この作品のあらすじ
トップページ > 記事閲覧
滅亡へのカウントダウン(一話完結)
日時: 2013/03/12 22:33
名前: 氷結アイスブリザード
参照: http://id43.fm-p.jp/555/aisuga/

こんばんわ〜かなりお久しぶりです
ペルソナにはまりすぎて止まり木にこれませんでした
文が思うとおりに書けない今日このごろ
無気力がひどくサイトもなかなか更新できません
今回の話は原作と違った設定や出来事が入ってます
あと
*あるキャラが極悪人になってます。あまりいないでしょうがそのキャラのファンの方ごめんなさい


それではどうぞ



牧村先生が軽い気持ちで作った世界を滅ぼすほどの破壊兵器が何者かに盗まれてしまった
もし、それを使われれば世界は滅亡する
ハヤテたちはその居所を突き止め、それを阻止しにいった
カギをかけ忘れて破壊兵器を盗まれた牧村の代わりに



ある国の建物


「ここが兵器の在処……」

「ええ」

ハヤテの問いに答えたのは恋人のアテネ
その時、奥から誰かが出てきた

「全く役たたずどもめ…時間稼ぎすらできぬとは」

なんと隠し扉から出てきたのは三千院帝だった
どうやらここにくる途中倒してきた黒服達は帝のSP達だったようだ

「帝おじいさま!どうしてここに!?」

「……おまえたちにこの兵器を破壊させん」

「何!?」

「王族の力を手に入れ世界を支配するのはこのワシじゃ
 だがその前に不要なゴミどもを一掃する必要があってな」

「!!!!!」

ハヤテたちは驚愕した。まさかこのジジイがそんな恐ろしい事を企んでいたとは思っていなかったからだ

「王族の力に対抗する力を持つ邪魔な霊能者などの能力者を兵器で皆殺しに、そのあと世界をワシを手中に納めるのじゃ」

「な、なにをいっているんですか…」

「いくら超人的な力を持っていようが物理的な破壊攻撃には無力だからな…フーディンがマルマインの大爆発に耐えられないのと同じ理屈だ」

「世界の人口八割を滅ぼしワシに従う…忠実な選ばれた者だけが生きる快適な国を創るのじゃ」

「何が快適な国よ!ふざけないでよ!」

ハヤテの仲間パーティーのヒナギクが激怒する。その横にいる伊澄もかなり険しい表情で帝を睨む

「フンおまえらが何をほざこうが最初から聞き耳などもたん。それよりアテネよ どうだワシの元に来ないか?」

「…なんですって」

「お前のような高い財力と能力のある人間を消すのはおしい。ワシと手を組み世界をいのままに変えようじゃないか」

「お断りよ。誰があなたなんかと
 私の…私のいるべき場所はただ一つハヤテの側よ
愛しい人と共に生き、子を産み、そして死んでいく…世界なんかいらないわ」

「アーたん…」

「………」

ヒナギクは少し俯きながらアテネの言葉を聞いていた
これだけ自分の気持ちをはっきり告げるアテネのハヤテの愛の深さとまっすぐな想いにヒナギクは羨望とわずかに嫉妬していた

「………そうか、ならばそいつら共々ワシの手で葬ってやろう。お前の両親のようにな」

ニヤリと帝は口元を歪ませた

「どういうことですの…まさか!あの飛行機事故は!」

アテネは帝の発言の前にいつもの冷静さを失い取り乱す

「ヒヒヒ…もはや隠す必要もないのう…お前の想像通りさアテネ」

「お前の両親は事故ではなく私が殺したのじゃ。部下に飛行機のエンジンを細工させてな」

「そんな…」

「ヒャハハハおまえを私の計画に加えるための下準備だったんだよ
 いくら普段聡明で慎重なお前でも両親を生き返らせたいという想いの前ではワシの計画に面白いようにくらいついてきたぁー。ワシのシナリオどおりにな」

「帝きさま〜アーたんの両親を死においやり、アーたんの両親への気持ちを利用して騙すなんて…おまえだけは絶対許さない」

「ハハハハ…バカが騙されていたのはアテネだけではない。綾崎ハヤテおまえもだ」

「なんだと!!」

「ヒッヒッヒ…そうだ。ワシの計算どおりアテネをロイヤルガーデンに入れたまではよかったが心にスキがなくてな英霊に取り憑かれなかった
そのためには絶望を与え心にスキをつくる必要があった
そこで以前から目をつけていたおまえを利用することにした」

「以前から目をつけていた…バカな!そのころぼくはアーたんにも会ったことさえなかった貧乏人のただの五才の子供だ」

「ククク…アテネとおまえはなぁ〜前世から深い関係の恋人同士だったんだよ」

「なんだってー!!」

「私とハヤテが!!」

帝の衝撃的発言を耳にしてハヤテだけでなくアテネも驚きお互い顔を見合わせた

「それは本当なの鷺ノ宮さん!」

「いえ、私も今初めて知りました。元々私はその系統の術は得意ではないので」

ヒナギクも伊澄もそして野の原さえも驚く

「前世から深い絆を持っていたおまえたちがお互い惹かれあって恋仲になるのは容易に予想できた
 時が経ち絆が高くなったころを見計らってアテネの心をキズつけるように誘導する
 ククク…アテネと違って単純バカなおまえを誘導するのは非常に楽だった」

「まさか父さんと母さんも…」

「ティヒヒ…ああ、あいつらはお前が指輪持っていることを教えてやっただけで期待どおりに動いてくれたわ」

「………」

「そのあとはワシの計算どおりアテネに英霊が憑依し、全てワシのシナリオどおりに事が運んだはずだった…だが最後の最後であの孫娘が!!」

「お嬢様が」

「そうだ!本来ならアテネ市でワシの計画が成功するはずだった
だがあのナギが!あの贅沢の身にしみたナギがぁ!まさか王石を破壊するとは夢にも思わなくてな!
くっそー!半分紫子の血があるから生かしておいたが、やはりアイツはあの男のガキだ!
ワシの邪魔ばかりしおって!後でくびり殺してくれる!!」

今の帝は愉快そうに笑っていた時とは別人のように忌々しいそうに顔を歪ませて憎悪をあらわにしていた

「孫娘を殺すですって…あなた人間じゃないわ!悪魔よ!」

「許せません」

帝の卑劣極まりない外道な行いに正宗を構え激怒するヒナギク
伊澄も体中からすさまじい霊気を放出しながら怒りの事をあげる
ハヤテとアテネは俯きながら怒り震えている

「ギャーハハハハ…おまえたちの死をもって新世界への幕開けとしようじゃないか」



ついに世界の命運を賭けた死闘が始まった
ハヤテとアテネは帝の命を奪おうと剣を抜き飛びかかる
帝は不適に笑いながら手を向けた

「我が術の前に消えされ!ダーク・デス・ギガブレイク!」

「ぐあっ!」

「キャア!」

強烈な闇の波動によりハヤテとアテネは後方までぶっ飛ばされ壁に叩きつけられる
ヒナギクたちも帝の技により大ダメージを受ける

「くっ、その力は…」

野の原がかろうじて声を出す

「クックック…おまえらがギリシャを去った後、キングミダスの力の残留を回収し、それを増幅したものをワシの体に取り込んでみたのじゃ
王家の力には及ばんがここにくる途中体力を消耗した貴様らを殺すのはこれで十分」


そのあと戦いはくりひろがれ死闘の末、ハヤテの剣が帝の体を突き刺さった

「………ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

「やられた…やられただと!!このワシが……ワシの夢を……メチャクチャにしやがってぇぇぇっ………!!」

「やはりあの時おまえを殺しておくべきだった……」

「綾崎……綾崎ハヤテェェェェェ!!」

帝の体に骸骨の化け物の影が一瞬ダブって見えた
ハヤテはそれを見て気づいた

「あの時……まさか!」

「だが………だが、おまえたちもおしまいだ!!ヒャハハハハハ…どうせ世界は滅びるんだ……時間は十分稼いだのでなぁ〜」

「なに!?」

「ヒヒヒ…破壊兵器の作動時間は終わった…世界中が火の海に飲まれるのだぁーギャハハハ…」

「兵器は僕たちが止めてみせる!」

「止めるだと…ハハハ…無駄なことを…ティヒヒヒヒ…精々悪あがきするといいさ」

「帝!?」

怒りの露わにしながら親の仇である帝を鋭い視線を向けるアテネに帝は口元が歪ませ愉快そうに笑う

「ワシの首が欲しいか?ヒヒヒヒヒヒ」

うつ伏せに倒れたまま不気味な嗤いを続ける帝に警戒してアテネを庇うように前に立つハヤテ
それを見て帝は

「長く続く純愛かぁ感動的じゃないか」







「虫ずが走るわ!!」

帝はそう叫ぶと大量の血を吐き絶命した

「……お父様…お母様…」

「アーたん…」

泣き崩れるアテネ。そのアテネを包み込むように抱きしめ慰めるハヤテ
親の仇をうつことはできた。だが、死んだ両親は帰ってくることはないのだ
野の原たちはただ静かに二人を見守った

しかし、

『戦闘員の生命反応消失!自己防衛システム作動!敵殲滅開始します!』

牧村の破壊兵器からサイレンがなり響き、そのボディーから次々と戦闘ユニットが出撃された
どうやらエネルギーチャージの間直接相手に攻撃できないらしい
その間戦闘ユニットに戦わせて守らせるらしい
もしチャージが終わったら世界に光の雨が振り下ろされ世界は終わる

「ハヤテ…」

余力が少ない上、あまりの敵の数にさすがのアテネも不安な表情を浮かべた

「やろうアーたん!あの兵器を止めて世界を守ろう!そして結婚しようアーたん!」

「!?ハヤテ……わかったわ」

ハヤテの愛の告白に受け、アテネの心に濃霧のように覆っていた不安が晴れていった
アテネの表情にはもはや不安など消え去り、その表情には希望に満ちている
ハヤテの告白に笑顔で答えたアテネはとても幸せそうで美しかった
それは女性であるヒナギクや伊澄も見とれるくらいに

「みんなやるわよ。牧村先生によるとあの兵器を止めるには力と知恵と運が必要だそうよ
天王州は私と一緒にあの兵器のコンピュータールームで解除を試みるわ。ハヤテくんたちは敵を足止めをお願い」

「わかりました。ヒナギクさん!」



そして、ハヤテたちは力で敵を押さえ込み、アテネたちは知恵で九割解除した
そして最後に出てきたのは赤と青のボタンそのどっちかを押すと兵器は停止する
そう最後は運だ
そして

「ハヤテくんどっちだと思う」

通信機でハヤテに聞くヒナギク

「え〜と赤でしょうか」

「じゃあ青押すわね」

ポチ

作動停止

世界は救われた



「これでもう大丈夫ですね」

「そうですね野の原さん」

「じゃあ鷺ノ宮さん二度と使われないよう壊しますか」

ドカーン

「伊澄さんの大技強力だな」

「そうですわね」

ゴゴゴゴゴ

「なんだこの地鳴りは!」

「ハヤテくんあれを見て!」

ヒナギクが指差したそこには帝の体から黒い影が出てきていた
伊澄は、はっと表情になり

「あれはキングミダスの分霊!」

「分霊!」

聞き慣れない言葉にハヤテは戸惑う。そんなハヤテにアテネが伝える

「分身みたいものよ。さらに本人と同じ意志思考をもっているわ」

「分身…」

『あのとき殺しておくべきだった』

(そうかあのときとは十年の時のことか)

「私としたことが迂闊でした。あのような者が帝についていたとは…」

霊能者として今まで気づかなかった事に伊澄は悔しさを隠しきれない

「おそらく完全にシンクロしていたため気づけなかったのでしょうね。おそらくもう何十年前には既に」

「力や欲望への執着心になどにつけこまれて、とり憑かれたのでしょうね」

さっきの戦いで見せたもの。あれはキングミダスのものだった
そして今、よりしろ(帝)がなくなったことにより自ら形となり現れた
帝を操り、世界を破滅に導こうするもの
キングミダスが

「くるぞ!」

「アーたん今度こそ終わらせようこの戦いを」

「ええ、こんなやつに私たちの未来は閉ざさせはしない」

「みんないくぞ!」


そして戦いは進み

「クソ…今までの戦いで余力が…負けるわけには……」

「………」

ハヤテたち苦戦していた
連戦続きで体力限界だったのだ
まず伊澄が力の使いすぎで戦えなくなり、ヒナギクも分霊の卑劣な心揺さぶりと不意打ちで戦闘不能に

ハヤテとアテネはまだ戦っているが限界近い
野の原は

「こいつは私が片付けます」

「野の原さんあなたも限界近いのでは!」

「クックック一人ずつ死にたいか。それもよかろう…」

「それはどうでしょう」

野の原がポケットから何かを取り出す

「そ、それは!?」

それを見てハヤテが驚く
野の原はフタを開け、それを一気に飲み干す

「死ねぇぇぇ!!」

キングミダスが鋭利な爪を振り下ろす
その瞬間、断末魔の悲鳴が鳴り響いた

「ギャアアアア!!」

「執事というものは最後まで切り札を残しておくものなんですよ」

断末魔はキングミダスのものだった
実は野の原は回復アイテムを温存していたのだ
手にはポーションが握られていた

「バ、バカな…」

キングミダスは消滅した

そして平和は訪れた


ハヤテとアテネは結婚し、幸せに暮らしましたとさ

めでたしめでたし




あとがき
ほんとはラブコメな話を最初投稿したかったけど文が途中までしか書けていなかったので、八割書いて放置していたこの話を投稿することにしました
ハヤテのごとくはラブコメであって、けしてバトルマンガではないので、ほんとはラブコメの話やりたかったけど…
最後めんどくなった雑に…
ペルソナでゾンビちゃんと交渉するとき、チョベリバ という懐かしい言葉が出てきてうけた
ああ、流行を取り入れてるな
女神転生でもボディコミアンというゾンビが出てきたし
そのころボディコンという服流行っていたらしいし
ゲーム発売時期の流行をさりげなくアトラスはゲームに取り入れているんだなと感心した
マンガでは女神転生とかのネタは出なかったが、ハヤテ第2期のアニメでチョコ作りの時、悪魔融合とナギが女神転生ネタを言った時 私はニヤリとしたのはここだけの秘密
なんかスーパーのDSステーションからインターネットができない
たんに不具合なのか?それとも私にネットできないようになんかしているのか
みんなの作品見に行くの遅れるかも?
それではまた
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください

Page: 1 |

Re: 滅亡へのカウントダウン(一話完結) ( No.1 )
日時: 2013/03/13 00:47
名前: masa

どうもmasaです。

いや〜あの帝が極悪人に。まあ、原作上でも十分すぎるぐらいに素質があったので、そこまで違和感は無かったですね。

って、何で牧村先生はそんな危ない兵器を作ったんだ!?帝が作らせた確率は無いだろうし、命令には従いそうにないし。まさか「何となくで作ってみたくなって、やって見たらできちゃった」とかいう理由じゃあ。

ってか自分の欲望の為にそこまでするかな?あの危険な英霊を取り込んでまで力を得るなんて。
まあ結果的にアテネとハヤテの愛並びにその他の面々によって野望は挫かれましたけど。

まあ、最後のあのオチ(2択のボタン)はまさにハヤテ。と言う物でした。


何かと犠牲があったとはいえ、最終的には皆幸せになってよかったです。



では。

[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください
Re: 滅亡へのカウントダウン(一話完結) ( No.2 )
日時: 2013/03/13 11:38
名前: 氷結アイスブリザード

こんにちは
感想ありがとう
まきむら先生は、なんとなく作った。そのとおりです

帝についてはこんな感じです

1.王族の力を求めて、いろいろ探す

2.結果。ある遺物に染み込んでいたキングミダスのぶんれいにとりつかれる(何十年前)

3.操れているときづないまま、いつもどおり王族の力を求め、いろいろ企むんだり、行動する

4.ギリシャのアテネ編後、キングミダスの力のざんしょうをとりこむ(キングミダスを取り込んだわけではない。ただその力の残りカスを取り込んだだけ。もっともそれも自分で行動起こしたつもりだけど、実際はキングミダスに操られていた)

私説明ヘタで、まだ不足してるかも
花粉症つらいのでこのへんで
それではまた
読み返すとわかると思うけど、やはり文章がうまくいかなかったかも
[管理人へ通報]←短すぎる投稿、18禁な投稿、作者や読者を不快にする投稿を見つけたら通報してください

Page: 1 |

題名 スレッドをトップへソート
名前
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
文章チェック ミスがあったら教えてほしい  ミスを見つけてもスルーしてほしい
コメント

   クッキー保存