【
この作品のあらすじ
】
トップページ
> 記事閲覧
生徒会長の狂気(一話完結)
日時: 2014/04/23 02:01
名前:
氷結アイスブリザード
参照:
http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/
この話は二年半以上前の過去作です
『突如現れた少女』よりさらに古いです
でも文章能力が低下する前なので最近のと比べるとわりとしっかりしてます
銀髪のヒナギク(片翼のヒナギク)と関係ありません。なので続編ではありません
今回の話はFF7のあるシーンを白皇でやりました
白皇学院の時計台
その最上階には生徒会室がある。そして、その部屋に続く廊下に一人の男が死んでいた
その男はマキナ。日本の財閥、この白皇学院の理事の一人でもある天王州アテネの執事だ
うつぶせに倒れており、背中には3m以上の長さを持つ長剣を墓標のように突き立てられていた
その傷口から出血しているおびただしい量の血は下のカーペットを真紅に染めていた
「マキナ!!」
マキナの死体を見て驚きの声をあげた女性がいた
その女性の名は天王州アテネ。マキナの主である
普段冷静な彼女もこの状況では無理だった
それだけマキナの死が衝撃的だったからだろう
「……ヒナギク」
「ヒナギクがやったのね…」
そう。マキナの死体に刺さっているのはあのヒナギクの愛刀【正宗】だったのだ
「…桂ヒナギク……生徒会…剣道部………みんな…」
「みんな大嫌い!!!」
アテネは感情を爆発させ、マキナに刺さっていた正宗を手にとり、生徒会室に入っていった
そして、その様子を見た者が一人。その者もまたアテネのように生徒会室に入っていくのだった
「母さん会いに来たよ
この扉を開けておくれ」
謎のセリフを言いながら両手を広げ、生徒会室の隣の部屋に入ろうとしているヒナギク
「よくもマキナを!白皇のみんなを!!」
怒りと憎しみに身を任せ、両手に持つ正宗でヒナギクに斬りかかる
だがその刃はヒナギクに届かなかった
普段の冷静さを失い力まかせに斬りかかったため単調すぎたのだ
その攻撃は完全にヒナギクに読まれ受け止められた
そして、正宗は奪い取られ
ズシャーーー
上から振り下ろされた
アテネはヒナギクに斬られ、床に崩れ落ちたその時、この部屋に入ってきた者がいた
虎鉄だ
ヒナギクはそんな虎鉄に気に止めず、アテネを斬りつけた正宗を右手に持ちながら、隣の部屋に入っていった
あまりの光景に虎鉄は固まっていた。しかし、すぐ硬直状態をなくし、ヒナギクが入った隣の部屋に追いかけた
そして、そのあと金属同士がぶつかり合う音がしていたが、それも長く続かなかった
ヒナギクにはじき飛ばされた虎鉄が隣の部屋から飛ばされてきたのだ
虎鉄はそのままの受け身も取れず体を強打してしまい動かなくなった
そんな状況の生徒会室に誰かが走って入ってきた
その何者かは迷わず隣の部屋に向かい、崩壊している机に倒れている虎鉄の持つ剣を取り隣の部屋に入っていった
そして、両手を広げ怪しげなビーカの前に立ち、後ろを向いていたヒナギクをその持っている剣でおもいっきり刺した
ザシュゥゥー!
「ぐぅお……!だ、だれだ……」
「……アーたんを…ナギお嬢様を……白皇のみんなを返せ!!」
「あなたを尊敬していたのに…あこがれていたのに……」
ヒナギクの刺したその者はヒナギクの腹部から剣を引き抜き、ゆっくり後ずさりした
その者とは【綾崎ハヤテ】だったのだ
ハヤテは他の生徒同様ヒナギクに斬られたが運がよく極めて軽傷だった
そして、姿の見えないアテネのことが心配だったためヒナギクを追いかけて来ていたのだ
ハヤテの全身が震えている。もしかしたら泣いているかもしれない
もしそうでも無理はない
キレイで優しくて憧れていて、尊敬していた友人であるヒナギクが自分の最愛の人であるアテネを斬り、学園に火を放ち、同じ学園生徒達を次々と斬り殺したいったのだ
その中にはナギ以外にワタルや東宮がいた
その悲しみと絶望は壮絶なものだろう
だが、落ち込んでいる場合ではない
ヒナギクに斬られたアテネの元に行かなければならない
もしかしたら、まだ助かるかもしれない
ハヤテは部屋を出る前に最後に後ろを振り向いた
そこには腹部から血を流し、壁によりかかって倒れているヒナギクの姿があった
慌ててハヤテは部屋から出てアテネの元へ向かった
血を流し倒れているアテネをハヤテは軽々と抱きしめて壁によりかかせた
かすかだがまだ脈もあり呼吸もある。生きているようだ
暗く沈んでいたハヤテの心に希望の光が生まれた
アテネの美しい美貌を手で触れながらハヤテは決意する
絶対アーたんを死なせてたまるかと!!
ゴトッ
ハヤテが物音がする方に目をやるとそこには
「おまえごときに……」
憎悪、屈辱で歪んだ表情をしたヒナギクが隣室から出てきた
だが、さすがのヒナギクも腹部を剣で刺され、かなりまいっているようだ
そのまま険しく睨みつけているハヤテに構わずフラフラとしながらひきずったような足取りで生徒会室を出ていった
「綾崎……………………生徒会長に……とどめを………」
部屋の隅から聞こえてきた振り絞ったような、か細い声
それは虎鉄だった
虎鉄は動かない自分の体を振り絞ってハヤテに望みを託したのだ
たしかにあのヒナギクをこのまま逃がすのは危険だ
ハヤテは急いでヒナギクを後追った
ヨロヨロとエレベーターに向かうヒナギク
廊下にはヒナギクの腹部から出た血がポタポタと落ちていった
「ヒナギク!!」
怒気のこもった声を出したのはハヤテだ
ヒナギクは一瞬、歩を止め視線を後ろに向けた
再び歩き出そうとしたヒナギクにハヤテは向かうが
ズドゥーー
3m以上の長さを誇るヒナギクの正宗に胸を刺された
「…図にのるな」
ハヤテの体はヒナギクの正宗に貫通させられ背中からさは剣が生えていた
そして、そのまま上に持ち上げられた
もうヒナギクを止める者は存在しない白皇はもうおしまいだと思われた
ガシィー
「な、なにー!!」
ヒナギクが驚くのも当然だ
完全に胸を突き刺し、殺したと思っていたハヤテが自分の剣をつかんできたのだ
さらに空中持ち上げていたハヤテの体が自分の力に反発し、地面に着地したのだ
ヒナギクは突出に剣を引き抜こうとしたが
「バ、バカな!!」
抜けない!抜けないないのだ!死んでいた少なくとも死にかけていた人間にこんな力が残っているハズがない!
ヒナギクは信じられなかった
そして、逆に自分が体が持ち上げられ、ヒナギクは時計台の最上階から持っていた正宗もの投げ出された
ハヤテも意識を失い倒れた
あとがき
クラウド役をハヤテ、ティファ役をアーたん、セフィロス役は当然同じ名前の武器を使うヒナギク
ザックスは虎鉄。死んでいる人(ティファパパ)はマキナにしました。
この話は東宮バージョンもあるので携帯の画像メモに残っているので機会があったらのせるかも
以前はよくファイナルファンタジーのネタを使った作品を投稿していたな私
まだひなたのゆめにいくつか残っていると思うけど
虎鉄「なあ、おまえミッドガルについたらどうする」
虎鉄「友達だろ」
虎鉄「ハヤテ逃げろ!」
[メンテ]
[管理人へ通報]
←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Page:
1
|
題名
スレッドをトップへソート
名前
URL
パスワード
(記事メンテ時に使用)
文章チェック
ミスがあったら教えてほしい
ミスを見つけてもスルーしてほしい
コメント
クッキー保存