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人は皆泣きながら生まれてくる (一話完結)
日時: 2012/11/10 15:49
名前: 道草

どぅも★道草です!

止まり木では初となりますが、久々に一話完結に挑戦です。

ではよろしければご覧ください!





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人は皆泣きながら生まれてくる。




いま「そんなの当たり前だろ?」とか言った奴。ちょいとそこに正座しなさい!

私が言いたいのはそういうことではなくて、もっとこう…………哲学的な事だ。

人間は誰しもこの世に生まれ落ちた瞬間に、大なり小なり自分の運命を嘆く。

なぜなら生まれてくる環境を自分で決めることができないからだ。

場所も、時代も、身分も、貧富も………そして親も。

何一つ選ぶことはできない。

例えそれが、子供を見捨てるような親であっても!





「ねぇ、お姉ちゃん……。お父さんとお母さんは?」





幼くて純心な声が、残酷な答えしか返せない質問を投げかけてくる。

その日彼女の……私達の両親は、借金だけを残して忽然と姿を消した。

理由は知らない。

というか別に知りたくもない。

いずれにせよ、こんな幼い子を置き去りにして逃げ出すようなアイツらを、私は一生許すことはないだろう。





「――大丈夫」

どこか自分に言い聞かせるようにそう言って、不安を煽らないよう笑顔を作る。

……大丈夫だろうか?

私は今……ちゃんと笑えているだろうか?

「これからはお姉ちゃんが守ってあげるから……」

安心させようとそんな言葉を並べてみるが、妹は幼いなりに何かを察したのか泣き出してしまった。

私はそんな妹をただ抱きしめて、馬鹿みたいに「大丈夫」と繰り返すことしかできない……

泣き声を間近で聞きながら、私はふと自分が驚くほど冷静であることに気が付いた。

親が失踪したこの状況。普通なら心が折れてもおかしくないのに……





――ああ、そうか……

この子には私しかいないように、

私にはこの子しかいないんだ……

この子の存在が、私の心を救ってくれているんだ……





依然として泣き続ける妹を抱きしめる腕をぎゅっと強める。

これから何があっても、この温もりだけは失わないように……



*   *



それからほどなくして人相の悪い男たちがやってきて、私達は逃げるように家を発った。

家具も服も全て差し押さえられてしまって、もはや残された財産は今着ている服と借金取りどもの目を盗んで持ち出してきたギターぐらいか。

そんなわけで私達は今公園のベンチにいる。

妹は泣き疲れたのか、私のひざの上で眠っている。

風邪をひかないようにと私のコートと上着で包んでいるが、この寒空の下で一夜を明かすにはまだ心許ない。

せめて温かい飲み物でも買ってやろうとポケットを漁るが、出てきたのはたったの12円……

「……はぁ」

半袖姿で吐いたため息は、白く儚く消えていく。

と同時に空中にきらきらと輝くものが目に映り、灰色の空を見上げた。

「……雪」

もうじき冬も終わるというのに……

普通なら綺麗と思うのだろうが、あいにく今の私達には災厄でしかない。

降り積もる雪は、どこか未来を予兆しているようにも思えた。

私達がこれから歩むのは、きっと寒く厳しい雪の路になることだろう。

……私にはピッタリかもな。

そんなくだらないことを考えてふっと笑う。

いや、笑っている場合ではないのだが、今は少しでも気を紛らわせていたかった。

「・・・・・・」

眠っている妹の頭をなでる。

とそんなとき、ある異変に気がついた。

なぜか妹と私の体には雪が降り積もっていない。

不思議に思い顔を上げると、頭上を覆う布生地が視界に入る。

振り向くと一人の男が私達に傘をさしかけていた。

歳は私とそんなに離れてなさそうで、額に刻まれた十字の傷が印象的なその顔は……

「どうしたんだ、こんなところで?」

「綾崎君……」

心配そうな顔で声をかけてきた彼のその名前を呼ぶ。

彼とは何度か面識があった。

前に私が不良20人相手にケンカして、さすがに劣勢になったときに加勢してくれたのがこの男だった。

その後も、ちょうど私が困っているときにタイミングよく現れて何度も助けられた。

彼は私のひざの上でスヤスヤと眠っている妹に目を向ける。

「妹さんか?」

「……ええ」

「……何があった?」

「……まぁ、いろいろとね」

それから彼は隣に座り、私はこれまでの経緯について話した。

それは説明というより、ほとんど愚痴のようなものだった。

誰かに聞いてもらって楽になりたかったのだろう。私は一方的に感情的にまくしたてた。

彼はただ黙って聞いていて、私が話し終えると「そうか……」と一言口にする。

ずいぶん淡白な反応だったが、私には逆にありがたかった。

全てを吐き出し、私の気も少しは晴れた。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

しばらくの間静寂が訪れる……

そしてそれを先に破ったのは彼のほうだった。

「……なんなら俺とくるか?」

「……え?」

一瞬何を言われたのか分からないでいると、彼は立ち上がって私に向きなおる。

そしてその左手を差し出してきた。

「女の子をこんな寒空の下に放っておく訳にはいかないからな。二人ぐらいなら俺がなんとかしてみせる。……だから俺と一緒にこないか?」

「・・・・・・」

そんな台詞を恥ずかしげもなく言ってきた。

正直、この追い詰められた状況でその言葉は結構効いた。

私一人なら惚れていたかもしれない……





だが残念。今の私には恋などしているヒマはないのだ。

「……遠慮しとくわ」

妹の事を思えば、ここで彼の手を取るべきだったのだろう。

だけど運悪く理不尽な不幸に襲われて、運よく誰かに助けられる……

そんなただ周りに流されるだけの人生を妹には送ってほしくなかった。

たとえ険しい道のりでも運命は自分の手で切り開いていくものだと、この子に証明したかった。

「この子は……私が守る」

改めてそう決意を固める。

彼はなおも心配そうな顔をしていたが、私の目を見るなりフッと笑って、また一言「そうか……」とつぶやいた。

そして彼は自分が着ていたコートを脱いで、傘と共に差しだしてきた。

「ならせめてこれだけでも持ってけ。これぐらいなら荷物にならないだろう?」

「……ありがと」

彼の厚意をありがたく頂戴する。

これで妹の毛布が一枚増えた。

「困ったらいつでも呼べ。すぐに駆けつける」

「正義の味方か、あんたは……」

ホントに飛んできそうでちょっと怖い……

「人の心配より、あんたにも弟さんいるんでしょ?フラフラしてないで早く帰ってあげなさい!」

「む……。そうだな……」

痛いところを突かれたのか彼はちょっと気まずそうな顔をした。

そして私達は別れる。

「じゃあ、元気でな」

「ええ、縁が合ったらまた会いましょう」

去っていく彼を見送る。

その後姿が見えなくなったところで、起こさないように眠っている妹を抱き寄せた。

夢も恋も女も捨てて、私は前を見つめる。

「さてと……」

とにかくまずはお金だ。

お金がなくては話にならない。

住む場所にお金……

食べるものにお金……

守る為にお金……

失わない為にお金……

お金……

お金……

お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金……



*   *



「……おかね〜………むにゃむにゃ……………………ん?」

……目を開くと見慣れた天井が広がっていた。

ここは……え〜〜〜と…………そうそう、白皇の宿直室だ。

ぼんやりとした意識の中、カーテンが開けっ放しになっていたことに気づく。

どうやらこの容赦なく降り注ぐ鬱陶しい朝の日差しに、私の安眠は妨害されたようだ。

あとどーでもいいけど、寝起きで状況説明すんの超だりぃ……

「ん〜〜〜〜〜〜〜……」

背伸びをして寝ぼけ眼をこすり、しばらくぼーっとする。

なんだかずいぶん懐かしい夢をみていた気がする。

内容覚えてないけど……

とりあえず気付けの一杯にと、枕元に置いてあった酒瓶を手に取る。

……ちっ、空か。

「・・・・・・」

あー、ダメだ……もうダメだ……

なんもやる気でねー……

ここは本能の赴くまま、二度寝としゃれこむことにしよう!

そして私は布団に体を沈め、夢の彼方へと旅立ち……

「朝から何ダラダラしてるのよ、お姉ちゃん」

「うおっ!?ヒ、ヒナ!?」

聞きなれた声がして、ほとんど条件反射的に飛び起きる。

見るといつの間にか我が最愛の妹が部屋の扉の前に立っていた。

「い、いつからそこに!?」

「お姉ちゃんが起きる直前からよ。寝言でも『お金お金』とか言ってたわよ?」

「……マジすか?」

まったく覚えていないが夢の中ですらそんなこと言っていることに、さすがに自分でも驚く。

すっかり金の亡者が板についてしまったようだ……

「まったく、寝ても覚めてもお金のことばっかり……。世の中にはお金じゃ買えないものもあるのよ?」

「……わかってるわよ、そんなこと」

そう、お金じゃ買えないものがある……そんなことは身を持って知っている。

例えば、いま目の前にいる妹とか。

だけど皮肉なことに『お金じゃ買えないもの』も、お金がなくては守ることができないのだ。

とはいえ、そんな無粋なことは決して口にはしない。

この夢見る乙女には、まだそんな現実は見せないでおこう。

「それにしても……」

ヒナは話を変え、寝間着姿の私と(自分で言うのもなんだが)散らかり放題の部屋を見て、ため息をついた。

「こんなだらしない生活してたら、冗談抜きで嫁の貰い手なくなるわよ?」

「なんだとー!お姉ちゃんだぞ〜、バカにすんなー!」

まったく、こんな姉を姉とも思わないような妹に育ってしまって、お姉ちゃん悲しい!!

胸は全然育ってないくせに、このぺったんこめ!

『ビュッ!!』

「何か言ったかしら、お姉ちゃん♪」

「いえいえいえ!!何も言ってないですよ!!?」

心でも読んだのか、超笑顔で私の喉元に真剣を突き立ててくるヒナギクさん。

ていうかこんなもんどっから取り出したんだよ!?

「そ、それで本日はどの様なご用件でしょう、ヒナギクさん?」

手を揉んでゴマをすりながら、なんとか話をそらそうと試みる。

『妹相手にずいぶん卑屈だな、オイ!』とでも何とでも言うがいい。

命に比べたら姉の威厳なぞ、なんぼのもんじゃい!!

ところが予想に反して、ヒナはぱちくりと目を瞬かせると、剣を引っ込めてため息をついた。

「呆れた……。本当に覚えてないの?」

「え?何が……」

私また何かしでかしてしまったのだろうか?

正直、心当たりがありすぎる……

「いや、ちょっと待って!いま思い出すから!!」

一瞬聞き返そうと思ったが、手でタンマをかける。

ヒナがわざわざ宿直室にまで押しかけてくるなんて、よほどのことに違いない!

脳みそをフル回転させて検索をかける。

あ〜、こんなときに限って二日酔いで頭いてぇ!!

そして私が出した答えは……

「え、え〜と、先月借りた一万円を返すよう請求しに来たとか?」

「それは別に次の給料日でいいわよ。まぁ貸したのは三万円だけど」

「じゃあ、こないだヒナのお気に入りの服にコーヒーこぼして台無しにしちゃったこと?」

「初耳なんだけど!?何してんのよ、お姉ちゃん!!」

しまった――――――!!!墓穴掘った――――――――!!!

殴られるのを覚悟して身をかがめるが、ヒナは珍しく(?)怒りを収めると静かに言った。

「そうじゃなくて、今日お姉ちゃんの誕生日でしょ?自分の誕生日くらい覚えてなさいよ」

「……へ?」

ヒナの言葉を聞いて、壁にかけられたカレンダーに目を向ける。

11月10日。私の生まれた日。

そうか……本当に忘れていた。

「えっ?じゃあ何……もしかして祝いに来てくれたの?」

「あ、当たり前でしょ?姉妹なんだから……/////」

そう言って少し恥ずかしそうに顔をそらすヒナ。

それをみて私は思わず涙ぐむ。

うう……このトシになると涙もろくていかん……

って誰がトシじゃ、ボケ!!

「じゃあ、これプレゼント。誕生日おめでとう♪」

「うわああああ!!ありがとう!!!!」

ヒナが渡してくれたのは可愛らしく包装された小さな封筒だった。

なになに!?お金?小切手?

わくわくと期待を胸にその封筒を開くと、でてきたのは何と……!







『肩たたき券』







「・・・・・・」

手作り感満載のそれを手に、もはやどういう顔をすればいいのか分からない私。

プレゼントは値段じゃなくて愛情とは言いますが、この紙切れ一枚からそれを推し量るのは至難の業ですぜ、ヒナギクさん?

「あのヒナギクさん……。別に不満とかではないのですが、せめてもっと気持ち的にも物理的にも厚みのあるプレゼントとかはないのですかね?」

「何言ってるのよ。私の誕生日のときにお姉ちゃんがくれたのもそれだったじゃない」

「うぐ……」

そうでした……

おのれヒナ、こんな形でお返しをしてくるとは……

……来年からはもっとちゃんとしたプレゼントをあげよう……

「なんて冗談よ♪本当のプレゼントはこっち!」

「……ふぇ?」

そういってヒナは今度は両腕で抱えられるぐらいの箱をだしてきた。

……今度はビックリ箱じゃねぇだろうな?

若干疑心暗鬼になりながら、恐る恐るその箱を開けてみる。

そして出てきたのは……





「これ……ギターケース?」

独特な形状に作られたその入れ物は、それ以外に思いつかなかった。

重さからして中身は入っていないのだろうが、決して安物ではない。

驚いて顔をあげると、ヒナはどこか寂しそうな顔で手をもじもじさせていた。

「……本当はギターを買ってあげようかとも思ったんだけど、やっぱりお姉ちゃんには自分の手で夢を取り戻してほしかったから……これで我慢してね」

「……ヒナ」

私は新品のそのケースを開いてみる。

中身のない空っぽのそれは、まだ見ぬ主を待ちわびる玉座のように思えた。

この席が埋まる日は、これからの私の頑張り次第……

「……ありがとうヒナ!!大好き♪」

「ちょ……!?抱きつかないでよ!!/////」

感極まって私はヒナに飛びついた。

ヒナは必死に抵抗し抜け出そうとするが、私は絶対離さない!

お姉ちゃんパワーなめんじゃねぇ!!

「もうお姉ちゃんお礼にチューしちゃう!!ん〜〜〜♪」

「なっ!?……だからやめなさいって!!/////」

『ボゴォ!!』

ヒナの鉄拳がきまり、私はついに引き剥がされた……

だがいつもより痛みが軽いので照れ隠しなのだということがわかる。

普段のが『ツン』なら、今のは『デレ』というところか。

いやまぁ、どっちにしろすごい痛いのに変わりはないけど……

ともあれ、私は笑いながら立ち上がる。

「あはははははは♪厳しいな〜、ヒナは♪」

「まったく……なんでそんなに笑ってるのよ!/////」

「あはははははは♪当たり前じゃない、だって……」





人は皆泣きながら生まれてくる。





だったらせめてこれからは……





笑って生きていこうじゃないか!


fin


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はい以上、雪路誕生日記念・一話完結でした♪

「雪路よりハヤテ祝えよ!」という声が聞こえますが、ご容赦ください……

雪路のあの破天荒な性格も、彼女なりの努力と苦労の結果なんだろうなぁ……と思い書いた話でした。

では雪路先生、誕生日おめでとー!!

そしてここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました!!
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Re: 人は皆泣きながら生まれてくる (一話完結) ( No.1 )
日時: 2012/11/10 16:38
名前: 双剣士◆gm38TCsOzW.
参照: http://soukensi.net/ss/

雪路の誕生日にふさわしい良作だと思いました。

雪路が寝言で「お金お金・・・」とつぶやいているのを、妹は日頃のだらしなさのせいだと思っているけど
実は妹との懐かしい夢を見ていたのだった、という演出が特に気に入りました。こういった時々覗かせる
暖かさというか芯の強さの発露が、雪路の魅力だと思います。
それとヒナギクからのプレゼント。フェイントを入れたうえで渡した品が、姉の奮起を期待する器だったと
いうところが素晴らしいです。甘やかすでもなく突き放すでもなく、手を焼きながらも期待してしまう彼女の
心情が見事に表現されていると思いました。

ただ、気になった点もありまして。ギターケースを渡した直後、
>驚いて顔をあげると、ヒナはどこか寂しそうな顔で手をもじもじさせていた。
とありますが・・・雪路の心情的にも客観的にも、ヒナギクが「寂しがる」理由が良く分かりません。
「恥ずかしそうに」「照れくさそうに」「所在なさげに」など、別の表現があったんじゃないかなと思いました。

素敵な雪路SSを、どうもありがとうございました。
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Re: 人は皆泣きながら生まれてくる (一話完結) ( No.2 )
日時: 2012/11/10 16:55
名前: キーst

 やほお。キーstでし。そうそう。今日は雪路の誕生日!

 最近は雪路のダメな人シーンすら少なくなってる気がします。

 僕的には『元々の能力がある(?)雪路が本気を出すと間違いなくヒナギクを超えれるのに
なぁ』とか思ったり……(;一◇一)

 ギターケースとはまた粋なことをするものですねぇ生徒会長さんは。まぁ、これで雪路が
更生できるのかは謎ですけどね。そして、……ヒナギクに金返せよ、雪路さん。

 肩たたき券はハヤテが渡すのが一番良い!

 …そんなことはどうでもいいと突っ込まれそうですが、やっぱりね、『人生は泣いて生ま
れて笑って生きて未練を少しだけ残して死んでゆく』のが最高の人生ではないのかな?

 最後に……雪路、happy birth day. and wish you be always filled with happiness.
(誕生日おめでとう。そして貴女がいつも幸せでありますように。)
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人は皆泣きながら生まれてくる (一話完結) レス返し ( No.3 )
日時: 2012/11/17 16:35
名前: 道草

どぅも★道草です!

双剣士さん、キーstさん、感想及び雪路の誕生日を一緒に祝ってくれてありがとうございました♪

ではレス返しをば。


◆双剣士さんへ

>雪路の誕生日にふさわしい良作だと思いました。


ありがとうございます!!そう言って頂けて、ほんと嬉しいです♪


>雪路が寝言で「お金お金・・・」とつぶやいているのを、妹は日頃のだらしなさのせいだと思っているけど
>実は妹との懐かしい夢を見ていたのだった、という演出が特に気に入りました。こういった時々覗かせる
>暖かさというか芯の強さの発露が、雪路の魅力だと思います。


彼女のあのお金への執着も元々は妹の為だったのでしょうからね……
僕も書いていて、当時の雪路はこんな心境だったのかな……と改めて彼女の強さを感じました。


>それとヒナギクからのプレゼント。フェイントを入れたうえで渡した品が、姉の奮起を期待する器だったと
>いうところが素晴らしいです。甘やかすでもなく突き放すでもなく、手を焼きながらも期待してしまう彼女の
>心情が見事に表現されていると思いました。


ありがとうございます!
プレゼントは何にしようか迷ったんですが、やはりギターそのものを渡すのはちょっと違うなと思ったので。
結果的に雪路のためにも良かったと思ってます。


>ただ、気になった点もありまして。ギターケースを渡した直後、
>>驚いて顔をあげると、ヒナはどこか寂しそうな顔で手をもじもじさせていた。
>とありますが・・・雪路の心情的にも客観的にも、ヒナギクが「寂しがる」理由が良く分かりません。


ご指摘の通り、確かにこれは僕の表現力不足でした。すみません……
ヒナギクはかつて姉がギターを手放したのは自分のせいだという後ろめたさを感じているので、
このシーンではその複雑な心境を『どこか寂しそうな顔』と表現しました。
そこの心理描写をもっとしっかり書いておくべきでしたね……


>素敵な雪路SSを、どうもありがとうございました。


双剣士さん、こちらこそありがとうございました!


◆キーstさんへ

>やほお。キーstでし。そうそう。今日は雪路の誕生日!


ハヤテの前日というのが気になりますよね……
一体、原作ではどうなることやら……


>最近は雪路のダメな人シーンすら少なくなってる気がします。


そんなときは今やってる新アニメを観ましょう!
雪路のダメ人間っぷりが健在です!(笑)


>僕的には『元々の能力がある(?)雪路が本気を出すと間違いなくヒナギクを超えれるのに
>なぁ』とか思ったり……(;一◇一)


実際、親に押し付けられた借金も返済してますしね。
その反動(?)からか、いまやあんな感じになってしまいましたが……


>ギターケースとはまた粋なことをするものですねぇ生徒会長さんは。まぁ、これで雪路が
>更生できるのかは謎ですけどね。そして、……ヒナギクに金返せよ、雪路さん。


雪路「……あと二万円だけ貸してくれない?」

ヒナギク「……すこしは懲りなさいよ」


>…そんなことはどうでもいいと突っ込まれそうですが、やっぱりね、『人生は泣いて生ま
>れて笑って生きて未練を少しだけ残して死んでゆく』のが最高の人生ではないのかな?


なるほど。
まぁ考え方は人それぞれですが、僕も後悔なく死ねる人間がいるとは思いません。
大切なのは、今この瞬間を精一杯生きることだと思います。


>最後に……雪路、happy birth day. and wish you be always filled with happiness.
>(誕生日おめでとう。そして貴女がいつも幸せでありますように。)


キーstさん、一緒に祝ってくれてありがとうございました!
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