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十年ぶりの遭遇…そして…更新停止
日時: 2014/04/18 00:33
名前:
氷結アイスブリザード
参照:
http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/
この話はダンガンロンパとのクロス作品です
オリキャラは一切出ません
一部原作と違う設定あります
例 ハヤテとルカが同じ中学出身だったとか
第一話『絶望のゲーム』
ハヤテは今日から高校一年生。今日はその高校の入学式である
「着いた。ここが希望久峰学園か」
ハヤテは超高校級の不幸で学園にスカウトされた
あまりうれしくない理由だけど、この学園はエリート高だ。そんなすごい学校でやっていけるか不安だったが将来どこかに就職するためには間違いなく有利になると思いやってきた
そんな希望を抱きながらハヤテが門に足を踏み入れたが
「くっ…なんだ頭が朦朧と…し…て…」
ハヤテはそのまま気を失った
絶望の学園生活が始まったのだ
教室
「ん…ここは」
ハヤテが目を覚ました場所はどこかの教室だった
いつの間にか机の上で寝ていたらしい
「なんだ…これ、なんで窓が」
だが普通の教室と違う。全ての窓をが封鎖されていたのだ
ハヤテは状況がわからないまま置かれたいたメモの通り体育館に向うことにした
体育館
ハヤテが扉を開けて入ると体育館には既に自分以外の生徒が集まっていた
「君遅かったじゃない。五分遅刻よ。十分前行動学校で学ばなかったの」
超高校級の生徒会長 桂ヒナギク
「にはは、君も新入生」
超高校級のせいへ…おバカさん 瀬川泉
「これで全員かな?」
超高校級の普通 西沢歩
「君も教室で目覚めたの?」
超高校級のプログラマー 不二崎ちひろ
小柄でかわいらしい顔をしている。小動物のようにおとなしい少女だ
「うん。そうなんだ」
「ふん!おまえもか」
超高校級のヒキコモリ 三千院ナギ
「ここにいる全員みたいだな」
超高校級の電車マニア 瀬川虎鉄
泉とは赤の他人です。ちなみにまだホモではありません
「ほんと不思議ですね」
超高校級の霊能者 鷺ノ宮伊澄
「てっか、いつ始まんだ」
超高校級の暴走族 大和田もんど
あきらかに不良のような髪型と雰囲気を出している男
「まあそのうち始まるでしょう」
超高校級のギャンブラー セレスティア・ルーデンベルク
ゴスロリ服着ていて特徴的な髪型をしていて、西洋人形のように美しい少女だ
「早く同人誌買いに行きたい」
剣野カユラ 超高校級のオタク
「え〜と」
どこか普通の人達と違う雰囲気放つ(一部除く)人達を目にして一般市民のハヤテは戸惑いキョロキョロする
そんな時、一人の少女と目が合う
「ひぃ!こ、こっち見てる…」
「えっ」
超高校級の文学少女 腐川冬子
眼鏡をしていて三つ編みをしている少女だ
「ど、どうせ私がブスだから見ているんでしょ…そうでしょ」
別に不細工でもないのにどうやら相当被害妄想がひどいようだ
「フン目障りなやつだ」
「ひぃ!」
そんな腐川を見下す男がいた
超高校の御曹子 十神白夜
眼鏡をしていてイケメンで人を見下したような雰囲気をしている
「なに見ている?」
「な、なんでもないよ」
気まずくて慌てて視線を逸らすハヤテ
そこで目に入ったのは
「!?」
黒ドレス姿で美しい金髪で縦ロールで見事なバストをした美しい少女
それは十年前悲しい別れをしたハヤテの元恋人
天王州アテネだった
超高校級の??? 天王州アテネ
「…あっ……」
ようやく会えたのに言葉がうまく出ないハヤテ
謝りたいこと伝えたいことがあるのに…あまりにも衝撃的で思考が回らない
「あっ、綾崎くんだ」
「え………あ…水連寺…さん」
そんなハヤテに気安く声をかける者がいた
それは
「よかった〜知っている人がいて」
超高校級のアイドル 水連寺ルカだった
「えっ、水連寺さん僕の事知っているの?」
「当然だよ同じ中学だもん」
「そうだけど水連寺さんみたいなすごい人が僕みたいな目立たない奴なんて覚えているわけないと思って」
アテネの事が気になるハヤテだが、声をかけられたからにはちゃんと対応しないといけないと思いルカと会話する
「ひどーい!私そんな薄情な人に見えるの」
「す、すいません…そんなことありませんよ水連寺さん」
「ルカでいいよ水連寺さんなんて言いにくいでしょ」
「で、でも」
「いいの。作者もめんどくさいみたいだし」
「そ、そうですか…」
「おい、いつまでじゃれ合っている」
話の途中で十神が割り込んできた
「妙だと想わんか?俺たちをここに集めておいて姿を現さない学校の職員、鉄板で塞がれた窓とドア、職員どころかここにいる生徒以外誰も見かけない」
「そ、そういえば」
この学園はおかしい
。そうハヤテが不安になったそのとき
『あーマイクテストマイクテスト。おまえらおはようございます!』
全員が教卓に目を向けるとそこには
「えっ…ぬ、ぬいぐるみ」
「ぬいぐるみじゃないよモノクマだよ!」
「うわあ!しゃべった!」
半分シロクマで半分凶悪そうなクマのようなぬいぐるみみたいなのがいて、少し前のドラえ○んの声をしていた(同じ声優です)
「モノクマだよ。これでもおまえらの学園長なんですけど」
「学園長」
「そうだよ。この希望久峰学園の学園長さ」
その言葉に多くの生徒が驚き隠せない
「おまえが学園長か。なら私はおまえに言いたいことがある」
「へ〜言ってみて」
そんな中、ナギがモノクマに話しかける
「なんで私が超高校級のヒキコモリなのだぁぁぁ!!!」
ナギの魂の叫びにハヤテ含む大勢がずっこけた
「うぷぷ…それは君がものすごいヒキコモリだからだよ」
笑いながら律儀に答えるモノクマ
「ふざけるなぁぁぁぁ!!!私はヒキコモリではなーい!!もっと私にふさわしい肩書きがあるだろう!超高校級のお金持ちとかお嬢様とか!」
「お金持ちは世界を統べる一族である十神くんの方が上だし、お嬢様は君より天王州さんの方が合いそうじゃない
それに君ほど超高校級のヒキコモリが似合う存在はいないよ!」
「なんだと!」
「うぷぷぷ!君、学校行きたくない理由で飛び級したんでしょ。そんな理由で飛び級する奴なんて世界中…いや宇宙中探したって君しかいないよ!ぶっひゃひゃひゃひゃひゃ!」
そのしょうもない事実にさすがの十神やセレス、アテネさえも呆れた表情を浮かべていた
「ぐぐっ……」
ナギが言い返そうにも言い返せず悔しそうに拳を握り締め、モノクマを睨みつけていた
「さてさて、これからおまえらにはここで一生共同生活をしてもらいます」
「な、なんだってー!」
「じゃあ、ここから出られないの!」
「まさかあの鉄板はオレたちを出さないための…」
「そう、だから泣いたって騒いだって助けは来ないんだよ」
「だとしたら困りましたわね。ここで一生暮らすなんてできません」
モノクマの言葉に冷静に指摘するセレス
「そんな人達のためにあるルールを設けました」
「ルールだと?」
不機嫌そうにいう十神
「殺し方は問いません。とう!」
教卓から飛び降り、生徒たちの前に着地するモノクマ
「誰かを殺した生徒だけがここから出られるそれだけの簡単なルールなのです」
「絞殺、惨殺、刺殺、焼殺、撲殺、銃殺、呪殺…」
「うぷぷ…こんなスリル鮭や人間を襲う程度じゃ得られませんな〜」
残酷な事言い続けるモノクマ
当然そんなモノクマに不満を生徒たちはぶつける
「どうして私達が殺しあわなければならないのよ!」
「そうだそうだ早く家に帰せ!」
「ガッカリ?ガッカリってなんだよ!いいかこれからこの学園がおまえらの家であり社会なんだ
心配しなくてもおまえらに生活の不自由はさせないよ!だから好きなだけ殺って殺ってやりまくちゃえ!」
生徒たちの真ん中を楽しげに歩くモノクマ
その目の前に暴走族の大和田が立ちふさがり、しゃがんでモノクマにガンくれる
「殺し合いをしろだ?てめーの悪ふざけは笑えねえーぞ!」
「悪ふざけ?それって君の髪型のこと?」
その言葉に大和田はブチ切れモノクマを掴み取り、上に持ち上げる
「上等だ!ぬいぐるみだかロボットだか知らねーがバキバキにひぬりつぶしてやる!」
「ギャアアアー!学園長への暴力は校則違反だよ!」
プープー
モノクマからサイレンが鳴り響く
「なんだこの音?」
「危ない!早くそれを投げて!」
危機を感じたのかアテネが叫ぶ
「なんだー」
「いいから早く!」
「ちっ!」ブン
ドカーン
「なっ」
「爆発しやがった」
「ねえ…あのぬいぐるみ死んだの?」
不二崎がそうつぶやいたていたが
「ぬいぐるみじゃなくてモノクマ」
「うわあ!また出た」
再び教卓からモノクマが飛び出してきた
「いいか!今回は忠告だけですませたけど今度やったら、さっきみたいなスリリングなおしおきしてやるからな!
それじゃみなさんまた会いましょう」
そう言い残しモノクマは教卓の中に消えていった
その後、みんなで学園を調べようということになったが十神は拒否し、そんな十神を大和田が問い詰めるが十神にプランクトンと毒舌を吐かれ、荒れそうになったがヒナギクが場を沈めた
ハヤテはアテネに話しかけようとしたがいつの間にかいなくなっており、ルカと学園を調べることにした
ズガガーン
「鷺ノ宮さんどう?」
「ダメですね。どうやら物理的攻撃だけでなく術などの攻撃に耐えられるよう作られているようです」
二階に行ける階段前に降りているシャッターをヒナギクと伊澄がこわそうとしていたが傷一つつかなかった
他の生徒たちも出口を探したり、手がかりを探したりしたが見つからず、わかったことはどの部屋も監視カメラがあることぐらいだった
その後、セレスの提案で夜時間は出歩かないよう口約束をしてわかれた
夜時間 ハヤテの部屋
「くっそー!なんなんだよ!この学園は!殺し合いをしろなんてふざけているにもほどがあるよ!」
学園長のことモノクマの言葉を思い出しハヤテは頭にきていた
「でも気にすることないか。あんな言葉本気にする人なんてきっといないはずだ」
ハヤテはベッドに寝転がり溜め息を吐く
「最悪な1日だったけど、アーたんに会えた事はうれしかったな」
でも彼女は僕の事どう思っているだろうか?
十年前あんなひどい別れ方をして、あの時正しかったのは彼女で間違っていたのは僕だ
僕が裏切った。傷つけた
彼女は僕のこと覚えているだろうか?もし覚えていても恨んでいるかもしれない
「………」
仮にそうだとしても僕は伝えないといけない
十年前言えなかった言葉を
アテネの部屋
「……ハヤテ…」
アテネは布団をかぶり、せつなそうに人差し指をかんでいた
みんなの前では平然なふりをしていたが、やはりアテネはハヤテに会えてうれしかったようだ
布団をかぶったなのは監視カメラに映らないにするためだ
そのころハヤテは
「でもアーたんの超高校の能力って一体何なのかな?」
超高校級の剣士?
う〜んたぶん違うな
超高校級の魔法使い
これも違う
それにしてもアーたんすごくキレイになってたな
それに驚くほど胸も大きく…
「はっ!まさか!」
アーたんは…
「超高校級の美巨乳…」
いや、そんなバカな!たしかにあの胸は今まで見てきた中で一番美しくて、でかくて形のいいすばらしいおっぱいだけど…
まさかそんな理由で希望久峰学園に選ばれるなんてことは…
「……でも普通やヒキコモリって選ばれた人がいるくらいだしありえなくもないか…」
こうしてハヤテがモンモンとしている間に絶望の学園生活1日目が終わった
三日目
食堂
ハヤテたちは集まっていた
「もうここから出られないのかな…助けも来ないのかな…」
「大丈夫だよ不二崎さん助けは来るんだし」
泣き出す不二崎に西沢が元気づける
「だってあれから三日もたっているんだよ。警察だって動くに決まっているよ」
「アッハハハハハー!」
その優しさをぶっ壊すかのようにバカ笑いを出したのはいつの間にかイスに腰掛けているモノクマだった
「警察だって?警察なんてあてにしてるの?
てゆーかさ、そんなに出たいなら殺しちゃえばいいじゃん!」
「「「………」」」
「はぁ〜おまえらってゆとり世代のわりにはガッツあるんだねえ〜
でも僕的にはちょっと退屈です」
「何を言われても僕たちは殺したりなんか」
ハヤテがモノクマを睨みつけながらいうが、モノクマがポンと手を叩き
「わかった!場所も人も環境もミステリー要素も揃っているのにどうして殺人が起きないのかと思ったら、そうか〜足りないものが人あったね」
「足りないものって何だよ!」
虎鉄が言う
「ずばり動機だよ!というわけである物を試聴科室に用意しました!」
恍惚な表情を浮かべながら楽しげに微笑むモノクマ
その様子は興奮して震えているようだ
視聴料室
ハヤテは置いてあったDVDをパソコンに入れるとそこには自分の家の部屋と兄と祖母が映っており応援のメッセージを告げていた
しかし、ノイズが入ってその後ハヤテが目のしたのは
「なっ…」
部屋中荒れ果てており、カーテンやソファーなどズタズタに切り裂かれた後の光景だった
「出ないと…ここから…はやく出ないと……」
さすがのハヤテも顔を青ざめ動揺する
それは自分だけでなく他のほとんどの生徒たちもそうだったようだ
しかし
「あ…あ…あ…いやあああああー!!ウソ……はやくここから出ないと…」
「ルカさん!」
ルカが自分以上顔を青ざめ取り乱していた
「…どうして…こんなことになっちゃったの…殺すとか殺されるとかもうそんなの耐えられない…」
「…ルカさん」
『うぷぷぷ…ぷ』
その時、試聴科室のモニターにモノクマが映し出され笑いをあげる
「あなたは何者なの?どうしてこんなことするの?あなたは私達に何をさせたいの?」
こんな状況でも冷静な判断力を失わず美しい容貌を崩さず毅然とした態度でたずねるアテネ
「おまえらにさせたいこと…ああ、それはねえ〜」
「絶望
それだけだよ♪」
「いやあああー!!」
そのモノクマの言葉に精神が限界きてしまったルカが部屋を飛び出す
「ルカさん!」
その状態を心配し、ハヤテはルカを追いかけ、手をつかむ
「いやあー!離して!」
「みんなで協力すれば脱出できるよ」
「ウソ!」
「もしかしたら、その前に助けがくるかも」
「助けなんて来ないじゃない!」
ルカの今の形相は普段とはかけ離れた険しいものだった
「僕たちが君をここから出して見せる!どんなことをしても絶対に!」
「うっ…うぅ…うわあああーん!」
その言葉を最後にルカはハヤテに抱きつき泣き出す
『ウフフフフ…ワッハハハ!アハハハハハ!イッヒヒヒヒ!グフッグフフ!アハハハ!イヒヒヒ、ヒヒヒヒ!』
視聴料室でいつまでもモノクマの不気味な笑いが響いた
その日の夜
ハヤテの部屋
「クソっ!」
ハヤテはモノクマの卑劣な行為に腹をたてていた
そして気分を落ち着かせようとシャワー室に入ろうとするが扉が開かない
「ああ、そこのドアね建て付けが悪くて普通のやり方じゃ開かないんだよ」
「うわあ!いつの間に!」
「カギ開いたままだったよ不用心だね〜」
ハヤテの後ろにはいつの間にかモノクマがいた
「それにしても君の部屋だけ建て付けが悪いなんてさすが超高校級の不幸は伊達じゃないね」
「ほっとけよ!」
「上に押し上げながらひねると開くよ」
「あっ、ほんとだ開く」
「あとついでに言っておくと女子の部屋のシャワー室はカギがかかるからそれじゃ〜」
そういうとモノクマはいなくなった
その後チャイムが鳴り出てみると
「綾崎くん…」
「ルカさんどうしたの?」
「実は…」
ルカの話によると誰かが自分の部屋のドアを開けようとしていて怖いそうだ
優しいハヤテは一晩お互いの部屋を交換することにした
もちろんシャワー室のドアの事も伝えた
次の日
「おはようみんな」
「おはよう綾崎くん」
食堂ではヒナギクや不二崎などの規則正しい面々がいた
それから少しずついろんな人が集まってきたがルカがいつまでも現れなかった
あの自堕落なナギより遅いなんておかしい
ハヤテは心配になってルカを泊めた自分の部屋に向かった
そこは
「なんだよ…これ」
荒れ果てた部屋だった
部屋中傷だらけだったし、部屋に飾られていた模擬刀が床に落ちていた
ハヤテがシャワー室を見るとそこには
「うわあああーーー!!!」
血まみれに倒れている水連寺ルカの姿があった
「どうしたの綾崎くん!」
「ハヤテどうかしたの!」
その声を聞きつけたヒナギクとアテネがやってきたが
「キャアアアーー!!」
「っ!?」
ルカの死体に驚き隠せない
『ピンポンパンポーン♪死体が発見されました』
モノクマの死体発見アナウンスが学校中に鳴り響いたのだ
体育館
生徒たちはモノクマによって集まるよう言われてきたのだ
ハヤテは不満があったが
「ヤッホー!ついに念願の殺人起きたね!ボクはウキウキのワクワクだよ♪」
「ふざけるな!お前がルカさんを殺したんだろう!」
憤慨するハヤテ
「失礼なボクはそんなことやってないよ〜やったのはお前らの中の誰かだよ」
「そんなわけないじゃない!」
「そうだそうだ!」
「いいや殺したのはお前らの中の誰かだよ」
「お前らの中の誰かが卒業のために水連寺さんを殺した。別に悪いことじゃないよ」
「おい。だとしたらその殺した奴はここから卒業できるのか」
「そんなの大甘だよデビル甘だよむしろ本番これからじゃん」
「人を殺したクロはそれを誰かにバレてはいけないその事をいっておられるのですね」
十神に続いて質問したのはセレスだった
「そう、ただ殺すだけじゃだめなの
誰かにバレないよう殺さなければいけないの」
「完全犯罪を成立させろということですわね」
「なので死体が発見されてから一定時間後に学級裁判をやってもらいます」
「学級裁判」
「学級裁判では誰がクロかをおまえに議論してもらいます。そこで導き出された答えが正解なら秩序乱したクロだけがおしおきされます
もし間違ってしまった場合逆に残ったシロ全員がおしおきさろます」
「おしおきって何?」
カユラがたずねる
「ああ、ぶっちゃけると処刑だね
「処刑ってなんのこと?」
ビクビクしながら不二崎が聞く
「処刑は処刑だよ!電気ビリビリ、毒ガスでモクモク、ハリケーンなんちゃらで体がバラけちゃうてやつだよ!」
その言葉に大勢がゾッとする
「犯人を外せば私達みんなが処刑される…」
「いいね〜さりげなく自分が犯人じゃないと発言グッド!かしこいチンパンジーだね!」
ヒナギクの発言に楽しげにモノクマは言う
「ふざけるな!どうして私達が犯人当てなんてしなければならないのだ!」
モノクマの言動に憤怒するナギ
「どうして?」
「どうしてじゃない!何が学級裁判だ!私はそんなもの参加などせん!」
「そんな身勝手な!」
「身勝手なのはどっちだ!私は関係ない!殺し合いなど知ったことか!私は早く帰ってゲームとマンガとネットがしたい!」
ナギは相当苛立っていた
ネットもゲームもマンガもない生活にナギはストレスがたまりぱなしだった
重度のネット中毒であるナギは半狂乱ぎみになっており、完全に冷静さを失っていた
そんなナギを挑発するかのようにモノクマは教卓から飛び降りナギの前にトテトテと歩き出した
「どうしてもやりたいならボクを倒してからにしろ!」
そんなモノクマを迷いなくナギは踏んづけた
「どうだこれで満足か!」
ナギは勝ち誇った表情を浮かべるが
「そっちこそ」
「はっ?」
「学園長ごとくモノクマへの暴力を禁ずる校則違反だと言ったはずだよね」
モノクマのその発言と共にサイレンが鳴り響き
「召喚魔法発動する!助けてグングニルの槍!」
グサグサ
どこかともなく複数の槍が降り注ぎナギの体を貫いた
「えっ…ウソだろ……この……私………が…」
「…血が」
槍が一気に引き抜かれ絶命したナギの体から大量の血に吹き出し、それを見て腐川は気絶した
「うわああー!!」
ナギの変わり果てた姿に多くの生徒が悲鳴を上げ顔を青ざめる
「そ、そんな…」
「ウソだろ…」
「関係ないところではできるだけ死人は出さないようにと思っていたんだけど…やっぱり見せしめは必要だったんだね」
不二崎と虎鉄の言葉に教卓によじ登りながらモノクマは淡々と答えた
「僕は本気だよ」
そのモノクマに動揺する生徒たち
「じゃあ捜査をがんばってくださいね
ではのちほど学級裁判で会いましょう」
そう言い残しモノクマは教卓の中へと消えていった
「見せしめだって……そんなことで」
「少なくとも三千院ナギは犯人ではなかったということだ」
「では早速捜査を始めましょう
いつまでも死人の事を引きずっても仕方ありませんかものね」
「そんな言い方…」
「わたくしは忠告したはずですよ
どんなときでも適応力がないものから死んでいくのだと
自業自得ですわ」
セレスの発言にハヤテは不満げにいったが、セレスはニッコリと素敵な笑顔を浮かべた
「いくらなんでもあんまりだよ」
泉はそんなセレスに反発する
「今は誰が犯人なのか突き止めるのが先
そうでないと全員まとめて処刑されるだけよ」
アテネが現在自分達におかれた状況を指摘して落ち着かせた
カユラに言われ電子生徒手帳を開くとモノクマファイルという新しいページが増えていた
そこには水連寺ルカの死因や詳細が書かれていた
「ごらんなってください水連寺ルカさんが死亡現場は綾崎ハヤテの個室となっていますわ」
「あっ…」
「おい綾崎!てめーそういうことかよ」
「ちょっとまってくださいよ!違いますよ」
「何が違うんだ?」
「僕は一晩だけルカさんと部屋を交換していたんですよ彼女が怯えていたから」
「部屋を交換だ?」
「ウソぽいな」
「みんな僕を疑っているの」
「そうだおまえを疑うのが当然だろ」
「…あ…」
十神がきっぱり告げる
他のみんなもハヤテを疑惑や畏怖の目で見ていた
「違うと言うなら証明してみるんだな」
「そんな…」
「さあゲームを始めるぞ」
「十神くん!」
十神に続き、次々と体育館から出て行く
「私達も捜査開始よ」
「桂さん!」
(ぼくは犯人じゃないそれは僕とルカさんがよく知ってる
なんとかしないと…)
あまりの状況の悪さ苦悩するハヤテ
「ハヤテ、私は水連寺さんを殺したのはあなたじゃないと信じているわ」
「アーたん…」
けどただ一人ハヤテを信頼している者がいた
「だから安心して絶対あなたの無実私が証明してみせるから」
「ありがとうアーたん」
アテネの信頼と優しさで心が癒やされるハヤテ
こんな状況でも以前と変わらず接してくれるアテネの気持ちがとてもうれしかった
今まで両親の悪事のせいで兄と祖母以外信用してくれる人は誰もいなかった
家族以外ではアテネただ一人だけだった
(そうだ…なんとしても犯人を見つけなくちゃ!僕だけでなくみんなの命も懸かっているんだ!
ルカさんの無念を晴らすためにも!僕を信じてくれているアーたんの優しさに報いるためにも!)
ハヤテはそう決意し、捜査始めるのだった
あとがき
FFの音楽ゲーム買いてーよ!でも俺3DS持ってねえーよ!ちくしょーが!これが持たない者の苦しみか!
せめて以前みたいにハヤテのごとくにFFネタ出ねーかな
ひな祭り祭りの時みたいに白まどうしのマントつけたりとかさ
携帯の文字数制限により学級裁判まで書けなかった
文省いたりしたのに
書けなかった部分は次回に載せるかも
ハヤテとアテネ会話シーンとか
この話のハヤテ両親は夜逃げしていません
ルカやナギファンの方ごめんなさい
[メンテ]
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アテネとの再会と絶望の学園
( No.1 )
日時: 2014/04/20 00:01
名前:
氷結アイスブリザード
参照:
http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/
調査開始
ハヤテは体育館から出て調査を始めていた
「被害者は水連寺ルカ…」
死因は包丁の致命傷
右手首には打撃痕、手には金ぴんが付着
部屋には金ぴんの模造刀が落ちていた
ゴミ焼却炉
当番の十神にカギでシャッターを開けてもらい中に入る
そこにはワイシャツの燃えカスと水晶玉の破片
再び死体発見現場であるハヤテの部屋に戻って調べると
「Fe…」
死体の近くにFeというダイニングメッセージが
そのころアテネも捜査していた
部屋に置かれたメモ帳に目がつく
部屋を調べ終わり死体現場の部屋から退出する
「ここ…ハヤテの部屋のハズなのに水連寺さんのプレートがかかっている」
ルカの部屋
ハヤテはルカの部屋を調べていた
(僕が部屋を交換したせいでルカさんが死んだ…)
そこでハヤテはゴミ箱で見つけたルカ用のDVD発見し視聴料室で再生する
ナレーションはモノクマだった。その最後には地面に倒れているマネージャーやや他のスタッフたちの姿が
『わけあってこのアイドル事務所は解散しました。彼女がアイドルとして活躍することもスポットライトを浴びることも二度とありません
つまり水連寺ルカさんの帰る場所はもうどこになくなったのです』
「なっ」
『さて問題です。このアイドル事務所がこうなってしまった理由とは』
画面が暗くなり、そのあと浮かんできたのは
正解発表は卒業の後で
という文字だった
「なんだよこれ…ウソだろ…相手はアイドル事務所のスタッフたちだぞ!そんな人たちまで手をかけたというのか…」
ハヤテが驚愕している時
ピンポンパンポーンと予鈴のような音が放送流れた
『え〜ぼくも待ちくたびれたのでそろそろ始めちゃいますか!お待ちかねの学級裁判を!
ではでは学校一階にある赤い扉にお入りください』
「綾崎くん遅かったじゃないの
みんな待っていたのよ」
「ふん…怯えていたんでしょ自分の犯行を暴かれるのを」
「決めつけはよくないわよ腐川さん学級裁判まで待ちなさい」
(結局疑われているんだな)
ほとんどの者がハヤテに疑いの目を向けていた
アーたんを除けば完全に疑ってないのはヒナギクと伊澄くらいだった
「うぷぷ!みんなそろいましたね
そいつがおまえらを裁判場まで連れていってくれるよ。おまえらの運命を決める裁判場にね」
次々モノクマの開いたエレベーターの中に生徒たちが入っていく
その光景を不安そうに見つめるハヤテ
「ハヤテ…大丈夫よ私が絶対あなたを死なせたりなんかしませんから」
「う、うんありがとうアーたん。ぼくもがんばるよアーたんの命を守るためにも」
アテネの後を追いハヤテもエレベーターに入る
(ようやくアーたんと再会して和解できたんだ!こんなことろで処刑されてたまるか!)
ハヤテはこの学園に来てアテネと再会した後、和解していたのだ
二日前
『アーたん』
『………』
『僕のこと覚えているよね
僕だよ。綾崎ハヤテだよ』
『……ええ、覚えているわハヤテひさしぶりね』
『うん。十年ぶりだね
こんな所でアーたんに会えたことにも驚いたけど、すごくきれいになっててホントビックリしたよ』
『……ハヤテあなたまさか出会う女の子全員にそんなこと言って口説いて回っているんじゃないでしょうね?』
『ええ!?そ、そんな事ないよ!?』
『ほんとかしら…』
『ほ、本当だよ!?』
『まあいいですわ…たしかに桂さんやルカさんにそんな言葉をかけていませんでしたし…』
まあ、こんな監禁された状況で女性を口説くなどする普通の精神ならしないでしょうね。まして会ったこともない赤の他人ですし…とアテネは思った
ちなみにあの話のアテネはキングミダスに憑依されてません
『けど相変わらず苦労しているみたいね…超高校級の不幸とまで呼ばれているみたいだし』
『そうだね…両親は兄と僕を捨てて夜逃げ、さいわいおばあちゃんがぼくたちを引き取ってくれたけど、今も親の残した借金は僕と兄さんを苦しめている…』
『………そう…』
沈んだ表情を浮かべながらアテネは言う
『アーたん…あの時は本当にごめん!間違っていたのは僕で正しかったのは君だったのに!君は僕のために言ってくれたのに
それなのに…ぼくは…ぼくは……君にひどいことを…言ってしまって……ほんとごめん!ごめんね…』
ハヤテは頭を下げ、涙をポロポロと流す
長年後悔し続けていたのだろう。本人を目の前にして感情が抑えきれなくなったいた
『……いいのよハヤテ…私は別に怒っていませんから』
『アーたん…』
『それに私こそごめんなさい…ハヤテ
指輪のことで冷静さを失っていたとはいえ…あなたにあんなひどいこと言ってしまって…』
アテネもまたハヤテと同様後悔していたのだ
彼女もまた十年前の別れをずっと後悔し続けていた
ハヤテに言った言葉を
『そんなことないよ!元はといえば僕があの最低な両親に騙されたのが原因だし、それにそれだけ大事な指輪だったんでしょ
アーたんが怒るのも当たり前だよ』
俯き、悲しげな顔をしているアテネを元気づけるハヤテ
『…ハヤテ……』
『だからアーたんが謝ることはないんだよ』
『…私を許してくれるの…ハヤテ』
『許すも何も最初から恨んでないよ』
涙はまだ流れているがハヤテだが満面の笑みで浮かべていた
『相変わらず優しいのね…ハヤテ』
幼いころあったハヤテの優しさが今も失われていなかった事がとてもうれしくてアテネから曇った表情がなくなる
『アーたんほどじゃないよ
そういえばアーたんはどうやってあの城から脱出できたの』
『あのあと…』
言いかけた所でアテネが監視カメラの前ではまずいと気づき
『今はやめておきましょう
まずはここから出ることを考えましょう』
『!?うんそうだね』
ハヤテも今はまずいと気づき追求をやめる
『これはなかなか興味深い話を聞けましたわ』
だが物陰からその会話を聞いていた者が一人。そして
『なんだよ〜何打ち解け合ってるんだよあいつら!ここは長年の憎しみや恨みを爆発させ殺し合う展開だろ!
ちくしょーやりやがったな!とんだ茶番だよ!』
監視カメラの向こうでモノクマが悔しそうに暴れていたことをハヤテとアテネは知らない
(よし…いくぞ!)
ハヤテは回想をやめ、覚悟を決める
地下
「ようこそ!みなさん学級裁判場へ」
そこは16個の裁判席とルカとナギの遺影とモノクマが座る玉座があった
「なんで15人なのに16個あるんだ?」
「あと、二人の遺影も」
「特に理由はないよ。16人まで収容可能ってだけ、遺影は死んだからって仲間外れはかわいそうでしょ」
大和田と不二崎の言葉に平然とモノクマは答える
「では始めましょうか学級裁判」
【学級裁判開廷】
「始めるも何も犯人は綾崎しかいないだろ?そいつの部屋で死んでいたんだから」
虎鉄は言う
「だからといって僕は犯人じゃありませんよ!」
「そうですよ。決めつけはよくありませんよ」
伊澄はオロオロしながら言う
「じゃあまずは凶器について話しましょう
水連寺さんの死体に刺さっていた包丁あれがいつ持ち出されたのか」
どこまでも冷静にアテネは言う
「包丁って食堂にあった物だよね」
「綾崎が持ち出したんじゃねえーのか」
「違う僕じゃない!」
「たしかに包丁持ち出したのは綾崎くんじゃないと思うわ」
「桂さん」
ハヤテに助け舟出したのはヒナギクだった
「なんでなの?ヒナさん」
「なんでってあなたも夜一緒に食堂が閉鎖される時間まで私と一緒にいたじゃない」
ヒナギクはあきれ気味に西沢に答える
「あっ、そっか」
「あ、あなたたちなんで食堂で二人きりでいたのよ」
腐川がビクビクしながら言う
「あのね私一人が怖くてヒナさんて一緒にいてもらっていたんだ
ヒナさん強くてかっこいいし!たよりになりそうだから!」
「たよりにしてくれるのはうれしいけど…私も女の子だから強いって言われるのはちょっと…」
西沢の発言に複雑なヒナギクだったが
「みんななによその目は」
(クルミを素手割るの見ればそう思われても仕方ないよな…)
共感してくれる人は誰もいなかった
「うぷぷ…それは仕方ないよ〜桂さんの戦闘力まるで人間兵器だもん!それに木刀の名前正宗でしょ
あのFF7のセフィロスと同じ武器の名前じゃん!そのうちセフィロスみたいに巨大隕石落として星を破壊するつもりじゃない!」
「うわ…エアリスみたいに後ろから刺されないよう気をつけないと」
「ちょっと剣野さん私がそんなわけするわけないじゃない!」
わりと本気で警戒するカユラにヒナギクが怒る
「大丈夫ですよ剣野さん」
「綾崎くん」
ヒナギクはこの人は私をかよわい女の子として見てくれているんだなとうれしく思ったが
「木刀は刺さりませんから」
「間違ってないけどいってほしい言葉と違う!」
それは幻想だった
「おい話がずれているぞ」
「今は凶器を持ち出したのは誰なのか話していたはずですわね」
「あっそういえば一人だけ食堂来たよ」
十神とセレスで本題を思い出した西沢は重要な事を告げた
「誰ですかその方は」
「水連寺さんよ」
「えっ」
その質問に答えたのはヒナギクだったがハヤテが驚いたのはそこではない
「食堂が閉まる少し前だったかなヒナさんと話してる時やってきて」
「そんな…なぜルカさんが」
護身用だったのか…それとも
「これで包丁持ち出したのか誰かはっきりしましたわね」
「綾崎くんじゃなかったんだ」
「そうだよ」
「勘違いするなよ。まだおまえが犯人じゃないと決まったわけじゃないからな」
「う、うん」
「ハヤテは犯人じゃないわ」
「なんでだ天王州」
「ハヤテの部屋に髪の毛が落ちてなかったのよ」
「綾崎が証拠隠滅したんだろ」
大和田に続き、虎鉄が言う
「それが変なのよ。自分の部屋なら落ちていても不自然じゃない処分する必要がないのよ
水連寺さんの髪を処分するためにしても死体をそのままにしたら意味がない
つまりハヤテと水連寺さん以外の第三者が自分の髪の毛を処分するためコロコロで掃除したのよ」
「でもおかしいよルカさん怯えていて誰かが来ても開けないって言っていたんだよ」
「もしそれが演技だったら」
「えっ」
「怯えていたなんて嘘。ハヤテを騙して部屋を交換するための演技だとしたら」
「そんな…」
「部屋のメモ帳を鉛筆で擦ったらこんな字が浮かび上がったの」
『相談したいことがあるので夜一時に私の部屋に来てください
部屋間違いないよう私の部屋プレート見てきてください』
「なんだよ…これ」
「おかしいですよね
この場合普通は水連寺さんと部屋を交換したハヤテのとこにいくはずなのに犯人はハヤテの部屋にいる水連寺さんの所に行った」
「部屋のプレートが入れ替わっていたのはそういうことだったんですね」
「そうよ鷺ノ宮さん。部屋のプレートを入れ替えたルカさんは誰かを誘き出して殺し、その罪をハヤテに着せるつもりだったのよ」
「そんな…」
次々とアテネが語る内容にショックを隠しきれないハヤテ
それも無理はなかった
まさか自分が利用されていたなんて思っていなかったからだ
「でも犯人に抵抗され返り討ちにあったルカさんはシャワールールに逃げ込んだ。だけど犯人にドアをこじ開けた後とどめを刺された」
「でもなんでドアをこじ開けんだ?男子の部屋のシャワールームはカギがかからねえだろ?」
「犯人はそのとき知らなかったのよ
水連寺さんの部屋だと思っていたから」
「僕の部屋のシャワールールは建て付けが悪くて開けるにはコツがいるんだ
そのことは僕とルカさんしか知らない」
大和田の疑問にアテネとハヤテが答える
「ハヤテが犯人ならわざわざこじ開ける必要はないわ」
「ちょっと待ってよ!それなら誰が犯人なの!」
泉が慌てながら言う
「こ、このまま犯人がわからなかったらみんな処刑されちゃうじゃない!」
完全にハヤテが犯人だと思い込んでいた腐川は怯える
「手がかりはあるよ。あのダイニングメッセージだ」
「シャイニングメッセージ?」
「ダイニングメッセージ。ルカさんが残したFeの字だよ」
泉のために二回言うハヤテ
「Fe…フェなんだこれ」
「わけがわからないよ」
カユラがキュうべえみたく言う
「わたしにもわからないよ」
超高校級のプログラマーの不二崎ちひろにも心辺りがないようだ
「誰の名前なの?」
「フェなんて名前いないよ」
「書きかけなのかしら?」
「書きかけ…わかった!フェ、フェ、フェニックスだよ」
「バカは黙ってろ」
「ひどいよ!十神くん!」
泉の推理は容赦なく十神に破棄された
「う〜ん…ファファファならエクスデス…フォーアホッホッホならケフカなのに」
「おい誰かこいつらどうにかしろ…」
カユラまで意味不明な事を言い出し十神は疲れる
「そもそも死にかけの人間がとっさに人の笑い方を思い出せるわけありませんわ」
セレスが言う
「じゃあ…一体誰の名前なの!?」
「やっぱり意味なんてないんじゃねえーのか」
(Fe…まさか!)
(どうやらハヤテも気づいたみたいね)
「わかったフェイロンだ!つまり格闘家で」
「それはちがうよ!」バキューン
「綾崎くん?なんで?」
「それは名前じゃなくて記号なんだ!」
「記号!」
「科学記号なんだFeの意味は鉄
つまりこの記号を指す意味は瀬川虎鉄君!君のことだ」
ハヤテに指を刺された虎鉄はあきらかに動揺する
「はっ、オ、オレが犯人…そんなわけねえだろ!そんなわけねえだろ!そんなのこじつけだ!」
「ゴミ捨て場に焼け落ちたワイシャツと水晶玉が見つかったんだ
君は返り血を浴びたワイシャツを処分するためランドリーにあった伊澄さんが置き忘れた水晶玉を使いシャッターの外からそれを投げ焼却炉のスイッチを押し
ワイシャツを焼却炉に投げ入れたこんなことできるのは執事として高い運動能力を持った君しかいない」
「アホアホアホアホアホアホ!!十神ならゴミ捨て場のカギ持ってんだ!!そいつの方が怪しいだろうが!!」
虎鉄は取り乱しながら否定し、涼しい顔してる十神を向かって指を指す
「十神くんならわざわざそんな手のかかることする必要ないよ。普通にカギ開けて入ればいい
ワイシャツが燃え落ちるなんてことも起きない。ワイシャツを焼却炉に投げた犯人は焼け落ちたワイシャツを処分することができなかったんだ」
「アホアホアホアホアホアホアホアホアホアホ!!オレは認めないぞ!!そんなの状況証拠だろがぁ!!オレが犯人だというならちゃんとした証拠を出せ!!そんなのあるわけないだろうがな!!」
「それは違うよ」バキューン
「な、なんだと…」
ハヤテの言霊に虎鉄は顔芸のように表情を歪ませ驚愕する
「君の部屋の工具セット見せてもらえるかな?ちなみに僕の部屋のは未開封だよ」
「………あ……ああ…………あ…」
顔を青ざめ、前のめりになる虎鉄
そんな虎鉄に容赦なく十神とセレスが追求する
「使ったのならどういった理由でどう使ったか言ってみるんだな」
「言っておきますけど無くしたなんて理由は通用しませんわよ」
虎鉄はもう何も言い返す事ができなかった
「どうやら結論は出たみたいですね。それでは投票タイム!」
モノクマにより投票が行われ、生徒たちは自分の席にあるボタンを押す
スロットが周り、虎鉄の顔が揃った
「大正解!水連寺ルカさんを殺したのはクロは瀬川虎鉄くんでした!」
「てめー!なぜそんなことをした!」
大和田が虎鉄を怒鳴りながら睨みつける
「仕方なかったんだ!!あのままじゃオレが殺されていたんだ!!おまえらだって一歩間違えばこうなっていたんだぞ!!」
夜、虎鉄はルカに手紙で呼び出され期待していた
元々高校生活では彼女作ろうと夢見ていた
だが虎鉄は女にモテず告白する勇気もなかった
だがそんなときあのスーパーアイドルのルカからの手紙。まさに待ち望んだ展開だった
きっと一人でいるのが怖いのだろうと虎鉄は思い、彼女を守ってやろうと思っていた
それが自分を殺すための罠だと疑いもせずに
「さてさてクロが判明したことですし、お待ちかねのお仕置きタイムです!」
「ま、まてよ!あれは正当防衛だ!自分の命を守るために仕方なかったんだよ!!」
「そんなの関係ないよ!これはルールだからね判明したクロは処刑される」
「嫌だァァァァァァァー!!!オレは死にたくないぃぃぃ!!オレは死にたくなぁぁぁぁい!!ここから出せ!!出してくれよぉぉぉぉぉぉ!!!」
虎鉄は半狂乱状態に陥り、扉を出ようと必死に足掻く
だが現実は非情だ
どんなに叩こうが蹴ろうが扉はビクッともしない
「オシオキタイ〜ム」
「いやだあぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
モノクマは目の前のボタンを木槌で叩いた
【瀬川くんがクロに決まりました。オシオキに開始します】
虎鉄はロープのような物に引きずられある部屋についた
【電車天国】
虎鉄は地面貼り付けにされた
そこは複数の路線の上だった
騒音と地響きがすると複数の電車走ってきた
各駅、急行、快速急行、次々とその電車達は虎鉄の体を腕や足をひいていく
そして一番奥から来た特急電車は虎鉄の全身をひいた
最後に残ったのは瀬川虎鉄の成れの果てだった
「きゃはー!エクスタシ〜!!超サイコー!!」
モノクマは超感激し興奮している
「あああー」
「もう…イヤだ…」
「家に…帰りたいよ」
もはや西沢や不二崎、泉は虎鉄の惨劇を見て恐怖感を抑えきれなかった
他の者も青ざめていたり表情が崩れている
平然としているのはセレスと十神くらいだ
「ぐ、ぐぐ……」
「あれあれ〜綾崎くん悔しいの〜?そうだよね♪信じていた水連寺さんに裏切られ犯人にされそうなったんだもん♪
そりゃ憎みたくもなるさ」
「おまえの…おまえのせいじゃないか!ルカさんも虎鉄くんが死んだのも全てはおまえのせいじゃないか!」
モノクマにつかみかかろうとするハヤテをアテネが止める
「やめなさいハヤテ。手を出しては駄目よ。あなたまで処刑されてしまうわ」
「でも…」
「お願い…今は耐えて…いつかあいつを追い詰める時がくるまで」
「…くっそ!」
ハヤテは拳を力無く下ろした
自室
「はぁ…」
相当落ち込んでいるハヤテ
ピンポン
「…はい。アーたん…」
「ハヤテちょっといい」
「うん」
ハヤテはアテネを部屋を通す
「元気だして…水連寺さんはあなたを騙すことに罪悪感を抱いていたと思うの」
「えっ」
「これは推測だけど彼女には迷いがあった。虎鉄くんを殺すことにもあなたに罪をなすりつけることにも
…そのせいか彼女殺人に失敗し、逆に殺れてしまった…ダイニングメッセージ残したのはきっとあなたの無実を証明するために…」
「それは虎鉄くんに仕返ししたかったからじゃ」
ついさきほどの出来事でどうやらハヤテはネガティブ思考に陥っているようだ
「そうかしら…でも安心して私はハヤテを裏切らないから絶対あなたを無事に外に出してみせるから」
「ぼくは今でもアーたんは信じてるよ他の誰よりも…
どんなことをしても君だけは守ってみせる」
ハヤテとアテネはお互いの絆を高めつつ、十年ぶりの抱擁ししばらく続けていた
生き残りメンバー残り12人
あとがき
虎鉄ファンの方ごめんなさい
次回はハヤテがヒナギクやセレスや伊澄たちといっぱい交流するシーンも書こうと思います
ハヤテには超高校級の不幸だけでなく超高校級の女装や天然ジゴロもありそうです
黒幕はハヤテキャラでいくつもりです。何人か候補いるけど完全に決めてません
今回の話FFネタ5〜7入れました
私は最近初心を忘れていました
私の目的はハヤテのごとく二次小説にFFネタを絡ませるのがひとつの目的だった
FFの音楽ゲーム買えないなら、小説でFFを懐かしもう
FFの音楽ゲーム懐かしくて好きな曲ばかりです
どうやら不安な心や呪いの地など曲は出ないようです
それとも宣伝されていないだけで暗い曲もあるのかな
それではまた
[メンテ]
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