Re: double ( No.1 ) |
- 日時: 2014/07/02 19:49
- 名前: パワポケ
- 2話行きます
「middle of end]
それから僕は掃除を続けていたが、ふと、ナギお嬢様に言われていたことを思い出した。
「そういえば…… お嬢様が『いいか、ハヤテ。今日のコミケの様子はテレビで放送される
からな。ぜーったいに見るんだぞ。わかったな!!』 と言ってたなぁ… 掃除が一段落が
ついたらちょっと見てみようか。」
それから暫くして僕はテレビをつけた。
その時、最初についた番組はニュース番組だった。
特に気にせずチャンネルを変えようとした。だがこの付近のニュースだったのでちょっと見
てみることにした。
しばらく地域の行事などのニュースでアナウンサーの顔も明るいものだった。
ところが急に速報が入りアナウンサーの顔色は一変した。
「えー、速報です。ただいま都内の負け犬公園で少女が倒れているのが発見されました。」
僕は少し驚きながらニュースを見ていた。
「また少女には意識がなく外傷は見られないとのことです。」
「目撃者によるとその少女は、金髪で5歳ほどだと…」
その後ただ僕が無我夢中で負け犬公園に向かって走って行った。
その時前にこんなに必死で走ったのはいつだっただろうかと考えていた。
多分…その時は僕は泣いていて…この世界に絶望して… そして…
負け犬公園はたくさん人であふれていた。
僕はその群衆を押しのけ少女のもとへとたどり着いた。
それは他の誰でもなく…天皇州アテネその人だった。
「なんだね君はこの子とどういう関係なのかい。」
そこにいた警官が僕に訪ねてきた。
「僕はこの子の…保護者です。」
「そうか、少し来てくれるかな。」
そうして僕は警官に連れられ交番へ行った。
アーたんはとりあえず病院に搬送された。
「まず君は彼女の保護者と言っていたね。彼女とはどういう関係かい。」
どうしよう正直に言っても信じてくれないだろうし…
「えっと… 遠い親戚のようなものです。」
「そうか…なるほどな」
どうやら信じてくれたようだ
その時電話がかかってきた
警官の人が電話に出る。
どうやら病院からのようだ
「もしもし、警察です、はい えっ 死亡…」 何かが僕の中で崩れ落ちていくような気がした。
to be continued
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Re: double ( No.2 ) |
- 日時: 2014/07/05 00:02
- 名前: パワポケ
- 第三話
「end of end]
…………………………ここはどこだろう…………………………
周りがよく見えない
こんなことが前にもあった様な気がする………
アーたんに追い出されて…泣きながら…雨も降って………けど10年待ってやっと会えたって
いうのに…こんなの…こんな結末…あんまりだよ………
気が付くといつん間にか泣いていたようだった
「私のために流す涙は…これで最後よ。」
僕の頭の中でアーたんの声が響いている。
最後のはずだったのに…何でこんなことに…なったんだろう………
ここがどこかという疑問の答えはまだ出ていない。
ここが…ロイヤルガーデンで…
アーたんがもう一度手を差し伸べてくれるはずだなんて甘い
幻想に………僕は一瞬期待してしまった………そんなことあるはずないのに…
だってアーたんは………アーたんは……………
………死んじゃったんだもの………
眠っていたのだろうか…
今度は周りがはっきりと見える………
そして僕の目の前には信じられない風景が広がっていた。
どうして今、僕は、あの遊園地にいて…
そして、目の前に………
おばあ様がいるのだろうか………
to be continued
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Re: double ( No.3 ) |
- 日時: 2014/07/06 12:17
- 名前: パワポケ
- 第4話いきます
「start of restart」
「どうして…おばあ様がここに…いらっしゃるのでしょうか…」
返事がない…自分で考えろということだろうか…
そして考えてみて気が付いた。さっきの質問は要領を得ていなかったということに。
「すみません。おばあさま。訂正します。どうして、僕はここにいるのですか。」
おばあ様は今度は微笑んでくれた。
「…あなたは、これまでとても頑張ってきたわ…それは私が誰よりもわかっています…
いえ…あの子には劣るかもしれませんが…」
「えっ…何か言われましたか。」
「…いえ、何でもありません…」
「…そして…頑張ってきたあなたにプレゼント…」
「…あなたの一番大切の人を、あなたのもとへ返してあげる…」
「…多分、貴方が知っている姿ではないけれど…それでもあなたにとって一番大切な人
であることは確かよ…」
それを最後に周りの建物が煌めきながらきえていった。
そして僕の意識も消えていった………
かなりの時間がたって僕は目を覚ました。
こういう時は大抵の場合、さっき起こったことは夢だったと合点して何事もなかった
かのように日常に戻っていく。
だが、僕は今のことを夢だと思えなかった………
「やっと起きたのね、ハヤテ」
ここで初めて僕は自分の隣にいる少女の存在に気付いた。
そして…その少女の姿はおばあ様そのものだった…
おばあ様、どうしてここに………とほとんど声を出しかかったが…何か違う。
「アーたん?」
最初その子は俯いていた…が僕の方を向いて言った言葉は
「その通りです…ハヤテ」
というものだった。
to be continued
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