Re: 生徒会三人娘と愉快な仲間たちによる小話集。 ( No.2 )
日時: 2012/12/02 10:02
名前: きは

初めまして、餅ぬ。さん。きはと申します。


「原作で一回はやっていたっけ、この話?」と思わせるほど、話の展開がスムーズでした。
ハヤテの間の悪い登場は、原作そのものです。感心しました。
「アテネ編直前までしか知識がない」と謙遜されていますが、原作を相当読み込んでいなければここまでキャラクターを動かせないことだと思います。
特に、最後の部分において三点リーダを多用することで描写を省き、重たくなってしまう展開をサラッと流してしまう構成力。巧すぎます。

文章も非常にテンポが良かったです。読点の絶妙な位置が、話を進める上での潤滑油になっていたと思います。
特筆すべきは、以下の文章です。

>昨日見たドラマでは主人公が涼しい顔でヒロインにスラスラと愛の言葉を告げていたけれど、果たして現実ではそう上手くいくのか。

上で引用した文のように、読点までに約四十字あっても詰まることなく読ませる文章力。
助詞を使いこなせているからこそ、このような文章が書けるのでしょうか。
私も文章にこだわりを持っているクチなのですが、「恐れ入りました」と言わせて頂きたいです。


最後に、餅ぬ。さんの大昔について、一つだけ無礼を承知でお尋ねしたいのですが。
――餅ぬ。さんは、過去に「コンビニ物語」や「さようなら。」を書かれていた方でしょうか?
文章の雰囲気が非常に似ていたのですよ。読点の使い方や描写の方法なども。
それも、インスパイアやオマージュという二番三番煎じではない、「あっ、本物だ」と思わせるような何かがこの作品にありました。

……余計な詮索をするなと仰れば、お詫び申し上げて上の部分は消します。
この作品に四年前と同じ感銘を受けたことは、私の中で残り続けますけれども。
また、投稿して頂けるのならば、喜んで読ませて頂きたいです。


長文失礼しました。



(12/4 追記)

ああ、やはりそうでしたか。
お恥ずかしい話、「ひなたのゆめ」にどっぷりハマってしまったのは、貴方様の作品を拝見したからです。
「これだけ繊細な文章を書ける人がいるのか」と胸を打たれたことを、まるで昨日のことのように思い出しています。
ですから、書き手になろうとした時に参考にしたのは、貴方の作品群でした。
「遺書。」レベルの描写に到達することが、私の夢でもあります。


――まさか、まさか、今こうして拝見できるとは……! 
そして、同じ書き手として同じ時を歩むことができるなんて、夢のような話です。
できることなら師と仰ぎたいのですが、迷惑がられるだけなので止めときます。


ちょっと、自分語りが過ぎたのかもしれません。ですが、四年来の感動を文字に起こすスペースだけは、どうかお許しください。