Re: 誰がために少女は剣を振るう(一話完結) ( No.1 )
日時: 2014/10/08 00:01
名前: きは

初めまして、明日の明後日さん。私はきはと申します。
貴方の作品は「ひなたのゆめ」の頃より拝見しておりました。具体的な作品名を思い出せないのが失礼な話ではありますが、繊細な心理描写にただただ舌を巻いていたことだけは覚えております。


さて、本作「たがけん」の感想ですが……。


タイトルに騙されましたわ(爆


最後のどんでん返しに良い意味で裏切られました。
ずっとヒナギクのモノローグで進むなぁと思いながらの「最期」というヒナギクの台詞を見た瞬間に、「ファッ!?」と脳内が混乱してしまいましたw


西日が差し込む生徒会室でのやり取りじゃないのかと。

もっと読後感が爽やかになる青春物じゃないのかと。


まるで、「る○剣」において人斬り抜刀斎に戻った○心を初めて見た薫みたいな感じです(謎

そんな戯言は置いときまして……w


本作では剣道に関するエピソードに文量を割いており、ラストにおけるヒナギクの復讐は淡白に書かれているわけです。(……まぁ、センセーショナルなんですけどねw)
だからこそ、考察という名の想像が捗るのですが。


気になった部分は、以下のモノローグです。


……始めた理由と続けている理由とだと少しニュアンスが違うじゃない?
 始めた理由だけ話して、そのまま惰性で続けていると思われるのも癪だと思って話したんだけど……


彼女が剣道に関して多弁になった背景がこの部分に該当するわけですが、彼女の復讐も同じことが言えるのでしょうか?
人の命をも奪う復讐が惰性で続くわけがない、と、私自身は勝手に言い切ってみます。
そもそも、ヒナギクに復讐の意思が長い間あったならば、ハヤテと恋人になんてなりえないですから。(東野○吾『流○の絆』じゃあるまいし……)
じゃあ、始めた理由と続けている理由との違いは、ハヤテを手にかけたことかなぁと思ってみたりしてます。
ナイフ用いてる時点で、明確な殺意ありますもんねぇ……w


まとまりのない感想になってしまいましたが、とにかく、続きが読みたいなと思ってしまうような作品でした。
久々に考えさせてくれるような作品にめぐり合えました。ありがとうございます。


駄文、失礼しました。