Re: 続・新世界への神話(6月13日更新。26話終了) ( No.47 )
日時: 2011/06/27 16:13
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

どうも。
二週間も空けてしまって申し訳ありません。
まあ誰も期待はしていないだろうけど。

さて、レス返しです。


絶影さんへ

>どうも絶影です

>ちょっと風邪気味っぽくて頭がボーっとしているので
>めちゃくちゃな感想になってたらすみません

風邪気味の中感想をくださってありがとうございます!

>ライゴウと戦っていたジェット
ライゴウを倒すための秘策が…と思っていたら
なんと力技でしたか(笑)

まあ、そういうことです(笑)
本編でも、ストライクと戦ったバルトフェルドが70発以上実体弾を当てればPSは効力を失うとか言っていました(実際その数字を制作サイドはどうやって出したと言うんだ)。
ビーム攻撃はなくても、PS装甲には手が出せないわけではないということです。

>そしてガン○ムが強いのは外装のみということで…
一回斬られたらもうジェットの敵ではありませんでしたね♪

装甲と装甲の継ぎ目を突くというのは、アストレイでもあった戦い方です。
刀の使い方が器用でないと出来ないと思います。
そしてジェットは、剣に精通していますから、それが可能だと思いましたので。

>霊神宮では、賢明大聖が危篤のようで…
弟の明智天師が何か企んでいるのか…?
気になりますね

また一騒動起こるということは確かです。

>それでは次回の更新お待ちしてます!!

絶影さん、感想ありがとうございました!

それでは、お待ちしていた本編です!
どうぞ!


 第27話 決着と新たな陰謀



 ダイとハヤテは、メルキューレの塔のすぐ前まで来ていた。

「きっと中は罠がたくさん仕掛けられているでしょうね」
「それでも入るしかないけどな」

 ダイは塔の扉を開けようとした。

「中に入る必要はないわ」

 その時、艶麗が上空からゆっくりと降りてきた。すでにヴィルクスと一体化している状態である。

「せっかくのお客様ですもの。こちらからお出迎え知るのが礼儀でしょう」

 着地する艶麗。彼女の声は穏やかであったが、かなりの迫力が込められていた。

「ただし、もてなしは手荒いものですけど」

 そして、殺気をもった目で二人を睨みつける。

「そういうわけだから、逃げるなら今のうちよ。それとも、私と戦うのかしら、ダイ・タカスギ?」

 名指しされたダイは、挑発するように笑った。

「その二択なら、戦うってことになるな。だが、一つだけ言っておく。おまえに最初の一撃を与えるのは俺じゃない、隣にいる男だ」

 それを聞いたハヤテは仰天してしまう。

「ぼ、僕がですか!?」
「おまえひとりだけに任せるとは言っていない。俺も援護するから一発入れてやれ」
「で、でも・・・・」
「おまえ、何分の一でもいいから雷矢の仇を取りたいんだろ?」

 ダイに言われて、ハヤテは自分がここに来た理由を思い出す。

 そう。自分はそのためにここに来たのだ。ならば引き気味になることはないはずだ。

 そんなハヤテの思いを受け、シルフィードは人型形態となる。

「白銀を相手に青銅が、しかも一体化もできないのに私に傷をつけることができるというの?」

 艶麗が小馬鹿にしたように語りかける。

「一人だけじゃ無理だろうな。だから、俺が協力するのさ」

 ダイは右手を左手首の上にかざし、抜刀するような素振りを見せる。すると、右手には両
端に刃がついた、一見すると柄同士を連結させた剣のような槍を握っていた。それを中心か
ら二つに割って、腰に挿した。

 短めの二本の槍となったそれが発光し、大きくなってダイを覆う。

 光がやむと、ダイはその身に鎧を纏っていた。その外見は、どこか神々しく感じた。

「俺が奴をひきつける。隙ができたら迷わずいけ」
「はい!」

 ハヤテの返事を確認したダイは、真っ直ぐに艶麗へと駆け出した。

「果たして私とどれだけ渡り合えるか、お手並みを拝見しましょうか」

 艶麗の手から怪しげな光を放つエネルギーの塊が現れ、それをダイに向けて投げつけた。

 かわしつつも、足を止めないダイ。間近まで接近すると、艶麗に殴りかかる。本気ではな
い、牽制のためだ。

 艶麗はダイのこぶしを払い除け、逆に攻撃してくるがダイは難なく回避する。

「腰にある槍は使えないのかしら?」

 彼女の挑発に対し、ダイは笑みを浮かべて答えた。

「まだ抜くときじゃない。第一、おまえにそれほどの実力があるのかな?」

 二人の攻防は膠着した。お互い全力を出していないためであるが、その様子を見ているハ
ヤテは呆然としていた。

 これに自分が入り込めるのだろうか。そんな疑問を抱いてしまう。

 そんな中、ダイは一瞬ハヤテの方へと視線を向けた。

「ストリーム!」

 しかしすぐに戦いへと目を戻したダイは、艶麗に対し腕を振り上げる。すると、艶麗の体は風に持ち上げられたかのように上空へと浮いた。

 何をする気なのかと思ったハヤテだったが、それが自分のために作った隙だと気付き慌ててシルフィードに攻撃させたが、その時にはすでに遅れていて、艶麗に軽くあしらわれてしまった。

「気を抜くな!」

 途端にダイの叱咤が飛ぶ。

「一撃を与えるだけでいいとは言ったが、そのための一瞬の隙を逃していたらしょうがないだろ!」
「す、すみません!」

 主に対しての時のように急いで謝るハヤテ。

「二度目は自分で見つけろ!目配せはしないぞ!」

 再び目配せなどしたら、艶麗に読まれてしまう。自ら隙を見つけるというのは集中力がい
るが仕方ない。自分の責任なのだから。

 ダイは再び艶麗と向き合い、ハヤテは気を引き締めなおす。

 あれからダイが動いたり不意を突かせたりして幾度か艶麗の隙を作るが、ハヤテはすべて遅れたタイミングで対応していた。

 今度は気負いすぎている。

 ハヤテからそう感じたダイは、彼に助言を与えた。

「綾崎、集中しろとは言ったが、それは頭で考えろってことじゃない!」

 ハヤテは、どういうことなのかと耳を傾ける。

「戦いの空気を肌で感じるんだ!そうすれば自然と動ける!おまえには、し俺だけの才能があるはずだ!」

 強く意識しすぎるから、判断を下す時にはタイミングを逃してしまっている。考えるよりも、感覚で持って戦えということだ。そしてダイはハヤテにそれだけの直感というか、本能
が備わっていると確信している。

 その期待に応えるためにも、改めてハヤテは戦いに集中し、しかし必要以上に力まないようにする。

 そうやって戦闘を注視していると、自分がどうすればいいのか不思議と分かってくる。今はまだ動く時ではないということも。

 そして、ダイが別方向へと回りこもうとしたその瞬間を、ハヤテはここだと直感して目を付けた。

「疾風怒濤!」

 シルフィードは必殺技を艶麗に向かって放った。彼女にとっては予期せぬことのようで、
防御も回避も取れなかった。

「なっ!・・・・ぐっ」

 さすがに大ダメージとはいかなかったが、艶麗はよろめき、倒れこんでしまう。

「膝、着いたな」

 それを見たダイは嘲るように笑った。

「明らかに格下の相手に膝を着かされたんだ。屈辱だろ?」

 ダイの挑発に、艶麗は悔しそうに唇を噛んだ。


次回はいよいよヒートアップ・・・・?

そして、今回は伝助のプロフィール載せます!


風間 伝助(カザマ デンスケ)

年齢:25歳

誕生日1月15日

血液型:A型

家族構成:父、母、兄

身長:170?

好き・得意:熱いお茶全般、習字

苦手:同僚

イメージBGM:カンフーファイター(ラー○ンマンのテーマ)
        Climax jump axform(キン○ロス)

ハヤテたちのクラスの副任である、八闘士の一人。担当教科は古典。

眼鏡をかけている外見からわかるとおり、性格はいたってまじめ。丁寧なため型物に見られがちだが、人付き合いは柔和な方で頼りがいのある大人。そのため、仲間内では伝さんと呼ばれることもある。

教師であることは夢であったが、雪路のサポートを押し付けられている始末。しかも必然的に彼女と近しいため薫からは嫉妬の眼で見られ、牧村はちょっと天然。恵まれない仕事場にため息ついたりしているが、やはりまじめなので嫌とは言わない。

精霊は風のワイステイン。戦いでは、風の力を使って戦う。


ワイステイン

ランク:青銅

力:風、飛行

属性:風

リング:イーグルリング


伝助の精霊。五年前伝助の手元に渡り、以降彼を主としている。

攻撃防御どの面でも活躍できるが、どちらかというとスピードタイプ


必殺技

*ウイングトルネード
 背中の翼を起こし、そこから生じた突風で相手を打ち付ける

*嵐鷲滑空拳
 鷲が滑空するような勢いで拳を打ち付ける技。