Re: 続・新世界への神話(7月11日更新。現在27話) ( No.55 )
日時: 2011/07/15 17:42
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

明日から三連休。
海の日に本当に海へ行く人は今年はどれくらいなんでしょうね?

さて、まずはレス返しです!


絶影さんへ

>どうも絶影です
>あ、レス返し今回できませんでしたので次回させていただきます

後日見せてもらいましたよ。
絶影さんも更新頑張ってください。

>それはともかく感想に入ります!

>ついにダイの奥の手が出されましたね!
>その名は…バイカンフー!

バイカンフーは、あるアニメに出て来たロボットです。
古い作品なので、多分知らない人多いと思います。

>そして艶麗の攻撃に全くダメージを受けない…
>大魔王さんも言ってましたがここまで一方的だと少し可哀想ですね…

書いている途中から私もそんな気になってしまいました。
少しくらい、ダイが苦戦する描写があったらなと後悔しています。

>まぁ…悪は滅びるということですね(笑)

これまでの彼女の悪行を考えれば、因果応報ということで片付きますから。

>さて、ダイの務めは終わってしまいましたが…この後どうなるのか!?
>気になりますね…

戦いはこれから、霊神宮を巻き込んでいく。
今のところは、それだけしか言えませんね。

>それでは次回の更新お待ちしてます♪

お待たせしました。
楽しんで下さいね♪


大魔王さんへ

>どうも、大魔王です♪
>感想書きますね♪

ありがとうございます。
大魔王さんはよく来ていらっしゃるので感謝しています。

>ダイが奥の手を出しましたね
>バイカンフーでしたっけ?

バイカンフーについては、あまりメジャーではなく、映像も少ないので苦戦しています。
この機体を出した時点で、マニアックですかね?

>強いですね!!
>もう、艶麗が可哀想な位ww

この話は艶麗への同情が多いですね。
それまでは気に食わないような性格だったのに・・・・

>そして、艶麗!!
>注目してみました!!
>幻術というか忍術?

ええ、まあそんな感じです。

>尻尾を使って分身、そして体を炎弾化させての特攻!!
>……………けれど、バイカンフーは無傷……………
>本当に俺はどちらの応援をしているんだ?

リズンと同格の実力を持つ、悪役なのにね(笑)
でも、悪役らしい活躍も見れなかったから、かえって応援したくなったのでしょうか?

>そして、圧倒的なバイカンフーに普段の彼女からは想像もつかないほど、滅茶苦茶に攻撃を仕掛けましたね
>けれど、冷静に居合いをして倒しましたね
>うん、ダイ、強すぎだと思います♪

艶麗はあの時点でプライドをずたずたにされたので、激しく憤慨していました。
こんな相手に屈辱を与えられるとは思っても見なかったんでしょうね。
でも、ダイは強かった。
その強さは、次回でもちょこっと見れます。

>そして、ダイの使命は終了しましたね
>さぁ、ハヤテ、一人立ちの日がやって来たぞ!!
>……………………ふざけなしで、どうなるのか想像つきません

ほんの少し教えると・・・・
26話で怪しく笑っていたあの人が手を繰り出してきます。
それをきっかけに、ある意外な人物もついに動き出します。
ハヤテはその時に、主役らしい場面を見せます。
て、これだけじゃわかんないよな・・・・
まあ楽しんで下さい。

>次回が楽しみです
>それでは大魔王でした!!

ご期待程のものかどうかはわかりませんが、読んで下さい!


絶影さん、大魔王さん、感想ありがとうございました!


さて、それでは本編です!



4
 バイカンフーとのパイルフォーメーションとケンリュウとの合身を解除したダイは、うつ伏せで倒れている艶麗の元まで歩み寄っていた。

「おーい!」

 そこへ、離れていたジェットたちがやって来た。

「さすがダイ様!見事艶麗を打ち倒すとは!」
「ま、ダイの実力を考えれば当然だよな!けどこれでここだけでなく、オイラたちの世界も救われたってことだな!」
「本当、すげぇぜ高杉さん!」

 ジムは目を輝かせ、ドリルと達郎は肩を抱き合いながら喜んでいる。

 彼らの言うとおり、三つの世界で時空の歪みを生じる原因であり、三界の支配を企んでいた艶麗を倒した。つまり世界は安定を取り戻したのだ。喜ぶのが当たり前である。

「そうすんなりといかないようだ」

 だが、ダイはなぜか浮かない表情をしていた。

「何か気になることでもあるのか?」

 ジェットがそれに気づいて、ダイに問いかけてきた。

「・・・・俺はとどめの一撃は、殺さないようにある程度手加減して放った。命はまだあるはずなんだ」

 例え頼まれていたことだとしても、本来別世界の人間である自分が手を下すべきではない。裁きは霊神宮側で行うべきだと考えていたため、ダイは命までは取らなかったつもりだった。

 だが、と言ってダイは艶麗の体を仰向けにした。彼女の顔からは、世紀というものが感じられない。

「・・・・死んだのか?」
「それとは違うみたいだ。そしてそれ以上に疑問なのは、この肉体は人間に近いが。そうじゃないってことだ」

 それを聞いた優馬は、屈みこんで艶麗の体を確認する。

「確かに、一見すると人間の体に思えるけど、こいつはちょっと違うな」

 人間の体はタンパク質をはじめとした有機化合物でできている。ところがこれは、それを
思わせるものの、どっちかというとシリコンのようなものでできているみたいだ。

 医者として人の体に接する機会の多い優馬だから、それがよくわかったのだ。

「こいつは一体・・・・?」
「そいつは傀儡だ」

 そう言って、ダイたちを取り囲むように三人の男たちが現れた。全身にローブを纏っているため、素性がよくわからない。

 その男たちは、艶麗について語っていく。

「用を果たした、言いなりの人形だ」

 それを聞いて、ダイは理解ができた。

「・・・・あいつと同じか。ヒトの形をしたタマシイのいれもの。そいつに魂を注ぎ込んで、人間と同じように自立して動かして操るというわけか」

 納得したように頷くダイとジェットたちは、突然現れた三人に対して警戒心を露にする。

「その人形の持ち主が、おまえたちということなのか?一体お前たちは・・・・?」

 すべて言い終える前に、三人の男たちはローブをとって戦う構えを見せてきた。

「ダイ・タカスギとその従者たち、明智天帥の命によって討伐する!」
「ええ!?」

 これにはダイだけでなく、佳幸たちも驚いた。

「どういうことですか?明智天帥って、賢明大聖は?」
「賢明大聖は急病のためお亡くなりになられた。そのため、現在は弟である明智天帥に霊神宮の実権が委ねられたのだ」

 三人の男たちはそれぞれ三頭犬、プテラノドン、月を思わせる武器を持った騎士など、自分たちの精霊をそれぞれ呼び出す。

「霊神宮に害する輩め!覚悟しろ!」

 三人は、ダイに対して敵意をむき出していた。

「ちょ、ちょっと待てよ!」

 塁は慌てた様子で彼らを止めようとする。

「この高杉は賢明大聖の命で艶麗を倒しただけだぜ!ちょっとそれは言いがかりなんじゃないのか?」
「そうだぜ。なにも霊神宮に対して悪いことなんてしてない・・・・」

 エイジも加勢して弁論するのだが・・・・。

「駄目です、二人とも」

 伝助が二人を制した。

「あの三人には、こちらの言葉なんて聞いてくれません」
「どうしてっすか?」

 達郎はまだそこのところが分かっていなかった。

「はあ、あんたは本当に脳ミソ筋肉ダルマね・・・・」
「な、なんだと!」

 ため息をついてあきれられた花南に対して、ムキになってしまう達郎。

 そんな彼を氷狩が宥めながら説明する。

「いいか。あいつらは艶麗のことを傀儡と言い切った。霊神宮ではその正体には明かされていないのに、だ。これだけでも十分妖しいが、この見計らったかのようなタイミングで現れるなんて都合がよすぎる」

 そこまで言われると、さすがにある考えが浮かんでくる。

「まさか、艶麗に関することはすべて明智天帥が企んでいたってことか・・・・?」
「信頼性は低いけどね。僕たちは霊神宮の現状を知らないから、あながちそうとは言えない」

 なによりも、と拓実は男たちの腕の方を指す。そこで達郎は男たちがつけているリングがどれほどのものかを知る。

「あれは・・・・!」

 黄金に輝くそれは、精霊の使者の中でも十二人にしか渡されないそれであった。そして、それがしめすことはつまり。

「黄金の精霊の使者・・・・」

 精霊の中でも最高のランクに位置し、青銅、白銀とは一線を画す力を持つ精霊を預かる使
者。当然、使者の力量も最高クラスを持つ男たちが、三人もこの場にいる。

 確かに、冗談とは思えない状況であった。自分たちを倒すというのは、本気であるようだ。

「おまえたち八闘士のことは聞かされていない。所詮青銅ランクでしかないおまえたちが抵抗してもやられるだけだ」
「それが嫌なら、おとなしくするのだな」

 そして黄金の使者三人は、自分たちの精霊と一体化する。

 その姿は、眩い黄金の光を放っていた。

「ダイ・タカスギ。討たせてもらうぞ!」


さて、次回はどうなるのでしょうか・・・・?

そして今回のおまけは、優馬のプロフィールです。




土井 優馬(ドイ ユウマ)

年齢:25歳

誕生日:4月8日

血液型:A型

家族構成:父、母、妹

身長:180cm

好き・得意:コーヒー、バイク

苦手:料理 女性(現在はそうではないが過去にアレルギーが出たほど)

イメージBGM:Ride a firstway(RIDER CHIPS)

医者である八闘士の一人。

性格は不愛想さが目立ち、医者というイメージを抱きにくいが、結構人のことを考えている。医術に関してはすごいが、料理のまずさは卒倒ものである。

両親は一度十年前に離婚しており、捻くれているのはその影響もある。しかし数年ほど前復縁したので少々複雑である。離れ離れになった分、妹を大事にしているところがある。

伝助とは仲がよいが、硬派なため性格的に拓実とは犬猿の仲である。また妹の友達ということで花南ともそれなりに親しい。

精霊は土のユニアース。戦いでは防御やサポート中心で活躍する。


ユニアース

ランク:青銅

能力:土、脚

属性:土

リング:ユニコーンリング

優馬の精霊で、一角獣を模した姿をしている。

五年前彼の精霊となり、以降彼を主としている。

角は攻撃、防御、回復と多様に使え、人型形態の時は槍として使われる。

必殺技
*アースフィールド
自分を中心に絶対防御の陣を敷く。土や地面が盾となって働く。

*ギャロップキック
馬力を込めた回し蹴りを喰らわせる。