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アーたんを救え!バージョン2(一話完結)
日時: 2014/04/26 00:36
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

原作24巻のキングミダス戦でifです
バージョン1は上のリンクのサイト内にあります。




「アーたん!!」

「聞きなさいハヤテ…今から私の最後の力でこいつを私ごと消し去ります。私が消えれば鷺ノ宮さんをつかんでいる腕も消える。そしたら王玉のレプリカを鷺ノ宮さんと壊して、ここを立ち去りなさい…」

「そ…!!そんなのダメだよ!ぼくは君を助けに来たんだ!!」

「いいの…これは私の招いた罰だから。ハヤテ…いつもいつも……あなたを傷つけるばかりでゴメンね…」

「アーたん…」

ガン

「おおおー!!」

地面に拳を叩きつけ、血だらけの重傷でありながら必死に立ち上がろうとするハヤテ

(助けるんだよ!!)

ハヤテの脳裏に過去の思い出が浮かぶ

『けどあなたの心がずっと…「助けて」って叫んでいる事だけは聞こえているわ』

「うああああああああ」(助けるんだよ!!今度こそ!!)

『目の前に泣いている女の子がいるのに…ハヤテは守ってあげないの?』

(決めたんだ十年まえに……!!)

『今度雨があがった時にちゃんと謝ろうな…』

「ぼくはまだ…君に言わなくちゃいけない事があるんだ…」

(君を助けるため…!!伝えるため…!!)

そしてついにハヤテは立ち上がった
最愛の人を助けるために
自分の気持ちを伝えるために

「だからこんな所であきらめるわけにはいかないんだ!!!」










「「「オレたちにまかせろ!」」」

「えっ?」

ハヤテが振り向くとそこには謎の集団がいた
なんと驚くことにその数は百を越えていた

「いけ!者共!ハヤテさんとアテネさんの仲を踏みにじった諸悪の根元キングミダスを排除するのだ!
ただし中心部には手を出すなよそこには取り込まれたアテネさんがいるからな!」

「「「うおおおーー!!」」」

リーダーらしき男の指示に従い大勢の人達が武器を構え勇敢にキングミダスに斬りかかる

『な、なんだ!貴様等は!』

あまりの予想外の状況にキングミダスも驚きを隠せない

「くらえ!実家の蔵にあった刀だ」
「質屋で高額で買った刀だ!」
「どこかの家から盗んだ剣だ!」
「盗掘して手に入れた剣だ!」
「こっちは国立博物館から盗んだ有名な…」

謎の集団はそれらを手にキングミダスに猛攻撃する

「グッ!調子にのるな!」

まさに数の暴力!中には紛い物もあったが地味にダメージを受けているキングミダス
近くにいたマッチョの男に攻撃するが

「ほとばしる肉体!」

ほとんどダメージを受けていない

『な、なんだと!?』

他の奴らも

「おまえさえいなければ!」
「貴様はゆるさん!お前が消滅するまでオレは死なない!」

謎の集団の猛攻にあっけをとられているハヤテに話しかけてくる者がいた

「大丈夫ですかハヤテさん」

「あっ、はい…あなた方は?」

「私たちは『アーたんを救い隊』!つまりアテネさんを助けたい人達の集団。ハヤテさんとアテネさんの幸せを願うハヤアテファンだ!」

「ぼくとアーたんの幸せを望む…」

「そうだ。幼い頃絶望しかけた見ず知らずの君に優しく手を差し伸べ、たとえ自分が孤独になろうとも得体の知れない城から君を逃がしたり
白皇で君を見つけても君の幸せを考えて会わないで身を引く、そして今大好きな君を助けるため自分の全てを犠牲にして君を助けようとする心優しい彼女が幸せになれないなんて間違っている!」

(そうだ…今度こそ彼女を救うんだ絶対に!)

ハヤテは心の中で決意を高める

『こちらC班解析が終わりました。どうやらあの球体が魔物を召喚しているようです』
『よし!今すぐその球体を破壊するぞ!魔物が消滅後B班はA班と協力しキングミダスに総攻撃をかけろ』
『了解!』

「ぼくも戦います!」

「ハヤテさんそのケガでかい?」

「はい!ぼくはアーたんを助けたい!この命にかけても!」

「さすがはハヤテさんそういうと思いましたよ」

そういうとリーダーは荷物を取り出す

「これを使ってください」

「これは?」

「これは霊刀『氷河』鷺ノ宮家から盗んできた強力な氷の力を持った霊刀です
持ち主の心を凍らせ、肉体を氷像にしてしまう危険なものですがあなたのような心暖かい人間なら凍らされることはありません」

ハヤテは迷わず氷河を受け取る

「ありがとうございます」

「いきなさいハヤテさん!今こそ奴を倒し、奴に奪われた黄金の日々を取り戻すのだ!他の誰でもない彼女が愛する君自身の手で!」

「うおおおおーーー!!!」

『こ、小僧…』

「返してもらうぞ…!その人を」

『小賢しい!死ぬ!』

接近するハヤテにキングミダスは右腕を振り下ろそうとするが

『ぐぅ…!?』

駆けつけたB班の一斉攻撃に怯む

『くっ!こいつらどこまでも邪魔を!』

必死に振り払おうにも粘り強く抵抗するアーたん救い隊の隊員たち

「ええーいこれでもくらえ!」

複数の剣を上空に浮かべハヤテに飛ばす力出そうとするがキングミダスの頭上にリーダーが会心の一撃を炸裂し、それを止める

「「「リーダー!」」」

「さあ」
「いまのうちに」
「キングミダスを」
「倒すのだ」

「いけ…天王州アテネの愛する者よ」

「いくぞキングミダス!」

ハヤテは全力で突っこみさらに連続斬りでキングミダスを切り刻む
その猛攻に死にかけになったキングミダスが最後の力で攻撃が放たれ、ハヤテは大きなダメージを負ったが怯まず攻撃しアテネを

「アーたん!」

見事助け出した

「やったぞ!アテネさんは救い出された!」
「さすがハヤテさん!アテネさんの想い人!」
「ヒロインの危機を命懸けで助ける主人公…やっぱり王道はいいわ!」
「アテネさんは無事なのか?」

隊員の一人が目が覚めないアテネを心配するが

「大丈夫です。気を失っているだけです」

「そうか…ならハヤテさんやることは一つだね」

「やることは?」

「そりゃ…もちろんキスでしょ。眠りから覚めないお姫様を王子様がキスして目覚める。あの」

「ちょ//」

赤面するハヤテ

「さあやりたまえハヤテくん!これは君しかできないことだ!」

みんなハヤテのキスを待ち望んでいた
美希たちと違ってからかう気はないが、

(うっ、恥ずかしいけど…この人たちは僕とアーたんのためこんなにボロボロになるまでがんばったんだ)

みんなは空気をよんで静かにハヤテのキスを待っている

「アーたん…」チュ

「…ハ…ハヤテ」

「目が覚めたアーたん」

「私…助かったの?キンクミダスは!?」

「消滅したよ…この人たちが手を貸してくれたんだ」

「あなたがたは?」

「我らは『アーたんを救い隊』あなたとハヤテさんの幸せを願う人達の集まりですぞ」

「そ、そう…ありがとうございます…あなた方のおかげで私もハヤテも助かりました。なんとお礼をいっていいか」

「気にしないでください。私たちは自ら望んでやったことですから」

「そうですよ♪くう〜二人が無事でよかった犯罪に手を染めたかいがあったぜ」

「えっあの…犯罪って」

その言葉にハヤテが驚き、質問する

「我らの多くはタフさ以外は特殊な点はなくあのような化物相手では普通ではダメージさえ与えられない」
「そこで全国各地から霊剣や神剣などを手に入れるため盗みや盗掘したのです」

「そ、そんな…僕たちを助けるためそんなことまで」

「いいのです…あなた方が幸せになることが我らの望み!それが『アーたんを救い隊』なのです」

見事な志である。迷いは一点もなく
ハヤテとアテネは自分たちを救うためこんないい人たちが犯罪に手を染めてしまったことを申し訳なく思った

「さあせっかくのハッピーエンドですそんな落ち込んだ顔しないで」
「そうですよ。ようやく諸悪の根元キンクミダスがいなくなったのです。もっとうれしそうな顔をして」

「で、でも」

「そうだ。胴上げしませんか二人のこれからの幸せに」

「いいすね〜」

「やろうやろう!」

「えっ、ちょ」

「女性メンバーはアテネさんをやってください」

「「わかりました」」

「ま、待ちなさいあなたたち…キャア!」

「「「キンクミダス消滅万歳!」」」

「「「二人のハッピーエンドにバンザーイ」」」

「わあ!」

「キャア!」

こんな大勢の人達に祝福されたのは初めてだ…この人たちの気持ちに答えるためにもアーたんを幸せにする!
もうぼくは二度と過去の過ち犯さない

なんなのでしょうこの人たちは私に誰一人悪意やよからぬ企み感じられません
心から私とハヤテの幸せを願っている。今まで私の周りには敵ばかりでした
まさかこんな人達が存在していたなんて…夢のようですわ



(……あまりの出来事で言葉が出ません)

救助後忘れられている伊澄そして

(なんなのよ…人が空飛ばされてまで怖い思いしてまでここまできたのに全て解決していて完全に二人の祝福モードじゃない)

出番が完全になくなったうえ、場にはいりこみにくい宴会ムードにヒナギクはトボトボ帰っていた



宴会は朝まで続いた
その最中ハヤテはこの人たちにアテネがいかに自分のことを大切を思っていたか好きでいてくれたか愛しているかを教えられさすがの鈍感なハヤテもアテネと両想いだった気づかされる
中には原作で語られなかった事実とかまでアテネはかなり恥ずかしいそうだったが事実であるため強く否定できなかった
そしてハヤテはリーダーにクギを刺される。アテネはハヤテの幸せを願って自分の気持ちを抑え身を引く可能性があることを
そしてハヤテは決める
アテネとずっと人生を共にすることを

「アーたん僕は君が好きだ!
この世で誰よりも愛してるだから僕を執事に…いや人生のパートナーにしてよ」

「…ハヤテ私でほんとにいいの?」

「当たり前だよ!こんなに僕のこと思ってくれているアーたん以外考えられないよ
今まで君には守られぱなしだったから今度僕が君を守り続ける」

「ハヤテ…私も…私もハヤテ大好き!ずっといいたかった…会いたかった…触れ合いたかった……ずっと一緒にいたかった…」

「アーたんこれからはずっと一緒だよ」

「ええ、ハヤテ私も」

パチパチパチ

メンバーのみんなは惜しみない拍手を送った

(うう…うう…よかったほんとよかった)
(ああこれでこの二人は大丈夫だな)
(うんうん二人の幸せも見れたし安心して自首できる)

二人はそのあと今までのことをイクサのことやナギのことなど話した
ここでナギの問題がでた
財産を捨ててまで石を破壊したナギ
以前のアテネなら身をひくとこだろうが
ハヤテの告白、そして犯罪に手を染めてまで助けにきた人々
職を失ったもの。借金を抱えたもの。戦いで身体障害者になった者。さまざまだ
この人たちは私達の幸せを望んでここまでがんばったのだ
そんな人達の気持ちを無碍にはできなかった


そこでアテネはナギを自分の別荘に住まわせる提案を思いついた
自首していた人達の罪を軽くするためがんばったり、残った人達を雇ったり、住まわせたり

「アテネさんの命狙うクズどもはどうする?」

「そうだな、そいつ等がいる限り完全に安全だとはいえないな」

「そうなら私にまかせてもらいたい」

隊員の中にはなんと十神グループの幹部がいた
天王州は世界を統べる一族の十神家と手を組むことに
これによりアテネが優しいことをいいことに何度もアテネの命狙う奴らはいなくなった
なぜなら十神家は容赦なくそんな連中をつぶすからだ
アテネの命を狙っていたクズどもは一人残らず破滅した


2つの強力な財閥が手を組んだことによりもはや敵なしにレベルに
だが世の中そんなうまくいくことばかりではなくナギはもう反対していたし反発していた
ハヤテとアテネと婚約したことが許せないらしい
マリアによりクリスマスの誤解もとけたし、いろいろあったが少しずつ仲は改善しつつある
それにやはりネットやゲームのない生活は未練があるので不本意ではあるらしいがナギはアテネの別荘に住んでいる。マリアも

月日は流れて

「ハヤテ…私いまとっても幸せ…」

「ぼくもだよアーたん最高に幸せだ」

「ねえハヤテ…もう一回///」

「いいですとも(o^∀^o)」

「キャ///」

二人はいつまでも幸せに12人の子供にも恵まれ末永く暮らしましたとさ


めでたしめでたし

あとがき
途中から手抜きぎみに文がうまく書けなくて…
書き忘れあるかも
ほんとは昨日こっちを投稿するつもりだったが、あの魚がおもしろすぎてそっち優先に
いまだに思うけど三千院家の財産意外に少ない何兆円
私はもっとあるかっと思っていました
だって幽遊白書の垂金が66兆2000億なのにそれ以下とは
せめて左京くらいは
今日も今週のハヤテのごとく三回立ち読みした
あの魚おもしろいもん
あの体の中に別の口や目があるとことかも
かみのみ終わってしまった…なぜハクアがなぜ最終回に出なかった
カユラってダンガンロンパの霧切さんと同じ声の人なんだよね
FF音楽ゲームかいてえー!
私眠いです
スランプです文がうまく書けません
いっそ一番文がしっかりしていた『救いたい過去』か『走れ瀬川泉』過去作でものせるべきか
携帯の無料通話に限りがあるから基本感想の返事や読者はスーパーのデイエスステーションからやってます

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Re: アーたんを救え!バージョン2(一話完結) ( No.1 )
日時: 2014/05/18 22:05
名前: デス

どうもデス、氷結さん。アーたんを救え!バージョン2読ませていただきました。

この短編を読んでみて思ったことは多々あるのですが何よりも先ず、



私も『アーたんを救い隊』に入れてくれ、マジで(切実)。

ハヤアテをこよなく愛する私にとって、素晴らしい一団です。単純にアーたん個人を愛する訳ではなく、長年お互いを思い合ったハヤテとアーたん、二人の愛の成就を願う一団………

君達とは良い酒が呑めそうだよ……

私もこの戦いに参加したかった。家にある金属バットとシャベルと修学旅行で買った木刀(洞爺湖という文字が刻んである奴)を持って馳せ参じるのに。


ということで『アーたんを救い隊』のインパクトが強烈でした(笑)。これからも執筆頑張ってください!
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Re: アーたんを救え!バージョン2(一話完結) ( No.2 )
日時: 2014/08/20 13:35
名前: 氷結アイスブリザード

こんにちはデスさん
感想ありがとうございます!
返事がおくれてすいません
ハヤアテいいですよね♪
デスさんもアーたん救い隊ですよ♪
ハヤアテはいいのう〜
ひなゆめにもいい話がたくさん眠ってます
掲示板こわれているけど…
それではまた
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