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『青い空』(2月21日更新)
日時: 2018/12/28 12:17
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

はじめまして、しゅがと言います。ハヤテのごとくで何か書きたいと思い今回書かせていただきました。なおこの物語はifの物語であり、オリキャラが何人か登場します。それらが苦手な方は読む際に注意してください。それでは拙い文章力ではありますがよろしくお願いいたします。

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第1話「お母さんか!」

1月下旬のある日

?「理事長が帰ってくる?」

そう言ったのは綾崎ハヤテ。中性的な顔立ちと青い髪の毛が特徴な16歳の男子高校生である。クリスマスイブに拾われ現在は執事をしている。

?「はい。そう連絡がありましたの。」

答えたのは天王州アテネ。ハヤテをクリスマスイブに拾った雇い主である。

ハヤテ「理事長はアーたんじゃないの?」

アテネ「まあ私一人では大変なところもありますから。その人に任せていた仕事もありますの。」

ハヤテ「そうなんだ。それで帰ってくるってことはその仕事終わったからなの?」

アテネ「それもありますが…」

ハヤテ「?」

アテネ「なんでも『おもしろいものを拾ったから見せるね!』と…」

ハヤテ「おもしろいもの?」

アテネ「それが何のことかはさっぱり。あの人は変わっていますから。」

アテネはそう言いながら本を手に取ろうとしていた。しかし取りたいところの本に手が届かない。

アテネ「ハヤテ、すみませんがあの本を取っていただけませんか?」

ハヤテ「うん、いいよ。でもなんであんな高いところに?」

アテネ「あの人の仕業ですわ。」

ハヤテ「ハハハ。お茶目さんなんだね。」

アテネ「良いように言えばそうですが、ただのイタズラ好きですわよ。迷惑な人です。あの人は。」

そう言いながらもそれが全てではないことが顔見て分かった。互いを支え合える関係なのだろう。ハヤテはそれが羨ましくあり、少し懐かしく感じた。そう思いながら背伸びしてギリギリに置かれている本にやっと手が届きそうになったとき突然のノックオンにびっくりし体勢を崩してしまった。

ハヤテ「うわぁ!」

アテネ「キャ!」

バランスを崩し、アテネの方に倒れてしまった。

ハヤテ「ごめんアーたん。大丈夫?」

アテネ「ええ、平気ですわ…」

アテネの言葉がつまった気がした。埃が舞う中目を開けてみると顔が近い。いわゆるハヤテがアテネを押し倒した状態となっていたのだ。相変わらずきれいな顔だなと見惚れているとその顔はどんどん赤くなっていく。

アテネ「あの…ハヤテ…そろそろ…のいていただかないと…もちませんわ…」

ハヤテ「!あぁごめん!すぐのくね…」

照れて目を瞑ってしまったアテネに対してそう言い立ち上がろうとした時視線を感じた。ふとノックのあったドアを見るとフードで顔は見えないが2人が立っていた。

ハヤテ「えっとですね、これは…」

?(Aとする)「ごめんね。なんかお邪魔しちゃったみたいでまた来るわ。」

ハヤテ「ちょっと待ってください!」

?(Bとする)「大丈夫。私…何も見てないから。」

ハヤテ「お母さんじゃないですか!違います!誤解です!」

A「分かってるから!よくあるって!親に隠れてしてたら急に入ってきた的なやつでしょ?」

ハヤテ「だからお母さんか!何も分かってないじゃないですか!」

B「いいから早く戻れよ。彼女さん、ハヤテのこと待ってるぜ。」

ハヤテ「だから違っ…なんで僕の名前知ってるんですか?」

そう言ったときだった

アテネ「かなえ…?」

カナエ「そっ!久しぶり!アテネ!」

ハヤテ「アーたんこの人は?」

アテネ「さっき言ってた理事長よ。」

ハヤテ「えっ?この人がアーたんが言ってた理事長?じゃあおもしろいものって…」

B「おまえ俺のことそんな紹介で伝えたのか。」

カナエ「事実でしょ?」

B「おまえに言われたくない。まあいいや。久しぶりだな!ハヤテ!」

ハヤテ「れんじ…?」

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今回はここまでとさせていただきます。今回登場したオリキャラの詳しい詳細はまた後日に。それではここまで読んでいただきありがとうございます。







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Re: 『青い空』 ( No.1 )
日時: 2018/12/30 03:50
名前: ロッキー・ラックーン

こんにちは、ロッキー・ラックーンと申します。はじめまして。
連載開始おめでとうございます。

壮大な物語を予感させる掴みですね。
オリキャラの扱いや設定がとても気になります。

「ハヤテ」が終わってしばらく経ちますが、新しい書き手さんが出て来た事をうれしく思います。
楽しみにしております。

それでは失礼しました。
この作者は、誤字脱字の連絡を歓迎しています。連絡は→[チェック]/修正は→[メンテ]
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Re: 『青い空』 ( No.2 )
日時: 2018/12/30 23:30
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。

レスへの返信です。


ロッキー・ラックーンさんへ

感想ありがとうございます。ハヤテたちとオリキャラが今後どうなるのか暖かく見守っていただけると幸いです。
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Re: 『青い空』 ( No.3 )
日時: 2018/12/31 00:33
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。第1話で登場したオリキャラたちの設定です。あとハヤテが原作と変わるのでハヤテのプロフィールも載せておきます。

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綾崎ハヤテ

誕生日:11月11日

年齢:16歳

血液型:A型

身長:168cm、体重:57kg

好き、得意:力仕事、陸上競技

苦手:細かい作業(標準以上ではある)

このハヤテは小学生のころおばあちゃんに引き取られ育てられてるので原作ハヤテと比べると丈夫さや器用さは劣るものの、持久力やパワーや素早さは規則正しい生活によって上がっています。
中学生時代はれんじと後から出てくるもう一人の子といっしょに行動していました。またそのあたりも触れるかもしれません。
中学卒業後は高校に行かず、バイトをしてましたが原作同様クビになりこれからどうしようと思ったところにアテネと再会しました。その後お互い謝って元サヤという流れです。


岸上れんじ

誕生日:8月23日

年齢:16歳

血液型:A型

身長:172p、体重:65s

好き、得意:賑やかな食事、新しいことへの挑戦、細かい作業

苦手:初動が遅い(スロースターター)

陸上競技同好会(部員はこの3人、他のこともしたいが体も動かしたいためにつくった部活)をつくりハヤテともう一人の子を巻き込んでました。
身体能力はハヤテに劣りますが、工夫と柔軟な発想力でその差を埋めてました。とは言うもののハヤテと比べてなので素の身体能力は標準以上です。
中学卒業後は気ままに旅をしてました。旅先でいろんなことを学び両親が営んでた武道の道場の跡取りを考えてました。


森川かなえ

誕生日:6月3日

年齢:16歳

血液型:B型

身長:156cm、体重:48kg

好き、得意:友だち(主にアテネ)をからかうこと

苦手:友だちをバカにされること

れんじを拾ったとは言うものの実際は倒れてるところを拾われました。そこから話を聞き今特にやることないならと付き人のような仕事を与えました。当初戸惑ってたれんじもかなえの持つ独特の雰囲気に惹かれいっしょにいたいと思うようになっていきました。
1度アテネをバカにされ怒ったことがありますが、本人はそれを隠しておきたくアテネには話していません。アテネがそのことを知ってるのは内緒です。

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以上です。書いてみるとなかなか長くなりました。小説の更新はもうしばらくお待ちください。ではまた。

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Re: 『青い空』 ( No.4 )
日時: 2019/01/01 03:04
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

明けましておめでとうございます。本編です。プロフィールを見ていただけると流れがつかみやすいかと思われます。あと誰が話すかを表示する名前は漢字及びひらがなでも半角のカタカナで表記していきます。

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第2話「罰」

帰って来たもう一人の理事長森川かなえ。その人物は今…





正座をさせられていた。

アテネside

カナエ「もう足が痺れてきたんだけど!なんで帰って早々こんなことやらされてんの?私は!」

アテネ「それはあなたが今までの経緯を報告をしてないからでしょう!その罰です!」

カナエ「何も問題なかったでしょ!?」

アテネ「れんじという方に助けていただいていなければどうなってたと思ってるんですか!」

ワーキャーワーキャー

ハヤテside

レンジ「良かったよ。元気そうで。」

ハヤテ「そう?」

レンジ「うん。卒業したときよりも。」

ハヤテ「…そうだね。」

レンジ「あの子が前に言ってた子か。」

ハヤテ「うん。」

レンジ「仲直りできて良かったな。」

ハヤテ「本当にそう思うよ。クリスマスの夜に会えたのは運命だと思ってる。」

他愛もない会話。だがハヤテにとってはとても大切なことのように思えた。理事長同士の言い争いが終わりそうになったときまたノックオンが聞こえてきた。

?「失礼します。今日は随分と賑やかなのね。」

アテネ「あらヒナギク。あなたがここに来るってことはあの資料でしょうか?」

ヒナギク「そうよ。はいこれ。」

アテネ「ありがとうございます。」

カナエ「ヒナギクひっさしぶりー!」

ヒナギク「あら帰ってたの?お帰りなさい。」

カナエ「ただいまー♪」

ヒナギク「相変わらず元気ねぇ。通りで賑やかなはずだわ。…ところでこちらの方は?」

カナエ「私の付き人!ここに入学するの!」

ヒナギク「そうなの?えっーと…」

レンジ「あぁ、すみません。岸上れんじって言います。」

ヒナギク「私は桂ヒナギク。ここで生徒会長なの。困ったことがあったら何でも聞いてね。」

レンジ「よろしくお願いします。桂さん。」

ヒナギク「ヒナギクでいいわよ。あと敬語も外して大丈夫よ。」

レンジ「そうですか?じゃあ改めて…よろしくヒナギク。」

ヒナギク「よろしくね。れんじ君」

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今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.5 )
日時: 2019/01/06 00:12
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。今回はあらすじも書いたのでそちらも合わせてどうぞ。

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〜前回までのあらすじ〜

12月24日のクリスマスイブ、ハヤテは公園のベンチに1人座りこんでいた。自分が今まで働いていた仕事をクビになってしまったのだ。この不況では仕方ないと自分に言い聞かせながら次は何の仕事をしようかと考える。幸い貯金はいくらかあるだめしばらくは大丈夫だろう。
しかし体を動かしていないと昔のことを思い出してしまう。祖母が居たこと、3人と遊んだこと、たくさんの思い出が湧き出てくる。だが、思い出せば思い出すほど今は1人だと実感してしまう。弱い、1人だととたんに弱くなる。もうすぐ中学3年生になる3月のある日、祖母が亡くなった。辛かった生活に耐えられたのはあの2人がそばに居てくれたからだろう。1年耐えられたから大丈夫だと思っていたがダメだったみたいだ。いっそこのまま…。と危ない考えにたどり着きそうになったとき

「ハヤテ…?」

名前を呼ばれ顔をあげると目の前にとても美しくとても懐かしい…
女神が居t…


レンジ「なげーよ!あらすじなんだから5行以内でまとめろ!」

ハヤテ「どっからあらすじやるつもりなんですか!普通今回3話なんだから2話の内容でしょ!」

レンジ「あとすっごい大事なことをあらすじでさらっと言うな!本編で言え、本編で!」


ハヤテたちの運命の歯車が今回り始める…!


ハヤテ「この人無理やりねじ込んできましたよ!ペル○ナろくに知らないくせに!」

レンジ「それ知ったの某ラジオだもんな。…おい、まさかこれが言いたかっただk…」


本編始まります。


ハヤテ・レンジ「ちょっと!!」

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第3話「だからお前は成長しない」

レンジ「すっごい眺めだな!」

ハヤテ「すごいよね!」

レンジ達は白皇学院に入るための手続きをするため生徒会室に来ていた。

ヒナギク「2人とも意外と子どもっぽいところあるのね。」

アテネ「まあハヤテは2回目ですからそう思うのも無理ありませんが、あなたぐらいですわよ。景色について何も言わないのは。」

カナエ「まだ高所恐怖症治ってないの?」

ヒナギク「うっ…」

レンジ「この部屋もすごい広い!高級感あるぅ〜!」

レンジはテラスから中に戻り、部屋を見渡した。

レンジ「ソファーもあるじゃん!きっとふかふかなんだr…」

さっきまで動き回ってたレンジがソファーのそばに行くとピタッと止まった。その訳は…

レンジ「…この寝てる人誰?」

ヒナギク「寝てる人?…あっ!そうだ忘れてた!」

そう言いながらヒナギクはソファーに行く。

ヒナギク「ほら!そろそろ起きなさい!帰ってきたわよ!」

?「ん…あと25分…」

ヒナギク「もう充分寝たでしょ!ちょっと妥協しそうな絶妙な時間言ってないで起きなさい!」

?「ふぁ〜…うるさいなぁ…」

そう言いながらソファーで寝ていた男は起きた。

?「かっかすんなよ。睡眠足りてねぇんじゃねぇか?睡眠は成長にも関わってくんぞ。だからお前は成長しないんだ。」

ヒナギク「どこ見て言ってんのよ!」

ギャーギャー

カナエ「相変わらず変わんないわねぇ。」

アテネ「あれでヒナギク以上の実力者ですから驚きですわよね。」

レンジ「…はっ!ねぇ、結局誰なの?」

カナエ「あぁ、あの子は…」

ヒナギク「ちょっと聞いてるの!たっくん!」

タックン「おい、やめろ。」

カナエ「…たっくんよ。」

タックン「そう呼ぶな!俺は柏木竜弘(たつひろ)だ!」

そう叫びこちらを向き、一言発した。

タツヒロ「…誰だ?お前。」

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以上です。ハヤテの過去をどうしようと考えた結果、あらすじでさらっとした方がいいかなと思いこうなりました。毎回はしない予定です。そしてまた新たなオリキャラが登場しましたね。この子の詳細はまた次回にしようと思います。ここまで読んでいただいてありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.6 )
日時: 2019/01/08 00:03
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。前回登場したキャラのプロフィールです。

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柏木竜弘(かしわぎたつひろ)

誕生日:4月10日

年齢:16歳

血液型:O型

身長:170p、体重:70s(筋肉質)

好き、得意:睡眠、静かな場所

苦手:賑やかな場所、口やかまし人(ヒナギクは除く)

桂家のお隣に住んでいる剣道部副部長(部長はヒナギク)です。とは言うものの張り合える相手がおらず、(ヒナギクは皆に剣道を教えてるためあまり相手ができない)部室にはほとんど行かず家で素振りするか生徒会室で寝てます。張り合える相手に関してはハヤテにれんじ、そして後々登場する三千院家の執事が来たため解消されそうです。スポーツ推薦で入ってきた実力者。

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以上です。本編更新はお待ちください。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.7 )
日時: 2019/01/10 23:14
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。本編です。

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第4話「またよろしく」

タツヒロ「岸上れんじって言うのか。よろしくな。」

レンジ「よろしく!たっくん!」

タツヒロ「たたっ斬るぞ。」

レンジ「冗談だって。じゃあ『タツ』って呼ぶな。」

タツヒロ「まぁそれなら。」

お互いに自己紹介を済ませ、他愛ない話をしていた。

カナエ「じゃあだいたい手続きも済んだし帰りましょ。」

レンジ「あー…帰ったら段ボール地獄かー。」

ハヤテ「そんなに荷物あるの?」

レンジ「俺ん家にこいつすごい荷物持ってきたからそれの整理。」

ハヤテ「あー。頑張って。」

レンジ「んー。」

カナエ「じゃあ皆バイバイ!」

アテネ「また明日。」

ヒナギク「じゃあね。」

アテネ「それじゃあ私たちも帰りましょうか。ハヤテ。」

ハヤテ「そうだね。アーたん。」

タツヒロ「皆帰んのか。じゃあ俺もうも一寝入り…」

ヒナギク「今日は部室来なさい。もうここ閉めるから。」

タツヒロ「えー。じゃあ帰る。」

ヒナギク「帰っても家で素振りするんでしょ。部室でも変わらないわよ。さっ、行くわよ。」

タツヒロ「ちぇー。」

〜帰り道にて〜

レンジ「変わった奴らばっかだな。ここ。」

カナエ「それあんたに言われたくないと思うけど。」

れんじはこれからの学校生活に思いを馳せていた。

〜帰宅〜

レンジ「さてと、どうにかするかこれ。」

カナエ「改めて見るとどうかと思うわ。この量。」

レンジ「だから減らせと言ったんだ。」

カナエ「近所にも挨拶しないとねー。」

レンジ「それは俺がしとくわ。昔世話になった人もいるし。それもかねて。」

カナエ「じゃあ頼むね。」

レンジ「あぁ。ちょっと外出てくる。」

カナエ「はいはーい。」

れんじはそう言い、玄関の前に立ち、

レンジ「またよろしくな。」

と家に語りかけるように呟いた。

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以上です。岸上家のイメージとしては昔は部屋に下宿生もいたため平屋みたいな感じです。ムサラキノヤカタを想像していただけるといいと思います。ここで読んでいただいてありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.8 )
日時: 2019/01/11 22:37
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。本編です。

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「ピピピピピ」

朝の6時30分、目覚まし時計が鳴る。

レンジ「ふぁ〜…」

眠そうにれんじは目覚まし時計に手をかけ止める。そして眠たい体を起こし、台所に向かう。台所でやかんに水を入れ沸かす。しばらく経ち、「ピー!」とやかんが鳴り始める。

レンジ「よし!」

この音でれんじは目を覚まし、1日が始まる。

顔を洗い軽く歯を磨き、朝ごはんを食べる。今日の朝は米に味噌汁に昨日の残りのおかず。以外とがっつりめに食べる。かなえまだ寝ているのか、起こさないとなと思いながらご飯をおかわりする。

朝ごはんが終わり、制服に着替える。この制服は白皇のものだ。今日からまた学生だと思うとわくわくする。今までの旅の生活も悪くはなかったがやはり制服を着れるというのは嬉しいものだ。

着替え終わり、先ほど沸かした湯でコーヒーをつくる。そのコーヒーを縁側で飲む。コーヒーでなかったが昔と同じようにここで朝の日を浴びながら飲むのが大好きだ。「今日もいい日でありますように」そう思いながらコーヒーを飲みほすと、

レンジ「今日土曜日か。」

ということに気づいた。


第5話「貴重な休日」

こそこそと制服かららふなジャージに着替える。かなえにこの姿を見られればまず間違いなく笑われるだろう。制服を何事もなかったかのようにハンガーに戻す。起きてなくてよかったと安堵する。れんじは知らない。隣の部屋で笑いを堪えているかなえがいるということを。

さてと、この後どうしたものかと考える。二度寝するには目が覚めている。じゃあ段ボールの整理かとも思ったがあいつが持ってきたもののなかには勝手が分からないものもあるからやめておこう。となると何をしよう。

れんじ「近所に挨拶でもしに行くか。」

そう決め「二度寝中!起こすな!」の紙を張った部屋を素通りし、適当な時間になるまでゲームし時間を潰した。


午前10時、近所に挨拶に向かう。と言っても近所にある家と言えば目の前の篠原医院という個人経営の病院ぐらいだ。昔ここにはお世話になった。主に自主練のけがだ。あの頃は無理をしたものだ。ちなみにハヤテの祖母もここで看取ってもらった。インターホンを押し、居るかどうか確かめる。

?「どちら様ですか?」

気だるげに扉を開け出てきたのは篠原洋介(しのはらようすけ)。医学部生だ。酒臭い。おそらく夜遅くまで飲んでいたのだろう。

レンジ「ん。久しぶりだな。」

ヨウスケ「れんじか!?ほんと久しぶりだな!家出てたって聞いてたけど。」

レンジ「帰ってきた。これからはなんやかんやあって白皇ってところに通うんだ。」

ヨウスケ「白皇?あの頭いいところか!またすごいところに行くな。」

レンジ「すげぇよなあそこ。そういやお前も通ってたっけ。」

ヨウスケ「高校のときな。まぁ立ち話もなんだし。上がれよ。父さーん!母さーん!お客さん!」

そう叫ぶと奥から洋介の父さんが出てきた。

ヨウスケ父「大きい声をだすな。今患者がいるんだぞ。でなんだ?」

レンジ「見て。れんじ。」

ヨウスケ父「おお!久しぶりだな!」

ヨウスケ「父さんうるさい。」

ヨウスケ母「なんなの。こっちまで響いてるわよ。」

ヨウスケ父「れんじが帰ってきたぞ!」

ヨウスケ母「まぁ!久しぶり!」

ヨウスケ「母さんうるさい。」

ヨウスケ母「あがってあがって!」

ヨウスケ父「よーし!酒飲むぞ!」

ヨウスケ「まだれんじ未成年だから。あと患者いるから叫ぶなって言ってたじゃん。」

ヨウスケ父「いいんだよ。安定してるし。目覚まさせないといけないからむしろうるさいぐらいがちょうどいいんだよ。」

ヨウスケ「無茶苦茶言ってんな。」

レンジ「ノリが相変わらずだ。じゃあ遠慮なく上がらせてもらうわ。」

この後夕方まで話をし盛り上がった。


レンジ「思ってたより時間食ったな。置き手紙でもして行きゃよかった。」

話を終えれんじは家の玄関にいた。しかしおかしなことにかなえから連絡がない。連絡なく家から出てったことを相当怒っているのだろうか。とりあえず謝りにリビングに行くが誰もいない。台所にも洗面所にもいない。部屋にいるんだろうかと思いながらかなえの部屋に行くと…

「二度寝中!起こすな!」

がまだ張られてあった。

レンジ「どんだけ寝るんだよ!」


午後7時、夕食を軽めに済ませテレビを見ていると

カナエ「なんで起こしてくれないのよ!」

と言いながらドタバタと走りつつリビングまで来た。

レンジ「いや起こすなって書いてあったし。」

カナエ「これだけ遅かったら普通入って起こすわよ!」

レンジ「前起こして怒ってたじゃん。」

カナエ「前は前よ!あー!あんたの失態見たときそのまま起きてればよかった!」

レンジ「(あれ見られてたのか…いや、)それ夢じゃねぇの?」

カナエ「そんなはずない!土曜日なのに制服着てたじゃん!」

レンジ「いや?寝すぎて勘違いしてんじゃねぇの?」

カナエ「勘違いじゃないわよ!あと寝すぎて…あーもう!土曜日が!貴重な休日がー!!」

かなえの叫びは空へと轟いた。

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以上です。今回は長めになりました。今回登場したキャラのプロフィールはまた後日。ここまで読んでいただいてありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.9 )
日時: 2019/01/12 00:58
名前: ロッキー・ラックーン

こんにちは、ロッキー・ラックーンです。
感想キャンペーンなのでまたお邪魔しに来ました。

継続して投稿されていて、とても凄いと思います。読み続けていますので、頑張って下さい。


ここからはちょっとしたお節介になりますので、不要な際はスルーしちゃって下さい。

第5話は地の文が多く盛り込まれてましたね。
その中で「事実を伝える文」と「れんじ君の気持ちを表す文」がランダムに編成されているという所が印象的でした。ぜひどちらかに統一する、ないしは文脈の中ではっきりと使い分ける事をおすすめします。

例を挙げると、

>>朝ごはんが終わり、制服に着替える。(事実)
>>この制服は白皇のものだ。(事実)
>>今日からまた学生だと思うとわくわくする。(気持ち)
>>今までの旅の生活も悪くはなかったがやはり制服を着れるというのは嬉しいものだ。(気持ち)

読む側は視点の変更を余儀なくされます。
れんじ君の気持ちを事実として伝えるか、終始れんじ君の視点で語ってもらうか、なんて方法が良いかなと思います。


たくさんキャラクターが出て来て賑やかになってきましたね。
今後も楽しみにしています。
それでは失礼しました。
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Re: 『青い空』 ( No.10 )
日時: 2019/01/12 01:25
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。

レスへの返信です。

ロッキー・ラックーンさんへ

感想ありがとうございます。
改めて言われてみるとそうかもしれません。以後気を付けてみます。ご指摘ありがとうございます。
読んでくださってることがとても励みになります。
これからもよろしくお願いします。
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Re: 『青い空』 ( No.11 )
日時: 2019/01/12 14:07
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんにちは。しゅがです。前回登場したキャラのプロフィール情報です。

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篠原洋介

誕生日:1月4日

年齢:20歳

血液型:AB型

身長:166cm、体重:50kg

好き、得意:記憶、魚を捌くこと

苦手:運動

白皇を主席で卒業、1度覚えたことは忘れないタイプ。と言っても天才型ではなく覚えるまで何度も繰り返す努力型。
れんじの4歳上で無茶してけがしたれんじをよく父と診てました。まだ20歳ですが父からいろいろと教えられているため軽めの外傷なら1人で手当てが可能。まぁ免許なしなため、れんじたちの治療しかしてませんが。(門下生は父が診てた。)
魚を捌けるためれんじたちが釣った魚を篠原家に持ってきてパーティーをよくしてました。
最近は運動不足で持久力が無くなってきてることが悩み。
父が外科で母が内科。両親とも医者だが、息子には好きな職業に就いてほしいと思っている。医者になってくれることを内心喜んでるのは内緒。
個人経営だが設備はある程度揃ってる町の篠原医院。

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以上です。情報量がいつもより多くなった気がします。まぁ要はれんじたちの昔馴染みというのが分かっていただければOKかと。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.12 )
日時: 2019/01/12 15:06
名前: masa

初めましてmasaと言います。

新規の書き手さんは自分も嬉しいです。


自分はハヤアテ推進派なので、そんな感じの内容なので楽しみにしてます。

ハヤテが不幸でない事も嬉しいですね。あの屑両親がどうなってるかは分かりませんが、愛情たっぷりに育てられて「原作以上の良い人」になってますね。

かなえちゃんはアテネに似てますよね。色々と。 特に「朝が苦手でほっといたら夕方まで寝てる」ってとこが。


ところで、「ハヤテの祖母」って事は鈴音さんかな?あの映画版に出て来た。


余計な事かもしれませんが、他の方々の様に(○月○日更新)って乗せた方が、分かり易いと思いますよ。


では。
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Re: 『青い空』 ( No.13 )
日時: 2019/01/12 19:14
名前: RIDE

はじめまして、RIDEです。


新たに期待の新星が来てくれてうれしいので、応援しに来ました。


オリキャラも交えて、かなり込んだ物語になりそうですね。
かなり書くのは大変になると思いますが、頑張ってください。


共に執筆頑張っていきましょう。

それでは。

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Re:『青い空』 ( No.14 )
日時: 2019/01/13 17:49
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんにちは。しゅがです。
レスへの返信です。


masaさんへ

感想ありがとうございます。
はい。ハヤテのおばあちゃんは映画に出てきた鈴音さんです。
アドバイス参考にさせていただきます。
これからもよろしくお願いします。


RIDE

感想ありがとうございます。
頑張っていきたいと思います。
ともに頑張りましょう!
これからもよろしくお願いします。



返信は以上です。では本編どうぞ。

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第6話「オブラートに包んでその評価」

ユキジ「はーい。じゃあ今日は転校生を紹介するわよ!なんと帰ってきたあのかなえ理事長の付人!噂ではもうすごい人物になってるわね!きっとすっごいイケメンよ!頭脳明晰運動神経抜群、もう完璧な人物だと私は思うわ!それじゃあ入ってきてー!」

その声を聞き、れんじは教室に入ってきた。そして、教卓の前で教室を見渡す。

レンジ(うーわ。やりにく。皆の期待のまなざしがまぶし。これが噂のヒナギクの姉ちゃんか…。)


〜回想〜

レンジ「この担任の桂雪路先生ってどんな人なの?」

アテネ「…悪い人ではありませんわよ?ねぇ?ヒナギク。」

ヒナギク「あー…。そうね。うん。いい先生よ?」

レンジ「なぜ疑問系?」

カナエ「れんじ。妹のヒナギクがその評価なのよ?それで察しなさいよ。」

ヒナギク「ちょっと!オブラートに包んだのに!確かにお姉ちゃんはお酒飲んでるし、だらしないし、いつもお金に困ってて悪いところが目立つけど、良いところもきっとあるわ!」

レンジ「オブラートに包んでその評価かい。」

〜回想終了〜


レンジ(ハヤテもヒナギクもタツも別のクラスだしどうしたもんか。)

しばらく考え、

レンジ「(まぁ普通にするか。今さら考えても仕方ねぇ。)はじめまして。岸上れんじって言います。噂ほどそんな大したもんでもありませんがこれからよろしくお願いします。」

無難に自己紹介を済ませた。


昼休み。転校生あるあるの各休み時間毎の質問攻めが鎮まってきた頃、れんじに2人近づいてきた。

?「やはりヒナギクの評価の方が正しいな。噂は当てにならん。」

レンジ「?えっーと…確か…。」

ナギ「三千院ナギだ。よろしくな。そしてこっちは私の執事の…。」

マサキ「間宮マサキです。よろしくお願いします。」

レンジ「岸上れんじだ。よろしく。敬語じゃなくても大丈夫だぞ。」

マサキ「そうですか?じゃあ…よろしく。」

お互い自己紹介を済ませ、昼食を取りながらいろいろと話し込んだ。

レンジ「へー。執事になったのは妹を探すためなのか。」

マサキ「うん。その妹がナギにそっくりでな。クリスマスイブにナギを見つけたときは、まさらかと思ったよ。あぁ、まさらって言うのは俺の妹の名前な。」

ナギ「急に抱きついてきたから初めは誘拐犯かと思ったぞ。」

レンジ「まぁ知らん奴が急に抱きついてきたら怖いわな。」

マサキ「それは謝ったろう…。んでまた探してたらナギが誘拐されてんのを見てな。」

レンジ「誘拐犯本当にいんのかよ。」

ナギ「それで助けてもらった礼に執事にしたんだ。1人で探すより私のところにいた方が情報入ってくるしな。」

レンジ「なかなかハードな人生送ってんな。」

マサキ&ナギ「「お前もなかなかだぞ?」」

そう話して盛り上がってると…

?「やや!君が転校生かね!」

?「どうやらその通りみたいだ。」

?「だが噂ほど華がないぞ?」

ナギ「うるさいのが来たな…。」

?「辛辣だなぁ。」

レンジ「誰?」

3人「「「私たちは隣のクラスの!」」」

イズミ「いいんちょさんレッド!瀬川泉!」

ミキ「副委員長ブルー!花菱美希!」

リサ「風紀委員ブラック!朝風理沙!」

三人娘「「「我ら生徒会三人娘!!!」」」

イズミ「よろしくね〜。れんた君♪」

ミキ「よろしく。れんた君。」

リサ「よろしくな。れんた君。」

レンジ「よろしく。あと岸上れんじだ。れんじ。」

イズミ「知ってるよ〜。れんた君。」

ミキ「有名人だからな。れんた君。」

リサ「名前ぐらい知られてて当然だ。れんた君。」

レンジ「だかられんじ…あーもうれんたでいいや。それで何のよう?」

ヒナギク「あっ!こんなところにいた!」

そう言いながらヒナギクが教室に入ってきた。

レンジ「あっ、ヒナギク。」

ヒナギク「れんじ君ごめんね。校舎を案内しようと思ったんだけど結構忙しくて。ハヤテ君もアテネに呼ばれて来れないみたいだし。」

レンジ「いや、大丈夫だ。」

ヒナギク「そう?ならよかった。ほら!補習の続きするわよ!」

イズミ「うぇーん。ヒナちゃん勘弁してー。」

ミキ「ヒナ、私たちは勉強よりも大切なことをしてるんだ。」

リサ「そうだ!転校生との交流という…。」

ヒナギク「いいからいくわよ!!」

三人娘「はい…。」

そう言われ、三人娘は大人しく引っ張られていった。

レンジ「なんだったんだ。あの子らは…。」

ナギ「あいつらも有名だぞ。悪い意味でな。大方赤点テストの補習でもサボってこっちに来てたんだろ。」

レンジ「なんというか…ヒナギク大変だな…。」

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以上です。ヒナギクさんは苦労人です。この人いなければ機能しないところもあるんじゃないかなと思います。ちなみに竜弘は休み時間毎に寝てます。今回登場した執事とその妹のプロフィールはまた後日。ここまで読んでいただいてありがとうございます。ではまた。


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Re: 『青い空』 ( No.15 )
日時: 2019/01/13 19:30
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。前回登場したキャラのプロフィールです。

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間宮マサキ

誕生日:9月9日

年齢:16歳

血液型:A型

身長:177cm、体重:72kg

好き、得意:掃除、瞬発力

苦手:ゲーム

妹を探しているお兄ちゃん。若干シスコン気味です。クリスマスイブにナギの執事として雇われます。車に引かれても生きていられるほどの丈夫さ。丈夫さと瞬発力が売りです。もう反復横跳びとか分身してるように見えます。ナギと呼び捨てなのはそうしろとナギに言われたから。(話すときはマリアさんみたいに敬語とタメ口が入り交じります。)
掃除は好きですが、潔癖症ではありません。ゲームは苦手というか好きなんですが、本人の反射にゲーム本体が追いつかないためやらないタイプです。
果たして妹とは無事再会できるのでしょうか。


間宮まさら

誕生日:10月15日

年齢:15歳

血液型:A型

身長:160cm、体重:54kg

好き、得意:化学、洗濯、水

苦手:お兄ちゃん

間宮マサキの妹。ナギにそっくりの容姿ですが、たれ目なのでそこが見分けるポイントです。化学が好きで夢は薬剤師。あと水が好き。とういうより川や海やプールや温泉などに浸かるのが好きです。洗濯が得意と言うのは畳むのが無茶苦茶うまいです。この子に畳ませると売り物のようになります。
苦手欄にお兄ちゃんとありますがお兄ちゃんと書いてるので察してください。そういう年頃なんです。
果たして兄とは無事再会できるのでしょうか。巷では倒れているところを拾われたという噂も。

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以上です。着々と増えていってますね。次回はあのキャラが登場する予定です。ではまた。


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Re: 『青い空』(1月13日更新) ( No.16 )
日時: 2019/01/13 21:02
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。本編です。後日と言いましたが嘘になりました。

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第7話「友チョコ」

?「これどうしよう…。」

公園で座っている彼女は西沢歩。高校1年生だ。彼女が今何に困っているかというと作ったチョコレートの処理だ。世間はバレンタイン。お菓子メーカーの陰謀だと言う人も少なくないが、やはり乙女には想いを伝えやすい大切な日である。とはいえなかなか想いを伝えれないのも現実である。作ったチョコレートの処理ということは彼女も大好きなあの子へ想いを伝えられなかった者の1人…

ということでない。彼女の手元には同じ形のチョコレートが2つある。本命でなければもちろん義理でもない。3年間作り続けてきた友チョコである。

アユム「癖で作っちゃったなぁ。あの2人は今いないし、でも捨てるのももったいないし、食べるにしても皆と交換したチョコ食べたからお腹いっぱいだよ。どうしようこれ。」

考えてもいい案は出てこない。

アユム「仕方ない。とりあえず帰ろ…。」

立ち上がって公園を出ようとする。その時目の前に金髪のツインテールの子がキョロキョロとしているのが分かった。背丈から見るに小学生ぐらいだろうか。

アユム「どうかしたの?」

ナギ「!あぁ、あいつらが私とはぐれてしまってな。まったく困った奴らだ。今電話をかけて場所を伝えたからもうすぐくるだろ。」

たぶんはぐれたのはあなたの方だよ?と歩は思ったが口には出さなかった。

アユム「それじゃあその人たちが来るまでお姉さんとお話でもしてよっか。」

ナギ「別に構わんが…。お前私を年下だと思ってないか?私は高校生だぞ。」

アユム「えっ!嘘!あっいや、ソンナコトハナイヨー」

ナギ「背はこれから大きくなるんだからな!全く失礼な奴だ。だいたいお前は何者だ?」

アユム「あっ自己紹介まだだったね。私は西沢歩。潮見高校の1年生だよ。」

ナギ「私は三千院ナギだ。白皇学院の1年生だ。」

アユム「同じ高校1年生なんだね。それにしては背が低い気が…。」

ナギ「私はまだ13歳だからこれから伸びるのだ!」

アユム「なんだ〜。やっぱ年下じゃん。私は間違ってなかったみたいだね。」

ナギ「少なくともお前よりは賢いぞ。」

アユム「なっ!」

ナギ「どうだ?年下よりバカと言うのは。」

アユム「むむむ〜!」

と話していると

マサキ「あっいたいた!ナギ〜!」

ナギ「おっ来たみたいだな。」

?「全くもう…。すぐいなくならないでください。」

アユム「えっーと…。お兄さんとお姉さんかな?」

ナギ「メイドのマリアと執事の間宮マサキだ。兄さん姉さんではないが、家族みたいなものだ。マリア、マサキ、こいつは西沢歩だ。私とさっきまで話してくれいた。」

マサキ「はじめまして。ナギをありがとうございました。」

マリア「生意気な子だったでしょ?」

アユム「あっはい、その通りで。」

ナギ「おい何を言っとるのだ。全く…もう帰るぞ。」

マリアと歩に文句を言いながら、帰る準備をする。

ナギ「じゃあな、歩。その…ありがとう。」

アユム「!うん!…あっそうだ!ちょっと待って…はいこれ!」

と言いながら歩はナギに2つのチョコレートを渡した。

ナギ「なんだこれは。」

アユム「毎年作って渡してたんだ。今年はもう2人ともいないのに癖で作っちゃって。だからはい!友チョコ!」

ナギ「もういないって…お前…。」

アユム「あっ、違うよ!会えないってだけだから。死んでないからね!」

マリア「でもそんな大切なチョコをこの子に渡していいんですか?」

アユム「保管しておくよりも食べてもらった方がいいので。味は保証するよ!」

ナギ「そうか。なら貰っておくよ。ありがとう。会えるといいな。その2人と。」

アユム「うん!ありがとう!じゃあばいばーい!」


三千院家にてナギはそのチョコレートを食べていた。

マサキ「どうなんですか。そのチョコは。」

ナギ「あぁうまい。お前やマリアの作るやつよりうまいかもしれん。」

マサキ「へー。じゃあ一口くださいよ。」

ナギ「もうない。」

マサキ「じゃあもう1つの方を。」

ナギ「それもない。」

マサキ「2つとも食べたの?食べ過ぎじゃない!?」

ナギ「そんな食べたかったのか。お前は。」

マサキ「そういうことじゃなくて!」

ナギ「私のチョコならあるぞ!」

マサキ「あっそれはいいです。チョコ苦手なんで。」

ナギ「お前なー!!」

三千院家にナギの声が響いた。

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以上です。歩がついに登場です。歩も原作と変えているところがあるのでまたプロフィール紹介したいと思います。歩の言う2人が誰なのかは予想ついてる人もいるとは思いますがまだ言いません。でもあなたが思っているので間違いないかと思います。ここまで読んでいただいてありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』(1月18日更新) ( No.17 )
日時: 2019/01/18 23:46
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。本編です。

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朝の5時、まだ日も出ていない時間から柏木竜弘の生活は始まる。ここから6時までの1時間、日課の素振りを行う。姿勢を崩さずに行う姿は普段の様子からは考えられない。1時間振り終わった後はシャワーを浴び汗を流す。その後二度寝をする。ここで寝るのは至極の時間だ。ヒナギクが起こしにくるまでの間その時間を堪能する。

ヒナギク「たっくん!」

ヒナギクの声で目が覚める。もうそんな時間になったのかと時計を見ると6時50分、まだ7時も過ぎていない。いつもは7時半なのに今日は早すぎる。

タツヒロ「7時もきてないじゃん。まだ寝させろよ。それに今日は土曜日だせ?」

ヒナギク「土曜日だからよ!ほら準備して行くわよ!」

タツヒロ「どう言うことだよ…。準備って何?行くってどこに?」

ヒナギク「下田!」

第8話「新幹線に乗る初めて」

ところ変わって金曜日の夜の三千院家にて

マサキ「下田ですか?」

マリア「はい。ナギが明日行くと言ってるので準備しておいてください。」

マサキ「なんでまた。」

マリア「毎年行ってるんですよ。この時期になると。」

マサキ「へー。なんか楽しそうですね。」

マリア「今回は咲夜さんと伊澄さんもいるのでよりそうなると思いますよ。」

マサキ「それは楽しみです。」

マリア「こう見えて私もわくわくしてるんですよ。新幹線乗るのは初めてなので。」

マサキ「えっ?」

マリア「それではマサキ君、おやすみなさい。」

マサキ「おやすみなさい。」

そう言うとマリアは寝室に行った。

マサキ「…俺がしっかりしないとな。」


ところ変わって岸上家。れんじは電話をしていた。

レンジ「下田に行くんか。」

ヨウスケ『うん。患者が目覚ましたのはいいけど記憶喪失でな。父さんが下田に詳しい先生がいるから行ってこいって。』

レンジ「なかなかすごいことになってんな。お土産買えたら買ってきてくれよ。」

ヨウスケ『りょうかーい。』

ガチャ

電話を切りれんじは考えていた。

レンジ「下田かー。あそこ温泉が有名だよな。」

カナエ「行こうよ。」

レンジ「急にわくな。」

カナエ「何よ。人を虫みたいに。」

レンジ「まあ行くのはありだな。明日土曜日だし。」

カナエ「じゃあ決まり!あの不思議バイクで行こう!」

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以上です。申し訳ないのですが、ヒナ祭り祭りはありません。すみません。ここまで読んでいただいてありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』(2月6日更新) ( No.18 )
日時: 2019/02/06 22:49
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんにちは。本編です。

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マリア「マサキ君何するつもりですか!」

マサキ「放してください!このままだとナギが…!」


時は少し前に遡る…


第9話「過去に戻るかぁ」

ナギ「なかなか速いではないか!」

マリア「そうですね。」

はしゃいでる2人とは違い、マサキは疲れていた。2人が金持ち令嬢とそのメイドというのを改めて思い知った。ここまで座るのにこんなにも苦労するとは、目を離すことなどできないなと思ってるとナギが話しかけてきた。

ナギ「おい、マサキ。あれはなんだ?」

マサキ「あぁ、あれは駅弁ですよ。駅で売ってるお弁当。とてもおいしいんですよ。」

ナギ「そうか。なら…」

「買ってくる。」

そう言うといつのまにかナギは外に出ていた。

マサキ「ちょっと!」

マリア「ナギあなた!」

マサキ「早く!早く戻ってきてください!」

ナギ「?何を慌てておるのだ?あの2人は。キップなら言われた通り持ってきたというのに…」」

プシュー

扉が閉まり、新幹線が発車してしまった。ナギを駅に置いたまま。


冒頭に繋がる。


マサキ「早くナギを助けにいかないと!」

マリア「このままだと危険です!せめて降りるなら止まってからじゃないと…」

マサキ「次の駅まで待ってられませんよ!それにここで止めると数千万円もかかるんですよ!」

マリア「?数千万円程度なら…」

マサキ「…」

ダメだ。とマサキは思った。このままマリアさんを置いて行くのは。ナギと同じくらい世間知らずなこの人を残すのは危険だ。だがどうする?ナギを助けに行かないわけにはいかない。どうする、どうすれば…

「マサキ君?」

「こんなところで何してるんですか。」

聞き覚えのある声が2つ聞こえた。振り返るとそこにはヒナギクとハヤテがいた。

マサキ「ヒナギクにハヤテ…マリアさんをお願いした!」

ヒナギク・ハヤテ「えっ?」

この2人になら任せられる。覚悟を決め、飛び降りる。

マサキ「やぁーーー!!!」

3人「ちょっとぉ!?」

ここまで来れば後は受け身の姿勢をとる、それだけだった。しかしここで誤算が生じる。受け身をとらないとと思ってるそのとき、激痛がマサキの体に入った。

マサキ(なんだ…この痛みは…まるで車に引かれたかのような衝撃だ…)

マサキは先ほどのことを思い出していた。

マサキ(やっぱ飛び降りたのが間違いだったんだろうか。お兄ちゃんって聞こえたもんな。あれは止めに来てくれたのかもしれん。本来は絶対聞こえるはずがないのにな。ふふっ、…末期だわぁ…)

そのままマサキは飛ばされ落ちていく。その様子を比較的近くで眺める者がいた。

カナエ「…今引かなかった?しかも見知った顔を」

レンジ「バカだなぁ。落ち着けよ。ここは空中だぜ?人なんかいるわけねぇだろ。さてさて、このまま当初の予定通り…」

レンジ「過去に戻るかぁ…」

カナエ「あんたが落ち着きなさい!ちょっと!」

レンジ「知ってるか?タイヤに火がつきゃあ過去に戻れるんだぜ。」

カナエ「バックトゥーザフューチャーの見すぎよ!現実を見て!!!」

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今回はここまでです。ここまで読んでいただきありがとうございました。すみません、更新だいぶ遅れてしまって。忙しくてなかなか…。次はもっと早めに更新できるようにします。ではまた。
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Re: 『青い空』 ( No.19 )
日時: 2019/02/10 01:28
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。本編です。

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第10話「何このSFみたいな感じ」

〜マサキ飛び降りる5分前〜

アテネ「ヒナギクたちも来てたんですね。」

ヒナギク「アテネたちもね。」

ハヤテとアテネはヒナギクと竜弘に出会っていた。最もハヤテたちがヒナギクにあった頃に達弘はすでに寝ていたが。

ハヤテ「しかしよく寝ますね。」

ヒナギク「まぁ今回は無理やり連れて来ちゃったからね。到着するまで寝かしてあげて。」

アテネ「相変わらず甘いですわねぇ…。」

などと話してると後ろの方が騒がしくなってきた。

ヒナギク「何かしら。ちょっと見てくるわね。」

アテネ「ハヤテも付いてってあげなさい。私は大丈夫だから。」

ハヤテ「そう?分かった。」

そう言い、ハヤテとヒナギクは席を立った。

------------------------------------------

〜マサキ飛び降りる10秒前〜

マサキ「マリアさんをよろしくな!」

ハヤテ・ヒナギク「えっ?」

マサキの発言に驚いていた。すると、

「あれ?ハヤテじゃん。どしたの?こんなところで。」

聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り向くとそこには、

ヨウスケ「久しぶり。」

ハヤテ「洋介さん!」

ヒナギク「えっ?何?知り合い?」

ハヤテ「はい。えっーと…。」

ヨウスケ「いや〜。偶然だな。今、患者連れてるんだけど、この子が記憶喪失でな。下田に詳しい先生がいるかr…あれ?どした?」

「…」

マサキ「やぁーーー!!!」

「!お兄ちゃん…?」

残されたメンバー「お兄ちゃん!?」

------------------------------------------

残されたメンバーは一旦集まり席に着いた。さすがに竜弘も起こし、軽く自己紹介を済ませ、現状について話していた。

ヨウスケ「えっ?記憶戻ったの?」

マサラ「はい…。私間宮まさらって言います。」

マリア「まさら…って言うとマサキ君が探してた妹さんですね。」

ヒナギク「良かった…でいいのかしら?」

アテネ「良いんじゃありませんの?無事見つけれたことですし。」

ヨウスケ「記憶も戻ったしな!」

タツヒロ「まぁその探してた本人はいないわけだが。」

一同「…。」

ハヤテ「どうしたもんですかねぇ…。」

マリア「携帯も置いてったみたいですし…。」

マサラ「お兄ちゃん大丈夫でしょうか…。」

タツヒロ「あの程度で死ぬような奴ではないが。」

ヒナギク「連絡とれないのがねぇ…。」

「うーん…。」

『ピロロロロ』

ハヤテ「すみません。僕の電話です。」

ピッ

『あーハヤテ?俺俺、れんじなんだけど。』

ハヤテ「ごめん。今新幹線だから後からかけ直すよ。」

レンジ『いや、今じゃなきゃダメだ。皆にも聞こえるようにして。』

ハヤテ「どうしたの?」

レンジ『今マサキ拾ったからナギの降りた駅に引き返してる。』

「!」

マサラ「無事だったんですか!?」

レンジ『えっ?誰?』

マサラ「すみません。私間宮マサキのi…。」

ツーツーツー

「…」

(きれた…)

ヒナギク「あーもう!肝心なところで!」

マリア「まぁ無事が分かっただけでも良しとしましょう。」

ハヤテ「かなえさんにはかけれないの?」

アテネ「さっきからかけてますが全然出ないですね。とりあえず『次の駅で待ってる』とメールしておきましょう。」

マサラ「お兄ちゃん…。」

------------------------------------------

レンジ「もしもし?もしもし?あれ?きれちまった。」

マサキ「どうしてよ?」

レンジ「分かn…充電切れだ。ごめん。」

マサキ「充電ぐらいしとけよ!」

レンジ「何だと!偉そうに!」

マサキ「人引いといてなんだその態度は!」

レンジ「あんなところから人が来るなんてありえんだろ!」

マサキ「あとなんだこれは!?」

レンジ「これは旅してたときにとある整備士からもらった新世代型バイクエアライダーだ!」

マサキ「何このSFみたいな感じ。」

カナエ「ごちゃごちゃ言わないで集中できないでしょ!で!このまま行けばいいのね!」

マサキ「頼む!」

マサキ(待ってなよ。ナギ!)

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以上です。ここまで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』(2月10日更新) ( No.20 )
日時: 2019/02/16 16:09
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんにちは。しゅがです。本編です。

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第11話「それは否定しない」

駅に1人取り残されたナギは呆然としていた。この状況を打開しようと改札を出たのが間違いだった。急に吹いた風に煽られ、切符を手放してしまった。携帯も財布も持っていない。どうすることもできない今にナギはうつむいていた。気を抜くと涙がこぼれそうだった。そんなナギに声をかける者がいた。

「ナギちゃん?」

顔をあげ、目元をこするとそこには見知った人物がいた。

アユム「やっぱりナギちゃんだ。どうしたの?こんなところで。」

ナギ「…お前こそどうしたのだ。」

アユム「私?私は自転車でこれから下田に行くんだ。」

下田に行くという言葉にナギは反応した。
「連れていってくれ」
喉まで出かかったその言葉を呑み込む。バレンタインの日に知り合い話したとはとはいえそこまで言えるほどの仲ではない。迷惑だ。図々しいにもほどがある。第一…

アユム「乗ってく?」

ナギ「…へっ?」

アユム「下田までなら乗せて行くよ!」

------------------------------------------

ナギ「どうして私を乗せたのだ?」

ナギは気になった。困ってる人を見れば助ける性分なんだろうか。

アユム「困っていたからかな。」

やはりそうだ。

アユム「でも誰でもってわけじゃないよ。きりないからね。それでも困ってるのが友だちなら助けないと!」

ナギ「…!」

ナギのモヤモヤが晴れてく。そうか、私たちは友だちだったのか。

ナギ「…ありがとう(ボソッ)。」

アユム「?風で聞こえなかったや。何か言った?」

ナギ「何でもない。」

ひとまずは出会えたことに感謝しよう。


ナギ「そういえば、なぜ自転車で下田まで行こうと思ったのだ?」

アユム「下田の温泉には勉学にご利益のあるってテレビで言ってたから。」

ナギ「自転車で行く時点でバカだな。」

アユム「だって仕方ないじゃん!お金ないし!それに中学生の頃は友だちの思いつきで自転車で京都まで行ったんだよ!だから下田ぐらいへっちゃら!」

ナギ「その友だちバカだな。」

アユム「それは否定しない。」

意外と楽しい。座り心地は良くないが、風がとても気持ちいい。

アユム「あっ、見てみる?その友だちの写真。」

ナギ「どんなバカなのか見てやる。後連絡したいから電話させてくれ。」

アユム「いいよー。その友だち私といっしょにプリに写ってるから。」

ナギは歩から携帯を借りた。携帯の隅に貼ってあるプリを見て驚いた。

ナギ「おい、こいつ…」

残念ながらナギの言葉はそこで遮られた。しかし歩は聞き返さなかった。なぜなら隣の黒い車から発砲されたからである。

アユム「捕まって!」

歩は全力でペダルを漕いだ。

------------------------------------------------------------------------------------

以上です。歩の友だちについて意外と引っ張るということに自分でも驚きです。ここまで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
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Re: 『青い空』(2月16日更新) ( No.21 )
日時: 2019/02/22 01:48
名前: しゅが◆FWLKwcuriYk

こんばんは。しゅがです。本編です。

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第12話「見捨てるわけにはいかんでしょ」

アユム「うぉぉぉ!!」

歩は必死に自転車を漕いでいた。

アユム「何あれ!」

ナギ「殺し屋だ!きっと私を狙ってるんだろう。」

アユム「ええっ!?」

ナギは思った。逃げなければ。歩とは別方向に。このままでは歩も危ない…

アユム「じゃあ逃げなきゃ!いっしょに!」

ナギ「!…どうしてだ?私を狙ってるんだ!このままだと…」

アユム「ほっとけないよ!友だちだもん!」

ナギ「!」

歩は必死に漕いだ。入り組んだ道に逃げ込んだが、脚とガソリン、動力が違う。追いつかれてしまう。

殺し屋「ヤットオイツキマシター。ソレデハサヨナラデース。」

殺される、そのときだった。急に車が止まった。

アユム「なっ…」

「そのまま漕げ!」

言われるがまま歩は漕いだ。すれ違ったのは一瞬、でも懐かしい声を忘れていない。この声は…。

------------------------------------------

レンジ「あっちなんかめっちゃ騒がしくない?」

マサキを拾い、駅に行ってる時だった。

カナエ「ねぇ、勘なんだけど、あの渦中にナギがいたりしないよね?」

マサキ「そんなもん、いるわけ…ダメだ、強く否定できねぇ。」

一応向かってみるという判断にマサキは賛成した。近づくと時折声が聞こえる。この声は間違えなくナギのものだ。

マサキ「ビンゴ。この様子だと。相当不味そうだな。」

レンジ「急がねぇと。じゃあアクセルマックスからの急ブレーキで飛んでいくか。かなえ頼む。」

カナエ「了解!」

マサキ「ねぇ、他に方法ないのk…」

凄いスピードで走り出す。それこそ過去に戻れるくらいの火花を散らして。

レンジ「おっし!近づいて来たぞ!これから急ブレーキかけるからマサキお前どこも掴むなy…」

れんじの言葉がここで詰まった。

カナエ「どうしたの?」

レンジ「…作戦変更。俺も行くわ。」

カナエ「うぇ?どうして?」

レンジ「ちょっと。」

マサキ「よく分からんが、お前も来るんだな?」

レンジ「あぁ!車の前に出るぞ!次は吹っ飛ばされんなよ!」

カナエ「もうよく分かんないけど…。止めるわよ!せーの!」

キキッー!

ものすごい勢いで吹っ飛んでいく2人。そしてうまいこと車の前に行き、

レンジ・マサキ「せーの!」

2人で車を止めた。もうそこからは秒で終わった。とりあえずトラブルも終わり、一段落着いた。

マサキ「ナギ!無事!?」

ナギ「平気だ。歩が守ってくれた。」

アユム「私は何もしてないよ〜。」

マサキ「歩、本当にありがとう。あとれんじもな。でも何で来たんだ? 」

レンジ「そりゃお前…友だち見つけたら見捨てるわけにはいかんでしょ?」

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以上です。そう言えばこのかなえが運転してるエアライダーにどんな感じで乗ってるんでしょう。全然考えてませんでした。ここまで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
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