Re: 続・新世界への神話(番外編終了。次回から本編再開) ( No.31 )
日時: 2011/05/12 21:54
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

な、なんと四人も感想を書いておらっしゃる!
きちんとできるかどうかわかりませんが、レス返しです!

大魔王さんへ

>千桜が、ダイに落とされたーーーーー!!!!!
>はっ、すいません、大魔王です!!
>まことにいかんながら、興奮してしました

その気持ち、わかりますよ!
こっちも書いていて興奮しましたから。

>それでは、感想です
>リズンのハイパー化!?
>でっかくなりましたね!?

ネタバレになりますが、一体化に隠された力がこれです。
これができる白銀の使者が、黄金への選考基準に入ります。

>向かえ打つダイもロボを召喚?して乗り込みましたし
>もの凄いですね!?

ええ、召喚です。
ちなみにケンリュウはあの作品のロボットです。
本当、想像したらすごい光景となってしまいます。

>しかも、ケンリュウでリズンの最大の技をあっさりやぶりましたね
>それでもって、リズンを弱体化させる事ができましたね

これはダイの力がどれほどのものなのか、証明したかったところであります。

>そして、追いつめられたリズンは、ダイ達が最も恐れる方法
>千桜を操り攻撃するというのをやりましたね
>しかし、千桜は、リズンの催眠を自己暗示により助かりますね
>脱帽です

彼女はメイドになりきっていましたからね。

>そして、動揺したリズンを攻撃し精霊を封印
>ところで、今まで封印した精霊ってのは何体なのですかね?
>ダークライオウガとかいましたし……

名前付きで判明しているのは
ブレズオン、ガイアース、アクエリス、バロディアス、フォレシオン、タイガネル、ブライアル、ネガティブライオーガ、ネガティブコーロボンブ、ネガティブムーブラン、ネガティブアイアール、ネガティブワイステイン、そして今回のライッシュの計13体です

>そして、精霊を封印されて狂った様に千桜を襲うリズン
>千桜を助ける時に言ったダイのセリフがかっこよかったです!!

そうですね。
あれは決まりすぎかと思ったのですか。

>ダイってホント凄いですよね
>残像によるフェイントって、どれほどの実力の持ち主なのですかね?

ダイ「残像なら、ジェットのほうが上手く作れるぞ」
ジェット「速さなら、ダイに負けない自信はあるぞ」

>そして、千桜の記憶を消さない事にしたダイ
>かっこいいです

あれは、ダイなりの思いやりということです。
あれをやると、卑怯だと感じたから断った。
ああ見えて、ダイは結構人のことを考えています。

>そして最後…………ちょっと失礼いたします
>千桜が落ちたーー!!

そう思いますよね!
千桜が、ダイを意識してしまうことは間違いないです!


李薇さんへ

>番外編の更新お疲れ様、どうも李薇です♪

ありがとうございます!

>絶賛風邪ひいてて頭が若干回ってないので変な文章になってたらすいません…という事で感想の方に入らせてもらいます!

だ、大丈夫ですか!?
あまり無理なさらないでください。お体のほうが大事ですから。

>リズンハイパー化には驚きました…ってか強いなぁリズン…流石です
>ダイの方も流石ですね…いつもはテンポが読めない部分があるのに今回はすごく格好いいです!
>しかも、セブンカラーズシャワーまで切裂いてしまうとは……

リズンは白銀の中でも一二を争いますからね。
しかし、それ以上にダイが強かった!普段とのギャップがあるから余計衝撃を受けましたね。
セブンカラーズシャワーを切り裂いたのは、必殺技ということで・・・・

>そこへやって来た千桜に催眠攻撃をかけるリズン…
>が、あっさり払いのけましたね!?
>なるほど…メイドになっている時は自分に自己暗示をかけているから、ですか…
>あっさり言ったけど、かなり凄い事ですよね…この辺は「おおー!」と思いました

確かにすごいです(笑)
千桜は、メイドについて詳しいことを知っていたので完璧になりきっているのだと思っていますから。

>やっぱりメイドさんはみんな強いですね! マリアさんといい千桜といい…

ハヤごとの中で、メイドさんというのは特殊なスキルです!(約一名除いて)

>そして逆上したリズンは千桜を人質に…。こっからはダイの出番ですね!
>信じてくれ、とは…今回のダイは格別に格好いいです!
>そんなダイが使ったのは残像…! 本当ダイってかなり強いですよね…うーむ…

これまでには見られない、かっこよさが伝わってよかったです!
ダイの強さは、半端ではありません。
味方の中では、絶対というわけではありませんが、一番の実力者です。

>何にせよ、千桜も大活躍の番外編でしたね!
>最後に千桜の記憶を消さないようにと言ったダイも格好いいです!

千桜の魅力と、ダイの実力と思いやり。
このシーンが一番熱を入れていましたので。

>などと思いきや、もしや落とされた…!?
>何にせよ、ダイに多少なりの好意を抱いたようですね…まあ、格好良かったので無理もないですが…

確かに、目の前であれだけの活躍を見せ付けられたら意識するなというのが無理かもしれません。

>次回、本編の方も楽しみにしています♪ 更新頑張ってください♪

はい、頑張ります!


風羅さんへ

>どうも♪風羅です♪

>旅行中で中々感想かけなくてすいません!

>一応あちらのパソコンで読むことは出来ていたのですが・・・

読んで下さるだけで嬉しいです!

>ではとりあえず感想へ。

>リズンハイパー化ですか・・・。結構驚きました。

>やっぱり強いですね♪李薇さんが言うとおり流石です♪

リズンの強さが目を引いているようですね。
ハイパー化に関しては、本編でも出てきますので、注目して下さい。

>まあダイの方も同じく流石でしたが♪

そのリズンを倒したのですからね。

>そして千桜の催眠攻撃が効かなかった・・・。自己暗示ですか。

>メイドさんはどこの世界でもやはり最強なんですかねー・・・。

少なくともハヤごと、そしてこのひなゆめでは最強かもしれません。

>まあ愛歌さんはそれより恐い気もしますが。

同感です。

>そして逆上したリズン・・・。人質ですか・・・。

追い詰められた悪役のお約束です。
このときになるともはやリズンにはプライドがなくなっていましたので。

>まあ今回のダイは本当に格好よかったです。残像とは・・・。

想像以上の活躍をして、反響が大きいことが嬉しいです!

>李薇さんが言ったとおり千桜が大活躍の番外編でしたね♪

>千桜は結構好きなキャラなので嬉しかったです♪

そう言ってくださって嬉しいです!
私も好きなキャラなので、彼女が活躍できるよう頑張りました!

>次回からの本編も楽しみにしています♪

応えられるかどうかわかりませんが、期待していてください!


流れ星さんへ

>どうも♪流れ星です♪

ようこそいらっしゃいました!

>では早速感想ですけどリズンがなんか圧倒的に強かったですね!

>ていうかリズンの能力が本当に厄介ですね〜。

七つも能力を持っているキャラなんて、そうそういないですよね。

>ま、ダイがかっこよく勝っていましたが♪

リズンに対して、実力の違いというのを見せ付けました。
ちなみに、ダイは切り札を隠した状態で戦っていました。
その切り札は予想できるでしょうが、直に本編で。

>しかし千桜の秘策がまさかのメイドさん状態の自己暗示とは思いもよりませんでした♪

>ていうかそうやって割り切っていたんですね♪

これは誰も予想できなかったようで、良かったと思っています。
実際、彼女はそうやって割り切っているんではないかと。

>ま、愛歌さんにメイド姿を初めて見られたときはは一瞬で崩れ去りましたが(笑)

愛歌さんは別格です・・・・・

>というか先生達もお疲れ様です♪大勢相手にたったの9人って凄いですね♪

佳幸たちはいいですけど、伝助、優馬は25歳ですから・・・・。

>まぁ、流石に敵の一体一体がそこまで強いわけではなかったでしょうけどそれでも骨が折れる戦いだったのでしょうねぇ。

戦いの後に行った食事では、皆体力を回復するかのように大量に食べていました。
特に高校生たちはすごく、彼らをおごると言った塁は財布を見ながら泣いていましたとさ・・・・。

>しかしダイが強い!!一体誰!?って思っちゃうぐらい強い!!

>仲間たちだって驚いていましたしねぇ。流石やるときはやる男ですね♪

味方もまさかこれほどの強さとは思っていなかったのですから、驚きも大きかったということです。
ちなみに彼は、自分の世界では最強とはいきませんが、エース以上の強さを誇っています。

>そして最後、千桜がダイに陥落♪もしくはフラグが立ったというべきか。

陥落にはまだ早いというか、千桜もまだそういう自覚をもっていません。
フラグがたったということです。

>けどなんにせよダイと千桜が今後どう関わるかは楽しみです♪

本編でも登場させますからね。(いつになるかわかりませんが)

>それでは次回も楽しみにしています♪

楽しい作品になるよう頑張ります!



大魔王さん、李薇さん、風羅さん、流れ星さん、感想ありがとうございました!


それでは、本編を再開いたします!


 第26話 解き放たれる牙

 1
「ここがメルキューレの塔か・・・・」

 エーリッヒによってテレポーテーションさせられた佳幸たちは、改めてその便利さに感心していた。

「瞬きする間もなく着いちまったぜ・・・・」

 日本にある五重の塔に似ている建物を見上げる塁。

「驚いたでしょ?」

 涼しい顔のエーリッヒの隣で、ミハエルは自慢げな笑顔を浮かべていた。

「あ、あんたらまだ付き合うつもりなのか?」

 二人の姿を見て達郎は大仰な反応を示した。

「この戦いを見届けたいと思いまして」
「けど戦う気はないんだろ?だったら、三千院のとこのメイドさんを守ってくれ」

 そう言った後、ダイはそっとジェットに近づいた。

「ジェット、これを」

 そして、ダスク峡谷で書いていた手紙を、他の誰にも気付かれないように渡した。

「この戦いが終わった後、俺の身に危険が及んだら読んで欲しい」
「遺言、ってわけじゃないよな」

 ジェットが冗談めかしてわらうと、ダイも同様の表情を見せた。

「そうじゃない。たいした事は書いていないから、何も起こらなかったら破り捨ててくれ」

 それにしても、とダイは疑問に思うことがあった。

「最初からそうだったけど、ジンジャーならともかく艶麗を俺に討てというのが腑に落ちな
い。今更だけど、何か裏があるように思えるんだ」

 艶麗は精霊界の人物なので、霊神宮の全ての使者でかかっていけばいいはずで、彼女の傍
にいるジンジャーを討てというのならダイを呼んだ理由になる。しかし、何故相手が艶麗なのかさっぱりわからない。

「まあ、三界の支配を企んでいるような奴を放っておくことなんかできないけどな」

 ダイは気を引き締めなおす。ここは敵の本拠地、心しておかなければならない。

「フフフフ・・・・」

 そんなダイたちの前に、笑い声を響かせながら女が二人現れる。

「艶麗様のもとへは行かせない。この透伽と」
「この映理が、おまえたちの相手をしてやる」

 艶麗の側近である透伽と映理は、それぞれクラゲとカメレオンを模した自分たちの精霊を
呼び出した。

「この膜のジェルフィスと」
「鏡のカメールンの力、見せてやろう」

 ジェルフィスとカメールンは、二人が着けている青銅リングに吸い込まれる。透伽と映理
は自らの精霊と一体化した。

「青銅の使者で一体化できるなんて、艶麗の側にいるだけのことはあるわね」

 その様子を見ていた花南は不敵に笑った。

「だけど、条件はこっちも同じなのよね」

 花南の近くでフラリーファが姿を現す。そのまま、フラワーリングに吸い込まれていった。

 花南は、フラリーファとの一体化形態へと変わった。

「ここは私たちに任せなさい。高杉、早く艶麗を討ってきなさい」

 ダイは花南を一目見て、彼女の意思を確認して頷いた。

「任せたぜ。ジェット、ドリル、ジム、それと綾崎、行くぞ」

 ダイは前へと進み始める。

「待て!先へは行かせないと言ったはずだ!」
「どうしてもというのなら、まずは私たちが相手をしてやる!」
「へぇ・・・・」

 使命に意気込む透伽と映理に対し、花南はまた笑いかけた。

「相手になるとか言うけど、あんたたちそこから動けるの?」

 そこで二人は、自分たちの周囲の空中で花が舞っていることに気づく。

「こ、これは!?」
「い、いつの間に!?」
「おっと」

 慌てふためく透伽と映理を、花南が制した。

「その花はブロッサムボムで、少しでも触れたら大爆発するのよ。あんまり動かない方がいいわ」
「バカな!」

 こけ脅しだと思った透伽だが、少し腕を動かした際花に触れたため、爆発が起きてしまった。

「な、なに!?」
「言ったでしょ、爆発するって。さあ行きなさい」

 花南が言い終わる前にダイは先に歩いていた。その後をジェット、ドリル、ジム、そしてハヤテが追いかけた。

 透伽と映理は身動きが取れないため、唇を噛み締めながらダイたちを見送ることしかできなかった。

「行ったわね。それにしても・・・・」

 花南は透伽の方に向き直った。

「あんた、あの爆発を受けて無傷とはね・・・・」

 ブロッサムボムを受けた透伽は、ダメージを受けたようには見えなかった。これ以上仕掛けを続けても無理だと悟った花南は、花を舞い散らすのを止めた。

「佳幸、達郎。あんたたちも自分の精霊と一体化しなさい」

 言われるまでもなく、佳幸と達郎もムーブラン、ジャーグインと一体化していた。

「女の人と戦うことなんてしたくねぇけど、そうも言ってられねぇか」

 佳幸、達郎、花南は目の前の相手に対して身構えるのであった。



 ダイ、ジェット、ドリル、ジム、ハヤテの五人は艶麗の元へと向かっていた。

 しかし、彼らの前に巨大な影が立ちはだかった。

「これは・・・・」

 五人は見上げ、巨大ロボット、ケイオスのシルエットを確認する。

[とうとうここまで来たか。誉めてやるぞ]

 ジンジャー・ゴールドは高笑いをあげていた。

[このまま足止めしてやりたいところだが、再び私と戦うか?ブルー・ジェットよ]
「当然だ」

 ジェットは、サングラス越しにケイオスを睨みつける。

[しかし、貴様一人でどうにかなるかな?]

 ケイオスの背後から、それの簡易なデザインであるロボットが二機、無機的な動きで現れた。

[MD(モビルドール)システムを導入した、量産型ケイオス。私の忠実な人形たちだ]

 量産型ケイオスは、ケイオスの前に出て戦闘態勢をとった。

「ほう、こんなものを隠していたとはな」

 ジェットは挑発するようにわざとらしく賞賛する。

「だが、俺にも仲間がいるのでな」

 その言葉と共に、ドリルとジムが笑顔でジェットの隣に並んだ。

「よっしゃあ!やってやるぜ!」
「このトリプル・ジムも、がんばります!」

 ドリルは拳を突き合わせて威嚇し、ジムは大きく胸を張る。

「そう言うわけだ。行け、ダイ、綾崎」

 ジェットは、二人に微笑みかけた。ダイは先ほどの花南たちと同様、この場を後にしよう
としたが、ふと足を止めてジムを凝視した。

「・・・・なんですか?」

 じっと見られて不快に感じたジムは、ダイに尋ねてみた。

「危なくなったらすぐ逃げろよ。おまえ、戦闘向きじゃないんだからな」

 それはダイの気遣いであり、それがわかっているからジムはわざと拗ねるような口調で返
した。

「失礼ですね。私だって、引き際は心得ていますから」

 二人は軽く笑い合った。

「ジェットとドリルも気をつけろよ」
「なあに、任せとけって!」
「俺たちが負けるわけはないだろう」

 それからダイはハヤテを伴って艶麗の待つ場へと急いだ。そんな彼らを、ジンジャーは阻害しなかった。

「ダイをすんなりと先へ行かせたということは、やはり貴様はあいつと艶麗の共倒れを狙っているみたいだな」
[どうかな]

 ジェットの言葉に、ジンジャーははぐらかすような態度で答えた。それに対してジェットも一笑して応じた。

「二人とも、いいな!」

 ジェットが呼びかけると、ドリルとジムは強く頷く。

「いくぞ!」

 三人はその身を巨大な機械に、マシンロボモードへと変わる。ジェットはジンジャーの乗るケイオスと、ドリルとジムは量産型ケイオスにそれぞれ挑みかかっていった。



次回、まずは佳幸たちのバトルから。

それと、いまさらですが番外編のキャラたちのプロフィールを

リズン
年齢:23歳
身長:181cm
霊神宮出身の白銀の使者。
白銀の中では腕の立つ使者で、艶麗と共に黄金に近い実力を持つ白銀最強とも言われている。
特に催眠に長けていて、それに関して彼の右に立つ使者はいないといわれているほどである。
が、ひそかに人を我が物にするという野望を抱いていた。

ライッシュ
ランク:白銀
力:虹
属性:雷
リズンの精霊。
白銀の精霊の中でも最高峰の力を誇っている。
虹が七色であるように、ライッシュも七つの力をもっている(炎の赤、光とスピードの黄、高熱の橙、催眠の紫、草木の緑、迷彩の群青、液体の青)
必殺技
*セブンカラーズシャワー
七色の力全てをこめた光線を発射する、ライッシュ最大の必殺技。


クレス
年齢:18歳
身長:171cm
霊神宮出身の使者。
それなりに実力はあり、将来を期待されていた青銅の使者。
しかし、リズンに目をつけられ、彼の催眠によって手駒にされてしまう。

コッカル
ランク:青銅
力:嘴、脚
属性:地
登場こそしなかったが、クレスの精霊。
鶏を模した姿となっている
必殺技
*ピークバンカー
鋭く尖った嘴で相手を突き刺す技。