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闇に染まる花(一話完結)
日時: 2013/05/04 17:48
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

闇に染まる花(一話完結)


ダークな話です
苦手な方は回避



私は初めて見た

いままで知らなかった

彼の一面を

それを向けられている相手の行動を

それを驚きをせず、みんな見ている

知らないのは私だけだった…





「ほんとバカだな〜」

「そ、そうだね…」

「ほんとハヤ太くんはアイツには容赦ないな」

美希たちにとってはもはや見慣れた光景だったようで二人を眺めている
ナギもマリアさんも呆れ顔をするだけで特に何もない
みんなずっと前から知っていたんだ

彼のこんな一面を

知らなかったのは私だけ

それがとても悔しかった…

「あいつもほんとこりないよな」

「えっ」

ナギの言葉に思わず私は声をあげてしまった
あのやり取りがそれだけ多く起きているということなの
ふっとみんなの様子を見てみる

ハヤテくんに半殺しにされている瀬川くんを

笑う者

あきれる者

ひいている者


でも私はどれにもあてはまらなかった

なぜなら私はこう思った








うらやましいと



ハヤテくんにあれだけ自分の想いを恥じらいもなく堂々と告げられる瀬川くんが率直さを
私がどれだけハヤテくんに伝えたい言葉を

好きだ

愛している

結婚してくれ

嘘偽りもなく直球でハヤテくんにぶつけている

「気持ち悪いこというなぁー!!」

「ギャアアアアアーー!!!」

それに対しハヤテくんは本気で叩きのめしにかかっている
あれだけ拒絶されながら瀬川くんはあきらめずに毎日気持ちを伝え続けているというの

そのめげないタフな心がうらやましい…そして憎たらしい

なぜそんなにも罵倒され、ゴミのように扱われているにもあきらめず気持ちを告げられるの?くじけないの?
どうして?

私にも少しでもいいからそんな強い心があれば、ハヤテくんに好きだって言えるのに……

「はあはあ…もういい加減にしてください!」

「…うぐっ、綾崎…オランダに移住して……私と…」

「誰がするかー!!」

「ギャアアアー!!」

足蹴にされる瀬川くん
そんな光景をみんな眺めるなか、私は一人近づき、申し出た



「ハヤテくん私も手伝うわ」

「なっ!?」

「本当ですか!」

私の申し出にハヤテくんは神を見ているかのような眼差しを向ける
でも私は神ではない




私は悪魔だ
そうこれは八つ当たり
ハヤテくんに気持ちを素直にぶつけられる瀬川くんへの妬み、憎しみ
そして、ハヤテくんに生の感情をぶつけられるこの人がうらやましいくらい憎い

ハヤテくんは勝負の時も私が一方的に怒った時でさえ抵抗すらほとんどしない

わかっている。これは彼の優しさ

ナギのワガママや美希たちがかける迷惑事にもハヤテくんはなんだかんだで付き合う

彼のことだからほとんどの女性にはそんなんだろう
私も含めて…

「げふっ!や、やめろ!剣で殴るな!いだー!!」


でもあの子は違うだろう

彼女にはハヤテくんは敬語を使わない。タメ口で話す

彼女なら私の知らないハヤテくんのあらゆる一面を知っているだろう
私の知り得なかったハヤテくんを…

きっと彼女にはハヤテくんは遠慮とかしないだろう
本音で語り合い、まるで長年の夫婦のように…
風邪の時も誤魔化そうとせず、伝えるだろう
仮に誤魔化そうがすぐ見抜くだろう。私には見抜くことさえできなかった…

だから、遠慮なく生の感情をハヤテくんにぶつけられる瀬川くんがとても羨ましくて憎い


ドガっバキィ

「ぐわっ!ちょ、綾崎はともかく生徒会長は関係ないだろ!私と綾崎の仲を邪魔しないでくれ!」

「関係あるわよ!私生徒会長だから困っている生徒がいたらほうっておけないの」

「ヒナギクさん…」

ハヤテくんが尊敬の眼差しをしながらものすごく感激している
それがとてもうれしくて私は白桜をもっと力を入れて瀬川くんをしばいた

ハヤテくんには感謝され、瀬川くんには鬱憤をはらすことができる

すごくうれしい

すごく楽しい

「うふふ…」



「………」

しばらくハヤテくんとの協同作業を続き、気がついた時には半殺しどころか八割殺しくらいされ、のびている瀬川くんの姿が
そしてナギたちは私に対して畏怖するかのような表情を浮かべていた
泉なんか涙目になっているし
しまった…あまりに楽しくて顔に出てしまったようだ
ハヤテくんは…

「ありがとうございます!ヒナギクさんおかげでこの変態を駆除できました♪」

「そ、そう…礼なんていいわよ。当然のことしただけだから」

ものすごく幸せそうな笑顔で私にお礼を言った
どうやらハヤテくんには瀬川くんをしばいていた時の私の笑顔が女神の微笑みのように見えていたようだ
いつもは厄介なハヤテの鈍感さにこの時は感謝するのだった

でもこれからは気をつけないとね

それにしても瀬川くん、駆除ってまるでゴキブリ扱いなのね
そこはちょっこと同情するわ

糸くず程度だけどね

「ねえ、ハヤテくん。もし瀬川くんに襲われたらこれからも私が助けてあげるわ。いつでもいってね♪」

「ほんとですか!ぜひお願いします!」

ハヤテくんに感謝され、人助けというを表向きの理由で瀬川くんに殴ることができる

フフ…これから毎日がますます楽しくなりそうね

大丈夫。うっかり殺したりなんかしないわ

泉のお兄さんだしね












たぶんね








あとがき
ダーク系の話なのにこてつのせいで薄められた
配役しくったかも

ちゃんとわかっているとは思うけど、念のためいっとおくがヒナギクはハヤテに殴られたいと思っているわけじゃない
ただハヤテが自分に気遣ったり、遠慮したり、心配かけようにしないで気をつかわないで言ってほしい
つらいときはつらい、助けが欲しい時は欲しい、思ったことはもっと言ってほしいといった感じで
もっとさらけだしてほしいというか
うまく説明できんけど、そんな感じだな
それにしても人間不思議なもんだな
なんというか喪失感があった時の方が文がすらすらかけるもんだな
次の投稿も早くなりそうだぜ
まあ友達と明日スマブラ大会した後になるだろうが


通信料の都合であらすじ設定できないけど
設定てきにはこの話は
原作と違った流れ
キャラの人格崩壊、うらぎりなどあります

とかの項目に該当するかっと

ひなゆめも二年位前まではダーク系は投稿している方結構多かったが
一年前は少しになり
今年はあまりみかけなくなりました

とりあえず、おれが一年半くらい前、携帯の定額制に入っていたころ、文章力つけるためいろんなひなゆめの作者さんのSS読みまくっていた時期
マリアさんのカレーの話とかナギが親しい人達を殺して人形する話とか、泉がハヤテを監禁する話とかいろいろ読みました
たくさんありすぎて、どの話がどの人が書いたとかわからなくなりましたが
たしかはっきり覚えているのがヒナギクがハヤテと泉を殺す話ですね。おれの記憶違いでなければ、この話はひなゆめの完結小説メモに登録されていたから探しやすいはずだ
あと、もみじさんの書いたハヤヒナでハヤテがアテネと浮気したと勘違いしてヒナギクがハヤテを刺す話とか


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Re: 闇に染まる花(一話完結) ( No.1 )
日時: 2013/05/04 18:40
名前: masa

どうもmasaです。

まあ確かに、虎鉄がハヤテに迫り、それに対してハヤテがボコボコにするのは日常茶飯事ですよね。生き物が生きるために呼吸するのと同じ位日常的な事ですね。

でも、虎鉄に素直さってあるかな?ただ単純に変態かつ空気が読めないかつ諦めが悪い。これだけな気が。それを羨ましく思う必要はないですよ。

最初の方は泉の一人称視点かな?と思いながら読んでいたら、まさかヒナギクさんだったとは。
まあ彼女も生徒会長とはいえ、人間ですからね。ストレスの1つや2つは溜まりますよね。それを虎鉄にぶつけるのは・・・まあ、虎鉄の場合自業自得だからいいか。

ヒナギクさんがうっかり虎鉄を殺してしまっても、ハヤテはきっと「これで完全な駆除が達成されました。やはり害虫は元から断つのが1番ですね」とか感謝したりして。


まあダーク系と言ってましたが、随分と薄まってると、自分は思います。実際、殺しに走らせる小説もありますしね(実際自分も書きましたしね。消えちゃいましたが)




次回作も楽しみにしてますね。

では。

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闇に染まる花(一話完結) ( No.2 )
日時: 2013/05/05 02:13
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

こんばんは感想ありがとうmasaさん
まだあらすじ設定はしてないですが、上のあらがきにも書いてあるけど、この話は、原作と違った流れ、キャラ崩壊あり に該当するものなので
なので原作と違ってヒナギクの精神状態もおかしいのですよ
感想書く前にそこ確認してから書いてほしかったです

いつもハヤテにツンデレばかりしてしまい素直に気持ち言えないヒナギクから見たら、好きだ、愛してる など24時間どこでも誰がいようとかまわず本人の前でも、はっきりいえるこてつはすなおに見えるのです
いまだ一回も好きだといえないヒナギクには、好きだと はっきりいえるこてつがうらやましいのです

普段のストレスをこてつにぶつけて発散するわけではありません。この話普通に読んでいればわかりますが、この日初めてヒナギクは、ハヤテに自分の気持ちを言えるこてつに、ハヤテに本音をぶつけられるこてつに対して妬みや憎しみといった感情もちましたので

優しいハヤテのことだから泉を泣かせたくないと思いますし、こてつが死んで喜ばないかっと。
げんにストーカーで警察に通報してないあたり、泉のこと考えて我慢してるしね

上にも書いてますがダーク系でしたが薄まってます。こてつのせいで かなり。 私もそう思います

それでは
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