
「パパは?」

聞かれたナギは不満そうに

「あいつは仕事だよ。暫く忙しいんだと」
「ああ、そう」

つまらなさそうに溜息をつくと

「それより、ママは大分お疲れみたいね」
「まあな。色々と忙しかったし」

すると

「マッサージしてあげるわ」
「そうか?じゃ、頼むよ」

ナギはマッサージを受けつつ

「お前、何か目的があるんじゃ」
「無いわよ」
「ならいい」

気持ち良さに暫く身を委ね

「最近上手くなったな」
「パパにほぼ毎日してるからね」
「そうか」

先程から出ている少女はハヤテとナギの娘で「三千院紫」である。

「紫は大丈夫なのか?色々とさ」
「ママと違って私はちゃんとしてるわよ」

言い返せないナギに

「ちゃんと全部計画的に進めてますから」
「ほう。なら、チェックしてやろう。もってこい」
「はいはい」

紫はマッサージを止め、部屋を出て暫くして戻って来た。

「はい、どうぞ」
「ムムム」

紫は白皇に通っており、漫画研究部に所属している。そして、部誌で漫画を描いているのである。

「我が娘ながら、良く出来てる」
「フッフ〜ン」

勝ち誇る紫に

「ま、まあ。この調子で精進する様に」
「はいはい」


その日の夜。

「へえ。紫が」
「ああ。あいつは才能の塊だ。散々苦労してこのレベルになった私と、そこまで大差ない所にあの年で来ている。苦労もさほどせずに、だ」

悔しそうに言うナギに

「ナギの娘だからね。才能を存分に受け継いだんだよ」
「・・それはお前からも、だろ?ハヤテだって漫画賞を取れるレベルじゃないか」
「・・昔の事だよ」

複雑そうに言うハヤテにナギは

「ま、っと言う訳で私もうかうかしてられん。っと言う訳だ。何しろルカと共に「最強のライバル」って認めてるんだし」

ルカも現在進行形で漫画を描いており、ナギとは別雑誌で月刊連載を抱えていた。
因みに、紫はまだプロになってません。

「さ、もう寝るか」
「そうだね」

おやすみのキスをし、寝る事にした。

因みに、ハヤテとナギは一緒に寝ていますし、一緒にお風呂も入ってます。


                   × ×


別の日。

「ねえパパ」
「ん!?何だい?」
「一緒にお風呂入ろうよ」

紫の提案にハヤテは呆れ

「またかい?もう高校生なんだから、1人で入りなさい」
「え〜!?」
「何時もは1人でしょ」

そう、紫は普段は1人で入浴している。・・だが

「別にいいじゃん。何時もは我慢してるの」
「だったら」
「今日はママは出張でいないでしょ?だ・か・ら、一緒に入るの」

そう言った娘に

「全く。紫はナギが居ないと甘えん坊になるね」
「こっちが本当の私なの。 それより、パパ」

ハヤテは少し考え

「わ、分かったよ」
「やった〜♪」

結局一緒に入る羽目になった。

入浴後

「ねえパパ、一緒に寝よ」
「やっぱね」

予想通りだったので、特に意見せず、紫の部屋で寝る事にした。

「あのさ、紫」
「ん!?」
「普段は1人で寝てるんだし、ナギが居ない時も1人で寝なよ」
「嫌だ」

即答した娘にハヤテは呆れ

「全く。甘えん坊さんなんだから」
「まあまあ」

ハヤテは溜息をつき、寝ようと目を閉じた。
すると

「ねえ、パパ」
「ん!?」

目を開けると、紫が押し倒すように上に乗っていた。

「分かるよね?この状況」
「え、えっと」

分かるのだが、分かりたくなかった。

「幾らパパでも既成事実を作っちゃえば、私と結婚しなきゃいけなくなる」
「ゆ、紫」

困惑するハヤテに

「大丈夫。ママやお婆ちゃん譲りの良いスタイルがあるから、パパを満足させられるから」
「だ、駄目だって」
「さあ、パパ」

そう言って紫が服を脱ごうとした瞬間、部屋のドアが勢いよく開け放たれた。

「コラ!!!紫!!!」
「ママ。出張なんじゃ」

不満げに言うと、ナギは室内に入って来て

「出張って言うのは嘘だ。お前がどんな行動に出るか見張る為にな」
「・・つまんないの」
「ハヤテが強くは出られんから、私が代わりに強く出る!!」

ナギは人差し指を突き付け

「紫!!!親子でそんな事は絶対に許さん!!」
「チェ〜」
「返事は!!」
「はいはい」

ハヤテは溜息をつき、嵐が過ぎ去るのを待つしか出来なかった。





「(フフフフフフフフフフフフフフフ♪ナギとハヤテ君が結婚してくれて本当によかったわ〜♪毎日のイチャイチャをコレクション出来るんですからね〜♪勿論ナギが居ない隙を狙ってハヤテ君に迫る紫ちゃんもコレクション出来て幸せですね〜♪)」


「(でも、ナギの野郎は面白くねえな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そのまま紫の野郎とハヤテの野郎との間に既成事実が出来れば色々と面白かったじゃねえか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんで俺様のコレクションの邪魔すんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!既成事実のコレクションもさせやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!クズが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」





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簡単なオリキャラ紹介


  三千院紫(ゆかり)

 年齢 16歳
 誕生日 12月3日
 家族 父(ハヤテ)、母(ナギ)

 ハヤテとナギの娘。顔はナギと言うより紫子に似ている。髪色はハヤテ譲り。
 白皇に通っており、漫画研究会所属。紫の漫画はかなり人気で、態々サインを求める人もいる程。勿論、部誌を求める人がかなりの大人数で、ほぼ毎回抽選になる。ハヤテ似の可愛い絵が特徴。
 顔は勿論性格も良く、ハヤテ譲りの天然ジゴロでモテモテである。スタイルもかなり良い。だが、ファザコンなので告白等は全部断っている。それでもモテモテである。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (5月27日更新) ( No.10 )
日時: 2019/05/27 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが伊澄と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテは伊澄と結婚し、「鷺ノ宮ハヤテ」っとなっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、鷺ノ宮家の面々の薦めもあって鷺ノ宮家に住む事になった。


「はあ。何とかなったね」
「ええ」

ハヤテと伊澄は悪霊退治をしており、何とか退治した所だった。

「ありがとうこざいます、ハヤテ様。毎回毎回」
「いやいや。夫として当然だよ」
「そ、そうですか////////////////////////////////」

結婚して結構経つが、伊澄は「夫」と言う響きに未だに照れていた。

「さ、帰りましょう」
「え、ええ/////////////////////////////」

2人は仲良く手を繋ぎ、歩き出した。


                   × ×


「ふう」

帰宅したハヤテは縁側で月見をしながら寛いでいた。
すると

「ハヤテ君」
「ああ、お義母さん」

義母である初穂さんが隣に腰かけ

「今日もお疲れさま。お茶を淹れたわ」
「ありがとうございます」

一緒にお茶を飲みつつの月見を楽しみ

「ハヤテ君にばっか負担を掛けちゃってごめんなさいね」
「いえいえ。慣れてますから」

ハヤテは外向的な事を全て任されており、昼夜問わず忙しかった。

「本当は私や伊澄ちゃんも手伝うべきなんでしょうけど、生憎苦手でね」
「向き不向きがありますから、お気になさらず。それに、お役に立てるならいくらでも頑張りますよ」
「ホント、物凄く感謝してるわ」

初穂さんはお茶を一口飲み

「ハヤテ君には一生かかっても返しきれない恩があるわね。家の事もだけど、伊澄ちゃんもね。あの子、元々幸せだったんでしょうけど、ハヤテ君との結婚で「究極の幸福」を手に出来たみたいね。だって、四六時中嬉しそうだもの」

流石にハヤテにも伊澄が幸せでいる事には気付いていた。

「僕も、幸せです。素敵な妻に、素敵なお義母さん。当たり前な幸せを手に出来て」
「フフッ♪ありがと」

こんな風に会話していると、

「ここにいらしたのですね」
「どうしたの、伊澄。何か用事?」

伊澄は初穂さんとは反対の隣に腰かけ

「用事と言う訳では。 ただ、一緒にお茶をしようかと」
「じゃあ、丁度良いね」

初穂さんは伊澄にもお茶を出し

「じゃあ、お母さんは退散するわね。夫婦水入らずの邪魔は出来ないから」

自分が飲んでたお茶を持って行ってしまった。

「気を使わせちゃいましたかね」
「・・お母様ったら」

照れつつも折角なので甘える事にし

「なんだか、時間がゆっくり流れてますね」
「自分で言うのもあれですが、そう言う家系ですからね」

伊澄はそう言うと、更に

「他の財閥の方々と違って、のんびりというかポーッしているというか」
「まあ、それが良さなんですけどね」
「・・そうですね」

こんな風に月見茶を楽しんでいると

「楽しそうじゃの」
「うわっ。何時の間に」

銀華さんが何時の間にかハヤテの膝に座っていた。

「大お婆様」
「曾孫と仲良くするのが、悪い事なのか?」
「もう。空気を読んでくださいと」

言っても無駄なので、途中で止めた。

「老い先短いんじゃ。いたわれ」
「まあ、良いですけどね」

結婚出来た余裕から、伊澄は諦め、曾祖母を含めた月見会っとなった。


                   × ×


翌朝。

ハヤテが朝食を作っていると

「お父様、おはようございます」
「ああ、おはよ」

起きてきた少女は顔を洗い

「お手伝いします」
「そう?じゃあ、お願いしようかな」

ハヤテは一緒に作り、食卓に朝食を並び終えると、伊澄が起きて来た。

「もう起きてたのね」
「お母様がのんびり過ぎなのですよ」

伊澄も食卓に着くと、挨拶して食べ始めた。

「流石ハヤテ様。美味しいです」
「今日はお手伝いしてくれたんだよ」
「そうなんですか。成長しましたね」

褒められて、嬉しそうに顔を緩めた。

彼女は「鷺ノ宮撫子」ハヤテと伊澄の娘である。

朝食を済ませ、少しすると

「では、行ってまいります」
「うん、気を付けてね」

夫婦で娘を見送ると

「さて。僕も行かなきゃ」
「行ってらっしゃい」

キスをし、ハヤテも出掛けた。


撫子は現在白皇に通っており、

「鷺ノ宮さんだ」
「何時見ても綺麗だよな〜」

名前の通り、「大和撫子」っと言った表現がピッタリな子に育っていた。
立ち振る舞いは勿論、言葉遣いや所作、スラリと伸びた綺麗な髪も拍車をかけていた。

「何とかお近付きになりたいな〜」
「でも、高嶺の花だよな〜。凄い美人だし」

しかし、彼らは知らないのである。撫子にはある秘密がある事を。


                   × ×


ある日の夜。

「お父様、お母様。どこかにお出かけですか?」
「うん。例のね」

撫子は少し考え

「私もご一緒したいです」
「でも大丈夫かな」

不安そうなハヤテに

「大丈夫です。撫子の将来の事も考えれば」
「千尋の谷に落とす、か。分かったよ」

ハヤテと伊澄は撫子もつれて出かけた。


3人は近くの大きな公園にやって来た。

「どう?撫子」
「感じます。悪しき霊の気配が」

ハヤテも伊澄も敢えて口出しせず、撫子に任せた。

少しすると、黒い大きな犬のような生物が現れ

「人間に捨てられた犬達の恨みが意思を持ちましたか」

「(流石私の娘。正解よ)」

撫子は懐からお札を数枚取り出し

「お父様、お母様。手出し無用でお願いします」

犬型の悪霊に挑み始めた。

「(相手は強敵。どう出るか)」

ハヤテも伊澄も言われずとも限界ギリギリまで手は出さないつもりでいた。


「ハアッ、ハアッ」

苦戦を強いられる撫子に

「やはり、まだ少し早かったようですね。ですが」
「撫子の為にも、見守るしかないね」

戦闘準備は万端ではあったが、手を出さない姿勢は崩さないでいた。


「これで、終わりです」

強力な攻撃を繰り出し、悪霊は叫び声をあげて倒れた。

「やりました。倒せました」

振り返って両親に笑顔を見せたが

「え!?」

まだ完全に倒せてなかった悪霊が襲い掛かって来た。

「!!!  お、お父様」
「詰めが甘いよ。教えたでしょ」

ギリギリの所でハヤテが助け、撫子は無傷だったが

「お父様、傷が」
「こんなの掠り傷だよ」

「・・よくもお父様を!!」

怒りで力を爆発させ、あれ程苦戦していた悪霊を一瞬で消し去った。


「やはり、若さゆえのムラがありますね」
「まあ、そこは僕達で伸ばしてあげようよ」
「ええ」


もうお分かりでしょうが、撫子は伊澄の霊力を受け継いでいた。
そして時々悪霊退治を手伝っているのである。


                   × ×


帰宅後、後始末は伊澄に任せ、ハヤテはお風呂に入っていた。
すると

「お父様、お背中流します」
「え!?あ、いや」
「お願いします」

ハヤテは少し考え、厚意を受ける事にした。

背中を流してもらっていると、撫子がもたれかかって来た。

「今日はすみませんでした。未熟なせいで怪我を」
「気にしないで。本当に掠り傷だし」

実際ハヤテはガーゼを張るなどの簡単な治療で済んでいた。

「・・お父様」
「ん!?」
「私は、お父様が大好きです」

撫子は更に

「いけない事とは分かってますが、出来る事なら結婚したい位です」
「でも」
「分かってます。ですが、お慕いするのは自由です」

ハヤテは複雑な思いに駆られていた。
すると

「お父様」

撫子はハヤテにキスし

「大好きです、お父様」
「(やれやれ。これが無きゃ完璧なんだけどね〜)」

ハヤテは呆れつつもこう思っていた。


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簡単なオリキャラ紹介


 鷺ノ宮撫子

 年齢 16歳
 誕生日 11月15日(着物の日)
 家族 父(ハヤテ)、母(伊澄)、祖母(初穂)、曾祖母、高祖母(銀華)

 ハヤテと伊澄の娘。顔は伊澄に似ていて、髪色はハヤテ譲り。
 周囲を魅了する雰囲気と美しさを持ち、性格も良いのでモテている。勿論?ハヤテの天然ジゴロは受け継いでいる。幸い、伊澄の方向音痴は遺伝しなかった。
 生徒会長に推薦されたが、「自分には相応しくないから」っと、断った。学業も超優秀。
 普段は凛とした大和撫子で、言葉遣いも丁寧。挨拶も「ごきげんよう」な程。流石に学校は制服だが、私服は常に和服。っと言うか、和服しか着ない。
 伊澄を遙かに上回る霊力と強さを持っているが、まだ未熟なのでムラがある。
 因みに、そこまででは無いがお父さん子である。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (5月30日更新) ( No.11 )
日時: 2019/05/30 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがルカと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ルカはハヤテと結婚する事が出来、「綾崎ルカ」っとなっていた。
結婚を機に天王州家を出ようと思ったが、アテネの反対を受けて天王州家の敷地に建てられた別宅に住む事になった。


「はあ。疲れた」

楽屋で休んでいる時、ルカが思わず呟くと

「今日は本当にお疲れさま」
「あ、ハヤテ♪」

夫であり、マネージャーでもあるハヤテに気付き、抱き着いてキスしようとしたが、止められた。

「幾ら結婚してるからって、何処に人の目があるか分からないから、そう言うの駄目」
「ム〜」

ルカは膨れっ面になり

「結婚してるんだから、見られても良いじゃん!!」
「良くないの」
「キ〜ス〜さ〜せ〜ろ〜」

何とかキスしようとしたが止められ続け

「そう言う事は帰ってからね」
「・・分かった」

不満そうに椅子に座り直したルカに対し、ハヤテは溜息をつき

「(やれやれ。すっかりキス魔になっちゃったね)」

呆れつつも思っていた。


ルカは結婚した今でも、アイドルを続けていた。
当然、結婚発表した時、ファンの人達は大いに驚いたが、誰一人として「ファンを止める」とは言わなかった。
勿論、ハヤテには嫉妬や妬み等が集中したが、ルカとラブラブな事や、ハヤテの人間性のお陰で自然に消えて行った。

だが、ルカは結婚した途端事ある毎にハヤテにキスを迫り、多少とは言え困らせていた。

因みに、結婚発表を機に「綾崎ルカ」に改名しました。


「もうこの後は仕事ないし、帰るだけだけど」
「じゃあ帰る!!ダッシュで帰る!!」
「はいはい」

スタッフさんとかに挨拶し、帰路に着いた。


                   × ×


帰宅した瞬間、ルカはキョロキョロと家の中を見渡した。

「今日は少し遅くなるって言ってたでしょ」
「じゃあ早速」

ルカはハヤテを押し倒すとキスしまくった。

すると

「相変わらず、ですのね」
「「うわっ」」

突然した声に驚き、声のした方の窓を見ると

「アテネ。邪魔しないでよ」
「ハヤテに仕事を頼もうと、来ただけですわ。玄関のチャイムを鳴らしても返事が無いので、こうして窓に」

アテネは呆れつつ言い

「で、ハヤテ」
「わ、分かったよ、アーたん」
「チェ〜」

ハヤテはルカと結婚し、ルカのマネージャーを集さんから引き継いでも、アテネの執事を取り敢えずは続けていた。
こうして仕事終わりに執事の仕事を頼まれる事は時々あるのである。

「アテネ、ハヤテに何かしたら・・」
「・・さあ、どうでしょう」

ムッとするルカに

「冗談ですわ」
「・・冗談に聞こえないよ!!」

ハヤテを見送った後、ルカはソファーに寝転び

「う〜。足りないよ〜」

どうやら、キス不足の様だ。


                   × ×


別の日。

今日は珍しく、ルカの仕事は夕方からだった。
だが、ハヤテには仕事があるので、自室で仕事をしていた。

すると

「ねえハヤテ、ちょっといい?」
「どうしたの?」

ルカは数回キスした後

「漫画描いたから、チェックしてほしいんだ」
「(じゃあさっきのキスはいらないんじゃ)」

心の中でツッコミをした後、原稿を受け取って読んでみた。

「どうかな?」
「ウ〜ム」
「夫婦だからって、気を遣うのは無しだよ」

ハヤテはわざと間を空けた後

「随分レベルあがったね。さすがプロ」
「エヘヘ//////////////////////////」

ルカは現在でも「アイドル綾崎ルカ」と「漫画家フライ・ドルフィン」を兼任しており、どちらも大成功を収めていた。
特に漫画の方は、現在月刊連載を抱えており、過去の漫画は何作もアニメ化されていた。

因みに、「漫画家フライ・ドルフィン」の真の正体を知っている人は限られています。サイン会などの人前に出る時は前みたいにメイド長にメイクをしてもらって出るのである。

「よ〜しっ、頑張っちゃうぞ〜」

そう言うとルカはまた何度かハヤテにキスし、部屋を出ようとした。
しかし、ハヤテは呼び止めた。

「ルカ、大丈夫なの?最近殺人的に忙しいし」
「ちゃんと休息は取ってるよ。徹夜も極力控えてるし」

ルカの体調は管理はハヤテがきちんとしているのだが、不安は抜けきらなかった。

「第一、ハヤテが言ったんでしょ」
「命を賭けてでも両立させろ、だね」
「そう言う事」

そう言うとルカは更に

「それに、頑張らないとナギに負けちゃうし」
「それもあったね」

ナギは別雑誌で月刊連載を抱えており、人気もかなりあった。

「昔の「十年後に再戦しよう」って約束は果たされて、また私は勝ったよ」

そう。かつてナギとルカの間に交わされた約束は既に果たされており、ルカの超辛勝で決着していた。

「何時までも勝ち続けさせてくれる相手じゃないし、頑張らないと」

ハヤテは溜息をつき

「分かったよ。でも、昔みたいに頑張り過ぎて倒れるってのは止めてね」
「分かってるよ」

またルカはハヤテにキスし、部屋を出た。

「(やれやれ。こりゃ一層気を付けないと)」


                  × ×


別の日。

ハヤテが事務所内で、仕事の合間に一息入れていると

「ハヤテ君」
「集さん」

ハヤテは立ち上がり

「何時もハルカがお世話になってます」
「こちらこそ、楽しく仕事させてもらってるわ」

頭を下げたハヤテを制しつつ言い、

「それより。ルカはどう?また無茶してない?」
「ま、まあ、少しは」

言い難そうに頬を掻きながら言い

「ですが、夫兼マネージャーとして、最大限注意してますよ」
「そう。貴方がそう言う以上、大丈夫ね」
「ハルカの事、お願いしますね。仕事上の事は、中々手が回らなくて」
「勿論よ」


後日。

「これが今後のスケジュールよ」
「そうですか」

集さんはある事に気付き

「聞いてる?」
「勿論です」

ちゃんと聞いてた事は十二分に分かってはいるのだが、落ち着かない雰囲気に

「貴女は本当に、ルカにそっくりね」
「そ、そうですか?」
「誰がどう見ても、どう接してもね」

彼女はハヤテとルカの娘で「綾崎ハルカ」ルカと同じでアイドルをしているのである。

ルカの娘だけあって圧倒的な才能を持ち、天王州家と三千院家と言うバックアップを受けてその才能を爆発させているのである。
勿論、ジュニアアイドル時代からの根強いファンはかなりいるのである。

因みに、人気や仕事を沢山貰えるのは、本人の頑張りです。その点は天王州家も三千院家もタッチしていません。


                   × ×


別の日。

「エヘヘ〜♪パパ〜♪」

珍しく休みが貰えたハルカは朝からずっとハヤテに甘えていた。

「だ〜い好きだよ、パパ♪」
「あ、うん。ありがと」

甘えてくるハルカにハヤテは困りつつ

「あのさ、ハルカ。甘えられるのは嬉しいけど、もう高校生でしょ?」
「だから?」
「そろそろその甘えん坊、治した方が良いよ」

ハヤテの指摘に聞く耳を持たず

「パパ〜♪」
「はあ」

ハヤテが溜息をつくと

「ハ〜ル〜カ〜」
「出たなお邪魔虫」

ルカの出現にハルカは臨戦態勢になった。

「ハヤテに甘えないで!!」

ルカはハヤテに抱きつつ言い

「ハヤテに甘えて良いのは妻である私だけなの」
「そ、そんな事言うなら娘の私が父親に甘えたっていいじゃん」

激しく睨み合う2人にハヤテは溜息をつき

「私はね、普段は学校や仕事でパパに甘えられなくて「パパ不足」に陥ってるの!!折角の休みなんだからいっぱい甘えるの」

そう言うと、ハヤテにキスした。

するとルカが

「わ、私だって普段仕事で忙しくてハヤテに甘えられないもん。だから「ハヤテ不足」なの!!私も珍しく休みなんだからいっぱい甘えるの」

そう言うと、今度はルカがハヤテにキスした。

いっそう激しく睨み合う妻と娘に

「あ、あのさ」
「「何!!」」

あまりの剣幕にビビりつつ

「僕の方は夕方から仕事あるけど、それまでは無いから、2人とも甘えてくれば?僕は構わないし」
「ハヤテが言うなら」
「パパが言うなら」

結局、仕事の時間まで2人とも只管にベッタリだった。

「(やれやれ。ルカもそうだけど、ハルカも負けず劣らずキス魔だなぁ。まあ、本人達が満足してるなら、良いんだけどね)」

ハヤテは疲れつつも、こう思っていた。


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簡単なオリキャラ紹介


  綾崎ハルカ

 年齢 16歳
 誕生日 5月5日
 家族 父(ハヤテ)、母(ルカ)、祖父、祖母

 ハヤテとルカの娘。見た目はルカそっくりで、外見上はハヤテの遺伝子は無いんじゃないかと思う程。スタイルは割といい方である。
 性格はかなり良く、「ハルカに敵意を持つ人は探すのが相当困難」っと、言われる程。
 白皇の芸能科に通っており(アテネが態々作った)、学業はかなり優秀。大人気アイドルっと言うのもあるが、ハヤテ譲りの天然ジゴロのお陰もあって、かなりモテモテ。「綾崎ハルカ応援部」なんてのも存在している。
 かなりのファザコンで、ルカ同様かなりのキス魔(ハヤテ限定)。ファンの人達は当然大切にしているが、「男性」っとして見る事は一切ない。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月3日更新) ( No.12 )
日時: 2019/06/03 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが日向と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテは日向と結婚し、「愛沢ハヤテ」になっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、愛沢家の敷地内に建てられた別宅に移り住んだ。


「はあ。やっと帰って来れた」

ハヤテはここ数日、出張続きで数日ぶりに帰宅出来たのだ。
玄関の扉を開けると

「お帰り、ハヤ兄」
「うん、ただいま」

妻となった日向が出迎え、キスしようとしてきたので

「嗽とか済んでからね」
「なんでや。ウチは気にせえへんのに」
「僕が気にするの」

日向は口を尖らして不満そうにしていたが、これ以上は何も言って来なかった。
なのでハヤテは出来るだけ急いで手洗い嗽を済ませ、キスした。

「寂しかったんやで。幾らウチが理解ある妻でもな」
「はいはい」

ハヤテは妻を抱きしめ、再度キスしようとしたが

「ラブラブやなあ。結婚して結構経っとるはずやのに」
「「うわあああ」」

突然した声に驚き、そっちへ向くと

「さ、咲姉ちゃん。何時の間に」
「言ったやろ?お姉ちゃんには「神出鬼没のライセンス」が備わっとんねん」

ドヤ顔で言い切った昨夜に

「あのなあ。何度も言ってるやろ。幾らこの家が愛沢家の敷地内に建っとっても、無断で入るのは止めてほしいんやと」
「・・そうやな、考えとくわ」
「ホンマに分かっとるんか?」

イチャイチャタイムを邪魔された日向は怒り心頭だったが、ハヤテは宥め

「ま、まあ。取り敢えずお茶にしましょ。ね?」
「・・せやな」

まだ納得が行ったわけではないが、取り敢えずはハヤテに従った。

「で、何の用なんや」
「ご機嫌斜めやな。 用は別にないで」

当たり前の様に言う咲夜に

「ハヤ兄からも何か言ってや。でないと、また好き勝手に入って来るで」
「別にええやないか。な、ハヤテお兄ちゃん」

2人が言うと、ハヤテはなぜか微笑んでいた。

「「な、何や」」
「え!?あ、いや」

ハヤテは少し間を起き

「日向も咲夜さんも、呼び方は変わらなかったなって。見た目は変わったのに」

そう、日向は美しく成長していた。モデルさんの様にスラリとした長躯になったし、昔心配していたスタイルは咲夜の妹ってだけあって、アテネに負けず劣らずな程になった。
ついでに、咲夜も同様にスラリとした身長、元々良かったスタイルも立派な物になったのだ。

「ええやないか。この方が慣れとるし」
「日向に同じくや。別に無理して変える必要はあらへん」

姉妹に言われ、ハヤテはまた笑みを浮かべた後

「兎も角。咲夜さん、不法侵入は止めてね。通報する事も考えなきゃいけなくなるから」
「・・善処するわ」

咲夜の返答に日向は溜息をつき、これ以上の言及は止めた。

少しして、日向がトイレに立ったタイミングで

「そう言えば。本当に良かったの?僕が愛沢家の後継者になって」

そう。ハヤテは日向との結婚を機に義父から愛沢家のトップを引き継いでいた。
つまり、現在のハヤテの仕事は愛沢家関係の仕事である。

「今更やで、ハヤテお兄ちゃん」

咲夜はお茶を飲み干し

「ハヤテお兄ちゃんなら、すべてを任せられると思ったから、任せたんや。それにや、ウチはそう言う事には向いてへんし、興味もあらへん。 第一、反対意見は無かったやないか」

ハヤテがトップに立つと発表した際、反対意見等あると思ったが、全く無かったのだ。

「っと言う訳や。気にする必要は、無いんや」
「そうだね。ありがと」
「じゃ、ウチ帰るわ。これ以上おったら、日向の機嫌が益々悪うなるし」

咲夜が帰った後、日向がトイレから戻って来た。

「何や、帰ったんか」
「まあね」

しかし、イチャイチャは出来なかったそうだ。


                   × ×


別の日。

今日ハヤテは愛沢家で仕事をしていた。
休憩を兼ねて廊下を歩いていると

「ハヤテお兄ちゃん」
「ああ、咲夜さん。何か?」
「ああ、ちょっとな。ちょっとウチの部屋に来てくれんか?」

真剣そうな顔の咲夜に

「えっと。今は平気だからいいけど」
「じゃ、来てや」

2人は咲夜の部屋に来た。

「それで、用事ってのは」

咲夜は意味深な間を空け

「最近どうなんや?」
「え!?まあ、順調ですよ。お相手とは良好な関係を築いてますし、特別報告するような」
「ちゃうちゃう。そっちやない。仕事の事は全面的に任せとる以上聞いたりせえへん」
「じゃあ」

首を傾げるハヤテに咲夜はまた間を空け

「日向とや。夜とかウチが見てへん時、どうなんや」
「な、何ですか、それ。真面目は質問かと思えば」
「真面目やろ、物凄く」

興味津々の咲夜にハヤテは照れつつ

「た、確かに僕達は「義理の」が付くとは言え、姉弟です。だからと言って」
「姉弟やから、聞きたいんやろ。 で?で?で?」

ずいずいっと迫ってくる義姉にハヤテは

「ア、シゴトニモドラナイト」
「つまらんの〜」

急いで部屋を出たハヤテに咲夜は不満そうに口を尖らせたが、後を追うような事はしなかった。


                   × ×


ある日。

ハヤテが朝食を作っていると

「おはよーさん」
「うん、おはよ」

挨拶すると、ハヤテは抱きしめられた。

「・・朝ご飯が作り難いよ」
「甘えたいんや。許してんか」
「はいはい」

ハヤテはこれ以上何も言わず、ほおっておくと

「コラ!!!何抱き着いてるんや!!」
「ええやろ、別に」
「良くないわ!!!ウチかてハヤ兄に甘えたいんや!!」

激しく睨み合う2人に

「ま、まあまあ。落ち着いて」
「「ム〜」」

彼女はハヤテと日向の娘で「愛沢花月」お分かりの通り、ファザコンである。

「お父ちゃんはな、忙しくて中々会えないんや。こういう時位甘えたってええやろ」
「そんな事言うんならな、ウチかてハヤ兄に甘えたいわ!!」

激しく言いあう2人にハヤテはただただ沈黙を守り

「朝食出来たよ。続きは食べてからにしてね」
「ええやろ。一時休戦や」
「臨む所やで」

流石に食事中は言い合わなかったが、終わった直後、直ぐに再開した。


そして。

「ホンマ腹立つわ!!お母ちゃんは」
「まあまあ、落ち着いて」

花月を宥めているのは幼馴染で悠太とナギの息子だ。
因みに、現在位置は2人が通っている白皇の教室だ。

「お怒りの原因はやっぱり」
「そうや。ウチの気持ち知っとるはずやのに、お父ちゃんに甘えるのを邪魔するんやで!!」
「やれやれ」

呆れつつも

「まあ、花月のお母さんも寂しいんだよ。分かってあげなって」
「分かっとる。せやから余計に腹立つんや」

花月は怒りつつ更に

「ウチはな、お父ちゃんと結婚したいんや。法律なんか関係あらへん」
「親子婚なんか、無理だよ。第一、花月の両親は仲良いんだろ?」
「せやねん。だからお母ちゃんと喧嘩になるんやで!!」

母・日向に怒りつつ

「お父ちゃんはホンマに鈍感やわ。ウチの気持ちに気付かんし」
「娘からアプローチなんて、気付く訳無いだろ」

宥めつつも内心では

「(その「好き」って気持ちを俺にも向けてほしいよ。俺の想いに気付かない時点で、花月も鈍感だろ)」

とか思っていた。


                   × ×


ある日。

「ただいま〜」
「お帰り、ハヤ兄」

妻のお出迎えを受けた後、ハヤテは

「あれ?花月は? 今日は出かけたりする用事は無いって言ってたはずだけど」
「・・お父ちゃんに任せたわ。足止めしといてんか、って」

ハヤテは敢えて理由を聞かなかった。

手洗い嗽を済ませ、リビングに行くと

「ハヤ兄」

ソファーで、隣に座るように促されたので、座ると

「わ、分かってるやろ?ウチがそんな事頼んだ理由」
「分かってるよ。こうでしょ?」

そう言うと、ハヤテは日向に大人のキスをした。

「そうやで。最近甘えられてなかったんや。せ、せやから花月が足止めされとる間位は」
「分かったよ。キスとかいっぱいしよう」

そう言ってまたキスしようとしたが

窓の外で咲夜がニヤニヤと笑いながら見ている事に気付き

「ラブラブやなあ、ホンマに」
「も〜〜!!咲姉ちゃん!!邪魔せんといてや!!!」
「さあさあ。ウチに構わず続きをやな」

ニヤニヤ顔のまま促す咲夜に

「幾ら姉妹でも、人前で激しくイチャイチャ出来る程肝は座って無いわ!!」
「ええやないか、ええやないか〜。さあさあ」

日向の言葉を完全に無視し、咲夜は促し続けた。

「も〜〜!!!ウチは何時ハヤ兄とイチャイチャ出来るんや〜〜!!!」

咲夜を追い出すのに時間がかかり、結局花月が帰って来てしまったので、イチャイチャ出来なかったそうだ。


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簡単なオリキャラ紹介


 愛沢花月

 年齢 16歳
 誕生日 4月3日
 家族 父(ハヤテ)、母(日向)、祖父、伯母(咲夜)、叔父、叔母、叔母

 ハヤテと日向の娘。顔は日向似で、髪色はハヤテ譲り。
 性格は良く、面倒見も良い。スタイルは愛沢家の血筋のせいなのか、かなり良い。アテネと互角以上な程。母親や愛沢家の影響で普段から関西弁でしゃべってる。
 ハヤテ譲りの天然ジゴロのせいもあってか、男女問わずモテモテであり、ファンクラブも存在している。だが、ハヤテ譲りの鈍感さのせいで幼馴染を始めとする面々からの好意に全く気付いてない。
 白皇に通っており、学業はトップ5に入れるほど優秀。


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以上です。

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Re: 女神と共にEX (6月6日更新) ( No.13 )
日時: 2019/06/06 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが千桜と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


千桜はハヤテと結婚する事が出来、「綾崎千桜」っとなっていた。
結婚を機に天王州家を出ようと思ったが、アテネの反対もあって天王州家に建てられた別宅に住む事にした。


「はあ。つ、疲れた」

千桜は仕事部屋で、椅子にもたれかかって眼鏡をはずして手で目を覆いながらこう呟いていた。
すると

「大丈夫?疲労感がもろに出てるけど」
「・・大丈夫に見えるか?」
「・・見えません」

千桜は溜息をつき、

「だが、休んでばかりはいられん。締め切りが迫ってる」
「それは分かってるけど、休もうよ。お茶淹れたから」
「・・休むか」

椅子を離れ、ソファーに座って夫であるハヤテが淹れた紅茶で一息入れた。

「は〜、染み渡る」
「良かった。甘めにしておいたんだ。 それで、順調なの?」
「まあな。一応は、予定通りだ」

千桜は現在、ラノベ作家である。
ナギやルカに影響され、書いてみたラノベを出版社に投稿してみたところ、大賞を取り、そのまま連載が始まった。

そして、現在までに幾つものヒット作を生み出していた。
千桜原作のラノベをルカやナギが漫画化するっと言う事も何作も実現したし、アニメ化して美緒が主人公に声を当てるっと言うのも何作も達成していた。

「ハヤテは今日はどうなんだ?」
「今日も仕事だね」

ハヤテは現在でもアテネの執事をしています。

「そっか。アテネには感謝せんとな」
「だね」

学生時代、千桜は親の会社の倒産、両親の離婚を経験し、学費が払えない事によって学校を辞めなければならない事態に遭遇したが、アテネが学費を立て替えてくれたおかげで高校だけは無事に卒業出来たのである。
勿論、学費はとっくに返済し終わっている。

「さて、アテネに恩返しする為にも、頑張らんとな」
「僕じゃ支える事しか出来ないけど、頑張ってね」
「十分だよ」

ハヤテは担当編集者に見せる前のチェックをお願いしており、行き詰った時のアイディア出しも手伝っていた。

パソコンに向かった愛妻に気を使い、ハヤテは音を立てない様にそっと部屋を出て、仕事に戻った。


                   × ×


ある日。

「すまんなあ。忙しいのに来てもろうて」
「いえいえ。お気になさらず」

千桜は現在でも咲夜のメイドは続けており、今日はお願いされて来ていた。

「この仕事は好きですし、楽しいですから」
「さよか。ならええわ」

安心した咲夜は紅茶を1口飲み

「で、どうなんや、最近」
「何がですか?」
「ハヤテお兄ちゃんとや。イチャイチャしてるんやろ?」

咲夜の爆弾発言に千桜はズッコケそうになり

「な、何ですか、いきなり」
「気になるやん。兄と慕う人と、世話になっとるメイドさんの夫婦事情が」

妖しく光る目の咲夜に

「こ、答える義務はありません////////////////////」

千桜の様子に、咲夜は

「イチャイチャしとるんやな。どうせ「寝るのも風呂に入るのも毎日一緒」なんやろ?」
「・・・」

真っ赤な顔で沈黙する千桜に、咲夜は肯定と捉えた。

少しし、一緒に廊下を歩いていると

「あ、日向さん」

日向は千桜を見かけると、そっぽを向いて行ってしまった。

「やっぱ、嫌われちゃってますね」
「違うと思うで」

悲しそうに言う千桜に咲夜は直ぐに否定し、

「悔しいだけや。ハヤテお兄ちゃんとハルさんとの仲は認めてるんや。認めてるからこそ、負けを認めとるからこそ、余計に悔しいんやろ。せやから、精一杯の対抗なんや」
「・・そうですか」

千桜は安心出来た。


                   × ×


ある日。

ハヤテが朝食を作っていると

「おはよ、父さん」
「ああ、おはよ」
「手伝うよ。今日は早いんでしょ?」
「じゃあ、お願いしようかな」

2人で一緒に作り

「母さんは?起こしてこようか?」
「寝かしといてあげて。昨日も徹夜で仕事してたし」
「・・2人は一緒に寝てるんだろ?父さんは大丈夫なのか?」

心配そうな、疑うような目付きに

「大丈夫だよ。不規則な生活は慣れてるから」
「ああ、そう。でも、無理はしないでくれよ。倒れられた、困るから」
「分かってるって」

ハヤテと話していたのは、ハヤテと千桜の娘で「綾崎六花」である。
朝食を済ませると

「じゃあ、私はもう行くから」
「行ってらっしゃい」

娘を見送った後、ハヤテは出勤した。


一方の六花は

「綾崎さん、何時見てもクールで可愛いよな」
「ああ、おまけに」

話していると六花がこちらに気付き

「君、ネクタイが曲がってるぞ」
「あ、ありがとうございます////////////////」
「服装の乱れは心の乱れ。気を付けた方が良いぞ」

ネクタイを直してもらった男子は六花が見えなくなった後ガッツポーズし

「ホント、優しいよな」
「ああ。完璧超人って、あの人の事だよな」

現在六花は白皇に通っており、かつての母親同様生徒会の書記を務めていた。
生徒会長に推す声もあったが、本人が断った為、書記と言う形で落ち着いたのである。

「何とかお近付きになりたいもんだ」
「バカ、無理だ。この学校にあの人を狙う人が何人いると思ってんだよ」

「(男子達は、あまり私に近付いてこないな。まあ、あの事がばれないからいいけど)」


                   × ×


ある日。

六花が学校から帰ってくると

「あれ?母さんは?」
「出版社で打ち合わせだって。遅くなるかもって言ってたよ」
「そっか」

すると六花はハヤテの隣に腰かけ

「父さん」
「ん!?何だい」

突然ハヤテに寄りかかり

「母さんが居ない今がチャンス、だよね」
「あのね、六花」

諭す様に言おうとした瞬間、六花はハヤテを押し倒した。

「私は、父さんが好きなんだよ。どうしようもない程に」
「そ、それは嬉しいけど、僕達は親子なんだよ」
「関係ない!!好きだって気持ちに、そんな事は些細な事だ!!」

艶を帯びつつ真剣な声色の娘に

「駄目だって。こんな事ばれたら」
「母さん譲りの演技力があるから平気だ。上手く誤魔化してる」
「例えそうでも、駄目な物は」

突然キスされ、反論を阻止された。

「私の気持ちは本気なんだ。母さんが居ない今こそ、親子と言う関係を飛び越えてみせる」

そう言って六花は服を脱ごうとしたが

「ただいま〜」

玄関から声が聞こえ、六花もハヤテも慌てて離れた。

「ん!?何してんだ」
「べ、別に。早かったじゃないか」
「打ち合わせが早く終わっただけだ。別にいいだろ」

千桜がそう言うと、

「あ、じゃあ僕、仕事あるから」

そう言ってハヤテは部屋に行った

「じゃあ私は宿題でも」
「六花」
「な、何?」

千桜は少し間をおき

「ハヤテに変な事、するなよ」
「な、何だよそれ。そんな事する訳無いだろ」

そう言って部屋に行った娘に

「(全く。あれで隠してるつもりなのか?学校じゃどうか分からんが、私には丸分かりだよ)」

娘の父親に対する想いに気付いていた。


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簡単なオリキャラ紹介


 綾崎六花

 年齢 16歳
 誕生日 12月5日
 家族 父(ハヤテ)、母(千桜)

 ハヤテと千桜の娘。見た目は眼鏡をかけてない千桜で、髪色はハヤテ譲り。
 性格が良く、誰にでも優しく出来る。スタイルは、分かり難いが結構良い。
 白皇に通っており、生徒会書記を務めている。学業は優秀で、トップ5に常にランクインしている程。
 一見クールだが、誰にでも優しい為、実はかなりモテている。しかし、本人は一切気付いていない。
 本人は隠しているが、重度のファザコンであり、何時の日かハヤテと「そう言う関係」になるのが夢である。


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以上です。

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Re: 女神と共にEX (6月6日更新) ( No.14 )
日時: 2019/06/08 19:15
名前: どうふん

どうふんです。
こちらの方も感想を少々。

千桜さんは私も好きなキャラです。
その魅力の一つはコミックやアニメに嵌っていながら天然ジゴロの毒が効かないところかと思っており、当方の作品ではしばしばキーパーソンになっております。

そんな千桜さんがハヤテに惚れたとしたら・・・かつそれが成就したとしたら。
ラノベ作家として世間に出ながら、まだメイドを続けているとか、男言葉が直らないのはなぜか。これはなかなか興味深い問題です。

娘さんまで男言葉でハヤテに迫っているところは母親譲りだな、と微笑ましく感じました。
続編、期待してます。

                                                      どうふん


この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
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Re: 女神と共にEX (6月9日更新) ( No.15 )
日時: 2019/06/09 13:54
名前: masa

こんにちはmasaです。

レス返しの更新です。


 ●どうふん さん

 >>どうふんです。
  こちらの方も感想を少々。

 感想ありがとうございます♪

 >>千桜さんは私も好きなキャラです。

 自分も千桜さんは好きなキャラなんですよね。面倒見の良い所とか。

 >>その魅力の一つはコミックやアニメに嵌っていながら天然ジゴロの毒が効かないところかと思っており、当方の作品ではしばしばキーパーソンになっております。

 そうなんですか。まあ、この小説じゃハヤテの「天然ジゴロの毒」は超強力なので。 それに、原作でも千桜さんは重要な場面で重要な役割を果たしてますもんね。

 >>そんな千桜さんがハヤテに惚れたとしたら・・・かつそれが成就したとしたら。

 まあ、それがテーマですからね。 一応、番外編っと言う扱いですけど。

 >>ラノベ作家として世間に出ながら、まだメイドを続けているとか、男言葉が直らないのはなぜか。これはなかなか興味深い問題です。

 メイドに関しては、本人も言ってましたが「好きだから」です。男言葉は「直さなかったから」なんですよ。

 >>娘さんまで男言葉でハヤテに迫っているところは母親譲りだな、と微笑ましく感じました。

 そう感じて貰えて、良かったです。千桜の娘だから一緒でいいかな。位の考えだったので。

 >>続編、期待してます。

 ご期待に沿えるか分かりませんが、頑張ります。


 感想ありがとうです〜♪

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Re: 女神と共にEX (6月6日更新) ( No.16 )
日時: 2019/06/09 14:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがソニアと結婚したら」です。

本編どうぞ。
-----------------------------------------------------------------------------------

本編最終回から十数年後。


ソニアはハヤテと結婚する事が出来、「綾崎ソニア」っとなった。
結婚してもアテネのメイドは辞めず、引退したメイド長に変わってメイド長になっていた。

そして現在は、天王州家の敷地内に建てられた別宅で暮らしていた。


「はあ、疲れた」

メイド長っと言う立場上、他のメイド達を纏めたり、教育したりも仕事の1つで、それを終えて一息ついていた。
すると

「お疲れさま」
「あ、ハヤテ♪」

夫で、同じく天王州家の使用人のハヤテが労って来たのでキスをし

「確かに大変だけど、先代メイド長からこの仕事を引き継ぐ時、覚悟はしてたから、平気よ」
「そっかなら、良いけど」
「でも」

ソニアはハヤテに抱きつき

「ハヤテが一緒だからっていうのが、平気な理由の一番なのよね」

ハヤテはソニアを抱き返し

「僕も、ソニアがいてくれて毎日が楽しいよ」
「ハヤテ」

ラブラブムード全開で、またキスしようとしたが

「そう言うのは仕事中は止めてくれます?」

突然した声に2人は離れ

「アーたん」
「アテネお嬢様」

アテネが不機嫌全開な顔で立っていた。

「ハヤテ、ちょっと来なさい」
「はいはい」

邪魔されたソニアは口を尖らせ、不満げにしつつ仕事に戻った。


                   × ×


ある日。

「ん〜♪ハヤテ〜♪」

アテネは今朝から「甘えたい症候群」を発症していた。

「あのさ、アーたん」
「何ですの?」
「僕、結婚してるんだけど」

ハヤテがそう言うと、アテネは抱きしめる力を強めた

「だからなんですの?」
「そう言うの、止めてよ。浮気の一つになりそうだし」
「それがどうしたんですの?」

アテネはまた抱きしめる力を強めた。

「ハヤテと私は愛人関係なんですから、良いじゃないですか」
「何時愛人になったの」

ハヤテが呆れていると

「何、してるのかしら」
「・・・」

ソニアがダークオーラ全開で立っていた。

「アテネお嬢様、私の旦那に抱きつかないでくれます?」

そう言ってソニアはアテネを引き剥がそうとしたが、アテネは意地でも離れなかった。

「は〜な〜れ〜ろ〜」
「い〜や〜で〜す〜わ〜」

暫くの応戦の末、

「ソニア、確かに私は貴方達の結婚は許しましたわ。ですが、結婚を許す時に言った事を忘れたとは言わせませんわよ」
「フンッ。忘れたわよ」

ソニアが言うと、アテネはやれやれと言った感じを首を数回横に振り

「「結婚は許しますが、ある程度までは好きにしますわ」っと。こうやってハヤテに甘える事は、「ある程度」の範囲以内ですわ」
「・・・フンッ」

抗った所でアテネには勝てないのは分かっているので、不機嫌な目付き攻撃をぶつけ

「まあ、それは我慢してあげるわ。でも、愛人発言だけは許さないわ」
「はいはい」

またハヤテに甘え始めたアテネに、ソニアは「本当に分かってるのかしら」っと言った溜息をつき、監視の為に側にいる事を決めた。


                   × ×


ある日。

ハヤテが何時も通り、仕事をしていると。

「あ、ここに居たんだ」
「あれ?こっちに来たんだ。どうしたの?」
「ううん、別に」

ハヤテは突然抱きつかれたが、慣れていたので特に驚かず

「どうしたの?」
「何でも無い♪」
「ああ、そう」

これ以上の問答を止め、抱きつかれたまま仕事に集中していると

「あんたはまた」
「別にいいじゃん」
「仕事に邪魔になるでしょ」

指摘され、不満そうにしつつもハヤテから離れた。

彼女は「綾崎涼子」ハヤテとソニアの娘だ。

「で。涼子は何でお屋敷の方に居るのよ」
「パパに会いたいから。じゃなきゃ無駄に広い屋敷に来ないよ」

予想通りの答えにソニアが溜息をついていると、涼子はまたハヤテに抱きついていた。

「コラ!!さっき注意したばかりでしょ!!」
「煩いな。娘が父親に甘えるのに、特別な理由なんかありませ〜ん」

舌を出しつつ言われ

「ああ、もう!!幾ら娘でも甘えすぎよ!!」

そう言って涼子を引き剥がすと、今度はソニアがハヤテに甘え始めた。

「私に注意したくせにママは甘えるんだ〜」
「私は妻ですからね〜。良いのよ〜」
「じゃあ私も」

妻と娘に挟まれる形になったハヤテは、特に反応しなかった。これも慣れた光景な為である。

暫くこんな状態が続いていたが、

「お2人とも、ハヤテの仕事の邪魔しちゃ駄目ですわ」

アテネが現れて、2人をハヤテから引き剥がした後、何時も通り?ハヤテの背中に抱きついた

「人に注意しておいて〜!!」
「離れなさい!!アテネさん!!」
「私は雇い主ですから、良いんですわ」

アテネの持論に親子共々当然怒り、2人かがりで引き剥がした。
流石のアテネもソニアと涼子の2人がかりでは難しいのである。

「全く。アテネお嬢様が涼子が子供の時からハヤテに甘えるせいで、こんな甘えん坊になっちゃったじゃない」
「「・・誰に似たせいでしょうね〜」」

皮肉っぽく言われたが、ソニアは無視した。


                   × ×


ある日。

久々の休日にソニアが自宅で寛いでいると

「ソニア」
「ん!?」
「久しぶりに、デートしない?」

ハヤテが言うと、ソニアは目を輝かせた。

「色々あって、暫く出来てなかったでしょ?だからどうかなって。幸い、皆用事あるし」
「勿論行く♪」
「じゃ、出かけようか」

すると、ソニアは天王州家の敷地外に出た途端、ハヤテの腕に抱きついた。

「久しぶりのデートだもの♪」
「・・だね」

この日のデートは2人は腕を組んだままで、結婚して結構経ってるのに、ラブラブムード全開だった。


その日の夜。

「・・今日はべったりだね」
「だって、こんなチャンスは滅多に無いのよ」
「まあ、子供がいるとどうしてもね」

甘えてくるソニアの頭を撫でつつ、こう言うと

「でしょ?だからこそ、なのよ」
「フフッ」


寝る直前になってもソニアは離れず

「ハヤテ・・」
「・・分かったよ」

この日の夜の事は、勿論書けません。

後日分かったのだが、ソニアは妊娠したそうだ


-----------------------------------------------------------------------------------
簡単なオリキャラ紹介


 綾崎涼子

 年齢 16歳
 誕生日 9月7日
 家族 父(ハヤテ)、母(ソニア)、妹(理恵)13歳

 ハヤテとソニアの娘。顔は眼鏡をかけてないソニアで、髪色はハヤテ譲り。
 性格は良いものの、多少人見知りする為、友達は少なめ。スタイルは普通より少し大きい程度。
 白皇に通っており、学業は優秀。ハヤテ遺伝の天然ジゴロがあるため、実はモテている。しかし、ハヤテ遺伝の鈍感さの為、気付いていない。
 本編には出なかったが、妹もファザコンである。
 ハヤテの仕事を時々手伝っている為、家事は結構得意。


-----------------------------------------------------------------------------------
以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月12日更新) ( No.17 )
日時: 2019/06/12 22:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがヒナギクと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ヒナギクはハヤテと結婚する事が出来、「綾崎ヒナギク」っとなっていた。
白皇卒業後は東大に進学し、在学中は「東○王」に出演し、無類の強さを見せつけた。
因みに、異名は「才色兼備の剣道少女」っと付けられた。

東大卒業後は大手企業に就職し、結婚を機に寿退社を考えたが、ハヤテの薦めもあってそれは止めた。

そして現在は天王州家の敷地内に建てられた別宅に暮らしていた。


「はあ。疲れたわ」

ヒナギクは仕事部屋で椅子にもたれかかり、目を閉じていた。そしてこのまま眠りの世界に旅立とうとしたが

「って、そんな訳にはいかないわね」

再びパソコンに向かい、キーボードをたたき始めた。
すると

「大分お疲れの様だね」
「あ、ハヤテ」

夫であるハヤテが何時の間にか部屋に居て、直ぐ隣にいた。

「言っとくけど、ノックしたよ」
「あ。じゃあ数秒とは言え、寝ちゃったのね」

ヒナギクは気を引き締め直して、パソコンに向かおうとしたが、ハヤテに閉じられてしまい

「な、何よ」
「ここのところ、徹夜続きでしょ?残りは僕がやっておくから、もう寝なよ。理事の仕事でしょ?」
「そりゃあ、まあ」

現在ヒナギクは「白皇の理事」も兼任していた。
三千院帝が辞める際、後任に指名されそれを受けた為だ。

「でも」
「ほら、厚意に甘える」
「ちょ//////////////////」

ハヤテにお姫様抱っこされ、寝室に運ばれてベッドに寝かされた。
ハヤテはヒナギクにキスすると、部屋を出て行った。

「ま、厚意に甘えますか」

そのまま眠り、翌朝チェックすると

「凄い。私以上に完璧に資料が出来てるわ」

素直に感心し

「私も負けない様にしないとね」


                   × ×


数日後。

ヒナギクが白皇の理事室で仕事をしていると

「助けて〜」
「・・・」

完全無反応のヒナギクに

「ちょっと!!!無視しないでよ!!」
「・・忙しいんだけど。無駄な時間を使わせようとする人を殺したくなる位」

睨まれたが、特には反応せず

「だって〜。今月もピンチなんだもん」
「・・計画的に使わないからでしょ」

一応言います。相手は雪路です。

「お金は貸しません。自業自得よ」
「チェ〜。なら弟に借りるわよ」

文句を言いつつ部屋を出て行こうとしたが

「ハヤテに頼めば、貸してくれるでしょうね。初めて出来た姉だもの」
「でしょ〜?しかも、弟は私にちょっとだけ甘い。あんた達が結婚した時からね」
「でも、結構な額を借りてるのに、これ以上借りたらどうなると思う?」

答えない雪路に

「お姉ちゃんはタダでさ「フリーの教員」なのに、これ以上の事をすれば今度こそアテネに解雇されるわよ?」

そう、雪路は現在も「フリーの教員」である。 「フリーの教員」になって以来仕事が与えられた事は、一度たりとも無いのである。

「だって〜」
「私達が高2の頃の借金はまだ返し終わってないんでしょ?まずはそっちの返済を終えちゃいなさい。私やハヤテからの借金はそれからよ」
「うう〜」

雪路は項垂れた。 そう、修学旅行レベル5で背負った借金は、現在でも返済が終わってないのである。

「アテネが無利子にしてくれたのに、まだ終わってないのはお姉ちゃんのせいでしょ?」
「でも、だいぶ返し終わったし」
「兎も角、忙しいんだから出てってよ。じゃないと」
「わ〜!!!出て行くから理事長には言わないで〜」

物凄い速さで出て行った雪路と入れ替わりにハヤテが来て、紅茶を淹れてくれた。

「何だったの?」
「何時もの事よ」
「やれやれ。しょうがないお義姉さんだ」

優しい笑みの夫に

「ハヤテもこの際ガツンと言っちゃいなさい。じゃないと何時までも寄生されるわよ」
「・・出来ると思う?」

困った顔で言うハヤテにヒナギクは溜息をつき

「まあ、無理でしょうね」
「アハハ」
「でも、そう言う優しい所を愛してるんだけどね」

ヒナギクがそう言うと、仕事を忘れてイチャイチャモードに突入した。
それは数十分後、金庭がやってくるまで続いたそうだ。


                   × ×


別の日。

ハヤテが朝食を作っていると

「おはよ、パパ」
「うん、おはよ」

ハヤテの挨拶した女の子はハヤテの隣に立つと

「手伝うわ」
「じゃあ、お願いしようかな」

女の子が手伝おうとしたその時

「あ、お姉ちゃんずるい!!私だって手伝いたいのに!!」
「早い者勝ちよ。ねえ、パパ」
「ム〜」

膨れっ面になったもう1人の女の子に

「まあまあ。じゃあ、2人とも手伝ってもらうよ」
「やった〜、流石パパ」
「・・・」

不満そうだったが、口にはしなかった。

最初に起きてきたはハヤテとヒナギクの娘で「綾崎桜」であり、もう一人は同じく娘で桜の妹である「綾崎葵」である。

ハヤテは気付かなかったが、朝食を作っている間、姉妹の間には険悪な雰囲気が漂っていた。

その後ヒナギクも起きてきて、家族4人での朝食を終え

「ねえパパ、今日は何するの?」
「今日も執事の仕事だよ。後片付けが終わったら行かないと」
「ふ〜ん」

桜の質問に答えると、桜も葵も嫌な顔をしていた。

「2人は相変わらずアーたんが嫌いなんだね」
「そりゃそうよ」
「あの人、パパにベッタリ何だもん」

姉妹揃ってアテネを毛嫌いしており、ハヤテは苦笑いをするしか出来ず

「まあ、2人の気持ちは分かるけどね。アテネは私が何度注意してもハヤテに甘えるのを止めないし」

ヒナギクまで不機嫌顔・不機嫌声で言って来た。

「ま、まあ。僕も一応は言ってるんだけどね」

妻と娘達から発せられるオーラにハヤテは冷や汗を流しつつ

「ふ、2人とも、早く出かけないと朝練遅れちゃうよ」
「そうね。じゃ、行ってくるわ」
「あ、お姉ちゃん待ってよ」


2人が登校してくると

「いや〜。朝から姉妹揃って可愛いな〜」
「俺、剣道部入って良かったよ」

2人は白皇に通っており、2人とも剣道部に所属しています。

「何とかお近付きになれないかな〜」
「バカ、現実見ろ。無理に決まってるだろ」

周囲の声に気付かず、姉妹で実戦形式の練習をしていた。

「も〜。お姉ちゃん強い〜」
「まだまだ妹には負けないわよ」

他の部員達は練習しつつもばれないように美人姉妹に見とれ

「ホント、凄いよな〜」
「姉妹揃って生徒会所属だし、成績もトップクラスだし」
「何とかお近付きになりたいもんだよ、本当に」

因みに、桜は生徒会長で、葵は副会長である。
成績は桜が1位に葵が2位である。


数日後。

「ねえ、パパ。次の日曜、おやすみなんでしょ?」
「ん!?そうだよ」
「じゃあ、一緒に出掛けようよ。ね?」
「あ〜、ずるい。パパ、私と出かけようよ〜」

桜が言うと、葵が抗議の声をあげた。

「え、えっと4人で」
「・・私は仕事なんだけど」

ヒナギクに怖い声で言われ、ハヤテはたじろぎながら

「じゃ、じゃあ3人で」

ハヤテが言うと、姉妹揃って少し沈黙し

「「・・パパがそう言うなら」」

揃って不満そうに言った。


夕食後、ハヤテは仕事の為仕事部屋に行ってしまい、母と娘3人になった。

「ねえ、桜に葵」
「「ん!?」」

ヒナギクは少し間をおき

「2人はさ、ハヤテの事、好きなの?」
「「大好き!!」」
「・・何で?どれ位?」

ヒナギクは警戒しつつ娘達の答えを待った。
一方の2人は首を傾げつつ

「なんでって、パパだからよ」
「そうそう。どれ位かって、「世界一のパパ」って迷う事無く言うもん」

桜と葵の答えにヒナギクは安心しつつ

「・・まさか結婚したいなんて」
「あのね、ママ。私とパパは親子なのよ」
「結婚出来る訳無いでしょ」

娘達の答えにヒナギクは安心し

「(ハヤテの娘だから心配はしてたけど、大丈夫みたいね)」


                   × ×


数日後の夜。

ヒナギクは出張の為留守にしており、ハヤテは自室で仕事をしていた。
すると

「パパ」
「ど、どうしたの?桜」

突然桜が部屋に来たので、ハヤテが近付くと突然押し倒された

「さ、桜!?」
「ママが居ない今がチャンスなの。葵も寝てるでしょうし」
「な、何が!?」

ハヤテが驚いていると、桜はハヤテに大人のキスをした。

「私、パパが好きなの。結婚したい位好きなの」
「そ、それは」
「親子だからって言い分は、聞き飽きたわ。さあ」

そう言って桜は服を脱ごうとした。しかし

「お姉ちゃん、何抜け駆けしようとしてるの?」
「葵。寝たんじゃ」
「・・寝てないわよ。そんな事より!!」

葵は桜を突き飛ばし、今度は葵が押し倒しているような状態になり、葵もハヤテに大人のキスをした。

「私だってパパの事、好きだもん。結婚したい位」
「だ、だから」
「・・親子だからって言葉、もう飽きてるけど」

そう言うと、葵も服を脱ごうとしたが、桜が止めた

「ここはお姉ちゃんに譲りなさい。妹なら引っ込んでなさい」
「そんなの横暴よ。お姉ちゃんなんだから妹に譲ってよ」

睨み合う2人にハヤテはばれないように逃げようとしたが

「止め止め。姉妹で醜く争っても、しょうがないわね」
「だね。って事でパパ、逃げないで2人ともとそう言う関係に・・」

姉妹揃って服を脱ごうとしたので、ハヤテは守護光速拳を発動して2人とも眠らせた。

「困った娘達だよ。何時の日かこのファザコン病を直してほしいよ。ヒナギクには相談出来ないし」

ハヤテは溜息をつきつつこう言い、娘達をそれぞれの部屋に運んだ。


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簡単なオリキャラ紹介

 綾崎桜

 年齢 16歳
 誕生日 4月30日
 家族 父(ハヤテ)、母(ヒナギク)、妹(葵)、祖父、祖母

 ハヤテとヒナギクの娘。顔はヒナギクそっくりであり、髪色はハヤテ譲り。
 性格はかなり良く、男女問わず慕う人はかなりいる。教師からの信頼もかなり篤い。
 白皇に通っており、学業は学校一番で銀時計を貰った事もある。生徒会長をしており、妹と大接戦の末選ばれた。
 母親譲りの美貌とハヤテ譲りの天然ジゴロでかなりモテモテなのだが、ハヤテの鈍感が遺伝しているので、気付いていない。因みに、スタイルは母親に似ずかなり良い。
 母親を含めて周囲には誤魔化しているが、重度のファザコン。





 綾崎葵

 年齢 13歳
 誕生日 7月7日
 家族 父(ハヤテ)、母(ヒナギク)、姉(桜)、祖父、祖母

 ハヤテとヒナギクの娘。顔はどちらかと言えばヒナギク似だが、ハヤテの要素も入っている。髪色はハヤテ譲り。
 姉同様性格はかなり良く、男女問わず慕う人がかなりいる。教師からの信頼もしっかり得ている。
 白皇の中等部に通っており、中等部内では1位(学校全体では2位)。生徒会副会長を務めていて、姉との大接戦の末敗れてしまったが、副会長は満場一致で選ばれた。
 両親譲りの顔の良さとハヤテ譲りの天然ジゴロでモテモテなのだが、姉以上に鈍感なので、気付いていない。
 因みに、ファンは二分化しており、時々「姉妹のどちらがいいのか」っと言う醜い争いが起こっているらしい。
 姉同様スタイルは母親に似ずかなり良い(実は姉以上)。
 周囲には誤魔化しているが、重度のファザコン。


 因みに、姉妹で喧嘩する事はあるが、「喧嘩するほど仲が良い」なので、問題は無い。姉妹で買い物に出かけたりする事も普通にある。
 因みに、姉妹揃って「自分達に伯母は居ない」っと雪路の存在を無かった事にしている。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月12日更新) ( No.18 )
日時: 2019/06/12 22:46
名前: ささ

久しぶりです。
いやー、桜葵姉妹のプロフィールに作者の悪意を感じるのは気のせいだろうか?
「母親に似ず」スタイルがかなり良いなんて…(これ以上はヒナギクの村正の餌食になりそう…)
金庭理事が哀れに感じるのも気のせいだろうか?
ちなみに作者に質問(本当はハヤテに答えてもらおうかと思ったけど、ジゴロじゃ答えられないだろうなと思ったので)
1 「綾崎姉妹」というカテゴリで見た場合、白皇ファン率は何パーセント?
2 姉妹喧嘩 ハヤテ以外の件ですることもある?
3 さて綾崎姉妹のスタイルは、「アテネ・綾子レベル」「麗レベル」?
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Re: 女神と共にEX (6月15日更新) ( No.19 )
日時: 2019/06/15 12:55
名前: masa

こんにちはmasaです。

レス返しの更新です。


 ●ささ さん

 >>久しぶりです。

 お久しぶりですね。感想ありがとうございます♪

 >>いやー、桜葵姉妹のプロフィールに作者の悪意を感じるのは気のせいだろうか?

 ヒナギク「・・・」

 気のせいですよ。

 >>「母親に似ず」スタイルがかなり良いなんて…(これ以上はヒナギクの村正の餌食になりそう…)

 ヒナギク「・・・」
 ハヤテ「どうどう」

 >>金庭理事が哀れに感じるのも気のせいだろうか?

 金庭「あの、私も一応結婚してるんだけど。それに、あの2人は何時も呆れるだけよ」
 ハヤテ・ヒナギク「・・・」←照れてる。

 >>ちなみに作者に質問(本当はハヤテに答えてもらおうかと思ったけど、ジゴロじゃ答えられないだろうなと思ったので)

 何でしょう?

 >>1 「綾崎姉妹」というカテゴリで見た場合、白皇ファン率は何パーセント?

 まあ、99.9%ですね。恋人の有無・教職員問わずファンは居ますし(残りは雪路です)。

 >>2 姉妹喧嘩 ハヤテ以外の件ですることもある?

 そりゃ、ありますよ。色々とね。

 >>3 さて綾崎姉妹のスタイルは、「アテネ・綾子レベル」「麗レベル」?

 姉・桜は「アテネ・綾子・クリスと麗の間位」で、妹・葵は「アテネ・綾子・クリスより少しだけ上」です。


 感想ありがとうです〜♪

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Re: 女神と共にEX (6月15日更新) ( No.20 )
日時: 2019/06/15 13:05
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが泉と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテは泉と結婚し、「瀬川ハヤテ」っとなっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、義父の懇願もあって瀬川邸に住む事になった。


「ん〜っ、終わった〜」

泉は仕事部屋で伸びをしながら呟き、満足感に浸っていた。
すると

「お疲れ様、泉」
「ハヤテ〜♪」

声が聞こえた瞬間泉はハヤテを押し倒し、甘えん坊の子猫の様に頬擦りしながら甘えていた。

「今度の新作、やっと出来たんだ♪だ・か・ら、甘えさせてね〜♪」
「はいはい」

泉は結婚して以来、すっかり甘えん坊になってしまい、忙しい時以外はべったり甘える事が多々あった。

「で?今度の出来は?」
「自信あるよ〜」

満足したのか甘えるのを止め、ハヤテに新作を見せた。

「うん、面白いよ」
「やった〜♪」

泉は現在絵本作家をしており、可愛らしい絵と可愛らしい世界観でかなりの人気を得ていた。
それは老若男女を問わず、小さな子供からファンレターを貰う事もいっぱいあった。サイン会を開けば、大人は勿論小さな子からサインをねだられる事も多々あるのである。
何より、絵本に送られる賞を何度も受賞しており、泉の絵本の素晴らしさを証明する事になっている。

「って事で、ハヤテ」

妻の声色にハヤテは

「えっと、ごめん。僕は忙しいんだ」
「ム〜」

頬をめいっぱい膨らませて膨れっ面になったが

「まあ、いいや。理解ある妻だもん、私は」
「ごめんね」

ハヤテは義父から会社を受け継ぎ、忙しい日々を送っていた。
しかし、家族と過ごす事は決して怠っては居なかった。

「でも、次のお休みの日にデートしてくれなきゃ怒るもん」
「勿論、デートするよ。じゃ、仕事に行ってくるね」

ハヤテは泉と少しの間大人のキスをし、部屋を出て行った。

「はあ、寂しいなあ」

強がったが、子供っぽさが未だに残っている泉はやっぱり寂しいのである。


                   × ×


ある日。

「クッ、また逃したが」
「・・何の用?虎鉄君」

泉はめんどくさそうに(一応は)兄の虎鉄に視線を送っていた。

「な、何って。兄弟で交流をだな」
「・・本当?」

しどろもどろの虎鉄に泉は疑いの目を向けた。その事で虎鉄は益々しどろもどろになっていた。

「だ、だが。兄弟である以上」
「・・そんなんだからお父さんに家を追い出されちゃうんだよ?」

そう、虎鉄は実家を追い出され、都内の安いアパートで1人暮らしをしていた。
勿論?その際後継者の資格を剥奪され、ハヤテが会社を受け継いだのはその為である。

っとはいえ流石に可愛そうなので系列の子会社の責任者に任命させた。

「ま、まあ。今回は仕事の話だし、帰ってくるまで待ってても」
「・・信じられないんだけど」
「・・・」

黙り込んだ虎鉄に泉は溜息をつき

「そんなんだから「仕事などのやむを得ない場合を除いて接触禁止」が出されたんだよ?」
「・・・」

虎鉄はハヤテが泉と結婚して以来何かにつけて付け回し、何度邪険にされても懲りなかった。
そしてとうとう通報され、裁判所から「やむを得ない場合を除いて接触禁止」が言い渡されていた。

「今度破ったら逮捕されちゃうよ?理解してる?」
「そ、それは」

虎鉄は何度か裁判所の命令を破り、最後通告をされるにまで至っていた。今度破った場合は逮捕とも言われていた。

「逮捕されたくないならもう帰りなよ。仕事の話なら私が通しておくから」
「わ、分かった」

泉がここまで冷淡なのは、ハヤテとの結婚生活を何度も邪魔された為です。勿論、デートも何度も邪魔され、流石の泉もキレてしまい、こんなにも冷淡になったのである。

「(全く。お父さんやアテネちゃんに頼んでこの家にも入る事を禁止にしてもらおうかな)」

一応話を聞いて帰した後、こう思っていた。


                   × ×


ある日。

久しぶりの休みなので、ハヤテは自宅の居間のソファーで寛いでいた。
すると

「エヘヘ〜♪パパ〜♪」
「ん!?どうしたの、舞」
「何でも無〜い♪」

自身の膝枕で子猫の様に甘えてくる女の子にハヤテは溜息をつき、頭を撫でてあげると益々甘えて来た。
すると

「あ〜。ず〜る〜い〜」

泉が来て、膨れっ面になっていた。

「早い者勝ちだもん♪遅れる方が悪いんだも〜ん♪」
「ム〜」

少しの間膨れっ面になった後、思いついたようにハヤテの隣に座り、恋人に甘えるように寄り掛かった。

「やれやれ。2人揃って甘えん坊だね」
「「親子ですから♪」」
「はいはい」

ハヤテに膝枕してもらっているのは、ハヤテと泉の娘で「瀬川舞」である。

「舞、少しは遠慮してよ」
「嫌だ♪普段はパパは忙しくて中々甘えられないから、今日位はいっぱい甘える♪」
「・・ああ、そう。じゃあ私も〜♪」

ハヤテは特に何も言わず、2人の好きにさせる事にした。

それから数日後

「はあ」
「おい、舞」
「ん!?どうしたの?」

声をかけて来たのは悠太とナギの息子である

「何時もは元気いっぱいなのに、今日は溜息連発だからさ」
「ああ、うん」
「まあ、大方分かるけどな」

そう言われ、舞は

「だって。パパが出張に行っちゃって全然会えないんだもん。テレビ電話とかは出来るけど」
「やっぱか」

溜息をついた後

「舞は本当にお父さん子なんだな」
「うん♪パパ大好きだよ♪」
「(その好きって気持ちを俺に向けてくれれば、嬉しいんだけどな〜)」

悠太とナギの息子は舞の事が好きなのだが、告白等をしても報われてないのである。

「うう〜。パパ、早く帰って来ないかな〜」
「(この調子じゃ、俺を始めとする奴らは、報われねえな)」


                   × ×


ある日。

「ねえじいじ」
「おお、舞ちゃん。どうしたのかな〜」

泉の実父で舞の祖父であるストリンガーが自室でのんびりしていると、孫の舞がやって来た。

「お願いがあるんだ」
「おお、何だ?じいじに出来る事があれば何でも言いなさい」
「本当!?」

言われた舞は喜びつつ

「じゃあさ、パパと結婚出来るようにしてよ」
「そ、それは」

お分かりだと思うが、ストリンガーは孫に超甘い。お願いされれば大概の事は叶えるつもりでいた。・・が

「すまないが、それは無理だよ」
「何でよ〜」
「幾らじいじでも、親子婚を認められるようにするなんて、無理だ」

膨れっ面になった孫に

「ま、まあ。それ以外なら、可能な限りは叶えるよ。ね?」
「じゃあ、もういいや。ありがと、じいじ」

笑顔を向けられ、「嫌われた訳では無い」っと判断出来て安心した。


その日の夜。

ハヤテが舞に自室に呼ばれ、行くと

「パパ」
「ま、舞!?」

いきなりベッドに押し倒され、驚いていると

「もう、我慢出来ないよ」
「な、何を!?」

答えは分かっているものの、敢えて聞くと

「私ね、パパが大好き。お嫁さんにしてほしい位に」
「そ、それは」
「じいじも言ってた。それは無理って」

ハヤテが安心出来たのは一瞬だった

「でもね、既成事実があれば、違うでしょ?」
「そ、それは」
「パパ、覚悟してね」

この日の2人がどうなったかは誰も知らないらしい。


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簡単なオリキャラ紹介。

 瀬川舞

 年齢 16歳
 誕生日 6月21日
 家族 父(ハヤテ)、母(泉)、祖父(ストリンガー)

 ハヤテと泉の娘。顔は泉そっくりで、髪色はハヤテ譲り。
 性格が良く、母同様いつもニコニコしている。スタイルは結構良い。
 白皇に通っていて、泉と違って成績は優秀。トップ10位には常にランクインしている。しかし、母遺伝の子供っぽさはある様だ。
 見た目の可愛さ・性格の良さ・ハヤテ遺伝の天然ジゴロでモテモテなのだが、ハヤテの鈍感も遺伝しているので、気付く事は無い。
 重度のファザコンで、ハヤテとの結婚を真剣に考えている。

 因みに、虎鉄は「無かった事」にしている為、相手にしない。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月15日更新) ( No.21 )
日時: 2019/06/15 18:54
名前: どうふん


masaさんへ

なるほど、本作品のヒナギクバージョンは娘が双子になるのか、と妙な感心をしましたが、ちょっと違いましたね。

しかし、二人して母親を騙すとは末恐ろしい。まあ、そのあたりハヤテは気づいているから2人とも眠らせるような荒業を繰り出しているのですかね。


そして泉。宇宙飛行士よりは絵本作家の方が向いていそうですね。しかし虎徹君、他人ならまだしも妹の幸せぐらいは涙を呑んで祝ってあげなよ。



                                                                     どうふん

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Re: 女神と共にEX (6月18日更新) ( No.22 )
日時: 2019/06/18 17:30
名前: masa

こんにちはmasaです。

レス返しの更新です。


 ●どうふん さん

 泉「感想ありがと〜♪」

 >>なるほど、本作品のヒナギクバージョンは娘が双子になるのか、と妙な感心をしましたが、ちょっと違いましたね。

 そうですね、16歳と13歳の姉妹ですから。 まあ、「双子」っと言うは発想は無かったんですけどね。

 >>しかし、二人して母親を騙すとは末恐ろしい。

 ヒナギクの娘ですからね。それ位はやりかねないかなって。

 >>まあ、そのあたりハヤテは気づいているから2人とも眠らせるような荒業を繰り出しているのですかね。

 ハヤテ「それもですが、眠らせる位の事はしないと、色々と問題が」

 >>そして泉。宇宙飛行士よりは絵本作家の方が向いていそうですね。

 泉「う〜ん、そうかな?出来るかどうかは別だけど、面白そうだけど」

 まあ、自分も「泉は絵本作家の方が似合う」って思ってますよ。態々そうした位ですし。

 >>しかし虎徹君、他人ならまだしも妹の幸せぐらいは涙を呑んで祝ってあげなよ。

 泉「それが出来ないのが虎鉄君だよ。 だから後継者も剥奪されちゃうし、家を追い出されるし、裁判所からの命令が出るんだし」
 ハヤテ「まあ、結婚するとき大丈夫かなってのはありましたが、駄目でしたね」

 虎鉄「・・・」


 感想ありがとうです〜♪

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Re: 女神と共にEX (6月18日更新) ( No.23 )
日時: 2019/06/18 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが愛歌さんと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


ハヤテは愛歌さんと結婚し、「霞ハヤテ」っとなっていた。
結婚を機にアテネの執事を辞め、義両親の薦めもあって、霞家に住む事になった。


「はあっ」

現在愛歌さんはベッドで上半身を起こして窓の外を眺めていた。

「相変わらず、自分の体の弱さは憎たらしいわね」

ここ数日愛歌さんは体調を崩し、入院とまではいかないものの自室に籠りっぱなしだった。

「ハヤテが外で頑張ってくれてるのに、何も出来ない自分が嫌になるわ」

ハヤテは現在霞家当主であり、忙しい日々を送っていた。
愛歌さんは妻としてハヤテを支えたいのだが、体の弱さが難しくしていた。

「はあっ、本当に嫌」

愛歌さんがこんな風にネガティブ思考に陥っていると、ハヤテが部屋に入って来た

「あれ?起きてて良いの?」
「うん。だいぶ良くなって来てるから、平気よ」
「・・無理は止めてね」

ハヤテがベッド脇の椅子に腰かけたので

「ごめんね、ハヤテ。貴方が外で働いてるのに、こんな調子で」
「気にしないで。愛歌は体を直す事考えててよ」
「でも」

するとハヤテは愛歌さんの額を軽く人差し指でつつき

「僕は愛歌っと言う「守るべき人」がいるから頑張れるんだから、気にしないでって。それ以上言うと、怒っちゃうよ」

笑顔で言うハヤテに愛歌さんはつつかれた部分を抑えつつ、せめてもの対抗でいきなりキスし

「お、お返し」
「そう。 さ、もう寝た方が良いよ」

そう言うと、ハヤテは愛歌さんをベッドに寝かせ、ハヤテのキスした後部屋を出て行った。

「・・早く治さないとね」


                   × ×


ある日。

この日、愛歌さんは愛沢家を訪れていた。

「大丈夫なんか?愛歌さん。体調崩しとったんやろ?」
「ええ、おかげさまで回復しました。お医者さんの許可も出てますから」
「さよか。ならええけど」

安心する咲夜に

「それより、咲夜さん」
「ああ、仕事の話やったな」

紅茶を飲みつつ仕事の話をし、終わった頃合いに

「なんや。愛歌はんか」
「あら、日向さん。お邪魔してるわね」
「・・フンッ」

笑顔で挨拶したのだが、半分無視されるような態度に

「私、嫌われる様な事・・」
「ちゃうちゃう。霞家の人が来とるって聞いて、ハヤテお兄ちゃんやと思ったんやろ。日向まだ・・」
「そ、そうだったわね。悪い事しちゃったかしら」

心配そうな愛歌さんに

「しゃあないやろ。後でウチから言っとくわ「ハヤテお兄ちゃんは他の仕事でこれへんかっただけや」ってな」
「お手数おかけして、すみません」

しかし、こう言いつつ

「(まあ、ハヤテに何かしたら幾ら愛沢家とは言え、ただじゃおかないけど)」

心の中はSモード全開だったそうだ。


後日。

「今日は、愛歌なんですのね」
「・・何かご不満でも?」

今日は天王州家を訪れており、アテネと対峙した際ピリピリとした空気が漂っていた。

「別に、そんなものありませんわ。ハヤテが来る物だと思って、ワクワクしてただけですわ」
「つまり、「遠足を心待ちにしてたが雨天中止になってがっかりしている小学生」みたいな心境だと」
「全く持ってその通りですわ」

一瞬で肯定したアテネに溜息をつきつつ

「ま、ハヤテは忙しいんだからしょうがないでしょ」
「分かってるからこそ、先程貴方が言った心境何ですのよ」

気持ちは分かる為、愛歌さんは溜息をつきつつも本来の目的である仕事を済ませる事にした。


                   × ×


ある日の朝。

ハヤテが朝食を作っていると

「おはよう、父様」
「ああ、おはよ」

起きてきた女の子はハヤテに抱きつき

「・・大好き」
「あのさ」
「良いじゃない、別に」

離れようとしないので、諦めようとしたその時、突然離れた
その直ぐ後に

「あら?2人して何してるの?」

愛歌さんが起きてきて、聞いたが

「何もしてないわ。父様のお手伝いをしようとしただけよ」
「・・そう」

訝しげな視線を送ったが、特には言及せず、キッチンを出て行った。

ハヤテに抱きついていた女の子は「霞凛」ハヤテと愛歌さんの娘である。

結婚する際、愛歌さんの体を考慮し、子供は反対されたが本人の強い希望もあってハヤテは妻の気持ちを尊重した。

妊娠中は常に医者が待機し、少しでも体調が思わしく無い時は入院させる等したものの、無事に娘を出産した。
しかし、これ以上の妊娠・出産は「耐えられないから」っと言う理由でドクターストップがかかってしまった。
しかし、愛の結晶を授かった2人は満足していた。


朝食後、両親と軽く世間話をした後、凛は登校し、

「ねえハヤテ。あの子は遅くなるでしょうし、ハヤテも休みだから久しぶりに、ね」
「そうだね。愛歌も最近は元気だし、デートしよっか」

2人は一旦家に入って支度をした後、デートに出かけた。


一方の凛は何時も通り授業を受け、放課後仕事の為生徒会室に赴いた。
彼女はかつての母親同様生徒会副会長を務めています。

「それにしても、凛は本当に優秀よね」
「何がよ?」

声をかけて来たのはヒナギクの娘で、彼女もかつての母親同様生徒会長を務めている。
生徒会の仕事も一段落つき、ティータイム中に言われたので紅茶を飲みつつ言うと

「だって、会長の私より仕事が出来るし。私の仕事が殆ど無くなる位だし」
「そんな事無いわ。貴方の方が凄いわよ」
「そう?」

謙遜家でもある凛にこれ以上言っても無駄なので、この話は打ち切り

「そう言えばさ。凛は生徒会長に推薦されたんでしょ?なんで辞退したの?」
「別に深い意味は無いわよ。ただ単に「興味が無かったから」よ」
「でも、副会長にはなったじゃない」

謎の寒気を感じて何も言えなかったが

「本当は副会長も辞退するつもりだったけど、理事長や両親に説得されたからなっただけよ」
「ふ〜ん」

また寒気を感じそうだったので、この話題も打ち切り

「で?男子共にモテモテな事はどう思ってるの?」
「やっぱり、会長はモテてるのね。ファンクラブの存在は噂じゃ無かったのね」
「・・私じゃなくて凛よ。凛のファンクラブだって存在してて、かなりの人数が入会してるみたいだし」

言われた凛は首を傾げつつ

「私がモテル訳無いでしょ。変な冗談はよしてちょうだい」
「(やれやれ。相変わらずね)」

呆れていると

「まあ、本当にあったとしたら、迷惑極まりないけどね」
「何で?」
「・・さあ」

凛の笑顔に寒気を感じ、言及は止めた。


                   × ×


ある日の夜。

この日ハヤテは娘に頼まれて一緒に寝る事になった。
そして寝る準備も終わり、ベッドに入っていると

「ねえ、父様」
「ん!?何だい?」

凛はハヤテに抱きついてきた。

「どうしたの?今日は甘えん坊さんだね」
「・・分からないの?この状況」
「え!?」

すると凛は掛布団をどかし、ハヤテを押し倒す様な体勢になり

「何の為に私が父様をベッドに誘ったと思ってるの?大人の階段を上る為よ」
「そ、そんなの駄目だよ」
「大丈夫よ。私はもう高校生だし、体も丈夫だし」
「そ、そう言う事じゃなくて」

ハヤテは抗議しようとしたが、凛に大人のキスをされ、出来ず

「さあ、父様」

凛が行動しようとした瞬間、部屋のドアが勢いよく開き

「凛、貴方やっぱり」
「後、少しだったのに」

残念そうにしている凛を突き飛ばし、愛歌さんはかなり怖い顔をしていた。

「貴方ねえ。そんな事、許す訳無いでしょ!!」
「・・フンッ」

凛は母親に負けず劣らず鋭い顔になり

「母様じゃ満足させられない事を、私がしようとしただけよ」
「何、ですって」

一瞬言葉に詰まったが、

「親子でそんな事許される訳無いでしょ!!」
「愛があれば「親子という壁」なんか脆い物よ」
「その壁は、超えたり壊したりしちゃ駄目でしょ!!」

激しく睨み合う妻と娘にハヤテは

「ま、まあまあ2人とも。そんな興奮しないで」

ハヤテに宥められ、2人とも落ち着いた。

「凛、愛歌の言う通りだよ。親子の壁は超えたり壊しちゃ駄目だよ。ね?」
「・・父様が言うなら、諦めるわよ」

その日はハヤテが愛歌さんを説得し、凛はハヤテと寝た。

「(流石私の娘ね。このまま大人しく引き下がるとは思えないし、警戒しないと)」


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簡単なオリキャラ紹介

 霞凛

 年齢 16歳
 誕生日 10月10日
 家族 父(ハヤテ)、母(愛歌)、祖父、祖母

 ハヤテと愛歌さんの娘。顔は愛歌さんに似ていて、髪色はハヤテ譲り。
 性格は良い方ではあるものの、母親の黒さも受け継いでいて時折その片鱗を見せる時がある。とはいえ友達はちゃんといる
 白皇に通っており、学業は常に1位。生徒会長に推薦されたが断った。しかし、説得されて副会長にはなった。
 美貌とハヤテ譲りの天然ジゴロでモテモテなのだが、鈍感も遺伝されている為、気付いていない。(黒い面は一部の人は気付いていてそこに惚れこんでいる人もいるらしい)
 体の弱さは遺伝しなかった為、愛歌さんは喜んだ。
 そこまで重症ではないが、ファザコン。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月21日更新) ( No.24 )
日時: 2019/06/21 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテがカユラと結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


カユラはハヤテと結婚する事が出来、「綾崎カユラ」になっていた。
結婚を機に三千院家を出て、都内の一軒家に家族で住む事になった。


「はあっ、やっと終わった。これで、OKっと」

一仕事終え、椅子の背もたれに寄りかかって目を閉じていた。
すると

「お疲れさま。手応えはどう?」

声が聞こえ、目を開けると夫であるハヤテがいた。
カユラはキスした後

「こればっかりは分からんよ。どんなに自分が「会心の出来だ」っと思っても、な」
「まあ、そうだね」

ハヤテはこう言いつつも、「今回も大丈夫だろう」っと言う確信があった。

「で、今の所の様子は?」
「アップしたばかりだからな〜。お、今回も再生数がいい具合だ」

カユラは現在YouTuberをしており、再生数ランキングではトップクラスに常に食い込んでいた。俗にいう「大人気YouTuber」なのである。
どの位かと言えば、某有名なYouTuber(ヒ○キン)とも何度もコラボ出来たし、テレビ出演も何度も果たしていた。
年収も結構な額だとか。

「私よりも、ハヤテはどうなんだ?ここ最近、帰って来られない事もあるし、帰って来られても遅い事もあるしで」
「まあ、しょうがないよ。色々とね」

気まずそうに言うと、カユラはジト目を向けて来たが、ハヤテは乾いた笑いで返すしかなかった。

「全くあの人達は」

毒づく妻にハヤテは何も言い返せないでいた。

ハヤテは結婚してもアテネの執事は続けており、忙しくて帰宅出来なかったり遅かったりする事も多々あるのである。

「取り敢えずは、この時期を乗り越えれば何とかなるよ。発売日が近付いて来てるから、忙しいだけだし」

更に、義父のゲーム会社も手伝っており、ハヤテのお陰で大手会社から依頼が来る事もある程成長した為、頼られる事も多かった。 因みに、そのゲーム会社は天王州家の傘下に入っています。

「兎も角、私もいるんだから無理するなよ」
「ぜ、善処します」

夫に言葉にカユラは溜息をつきつつもキスし

「頑張ってるからご褒美だ。乗り越えたら、もっとしてやる」
「うん、頑張るよ」


                   × ×


ある日。

今日カユラは動画の投稿や撮影を休んでいる為、三千院家に遊びに来ていた。

「カユラ、今回も面白かったぞ」
「そりゃどうも」
「こんな有名人が友人で、私も誇らしいってもんだ」

何度も頷きつつナギが言うと

「ってか遊びに来た時位その話は止めてくれ。幾ら趣味と実益を兼ねてても」
「おお、すまんすまん。つい、な」

ナギは素直に頭を下げた。が

「・・ナギはどうなんだよ。漫画家先生よ」
「お前なあ」
「仕返しだ」

こう言われてはナギも返す言葉が無く

「まあ、大変は大変だよ。お前と一緒で趣味と実益を兼ねててもな」

ナギは三千院家当主をしているが、プロの漫画家でもあるのである。
昔は頓珍漢な内容のオンパレードだったが、今では月刊連載を抱える大人気漫画の1人になっていた。

「ま、お互いに頑張るか」
「だな」

その後暫くオタク談議に明け暮れていたが

「おお、そうだ。最近どうなんだ?」
「何がだ」
「ハヤテとの結婚生活だよ」

興味津々に見てくるナギにカユラは少しの間黙り込んだ後

「お前さんはどうなんだよ。悠太っちと結婚して」

そう、ナギと悠太は結婚しているのである。

「楽しいぞ。大変な時も悠太や子供達が居れば、平気だしな。疲れたらイチャイチャすれば吹っ飛ぶし」
「ああ、そう」
「私が答えたんだ。お前も答えろよ」

カユラは「しまった」っと思ったが、時すでに遅しなので

「これと言って変わった事は無いよ。毎日が楽しいよ」
「そうじゃ無くてだな」
「・・イチャイチャは、出来てない。あいつが忙しいせいで」

仕方なくっと言った感じで言ったカユラにナギは溜息をつき

「変われば変わるもんだな。わりとクールだったお前が、結婚を機にデレデレモード全開だし」
「・・フンッ」

不機嫌そうに鼻を鳴らしたカユラに、気持ちが分かるナギは笑みを浮かべた。


                   × ×


ある日の朝。

ハヤテが朝食を作っていると

「おはよ、父さん」
「おはよ」

挨拶すると直ぐに

「手伝うよ」
「じゃ、お願いしようかな」

一緒に作り始めると

「母さんは?」
「寝かせておいてあげて。昨日、遅くまで編集作業してたからさ」
「ふ〜ん」

彼女は「綾崎こなた」ハヤテとカユラの娘である。

朝食を作り終えてもカユラは起きて来なかったので、2人での朝食となった。

「じゃ、私はもう行くよ」
「うん、行ってらっしゃい」

しかし、こなたは動こうとしなかった

「ど、どうしたの?」
「私、学校行くんだけど」
「うん、だから」

もう一度お見送りの挨拶しようとしたが、こなたは目を閉じて、唇を差し出していた

「あのさ」
「じゃ、学校に行かない」
「全く」

仕方なくハヤテは娘にキスし、こなたは満足したのか出掛けて行った。


学校に来たこなたは教室で自分の席に着くと、直ぐに漫画を読み始めた。
すると

「朝から何読んでるのよ」
「ん!?これだけど」

こなたは読んでた本の表紙を見せた。
すると

「・・どんな本なの?」

こなたが内容をある程度詳しく話すと

「あんた、その手の漫画好きよね」
「そりゃそうだよ。だって」
「ああ。その先は言わなくて結構。分かってるから」

話しているのはこなたの幼馴染で悠太とナギの娘である。

「ってか、そう言うのは人前じゃ」
「気にしない気にしない」
「気にしなさいよ」

呆れつつもツッコんだが、無駄なのは分かっていたそうだ。


                   × ×


ある日の夜。

この日、カユラ編集作業等で忙しいので、ハヤテは自分の部屋で寝る事にした。
寝る準備を整えていると

「父さん」
「ん!?どうしたの、こなた」

ハヤテが聞くと答える代わりに押し倒し

「分かるでしょ?この状況が」
「・・分かるけど、分かりたくはないっていうか」
「もう、しょうがないんだから」

そう言うと、こなたは服を脱いだ

「母さんが来る前に早く」
「駄目だって。服を着なさい!!」
「嫌だ♪」

ハヤテは娘を何とか説得しようとしたが

「おい、煩いぞ」
「チッ。母さん来たのか」
「そりゃ、来る。そんな事よりこなた」

ハヤテはカユラが止めてくれるものだと期待したが

「そう言う事をする時は、私も一緒だと、約束しただろ」
「さあ、どうだったかな」
「まあ、良い」

そう言うと、カユラまで服を脱いだ。

「ちょっとカユラ、止めてよ」
「無理だ。私の娘なんだぞ、言い出したら聞かんよ」
「だからって」

呆れるハヤテに

「諦めろ。それしか選択肢は無い」
「母さんの言う通りだ」

ハヤテは溜息をつきつつ娘を気絶させ

「・・私は良いよな?」
「服を着させてからね」


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簡単なオリキャラ紹介

 綾崎こなた

 年齢 16歳
 誕生日 5月28日
 家族 父(ハヤテ)、母(カユラ)、祖父、祖母

 ハヤテとカユラの娘。顔はカユラそっくりで、髪色はハヤテ譲り。長さは腰に届く位。
 性格は多少変わっているものの、ハヤテ譲りの天然ジゴロで実はモテている。スタイルは隠しているので分かり難いが、結構良い。
 白皇に通っているが、学業は普通。先述した通りモテているのだが、鈍感が遺伝しているので気付く事は皆無。
 重度のファザコンで、母親が止めないのもあってほぼ毎晩ハヤテに迫っている。っとはいえ、成功した事は無い。
 普段手伝う程度で分かり難いが、家事はかなり得意。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月24日更新) ( No.25 )
日時: 2019/06/24 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は「ハヤテが恋葉と結婚したら」です。

本編どうぞ。
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本編最終回から十数年後。


恋葉はハヤテと結婚する事が出来、「綾崎恋葉」になっていた。
結婚してもアテネのメイドは辞めなかった。


「ふうっ」

恋葉は休憩中、椅子に座って天を仰ぎながら一息ついていた。
すると

「お疲れさま」
「あ、ハヤテ様♪」

夫であり、同じくアテネの使用人であるハヤテが向かい合う様に座りつつ声をかけて来た。

「どう?最近は」
「確かに大変だけど、もう慣れてるから。それに、この仕事にはやりがいを感じるし」

恋葉は現在、天王州家副メイド長であり、メイド長を補佐しつつ後輩達を指導する立場でもあるのだ。因みに、メイド長はソニアである。

「でも、ハヤテ様が一緒なのが一番だから♪旦那様と殆どずっといられるっての言うのが」
「そう」

すると、恋葉はハヤテにいきなりキスした。

「ハヤテ様」
「もう、しょうがないな」

妻の様子で何をしてほしいのか直ぐに分かり、ハヤテもキスしようとしたが

「・・そう言うのは、家でやってくれます?」
「ア、アテネお嬢様」
「アーたん」

アテネが人を殺せそうな程の目つきで睨んで来ていた。

「ハヤテ、頼みたい事がありますから、来なさい」
「はいはい」

折角のイチャイチャタイムを邪魔され、ハヤテは仕方なくと言った声色でアテネに着いて行った。
一方の恋葉は口を尖らせつつ仕事に戻る事にした。


                   × ×


ある日。

「ハヤテ様」
「・・・」

後ろから抱きついてくる妻にハヤテは

「どうしたの?今日は朝からべったりだね」
「だって」

抱きつく力を少しだけ強めつつ

「今日はアテネお嬢様が居ないでしょ?」
「ああ、そうだね」

アテネは出張で明日にならないと帰って来ないのである。

「だから、チャンスでしょ?家じゃ、その」
「分かったよ。好きにして」
「うん♪」

また少しだけ抱きつく力を強め、恋葉は甘え始めた。

暫くし、仕事もしなければならないので離れたが、直ぐ側にいる事は止めなかった。
すると

「ハヤテく〜ん♪」

突然ルカが現れ、ハヤテに抱きついた。

「ちょっと!!水蓮寺さん!!」
「何だ、いたの」

不満そうに言うルカに

「夫婦なんだから近くに居ても問題はありません!!そんな事より離れてください!!」
「・・嫌だ」

舌を出しつつルカが言うと、ハヤテが強引にルカを引き剥がした。

「ルカさん、僕は結婚しているんです」
「知ってる」
「妻を悲しませたくないので、妻が嫌がっている以上抱きつかないでください」

淡々と言うハヤテにルカは全く堪えず

「愛人なんだから、邪険にしなくても」
「ルカさんを愛人にした覚えはありません」

また淡々と言われ、ルカは不満げに口を尖らせつつ去って行った。

「ハヤテ様♪」
「恋葉」

いちゃつき始めた2人にルカは

「(・・今度は恋葉さんがいない時にしないと)」

っと、全く懲りてなかった。


また暫くして。

「なあ、ハヤテ君」
「何ですか、千桜さん」
「原稿が出来上がったから、見てほしいんだ」

千桜は現在、売れっ子ラノベ作家である。

「分かりました。えっと」
「じゃあ、私の部屋に来てくれ」
「了解です」

ハヤテは気付かなかった千桜の様子に、恋葉は後を追った。

「どうだ?」
「流石ですね。今回も面白いですよ」
「良かった」

千桜は安心すると

「これで今月は乗り切った。ありがとな」
「いえいえ」

ハヤテは椅子から立ち上がり

「えっと、他にご用事は?無いのであれば、僕は仕事に戻りますが」
「・・・」
「千桜さん?」

すると突然千桜はハヤテを押し倒した。

「な、何を」
「我慢、出来ないんだ。私はまだ、君が好きなんだ」
「で、ですが僕は結婚してますよ」

言われた千桜は少し間をおき

「そんなの、関係ないよ。だったら、愛人になるまでだ」
「そんなの駄目ですよ。だって」
「う、煩い!!黙って私の」

言いかけた瞬間、部屋のドアが勢いよく開け放たれた。

「春風さん!!私の旦那様に何してるんですか!!」
「分からないのか?愛人としてそう言う事を・・」

言いかけた瞬間、ハヤテに振りほどかれ

「止めてください。恋葉を悲しませたくはないので」

そう言うと、ハヤテは恋葉の肩を抱いて部屋を出て行った。

「(・・諦めんからな)」

翌日。

「ん〜♪ハヤテ〜♪」
「あのさ、アーたん」

毎度お馴染み?「甘えたい症候群」のアテネはハヤテに抱きついていた。

「離れてよ。そして、いい加減それ治そうよ」
「嫌ですわ」

当たり前に言うアテネに、ハヤテは熟知していたアテネの離し方を実践し

「僕は結婚してるの。それは止めてね」
「ム〜」

縛られたアテネはこれ以上甘える事が出来ず、膨れっ面になった。


その日の夜。

「あ、あの。ハヤテ様」
「ん!?ああ、はいはい」

妻の様子で、ハヤテは色々と察し

「じゃ、例の部屋で」
「うん」


                   × ×


ある日の朝。

ハヤテが朝食を作っていると

「おはよ、パパ」
「ああ、おはよ」

挨拶すると、ハヤテは抱き着かれた。

「エヘヘ♪大好き♪」
「もう。離れてよ」
「嫌♪」

離れる意思を感じられず、ハヤテが溜息をついていると

「お〜お〜、朝からお熱いこって」
「カンタ君」
「ささ、俺には気にせず、どうぞ」
「もう。カンタ叔父さん、邪魔しないでよ」

言われたカンタは「ニシシッ」っと笑いながら、麦茶をコップに入れてからキッチンを出て行った。

「さあ、パパ」
「だから」
「コラ!!愛!!」

2人が振り向くと、恋葉が腰に手を当てて、怒り心頭っと言った様子で立っていた

「チェ〜」
「離れさい!!」

恋葉は無理やり引き剥がした。

この女の子は「綾崎愛」。ハヤテと恋葉の娘である。

「ハヤテ様の邪魔しないの!!」
「別に、親子のスキンシップ位」
「あんたの場合、それ以上が」
「・・ばれたか」

娘の様子に恋葉は溜息をついた。

その後は恋葉の監視があったため、何も無く、朝食を終えると愛は登校の為出かけて行った。

「全くあの子は」
「まあまあ。そんな怒んないで」
「怒るわよ!!」

恋葉の様子にハヤテはほほえましく思っていた。
すると

「恋葉、あんたの娘だからしょうがないんじゃないの?」
「お母さんまで」
「ま、自分の遺伝子が強烈に遺伝したからだと思って、諦めるこったね」

母親の言葉に恋葉は言い返せず溜息をついた。

現在、ハヤテは恋葉の家族と天王州家の敷地に建てられた家で暮らしており、義母や義弟にからかわられる事も割とあるのである。


一方の愛は、学校に着くと

「はあ」
「どうした?溜息なんかついて」
「ちょっとね」

話し掛けて来たのは悠太のナギの息子で、愛の幼馴染なのである。

「また何時もの事か?」
「まあね」

溜息をつきつつ

「押して駄目なら引いてみろ、って言うぜ」
「・・どういう事?」
「つまりだ。愛に恋人が出来れば、気付いてくれるんじゃね?って事だ。無くしてみて初めて大切さに気付くって言うだろ?」

愛には響いていないようだった

「俺で良かったら、恋人役位」
「・・あのパパの事だから、「良かったね」で終わっちゃうと思うけど。ってか変な冗談は止めてよね」
「(俺は別に冗談のつもりじゃ)」

こう思いつつも

「ま、まあなんだ。だったら「既成事実大作戦」ってどうだ?」
「・・何それ。興味ある」

キス出来そうな程乗り出して来た愛にドキドキしつつ

「既成事実、つまりは大人の階段だな。それさえ上っちゃえば、幾らなんでも」
「・・成程」
「(よ、余計な事言ったか?)」


                   × ×


数日後。

ハヤテはこの日も何時も通り、執事の仕事をしていた。
すると

「ねえ、パパ」
「ん!?どうしたの、愛」
「話があるの。人に聞かれたくない」

真剣な表情の娘にハヤテは

「分かった。じゃあ、こっちに来て」

ハヤテは「天王州家の秘密の部屋」に愛を招き

「で?どうしたの?」
「パパ」
「ん!?」

俯いた娘のハヤテが首を傾げていると、

愛はハヤテを押し倒した

「あ、愛!?」
「私ね、良い事聞いちゃって」
「え!?」

驚くハヤテに

「既成事実大作戦。それがあれば幾らパパでも」
「ちょ、ちょっと待って。誰から聞いたの」

愛が教えてくれた人の名前を言うと

「(余計な事教えないでよ、もう)」

心で毒づいている間に、愛はハヤテにキスし

「さあ、パパ。大人の階段を上ろう」

そう言って愛は服を脱ぎ始めた。
すると

「コラ〜〜〜!!」
「ママ。また余計なタイミングで」
「愛!!親子でそんな事許しません!!」

恋葉は愛をハヤテの上からどかせつつ、言った。
すると

「良いじゃん、別に。私、パパ好きだし」
「良くないから言ってるの!!ってか、服着なさい!!」

愛は下着姿だったので、恋葉が言うと、渋々服を着始めた。

「全く」
「な、なんか、助かったよ」
「ハヤテ様も娘だからって、甘やかさないで。アテネお嬢様達の様にしてよ」
「ど、努力します」

恋葉は怒りつつも母親に言われた「自分の娘だからしょうがない」っと言う言葉を思い出しており、それにも溜息をついていた。


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簡単なオリキャラ紹介

 綾崎愛

 年齢 16歳
 誕生日 9月12日
 家族 父(ハヤテ)、母(恋葉)、祖母、叔父(カンタ)

 ハヤテと恋葉の娘。顔は恋葉そっくりで、髪色はハヤテ譲り。
 性格は良く、誰にでも優しく出来る。スタイルは母に似て抜群(アテネより少し大きい位)。
 白皇に通っているものの、勉強は苦手。っとは言え、大体真ん中位はキープ出来てる。
 見た目の良さとハヤテ譲りの天然ジゴロでモテモテなのだが、ハヤテ遺伝の鈍感さで本人が気付く事は一切ない。
 重度のファザコンで、ハヤテと「そう言う関係」を強く希望している。


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以上です。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月27日更新) ( No.26 )
日時: 2019/06/27 18:00
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は、今迄とは趣向を変えています。

本編どうぞ。
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本編最終回から数十年後。
・・ではなく、数年後。


天王州家にある大会議室では今日も話し合いが行われていた。

「ですから、私は婚約者候補No.1なのですわ。あなた方が入り込む余地など、一切無いんですわ」
「そんな事言いだしたら私はNo.2なのよ。つまり、殆ど差は無いって事よ」
「I am No. 3 but I do not lose my love for Darling」

「フンッ、何を皆さん勝手を言ってるんですの?私には10年と言う何物にも代えがたい日々があるんですのよ。貴方方が何を言おうが、無駄でしかありませんわ」
「私は好かれる為の努力を色々としたんだ。それを考慮すれば、私の勝ちだろ」
「わ、私は皆さん程色々な事をしたわけではありませんが、負けないという気持ちはあります」
「あのねえ、皆。私は「運命の出会い」だったんだよ?それに、結婚前提の恋人だったわけだし」

もう、お分かりだろう。「誰がハヤテと結婚するか」である。
この場にはハヤテに明確に好意を持つ15人の女性が集まっており、話し合いを行っていた。

因みに、既に全員結婚出来る年齢になっており、結婚相手が決まり次第直ぐに結婚出来る状況なのである。
尤も、この話し合いは何度目になるか分からない程、行われているが。

「全く。貴方達は勝手すぎですわ。後から湧いた蛆虫のくせに」

アテネの言葉に全員カチンッとし、

「勝手なのは貴方ですわ!!!貴方の理論など、私の婚約者候補として立場や運命の前では、無力でしかありませんわ!!」
「そうよ!!!幼馴染だからって、生意気よ」
「There is no meaning like 10 years before destiny」

自分より有利な3人に言われ、アテネは歯を食いしばりつつ

「何と言われようとも、運命の神は私とハヤテが結婚する事を決めてるんですわ!!」

アテネが言い切ると、乱闘目前の様な雰囲気になり、

「み、皆さん落ち着いてください」

部屋の直ぐ外で待機していた天王州家の使用人達が入って来て、全員を宥めた。
こんな感じでほぼ毎回、話し合いは強制終了となるのである。


                   × ×


「やれやれ。またか」
「ま、まあね」

ハヤテは現在真山物産社長室に避難しており、社長となった悠太と話していた。

「ごめんね、悠太。忙しいのに」
「気にするな。他ならぬお前さんの頼みだからな」

再度礼を言って来たハヤテに

「で、ハヤテはどうなんだよ」
「な、何が!?」
「誰を選ぶのかって事だ。あの人数にあれだけ好かれてるんだぜ?いい加減誰かをだな」

言われたハヤテは暫く考え

「で、でもそんな事は」
「何言ってやがる。ハヤテが誰かを選べば、万事解決じゃねえか。幾らなんでも「ハヤテが選んだから」ってなれば、他の奴らだって諦めるだろ」
「そ、それは」

一応の正論にハヤテはまた黙り込み、また暫くの考え込みの後

「ぼ、僕が選ぶ訳には。選ばれなかった人が、その」
「あのなあ」

悠太は呆れつつ

「お前が優しいのはよ〜く知ってる。だか、時には厳しさ・冷酷さが必要なんだぜ?殺し屋とかに見せるあの感じを見せて誰かだけを選べばいいじゃねえか」
「そ、そんな無茶な」

出来ないのを分かってて言ったが、予想通りの様子に悠太はまた溜息をついた。

それから数日後。

また話し合いの場が持たれたので、悠太はそこに出て

「こんな話し合いを何回しても、無駄なんじゃねえか?聞いてる限りの状況じゃ、何百回・何千回話し合いをしても、時間を無駄に浪費するだけだぜ?」
「何が言いたいのだ、悠太」
「つまりだ。あんたらが「赤い糸の運命」を信じるなら、籤引きで決めたらどうかって事だ」

悠太は面々の様子を窺いつつ

「日本じゃ重婚は認められてない。つまり、たった1人だけ。なら、そのたった1人を決めるのには運と運命に身を委ねて、籤で決めた方が公平ってもんだ。時間の浪費も無くなるし」

悠太の提案に全員が黙り込んだ。
その様子で悠太が安心出来たのは一瞬にも満たない短い時間だけであった。

「そんなの、嫌ですわ。幾ら運命を信じていても」
「そうよ。その案はとっくに出てるし、実行もしたけどイカサマとかも平気でやるし、ちっとも公平じゃないわよ」

綾子と麗に言われ、悠太は呆れ

「ああ、そう。なら勝手にしろ。 そんなんじゃ、永遠に決まらねえよ」

そう吐き捨て、部屋を後にした。
その直ぐ後に大声で言いあう声が聞こえ、宥める役に駆り出された。


                   × ×


それから数日後。

「全く、本当に」
「・・またやったの?」

怒り狂うアテネにハヤテが呆れつつ言うと

「他の皆さんが悪いんですわ!!!運命が決めたのは私ですのに!!」
「・・・」

怒りが収まらないアテネにハヤテは溜息をつきつつ居間を出た。


その翌日。

「アテネお嬢様!!!起きてください!!」
「うう〜ん。何ですの?」

朝早くメイド長に起こされ、アテネは文句を言いつつも起きた。
すると

「兎も角、これを見てください!!」
「ん〜!?」

メイド長が見せてきた封筒には「辞表」っと書かれており、アテネの意識は一気に覚醒に向かった。
なぜなら、直筆の字で、間違いなくハヤテの物だったからだ。
中を見ると

「一身上の都合で辞めさせてもらいます。 お世話になりました」

っとだけ書かれていて、字面を見る限り脅された等無理やり書かされた形跡は一切なかった。

「ど、どういう事ですの?」
「私にもさっぱり。ハヤテ坊ちゃんが起きて来ないので、部屋に行ったらもう既に」
「と、兎も角。ハヤテを探しますわよ」

パジャマのまま行動しようとしたので慌ててメイド長が止め、大急ぎで着替えてから行動を開始した。

ハヤテが居なくなったという情報はあっと言う間に駆け巡り、天王州家・神尾崎家・三千院家は勿論、鷺ノ宮家・愛沢家・霞家・時任家・ディキソン家も行動を開始し、ハヤテを探し始めた。

行動を起こした家々は全て世界に名を轟かせる財閥であり、人1人位直ぐに見つかるだろうと言う読みがあった。

だが、何日経っても、何ヶ月経っても、何年経っても見つからず、ただただ時間だけが過ぎて行った。


そして

「なんで、ハヤテが見つからないんですの?」
「そんなの、こっちが聞きたいですわよ」
「これだけの大財閥が探してるのに、見つからないなんて」

アテネ・綾子・ナギはかなりの出費、かなりの人員を割いてハヤテを探したが、一向に成果は上がらず、焦りだけが先行していた。
財閥では無いハヤテに好意を持つ面々はアテネ達に協力して探し続けたが、やっぱり見つからなかった。

「そもそも、何でハヤテはいきなり姿を消したのだ?」
「分からないんですの?」
「愚かですわね」

アテネと綾子に言われ、一応は答えが分かっていたナギはムッとして

「じゃあお前ら言ってみろよ」
「貴方達がいけないんですわよ!!!大人しく私とハヤテの結婚を認めないから!!」
「何を言ってるんですの!!それはこっちのセリフですわ!!私とハヤテ様の結婚を!!!」
「何を言う!!!私とハヤテの結婚を認めないからだろ!!」

一応言います。この場にはハヤテに好意を持つ15人の女性陣全員が集まっています。
つまり、アテネ・綾子・ナギの言い分を全員言い、激しく言い争っていた。

すると、

「いい加減にしろ!!!」

悠太が突然大声を上げ、全員を黙らせた。

「お前らのその喧嘩が、ハヤテが姿を消そうと思った理由だってのがまだ分かんねえのか!!!」

悠太の怒鳴り声に全員静まり返っていた。

「ハヤテはどうしようもない程に優しい奴だ。お前らの喧嘩を見続けて「自分がいなくなれば皆は喧嘩しなくなる」なんて考えに至っても、何ら不思議はねえ。寧ろ「当たり前」だろうが」

悠太の言葉に誰も言い返せず、黙り続けていた。

「こんな時まで喧嘩しやがって。そういう場合じゃねえだろ!!」
「じゃ、じゃあどうすれば」
「そんなの知るか!!自分で考えろ!!! 俺は俺で探す!!」

ドアをかなり乱暴に閉め、悠太は出て行った。

暫くして一旦和解し、力を合わせてハヤテを探す事にした。
「もう喧嘩はしないから出て来てくれ」っと流布しつつ。


「(フフフフフフフフフフフフフフフ♪このまま見つからなければ色々と面白いですね〜♪そんな事になれば皆さんを究極以上に追い詰めてそれをコレクション出来ますからね〜♪あ、そうだわ♪見つからない様に裏から手を回しましょう♪そうすれば確実にコレクションが増えますね〜♪そうなれば♪ああ♪)」


                   × ×


それから月日は流れ。

「あれから、どれ位経ったかな」

ハヤテは街の片隅でこう呟いていた。

「随分長く、旅をしたかな。もう、時間の感覚が分からなくなったよ」

ハヤテは漫画等でありがちな「顔を覆うフード付きの全身を覆うローブ」を身に着けており、この格好で旅をしていた。

「訪れる所で人助けをしたけど、やっぱり僕は」
「(天然ジゴロ、ですね。今迄何人の女性に好かれた事か)」
「だねぇ。悪い癖だよ」

白桜の毒に同意つつ、

「皆、どうしたのかな。とっくの昔に死んじゃってるだろうけど」

ハヤテが姿を消してから実に200年以上っと言う月日が流れていた。
昔ロイヤル・クイーンに言われた通り、ハヤテは老化を一切しておらず、何をしても死ななかった。猛毒を飲んでも、爆弾で体を吹っ飛ばしても。

「さ、旅を続けようか。永遠に終わらない、人助けの旅をね」
「(分かりました。私はただ、貴方に従い続けるだけです。永遠に)」

人混みを避けるように歩きだし、困っている人を探し始めた。


-----------------------------------------------------------------------------------
以上です。

いかがでした?今回の「バッドエンド」は。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月27日更新) ( No.27 )
日時: 2019/06/29 21:32
名前: どうふん


masaさんへ


月日は流れ・・・って二百年ですか。不老不死とは恐ろしい。それこそ妖怪みたいな・・・。いや、猛毒に爆薬が通じないのではある意味妖怪以上かも。

ただ、このお話が本当にバッドエンドであったのかどうか。
以下、当方の勝手な妄想です。

女性陣は結局ハヤテを見つけることはできず(見つけたらまた同じことが起こりそうですし)、自分の愚かさくらいは多くが理解したのではないでしょうか。そしてハヤテと交わることはなくともそれぞれの幸せを見つけることができた・・・そう信じたいですね。

そして悠太だけがハヤテと会うことができ、経過を聞いて自分が去ったことは正しかった、そう信じて今日も人助けに勤しんでいる・・・まあ都合が良すぎますかね。

ただし女性はもうこりごりだ、との意識は強烈なトラウマとなっていそうです。


                                    どうふん

この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) ( No.28 )
日時: 2019/06/30 13:50
名前: masa

こんにちはmasaです。

レス返しの更新です。


 ●どうふん さん

 ハヤテ「感想ありがとうございます♪」

 >>月日は流れ・・・って二百年ですか。不老不死とは恐ろしい。

 基本的に「不老不死は羨ましがられる」ってのが普通ですが、良くない面を出したんですよね。そう思ってもらえたら、伝わって良かったです。

 >>それこそ妖怪みたいな・・・。いや、猛毒に爆薬が通じないのではある意味妖怪以上かも。

 ですね。まあ、神の力で蘇ったから、ですけどね。
 ハヤテ「・・・」

 >>ただ、このお話が本当にバッドエンドであったのかどうか。
  以下、当方の勝手な妄想です

 ん!?何でしょうか?

 >>女性陣は結局ハヤテを見つけることはできず(見つけたらまた同じことが起こりそうですし)、自分の愚かさくらいは多くが理解したのではないでしょうか。

 実際、その通りです。アテネを始めとした「ハヤテに好意を持つ女性陣」は再会出来ないまま亡くなりました。っとは言え、「あんな愚かな争いが無ければ」っと言うのはちゃんと理解出来ました。

 >>そしてハヤテと交わることはなくともそれぞれの幸せを見つけることができた・・・そう信じたいですね。

 ・・ご希望に添えなくて申し訳ありませんが、アテネと綾子以外は「笑顔は失ったがそれなりの幸せは見つけれた」です。 綾子は「跡取りの為にしたくも無い結婚をし、欲しくも無い子供を産んで笑顔を失ったまま亡くなった」で、アテネは「最期まで独身を貫き、自らの手で天王州家を解体して亡くなった」が、本編では描かなかった結末です。

 >>そして悠太だけがハヤテと会うことができ、経過を聞いて自分が去ったことは正しかった、そう信じて今日も人助けに勤しんでいる・・・まあ都合が良すぎますかね。

 またご希望に添えず、申し訳ありませんが、悠太もハヤテとの再会は叶いませんでした。忙しい日々の合間を縫って探したが、結局見つからず・・です。

 >>ただし女性はもうこりごりだ、との意識は強烈なトラウマとなっていそうです。

 ハヤテ「まあ、それに関しては「全く持ってその通りである」ですね。困っていればお助けしますが」


 感想ありがとうです〜♪

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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) ( No.29 )
日時: 2019/06/30 13:55
名前: masa

こんにちはmasaです。

今回は、前回同様趣向を変えています。

では本編どうぞ。
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本編最終回から数十年後。
・・ではなく数年後。


天王州家にある大会議室では今日も今日とで話し合いが行われていた。

「ですから、この私こそがハヤテ様の」
「何を言ってるんですの?私ですわ!!」

勿論?「誰がハヤテと結婚するか」である。
この話し合いはあいも変わらず平行線を辿り、乱闘目前になって使用人達に止められるというのも、当然っとかしていた。

当然この日も各々激しく言い争い、乱闘騒ぎまでカウントダウンが始まったその時

「あ〜、皆の衆。止めたまえ」

カユラが何時もの冷静な口調で取り敢えずは宥めた。

「何ですのよ。何か文句でも」
「あるから発言している。良いかな?」

アテネに返すと、特に反対意見は無かったので、カユラは皆の前に移動し

「もう止めにしないか?このまま議論をしても無駄になる。決着だってつかんし」
「何が言いたいんですの?」
「黙って聞きたまえ〜」

綾子を制し、カユラは続けた。

「私が言いたいのは、「誰が綾崎君のお嫁さんになるか議論を止めよう」っと言う事だ。お互いの主張がぶつかり合うだけだから、意味は無い」
「カユラ、お前はハヤテを諦める。っと言う事か?」
「バカを言うな。そんな事をする位なら、今直ぐに惨たらしく殺された方が遙かにましだ」

ナギに返しつつカユラは

「第一だ。このまま意見をぶつけ合い、その都度乱闘騒ぎをしてたら、綾崎君だって嫌がる。下手をすれば「自分がいなくなれば喧嘩は起こらないだろう」っと言う極論に達して行動される」

カユラの正論に全員黙り込んだ

「剣野さん、何が言いたいのか、はっきりして」
「そうだよ、カユラちゃん。バカな私でも分かるように説明してよ」

質問してきたヒナギクと泉を手で制し、

「私が言いたいのはだ。・・・っと言うのはどうかと言う事だ」
「な!?お前、それは」
「流石に駄目なんじゃ」

千桜とルカの言葉にカユラは

「別に問題は無かろう。ここには「政財界の重鎮でさえ機嫌を損ねない様にしている」天王州家・神尾崎家・三千院家の当主様が揃っている。私のこの提案は、実現出来るはずだ」

カユラの言葉に少しの間沈黙が訪れた後

「確かに、我が天王州家の力をもってすれば可能ですが」
「勿論、我が神尾崎家の力も加えれば、認めさせられますが」
「ああ。更に我が三千院家の力も加えれば、無敵だ。お前の提案は通せる。だが」

煮え切らない3人に

「じゃあ何か?このまま結論が絶対に出ない議論をぶつけ合って彼の心を痛めたいっていうのか?私はもう嫌だ。この提案こそが、「最も平和的に解決出来る案」じゃないのか?」

カユラの言葉に、誰も言い返さなかった。

「カユラ、お前は良いのか?」
「そんな事」
「良いから提案している。嫌なのに提案するバカは居ない」

っと言いつつ

「(まあ、本音を言えば気は進まんが、仕方あるまい)」

こう思ってから

「じゃあ、多数決を取ろう。私の提案に賛成か否かをな」

で、その結果は

「満場一致で決まりだ。って事で」
「分かりましたわ。賛成した以上」
「任せて貰いますわ」
「さて、動くか」

アテネ・綾子・ナギはいの一番に立ち上がって部屋を出て、それに続く様に各々部屋を出た。


                   × ×


それから1ヶ月程経った頃。

「ハヤテ、最近どうだ?」
「まあ、色々と大変だけど、何とか頑張れてるよ」
「色々、だよな、お前さんの場合。色々、な」

皮肉っぽく言う悠太にハヤテは苦笑いで返し

「悠太の方はどうなの?」
「大変だが、有意義な日々を送ってるよ。これでも社長だからな」
「そう。なんか手伝える事あったら言ってよ。出来る限りの事はするからさ」

ハヤテの言葉に悠太は溜息をつき

「お前さんはそんな事言ってる場合じゃねえだろ。偶にこうやって話す位でいいよ」
「そう?ならいいけど」

その後はお茶をしつつ世間話をして楽しんだ。


                   × ×


それから暫く経った。

ハヤテはこの日も仕事を終え、帰宅した。
すると

「ハヤテ坊ちゃん」
「あ、師匠。何か?」

メイド長に声を掛けられ、ハヤテが聞くと

「大丈夫なんですか?その」
「大丈夫ですよ。無理はしてませんし」
「ああ、そうですか」

メイド長は呆れと安心を混ぜた溜息をし

「しかし、皆さんは良く受け入れましたよね」
「・・僕もそう思います」
「・・ハヤテ坊ちゃんも含めて、のつもりで言ったんですけど」

皮肉交じりに言われ、ハヤテは乾いた笑いをした後

「まあ、僕がどうこう言える立場じゃないですし、皆さんが受け入れる以上は、その」
「・・ハヤテ坊ちゃんらしいですね、何度聞いても」
「ア、アハハ」

メイド長と別れ、居間に着くと

「ハヤテ様〜♪」
「コラ!!今日は私の番でしょうが!!」

綾子に抱きつかれ、ルカが文句を言った。

「そうよ。困らせない為に当番制にしたんだから、従いなさい!!」
「That's right. Keep a promise」

麗とクリスに言われたが、綾子は離れなかった。
その事で一触即発の事態になりそうだったが、ハヤテは綾子だけ引き剥がし

「皆さん、興奮するのは良くないですよ。綾子さん、約束は守ってくださいね」
「・・ハヤテ様が言うなら」

綾子は渋々椅子に座り直し、お茶を飲み始めた。
ハヤテは溜息をしつつ、甘えてくるルカの頭を撫でつつ椅子に座った。

すると

「やれやれ。相変わらずだな、君は」
「あ、千桜。なんか用?」
「別に。今日は私の日じゃないからベッタリ出来んからな。 気分転換にお茶しに来ただけだ」

そう言って空いている椅子に座った千桜にハヤテは紅茶を出し、千桜はストレートで飲んだ。

「しかしだ。君は凄いよな」
「な、何がですか?」
「色々だよ。私達を全員受け入れたし」
「ま、まあ。その事はもう良いじゃないですか」

そう。カユラの提案は「全員がハヤテのお嫁さんになる事」である。
つまり、ハヤテを夫とした「一夫多妻」なのである。

現在日本ではそれは認められていない。勿論、それを申請した時は突っ張られたが、天王州家・神尾崎家・三千院家相手では逆らう訳にも行かず、「超ウルトラ特例」を発令し、認めさせたのである。

それを聞いた時、ハヤテは苦言を呈したが、15人全員が誰も反対しなかったので、大人しく受け入れたのだ。
反対した所で意味は無いと一瞬で悟った為である。

ただ、結婚した際の約束で「当番制を敷き、誰がハヤテにベッタリ出来るか決めよう」っと決めたのである。
優しいハヤテを困らせない為の措置であり、先程の綾子の様に時々破る人がいたが、ハヤテに諭されると直ぐに従うのである。

「もっと言えば、見事なまでに全員妊娠させたし」
「まあ、それも皆さんの望みでしたから」
「そう言ってる私も妊娠中だしな」

ハヤテは15人の妻全員を平等に愛し、全員をほぼ同時に身籠らせていた。
全員安定期に入ってはいるが、興奮などはNGである。ハヤテが先程宥めたのはそう言う訳なのである。

「それより千桜、締め切りとか大丈夫なの?」
「平気だよ。まだ余裕ある」

千桜は現在売れっ子ラノベ作家である。

「それより。ルカはどうなんだ?アイドルは産休中でも、漫画描けって言われてるんだろ?」
「千桜と一緒で大丈夫だよ」

ルカはアイドルと売れっ子漫画を兼任しているのである。ついでに言うと、ナギも売れっ子漫画家である。

「って事で。ハヤテく〜ん」

ハヤテにベッタリ甘えるルカを悔しそうに睨んだが、約束を破ればハヤテを困らせてしまう為、この場にいた全員は我慢した。


                   × ×


それから十数年の月日が流れた。

「パパ〜♪」
「はいはい」

ルカとの娘であるハルカが甘えて来たので、頭を撫でつつ応対していると

「コラ、ずるいですわ」
「そうですわ!!1人で甘えるなど!!」

綾子との娘優子とアテネとの娘アリスが文句を言いつつハルカを引き剥がそうとしたが、意地でも離れなかった。

「「離れなさい!!」」
「い〜や〜だ〜」

こんな問答をしているうちに

「全く情けない。こうすればいいんだよ」
「うひゃ!?」

突然擽られ、一瞬力が緩んだすきに引き剥がされてしまった。
このチャンスに優子とアリスはハヤテに甘えようとしたが

「父さん♪」
「「コ、コラ〜!!」」

先程ハルカを擽った千桜との娘六花が既にハヤテに抱きついていた。

「こういうのは早い者勝ちだ」
「「ヌ〜」」

お分かりかと思いますが、一応補足を。

それぞれの娘は皆して仲が悪い。主にハヤテ絡みで喧嘩ばっかしており、こんな光景は日常茶飯事なのである。
一応母親達同様当番制なのではあるが、娘達は基本的に守ったりしないのだ。

「(やれやれ。何とか仲良くなってほしいもんだよ)」

ハヤテは何度か娘達を説得しようとしたものの、失敗率100%なので、もう諦めている部分があるのだ。

「(まあ、なんだかんだ言いつつ幸せだからいいんだけどね)」

こう考えているうち、娘が全員集まって言い争いを始めてしまったので、宥め

「ほらほら、皆仲良くして」

ハヤテの言葉に言い争いは無くなり、今日当番だった撫子が甘え始めた。

「フフッ♪お父様♪」
「はいはい」

大変な事は多々あるが、ハヤテは幸せなのである。


-----------------------------------------------------------------------------------
以上です。

いかがでしたか?「ハーレムエンド」は。

各妻との娘は今迄の話に書いた「簡単なプロフィール」を見てください。



さて、ここでお知らせがあります。

今回の更新をもって、書き手を引退する事にしました。
感想をいただけた場合、レス返ししますし、他の方の小説の感想は書いたりしますが、「書き手としては」引退します。

今迄お世話になりました。

では。
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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) 完結 ( No.30 )
日時: 2019/06/30 19:21
名前: 双剣士◆gm38TCsOzW.

 全11スレにも渡った長編「女神と共に」がついにグランドフィナーレですか・・・。
 masaさん、完結おめでとうございます。そして執筆お疲れさまでした。

 ラストシーンについてですが、自分は「原作版綾崎ハヤテなら孤高エンド、masaさん版ハヤテならハーレムエンド」と
予想していましたので、このBad End/True Endの展開には大いに納得します。なんせ原作版ハヤテときたらビジネスパートナーに
虎鉄君を選ぶような性格ですからね、重婚して平等に愛を注ぐなんて無理・無茶・無駄ァ!
 娘たちの熱愛攻勢に辟易しつつも幸せなのである、というご都合エンドもこれまでの蓄積があるので大団円と言えるでしょう。
欲を言えば個別ルートに出てきた娘たちはラストシーンに全員台詞付きで登場させてほしかったし、「当番制を守らない娘たちを止めるふりして
便乗する母親たち」とか「超ウルトラ特例のついでに近親婚禁止規定もカットしちゃいました、ミャハ」などのボケっぷりも
見たかったような気もしますが、その辺は読者の妄想力にお任せですかね。
 そういえば約1名、婚約者候補ではないですがメインヒロインの1人である黒い人がいたような気がしますが・・・
あの人は今頃どうしているんだろう?

 今回を持って書き手引退とのこと、本当にお疲れさまでした。
 寂しくはなりますがいつかは訪れる日のこと、フェードアウトせずにきっちり区切りをつけてくれたのはご立派かと思います。
 長い間のご投稿に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) 完結 ( No.31 )
日時: 2019/07/02 06:03
名前: ささ

ここまで長きに渡り投稿お疲れ様でした。
本編において、途中いくらでも終わらせる方法はあろうに妥協せず書き上げたことにただただ感服です。コメントも真摯に構想上話せる範囲で返していただきありがとうございます。(自分の以外のものでも)このコメントの返信も本シリーズの楽しみのひとつでした。
EXでも、各結婚ENDの他にBADEND、ハーレムENDとありがとうございます。
これにて書き手として引退というのは少々寂しく感じますが、それだけの精神をこのシリーズに注いだということだと思います。(虎徹の行方は…察します)
これまで本当にお疲れ様でした。そしてこれだけの大作をありがとうございます。
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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) 完結 ( No.32 )
日時: 2019/07/03 18:08
名前: masa

どうもmasaです。

レス返しの更新です。


 ●双剣士◆gm38TCsOzW. さん

 ハヤテ「感想ありがとうございます♪」

 >>全11スレにも渡った長編「女神と共に」がついにグランドフィナーレですか・・・。
  masaさん、完結おめでとうございます。そして執筆お疲れさまでした。

 ありがとうございます。感想をいただけたり、参照が増えて行った事が支えとなり、ここまで来れました。

 >>ラストシーンについてですが、自分は「原作版綾崎ハヤテなら孤高エンド、masaさん版ハヤテならハーレムエンド」と
予想していましたので、このBad End/True Endの展開には大いに納得します。

 そう言っていただけると、書いたかいがありました。 実は言うと、「最終回はどうしようか」っと考えた時、割と早い段階で「ハーレムエンドは必要だな」って思いついてたんですよね。

 >>なんせ原作版ハヤテときたらビジネスパートナーに
虎鉄君を選ぶような性格ですからね、重婚して平等に愛を注ぐなんて無理・無茶・無駄ァ!

 まあ、そうですね。原作では、「ハーレムエンド」っと言う結末に辿り着くのは無理だったかもしれませんね。・・虎鉄の事は兎も角。

 >>娘たちの熱愛攻勢に辟易しつつも幸せなのである、というご都合エンドもこれまでの蓄積があるので大団円と言えるでしょう。

 正直、「ハーレムエンドは批判あるかも」って考えちゃってたんですが、そう言ってもらえてよかったです。 ハヤテはやっぱり幸せにならないといけない人ですもんね。

 >>欲を言えば個別ルートに出てきた娘たちはラストシーンに全員台詞付きで登場させてほしかったし、「当番制を守らない娘たちを止めるふりして
便乗する母親たち」とか「超ウルトラ特例のついでに近親婚禁止規定もカットしちゃいました、ミャハ」などのボケっぷりも
見たかったような気もしますが、その辺は読者の妄想力にお任せですかね。

 そう、ですね。全員を出せなくはないんですが、それだともっともっと長くなる気がして。なので、ある程度必要最低限にしたってのもあります。 おっしゃった展開等は「皆さんの想像にお任せします」ですね。

 >>そういえば約1名、婚約者候補ではないですがメインヒロインの1人である黒い人がいたような気がしますが・・・
  あの人は今頃どうしているんだろう?

 黒い人「あらあら♪誰が黒いんですか〜♪フフッ♪」

 ナギ「因みに、マリアは私のメイドを続けてくれてるよ。ハヤテがどういうルートを選んでもな」

 補足しますと、マリアさんは「結婚願望があり、お見合いをしているが死ぬまで連敗記録を更新し続けた」っと言う裏話があります。

 >>今回を持って書き手引退とのこと、本当にお疲れさまでした。
  寂しくはなりますがいつかは訪れる日のこと、フェードアウトせずにきっちり区切りをつけてくれたのはご立派かと思います。
  長い間のご投稿に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

 こちらこそ、小説を書く場所を提供し続けてくれて、ありがとうございます。 途中、休止したり、ネタが思いつかず苦労したりはありましたが、何とか「完全完結」まで来れました。
 引き際に関してはちゃんとした方が良いかなっと思っていたので、「引退表明」っと言う形にしました。

 感想ありがとうです〜♪










 ●ささ さん

 アテネ「感想ありがとうございます♪」

 >>ここまで長きに渡り投稿お疲れ様でした。

 こちらも、何度も何度も感想をいただけてありがとうございます。

 >>本編において、途中いくらでも終わらせる方法はあろうに妥協せず書き上げたことにただただ感服です。

 元々の予定も確かにありましたが、感想をいただけることが、参照が増えて行く事が支えでした。ありがとうございます。

 >>コメントも真摯に構想上話せる範囲で返していただきありがとうございます。(自分の以外のものでも)このコメントの返信も本シリーズの楽しみのひとつでした。

 そうだったんですか。 折角感想をいただけたのなら、本編と同じ位真剣に返そうと思っていたので、そう言ってもらえると嬉しいです。

 >>EXでも、各結婚ENDの他にBADEND、ハーレムENDとありがとうございます。

 まあ、各結婚ENDを書く以上は必要だと思ったもので。

 因みに、こっそり裏話をしますと「カユラは最初の予定ではハヤテに惚れる予定は無かったが、ハーレムエンドの展開を考えた時「あ、ハヤテに惚れてないと辻褄が合わないな」って思ったからハヤテに惚れる設定に変えた」ってのがあります。

 >>これにて書き手として引退というのは少々寂しく感じますが、それだけの精神をこのシリーズに注いだということだと思います。(虎徹の行方は…察します)

 そうなんですよね。途中休止期間も含めれば結構長く続けましたからね。引き際かなって。 まあ、虎鉄に関しては想像にお任せします。

 >>これまで本当にお疲れ様でした。そしてこれだけの大作をありがとうございます。

 こちらこそ、何度も何度も感想をありがとうございます。 本当に支えになりました。


 感想ありがとうです〜♪
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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) 完結 レス返し ( No.33 )
日時: 2019/07/03 21:55
名前: どうふん


あーあ、masaさんも引退ですか。
ハイペースで更新していくmasaさんが書き手でなくなるのは寂しい限りです。当方もそろそろ引き時かな、という気もしますが、masaさんを見習って連載中の拙作については最後まで書き上げるつもりです。


さて、最終話の感想です。
ハヤテが幸せなのは良かったですね。(ちなみに拙作ではハヤテが幸せになれるか定かではありません)
しかし、考えてみればこのハヤテも不老不死なんですよね。

女性陣全員が自分の子供が一人で満足するとは考えにくいし、その子供、さらに孫、ひ孫と考えると・・・。
まさか・・・ネズミ算で日本にハヤテの子孫が?
ある意味凄い少子化対策かもしれませんが・・・。

毎回毎回ひねくれた感想ばかりですみません。性分なもので・・・。


長い間お疲れさまでした。


                                     どうふん







この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
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Re: 女神と共にEX (6月30日更新) 完結 レス返し ( No.34 )
日時: 2019/07/06 16:05
名前: masa

こんにちはmasaです。

レス返しの更新です。


 ●どうふん さん

 ハヤテ「感想ありがとうございます♪」

 >>あーあ、masaさんも引退ですか。

 すみません。ですが、決めてた事でもあるので。

 >>ハイペースで更新していくmasaさんが書き手でなくなるのは寂しい限りです。当方もそろそろ引き時かな、という気もしますが、masaさんを見習って連載中の拙作については最後まで書き上げるつもりです。

 そう、ですか。応援します。

 >>さて、最終話の感想です。

 あらためてありがとうございます♪

 >>ハヤテが幸せなのは良かったですね。(ちなみに拙作ではハヤテが幸せになれるか定かではありません)

 ハヤテ「ええ、まあ。大変な事も多いですが、「幸せです」って断言出来ますよ」

 >>しかし、考えてみればこのハヤテも不老不死なんですよね。

 あ、いえ。第四部本編でも触れましたが、このハヤテは「老化現象は止まっているが不死では無い」ですよ。子供が産まれれば死ねるって言われましたし。なのでバッドENDでは200年以上も生き続けてる訳です。

 >>女性陣全員が自分の子供が一人で満足するとは考えにくいし、その子供、さらに孫、ひ孫と考えると・・・。
  まさか・・・ネズミ算で日本にハヤテの子孫が?

 各ENDではヒナギクを除けば子供は1人ですけどね。 まあ、ハヤテの事だから孫娘や曾孫(女の子)も天然ジゴロの毒牙に・・って可能性はありますね。っとはいえ、流石に無いでしょうけど。

 >>ある意味凄い少子化対策かもしれませんが・・・。

 まあ、そうですね。ハヤテにその気はないでしょうけどね

 >>毎回毎回ひねくれた感想ばかりですみません。性分なもので・・・。

 いえいえ。感想を貰える事自体、とてもありがたい事なので。

 >>長い間お疲れさまでした。

 ありがとうございます。大変な事もありましたが、ここまで来れました。


 感想ありがとうです〜♪

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