Re: 新世界への神話Drei 7月26日更新 ( No.36 )
日時: 2012/08/07 22:57
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=7129

先週、また親知らずを抜きました。
歯茎の中に埋まっていた歯を抜いた後は、口内が腫れて腫れてロクにしゃべれず食べれずでした。
しかも痛い…。二度とはなりたくないです。


さて、まずはレス返しから。


キーさんへ

>キーでし。

どうも、感想ありがとうございます。

>相変わらず凄い面子です。なんか、リン以外の我がオリキャラ総出で行ってもかなわない気がします。なんか、黄金の使者であってもナギって、ハヤテに負ける気が…気のせいですかね?

そちらのキャラとは、戦ってみなければわからないと思います。ただ、技の威力はこちらの方が高いかもしれません

>マインド……ねぇ。……なんか『ファイブ●イン』のオルペウスリ●グの戦闘版的な効果が有ったりするんですかね。まだ謎が残ってるので、今後も目が離せませんね。

ファイブ●インあまり見たことないのでよくわかりませんけど、力を引き出すという効果があるので似ています。
後日、用語説明を載せます。

>花南は…なんというか、まさに本物の友情的な感じですね。…ヒナギクには一生わからない気がしないこともないですが。まず、ヒナギクは言葉の真意をくみ取る感覚を養う必要がありますね。……ハヤテと一緒に。

ヒナギクもハヤテも、真っ直ぐですけどどこか単純なところがありますからね。
対して、花南は少々ひねくれているけど思慮がある。その違いなだけです。
まあ、これは社会経験みたいなものによりますから、簡単にはどうにもならないと思います。

>まぁ、こちらも感想をいただき、感謝しています。これからも感想を書くので、更新頑張ってください。(まぁ、僕の書き込みは感想といえるのか謎ですが。)

内容はともかく、書いて下さるだけでもう入れしいです。
お互い頑張っていきましょう。

>ではまた。

キーさん、また会いましょう。


疾球さんへ

>どうもです。
>さいきん来れなくてすみません。
>まあ感想に。

お久しぶりです。
感想は書ける時でいいですよ。

>佳幸は花南の盾ですか・・・
>自分から凄い役を請け負いましたね。
>しかも自分ではなくパートナーを心配するなんて・・・
>漢ですね。格好いいです。

佳幸は見かけは穏やかそうな印象ですけど、こういう時になると熱いです。
最もそれを前面に出すのではなく、一歩引いて静かに燃え上がる。
そんなかっこよさを持たせています。

>花南はやはり嬉しいですよね。
>佳幸に守られる。佳幸は傷ついてしまうけど
>大切な人に守られる。すてきですね。

そりゃ花南もまだ、女の子ですからね。
惚れている男の子が約束守ってくれるとなると嬉しいものです。
このシーンは、二人が強く結び付いていることを表しました。

>黄金の使者の必殺技はちなみにどれくらい凄いんですかね?
>何かに例えていただけませんか?かなり気になります。

例えるっていうのは結構難しいですね。
戦闘の状況によって、威力も範囲も違ってきますし、そもそも心というものを鍵としているので絶対的な数値は出しにくいものです。
ただ、相手が使者限定での戦いとするならば、白銀の使者でも一撃で決着が着く、まともに当たらなくても大ダメージは必須と言ったところでしょうか。

>花南がマインドを発動させましたね。
>黄金の使者も流石に驚きを隠せてませんね。

ここで述べますが、黄金以外がマインドを発動したというのは前例がないとされています。
付け加えて、マインドは誰もが発動できる可能性を持ちますが、それが難しいという設定です。

>ロクウェルを一人で倒しましたか。
>やりますね。そして第一関門突破。
>次はどのような展開が来るのでしょうか。楽しみです。

次回はちょっと戻ってみます。
何故なら、次は彼の番ですから。

>ではまた。

また会える日を楽しみにしています。


キーさん、疾球さん、感想ありがとうございました!



それでは、本編です。

今回から第35話、楽しんでください。


 第35話 雷凰突入

 1
 ハヤテたちが山の間を突破した頃。

 ジェットたちは今も霊神宮の雑兵である使者たちと戦っていた。百以上はあると思われる敵の数と、咲夜たちを守りながらの戦闘なので苦しい展開を強いられていると思われていたのだが…。

「う、うぬぬ…」

 敵の使者たちは、ジェット、ドリル、ジムたちに対して悔しげに唸っていた。

 彼ら三人は何十倍もの戦力差にも関わらず果敢に戦い、今では使者たちの半分以上は打ち倒されていた。特に凄まじいのはジェットであり、愛刀を振るってはいるが鎧等の力は使っておらず、しかも息切れ一つ起こしていない。

 修羅の様な威圧を放つジェットたち。彼らを突き動かしているのは、主であるダイへの忠誠心だ。ダイをなんとしても救出するのだという想いが、三人の原動力となっているのだ。

 使者たちは、そんな彼らの気迫に圧倒されて、引き気味であった。

「ひ、怯むな!」

 そんな状況の中、指揮官と思わしき使者が弱腰となっている部下たちに激を飛ばした。

「これ以上、たった三人にいいようにはー」

 しかし彼は、最後まで言い切ることはできなかった。

 突然、辺りに巨大な影が落とされたのだ。視界が暗くなったことに、敵も味方も戸惑ってしまう。

 一体何なのかと上空を見上げ、そこにあるものに目を見張った。

 巨大なロボットが三体、それぞれ赤、青、緑の色が映える機体がこちらを見下ろしていた。

「ロ、ロボットだぁ!」
「わぁ、カッコイイ!」

 美希たち三人娘は危うく腰を抜かしてしまうほど仰天してしまい、歩は顔を輝かせて歓声を上げる。咲夜と千桜も黙ってはいたものの、顔を紅潮させて興奮していた。

「またこの世界のロボットですか?」
「なんなんだ、あれは?」

 ジムとドリルが訝しむ中、一番冷静であったジェットの耳は使者たちの呟きを聞き取っていた。

「セフィーロの、伝説の魔神…!」
「何故魔神がここに…!?」

 その魔神はこちらに向かって降下し、着地した。更に赤い魔神は右手に何かを抱えており、それをそっと地面に下ろした。

 その赤い魔神の手から、ある一人の人物が降りてきた。その者も、予想外であった。

「おまえは!」

 その男を見たジェット、ドリル、ジムの三人は息を呑む。

 男は、そんな彼らの驚愕をよそにゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。

「なんだ貴様は?」

 精霊と一体化している白銀の使者の一人が、突然の来訪者へと近づいていく。

「どけ」

 男はそんな使者を突っぱね、更には他の使者たちに向けても言い放った。

「おまえたちも邪魔をするな。道を開けろ」
「なんだと…」

 使者たちは男の言葉に憤慨し出す。そんな中で、使者の一人があることに気づいた。

「おいこいつ、陰鬱の使者の一部を引き入れたものの、ダスク峡谷で潰れたっていう奴じゃないか?」

 その一言で、使者たちは男に対して侮蔑的な態度を取り始めた。

「死に損ないが、この霊神宮をうろつくとは身の程知らずが」
「目障りだな。全員で片付けてやる!」

 使者たちは、一斉に男へと飛びかかった。

 これに対して男は、避けようとする気配すら見せなかった。

「どかぬなら、力づくでどかせてもらうぞ」

 男がそう呟いた次の瞬間、眩い閃光が起こった。

 そして、男に襲いかかろうとしていた使者たちは皆吹っ飛ばされてしまった。

「痛い目にあいたくなければ…と、もう遅いか」

 使者たちを一瞬で倒したのは、人型形態の精霊だった。その精霊を、ジェットたちは知っていた。

「雷のライオーガ…」

 それだけで、男の正体がわかる。

「やはり、生きていたのだな」

 ジェットは、複雑な心境を込めてその名を口にした。

「ハヤテの兄、綾崎雷矢よ」




ちょっと短いですが、今回はここまでです。

感想、指摘等があれば報告ください。