Re: 続・新世界への神話(9月9日更新。ハヤテ編終了) ( No.80 ) |
- 日時: 2011/09/21 16:39
- 名前: RIDE
- 参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929
- 台風すごいですね。
特に雨の被害が甚大で、新潟も先日から雨がやみません。 皆様も気をつけてください。
さて、レス返しです。
絶影さんへ
>どうも絶影です
>それでは早速感想に
今回も感謝していますよ!
>前回の戦いでハヤテが一体化を遂げ >ヒナギクに少し焦りが出てきたというところでしょうか
>そんなヒナギクをまともに戦えるようにするために >花南が……彼女は策士ですね(笑)
今のところ、言い方は悪いですけど足手まといは彼女になりますからね。 同じ立場にいたハヤテが一体化でき、取り残されてしまった。 焦って仕方ないと思います。 花南は、頭が切れますからね。 ヒナギク編では、彼女も重要なキャラとなっています
>精霊には魂の資質の種類があるんですか >ハヤテは誠実 >確かにその通りですね >ヒナギクは…何なのでしょうか? >まったくもって想像が尽きません…(汗)
実はそれがヒナギクにとっての重要な鍵となります。 他のメンバーにも、それぞれ属性に合った資質があるので注目して下さい。
>それと雷矢が一体化できた理由も明らかになりましたね! >ぶっちゃけハヤテの兄なら一体化してもおかしくないだろうと思っていただけだったので >正直びっくりです!
確かに、そう思ってしまうのも無理はないですね。 雷矢の強さはハンパではないようにしましたから。
>ヒナギクの話も気になりますけど >おまけの話も気になります >次回の更新待ってます!
絶影さん、感想ありがとうございました!
おまけは、その日の夜というお話です。 楽しんでいただけたら嬉しいです。
おまけ 「ただいま」
ナギたちが三千院家の屋敷から移り住んだムラサキノヤカタに、千桜が帰ってきた。彼女は自宅が火事にあってしまったため、現在このアパートの部屋を借りているのだ。
今日はバイトのため、遅く帰ってきたのだ。ちなみにそのバイトというのは、説明するまでもないだろう。
「おかえりなさいませ」
彼女を出迎えたのはハヤテ、ナギ、マリア。
「あ、春風さんじゃないですか」
そして、シュウ、大地、翼であった。彼ら三人の姿を見て千桜が目を見張った。
「な、何故ここに!?」 「いやぁ、住んでいるところから追われてしまうことになってしまいまして。三千院さんの ところにお邪魔することにしたのです」
苦笑を浮かべながらのシュウの説明を聞きながら、一人欠けていることに気付く。
「高杉君はどうしたんだ?休みだと聞いていたけど・・・・」
そこで彼女は、どこか照れくさそうにもじもじとし出す。
「お、お節介かもしれないが、今日の授業のノート、貸そうかと・・・・」
だがダイの名前が出されると、他の皆は暗い表情を浮かべていた。そこから何かを察した千桜は遠慮がちに尋ねてみる。
「昼間もそうだったけど、精霊がらみで何かあったのか?それで、高杉君がなにかに巻き込まれてしまったと・・・・」
それを聞いて、愕然としたのはナギやハヤテであった。
「お、おまえ何故それを!?」
彼女たちの驚愕は当然だ。千桜には、精霊について何も教えていない。それなのに、どうやって知ったというのだろうか。
「私が説明しましょう」
そのことについて、かわりにシュウが話した。
ゴールデンウィーク中、ナギやハヤテが日本を離れている間に起こった、とある戦いのことを。
「そうか・・・・」
精霊やダイたちの素性を千桜が知っている理由はわかった。
ならば、事情を全て話しておくべきだろう。こちらについて少なからず知っているのであ れば、隠すことは無理である。
ナギは話した。自分のこと、今現在どんな状況に陥っていること等を。
「そんなことが・・・・」
そして、ダイの身に起こったことを聞いた時、千桜は沈痛な表情となった。
あの時自分を助けてくれ、自分のことを信じてくれた人。心惹かれた人が現在石にされて 捕らわれている。
それを思うと、千桜は落ち着いていられなくなってしまった。
「な、なあ」
そんな彼女は、ナギたちの方を向いてこんなことを言い出してきた。
「私も一緒に連れて行ってくれないか?」 「な、なんだと!」
またもや思いがけない発言に、ナギたちは声をあげてしまう。
「き、危険なのは十分わかっている!それでも何か・・・・戦いのってわけじゃないけど、役に立ちたいんだ!」
詰め寄りそうな勢いで同行を求める千桜。
「頼む!戦いの邪魔だけは絶対にしないから・・・・」 「ええっと・・・・」
千桜がこんなにも熱心に迫ってくることなんて一度もなかったため、ハヤテとナギはどう応じたらいいかわからなかった。
とりあえず、なんとか宥めようと口を開きかけるが。
「だめだ」
それより先に、翼があっさりと告げた。
「どうしてだ!」
千桜が喚かんばかりの様子で翼に問うと、彼は千桜とは対照的に冷静に答えていく。
「あの時とは状況が違う。身を守る力すらもたないおまえが行けば、足手まといになるだけだ」 「けど・・・・」
尚も食い下がろうとする千桜に対して、翼は冷徹な調子で言った。
「熱くなるのはいいが、それで隠していた面を表に出してどうする?」 「あ・・・・」
言われて、普段の自分からは考えられないほど取り乱していたことに気付き、千桜は顔を赤くする。
そんな彼女に対し、翼は声に優しさを含ませる。
「ダイを助けたい気持ちはわかった。けどな、おまえが傷つけばお嬢さんたちは悲しむと思うぜ」
言われて、千桜はナギたちの方を見た。ナギもハヤテも、自分を心配している目で見ていた。
それを前にして、千桜は心が痛んだ。彼女たちは自分のことを案じているのに、それを眼中に入れていなかったなんて、勝手な真似をしたのだろうと。
「ダイだって、いくら助かったとはいえそのためにおまえに何かあったら傷つく。自分のせいで人が危ない目にあったなんて、あいつのプライドが許さないからな」
ダイが自分を心配してくれる。そう聞いて普段なら嬉しく思うだろうが、実際に翼の言う ことが起こってしまったと考えたら、千桜としても悲しくなるだけである。
「大丈夫だ。俺たちが必ずダイを助ける。だから信じて帰りを待っていろ」
千桜はもう、黙って頷くしかなかった。しかしそれでも不安がまったく晴れたわけではない。
だからか、もしくはからかいのためか、大地は部屋に戻る際にこんなことを言った。
「ダイを助けたら、おまえにあいつとのデートぐらいはこじつけてやるから、楽しみにしてな」
それを聞いて、千桜の頬に朱が差した。
「べ、別にそこまでしろとは言っていないだろ!」
慌てた様子で言い返す千桜。
ハヤテとナギはそんな彼女に訳がわからず、首を傾げてしまう。
「月が綺麗ですね・・・・」
そして、ほったらかしにされたマリアさんは夜空を見て憂いを抱くのであった。
おまけはここで終了です。 ついでに、あの三人のプロフィールも載せときます
マーク 年齢:23歳 身長:175cm 霊神宮に所属する、白銀の精霊の使者。 三人組のリーダー的存在。 白銀の使者の中ではそれなりに腕が立つ
スメドール ランク:白銀 力:嗅 属性:土 リング:ドーベリング ドーベルマンの姿を模した精霊。 臭いを嗅ぎ取ることで、敵の行動を予測できる。
ギソウ 年齢:26歳 身長:190cm 霊神宮に所属する、白銀の使者。 三人の中では大柄で、20代とは思えないほど老けている。
リバタマス ランク:白銀 力:河 属性:水 リング:リバーリング 河馬を模した精霊。 河の力は能力だけならばシャーグインより強いが、使者が力押しだけで攻めたので発揮されず。 必殺技 *モースト・ダークウォーター 濁流を起こして相手を飲み込ませる技。泥などが混ざっているので、単なる放水よりもダメージは大きい。
ルラ?ン 年齢35歳 身長:167cm 霊神宮に所属する白銀の使者。 三人組の中では年配だが、使者としての力量からかマークに指揮を委ねている。 霊神宮は実力主義なのだ。
マナオール ランク:白銀 力:眼 属性:風 リング:アイリング フクロウを模した精霊。 罠をも見破り、技をも見切れる眼力が特徴。
それでは。 何か感想、指摘があったら報告お願いします。
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