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たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)5月3日簡易完結
日時: 2013/03/20 16:00
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

*キャラの価値観が変わっています
今日中に自分のサイトにもこの話とアーたん病更新する予定です。上のアドレスからサイトに行けるの時間があればぜひ見てください
それではどうぞ



「ハヤテおまえはクビだ!この屋敷から出ていけ!」

ナギの怒りの声が屋敷中に響く
なぜこうなったのだろう
それは数分前



「なあ、ハヤテ」

「はい。なんですかお嬢様」

「おまえ、たけのこの里ときのこの山どっちが好きだ」

期待の眼差しでハヤテを見つめるナギ

「きのこの山ですね」

「!?」

ハヤテの言葉にナギの表情が一変する

「なぜだ!!」

「そ、それはですね…」

ナギの気迫に少しビクッつくながらハヤテは語る

「ぼくが小さいころお腹すいていた時、たまに兄がきのこの山を買ってきて半分こして食べさせてくれたんですよ
兄だってろくにお金持っていないのに…ぼくのために無理して買ってくれて、だからきのこの山はぼくにとって兄との絆なんですよ」

「あら、ハヤテくんお兄さんいたんですね。優しい人なんですね」

うれしそうに語るハヤテの話にマリアは感心していた
だが、ナギは

「なんだと!おまえはたけのこの里より、あんなきのこなんかがいいというのか!」

「お、お嬢様そんな言い方は」

珍しくムッとした表情のハヤテ
ナギはそれが気にいらなくて、さらに頭に血を登る

「あんな貧弱な物より、たけのこの里だろ!あのドリルぽい見た目がいいではないか!」

「その発言撤回してください!お嬢様!いくらお嬢様でも兄とぼくの大事な思い出であるきのこの山にそんな言い方」

「そうですよナギ。今のはいいすぎです」

「マリアは黙っていろ!これはハヤテと私の問題なのだ!」

今日のナギはマリアの言葉にも耳を貸さず、引き下がろうとしない

「ハヤテ今からでも遅くない。きのこなんかより私と同じたけのこ派になれ。そしたら…」

「いいえ、ぼくはきのこ派です。こればかりはいくらお嬢様の命令でも従えません」

ハヤテはナギが言い終わる前に主の言葉を遮り、きっぱりと自分の想いを告げる
そんなハヤテの態度にナギは怒りゲージMAXになる

「…どうしてもか?」

「はい」

13才の少女とは思えないほど低い声のナギの問いかけにもハヤテは即答する
沈黙がこの場を支配した
そして

「ハヤテ、おまえはクビだ。この屋敷から出ていけ」

「!?」

「ナギ!!」

その言葉にハヤテだけでなくマリアも驚く
ハヤテは悲しげな顔をしたあと

「…わかりました。ぼくはこの屋敷を出て行きます」

「ハヤテくん!?」

「いつか証明して見せますよ。きのこの山の力を」

ハヤテはナギを見つめながら、そう言い残し部屋を出て行ってしまった

「ハヤテくん!」

ハヤテを引き止めようと追いかけるマリア
しかし、

「追うなマリア!しばらくほっておくのだ!」(ハヤテのバカ……)



一方ハヤテは

負け犬公園

「どうしよう…いくら頭にキタからって、お嬢様に逆らってしまった…」

少し後悔していた

「でもいくらお嬢様でも兄との絆であるきのこの山をバカされたんだ引き下がれないよ」

普段温厚なハヤテでも、やはり大事な思い出を悪く言われて怒っているようだ

「はあ…でもクビになっちゃったし、これからどうしよう借金も残っているし、もう僕の人生終わりなのかな…」

今までの思い出を浮かべながらハヤテはかつて永遠を誓い合った少女の名をつぶやいた

「…アーたん」

「なあにハヤテ」

「!?アーたん」

驚いて横を向くとそこには天王州アテネがいった

「アーたんどうしてここに!?」

「歩いていたら、あなたがこの世の終わりみたいな顔をしていたから心配して来たのよ」

心配そうにハヤテを見つめるアテネ
ハヤテはまたアーたんに心配かけてしまったなと思った

(そうだ!アーたんはきのことたけのこ、どっち派なんだろ?)

「ねえアーたん」

「なにハヤテ?」

「きのこの山とたけのこの里どっちが好き?」

「えっ?」

「………」
「………」

「ねえ、ハヤテ」

「うん」

「それって、なに?」

(好き嫌い以前の問題だった…)

どうやらアテネは知らなかったようだ
お嬢様だし食べたことなくても不思議ではないかもしれない
ナギのように千桜や西沢の庶民の友達がいないからなおさらだ
ハヤテは近くのコンビニで、その2つを買ってきてアテネに食べさせた

「どうアーたん?」

「そうですわね〜」(正直どっちも別に特別好きではありませんけど…ハヤテはきっとどっちが好きか答えを望んでいる。そして、それが自分と同じか不安そうな顔で見ている。いけないわ!天王州アテネ絶対ハヤテが好きな方を選ぶのよ)

苦悩するアテネ
そして、

(こうなったら、いちかばちか…)

「そ、そうですわね…私はきのこの山かしら。ほら、たけのこの方だとチョコで手がベタつきそうですし…」

「アーたん!!」

「キャ、どうしたのハヤテ///」

突然のハヤテの抱擁に照れながら動揺するアテネ

「やっぱりアーたんはぼくのことわかってくれているね!ほんとうれしいよ!ありがとうアーたん(ハート)」

「ハ、ハヤテ…」(やりましたわ!ハヤテと同じ好きな物を選べましたわ!)

心底うれしそうなハヤテと最愛の人に抱かれ、子猫のようになっているアテネ

「ずいぶんうれしそうですねハヤテくんクビにされたというのに…」

「マリアさん!どうしてここに!」

「っ!?///」

突然のメイドさん出現に慌てて離れるハヤテと恥ずかしそうに俯くアテネ
そんな2人をジト目で見ていたマリアは「やれやれ… 」とした態度をしながら、内心溜め息をはき、ハヤテの疑問に答えてやる

「実は私もナギからクビにいえ…辞職してきました」

「ええーー!!」




あとがき
去年書くと宣言していながら、途中まで書いて放置していた話です
もうほとんど下書きのまま投稿したので地の文とか軽い感じです
ほんと一話完結の予定だったんですが、このままじゃいつになるかわからないので短編にしました
ああーラストは去年のうちにもう決めてあるのでちゃんと近日には完結しますよ。あと2話で(でなんと無料通話の減りが早いからね)
なぜ今までやらなかったのか それは書くのがめんどくさいのもありますが、キャラがたくさん出るのでめんどくさいというのもあります
これからヒナギクや泉はもちろん。ルカや夜空、シスターや牧村など他にもたくさん出ますので次回も見てくれたらうれしいです
この話他にも途中まで書いて放置している話が10以上あります。中には一年以上前のも…
ハヤテ×アテネぽいですけど、そうではありません
違うというわけでもありませんが

上の方にも書いているけど、キャラの物への価値観違うと注意がきしてますからね
なんでお菓子の好き嫌いでこんな大ケンカになっているんだよ価値観変だよ なんてコメントしちゃだめよ
あと忘れてましたがこの話のナギは遺産取り戻してます
それではまた





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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編) ( No.1 )
日時: 2013/03/20 17:23
名前: masa

どうもmasaです。

いや〜、中々心温まる話ですね。綾崎兄弟の話は。あのハヤテが珍しく抗議するのは当然ですよね〜。
ってかナギよ。いくら菓子好きでもそんなに熱くなるなよ。そして人の思い出に難癖付けるなよ。
ん?きのこの山を貧弱と言ったけど、言われた方から言えば「お前が言うな」って言い返しそうですね。話せたらの話ですが。

流石はアテネ。ハヤテのピンチにさりげなく登場し、ハヤテとの相性の良さで、ハヤテの同じ好みの物を選ぶとは。
ってきり、「何となくですけど、タケノコですわね。なんか似てますし」と言うのかと思ってました。
まあ、アテネがどっちも知らないのは当然のオチでしたけど。

マリアさんは辞職したんですか。まあ、こう言っちゃなんですが、菓子ごときで大切な従者を首にしたんですから当然かな。


続きも楽しみにしてますね。

では。





あ、そう言えば。某番組で、国民1万人が選ぶお菓子総選挙で、順位は確かたけのこの里が高かった気が。
氷結さんがどっちはかは知りませんが、きのこ派の自分にはちょっと納得いかなかった結末でした。

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たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編) ( No.2 )
日時: 2013/03/21 03:26
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

あれ通報くらてる。ひなゆめでは長編一本と短編一本なら大丈夫だったのに
私もだけど、かなり有名で長年ひなゆめで数多くの作品を投稿した充電池さんもやってましたし
う〜む止まり木では禁止なのかな?その時はアルカイザーハヤテを止めよう
←(管理人追記:ひなゆめでも止まり木でもNGです。注意事項を参照)

こんばんわmasaさん感想ありがとうです
心温まる話言われてうれしいです♪
いくらハヤテがナギに普段甘いとはいえイクサorアテネ関係に関わることを悪く言われたらやっぱり黙ってられませんよね
はい。この戦いはきのことたけのこの戦いでハヤテチーム対ナギチームになります
火と氷、光と闇ようにきのこ好きとたけのこ好きは相反する関係になってます
アテネはハヤテ側にしたかったのでこういう展開にしました。それにナギから追い出され上にアテネと敵対(たけのこ)する関係になったらハヤテかわいそすぎるので
マリアさんが辞職した理由は今回の話の最初にわかります♪
お菓子選挙があったんですか。アポロやうまい棒とかランキング入っていたのかな?


それでは続きをどうぞ



マリアがハヤテと合流する数分前

「ふんだ!ハヤテのやつ!考え直さないかぎり屋敷に入れてやるもんか!」

「それくらいいいじゃありませんか。好みは人それぞれですし…」

「いや、だめだ!たけのこ派はきのこ派を受け入れられない!それに私とマリアがたけのこ派なのにハヤテがきのこ派なんて考えられない!」

「えっ?私はきのこ派ですよ」

「なんだっとー!!」



「と、そのあといろいろあってハヤテくん時以上に大ゲンカになって同じきのこ派のハヤテくんの元に来たんです」

「そうですかマリアさんもきのこ派だったんですね。いや〜うれしいな〜」

「それにしてもハヤテくんと理事長がお知り合いだったなんて、そっちの方が驚きですよ」

さすがのマリアもハヤテが天然ジゴロだからとはいえ、それが白皇の理事長にまで及んでいたとは思っていなかったようだ

「しかも、そんなあだ名で呼ぶほどの仲とは…」ジロ〜

「ははは…」

「///」

ハヤテはマリアの視線に渇いた笑いをアテネは自分のあだ名を聞かれてしまったことに赤面して恥ずかしがっている

「あと、クラウスさんもきのこ派だったので連れてきました」

(あっ、クラウスさんいたんだ)



そのころナギは

「全く!ハヤテもマリアもどうしてたけのこの里の良さがわからんのだ!こうなったらたけのこ派をたくさん集めてギャフンといわせてやる!」

ナギはプンスカ怒りながら道を歩いていた

「おっあそこ歩いているのは千桜じゃないか」

「ああ、ナギか。どうした?」

「おまえはたけのこの里ときのこの山どっちが好きだ」

「きのこ」

「この裏切り者!」

ダッダッダ
ナギは怒りながらどこかに走り去っていた

「?なんだあいつ…」


「はあはあ…全くどいつもこいつも……」

息切れしながら、愚痴るナギ
そんなナギの視線の先にある人物を見つけた

「ああー焼き芋屋さんまって〜!」

「あれはハムスターか。まあいい、いちおう聞いとくか」

目当ての焼き芋をゲットし、満足そうに焼き芋をドングリをかじるハムスターのように食べる西沢歩にナギは近づき

「おまえ、たけのこの里ときのこの山どっちが好きだ」

「たけのこの里だよ」

「おおー、おまえ以外とセンスあるじゃないか!見直したぞハムスター!」

実にうれしそうに喜ぶナギ。西沢さんもいつも素直じゃないナギに率直にほめられ少し照れていた

「そ、そうかな。ははは」(たけのこの里の方がおなかいっぱいになるしね)

「それなのにハヤテの奴たら、きのこがいいっていうなんてどうかしてるぞ」

「ええー!ハヤテくん!きのこ派なの!信じられない!」

「だろ!だから私はたけのこ派の人間を集めて、いかにたけのこの里の人気がすごいか思い知らせようとしているんだ!」

「私も協力するよナギちゃん!いくらハヤテくんでもそれは許せないことだね!」

「おおー!よし、仲間探しだ!ついて来い!」

「うん!」

こうした一人仲間を見つけたナギは新たな¨仲間を求めて¨旅立つのだった

BGM 仲間を求めて(FF6で1、2を争うかなりの名曲)


「おっメールだ。ハヤテからだ」

『はやくも三人もきのこ派を見つけました(o^∀^o)
 この勝負は僕の勝ちですね(^◇^)┛』

「なんなのだぁぁ!!この挑発じみたメールはぁ!!くっそー!ハヤテめぇ〜!」



そしてやってきました〜生徒会室
当然そこにはあの人がいるわけで

「ところであなたたち一体何しにきたのよ?」

ヒナギクの疑問はもっともだ
ナギは生徒会室に普段来ないし、それがハヤテと一緒ではなく、なぜか他校の西沢さんと来ているのだから

「単刀直入に聞く。お前はたけのこ派か?きのこ派か?」

「たけのこに決まっているでしょ!!」

「ヒ、ヒナさん…」

「ど、どうした…いきなり叫んで」

「あっ、ごめんなさい…つい」

いきなり親の仇を目にしたかのように我を失ったヒナギクのすさまじい気迫と魂の叫びによりナギたちは完全にビビり怯んでしまった
その様子にヒナギクはナギたちをおどかしてしまった事に気づき謝った

「そうか。お前もたけのこ派か、良かった…」

「うんうん。でもヒナさんなんであんなにムキになって?」

「それは昔…」



桂家に引き取られたばかりのころ

「ヒナ。きのこの山食べよう」

「うん」

「じゃあ半分こしようか」

「うん!」

ポキッ

「はい。ヒナ」

「ねえ〜なんでいつも茎の方ばかりヒナにあげるの?」

「それはね、ヒナが虫歯にならないようにするためだよ」

「そうなんだ〜」



「実はお姉ちゃんはただ自分がチョコついてる方が食べたかっただけで私はパパに言われるまで気づかなかった…
そうやって私はだまされてチョコがついてない茎ばかり食べさせられたのよ。きっと私の胸がこんななのもそのときの栄養摂取が不足していたのが原因よ!」

それが動機か

(胸関係なくねえ…)

たしかに雪路は胸は大きいが…だからといってそれはどうかと思う
ちなみにハヤテとイクサは、イクサがチョコついた方をハヤテにあげるか好きな方を選ばせていたらしい

「でもいいじゃないナギちゃん。ヒナさんが仲間で」

「歩あなたもたけのこ派?」

「うん。そうだよ」

(歩…あなたと私は)

ジーン感動するヒナギク
そしてヒナギクは歩のある部分に目がいった

(うっ、大きいわね…やはり幼いころ、たけのこの里でチョコ成分の加護かしら…)

ヒナギクの視線に気づいた西沢さんは恥ずかしそうに胸隠した

「ちょ、ヒナさん//どこ見ているんですか//」

「いやあ…やっぱり歩は胸大きいなって…」

「な、なにいっているんですか!普通ですよ普通!」

そんな西沢さんをムッと不機嫌そうに見るナギ
そして、おや?ヒナギクの様子が

「普通ですって………」

「…ヒナさん?」

「どこが普通よ!ミコノス地下の話であなたのこと半分以上の人が胸大きいなと言っていたわよ!」

「え、ええ〜!だ、だれですか!そんなこと言っている人達!」

「ミクシィのハヤテコミュの人達よ!」

「ななんですか!?それは!!」

「嘘だと思うなら見てみなさい。その話の感想トピックを!消えてなかったら見れるはずだから!」

「…たしかに認めたくないが、大きかったなハムスターの胸は」

「ナギから見たら誰の胸も大きいんじゃないかしら」

「なんだと!」

「ヒナさんもナギちゃんも落ち着いて、私達はきのこ派のハヤテくんに勝たなければいけないんだよ!」(あと胸の大きさにチョコは関係ないよ)

「なんですってー!!ハヤテくんがきのこ派!それほんとなのナギ」

好きな人が敵だと知り、驚くヒナギク

「ああ、だから私たちがハヤテの間違いを正さなくてはならん。そのためには多くの仲間が必要なんだ」

「私も手伝うわ、ナギ。歩。ハヤテくんをきのこ派から解放するのよ」(ボコボコにしてでもこっちに入れ込むわ)

ヒナギクが物騒なことを考えている時、生徒会室に誰かが入ってきた

「桂さん」

「あら東宮くんだめよ生徒会じゃないのにここに来て」

「ぼくもたけのこ派です!」

「いつでも出入りしていいわよ!たよりになるわ!(ハート)」

感激のあまり東宮の手を握るヒナギク

「!?は、はい!」(桂さんが手を握ってくれた…)

東宮がほわんほわんと幸せ気分でいる中。ナギたちは打ち合わせを始めた

「これで4対4で互角だね」

「そうね。このあと美希たちにも聞いてみましょう」

チャララ〜チャタチャタ〜

「またメールか。千桜からだ…なんだと!」

「どうしたの?」

「千桜の奴きのこ派と合流した」

「なんですってー!!」

「ナギちゃん!早く次の仲間探させないと!」

焦る三人。そんな状況に敵か味方か

「なにやってんだ?」

生徒会三人娘が現れた

「おおー!ちょうどいいところにきた、おまえたちはたけのこの里か?きのこの山か?」

「ははは!たけのこに決まっているだろナギくん!」

「そうだとも!きのこなんてたけのこより落ちるよ!」

「………」

「そうだろ!そうだろ!やっぱりハヤテたちが間違っているのだ!」

美希たちの言葉に大満足なのかナギの目には自信に満ちていた

「この戦い私たちの勝ちね」

勝負事が好きなヒナギクも実にうれしそうだ

「戦い?なんのことだ?」

理沙が首を傾げる

「ああ、今たけのこ派ときのこ派どっちが多いか勝負しているのだ!」

「なんだって!」

「私たちが、たけのこ派でハヤテくんたちがきのこ派なんだって」

ナギに続き、西沢さんがさらに補足説明をした

「なるほど、そういうことか。全くハヤ太くんも無謀だな。たけのこに勝てるわけないのに」

「………」

「そうだ!我々三人は昔から、たけのこ派だもんな!なっ、泉」

この場で何も語らぬ少女がいた。瀬川泉だ
彼女は迷っていた。なぜなら

(どうしよう…私ほんとはきのこ派なんだけど、今まで何をするのも一緒だったから美希ちゃんたちに合わせてきたんだ。一人だけ違うは嫌だったし
 でもハヤ太くんの助けになりたい)

自分の心を偽って友情を取るか、それともありのまま本心をさらけ出し好きな人の元へ行くか
その究極の選択に彼女を葛藤する

(どっちもかけがいのない大切な人だけど、でも私はこれ以上ウソつきたくない。美希ちゃんたちにも自分の心にも
偽りの人生よりも私は胸をはって自分に恥ずかしくない生き方をしたいよ)

泉は迷いを断ち切った

「…ごめん美希ちゃん、理沙ちん…私、ほんとはきのこ派なんだ…」

「「!?」」

この瞬間、場の空気が一変した。さきほどまでの和やか雰囲気は消え去り、凍てつくような殺伐した雰囲気に

「…なん……だっ…………と……」

「だからみんなと戦えない…ごめん!みんな!」

泉は頭を下げた。今まで美希や理沙に本心を偽ってきたこと
そして、いま美希たちとは別の道を選んだことに

「そうか。なら、とっとと立ち去るがいい…ここはたけのこ派のみがいることが許される聖域。きのこ派の貴様がいていい場所ではないわ!」

「……ナギちゃん」
心無いナギの言葉と敵を見るような視線に心が痛む泉
だが、それよりもつらいのが親友である美希や理沙の自分を見る目だ
今まで見たことがない目つきと表情を浮かべている

「…美希ちゃん……理沙ちん…」

涙目になり、後ずさる泉
さらに追い討ちかけるかのように

「立ち去りなさい!」

ヒナギクの拒絶の言葉が
泉は痛む胸を抑えながら生徒会室を出ようする

「この異教徒が!」
「っ!?」

美希の最後の言葉が引き金となり、泉は涙を流し走り去る

「ハヤテにいっておけ!我々がこの戦争勝つとな!」

ない胸を張りながらナギは宣戦布告をするのだった



あとがき
さあ次回いよいよルカたちが出ます
いままでと比べものにならないくらい激戦が巻き起こります
あっ、こてつは出ません。出るとあまり話が進まなくなるので
あと、何度もいうけど、この話のナギたちの物の価値観は違うからね
あとミクシィのことはマジです。当時そのころうちのパソコンまだ壊れてなかったので毎週ハヤテの感想トピック見ていたので
それではまた次回
書き忘れないか心配…
Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編) ( No.3 )
日時: 2013/03/22 15:15
名前: masa

どうもmasaです。警報が解除されたので、感想に来ました。


いやはや。マリアさんが辞めたのはそう言う理由でしたか。
まあ、この場合はナギが一方的に悪いからナギが折れるしか解決策は無いでしょうけど。

歩ちゃんもハヤテとは敵対する方へ。てっきり「ハヤテ君はきのこなの!?じゃあ私もたった今からきのこ派になる」とか言い出すと思ったんですけどね。

ヒナギクさんがたけのこ派なのはそう言う理由でしたか。まあ雪路らしい理由ですね。
ん!?ってことは、チョコと成長の因果関係を説明すればハヤテ達に着くのかな?


ってかいくら派閥が違うとはいえ、長い付き合いがある泉を追い出すなよ。しかもあんなに罵って。某書き込みサイトの過激派の面々でさえ「大人げない。あの人のファンやめるか」とかいう話題で盛り上がっちゃうぞ。


ルカがハヤテの味方になると期待しつつ次回も楽しみにしてますね。







あ、そうそう。「国民1万人が選ぶお菓子総選挙チョコレート部門」において、たけのこの里は5位、きのこの山は7位でした。
ちなみに、1位はキットカット。アポロは12位ですよ

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たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編) ( No.4 )
日時: 2013/03/30 00:33
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

うわっ29日に間に合わなかった!みなさん更新遅くなりました。下書きは前回までしかなかったので
しかも最終回と宣言しておいて最終回にならなかった!携帯投稿による文字数制限により
28日にペルソナの雪の女王編のセーブデータが消えて荒れていた氷結です


感想ありがとうmasaさん
この小説のキャラたちはみんな価値観違うんですよ
命、友情、愛よりきのこかたけのこかが優先されて
相手を好きな気持ちは消えないけど自分の好みを捨てず、こっち側に引きずり込むか、わからせてやるという思考になるんですよ
ヒナは最後までたけのこでいきます!理由はヒント正宗
ルカはハヤテ側ですよ
キットカットすごい!

それでは続きどうぞ

生徒会室でナギたちが騒いでいるころ、ある場所では

「もしもし。こちら法仙」

携帯電話片手に連絡とっている者がいた

「三千院ナギとあの執事が離反した。さらにそのあと天王州アテネと合流したようだ」

「なんだと!?あの執事、三千院ナギの元を去ったのか!それに天王州アテネだと!一体何がどうなってる!」

電話の相手が疑問に思うのも無理はない。つい前日まで全くそんな動きはなかったはずだからだ
そんな依頼者に夜空が尋ねる

「一つ聞いていいか」

「なんだ、言ってみろ」

「きのこの山とたけのこの里どっちが好きだ」

「何を言っている?たけのこに決まってんだろ!私だけではない今この場にいる全員全てたけのこの派だ!当然おまえもだろ!」

夜空の質問に即決する依頼者。そして、電話の奥から聞こえてくるのはその仲間たちの意気投合した声
だが

「…私この件降りるわ。もう二度と連絡よこすな」

「なっ!?夜空、おま…」ブチ

問答無用で携帯を切る夜空
その表情は実に不愉快そうだ

「私はきのこ派だ…」

そう呟き、気だるそうにその場を離れようとした時

「あれ、君は前にアパート借りようとした…」

「!?」

夜空に声をかけた人物。それはハヤテとその仲間達だった

(綾崎ハヤテ!それに天王州アテネ、まさか私の正体に気づいて)

「あらハヤテくんお久しぶり(ハート)元気だった〜こんな所で再会できるなんて、やっぱりハヤテくんは私の運命の人ね(ハート)」

以前のように見事な猫かぶりで挨拶する夜空。そんな夜空の態度を見てアテネとマリアはハヤテをジト目で見つめる
そんな2人の視線にハヤテは冷や汗流し、重大な事を夜空に尋ねる

「と、ところで君はきのこの山とたけ「きのこ派よ(ハート)」」

ハヤテが聞き終わる前に夜空は答えた
その答えにハヤテも夜空の手をつかみ

「ほんとですか!ありがとうございます」
感激のあまり大きく揺さぶった

「えっ、ええ…」(な、なにこいつ…こんな人懐こい奴だったかしら…)

「そういえばハヤテくんはなぜ私にそんな質問したの?」(どうやら、私の正体に気がついてないようだな)

脳天気なハヤテの様子を見て夜空はそう思った

「実は今、きのこ派とたけのこ派の数を競っていて仲間探ししてるんですよ」

「ふ〜ん、なんかおもしろそうね私もついてきていい」

「いいですよ!絶対勝ちましょうね」

(ちょうど暇だし、まあいいか。たけのこ派なんかに負けてほしくないし)

「私は法仙夜空よ♪みんなよろしくね(ハート)」

夜空が仲間になった
ちなみにアテネはハヤテに馴れ馴れしい夜空にムッとしていた


一行が歩いて数分

「あっハヤテくんに千桜、それにマリアさんたちも」

「ルカさんなぜここに」

「ルカ仕事どうしたんだ」

「今日午前中で仕事終わったの。ハヤテくんその人たちは」

ハヤテはアテネや夜空のことを説明した

(夜空さんは本気かどうか怪しかったけど…このルカさん確実にハヤテに惚れているわね)

(ハヤテくんの元カノ…ものすごい美人じゃない…)

アテネとルカはお互い何かを感じとったようだ
ハヤテはこのままじゃ話が進まなくなると思い、今までと同じ質問をルカにした

「私はきのこの山だな〜だって職業上あまりカロリーとっちゃいけないんだもん
チョコが少ない分きのこがカロリー低いし」

「じゃあ僕たちは仲間ですねルカさん(ハート)」

「え、じゃあハヤテくんも」

「そうだルカ。ここにいる全員きのこ派だ」

千桜が腕を組ながら答えた

「そうかハヤテくんと同じで良かった」そういえばナギはどうしたの」

「敵です」

ハヤテはきっぱりと答えた。ルカはハヤテの険しい表情に内心驚いたが、ルカもナギがたけのこ派と気づくと

「…わかった」

ナギを敵と認識したようだ。それはハヤテとルカだけでなくマリアたちもだった
ただアテネは

(どうやらきのこ派とたけのこ派は相当仲が悪いようですわね…)

まだ今日きのこ派になったばかりだったため、ハヤテたちの価値観を不思議に思っていた

(だけど、ハヤテよりたけのこをとった三千院ナギだけは許せません!)

この瞬間アテネのきのこ愛レベルは1→2に上がった

(理事長もレベル上がりましたわね。いまこそ、きのこ派の心を一つにするとき!)

マリアがなにやら決意し、右手をかざす
そして

「ナギをナギ倒せ!勝つのは私達きのこ派です!」

「「「うおおおぉぉ!!」」」

雄叫びをあげるきのこ派団員
そんなきのこ派の面々の前に

「……ハヤ太…く…ん」

「どうしたんですか!?瀬川さん!泣いているんですか!」

涙をポロポロと流し、目を真っ赤にした瀬川泉の姿があった
その姿はあまりにも普段笑顔が絶えない明るい泉かけ離れたものだった
ハヤテだけでなく瀬川泉を知っているメンツは驚きのあまり声も出ない
今にも壊れそうなくらい弱々しい泉に全員駆け寄る
いち早く駆け寄ったのはハヤテだった
おぼつかない足取りと今にも消えそうなくらいはかない泉に支えるハヤテ

「大丈夫ですか!?瀬川さん!一体なにがあったんですか!」

「…私…美希ちゃん……と理沙…ちん……に…ナギちゃんやヒナちゃん…が…うう…うわああん!!ハヤテくん!!」

「瀬川さん落ち着いてください!大丈夫、大丈夫ですから!」

泣き崩れる泉をハヤテは抱き止め、優しくあやし落ち着かせる
よほどショックだったのだろう。まともに会話できるようになるまでしばらくかかった


その後、泉から事情を聞いたハヤテたちは泉がどれだけ深い心の傷を受けたのか知った

「…ひどい」

「いくら派閥が違うからってあんまりだ!」

きのこ派たちは同志の泉がされた行為に悲しみ、怒り、そしてハヤテも

「瀬川さん…」

「ほえ…ハヤ太くん…」

泉をそっと抱きしめ、右手を泉の頭に乗せる

「つらかったんですね…苦しかったですね…すいませんぼくのために…


「………」

語りながら頭を撫でる。

「瀬川さんは僕が守ります。たとえ誰が相手だろうと命かけて守ります!もうこれ以上瀬川さんを傷つけさせません!」

「ハヤテくん…」

泉はついさっきまで引き裂かれそうなほど痛かった心がとても暖かいなにかに癒やされのを感じた

「ハヤテだけじゃないわよ。ここにいる全員がみんなあなたの味方よ」

「そうよ瀬川さん」

「がんばろうね泉ちゃん」

「…みんな」

「私達はあなたを歓迎するわ瀬川さん」

「そうですぞ」

やっと今回短編でセリフが出たクラウス

「みんな…うええ〜ん!」



そのころナギたちは

「ところでナギくんどこ行くんだ」

「ここだ」

そこは研究所だった

「おや三千院ちゃんどうしたの?」

「牧村先生はたけのこときのこどっちだ」

「もちろんたけのこよ!あの形まさにドリルじゃない!科学者として当然よ!」

「だよな!ドリルは男のロマン!」

おまえら女だろと思うヒナたち
そして

「ちょっと聞いたわよ!たけのこときのこの数を競っているんだって!」

シスター参上

「おまえどこから来た!まあいいおまえはたけのこ派か」

「そうよ!なぜってそれは私の父がフグで死んだからよ!」

(別に聞いてないのに…)

シスターの理屈だと
フグ→毒→毒きのこ→きのこ

「この世に毒物なんてものがあるから父は!」

三千院家に向けられていた憎しみはどうやらミコノス以来、地球上に存在する毒物にベクトルを変えたようだ
シスターによる演説がこのまま続くかと思ったその時

「ここはどこ?」オロオロ

「鷺ノ宮さんどうしてここに?」

(また迷子になったのか)

「まあいい、伊澄も当然たけのこの里だよな」

にぱ〜と笑顔で尋ねるナギだったが

「私はきのこの山よナギ」

伊澄の予想外の言葉により消える

「なんだと…」

「………」

「初めて意見が合わなかったな伊澄、もういい…おまえなんてきのこ派のハヤテの所にいっちゃえばいいんだ!」

「!?」(ハヤテさまがきのこ派!)

想い人のハヤテがきのこ派と知り、うれしそうに顔を赤らませる伊澄

(きのこ派のうえにハヤテくんに恋心を抱いている完全に敵だね)

西沢さんは伊澄を宿敵と認識したようだ

(ハヤテさま//いま行きます!)シュン

「き、消えた!」
「テレポータか!」

美希や理沙たちは突然伊澄が消えた事にパニクっていたが、ただ一人正体を知っているヒナギクは

「霊能者よ」

そう呟いていた



ハヤテと奇跡的に合流した伊澄
そしてどこで嗅ぎつけてきたのか

「聞いたわよ!今、きのことたけのこの数競っているんだってね!私もいれてくれない!」

雪路が現れ参加を申し出た

(ふふん、別にどっちが勝ってもどうでもいいけど、理事長の味方したら後で給料アップになるかも!)

そんな淡い期待を胸にやってきた
しかし

「…消えろ。二度と顔を見せるな」

「えっ、なんで?」

ハヤテの冷たい言葉に動揺する雪路

「貴様の魂胆、このオレが見破れんとでも思ったか!」

「な、なにいってのよ綾崎くん!」

雪路は普段と雰囲気も声も違うハヤテにしらばっくれようとするが

「なら$マークの目はなんだ」

(しまった!?)

目的を見破れて焦る雪路にハヤテ以外の者も

「俗物ね…」

「志もたぬ金の亡者に用はない」

「ここにいていいのは覚悟がある者のみ」

雪路を冷たい目で見ていた

「ふーんだ!もういいもん!ナギちゃん達の所にいくから!」

泣きながら立ち去る雪路
しかし彼女に訪れた未来は


「帰れ」
「なんかワイロとかですぐ裏切りそうですね♪」
「怪しい…」
「もしかしてスパイじゃね」
「雪路おまえにはたけのこ愛を感じない!」

たけのこ派からも拒絶された
そこには幼なじみの薫先生までいてドリルのついたロボットを雪路に突きつけていた(おまえもか)

「ちくしょーーー!!」

雪路は一人家に帰りやけ酒を飲むのだった


ちなみにナギは咲夜を勧誘しにいったが

「別にウチはどっち派でもないんやけど…大事な執事やメイド追い出したり、親友を冷たくあしらうナギの味方したーないな。ウチはハヤテにつくわ」

さすがの咲夜も今回のナギに味方になる気にはなれなかった



きのことたけのこの数争いはエスカレートしていた
全く出なくなったキャラや敵キャラ、使用人、ただの一般人まで関係なく参加していった


そして、日々二つの派閥の争いは激しくなり、

「おらぁー!たけのこ死ねやー!!」

「返り討ちじゃ!きのこがぁぁ!!」

ついに日本…いや世界中にまでこの争いは広まってしまった


この争いを見守っていたある白い生物は

「なんで人間はたかが御菓子で戦争を起こすんだい?ワケがわからないよ。ぼくには感情がないからね」

と、言っていた
いや感情があっても普通は理解できないと思うよ


「くらえ!たけのこミサイル!」ドヒュドヒュ
「なんの!きのこのかさシールド!」ピキーン


そんな戦いが何ヶ月も続けられた



たけのこ基地

「牧村博士例の物はできたか?」

「ええ、できたわ。見てこれがネイルクサンチ○ペ!」


たけのこ派総帥ナギの問いに答えたのは兵器開発部門牧村博士
彼女は実に生き生きしている。毎日が充実してリア充になっているからだ
そんな彼女が指さしたそこには約2mくらいの木彫りの人形のようなロボットがあった
一見普通のロボだが、それは違う
なぜなら、そのロボについているドリルだが、それがなぜか股間についているのだ。全てを粉砕しそうほど大きいドリルが

「これを考えた赤道○って天才ね!まさかこんな所にドリルをつけるなんて!たしかにこれなら両手が使えなくなっても攻撃できるもんね」

「ま、まあな…」(変態だけどな)

牧村はナギから聞かされたり、読まされたラノベなどから知識を得、いろんな兵器を開発していた
ちなみにクサンチ○ペはあるラノベに出る変態魔術師でいわゆる露出きょうでもある

「私はプライドという名の服を着ているのだ」など言っており、ゾウさん丸出しのまま平然としているのだ
クサンチ○ペはこいつが開発したものである

牧村はこの戦争が始まって以来、毎日が楽しくてたまらなかった
ちょっと兵器をつけただけうるさく言う上司はいないし、強力な兵器を作れば作るほど褒められ感謝されるからだ
自分の好きな物を作って、多くの仲間に評価される。ものつくりをやる人間にとってこれほど光栄なことはない

「そうだ牧村博士次はサイボーグを作って見ないか?」

「サイボーグですか?」

「ああ、腹部から剣やガトリングガンを自由に取り出して攻撃したり、しっぽからはミサイルも撃てるサイボ○グクロちゃんのような最強の黒猫に!」

「それはおもしろそうですね!」

自分の経験したことがない未知の世界に興奮する牧村博士

「さっそくとりかかるぞ!あれ、シラヌイどこいった?」

ついさっきまでいたシラヌイの姿が見えずナギは困る
どうやら逃げたようだ

(せっかく世界最強の黒猫にしようと思ったのに…)

中二病とマッドサイエンティスト。この2人の組み合わせは危ないのかもしれない…



薄暗い裏道
そんな人気のない場所を気だるそうに歩いている者がいた

「全く、やってらんないわよ!どうしてきのことたけのこの人数勝負で戦争しなくちゃいけないのよ!」

彼女は法仙夜空。彼女は日々激しくなるきのこたけのこ戦争にバカバカしくなって基地から抜け出してきたのだ

「いくらなんでも世界中で戦争なんてやりすぎよ!私以外誰も疑問に思っていないし、最初まともだった天王州アテネまで…」

アテネはハヤテたちの影響ですっかり、きのこ派幹部になってしまったのだ
あのきのこの山の存在すら知らなかったお嬢様がだ

「はぁ…なんだかすんごく疲れたわ…早く中立エリアに行って普通に暮らそう」

きのこやたけのこなどの争いから離れて静かな生活を求める夜空に数人の黒マントの男が取り囲んだ

「なんだきさまらは?」

「久しぶりだな…夜空」

そう言いながら夜空の正面にいた男はフードをめくった
夜空はその男を見て驚く。なぜなら

「おまえは!?」

「最後におまえと話したのはあの電話が最後だったな」

その男はあの日の電話の相手依頼者だったからだ

「ああ、だがもう二度と話すつもりはない言ったはずだがな。で何のようかしら」

「おまえを消しに来た」

「私を…任務を途中で放棄したからかしら、でも仮に続けても今の世の中見てわかるとおり結局無理だったじゃない、それをいまさら」

「そんなことはどうでもいい!」

「はぁ?」

「あの家の秘密だの王玉だのそんなもんどうでもいい!おまえを消す理由それはおまえがきのこ派だからだ!」

(こいつもか…)

ウンザリそうな夜空

「ナギ総帥のためにも貴様を消す!」

「敵対関係だったのに味方になったうえ手下になっているのか!」

ムラサキノヤカタを監視させたりしたくせに

「ちょっとまて!私はもう中立エリアで普通暮らそうと…「なんだと中立エリアに行き、そこの住民をきのこ派に引き入れる気か!そうはさせん」」

「きけよ!」

「死ねぇ!」

依頼者の仲間の暗殺者たちが夜空に襲いかかる

(こいつらは一流の殺し屋。一人ならともかく4人も、もうだめだ…)

多勢に無勢。夜空は防戦一方になり傷ついていく
これもきのこ派から無断で出た報いかと夜空が思ったそのとき

「ぬぅ!なんだこの突風は!」

夜空の周りに突然突風が巻き起こり、距離をとる暗殺者

「大丈夫ですか夜空さん」

そこに現れたのはきのこ派の王。綾崎ハヤテだった

「…綾崎」

「夜空さんどうしたんですかそのケガ!まさかあいつらに!」

「あ、ああ…」

「許せませんね夜空さんのキレイな肌をこんなに傷をつけるなんて」

「えっ//」

「ぼくがおしおきしてあげますよ!」

「好都合だ。きのこ派の王綾崎ハヤテ!ここで貴様を倒せばきのこ派の統率は乱れ、こちらが断然有利になる。くらえ!」


「綾崎逃げて!こいつらは凄腕の暗殺者いくらあんたでも4人も相手じゃ」

「大丈夫ですよ夜空さんはぼくは守りますから」

「!?」

「はあ!」

ハヤテは襲いかかる暗殺者を全てあっというまに倒した

(いつのまにこんな強く…綾崎ハヤテ//)

今まで誰かに命がけで守られたことがなかった夜空
ハヤテの優しい言葉と自分を守り抜いた強さ。夜空は今まで感じた事の胸の高鳴りを感じていた

「どうして私を助けて?」

「ぼくたちは仲間じゃないですか。それに一人のかよわい女の子を助けるのに理由なんていりません」

「ハヤテくん///」

こうして夜空は初恋におちたのだった



ちなみにきのこ派でもたけのこ派でもない人々は中立エリアで生活し暮らしている
まあFF6のナ○シェやガ○ダムSEEDのオーブみたいな国みないな感じだ
ちなみに例外で中立だが愛歌さんはおもしろそうだからっと見物するため、きのこ派の基地に住んでいる(千桜がいるからきのこ側に来た)



きのこ基地最上階テラス

「アーたんこの戦争勝てるといいね」

「ハヤテ私いま幸せよ。あなたと毎日こうして一緒に暮らすことができて、それに昔の知り合いにも再会できましたし」

満月のキレイなこの夜。その月明かりに照らされたアテネの表情は以前より柔らかになっていた

「この暮らしが始まってから信頼できる友人や仲間ができたわ。敵だらけだったあの日々がウソみたい」

「…アーたん」



きのこ基地コンピュータールーム

「ふう…」

「マリアさんいつもご苦労様です。少し休んでください」

「ハヤテくん…」

「あまり無理してはだめですよ。みんなはもちろんぼくにとってもマリアさんは大切な人なんですから
夜更かししていたらせっかくの美しい顔が台無しですよ」

「///」



きのこ基地工場地帯

「ハヤテくんお父さんが例の物完成したって」

「ほんとですか瀬川さん」

「うん。いつでも使用可能だって、ってハヤテくん//」

突然のハヤテの抱擁に赤面する泉

「瀬川さんにはほんと感謝してますよ。いまこうしてたけのこ派と戦い続けることができるのも瀬川さんのおかげですよ
もしあなたがぼくたちの元に来てくれなかったら…」

「ううん気にしないで。私はハヤテくんの助けになりたかっただけだから」



休憩室

「………」

「咲夜さんなにか考えた事ですか?」

「ああ…ちょっとな」

「ナギ総帥のことが気になるんですか」

「!?」

「勢いとはいえ敵対する事になって、やっぱり気になるんですね。もしつらいのであれば中立エリアに」

「いやここまできたんや。いまさらウチだけ安全な生活に逃げるわけにはいかん
それに途中で投げ出したらナギに示しがつかんからな」

暗く沈んだ表情の咲夜。その姿は別人のように弱々しくはかない

「…咲夜さんたまには弱音をはいていいんですよ。ぼくはあなたの味方ですから、ほら顔隠しますから無理せず泣いてください」

「っ、うわあああーん!!」



ハヤテは裏表のない心からの善意でルカや伊澄たちなど多くのきのこ派の仲間たちも元気づけ、はげまし、癒やし、絆を深めていった


それから戦争が始まって一年たとうとした頃

アテネに最上階テラスに呼び出され

「ハヤテ。わたしあなたのことが好き。私と恋人になって」

告白された
ハヤテは驚きのあまり口をポカーンとあけ、顔も真っ赤になっていた
そのとき

「「「ちょっとまったー!!」」」

ハヤテとアテネが振り向くとそこには

マリア、ルカ、咲夜、伊澄、夜空、泉、千桜がいた

今のを聞かれた知り真っ赤になるアテネ
そしてルカたちは

「私だってハヤテくんのことが好きなんだから!」
「私だって!」
「ちょっとなんですか!あなたたちは!私が先に告白したんですわ!それに私は十年間ハヤテを想い続けて」

「前妻面しないでよ!」

「そうだよ!それだったら私だって十年前助けてもらって、でもそのことなしでも私はハヤテくんが好き!」

「隠し事していた私を責めなかった」
「私だってかつて敵対関係だったことを隠していたのにを咎めないでやさしく慰めてくれて」

「いままで気持ちを抑えてきたけどもう私は自分に嘘つきません」
「うちも初めはこんな兄ちゃんいたらいいなくらい気持ちだったけど、今はその気持ちよりもハヤテを好きな気持ちがいっぱいや!」

老若男女分け隔てもなく優しいハヤテ
全て包み込んでしまうようなハヤテの優しさに元々好きだったもの、好きでなかったもの、自ら身を引いて気持ちを隠していたもの、しだいに惹かれていたのだ

ここにいる全員本気でハヤテを愛しているためだれもひきさがらない
そのため口論が激しさを増す




「みんなやめるんだ!」

「「「ハヤテ(くん)(さま)」」」

「仲間同士争ってどうするんだ!ぼくたちは苦楽を共にしたきのこ派の仲間たちじゃないか!」

ハヤテの言葉に女性陣の頭が落ち着きを取り戻す

「ごめんなさいアテネ…あなたがいたから私たちはハヤテくんと出会うことができたのに…あなたがあってこそ今のハヤテくんなのに」

「私こそごめんなさい。ハヤテが次々とみんなと仲良くなって私から離れていく気がして不安だったの」

「いいえ、あなたは素晴らしい女性よ。ハヤテくんのことを心から心配して幸せを考えて二回も身をひいたもの。とても愛情深い人よ」

さっきの状況が嘘のようにアテネたちは和解し合っていた

「みんな聞いてくれ!ぼくは今日ほど自分の鈍感さを憎いと思ったことはなかった。そのせいでみんなの気持ちに気づいてやれなかった事申し訳ない」

「だが、ぼくには誰か一人を選ぶ事はなんてできない…」

「「「………」」」

「だけど…ぼくはみんなが大好きだ。だから幸せになろう!みんなで一緒に」

ハヤテの気持ちが伝わったのかアテネたちは涙を流しハヤテに抱きついてきた
好きな人と結ばれ、誰一人かけることなく幸せを共有できたのだから
ハヤテたちはしばらくそのままお互いの暖かさを感じ合った

そしてハヤテは愛する七人の女性を自分の部屋へと手を繋いで連れてきた
この日きのこ派にとって記念すべき日になった
この夜、王の間の明かりが消えることはなかった




あとがき
はい。見ての通りカップリングはハーレムでしたが、まだ終わってません

次回こそ最終回です
くっ携帯でなければ最後まで書けたのに
最終回ハヤテたちの前に最強の敵が姿を現す
あと以外な展開に!


没シーン(入れたかったけど、入れるタイミングが…)

「シャ○なぜこんなものを地球に落とす」
「地球にいる者はきのことたけのこの事しか考えてない!だからこのシャ○アズナブルが粛正すると決めた」
「エゴだよそれは」

没シーン2
「君の父上が悪いんだよ。ハハハハ」
「謀ったなヒムロ」
「ぼくも大河内家の人間だ」

「大河内家に栄光あれー!!」ドカーン




それではまた
次で最終回ですよ。題名はスーパーのでいえすステーションで変えたままになってるだけだから気にしないで
もうすぐ無料通話がなくなる
それではまた
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)3.29完結 ( No.5 )
日時: 2013/03/30 02:09
名前: masa

どうもmasaです。


ふう。ルカはハヤテの味方か。良かった良かった。
意外なのは謎多き少女・夜空がハヤテ達に就いたってことですね。その謎の多さゆえに出番がかなり少ないのに。

どうやら戦いは過激さを増したようで。お互いに世界を滅ぼせそうな兵器を持ち出し、それを使おうとするとは。いくらなんでもそこまでかな?菓子好きの自分では理解はできませんね。

まさかあのハヤテがハーレムルートを進むとは。純真なハヤテはどこに行った。ま、いいか。その方が不幸になる人間も減るし。


まあやっぱりと言うか、雪路はオチ担当でしたね。雪路の事だから「金やるからたけのこに就け」と言われればたけのこに、「それ以上の金を出すからきのこに就け」と言われればきのこ側に就くのは明白ですからね。仲間はずれが妥当かと。



どういう結果になるにしろ、最終回楽しみにしてますね。






そう言えば、歴史的に言えば、きのこの方が上で、売上的にはたけのこが上なんですよね。

きのこの山は1975年、たけのこの里は1979年に発売してますから。

以上豆知識でした。

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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)3.29完結 ( No.6 )
日時: 2013/03/30 20:34
名前: 氷結アイスブリザード

今回はレス返しのみです
こんばんわmasaさん感想ありがとう
ルカと夜空はハヤテ側にすると決めてました
さくやはどっちにするか去年悩んだ記憶あります
何回も書いていますが、この話のキャラの価値観が違います。唯一原作と同じなのはゆきじのみ!!
安心してください。この話の白い生物がいっているように普通は理解できないというかおかしいとおもいますので

わたしは「おいおいハヤテたちはお菓子で戦争までするのかよww」と読んでいるみなさんにそう思えるように書いているので
文字制限でラストまで書けなかったので不足しているか心配だったのですが、どうやら十分だったようですねw
まだ世界を破壊する兵器はでてませんよ
最終回はもっといきますよ
ハヤテのハーレムのカップリングはいつかやってみたいと思っていたので
普通のハヤテじゃハーレムはかなり難しいので価値観が大きく違うこの話でやりました
このハヤテはきのこ派の仲間のためなら名前も知らないきのこ派も命がけでたすけます
それではまた
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編) ( No.7 )
日時: 2013/04/06 12:35
名前: デス

どうも、(たぶん)初めまして。『シロクロ』を執筆しておりますデスと申します。氷結殿の作品はこれまでも読んできましたがこの度(たぶん)初めての感想を書かせて頂きます。

とまぁ一応礼儀正しくしてみましたが何かイマイチ言葉遣いがなってないので普通に話します(笑)。

まずは一言。相変わらず面白いですな〜(笑)。氷結さんのコメディセンスは本当にツボでいつも笑わせてもらっています。きのことたけのこの奴ですか……私もたまにこういう日常の一コマからネタを広げたりしますがここまで大胆には出来ません(笑)。原作の雰囲気を残しつつ、原作では出来ないだろう話を作る。これぞ二次創作ですね!私あまりオリキャラが好きではないのでこういうのは大好きです!

これからも頑張ってください。それでは!

P.S 私もケータイ投稿なので氷結さんの苦悩には共感できます。なんで文字数制限なんてもんがあるんでしょうねったく。
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編) ( No.8 )
日時: 2013/04/09 15:03
名前: 氷結アイスブリザード

こんにちはデスさん
感想ありがとうございます!
ほかの作品も読んでいたんですか。すごくうれしいです!
おもしろいといわれて安心します!昔書いたアーたん病や生徒会長の目撃などは結構がんばりました
今回いつもよりさらに大胆にしてみました。
でも、わたしが他サイトで昔見た話ではヒナギクがグレてタバコ吸っていたり、言葉遣いとかすごいのがありました。
あまりのギャップさに笑った記憶あります。書いた人々はチャレンジゃーだなとおもいました

にじそうさくはいいですよね♪好きなカップリングや原作と違った話とかできますし♪

私も基本的にはあまりオリキャラ使わないタイプですね
いくつかオリキャラの話書こうとしたこともあったけど、長編でないとできそうになくて結局かいてません

デスさんも携帯投稿だったんですね♪
携帯はほんときついです。くじけそうになります。ほんと
それではまた!
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)レス返しのみ ( No.10 )
日時: 2013/05/02 01:16
名前: masa

どうもmasaです。


両派閥は戦い方が完全に分かれてるんですね。まあ確かにあのいい意味でも悪い意味でも天才の科学者がいれば兵器の面では勝てないでしょうね。

で、たけのこ派の面々も肉体強化をしている様で。まあ強い兵器があっても使いこなせなければ無意味ですよね。

ってかハヤテすごすぎでしょ。普通あんな状態なら、内部抗争が起こるはずなのに、抑えるとは。しかも全員を平等に愛するなんて器用すぎでしょ。

愛歌さんにも複雑な事情があったんですね。あの婚約者の人に別れを告げられるとは。辛かったでしょうね。
で、こんな状況下でも敵味方どちらでもない愛歌さんを受け入れるとはねえ。しかも愛歌さんを回復させるなんて。もし敵に回ったらとか考えなかったのがすごい所です。

まさか、ハヤテにすでに子供がいるとは。しかも5人とは。おいおい。
ってか裏技使わなくても良かったんじゃない?いや、それじゃあ戦力ダウンか。

ナギがあれだけ怒るのは当然ですよね。ってかそんな感情を持ってる場合じゃないでしょ、戦場なのに。
で、ヒナギクさんまでハヤテにそんな感情を持ってたとは。しかも怒りと絶望で覚醒してるし、理性が無くなってるし、無益な殺生までしようとする。怖い怖い。

女の子を守ったハヤテがどうなったか気になります。




次回も楽しみにしてますね。

では。

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レス返しと簡易完結 ( No.11 )
日時: 2013/05/03 22:34
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

前回の話が削除されたわけですが、とりあえず前回の続きの話を大まかに書いて完結だけはやっとこうと思います。かなりの適当に書いたので駄文になりますが
あと前回の話復活させる気はないので
レス返しは今回最後です




派閥の女の子を助けたハヤテ。乗っていた機体は半壊し、もう使い物にならない
この機体は誰よりも早く駆けつけ、そして守るためを作った設計理念の機体だった
この機体に乗ったハヤテによって今までの戦いで多くの仲間が救われてきた
王の機体用造られただけあって全体的の性能はかなり高いが特に高いのはスピードと防御力だ。そのおかげでセフィロス(ヒナギク)にやられそうだった女の子を助けられたが、このセフィロスの前ではその機体でも防ぐことができずハヤテは機体を捨て、全速力で少女を抱え回避したが、ダメージは避けられずハヤテは重症をおい鮮血を流していた
だがもしこの機体でなければ乗っていたハヤテも少女も今の攻撃で…

「ハ、ハヤテさま…ど、どうして私なんかを…話したことも…名前さえ知らない私を…」

「知ってるとか知らないとか関係ない。君はきのこ派だし、それにかよわい女の子を男が助けるものは当たり前のことじゃないですか」

「ハ、ハヤテさま///」

こうしてハヤテは天然ジゴロでまた一人女性を恋に落とした

アテネたちがハヤテを傷つけたセフィロスに迫ろうとする

「よくもハヤテを!」

「お待ちください」
じいが前に立ちふさがりアテネたちを制す

「あなたがたはハヤテさまにとってかけがえないの大事な方達です。もし何かあったらあの優しいあの方に心に深い傷を」

「で、でも」

「ここは私達に任せてください」

「なにいっているのあなたたちもハヤテにとって大事な人たちでしょう」

「フフ、ありがとうございますですがそれでもアテネさまたちを失うわくには行かないのです」

「じい!」



「時は満ちた…」

ハヤテと女に正宗を振り下ろそうとするセフィロス

「ハヤテさまに手は出させん!」

「邪魔だ」

『心無い天使』

「ぐわあー!」

あというまにやられる親衛隊

「みんな!ぐっ!」

「ハヤテさまお逃げください!ハヤテさま1人ならこの場から離れられるはずです!」

「君を残していけるわけないだろう…」
「でも!」

「では仲良く逝くがいい」

「?…なんのまねだ?」

「じい!」

「ハヤテ王どうかお幸せに」

じいは機体ごと自爆した
ドカーン

「じい!!!」

伊澄が転移してきてハヤテと女連れて、遠く離れたとこに転移した

「くそー!」

実の祖父並に慕っていたじいを失い悔しがるハヤテ
だが

「むだなことを…

セフィロスは無傷だった」

「くっ、よくも!」

「落ち着いてハヤテ!」

「じいを無駄死させたいの!」

怒りで我を失っているハヤテをルカや夜空が止める

「で、でも」

伊澄アテネとアテネに術で回復を受けながらもハヤテは気が収まらない

「私がいけないんです…私があの時あそこにいなければ」

「おまえはなにもわるうない」

さくやが女をなぐさめる
セフィロスは

「………」

あまりに手応えがないから、あきて宙に浮いてきのことたけのこの争いを傍観していた

「そうだわ!伊澄さんあの文字玉は」

マリアがなにかひらめいた

「はいここに」

「一体だれに使う気ですか?セフィロスに対抗するには相当強いでないと」

「アテネ、クラウスさんはどこに、まだ生きてますか?」

「あそこ」

「ぬおー!!」

クラウスはこの話の三話に出た牧村が作ったクサン○ッペと超必死に戦っていた
股間についた巨大なドリルを死に物狂いではじいている
男には怖すぎるだろ
たけのこきのこ両派閥の腐女子たちは荒い息をしながらよだれを垂らし興奮しているようだが

マリアはクラウスに近づき

「クラウスの『ス』を「ド」に!」

文字玉を使った

そしてクラウスはクラウドになった
それをみてセフィロス

「久しぶりだなクラウド…」

「セフィロス…」

壮絶な戦いが始まった
もはや次元が違った

「ほう…なにがおまえを強くした」

「あんたにはいいたくないね!」

ものすごい攻防が続く

セフィロスは七十階の廃ビルを軽々と切り裂き、その瓦礫をクラウドに落とした
クラウド全て切り裂いた
また攻防つづいた

クラウド体力の限界で押され初めて
けん弾かれ、壁に倒れ左肩を正宗で刺された
セフィロスしゃべる

「おまえがもっとも大切にしているもの…」

「それを奪う喜びをくれないか…」

クラウドの脳裏にハヤテとアテネたちが子供たちと幸せそうに微笑む姿とそれを祝福しているきのこ団員たちが浮かんだ

その瞬間クラウドは突き刺ささている正宗を引き抜き、離れ剣をひろう

「哀れだな…あんたは何もわかっていない…」

「大切じゃないものなんかない!」







「やめるんだ!」

謎の声にきのことたけのこ両方が目を向けると
そこには

「「社長!」」

二つのおかしの会社の社長がいた

「どうして同じメーカーどうしのおかしで争わなければいけないんだ!」

「そうじゃないだろ!どっちよりおいしいとか売れているとか優れているとか関係ない!ただ自分が何を好きかが大事だろ!周りがどういおうと関係ない!自分にとって何が一番かは自分が決めることだろ!人が決めることではない!」

みんな改心した
戦争終わった




ハヤテはハーレムのまま暮らす
最後の戦いで助けた女の子も徐々に関係深めていきハーレム入り、他の恋人どまりの二人も
たぶんこれ以上はふえない
と思う…………

戦争終わって、きのこたけのこ関係は普通になった
憎しみはなくなったが、別に好きでもない

ナギとハヤテは以前の関係に戻らなかった。友達だ

ナギが寂しくしてると…

完全に人間になったグロスホッパーが現れた
二人は徐々に関係を深めていき恋人になり結婚した
子供は三人

子供が増えすぎたハヤテ
新しいルールが必要だと考える

ワタルは無事。ゲームの神取みたいに死なないですんだ。サキとラブラブ

ヒナギクはセフィロスじゃなくなり元に戻った
クラウスは元に戻らなかった

じいたちは奇跡的にしんでなかった

とりあえず最後はみんな幸せになりましたとさ
めでたしめでたし



あとがき
これでこの短編も完結しました。題名ね方には近いうちにスーパーにいって完結と表記します
すぐ新しい短編とうこうするですわ
あまりに適当な文章で自分でフイタw
確実に誤字やかか忘れあるかと
あいかさんとハヤテのぶふんはもうやめた
つかれた…そのうちサイトにのせちゃう



れすかえし
感想ありがとうmasaさん
いや別に戦い方は完全に別れてませんよ
ただきのこ派は兵器で劣っている分、足りない分を別の物で補っているとだけです
たけのこサイドにもきのこ派よりは少ないですが特殊な力を持つ者もいますし
まあどちらの派閥も億単位の団員がいるので
泉に告白した男子に泉父が怒鳴り込みに使ったハヤテ0巻に出たア○ボ(ガン○ム)でも、中二病のナギからいろいろヒントを得た牧村先生だときついですね
ちなみにヒナギクは機体に乗らなくても生身で戦うだけの戦闘力もってますからねw
東宮は努力して憧れのヒナギクに少しでも力を追いつこうとしてます
全員ハヤテの三話の言葉に心うたれたのもありますが同じきのこ派と過ごしたきた絆が強かったのです
ハヤテがハーレムを言い出したのはみんなのことが好きなのはもちろん同じ仲間同士争うのを見たくないというのも七人もそれを理解してますし
下級兵ですら派閥のために命をかけるのに迷いないくらいですから
上に何回も書いてあるとおり価値観が違うのですよ。ゆきじだけよ同じ価値観は
あとハヤテは老若男女差別なしに優しいし、きのこ派の王としていろいろしているうちにカリスマ性がつき自信もついてきて
愛歌さんは恋人が自分よりたけのこの里を選んだわけですからたけのこに対して恨みみたいなもの持ってますし
愛歌さんは「○○くんが一緒じゃなきゃ私生きていけない」というタイプじゃないので彼を追いかけることない
ハヤテの子5人
そりゃあ大丈夫な日とか気にしていたら平等にできなくなってしまいバランスが崩れてしまうからです
裏技使わないと出産までの間ハヤテ大丈夫かしらみんなも大ケガしてないかしらと不安や心配にばかりで妊婦にはよくないからですよ
最悪流産の危険もありますから

まあ派閥が違うでも恋愛感情は残ったままですし
ただきのこが一番かたけのこ一番かの価値観がそれより上回っているだけで
げんにナギは普通だったらハヤテいなくて寂してなってますが、きのこかつこと一番なり寂しくなってないのです

でも複数の妻を持ち子供までいたらさすがに…

ヒナギクはセフィロスになりました
前レス返しで上げた ヒントはこのことだったんですよ
ほら同じ名前の武器使ったますしね

愛歌のこと疑いもなくはハヤテは優しすぎるし、甘いとこありますから
あのミコノス島でのシスターの時だって
(シスターがこうなったのにもぼくのせいでもあるんだ)
みたいなこといってますし
いやだれがみてもハヤテ悪くないだろ
過去の世界シスター父を撃破したのもナギを殺害しようとしたのを助け出すためだしそのあと改心して日本でフグ食って死んだのはよく知りもせず食べたシスター父の自己責任です
それを逆恨みして三千院家に復讐してるシスターにそう思ってしまうあたりハヤテはかなり甘いので
まあ、昔とあるサイトで見たSSのようにワタルとサキの仲のいいのを画面で見せびらかしたり、タマをけしかけろとまではしろとはいいませんが、キレてもいいんじゃないかと、それなのに王玉を破壊しようとするシスターに罪悪感を抱くあたり、ハヤテはお人好しすぎです

例えるならあのとき王玉はフリーザに殺される直前のクリリンですから

七人はハヤテがハーレム宣言する前は夫一人妻一人という固定概念にとらわれていたので三話で少しもめそうになったけど
ハヤテの宣言でその問題破壊したし
同じ派閥として普段仲もよく、実の親兄弟より深い絆持っているので

平等に愛した結果5人子供持ってしまったわけです

うえに書いてあるとおり(消えましたが)妊婦に精神的ストレスを与えては子供に悪影響あたえないためです
もしかして飛ばし読みしましたか?
愛歌がきのこ基地に来たばかりのころは夜空とか何人かは少し警戒していたりしてました
それでは





レス返しの順序がぐちゃぐちゃになっちゃいました気温暑くてもわもわしているからかも





通報についてはいろいろかきたいことありますが
めんどくさいのでやめます
とりあえず、投稿しようと途中まで書いた暴走ナギやハヤテ×ヒナママやめます

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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)5月3日簡易完結 ( No.12 )
日時: 2013/05/03 22:56
名前: masa

どうもmasaです。

いやはや無事に終わって良かった。

流石はハヤテですよね〜。いくら丈夫な機体のお陰とは言え生きてたんですから。まあそれがハヤテか。
ってか何人も妻がいるのに、新しい女性までおとすなよ。ったく。

ってかセフィロス、強さどんだけだよ。特攻を受けて無傷とは。いや武○色の○気でガードしたのか?それなら説明がつくが。
まあ2人の戦いはなんだか有耶無耶に。まあいいか。

で、あのメーカーの社長さん登場。そして終戦へ。
てっきり自分はハヤテを傷つけてしまい、ヒナギクさんが元に戻り、終戦へと言う流れかと思いましたが、違いましたか。

ナギもハヤテと和解して、ハーレムの1人へ。ヒナギクさんも加わる。
ってな展開を予想しましたが、違いました。





急展開だったとはいえ、面白かったですよ。

では。

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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)5月3日簡易完結 ( No.13 )
日時: 2013/05/11 14:41
名前: くっくっく黒マテリア

こんちはーす!
だいぶおひさです!
ヒナギクがセフィロスに!!たしかにセフィロスは正宗装備していますね!さすが氷結さん目のつけどころが違う!
さらにクラウド!
このきのこたけの戦争でDVDのセリフが出てくるとは超うける〜
またゲームネタからませてください
最近のはやごとは昔と違ってネタをからませないから寂しいです・・・
だからおれは二次創作でこころのすきまをそれをうめているのだ

おもしろかった またFFネタ出して
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)5月3日簡易完結 ( No.14 )
日時: 2013/05/14 20:37
名前: 氷結

こんにちはMaSaさんかんそうありがとう
最終回文章てきとうにしたからぶじとはいえないけどいちおう完結できました
そうですね さらにこのハヤテはげんさくより全パラメータたかいのでそのおかげでなんとかしなずにすみました
八ヤテのてんねんじごろで さらにこの話の八ヤテは価値観ちがいますからね
セフィロスのつよさはこんなものではありませんよ
数十mある大蛇をしゅんさつして<しざし.何百mあるバハムートを倒せるクラウドをおいつめるくらい強いですし.スーパーノヴァという技だすとき水星や金星やら”ついでに″破壊してます
じいのこうげきをかわさなっかたのはとるにたらんとおもっ2いたから
たたかいがうやむやになったのは私のやるきがね 社長さんのセリフもっとだしたかった
たけのこ派ときのこ派との敵対心は強烈なのべあいてがどんなにきずつこうが どうもおもいません
社長のことばで両派閥の憎しみもなくなりり関係普通になりましたが きのこ派の八ヤテがたけのこ派の女性を八一レムにするきはないです べつに八ヤテはハーレムを目標してるわけではないので もしそうだったら今ごろ妻の数が何千万になってしまう
フラグはもちろム きのこ派であって相思相愛であって他の妻とも良好な関係とかほかにもいろソろ 条件があるの
きゅうてんかいだったのは文章てぬきしたり_はぶいたいとかしたから サイコデュエリストとかだすつもりでした
それでは




ぬっはーちようおひしぷりですです
くっくっく黒マテリアさんかえってくるひをまってきした
一年?いや一年以上ですね
またかんそういただいてうわしいです
愛猫さんや女神崇拝者さんや他のみんなも復活したらいいなー
はいやはりヒナギクをセフィロスにするてムかいは同じまさむねそうびしゃつながりとしてやいたくなります
ヒナギクを八ヤテがわにしなかったのはこのためだったのです
セフィロス化は「ぎんぱつのヒナギクJと「せいとかちようの狂気Jそして今かいの話でさんかいめです
私ガハヤテのごとくかうようになったのは八ヤテの心のセリフで「いかんきガフくとまたいりくでしんでしまっているシャドウのように好感度がごりんじゅうなさ,ているJです
ファイナルファンタジー6ネタがふせじなじで出てすくご<うれしくてかんげきしました
FFファンにはたまらんかった
 
そうですねさいきんネタからませてませムよれ
たぶんちょさくけんとかめんどっくなったイでしょう

よんだかもですがFF7ACはたしかひなゆめでクロスさくひんひなゆめでかいていた人いましたよ
はっそうださいきん私もあまりゲームネタやマンガネタからませてない(クロスはベフ)
すっかりさいきんの八ヤゴトのふんいきにいぞんし 昔の八ヤゴトのかんか<うしないかけてた
ひなゆめのかこさく とあるサイトの八ヤテsSにはたくさんふくまれているのに
みじかいSSにゼルダの伝説デジモンとらドラドラゴンボールエヴァなどのネタからませいて しかもまるでげんさ<みたいな普通のやりとりでうまかったすごい
クロスじゃないけどナギがハヤテにギアスかけるはなしありました
ほかにもせがわしてんのうのモザイクかかったルルーシュがハヤテたちとふつうの日常すごしている長編のクロスではないのガあったけどなまえわすれました
そわではまた
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)5月3日簡易完結 ( No.15 )
日時: 2015/12/27 02:09
名前: 水銀燈

懐かしい気分で楽しく読めました。
最近、ハヤテのごとくのssあまりない上に原作も他作品ネタしなくなってきて
やっぱりハヤテのごとくのは他作品ネタたくさん絡まるのが元々のおもしろさなので
この話はおもしろかった。
昔好きだったころのハヤテのごとくらしさが出ていたよかった
特にグロスホッパーが、声優ネタかなり懐かしい
おもしろかったころのハヤテのごとくのように他作品ネタをたくさん使っているssは貴重です
かつてはたくさんいたのに
だから残るはあんたしかいない
復活してくれ
そして書いてくれ
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Re: たけのこの里 きのこの山戦争 愛の章(短編)5月3日簡易完結 ( No.16 )
日時: 2016/01/24 08:30
名前: 氷結アイスブリザード

ひさしぶりにのぞきにきたら感想きていてびっくりです
感想ありがとう水銀燈さん
最近他作品ネタ少ないですよね
私も同感です
いまでもグロスホッパーに生足生えているの覚えてますよ
「私だ三千院ナギ」
復活してくれといわれるのはうれしいですが…ほとんど無理です…
最近一年以上ハヤテのごとく立ち読みしてないのでいまどうなっているのかわからないし…
彼岸島ネタが出たときうれしくて復帰した時期もありましたが…
いまは別のとこで別の書いているので…
昔書いた過去作をあげるか、気が向いたときなんか書くかもです
最近アテネどうなっているのかいるのでしょうか?
元に戻ったのでしょうか?
もしハヤテとふたりきりで話しているシーンがあるなら見てみたいです
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