Re: 魔法大戦(魔法科高校の劣等生クロス(?)) ( No.1 ) |
- 日時: 2013/02/23 14:53
- 名前: 健闘中
- この小説はオリジナルの設定や、人間関係の変更点があります。
ご了承下さい。
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『魔法大戦』それは、白皇学院部活動の1つ『魔法研究部』の伝統行事である。 その年度の部長を決めるため、若き魔法使いの雛鳥たちが、 プライドをかけ、お互いの実力を確かめあう行事なのだ。 その魔法大戦の中でも最も過激と呼び声の高い種目を綴って行くのが、この物語である。
プロローグ「魔法大戦、開始!兼、真VS泉」
アナウンス「これより、魔法大戦を開始します。参加者の皆さん頑張って下さい。」
というアナウンスを俺、神崎真は"森の中"で聞いた。
真「始まったか。 結局最後までほかの参加者の事聞けなかったよ」
そうぼやきながら、俺は今回の魔法大戦の種目、バトルロイヤルのルールを確認しておく。 このバトルロイヤルは、エンカウント速バトルというシンプルなものだ。 そして、勝利条件と敗北条件も大きく分けて2つ程しか無い。 勝利条件は、 自分以外の参加者を戦闘不能にするか、最後の1人になるか。の2つで、 敗北条件は、 自分が戦闘不能になるか、リタイヤするかだ。 これだけを聞くと何故過激と呼び声が高いのか解らないと思う。 俺も、このルールを聞いたとき正直、拍子抜けした。 しかし経験者曰く、 『この種目は、出会ってみるまで誰が参加しているのか解らない、 というところが面白いところ』だそうだ。 まあ確かに魔法大戦は、その年度の部長を掛けて戦うんだから、 生半可な実力を持つものは参加してこないだろう。
真「まあ、ある程度は想像できてるんだけどね」
そんな事をつぶやきつつ、俺は周囲の散策をはじめる。
十数分くらい経った頃だろうか、 何とも言えない危機感を感じた俺は、『分析』の魔法を発動した。 するとそこに見えたのは、おそらく氷と思われる物体が襲ってきた。 数はおそらく数十〜百程だろう。
真「っ!」
分析を発動していたおかげで、間一髪、魔力壁によるガードが間に合った。
真「氷?まさか?」
?「あれ?死角から攻撃したはずなんだけどな」
真「泉さん」
やはり彼女、瀬川泉だった。 彼女の得意とする魔法は、水属性の魔法だ。
泉「なんでガードできたのかな?真くん」
その質問は、何とも答えにくい質問だね。 なので、
真「まあ、感覚は鋭い方なんだよ」
本当の事を交えつつ、適当にごまかした。
泉「ほぇ〜、そうなんだ」
誤魔化しは成功したみたいだ。
真「そうなんですよ!っと」
次はこちらから仕掛ける。 空気を圧縮して、弾を何十発作りそれを泉さんに向け発射する。 ただ、威力は牽制以上のものにはならないように抑えているが。
泉「ほいっと」
そんな掛け声(?)と一緒に横に飛び、 同じ圧縮弾を放つが、 まるで、壁にあたったかのように俺の少し前で止まり、消えてしまう。
泉「なんで?……そっか、さっきのガードがそのまま残ってたんだ」
真「ご名答」
泉「でもそれなら、さっきの圧縮弾はこっちまで届かないはずじゃ」
真「それを考えるのも、戦いの醍醐味でしょ」
泉「そうだね」
正直言って、ちょっと焦った。 今までこの方法がバレたことは何回もあったが、 初見でバレたのは初めてだ。 でもバレたと言っても、半分だけだが。
泉「でも、これならどうかな」
真「?…っ!」
先程と同じ氷が今度は俺を囲むように全方向から襲って来る。 その攻撃に対して、全方向を包むように魔力壁による箱を作る。
泉「これでもダメかぁ」
真「いや、今のはちょっと危なかった」 (さて、どうする?生半可な攻撃じゃ当たらないし、 かと言って、威力なんかを上げ過ぎちゃうと過剰攻撃(オーバーアタック)になる)
さてどうしたもんか、と考えていたとき、異変に気づいた。
真「(気温が下がってる?)まさか!?」
そのまさかだった。 俺を囲っていた魔力壁が氷に覆われていた。
真(クソッ、囲ったのが仇になったな)
俺は、魔力壁を消す。 それと同時に魔力壁を覆っていた氷も消えた。 しかし、それは罠だった。 目の前に、圧縮弾が迫っていた!
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今回の投稿はここまでです。
とりあえず、オリキャラの説明をしたいと思います。
名前:神崎真 誕生日:10月24日 年齢:16歳(今年で17歳) 身長:172cm 体重:60kg 好きな人:強いやつ 嫌いな人:弱い奴 得意魔法:?(今現在は秘密) 説明 御三家の1つ神崎家の正式な血族で跡取り候補。 多種多様の魔法を使いこなし、わずか12歳で 国立魔法大学編纂(へんさん)・魔法大全、通称インデックスに、真の名前が収録される。 といった、輝かしい過去を持つ。
あと1人程オリキャラが登場する予定です。
誤字脱字、疑問矛盾等がありましたら、遠慮なく指摘下さい。
感想待ってます。
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Re: 魔法大戦(魔法科高校の劣等生クロス(?)) ( No.2 ) |
- 日時: 2013/03/03 21:24
- 名前: 健闘中
- 第1話の投稿です。
でわ、
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第1話「泉VS真、後編」
真「(どうする?あれを喰らえば、おそらく戦闘不能になるだろう。 だからと言って、"あれ"は使いたくない)しゃーなしか」
そう呟くと同時に、"上半身"に魔力壁をまとわせる。 そしてそのまま腕を顔の前でクロスし、顔をガードする。
真「っ!結構利くなこれ…」
当然の事ながら、圧縮弾自体は魔力壁でガードできても、 当たった際に生じる衝撃などは、ガードできない。
真「けど、もらった!」
その声と同時に辺り一面に霧を発生させる。 そしてその霧をドライアイスの弾丸に変化させ、泉さんがいる所に放つ。
真(くらえ!『ドライ・ブリザード』!)
いくら礫(つぶて)程の大きさしかなくともそれが何十発と当たれば、 過剰攻撃とまではいかなくとも、戦闘不能させるだけのダメージは与えられるだろう。 少なくとも、泉以外であれば。 しかし、その礫は放たれることはなかった。 なぜならば、
泉「ふぅ、危ない、危ない」
霧がドライアイスへと変わる瞬間、泉が霧を氷に変えていたからだ。 通常、魔法構築途中に相手の魔法に割って入るには相当の干渉力が必要になると同時に、 それ相応の干渉力を一瞬にして、捻り出さなければいけない。(当然のことながら、かなり体力を消費する) しかし、今の泉の表情からはそのようなことは伺えない。
真「おいおい、マジで?」
泉「うん、マジだよ。でも結構危なかったんだよ。 でも、それを言うなら私もなんだよね、さっきの攻撃はかなり決まったと思ってたから」
真「結構危なかったんだぞ。あれしか防ぐ方法が思いつかなかったからな。 つーかこの戦闘不能のルール、メンドーだな」
泉「この『一定以上のダメージを受けると戦闘不能になり、失格』ってゆうルール?」
真「そう。 それに、『一撃で一定以上のダメージを与えてはいけない』ってゆうのもな」
泉「まあ、しょうがないんじゃないかな。色々あったみたいだし」
真「色々、ね」
泉「うん、色々」
2人の間に一瞬きな臭い空気が漂うが、それはすぐに霧散した。
真「しかし、泉さんの得意魔法が水だって事を忘れてたよ」
泉「だからこそさっきの攻撃を防げたんだけどね」
真「そっか。なら、これならどうだ!」
今度もさっきと同じドライ・ブリザードを放つ。 戦闘不能を狙った複数の礫による攻撃がさっきの目的だったが、 今回は、スピード重視の1つの弾丸だ。 通常、このドライ・ブリザードは気温が高ければ高いほど弾速はます。 今日は4月ながら、なかなかの気温だ。夏本番時のスピードに比べれば見劣りするが、 それでもなかなかのスピードになる。
泉「う、嘘?!」
先程の霧のような予備動作がなかったため泉は反応が一瞬遅れた。 それでも、その弾丸に対して魔法を発動するが、 その魔法が発動するより早く泉のすぐ目の前にたどり着いた。
泉(え、ぶ、ぶつかる?!)
泉の思いとは反対に目の前でドライアイスが二酸化炭素に戻った。 その二酸化炭素を吸ってしまったため、泉は軽い酸欠に陥ってしまった。
泉(あ、拙いね)
1、2回呼吸をすれば元に戻るだろう。 だが、その間は泉はこれといった行動を起こせない事になる。 一般的な魔法使いであれば、状況を一変できても決着まではつけれないだろう。 しかし真には、その時間だけでも十分だった。
真「ふっ、これで終わりだ」
泉に圧縮弾が数発当たり、言葉どうりに泉は戦闘不能になった。
泉「負けちゃった」
真「泉さん、大丈夫?」
泉「何が?」
真「さっき俺の攻撃で酸欠みたくなってたから」
泉「多分、大丈夫だと思うよ」
真「そっか。とりあえず、救護班を呼んでおいたから」
泉「ありがとう」
それから約5分後、泉さんは救護室へと運ばれて行った。
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どうでしたでしょうか? 次回の投稿で、ハヤテかナギもしくはオリキャラの誰か1人を出すつもりです。
おそらく、1週間に1度のペースでの更新になると思いますので、あしからず。
誤字脱字、疑問矛盾等がありましたら、遠慮なく指摘下さい。
感想待ってます。
では。
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Re: 魔法大戦(魔法科高校の劣等生クロス(?)) ( No.3 ) |
- 日時: 2013/03/16 16:32
- 名前: 健闘中
- 更新が遅くなってしまいましたが、3回目、第2話の投稿です。
でわ、
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第2話「新キャラ登場」
泉さんが救護班に運ばれて行ったのを見送ってから、おおよそ、5分がすぎた。
真「泉さんが、最初の相手だったとはね。 おそらくは参加してるとは思ってたけど、しかし、これで後6人か」
魔法大戦、バトルロイヤルにおける参加人数の最大値は10人。 だが、基本的には8人で行われる。そして今回は8人で行われている。
真「泉さんの予想が当たったとなると、他の人もあたって来るのかね」
そんな事を思いつつ、戦闘によって中断されていた散策を再開した。
真「白皇ってやっぱりデカイな。全然端が見えない」
おそらくは20分くらい歩いただろうが、端どころか、景色もあまり変わらない。
真「どれだけあるんだよ此処の敷地は」
そんな事をボヤきつつ辺りを見渡す。すると、ドサ、とゆう音が聞こえた。
真「なんだ?今の音。何かが倒れたような音?行ってみるか」
その音が聞こえた方に行ってみると、人影が見えた。
真「誰だ?ッ!?」
その人影に近づくと俺のよく知った人物だった。
真「ヒナギクさん!」
ヒナ「う、わ、私…」
真「大丈夫ですか」
ヒナ「ええ。大丈夫よ。そっか、私、負けちゃったか」
真「え、そうなんですか?でも、いったい誰が」
?「私よ」
まるで狙いすましたかのようなタイミングで声が聞こえる。 とゆうか、この声って。嫌な予感がする。
真「飛鳥」
やはり彼女、三葉飛鳥だった。
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短いのですが、ここまでです。
オリキャラの説明をしたいと思います。
名前:三葉飛鳥 誕生日:4月3日17歳 身長:164cm 体重:?(秘密) 好きな人:可愛い子、ハヤテ、真 嫌いな人:ハヤテや真を除いた男全般 得意魔法:?(次回登場予定) 説明 名門、三葉家の跡取り娘であり、真の婚約者(つまり許嫁)。 10歳の時に魔法事故に巻き込まれ重傷をおいそのトラウマから、 魔法が使えなくなってしまうが、自身の努力と周りからの支えもあり復活する。 しかし、その事故で男嫌いになってしまう。
誤字脱字、疑問矛盾等がありましたら、遠慮なく指摘下さい。
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Re: 魔法大戦(魔法科高校の劣等生クロス(?)) ( No.4 ) |
- 日時: 2013/04/02 21:42
- 名前: 健闘中
- 今回も遅くなってしまいましたが、第3話の投稿です。
では、
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第3話「飛鳥VS真」
真「飛鳥がヒナギクさんを」
飛鳥「ええ。まあ、勝てたのも運が良かったからね」
ヒナ「そうね、素直に魔法を並用した身体能力で挑めば良かった」
なるほど、これで疑問が解けた。 魔法を並用しない身体能力だけで言えば、ヒナギクさんはハヤテと並んで部活内で1、2を争う。 にも関わらず、負けているということは、身体能力を中心としたバトルではなく、 魔法を中心としたバトルになった、とゆうことである。 これは別にヒナギクさんの魔法技術が低いとゆうことではなく、 飛鳥の魔法技術が高いとゆう事なのだ。 しかし、2人の使う魔法は相性が良いと言えると同時に悪いとも言える。 何故なら、2人の使う魔法はお互いの魔法を相殺してしまう。 そしてこの2人の使う魔法は、ヒナギクさんが"光"、飛鳥が"闇"の魔法を得意魔法としている。 とゆうことは、飛鳥の魔法がヒナギクさんに勝ったとゆうことなのだろう。
真「厄介な事になったな」
飛鳥「褒め言葉として受け取っておくわ」
真「いや、褒めてないんだが。ま、しゃーなし、やるしかないか」
飛鳥「そうね。でもその前にここから移動しましょう」
真「ああ、そうだな。ではヒナギクさんまた後で」
ヒナ「ええ、どっちも頑張ってね」
その言葉を聞いた俺達はその場から離れた。
真「このあたりでいいんじゃないか?」
飛鳥「ええ、いい感じに開けてますし」
真「じゃあ」
飛鳥「ええ」
真・飛鳥「はじめるか(ましょう)」
その言葉とともに辺一面が暗黒に包まれる。 それをどこかで予想できていた俺は、分析と『解析』を発動する。
真(なるほど、範囲を指定して、指定した範囲の光の透過率を0%にしたんだな)
まあ、分析と解析を発動しているのであまり問題は無いのだが。
真(しかし、この空間はあいつのテリトリーみたいになるだろうからな。しゃーなしだ)
そう心のなかでつぶやきながら、俺は『ライトロード』を発動する。 この魔法は、『ミーティア・ライン』の応用技だ。 飛鳥の使った魔法『暗黒』と反対の性質を持つ魔法がこの魔法ある。 この魔法は、範囲を指定して、指定した範囲の光の透過率を100%する魔法である。 ─ちなみに、ミーティア・ラインが人に向けて使われる事が多い魔法に対して、 この魔法は光の届かない場所等に使われる事が多い魔法である。─ ライトロードは正常に発動し、辺は暗黒が発動する前の状態に戻った。
真「で、なんで攻撃してこなかった?」
飛鳥「貴方とは10年以上の付き合いなのよ、その眼くらい分かるわよ。 それに攻撃したところで、見えてるんだから防がれるのがオチよ」
真「確かにな」
飛鳥「でも、こんなあっさりと『暗黒』が破られるとは思わなかったわ」
真「暗黒、それがさっきの魔法の名前か」
飛鳥「ええ。まさか貴方がミーティア・ラインを使えるとは思わなかったわ」
真「ミーティア・ラインとはちょっと違うかな」
飛鳥「違う?」
真「ちょっとね。でも、基本的におんなじと思ってもらえればいいかな」
飛鳥「おんなじ様な魔法か。厄介ね」
真「これでお得意の闇の魔法は俺に通用しないってわかったかな?」
飛鳥「闇の魔法が通じなくてもまだ他の魔法がある!」
その言葉とともに彼女は、『陸津波』を発動する。 地面の一部を掘り起こし土の塊をぶつける、地属性の魔法。 彼女が作り出せるであろう大きさを考えれば大きさは小さい。 おそらくは、過剰攻撃を起こさないためだろう。 しかし、いくら威力が小さくともくらってしまえば隙ができてしまうため、 喰らうわけにはいけないので同じ技で相殺する。 相殺に成功したかどうかを確認せずに、俺は次の魔法を発動した。
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今回はここまでです。
誤字脱字、疑問矛盾等がありましたら、遠慮なく指摘下さい。
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