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希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ〔完結〕
日時: 2013/10/11 10:36
名前: ハヤヒナ

どうも、ハヤヒナです。
記念すべき10作目もハヤテとヒナギクのCPです。
今回は冒険物です。ハヤテとヒナギクがある世界を冒険する物語です。
ハヤテとヒナギクが付き合ってからの物語です。




プロローグ  カップル、誕生

ある場所に一人の少年と一人の少女がいた。

その場所は、二人の出会いの場所であった。

その場所とは、白皇学院のサクラの木のした。

少年の名は、綾崎ハヤテ。少女の名は、桂ヒナギク。

ヒナギクは一年の自分の誕生日に、ハヤテが好きと言う事に気付いた。

そして、ヒナギクはハヤテを初めて出会った場所に呼び出し、顔を紅くしながら告白。

断れるかと思ったが、見事に成立。ハヤテもヒナギクが好きなのであった。

思いが想いとなり、恋が実ったハヤテとヒナギクはお互いに抱き締め合った。




【希望】・【誠実】・【愛情】・【幸福】。



希望があって、誠実がある。




誠実があって、愛情がある。




愛情があって、幸福がある。




幸福があって、希望がある。




そんなハヤテとヒナギクは、これから起こる事件を解決すべく、ある冒険をする事を知る由もなかった。








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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.1 )
日時: 2013/10/12 10:51
名前: ハヤヒナ

第1章 ハヤテとヒナギク

01 ラブレター

『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』


『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません』


『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』


『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』


ヒナギク 「この言葉でようやく気付いたのね。初めて会ってあったあの日から感じてた気持ち。
      その気持ちは自分の誕生日に。私は……………………ハヤテ君が好きな事に。」




そして…………GWが終わったある日。
ハヤテ 「机の中に何か入っている…………!? 何だろう。」
と、ハヤテは机の中の物を取り出した。
ハヤテ 「コレは手紙ですね。何が書いてあるんでしょうか…………!!!????」
中に入っていた手紙を見て、ハヤテは驚いた。
美希 「どうしたんだハヤ太君。」
理沙 「何を驚いているんだ?」
泉 「教えてよ〜♪」
ハヤテ 「別に驚いていませんよ。」
と言いつつも、顔を紅くしながらも驚きを隠せないハヤテであった。




ヒナギク (ハヤテ君、気付いてあの場所に来てくれるかな……。)
とウキウキしながらも、心の中ではハヤテが来てくれるかソワソワしていた。




ラブレターに書かれた内容は、




ハヤテ君へ 初めてあったあの場所に来て下さい。私は其処で待っています。 ヒナギク。




であった。


果たして、ヒナギクと初めてあった場所にハヤテは来るのだろうか。

そして…………、初めてあった場所で何が待っているのだろうか。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.2 )
日時: 2013/10/13 10:04
名前: ハヤヒナ

02 届く思い!届いた想い!!

何故、ヒナギクはハヤテの机の中にラブレターを入れたか前日の夜に遡る。



ヒナギク 「ウジウジしてもしょうがないわ。明日、ハヤテ君に告白しよう。」
ハヤテが好きなヒナギクは明日、ハヤテに告白すると決めたのであった
ヒナギク 「でもどうって告白しようかな。定番だけど、やはりここはラブレターかしら?
      ………………………………………うん、ラブレターにするわ。」
とベッドに腰掛けたヒナギクは立ち上がり、椅子に座って書き始めた。
そして…………数分後。
ヒナギク 「コレでいいわね。後は明日朝一番に行って、ハヤテ君の机に入れないと…。」








と、このような事があったからである。で、ラブレターを貰ったハヤテは。
ハヤテ (机の中に入っていたヒナギクさんの手紙って…………ラブレター!!??
     ヒナギクさんが僕みたいな人を?? でもまさかと思うけど、行ってみるか。
     …………僕もあの日、やっとヒナギクさんの事が好きって気付いたから。)
と心の中でつぶやいた。
因みにハヤテ、ヒナギクは勿論、ナギ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタルは同じクラスであった。
しかも十人とも全員、席は近くでまとまっていた。








そして…………放課後。
ハヤテはあの場所に来て見ると、ヒナギクが既に待っていた。
ヒナギク 「ハヤテ君…、来てくれたのね……。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「ハヤテ君、この場所が何か覚えているかしら?」
ハヤテ 「ええ。覚えていますよヒナギクさん。忘れる筈はありませんよ。
     この場所は、僕とヒナギクさんが初めて出会った場所ですから。」
ヒナギク 「やはり覚えていてくれたいたのよね。」
ハヤテ 「ええ。あの時はまだ白皇には編入していませんでしたから。」
ヒナギク 「それはそうね。その後、夜の白皇で出会ってからハヤテ君、編入してきたのよね。」
ハヤテ 「ええ。それより用って何ですかヒナギクさん?」
ヒナギク 「そうだったわね。……じゃあ言うわね。」




深呼吸をし、気持ちを落ち着かせたヒナギクは口を開いた。
ヒナギク 「ハヤテ君、私はハヤテ君の事が「僕はヒナギクさんの事が好きです。」」
ヒナギク 「えっ!!?」
最後まで言えなかった。
ヒナギク 「ハヤテ君、今何て言ったの…………?」
ハヤテ 「僕はヒナギクさん、貴女の事が好きです。って言ったんです。」
ヒナギク 「それ、本当ハヤテ君?」
ハヤテ 「ええ。友達とかではなく、一人の女性としてヒナギクさん、貴女の事が好きなんです。
     ヒナギクさん、この僕、綾崎ハヤテと付き合ってくれませんか。」
ヒナギク 「こんな私なんかでいいの?」
ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんだからいいんです。返事を聞かせて下さい。」
ヒナギク 「…………私も、ハヤテ君の事が好きなの。」
ハヤテ (え!!?)
ヒナギク 「ハヤテ君、この私、桂ヒナギクと付き合って下さい。」
ハヤテ 「勿論ですよ。こんな僕で良かったらお願いします。」
ヒナギク 「……ハヤテ君も、こんな私なんかでいいの?」
ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんじゃないと駄目なんです。」
ヒナギク 「私もハヤテ君じゃないと駄目なの。」
ハヤテ 「……ヒナギクさん。」
ヒナギク 「……ハヤテ君。」
ハヤテ 「ヒナギクさん、貴女の事が好きです。この僕と付き合ってくれますか!」
ヒナギク 「私もハヤテ君の事が好きなの。私の方こそお願い。」
ハヤテ 「……ヒナギクさん。」
ヒナギク 「……ハヤテ君。」
そして…………ハヤテとヒナギクは抱き締め合い、顔を、口を、唇を近づけ、キスをした。
その瞬間、祝福するかのように、そよ風がハヤテとヒナギクを包み込んだのであった。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.3 )
日時: 2013/10/17 11:37
名前: ハヤヒナ

03 恋と気持ち

所変わって、ここはある世界。そこに謎の人物がいた。
??? 「準備はいいか?」
??? 「ああ。だが早くしないと、あの二人に邪魔されたら適わないぞ。」
??? 「それは大丈夫だ。コレさえ上手くいけば、アレは俺達の物になるしな。」
??? 「だがその前に、アレを何とかしないといけないぞ。」
??? 「それなら大丈夫だ。アレは既にバラバラにして、何処かに散らばったから。」
??? 「だったら安心だなコトオ。」
コトオ 「安心だ。ナンオ、俺達の物になったら、世界は乗っ取ったのも同じだ。」
ナンオ 「そうだな。」
謎の人物、コトオとナンオの二人は世界を乗っ取ろうとしていた。










現実世界。


思いが通じ、恋人同士となったハヤテとヒナギクは帰っていた。
ハヤテ 「実はヒナギクさんの事が好きと気付いたのは、あの非難です。」
ヒナギク 「あの日って?」
ハヤテ 「ヒナギクさんの誕生日なんです。」
ヒナギク 「私の!?」
ハヤテ 「ええ。初めてあったあの日からわかっていたんですよ。心の中では。
     でもその事に気付いたのは、ヒナギクさんの誕生日だったんです。」
ヒナギク 「私もよ。私も自分に誕生日にやっと気付いたの。
      初めてあった日から分かってた気持ちに、自分の誕生日にやっと気付いたの。」
ハヤテ  「同じですね。」
ヒナギク 「そうね。」
ハヤテ 「そうだヒナギクさん。」
ヒナギク 「何ハヤテ君。」
ハヤテ 「明後日、用事がなかったらデートしませんか?」
ヒナギク 「デート!?」
ハヤテ 「ええ。どうでしょうかヒナギクさん。」
ヒナギク 「いいわよ。」
ハヤテ 「それでは詳しい時間と場所は、明日お知らせしますね。」
ヒナギク 「分かったわ。」
ハヤテとヒナギクは、明後日デートする約束をしたのであった。
だがその日に、ある冒険をすることになる事に、知る由もなかった。










その頃、コトオとナンオの世界を乗っ取る野望を阻止するため、二人の男女が動いていた。
男はマンテ・ツテ。女はコツル・リル。
この二人と共に、ハヤテとヒナギクは運命の歯車が動かす事になるのであった。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.4 )
日時: 2013/10/20 10:26
名前: ハヤヒナ

04 人間界へ

マンテ・ツテとコツル・リルはコトオとナンオの所へやって来た。
コトオ 「やはり来たか。」
ナンオ 「ツテにリル。」
ツテ 「世界を乗っ取るのはやめろ!」
リル 「あの紋章を返しなさい。」
コトオ 「それはもう無駄だ。」
ツテ 「どうしてだ!」
コトオ 「5つにバラバラにして、何処かに散らばっていたからな。」
リル 「何ですって!!」
ナンオ 「つまり、もう少しでこの世界は愚か、人間界も俺達の物って事だ。」
ツテ 「そうはさせないぞ。」
リル 「させないわ。」
コトオ 「無駄な事だな。」
ナンオ 「どうしても阻止したいなら、バラバラになったのを集めることだな。」
コトオ 「まあ集めても無駄だがな。」
ナンオ 「世界は俺達の物になるんだから。」
ツテ 「そうはさせない。必ず阻止してみせる。行くぞリル。」
リル 「ええ、ツテ。」
ナンオ 「頑張ることだな」







現実世界。

ハヤテとヒナギクが恋人同士となった日から二日が過ぎ、ハヤテとヒナギクはデートしていた。初デートであった。
ヒナギク 「見てハヤテ君、四つ葉のクローバがあるわ。」
ハヤテ 「本当ですね。あ!その隣のも四つ葉のクローバですよヒナギクさん。」
ヒナギク 「2つもあるなんてラッキーだねハヤテ君。」
ハヤテ 「そうですねヒナギクさん。」
ヒナギク 「ねハヤテ君。コレ、お守りにしない?」
ハヤテ 「そうですね。そうしましょう。」
ハヤテとヒナギクは四つ葉のクローバを取って、財布の中にしまった。
ヒナギク 「所でハヤテ君。四つ葉のクローバって、それぞれの葉に意味があるの知ってた?」
ハヤテ 「ええ。知ってましたよ。希望、誠実、愛情、幸福ですね。」
ヒナギク 「よく知っているのね。意味も分かってるのね。」
ハヤテ 「ええ。」


『希望』…………こうあって欲しいと望み願う事。またその願い。
        将来に対する明るい見通し。


『誠実』…………真心がこもっていて、嘘・偽りがない事。


『愛情』…………人やものに注ぐ暖かな気持ち。慈愛。
        異性を恋う慕う気持ち。恋愛の情。


『幸福』…………不平や不満がなく、心が満ち足りてる事。幸せ。


これらが四つ葉のクローバを意味するのであった。


そして暫く歩いていると、道端にある物体が落ちてるのを見つけた。
ヒナギク 「コレ何かしら?」
ハヤテ 「虹みたいに輝いていますね。」
ヒナギク 「何に使うのかしら?」
ハヤテ 「分かりませんね。取りあえず交番に届けましょう。」
ヒナギク 「そうね。その方がいいわね。」
すると、
?? 「待って下さい。」
後ろから声がし、振りかえて見た。
ハヤテ 「伊澄さん。」
ヒナギク 「鷺ノ宮さん。」
声を掛けて来たのは、鷺ノ宮伊澄であった。




その頃、ツテとリルは。
リル 「ツテ、一つのありかが分かったわ。」
ツテ 「本当か。何処にあるんだ。」
リル 「人間界よ。」
ツテ 「人間界なのか?」
リル 「そうよ。」
ツテ 「コレは厄介だぞ。やつらが気付いたら、人間界が危ないぞ。」
リル 「こうなったらあの人に頼むしかないわね。あの人も気付いていると思うから。」
ツテ 「そうだな。あの人に頼むしかないな。それでも他の二人にも協力が必要になるぞ。」
リル 「それは人間界に行ってから考えましょう。先ずはあの人に会わないと。」
ツテ 「そうだな。じゃあ行くか人間界へ。」
リル 「ええ。」
ツテとリルは人間界へと向かった。
その様子を、コトオとナンオが見てた事に気付かないでいた。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.5 )
日時: 2013/10/24 10:32
名前: ハヤヒナ

05 冒険の始まり(前)

ツテとリルが人間界へ行く少し前。
コトオ 「おい大変だぞ。バラバラにした内の一つが人間界にあるぞ。」
ナンオ 「何!?それ本当か!!」
コトオ 「本当だ!」
ナンオ 「だったら大変だぞ。人間の手に渡りでもしたら。」
コトオ 「ああ。しかもこれに記されている二人に渡ってしまったらヤバイぞ。」
ナンオ 「世界を征服する野望が阻止されてしまう。」
コトオ 「アレを人間界に送り込んで、回収するか。」
ナンオ 「それしかないな。」
コトオ 「ツテとリルも人間界に向かっている筈だ。その前に回収しなければならないぞ。」
そして…………人間界に通じてる場所に向かった…………が遅かった。
ナンオ 「既にコトオとナンオが人間界に向かったぞ。」
コトオ 「慌てる事はない。アレを送り込めばな。」










現実世界。
ハヤテとヒナギクはデ虹色の物体を見つけ、伊澄と出会っていた。
伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん。それを私に渡してくれませんか。」
ハヤテ 「この虹色に光る物は伊澄さんのですか。」
伊澄 「違います。」
ヒナギク 「だったら何なの?」
伊澄 「この虹色に輝いている物は元々ある形をしていたんです。」
ハヤテ 「ある形ですか?」
ヒナギク 「それって何なの鷺ノ宮さん。」
伊澄 「四つ葉のクローバです。」
「「四つ葉のクローバ!??」」
ハヤテとヒナギクは驚いた。
伊澄 「この四つ葉のクローバは私たち人間界と異次元界のバランスを保つための存在なんです。」
ヒナギク 「何でそれがここにあるの?」
伊澄 「何者かによってバラバラにされ、その内の一つが人間界に落ちてしまったんでしょう。」
ハヤテ 「その何者かって誰なんですか。」
伊澄  「世界を征服しようとしているイカマ界の連中です。」
ヒナギク 「イカマ界?」
伊澄 「イカマ界は異次元界と人間界を自分達の物にしようと企んでいるのです。
    でもエンジュ界にある虹色の四つ葉のクローバによって守られていたんです。
    しかし、イカマ界が隙を見て盗み出しバラバラにしてしまったんです。」

ハヤテ 「何でその事を伊澄さんが知っているんですか?」
ヒナギク 「何で知っているの鷺ノ宮さん。」
ハヤテもヒナギクも、伊澄が不思議な力を持っている事を知っている。
伊澄 「エンジュ界のマンテ・ツテさんとコツル・リルさんの御二人です。」
ハヤテ 「マンテ・ツテさんと、」
ヒナギク 「コツル・リルさん?」
伊澄 「ええ。虹色の四葉のクローバを守っていた内の二人です…………!!!!」
とその時、空に穴が開いたと思ったらそこから黒い物体が出て来たのだった。





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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.6 )
日時: 2013/10/31 10:48
名前: ハヤヒナ

06 冒険の始まり(後)

出て来たのは…………コウモリの様な生き物であった。
ヒナギク 「何なのこの鳥は?」
ハヤテ 「コウモリみたいですが……?」
伊澄 「コウモリみたいですがコウモリではありません。」
ハヤテ 「じゃあ何ですか?」
ヒナギク 「何なの?」
伊澄 「先程お話したマカイ界に住んでいる魔物でしょう。
    人間界に落ちてたコレに気付き、奪うために送り込まれてでしょう。コトオとナンオによって。
    でも安心して下さい。この魔物くらいでしたら、十分に倒すことが出来ます。」
そう言って袖から札を取り出した伊澄は、魔物に向かって投げた。
すると投げた札が光だし、魔物は消滅したのであった。
伊澄 「大丈夫ですか?ハヤテ様に生徒会長さん。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「大丈夫よ。」
するとそこへ、マンテ・ツテとコツル・リルが現れた。
リル 「何とか大丈夫だった見たいね。」
ツテ 「ああ。取り合えずはな」
伊澄 「お久しぶりです。マンテ・ツテさん。コツル・リルさん。」
リル 「久しぶりね。」
ツテ 「そちらの二人は?」
伊澄 「私の親友です。」
ハヤテ 「どうも、綾崎ハヤテです。」
ヒナギク 「私は桂ヒナギクよ。」
ツテ 「俺はマンテ・ツテだ。ツテと呼んでくれ。」
リル 「私はコツル・リルよ。リルと読んでいいわ。」
ハヤテ 「じゃあさっき伊澄さんが言った二人って、」
ヒナギク 「この二人なの?」
伊澄 「ええ。」
リル 「所で伊澄さん。虹色に光る物が落ちてなかったかしら?」
伊澄 「落ちてましたよ。コレですね。」
虹色に光るものを差し出した。
ツテ 「ああコレだ。助かったぜ。」
リル 「伊澄さんが見つけたの?」
伊澄 「いいえ。ハヤテ様と生徒会長さんが見つけたんです。」
ハヤテ 「ええ。先程四つ葉のクローバを二つ見つけたので、財布に入れてお守りにしたんです。」
ヒナギク 「そして暫くして歩いていたら、虹色に光るコレを見つけたのよ。」
ツテ 「じゃあコレが何か知っているのだろう?」
ハヤテ 「ええ。伊澄さんが話してくれました。」
ヒナギク 「それより本当なの?」
リル 「本当よ。しかも早く集めて元通りにし、元の場所に戻さないと大変になるの。」
ツテ 「俺達のエンジュ界、君達の世界、人間界がマカイ界に乗っ取られたらやばいんだ。」
リル 「そのバラバラになった四つを集めるには人間界の二人の協力者が必要なの?」
ハヤテ 「若しかしてそれって……、」
ヒナギク 「私とハヤテ君なの?」
伊澄 「ええ。ハヤテ様と生徒会長さんが見つけたのは偶然ではないかも知れません。
    昔にもエンジュ界と人間界をマカイ界から守った二人がいたんです。
    その二人は人間界、つまり私達人間だったです。」
ツテ 「そう言う事なんだ。協力してくれないか?」
リル 「マカイ会の乗っ取りを阻止する為にも。」
ハヤテ 「いいですよ。」
ヒナギク 「私もいいわよ。」
伊澄 「決まりですね。早速行きましょ。エンジュ界へ。」
ハヤテ、ヒナギク、伊澄、ツテ、リルの五人はエンジュ界に出発した。


第1章 ハヤテとヒナギク 〔完〕







ナンオ 「クソ!失敗のようだな。既に人間の手に渡ってしまったぞ。」
コトオ 「しかもその人間は、ツテとリルと共にエンジュ界に向ったみたいだ。」
??? 「慌てる事はない。やつらが全て集める前に始末するんだ。コトオ、ナンオ。」
コトオ 「了解です。必ず始末します。」
ナンオ 「この書に記されている二人、ツテとリルも。」
??? 「頼んだぞコトオにナンオ。エンジュ界と人間界を我等の物にし、世界を乗っ取る為にも。」
「「了解。」」




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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.7 )
日時: 2013/11/03 10:35
名前: ハヤヒナ

第2章 エンジュ界とクローバ

01 エンジュ界の伝説

ハヤテ、ヒナギク、伊澄はマンテ・ツテとコツル・リルと共にエンジュ界へ着いた。
ツテ 「此処がエンジュ界だ。」
ハヤテ 「此処がエンジュ界ですか。」
ヒナギク 「私達の世界とあんまり変わらないわね。」
リル 「そうでしょ。人間界と変わってないでしょ。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「変わってないわね。」
ツテ 「そして…………これが、イカマ界によって奪われバラバラになってしまった
    虹色の四つ葉のクローバを収めていた神殿だ。」
リル 「早く探し出して元通りに収めないと危ないの。」
伊澄 「早く探し出さないと………・・・その前にハヤテ様と生徒会長さんに話さないといけませんね。」
ハヤテ 「何を話さないといけないんですか?」
リル 「このエンジュ界の伝説よ。」
ヒナギク 「エンジュ界の伝説!?」
ツテ 「ああ。此処に来る前に話しただろ。それについてなんだ。」
そして…………エンジュ界の伝説を語りだした。









昔、イカマ界によってエンジュ界はおろか、人間界が危機に陥ろうとした時、救世主が現れた。
その救世主は、人間界の男女二人であった。男の名前はテヤハ、女の名前はクギナヒ。
その二人はバラバラになってしまった虹色の四つ葉のクローバを探し出し元通りにした。
途中、イカマ界が送り込んだ魔物と戦ったりしながら危ない目に遭いながらも、エンジュ界を救ったのであった。








伊澄 「コレがエンジュ界の伝説なんです。ハヤテ様に生徒会長さん。」
ハヤテ 「そうなんですか。それにしても昔、エンジュ界を救った二人って…………、」
ヒナギク 「反対から読むと私達の名前になるわ。」
テヤハを反対から読むとハヤテ、クギナヒを反対から読むとヒナギクとなるのであった。
ハヤテ 「コレって…………偶然なんでしょうか?」
ヒナギク 「偶然じゃなかったら何かしら?」
ツテ 「恐らく、ハヤテとヒナギクがコレを拾ったのは選ばれたからと思うぜ。」
リル 「私もそう思うわ。」
ハヤテ 「僕とヒナギクさんが選ばれた!!?」
ヒナギク 「危機を救うのに相応しい人物に!!?」
伊澄 「私もそう思いますよ。ハヤテ様に生徒会長さん。」
ハヤテとヒナギクが虹色に光る物を拾ったのは、危機を救うのに相応しいからなのであった。







その頃、イカマ界。
コトオ 「いいかお前ら。何としてもやつらより探し出すんだ。」
ナンオ 「そして、見つけたら破壊するんだ。」
コトオ 「よし行け。エンジュ界と人間界を我等イカマ界の物にする為にも。」
ナンオ 「世界乗っ取りを実現させるぜ!!!!」
とイカマ界は動き出していた。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.8 )
日時: 2013/11/14 10:47
名前: ハヤヒナ

02 ハヤテとヒナギク、ツテとリル

ハヤテ達は神殿近くにあるツテとリルの家にいた。
ツテ 「さて、奴らより早く探し出さないといけないぞ。」
ハヤテ 「でもどうやって探し出すんですか。」
ヒナギク 「バラバラに散らばっているんでしょ。」
リル 「それは大丈夫よ。バラバラになった時の為に、発信機がついてるから。」
ハヤテ 「そうなんですか。」
ツテ 「奴らも探しに動き出してる筈だ。」
リル 「私達も出発しましょ。」
ヒナギク 「そうね。」
ツテ 「……1つ目の反応がこの近くの森から出てるぞ。先ずはそこに向うぞ。」
ハヤテとヒナギク、ツテとリルは近くの森へと向った。
リル 「所で伊澄さんが見えないけど……。」
ツテ 「また迷子だな。」
いつの間にか一緒にいた伊澄がいなくなった。
ハヤテ 「でも大丈夫でしょ。伊澄さんなら。」
ヒナギク 「そうね。鷺ノ宮さんなら大丈夫ね。」
ツテ 「そんなに迷子になっているのか。」
ハヤテ 「ええ。この前なんか隣の部屋行くだけでなのに、北海道にいたこともありましたから。」
ヒナギク 「ブラジルにいた事もあったわ。」
ツテ 「でも直ぐに目の前にいるんだろ。」
ハヤテ 「ええ。何故か。」
ヒナギク 「いつの間にかいなくなったと思ったら、いつの間にかいるのよ。
ツテ 「何処にいても同じだな。」








その頃。イカマ界ではコトオとナンオが動き出していた。
コトオ「頼んだぞ。ギナにヤクサ。」
ナンオ 「ツテやリルよりも先に見つけ破壊するんだ。」
ギナ 「了解。」
ヤクサ 「見つけ次第に破壊します。」
コトオ 「それと人間界から来た二人も始末を頼むぞ。」
ナンオ 「方法は任せる。」
ギナ 「了解。クローバを破壊する共に、」
ヤクサ 「人間どもも破壊します。」
コトオ 「では行け。エンジュ界と人間界を支配し、」
ナンオ 「イカマ界の者にする為にも。」
「「分かりました。」」
イカマ界からギナとヤクサが森へと向った。







此処はイヨマの森。ハヤテ達はイヨマの森へ向っていたがそこに謎の影があった。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.9 )
日時: 2013/11/23 10:23
名前: ハヤヒナ

03 イヨマの森

イヨマの森へと着いたハヤテとヒナギク、ツテとリル。
ハヤテ 「この森の何処かに一つ目があるんですか?」
ツテ 「ああ。」
ヒナギク 「どこら辺にあるか分っているの?」
リル 「分っているわ。この森の祠にある可能性が高いわ。」
ツテ 「先ずはそこの祠に向うぞ。」






その頃、謎の影も祠に向っていた。謎の影とはギナとヤクサであった。
ギナ 「この道であっているよな。」
ヤクサ 「あっているで。」
ギナ 「それにしても早く探さないな。」
ヤクサ 「そうやな。」





その頃、伊澄は…………イヨマの森の祠の前にいた。
伊澄 「………あら、一つ目を見つけましたわ。」
道に迷っていた伊澄はバラバラになっていた一つ目を見つけた。
伊澄 「………それにしても、此処は何処でしょう。」









ハヤテ 「それで祠ってこの森の何処にあるんですか。」
ツテ 「この森の中央にあるぞ。」
ヒナギク 「祠の場所ってまだ遠いのかしら。」
リル 「もう少しよ。森と言っても、そんなに広くないから。」
そして…………歩いて数分。祠の前に着いた。
ツテ 「此処がイヨマの森の祠だ。」
リル 「通称、ウボキの祠って言われているの。」
ハヤテ 「ウボキの祠?」
ヒナギク 「それってどう言う意味なの?」
ツテ 「反対から言えば分かるさ。」
ハヤテ 「反対から言うんですか…。反対から言うとキボウですね……。」
ヒナギク 「それじゃあ、此処には希望のクローバがあるの?」
リル 「そうよ。間違いがなければ、此処にあるはずよ。」
ツテ 「奴らも探しにこの祠に来るはずだ。急いで探すぞ。」
ハヤテ 「分かりました。」
ヒナギク 「分かったわ。」
すると、草むらが揺れだした。
ツテ 「奴らか?」
リル 「ハヤテ君にヒナギク、気をつけて。」
「「はい。」」
と草むらの影から現れたのは…………伊澄であった。
伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん。ツテさんとリルさんも。」
ハヤテ 「いつの間にかいなくなって心配しましたよ。」
ヒナギク 「今まで何処にいたの鷺ノ宮さん。」
伊澄 「気付いたらここにいました。」
「「……………………(やはり)」」
とハヤテとヒナギクはつぶやいた。
伊澄 「それと一つ目のクローバも見つけましたよ。」
懐から希望のクローバを取り出した。
ハヤテ 「コレが希望のクローバですか。」
ヒナギク 「本当に虹色に輝いているわ。」
リル 「良く見つけたわ伊澄さん。」
ツテ 「コレで残りは、『誠実』『愛情』『幸福』の三つだ。」
早くも一つ目である希望のクローバを見つけたハヤテ達であった。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.10 )
日時: 2013/11/28 16:26
名前: ハヤヒナ

04 VSギナ、ヤクサ!?

ハヤテ 「次の四つ葉のクローバは何処にあるんですか?」
ツテ 「次は…………ウユチイメの洞窟にあるみたいだな。」
ヒナギク 「ウユチイメの洞窟?それってどう言う洞窟なの?」
リル 「ウユチイメの洞窟は別名、ツジイセの穴と言われているの。」
ツテ 「そこに恐らく、誠実のクローバがあるはずだ。」
ハヤテ 「次はそこに向うんですね。」
ツテ 「ああ。」
すると……、
伊澄 「待ってください。」
ヒナギク 「どうしたの鷺ノ宮さん。」
伊澄 「こちらに向かって、何者かの気配が着ます。」
ツテ 「気配ってイカマ界の奴らか!!」
伊澄 「きっとそうでしょう。」
リル 「この希望のクローバを壊しに来たのね。」
ハヤテ 「どうするんですか?」
ツテ 「戦うしかない。」
ヒナギク 「私達も?」
リル 「そうよ。ハヤテ君にヒナギク、大丈夫よね。」
ハヤテ 「ええ。大丈夫ですよ。」
ヒナギク 「私も大丈夫よ。」
伊澄 「危ない時は私がサポートしますので。」
とその時、突風が吹いたと同時に謎の影が二つ現れた。







その頃、イカマ界では。
???? 「面倒くさいな。支配するために四つ葉のクローバを探すのは。」
???? 「ああ。エンジュ界の奴らよりも見つけ出し、破壊しないといけないし。」
??? 「本当にそうだね。」
???? 「でもやるしかないな。」
???? 「面倒だけど。」
??? 「そうだね。」
とイカマ界のある三人組も動き出していた。






?? 「人間ども、それにツテにリル。その希望のクローバを渡しな。」
??? 「エンジュ界と人間界は、イカマ界が支配するからな。」
ハヤテ 「これは渡しません。」
ヒナギク 「そうよ。渡せないわ。」
?? 「ならばたたかっうしかないな。」
??? 「奪って破壊するまでやな。」
ギナ 「私はイカマ界の子幹部のギナ。」
ヤクサ 「同じくウチはヤクサや。」
リル 「ハヤテ君にヒナギク。気をつけて。」
ツテ 「イカマ界の奴らの動きに注意するんだ。」
ハヤテ 「分かりました。」
ヒナギク 「分かったわ。」
伊澄み 「わたしがサポートしますので。」
そして…………戦いが始まった。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.11 )
日時: 2013/11/30 10:16
名前: ハヤヒナ

05 次は…………

戦いが始まった…………と思ったがギナがバテていた。
ヤクサ 「もう疲れたのかギナ。」
ギナ 「ああ。その通りだ。」
ヤクサ 「本の数メートル走っただけのにか?」
ギナ 「煩い。疲れたのは疲れたんや。後はヤクサに任せる。」
ヤクサ 「任せるって……。」
ギナ 「頼んだぞ。」
ヤクサ 「ウチも面倒や。」
ギナ 「じゃあ後の連中に任せるか。」
ヤクサ 「そうやな。」
ギナ 「と言う訳で私とヤクサは帰る。」
ヤクサ 「ウチらよる強い連中が相手だから覚悟しときや。」
「「サラバ。」」
とギナとヤクサは去っていった。
「「………………………………。」」
ハヤテとヒナギクは固まっていた。
ツテ 「でも一先ず、安心だな。」
リル 「そうね。でも次の場所に行かないと。」
伊澄 「そうですね。」
ハヤテ 「次のクローバがある、ウユチイメの洞窟って、」
ヒナギク 「何処にあるの?」
ツテ 「この森の西の先にあるんだ。」
リル 「崎ほど離した様に、誠実のクローバがあるの。」
ハヤテ 「その洞窟ってどう言う場所なんですか?」
ツテ 「あまり広くはないんだ。」
リル 「と言っても一本道なの。」
ヒナギク 「じゃあその奥に誠実のクローバがあるのね。」
ツテ 「ああ。」
リル 「解ったところで早く行きましょ。」
とハヤテ達はウユチイメの洞窟に向けて出発した。
…………いつの間にか伊澄がいなくなっている事に気付かないまま。






その頃、イカマ界では。
ナンオ 「ギナとヤクサの奴、戦わないまま戻ってきたぞ。」
コトオ 「やはりギナとヤクサには無理だったか。」
ナンオ 「次はウユチイメの洞窟にあるらしいな。」
コトオ 「そこにはシビナハ、ゼカサア、ワガセの三人を向わせた。」
ナンオ 「その三人で大丈夫なのか。」
コトオ 「大丈夫だろ。一先ずは。」
ナンオ 「そうだな。俺達は念の為のアレでも準備しとくか。」
コトオ 「ああ。???さまの為にも。」
イカマ界のコトオとナンオが怪しげな行動に出始めた。





伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん、マンテ・ツテさんとコツル・リルさん、何処に行ったんでしょう?」
ハヤテ達と逸れてしまった伊澄は道に迷っていた。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.12 )
日時: 2013/11/30 10:48
名前: ハヤヒナ

今回は今まで出てきた地名とコレから出る地名の一部と四つ葉のクローバの意味をを紹介します。

『イヨマの森』…………ウボキの祠がある。希望のクローバがある。

『ウユチイメの洞窟』…………別名、ツジイセの穴と。誠実のクローバがある。

『???の谷』…………ウョジイアの柱がある。そこに愛情のクローバがある。

『???の山』…………クフウコの??となっている。幸福のクローバがある。


エンジュ界…………マンテ・ツテさとコツル・リルが住んでいる世界。

四つ葉の神殿…………虹色の四つ葉のクローバが大切に保管されている。
          エンジュ界と人間界を守っている。  


イカマ界…………エンジュ界と人間界を支配しようとしている。
        その為、虹色の四つ葉のクローバを盗み出し、バラバラにした。












『希望』…………こうあって欲しいと望み願う事。またその願い。将来に対する明るい見通し。


『誠実』…………真心がこもっていて、嘘・偽りがない事。


『愛情』…………人やものに注ぐ暖かな気持ち。慈愛。異性を恋う慕う気持ち。恋愛の情。


『幸福』…………不平や不満がなく、心が満ち足りてる事。幸せ。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.13 )
日時: 2013/12/01 10:31
名前: ハヤヒナ

06 幹部?の三人

此処はウユチイメの洞窟。別名、ツジイセの穴にイカマ界の連中がいた。
幹部?と言われているシビナハ、ゼカサア、ワガセの三人であった。
シビナハ 「この洞窟の何処にあるんだ。誠実のクローバは。」
ゼカサア 「エンジュ界の連中より先に見つけ、破壊しないといけないからな。」
ワガセ 「面倒くさいよ〜。」
シビナハ 「確か、人間界から三人来てるらしいな。」
ゼカサア 「そう言えばそうだな。その内の二人はあの時の二人に似ているらしいが。」
ワガセ 「それにしても、幹部?の私達が探し破壊しなくてもいいと思わない?」
シビナハ 「ワガセの言うとおりだな。」
ワガセ 「そうでしょ。」
ゼカサア 「他の連中がやればいい事だし……、探し破壊するの止めるか?」
シビナハ 「そうするか。」
ワガセ 「賛成〜。」
シビナハ 「だったら疲れた事だし、此処で寝るか。」
ゼカサア 「そうするかワガセ。」
ワガセ 「そうしよう。」
シビナハ三人は洞窟の壁にもたれ掛かって寝てしまった。









その頃、ハヤテ達は洞窟付近にいた。
リル 「そう言えば伊澄さんが見えないけど……。」
ハヤテ 「……本当ですね。伊澄さんの姿が見当たりませんね。」
ヒナギク 「また迷子になったのかしら?」
ツテ 「そのようだな。」
リル 「どうするツテ。」
ツテ 「…そうだな。俺とリルが伊澄を探すから、二人は洞窟に入って探してくれ。」
ハヤテ 「えっ!?僕とヒナギクさんの二人ですか??」
ヒナギク 「洞窟に入って、誠実のクローバを探すの??」」
リル 「大丈夫よ。先も言った様に洞窟の中は一本道みたいなものだから。
    気をつけていれば大丈夫よ。迷う事はないわ。」
ツテ 「でも気を付けろ。イカマ会の連中がいるかもしれないからな。」
ハヤテ 「分かりました。では行きましょうかヒナギクさん。」
ヒナギク 「そうねハヤテ君。」
リル 「伊澄さんを探し出したら追いつくわ。」
ツテ 「誠実のクローバは一本道の奥にあるからな。」
ハヤテとヒナギクはツテとリルと一旦別れ、ウユチイメの洞窟に入っていた。


リル 「あの二人で大丈夫かしら。」
ツテ 「大丈夫に決まってるさ。俺たちと同じで仲がいいしな。」
リル 「そうね。私達と同じで恋人同士でもあるしね。」
ツテ 「そう言う事だ。」
リル 「それに私達は二人の……これ以上は言ったら駄目だったわ。」
ツテ 「ああ。ハヤテとヒナギクを信じようぜ。必ずエンジュ界を救ってくれるはずだ。」
リル 「人間界もね。私達は伊澄さんを探しに行きましょ。」
ツテとリルは伊澄を探しに歩き始めた。


それにしても、ツテとリルが言った謎の言葉。ツテとリルの正体とはいかに!?
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.14 )
日時: 2013/12/02 10:45
名前: ハヤヒナ

07 ツテとリル

ツテとリルは探し始めて数分後、伊澄を発見した。
伊澄 「ツテさんにリルさん。ハヤテ様と生徒会長さんは?」
ツテ 「二人だったらウユチイメの洞窟に入っていたぜ。」
伊澄 「そうですか。それであの事はまだ話してはいませんよね。」
リル 「ええ。話してはいないわ。」
伊澄 「今は話さないほうが良いでしょ。」
ツテ 「それにしても協力してくれる人間界の二人がハヤテとヒナギクだったとは。」
リル 「驚いたわ。」
伊澄 「私も驚きましたわ。」
ツテ 「ハヤテとヒナギクの…………これ以上は言ったら駄目だったよな。」
リル 「そうね。もし二人が今知ったら、良くないわ。」
伊澄 「そうなると知らせない方がいいかもしれません。」
ツテ 「その方が良いな。」
リル 「二人の未来の為にもね。」
伊澄 「そろそろ私達もハヤテ様と生徒会長さと合流しましょ。」






一方、ハヤテとヒナギクはウユチイメの洞窟を進んでいた。
ハヤテ 「それにしても初デートがこんな事になるとは……。」
ヒナギク 「思ってもいなかったわね。」
ハヤテ 「でも世界の危機を救うためですから。」
ヒナギク 「頑張らないといけないわね。私とハヤテ君は選ばれたんだから。」
ハヤテ 「そうですね。それにしてもヒナギクさん。」
ヒナギク 「何ハヤテ君。」
ハヤテ 「恐らく同じ事を考えてると思いますけど。」
ヒナギク 「私もハヤテ君と考えていたわ。」
ハヤテ 「ツテさんとリルさんの二人、初めてあった気がしませんよね。」
ヒナギク 「そうよね。何処かであった気がするよね。」
ハヤテ 「ええ。さっきから気になっているんですよ。」
ヒナギク 「私もよ。でも今は、それを考えるのは止めにしましょ。」
ハヤテ 「そうですね。それよりも今は、洞窟の奥を目指しましょ。」
ヒナギク 「そうね。急ぎましょ。」
ハヤテとヒナギクは洞窟最深部へと足を進めた。






その頃、ハヤテとヒナギクよりも先に入ったイカマ界の幹部?の三人は、
シビナハ 「zzzzzzzzzzz」
ゼカサア 「zzzzzzzzzzz」
ワガセ 「zzzzzzzzzzz」
シビナハ 「zzzzzzzzzzz」
ゼカサア 「zzzzzzzzzzz」
ワガセ 「zzzzzzzzzzz」
洞窟の壁にもたれ掛かって寝ていたのであった。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.15 )
日時: 2013/12/03 10:34
名前: ハヤヒナ

08 二つ目のクローバ

ハヤテとヒナギクはウユチイメの洞窟を進んでいると三つの影が見えた。
ヒナギク 「誰かいるみたいよハヤテ君。」
ハヤテ 「誰でしょうか。」
近づいてみると、三つの影は壁にもたれ掛かって寝ていた。
ハヤテ 「この三人、先程のギナとヤクサの二人と同じ服装ですね。」
ヒナギク 「って事は、同じイカマ界の人ね。」
ハヤテ 「恐らく四つ葉のクローバを破壊しようと此処まで来たまでは良いが、
     疲れたか面倒くさくなって、此処で寝る事にしたところでしょうか…?」
ヒナギク 「そうかもしれないわね。でもお陰で助かったわね。」
ハヤテ 「ええ。それよりも先に行きましょう。」
そして…………数分。洞窟奥へとたどり着いた。
そこに虹色に輝く物体があった。
ハヤテ 「これですね。誠実のクローバは。」
ヒナギク 「そうね。」
ハヤテとヒナギクは誠実のクローバを回収し、洞窟の外へと出た。
洞窟を出たと同時に伊澄、ツテとリルと合流した。
伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん。誠実のクローバはあったんですね。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「あったわ。」
ツテ 「それよりもイカマ界の連中はいたのか?」
ハヤテ 「ええ。いましたが大丈夫でしたよ。」
リル 「どうしてなの?」
ヒナギク 「壁にもたれ掛かって寝てたわ。」
ツテ 「そうか。それだったら安心だな。」
リル 「次の場所に急ぎましょ。」
ハヤテ 「次のクローバは何処にあるんですか。」
ツテ 「次はイモオの谷にあるらしいんだ。」
ヒナギク 「イモオの谷って何なの?」
リル 「イモオの谷はウョジイアと呼ばれている柱があるの。」
ハヤテ 「ウョジイアの柱って何ですか?」
ツテ 「行けば分かるがウョジイアの柱は沢山あるんだ。」
ヒナギク 「何本あるの?」
リル 「私達も数えた事がないから分からないの。」
ツテ 「でも四つの場所の中では一番広いんだ。」
ハヤテ 「どれくらい広いんですか。」
リル 「3つの場所をあわせたぐらいの広さよ。」
ヒナギク 「それくらい広いの?」
ツテ 「ああ。行けば分かる。」
伊澄 「見えてきましたよ。アレがイモオの谷です。」
そうこう話しているうちにイモオの谷にたどり着いたのであった。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.16 )
日時: 2013/12/03 14:47
名前: ハヤヒナ

09 企み

??? 「コトオにナンオ、どうでしたか?」
コトオ 「???様!ギナやヤクサに続き、シビナハ、ゼカサア、ワガセも駄目でした。」
ナンオ 「希望も誠実も、奴らの手に入っています。」
??? 「次はどうなっていますか?」
コトオ 「ルハチとカイアを向かい合わせています。」
??? 「そうですか。確か、人間界からも三人来ていましたね。」
ナンオ 「はい、???様。その内の二人は、以前の時の二人に似てます。」
??? 「それでエンジュ界とその人間どもの現在地は?」
コトオ 「シビナハ、ゼカサア、ワガセが洞窟でしたから、恐らく既に洞窟を出てると思います。」
ナンオ 「次はイモオの谷と思います。」
??? 「そうですか。一先ず、ルハチとカイアに任せましょ。
     それはそうと、アレの方はどうなっていますか?」
コトオ 「もう少しで完了します。」
ナンオ 「完了したら、エンジュ界と人間界はイカマ界の支配は間違いないでしょ。」
??? 「では頼みましたよ。コトオにナンオ。」
「「了解しましたネテアさま。お任せください。」」








ルハチ 「私達はちゃんとやりましょ。カイアさん。」
カイア 「そうですね。ネテア様の為にも、私達イカマ界の為にも頑張りましょ。」
ルハチ 「何としてもクローバを破壊しないといけませんわ。」
カイア 「破壊した後、エンジュ界や人間が持っているクローバも奪い破壊しないといけないわ。」
ルハチ 「……所でどっちに向いましょうか。」
カイア 「取り合えず……イモオの谷にしましょ。」








ネテア 「???、順調に進んでいますか。」
??? 「ああ、ネテアか。コトオとナンオの言うようにもう少しだぜ。」
ネテオ 「そうですか。もう少しで私達イカマ界のものになりますねナキマ。」
ナキマ 「あ。前回は駄目だったか、今回はコレがあるから大丈夫だぜネテア。」
ネテア 「引き続き頼みましたわナキマ。」
ナキマ 「お任せを。」

遂にに判明したイカマ界のボスのネテアと子ボスのナキマ。
もう少しで完成するアレでエンジュ界と人間界を支配できる物とは!!???


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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.17 )
日時: 2013/12/04 10:17
名前: ハヤヒナ

参照が丁度1000になった事を記念して、特別小説です。








特別編 ツテとリル、四つ葉のクローバ

此処はエンジュ界。人間界とを繋ぐ場所に四つ葉の神殿があった。
その神殿に二人の男女がいた。男はマンテ・ツテ。女はコツル・リル。
二人は四つ葉の神殿の守り人でもあった。
四つ葉の神殿には、虹色の四つ葉のクローバがある。
その虹色の四つ葉のクローバは、エンジュ界と人間界のバランスを保つためにある。
それがないとバランスが崩れ、エンジュ界と人間界は崩壊してしまうのだ。
昔、四つ葉のクローバがばらばらになり、エンジュ界と人間界が崩壊層になった事があった。
犯人は、エンジュ界と対立しているイカマ界の仕業であった。
イカマ界はエンジュ界と人間界を支配しようとしていた。
そして……エンジュ界・四つ葉の神殿から虹色の四つ葉のクローバを盗み出し、バラバラにしてしまった。
エンジュ界と人間界が危機に陥れようとしていたが、ある二人の男女によって、それらは免れた。
人間界から来た2人の男女によって。男はテヤハ。女はクギナヒ。
その二人の活躍によって、イカマ界からエンジュ界と人間界を救ったのであった。
その後、虹色の四つ葉のクローバは元通りになり、四つ葉の神殿が建たれて、そこに納められたのであった。
リル 「また起こらないと良いわね。」
ツテ 「ああ。例え起こっても人間界の二人の協力が必要となるな。」
リル 「この事はイカマ界も分かっていると思うから油断は出来ないわ。」
ツテ 「その通りだ。だから俺達が守っているからな。」
四つ葉の神殿は通称、レインボークローバと呼ばれている。
中は博物館や美術館のような施設となっている。
その中央に虹色の四つ葉のクローバが展示、納められている。
エンジュ界の人達からは、風と桜の神殿と呼ばれている。
エンジュ界と人間界を救ってくれた人間界の二人が、風と桜のイメージだからであった。
風がテヤハ。桜がクギナヒ。その二人をいつまでも忘れず残す為に、そうしたのであった。
そんあこんなで、今日もツテとリルは神殿を守るのであった。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.18 )
日時: 2013/12/07 10:27
名前: ハヤヒナ

10 愛情のクローバ争奪戦 1

イモオの谷に谷に辿り着いたハヤテ達。
ツテ 「このウョジイアの柱のどれかに愛情のクローバがあるはずだ。」
リル 「手分けして見つけましょ。」
ハヤテ 「そうですね。何本あるか分かりませんから。」
ヒナギク 「その方が早いわね。二手に分かれましょ。」
伊澄 「それでしたらハヤテ様と生徒会長さん、私とツテさんとリルさんで。」


すると…………、


??? 「そうはさせませんよ。」
??? 「希望と誠実のクローバをこっちに渡してもらいましょうか。」
ツテ 「イカマ界の連中か!」
ルハチ 「私は上幹部の一人、ルハチ。」
カイア 「同じくカイアよ。」
リル 「渡せないに決まってるわ。」
ハヤテ 「渡しませんよ。」
ヒナギク 「渡せないわ。」
カイア 「それじゃあ勝負をしましょ。」
ツテ 「何の勝負だ!」
ルハチ 「先にどっちが愛情のクローバを見つけるかを。」
カイア 「それで私達が先に見つけたら、」
リル 「見つけたら?」
ルハチ 「あなた達が持っている希望と誠実のクローバを渡してもらいましょうか。」
ハヤテ 「そんな事出来る筈ありません。」
ヒナギク 「出来る筈はないわ。」
カイア 「若しかして、かつ自身がないのかしら?」
ヒナギク 「…………何ですって!!!」
ルハチ 「負けるのが怖いんですね。」
ヒナギク 「!!!!!!そんな事ないわ!!!!!!」
ルハチ 「じゃあ勝負しますか。」
ヒナギク 「いいわよ。受けて立つわ。」
カイア 「では早速勝負開始ですね。」
と言う訳で愛情のクローバ争奪戦が始まった。




ヒナギク 「そう言う事で絶対に勝つわよハヤテ君。」
ハヤテ 「は、はい。」
ヒナギク 「それじゃあ私達も探しましょ。」
ハヤテとヒナギクも愛情のクローバを探し始めた。




ツテ 「やはりヒナギクの負けず嫌いが発動したか。」
リル 「こうして思うと、やはりと思うわ。」
ツテ 「でも心配は要らないな。」
リル 「そうね。ハヤテ君とヒナギクだから。」
伊澄 「そうですよツテさんにリルさん。ハヤテ様と生徒会長さんを信じましょ。」
ツテ 「じゃあ俺達も探し始めるか。」
リル 「そうね。二人に任せるだけでは行けないわ。」
伊澄、ツテ、リルも探し始めた。
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.19 )
日時: 2013/12/09 15:10
名前: ハヤヒナ

11 愛情のクローバ争奪戦 2

ヒナギクの負けず嫌いが発動し、愛情のクローバ争奪戦が始まった頃、
イカマ界では怪しげな動きがあった。
ネテア 「コトオにナンオ、順調に進んでいますか?」
コトオ 「完成間近です。」
ネテア 「クローバ破壊の方はどうなっています?」
ナンオ 「ツテとリル、人間どもに希望と誠実が渡っています。
現時はイモオの谷でルハチとカイアが奴らと争奪戦を行ってる状況です。」
ネテア 「では引き続き頼みましたわよ。ナキマもお願いしますよ。」
「「「はい。」」」






イモオの谷で愛情のクローバ争奪戦が始まって、数分が経過していた。
ハヤテ 「ヒナギクさん、ありましたか愛情のクローバ。」
ヒナギク 「ないわ。ハヤテ君の方はどう?」
ハヤテ 「こっちもまだ見つかりません。」
ヒナギク 「……それにしても何本あるのかしら?ウョジイアの柱は。」
ハヤテ 「そうですね。皆同じように見えますし。」




カイア 「ルハチ、ありましたか?」
ルハチ 「ありませんわカイア。」
カイア 「速く見つけないと、」
ルハチ 「ヤバイですわね。」




ツテ 「ハヤテもヒナギクもなかなか見つからないな。敵もそうだけど。」
リル 「そうね。私達も見つけられないから。」
伊澄 「そうですね。」




ハヤテ 「これで何本目でしょうか?」
ヒナギク 「分からないわね……………キャッ!!!」
側にあった小石にヒナギクは躓いて転んでしまった。
ハヤテ 「大丈夫ですかヒナギクさん。」
ヒナギク 「大丈夫よハヤテ君。躓いて転んだだけだから。」
ハヤテ 「ヒナギクさん。僕の手に捕まって下さい。」
ヒナギク 「あ、有難うハヤテ君。」
顔を紅くしながらもハヤテの手を掴み、立ち上がったヒナギクであった。
とその時、側にあったウョジイアの柱が光りだし、愛情のクローバが表れた。
ヒナギク 「これが愛情のクローバかしら?」
ハヤテ 「そうみたいですね。」
見つけたと同時に伊澄、ツテ、リルと合流した。
伊澄 「やりましたねハヤテ様に生徒会長さん。」
ツテ 「コレで後は一つだな。」
リル 「残りは幸福のクローバよ。」
ハヤテ 「残り一つですか。頑張りましょヒナギクさん。」
ヒナギク 「そうね。頑張りましょハヤテ君。」
残りは、幸福のクローバとなった。
カイア 「またもやられましたか。」
ルハチ 「残り一つは、必ず私達イカマ界が破壊しますわ。」
とルハチとカイアは去っていた。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.20 )
日時: 2013/12/12 10:41
名前: ハヤヒナ

12 ツジンシの山へ

順調に希望、誠実、愛情のクローバを見つけたハヤテ達。残り一つ、幸福のクローバだけとなった。
ハヤテ 「ツジンシの山ってどういう山なんですか?」
ツテ 「その山はある願いが込められて付けられた山なんだ。」
ヒナギク 「ある願い?」
リル 「何でも幸せを願う思いが込められているの。」
ハヤテ 「幸せですか?」
ヒナギク 「どんな幸せなの?」
ツテ 「その人の一番思っている幸せと言われてるんだ。」
リル 「幸せにも人によって違うから。」
ハヤテ達はツジンシの山に向かいながら話していた。






その頃、イカマ界ではある者が完成していた。
コトオ 「ネテア様、津に完成しました。」
ネテア 「やっと完成しましたか。」
ナンオ 「コレですネテア様。」
ネテア 「…性能はどうですかナキマ。」
マキナ 「バッチリデス。エンジュ界も人間界も支配できます。」
ネテア 「そうですか。では早速行動開始としましょう。」
「「「はい。」」」







そして……………………ハヤテ達はツジンシの山に辿り着いていた。
ハヤテ 「この山って何メートルあるんですか。
ツテ 「777メートルある。」
ヒナギク 「傾斜はどれぐらいなの?」
リル 「傾斜は77度あるわ。」
ハヤテ 「7ばかりですね。」
ツテ 「そうだろ。別名、クフウコの丘と言われてぐらいなんだ。」
リル 「7が3つそろうとスリーセブンと言うように7にまつわる山なの。」
伊澄 「7は幸福と言われていますから。」
ハヤテ 「残りの虹色のクローバ、幸福のクローバがあるのは間違いないんですね。。」
ツテ 「ああ。恐らくこの山の頂上にある筈だ。」
ヒナギク 「それからどうするの?」
リル 「幸福のクローバを見つけたら、神殿に戻って元通りにし収めるの。」
ツテ 「そうすれば、エンジュ界と人間界はイカマ界からの侵略を防ぐ事が出来るんだ。」
リル 「それよりも急ぎましょ。イカマ界も何か仕掛けて襲ってくるはずだから。」
ハヤテ 「そうですね。」
ヒナギク 「そうね。」
ハヤテ達はツジンシの山を登り始めたのであった。



第2章 エンジュ界とクローバ 〔完〕
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.21 )
日時: 2013/12/22 10:53
名前: ハヤヒナ

第3章に入る前に人物について紹介します。


★イカマ界★

○子幹部・・・ギナとヤクサ
『イヨマの森』…………ウボキの祠に登場。

○下っ端・・・シビナハとゼカサアとワガセ
『ウユチイメの洞窟』…………別名、ツジイセの穴に登場。

○上幹部・・・ルハチとカイア
『イモオの谷』…………ウョジイアの柱に登場。

○配下・・・アリマとキサ
『ツジンシの山』…………別名、クフウコの丘に登場(する)。

○側近・・・コトオとナンオ
イカマ界のリーダー、ネテアに使える。
エンジュ界の四つ葉の神殿から、虹色の四つ葉のクローバを盗み出した。

○ 副リーダー・・・ナキマ
リーダー、ネテアの一番に置ける存在。

○イカマ界リーダー・・・ネテア
エンジュ界と人間界を征服しようとしている。




★エンジュ界★

○ツテとリル
イカマ界のコトオとナンオによって、虹色のクローバがバラバラにされてしまった。
その内の一つが人間界に落ち、偶然にもイカマ界の野望を止める2人に拾われる。
…………ハヤテとヒナギクである。
しかも、ツテトリルはハヤテとヒナギクを知っている。
鷺ノ宮伊澄とは深い繋がりがある。




★人間界★
○鷺ノ宮伊澄
エンジュ界のツテとリルとは深い繋がりがある。
それに…………ツテとリルがハヤテとヒナギクにある秘密を知っている一人でもある。


●この小説の主役…………綾崎ハヤテと桂ヒナギク
やっとの事で告白し、カップルとなった。
しかし、初デート当日にエンジュ界と人間界を救う事となった。
ツテとリルとは何かがある模様で。…………ハヤテとヒナギクは薄々、気付いてる…………!?。




詳しい設定は次にします。
…………その前に、一話完結の小説をします。(勿論、ハヤヒナ。)





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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.22 )
日時: 2014/01/06 09:59
名前: ハヤヒナ

最終章 幸せのクローバ

01 四つ葉の意味とある秘密…………!?

四つ葉のクローバには意味がある。


『希望』…………こうあって欲しいと望み願う事。またその願い。将来に対する明るい見通し。


『誠実』…………真心がこもっていて、嘘・偽りがない事。


『愛情』…………人やものに注ぐ暖かな気持ち。慈愛。異性を恋う慕う気持ち。恋愛の情。


『幸福』…………不平や不満がなく、心が満ち足りてる事。幸せ。








ハヤテとヒナギクはやっとの思いで恋人同士となった。
そして…………、初デートの日、ある事件に巻き込まれた。
デートをしていたら、四葉のクローバを二つ発見し、それを財布の中に入れた。
…………暫く歩いていると、虹色に光る物体を発見した。
そこで鷺ノ宮伊澄と出会い、エンジュ界について聞かされる。
…………そして、ツテとリルがエンジュ界からやって来て、状況を聞く。
その後、ハヤテとヒナギクは伊澄、ツテ、リルともにエンジュ界に行く。
イカマ界からのエンジュ界と人間界の侵略を防ぐために。
…………ハヤテとヒナギクは選ばれたのであった。



ツテ 「この頂上に幸福のクローバがあるんだ。」
リル 「それを取ったら、神殿に戻って、元通りにすれば大丈夫よ。」
伊澄 「もう少しですから、頑張って下さい。ハヤテ様に生徒会長さん。」
「「分かりました(分かったわ)。」」
ハヤテとヒナギクは言った。
イカマ界の攻撃に遭いながらも、『希望』、『誠実』、『愛情』を見つけ、残り一つとなった。
…………残り1つ、ツジンシの山を登っていた。
…………そんな中、ハヤテとヒナギクは伊澄、ツテ、リルに聞こえない様に話していた。
ハヤテ 「やっぱり気のせいではありませんよねヒナギクさん。」
ヒナギク 「そうねハヤテ君。あの二人、他人事には思えないわ。」
あの二人とは、ツテとリルである。
…………実際にツテとリルは、ハヤテとヒナギクと関わりがある。
それは…………ツテとリルは、ハヤテとヒナギクの…………であるから。




と話している内に、ツジンシの山の登場に辿り着いた。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.23 )
日時: 2014/01/07 17:15
名前: ハヤヒナ

02 砕け散ったクローバ!!

ハヤテ 「ツテさんとリルさんに聞きたい事があるんですか…?」
ヒナギク 「良いかな?」
ツテ 「良いぜ!」
リル 「何を聞きたいの?」
ハヤテ 「ツテさんとリルさん、初めて会った気がしないんですが…………、」
ヒナギク 「何処かで会った事…………無かったかしら?」
「「「!!!!!!」」」
伊澄、ツテ、リルは驚いた。
ツテ 「(やはり分かっていたのか?)」
リル 「(でも…完全には分かっていないけど、伊澄さんどうするの?)」
伊澄 「「(完全ではないとは言え、ハヤテ様と生徒会長さんは分かっていましたし…………。)」」
ハヤテとヒナギクになんとなく分かっていた事に困っていた。
ヒナギク 「鷺ノ宮!?」
ハヤテ 「何か知っているんですか?」」
伊澄 「そ、それはですね……(こうなったら話すしかありませんね。)」
ツテ 「その方が良いな。」
リル 「そうね。分かった以上、話すしかないわね。」
ハヤテ 「伊澄さん?」
ヒナギク 「知っているなら話してくれないかしら?」
伊澄 「分かりました。実はですねツテさんとリルさん…………・」
と話そうとした瞬間、




ドカアアアアアアアァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!




と大きな音がした。
ハヤテ 「今、大きな音がしましたね。」
ヒナギク 「何があったの?」
ツテ 「イカマ界の仕業だな。」
リル 「本格的にクローバを破壊しに来たのよ。」
伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん、気を付けて下さい!」
ハヤテ 「分かりました。」
ヒナギク 「分かったわ。」
ハヤテとヒナギクも構えた…………その時!!!!
「「!!!!!!!!」」
ハヤテとヒナギクが苦衷に浮かびあってしまった。
伊澄 「大丈夫ですか!?ハヤテ様!!生徒会長さん!!」
二人からは返事が無い。
ツテ 「イカマ界の奴らだな!!」
リル 「この力は、アリマとキサね。」
??? 「よく分かったわね。」
?? 「その通りよ。」
ツテとリルが喋った後に声がし、振り向くとアリマとキサが姿を現した。
アリマ 「良く分かったわね。」
キサ 「さすがエンジュ界の二人ね。」
ツテ 「やはり、アリマとキサか。」
リル 「ハヤテ君とヒナギクを放しなさい!」
アリマ 「放すわよ。その前にコレを破壊してからよ。」
と言った瞬間、集めた四つのクローバが、ハヤテとヒナギクのポケットから出てきた。
キサ 「『希望』、『誠実』、『愛情』、『幸福』、全部揃ってるわ。」
………・・・そして、そのクローバが、




パリイイイイイイイイイィィィィィィィィンンンンン!!!!!!!




大きな音ともに粉々に砕け散ってしまった。




ハヤテとヒナギクは言うと、アリマとキサの念によって、空中に浮いたまま気を失っていた。




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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.24 )
日時: 2014/01/08 10:25
名前: ハヤヒナ

03 闇に変わるエンジュ界

………………………………とそこへ、ネテアとナキマが現れた。
ネテア 「アリマにキサ、良くやりましたわ。」
アリマ 「ネテア様、当然ですわ。クローバはちゃんと破壊しましたわ。」
そこには、砕け散った虹色の四葉のクローバの破片があった。
ナキマ 「人間界の奴らはどうなってるんだ?」
キサ 「私達の念によって、空中に浮いたまま気を失っています。」
ネテア 「それは良いですね。さてと最終段階に入る事にしましょ。」
ツテ 「どう言う事だ!!」
キサ 「クローバを破壊する事は出来たが、泳がせていたんだよ。」
リル 「どういう事なの?」
ネテア 「まとめて破壊したほうが、パワーがあるからよ。」
キサ 「それと準備もあるからな。」
……すると、コトオとナンオがやって来た。
コトオ 「ネテア様、準備完了いたしました。」
ナンオ 「いつでも開始できます。」
ネテア 「そうですか。では、アリマ。砕け散った破片をアレに。」
アリマ 「分かりました。」
…………すると、ロボットが現れ、砕け散った破片がロボットに降り注いだ。
ツテ 「コレは…………!!?」
リル 「あの時のだわ。…………しかも以前よりかなりの力を感じるわ。」
ネテア 「当然ですわ。」
伊澄 「ハヤテ様と生徒会長さんをどうするつもりですか。」
ネテア 「エンジュ界と人間界の支配のために、二人のパワーを利用する為にね!!」
ツテ 「どう言う事だ!!」
ナキマ 「気付かないとでも思ったのか!!」
リル 「ま、まさか…………!!」
ネテア 「そのまさかよ。」
ギナ 「ツテとリルが、」
ヤクサ 「気を失っている人間の」
シビナハ 「ハヤテとヒナギクに」
ゼカサア 「関わりがある事を、」
ワガセ 「私達が」
ルハチ 「思っても無いと」
カイア 「無いんじゃないですか。」
今まで戦ってきた?イカマ界の奴らも現れた。
ネテア 「……そして、前回の時のテヤハとクギナヒとの関わりもね。」
マキナ 「知らないとでも思ったのか。」
ツテ 「クッ…………、コレだけの人数、数が多すぎる。」
リル 「全部相手にしていたら、霧が無いわ。」
伊澄 「でも早くしないと滅びてしまいます。」
段々と、エンジュ界が闇に染まっていた。
ネテア 「長話もなんだから、ツテとリルには消えてもらうわ。」
マキナ 「この人間を始末すればツテとリル、お前達が消えるからな。」

『イヨマの森』、『ウユチイメの洞窟』、『イモオの谷』、『ツジンシの山』が闇に染まりながら、
今にも崩壊しそうにあった。
ツテ 「…………どうすればいいんだ。」
リル 「方法は無いのかしら。」
キサ 「そんなのある訳ありませんわ。」
「「「………………………………………………………」」」
伊澄、ツテ、リルは、気を失いながらも苦しそうにしてるハヤテとヒナギクを見ていた。
ハヤテとヒナギクは未だに、アリマとキサのねんいよって、空中に浮いていた。












…………だが、イカマ界はミスをしていた。全員、それに気付いていていなかった。
虹色の四つ葉のクローバを完全に破壊していない事に。…………後一つ残っている事に。
……………………伊澄、ツテ、リル、イカマ界全員、気付いていなかった。







…………そして、ハヤテとヒナギクは…………!!???








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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.25 )
日時: 2014/01/09 09:40
名前: ハヤヒナ

04 ある空間のハヤテとヒナギク

……………………ハヤテとヒナギクは、ある空間で目を覚ました。
ハヤテ 「あ、ヒナギクさん。大丈夫ですか。」
ヒナギク 「うん。大丈夫よ。ハヤテ君は大丈夫なの?」
ハヤテ 「僕も大丈夫ですよ。」
ヒナギク 「それは良かったわ。…………それにしても、「此処は何処かしら?」
ハヤテ 「確か僕達はデートしていましたよね。」
ヒナギク 「その途中に鷺ノ宮さんとあって、エンジュ界からきたツテさんとリルさんに会ったんだったよね。」
ハヤテ 「ええ。二人から協力して欲しいと言われて、一緒にエンジュ界に来ましたよね。」
ヒナギク 「そして、イカマかいによってバラバラにされた虹色の四葉のクローバを集めたのよね。」
ハヤテ 「そうでしたね。そして、全て集めた時にイカマ界の人がやって来て…………」
ヒナギク 「…………その後が思い出せないわ。」
ハヤテ 「僕もですよ。何か関係あるかもしれませんが、此処を脱出しないといけませんね。」
ヒナギク 「そうね。それにしても辺り一面真っ白で、何も無い感じね。」
ハヤテ 「でもヒナギクさん、微かに向こうの方に水色と桃色の光が見えますよ。」
ヒナギク 「本当だわ。取り合えず、そこに行ってみましょ。」
ハヤテとヒナギクは、わずかに見えた光の場所に向かった。






…………………………………………………………………………………………………………
かなり短いですが、此処で終わります。
…………………………………………………………………………………………………………
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.26 )
日時: 2014/01/10 10:01
名前: ハヤヒナ

05 光と闇と…………

ネテア 「そろそろ消えて貰いましょう。」
「「…………」」
伊澄 (どうすれば…………)
ネテア 「ナキマ、おやりなさい。」
ナキマ 「はい。ツテにリル、そこにいる人間、覚悟するがいい。」




…………とその時、あたり一面覆っていた闇が突然…………止まった。
ギナ 「おい、闇が止まったぞ。」
ヤクサ 「どうなってるんや。」
ネテア 「アリマにキサ、ちゃんと全部、破壊したのですか!」
アリマ 「全部破壊しましたネテア様。」
キサ 「四つ全て、一つ残らず破壊しました。人間二人を捉えて。」
ルハチ 「それでしたら、闇が止まる事は無いはずですか。」
カイア 「どうして止まったんでしょう?」
シビナハ 「コトオとナンオが最初、破壊せずにバラバラにしただけが原因じゃないか。」
コトオ 「確かにそうだか、関係ないと思うぞ。」
ナンオ 「そうとも。これも作戦だったんだぞ。」
ゼカサア 「だったらどういうことなんだ?」
ワガセ 「分からないね。」


すると…………、
ツテ 「おい、アレは何だ??」
リル 「何か光ってるわ。」
伊澄 「アレはハヤテ様に生徒会長さん。」
ネテア 「何で光っているの」
ツテ 「おい!!アレを見るんだ!!!」
リル 「二人の回りに何かあるわ。」
見ていると…………、虹色に光る棒の光がハヤテとヒナギクを包んでいた。
伊澄 「アレは四つ葉のクローバの一部…………見たいです。」
















「「「「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」
この場に居た全員、敵味方問わず思い出した。
…………四つ葉のクローバは、四つだけではなかった。もう一つあったのだった。
それは、…………茎の部分である事に、エンジュ界もイカマ界も忘れていたのだった。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.27 )
日時: 2014/01/12 11:12
名前: ハヤヒナ

今回は、今までのおさらいです。


第1章 ハヤテとヒナギク


GWが終わったある日、ハヤテは机の中に手紙を発見した。
…………ヒナギクからのラブレターであった。
書いてあった場所、初めて出会った場所に行くと、ヒナギクが居た。
ヒナギクはハヤテに…………、告白した。
ハヤテもヒナギクが好きなことが分かり、告白は成立し、恋人同士となった。


その頃、エンジュ界では事件が起こっていた。
イカマ界によって、神殿にあった虹色の四つ葉のクローバが盗まれ、バラバラになった。
…………その内の一つが人間界に落ちてしまった。



ハヤテとヒナギクがデートしていると、虹色に光る棒を発見。そこで伊澄と出会う。
伊澄から話を聞いていると魔物が出現、伊澄が退治。
退治し終わった所で、エンジュ界からツテとリルがやってきた。
事情を聞いたハヤテとヒナギクは、共にエンジュ界へ向かった。





第2章 エンジュ界とクローバ


エンジュ界に着いたハヤテとヒナギクはツテとリル、伊澄と一緒に虹色のクローバを探す。
『イヨマの森』、『ウユチイメの洞窟』、『イモオの谷』の三つの場所に行き、
希望、誠実、愛情を発見した。
『イヨマの森』ではヤクサ、ギナと、『ウユチイメの洞窟』ではシビナハ、ゼカサア、ワガセと、
『イヨマの谷』ではルハチ、カイアと、イカマ界の刺客との戦いもあった。

そんな中、イカマ界ではある計画が進められていた。
リーダーのネテア、吹くリーダーのナキマ、コトオとナンオがその計画を進行していた。


その頃、ハヤテとヒナギク達は、『ツジンシの山』を登っていた。




最終章 幸せのクローバ

最後の一つ、幸福のクローバを集めた時、爆発が起きた。
その直後、イカマ界のアリマとキサが現れ、ハヤテとヒナギクは空中で気を失う。
…………そして、虹色の四つ葉のクローバは破壊される。
そこへ、ロボットが現れ、さらにイカマ界の奴らが現れ、ハヤテとヒナギクのパワーが目的と判明。
ハヤテとヒナギクが消えれば、ツテとリルが消滅する事を知ってたからである。
…………だが、エンジュ界もイカマ界もあるミスをしていた…………。








最終章は残り、5〜7話程度で完結いたします。
その後、エピローグでこの小説は完結します。



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.28 )
日時: 2014/01/14 10:19
名前: ハヤヒナ

06 …………未来の光…………!?

水色と桃色の光がある場所までやって来たハヤテとヒナギク。
ヒナギク 「何かしら、この光?」
ハヤテ 「何でしょうかね?何か分かれば、此処から脱出できるかもしれませんけど……」
ヒナギク 「…………分からないわね。」
そう言いながらも、恐る恐ると、その光に触れてみた。




すると…………、




「「!!!!!!!!」」




水色と桃色の光がハヤテとヒナギクを包み込み、ある光景を見せた。








??? 「コレで元通りだな。」
???? 「そうね。コレで私達の住む人間界も、エンジュ界も無事ね。」
二人の男女が居た。 男はテヤハ。女はクギナヒ。
その後に語りだしたツテとリルに良く似た人物も二人にお礼を言っていた。








ハヤテ 「これって、ツテさんとリルさんが言ってた光景ですね。」
ヒナギク 「前にエンジュ界と人間界の危機を救ったと言う、人間界の二人ね。」
ハヤテ 「しかもその二人の名前って、僕達の名前を反対にしただけですね。」
そう…………、テヤハはハヤテ、クギナヒはヒナギク、となる。
ヒナギク 「ねぇハヤテ君。イカマ界の敵の名前って、反対から言うとおかしくない?」
ハヤテ 「…………そう言えばそうですね。」




ギナはナギに、ヤクサは咲夜に、シビナハは花微に、ゼカサアは朝風に、ワガセは瀬川に、
ルハチは千桜に、カイアは愛歌に、アリマはマリアに、キサはサキになるのであった。



ヒナギク 「コレって、何か関係してるのかしら?」
ハヤテ 「分かりませんね。でも、何かあるのは確かですね。」
ヒナギク 「そうね。」








因みに、敵のロボットの名前は、ルタワ・キズカ・ムユアであった。







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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.29 )
日時: 2014/01/16 10:24
名前: ハヤヒナ

07 虹色の光

ハヤテ 「それよりも此処からどうやって出るんでしょうか…?」
ヒナギク 「分からないわね……。何かあるのかしら?」








…………その時!!!!








ハヤテとヒナギクのポケットが光った!!!!!!!!








光っていたのは…………、普通の…………四つ葉のクローバであった。
ハヤテ 「コレって、此処に来る前に拾った四つ葉のクローバですね。」
ヒナギク 「そう見たいね。その後直ぐに、虹色に光る物体を見つけたのよね。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「それよりも何で光ってるのかしら?」








すると、ハヤテとヒナギクの周りが突然光りだした。








そして…………、希望、誠実、愛情、幸福の文字が、虹色に光りながら浮かんで来た。







ハヤテ 「コレって…………!?」
ヒナギク 「何しかしら!!?」








すると、ハヤテとヒナギクの…………希望、誠実、愛情、幸福が映し出された…………。








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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.30 )
日時: 2014/01/24 15:23
名前: ハヤヒナ

08 帰還と修復





…………そして、ハヤテとヒナギクは戻ってきた。
伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん、無事でしたのね。」
ハヤテ 「ええ。何とか……ですね。」
ヒナギク 「此処に来る前に道端に生えていた四つ葉のクローバが光りだしたのよ。」
ツテ 「じゃあこの四つ葉のクローバのお陰で、」
リル 「二人は助かったわけね。」




すると……




ナキマ 「おいネテア!ロボットの動きが止まったぞ。」
ネテア 「コレは何ですの??」
コトオ 「追いロボットの真上を見てみろ!」
ナンオ 「何かあるぞ。」
曽於の他のイカマ界やハヤテやヒナギク、伊澄、ツテ、リルも上空に目をやった。




すると…………その瞬間、虹色の光が溢れ出した。
ハヤテ 「コレは…………虹…………みたいですけど?」
ヒナギク 「本物の虹以上に綺麗に輝いているわ。」
………言い終わった途端、辺りを覆っていた闇が消え、光りだした。
ツテ 「見ろ!闇に覆われたいたのが元に戻っていくぞ。」
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.31 )
日時: 2014/01/27 17:49
名前: ハヤヒナ

09 元の世界








…………そして、エンジュ界は元通りになり、人間界は無事に守られた。
ネテア 「くっ!今回も私達の負けの様ですね。」
コトオ 「しょうがない。今回も諦めて引き上げるか。」
ナンオ 「そうだな。おい貴様ら。次こそは乗っ取るから覚悟しとけ。」
ツテ 「いつ来ても同じだ。」
リル 「相手になるわよ。」
ネテア 「ふふっ。楽しみにしてますわ。さあてと、コレでおさらばですわ。」
その瞬間、当たり一面に白い煙が立ち込み、イカマ界は消えていた。




















ハヤテ 「居なくなりましたね。」
ヒナギク 「コレで終わったのかしら?」
伊澄 「ええ。終わりましたよ。」
ツテ 「ああ。今回も無事にエンジュ界と人間界を守る事ができたぜ。」
リル 「二人のお陰よ。」
ハヤテ 「…………それはそうと、聞きたい事があるんですが、」
ヒナギク 「いいかしら?」
ツテ 「ああ。」
リル 「何でも言って。」
そう言った瞬間、ハヤテとヒナギクはアイコンタクトした後、あの事を聞く事にした。
ハヤテ 「ツテさんとリルさんに聞きたい事って言うのはですね…、」
ヒナギク 「ツテさんとリルさんは、何処かで会った気がするのよ…。」
「「気のせいでしょうか(かしら)……………………????」」
その瞬間、ハヤテとヒナギクの意識が捉えた。




伊澄 「コレで全て解決ですね。…………で、本当に話さなくて良かったですか?」
ツテ 「ああ。話しても良かったけど、」
リル 「二人の運命を変えたくないしね。」
伊澄 「そうですね。その方がハヤテ様と生徒会長さんにとって良いかも知れませんね。」
ツテ 「ああ。この二人は俺達の……………………って事は秘密がいいからな。」
リル 「そう言う訳だから、お願いね。」
伊澄 「ええ。ではコレで失礼致しますね。マンテ・ツテさん、コツル・リルさん。」




そして、伊澄は記を失ったハヤテとヒナギクを連れて帰っていた。










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後のほうは変になりましたが、あと一話で完結いたします。
残り一話は一月中に更新いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.32 )
日時: 2014/01/30 09:42
名前: ハヤヒナ

10 幸せなクローバ




気が付くと、ハヤテとヒナギクは公園のベンチに座っていた。
ハヤテ 「何で僕達、此処にいるんでしょうか?」
ヒナギク 「分からないわね。」
ハヤテ 「確かデートの途中に四つ葉のクローバーを見つけた後、この公園によりましたよね。」
ヒナギク 「ええ。そうだったわね。それでこのベンチに座ったら…………。」




そう、ハヤテとヒナギクはあの出来事は覚えては居なかった。
ツテとリル、伊澄によって、記憶を消されたからである。




ハヤテ 「ヒナギクさん、そろそろ公園を出て、デートを続けましょう。」
ヒナギク 「そうねハヤテ君。何処に行こうか?」
ハヤテ 「ファミレスにでも行きませんか?」
ヒナギク 「うん。良いわね。ファミレスに行きましょ。」
ハヤテとヒナギクは、ファミレスへと向かって歩き出した。勿論、恋人繋ぎで。




四つ葉のクローバーにはそれぞれ意味がある。




『希望』…………こうあって欲しいと望み願う事。またその願い。将来に対する明るい見通し。




『誠実』…………真心がこもっていて、嘘・偽りがない事。




『愛情』…………人やものに注ぐ暖かな気持ち。慈愛。異性を恋う慕う気持ち。恋愛の情。




『幸福』…………不平や不満がなく、心が満ち足りてる事。幸せ。




…………そんな思いが、四つ葉のクローバーに込められている。
ハヤテとヒナギクはそんな思いが込められた四つ葉のクローバーを大事にしながら、デートを続けるのであった。





最終章 幸せのクローバ 〔完〕



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Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ ( No.33 )
日時: 2014/01/30 09:50
名前: ハヤヒナ

希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ 、遂に完結致しました。
最終章の最後の辺りはオカシイ所もありましたが、何とか終わりました。


次に始める小説は、二月という事でバレンタインデー小説にします。
去年は一話完結でしたが、今年は10話以内の短編小説の予定です。楽しみにしていて下さい。
最後に、希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバwp読んでくれて有難う御座いました。
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