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奇跡のホワイトクリスマス〔一話完結〕
日時: 2013/12/23 10:31
名前: ハヤヒナ

明日はクリスマスイブと事で、クリスマスイブ小説です。CPは勿論、ハヤヒナです。
連載中の小説は年が明けたからの予定です。
でもその前に、お正月小説もします。(コレもハヤヒナ。)






今日は12月24日。クリスマスイブ。
商店街はクリスマス一色、クリスマスソングも流れていて、ムード感が感じられている。

ハヤテ 「あ、ヒナギクさん。」
ヒナギク 「お待たせハヤテ君。待ったかしら?」
ハヤテ 「大丈夫ですよ。では行きましょうか。」
ヒナギク 「……うん。」
ハヤテとヒナギクは、負け犬公園を出て歩き出した。


アレから一年。ナギとの誤解も解け、平和な日々が過ぎていた。
ヒナギク 「何処行くのハヤテ君。」
ハヤテ 「もう少ししたら分かりますよ。」
ヒナギク 「分かったわ。」
ハヤテ 「それよりも寒いから、手を繋ぎましょうか。」
ヒナギク 「えっ………、手を………!?」
ハヤテ 「駄目でしょうか?」
ヒナギク 「駄目ではないわ!」
ハヤテ 「では手を繋ぎましょうか。」
ヒナギク 「…………うん。」
ハヤテとヒナギクは手を繋いだ。
ヒナギクは顔を紅くしていた。好きな人と手を繋いでるからである。
ハヤテ 「どうしましたかヒナギクさん。」
ヒナギク 「手袋をして手を繋いでいるのに、ハヤテ君の温もりを感じるわ。」
ハヤテ 「僕もですよヒナギクさん。僕もヒナギクさんの温もりを感じますよ。」
ヒナギク 「(…………ハヤテ君。)」




歩いて数分が経ち、目的の場所が見えてきた。
ハヤテ 「見えましたよヒナギクさん。」
ヒナギク 「此処は…………。」
着いた場所は、………………あの巨大な観覧車であった。
ヒナギク 「ハヤテ君………、コレに乗るの………?」
ハヤテ 「ええ。でも大丈夫ですよ。あの時みたいに支えてあげますから。」
ヒナギク 「本当?」
ハヤテ 「本当ですよ。ヒナギクさんに言いたい事もありますから。」
ヒナギク 「…じゃあハヤテ君。ちゃんと支えてね。」
ハヤテ 「お任せ下さいヒナギクさん。では乗りましょうか。」
ヒナギク 「……うん。」
ハヤテとヒナギクは手を繋いで、ゴンドラへ乗り込んだ。



ハヤテとヒナギク、二人の乗ったゴンドラは動き出した。
ヒナギク 「ハヤテ君、ちゃんと支えてる?」
ハヤテ 「ええ。ですから目を開けて下さい。」
ヒナギク 「…分かったわ。」
ハヤテに言われ、ヒナギクは目を開けて見ると…………、
ヒナギク 「………………………凄い。」
クリスマスのイルミネーション一色の景色に、ヒナギクは感動した。
ハヤテ 「凄いでしょヒナギクさん。」
ヒナギク 「…………うん。凄いわ。」
ハヤテ 「では、言いたい事を言いますね。」
ヒナギク 「………うん。」
ハヤテは深呼吸をし、さらに一息入れた。



ハヤテ 「ヒナギクさん!」
ヒナギク 「は、はい。」
ハヤテ 「僕はヒナギクさん、貴女の事が好きです。付き合って下さい。」
ヒナギク 「えっ!!」
突然のハヤテからの告白にヒナギクは驚いた。
ハヤテ 「返事を聞かせてくれませんか。」
ヒナギク 「………私もハヤテ君が好き。」
ハヤテ 「!! それじゃあ………。」
ヒナギク 「ハヤテ君、この私と付き合って下さい。」
ハヤテとヒナギク、二人のゴンドラは真上に到着した。


ハヤテ 「……ヒナギクさん……。」
ヒナギク 「……ハヤテ君……。」
ハヤテとヒナギクは見つめ合い、そして……お互いに抱きしめ合った。
……そして、顔を近づけ……、口を近づけ……、…………唇を重ねた。


そう…………、ハヤテとヒナギクはキスしたのだった。
しかも、ただのキスではなかった。舌と舌を絡め合う……大人のキス、ディープキスであった。


その直後、雪が降り始めた。クリスマスイブは、ホワイトクリスマスとなった。
ハヤテ 「これからもお願いしますねヒナギクさん。」
ヒナギク 「私の方こそお願いねハヤテ君。」
ハヤテとヒナギクは再び、キスを舌のであった。大人のキス、ディープキスを。
キスを終え、唇を離すと、幸せな糸で繋がっていた。
そんなハヤテとヒナギクを、幸せな時間が続いていくのであった。



〔終〕
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