Re: 続・新世界への神話(8月8日更新。ナギ編終了) ( No.70 )
日時: 2011/08/18 18:22
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

ハヤテの29巻買いました。
でも、同時発売の畑先生の画集も買った人はいるですかね。
特に限定版を手にした人はいるかな?
高いですし・・・・

では、レス返しです。

森野さんへ

>こんにちはRIDEさん。
>いえ、こちらでは初めましてですね。森野と申す者です。

はじめまして。
森野さんの作品、読ませてもらっていますよ
よろしく。

>あまり時間が無くて全部読むのに時間をかけてしまいましたが…
>たった今読み終えたので感想を書かせていただきます。

読んでくれてありがとうございます。
時間をかけてくれて、嬉しく思います。

>先ず最初に読んでみて思った事は『何これ!?』です。
>レベルが尋常じゃないです…(勿論良い意味で)

そ、それは褒め過ぎな気が・・・・
なんだか、恐れ多くなってしましました。

>読む度に戦慄を覚えている自分がいました。
>もう凄いを通り越して開いた口が塞がりません…

と、とりあえず口は閉じられた方がよいかと・・・・
でも、戦慄を感じてくださって嬉しいです。

>説明文も詳しく書かれていて、馬鹿な僕でも理解出来ました。
>日常編も笑えたり、バトル編ではどうなるんだろうと期待したりしました。

あんな説明で分かってくださるかと不安ですが、理解して下さってうれしいです。
バトル編はともかく、日常についても感想をくださってありがとうございます。

>それにしても何でもアリの世界ですね。
>精霊、使者、それになんかガ○ダムまで出てきたりした時は思わず噴出すところでした…

一応、クロスものなので。
まあまだ他作品の原作キャラは出せませんけどね。

>それにしても雷矢編が一番面白かったと思います。
>この作品で一番好きなキャラです。
>これから雷矢がどう関わってくるのか楽しみです!!

彼は本当に人気ありますね。
登場は・・・次スレになると思います。

>ハヤテ、ヒナギクはどう活躍するのか気になってます。
>特にナギ!!何だかカッコいいです!!
>確かにRIDEさんの言う通り、ナギをそういうふうに捉えると凄く変わって見えます。

ハヤテとヒナギクは、これから活躍させます。
ナギに関しては、まあ違う角度から見てみたらと光ではないかと考えています。

>こういうふうに考えられるRIDEさんは、本当に凄いと思います。
>小説を書く事においても、人としても。
>勝手に尊敬してもよろしいでしょうか?(ご迷惑でなければ)

迷惑ではありませんが・・・・
私なんかでよいのですか?
もっといい人がいると思うのですが・・・・?

>エイジ達もナギを見直した感じで安堵しました。
>まだまだ書きたいのですが、今までの感想を全て書くと凄い事になりそうですのでこの>くらいにしておきます。

見直した、と言うべきですよね。
そして、確かにこれまでの感想をすべてと言うといろいろありそうですからね・・・・。

>更新お待ちしております。
>頑張って下さい!!

>それでは失礼しました。

はい、頑張らせていただきます!


絶影さんへ

>どうも絶影です

>今回は色々と考えさせられた話でした…
>RIDEさんのナギに対する考え方はとても深く(私などが言えるものではありませんが)
>私がいかに浅い考えだったかを気がつかされました…

深いか、というよりも捉え方の違いですね。
私は漫画を読んでいる時いろいろとキャラが何を思っているのか考えてしまう性格なので。

>それでは感想を

>ナギがスセリヒメに選ばれているということについて
>エイジ達は反発していましたが、
>ナギの態度やハヤテの言葉によって
>ナギを見直したようですね

>丸く収まった(?)ようでよかったです

エイジたちはナギの見ていなかった一面を見ましたからね。
人が変わったことのように驚いていましたけど、あれでナギのことを再確認しました。
まあ、ナギを馬鹿にすることはないでしょうね。

>今頃思い出したのですが、そういえばこの日に雷矢と戦っていたんですよね…
>雷矢と戦う、ダイが石になってしまう、黄金の使者エーリッヒと戦う、
>ナギがスセリヒメだと分かる、本当に色々あった日ですね…

ええ、本当。
散々な一日でしたね。こんな一日は御免ですが・・・・
これ以上のことがこの先に待ち構えているわけです。
さて、どう書こうかな。

>この後、霊神宮へ乗り込む話になっていくのでしょうか
>次回、更新待ってます

>それでは!

霊神宮の前に、ハヤテとヒナギクにスポットを当てたいと思っています。
そして、いつも感想感謝です!


森野さん、絶影さん、感想ありがとうございました!

それでは、本編です!
一週間以上間が空いてすみませんでした。


 第29話 言を成す


 1

 ナギが全てのことを明かした翌日。

 翼(ジェット)、大地(ドリル)、シュウ(ジム)の三人は平日にちゃんと登校していた。

「昨日の今日だから、やる気が出ないなぁ・・・・」
「まあまあ大地さん、元気出してください」

 シュウは励ますが、やはりダイがいないことに対する虚無感からあまり学校のことに関して積極的ではなかった。

 そして翼は考え事をしており、それを二人に口にする。

「賢明大聖は艶麗の件も明智天師が糸を引いているって気付いていたのかもしれないな」

 大地とシュウは黙って耳を傾ける。

「だから、下手に霊神宮を動かすわけにはいかない。そのため、ジンジャーのことを含めて俺たちを頼ったと言うことだろう」
「裏側にいる存在が身内なら、混乱を避けるためにも使者たちに気付かれるわけにはいきませんからね」
「頼まれた側であるオイラたちにとっちゃ、迷惑な話だけどな」

 嘆息する三人。その結果が、自分たちの大切な主の封印となれば文句どころの問題ではない。

 艶麗が倒されたことで時空の歪みはもう生じることはないだろう。

 だが、自分たちにはまだやることがあった。

「そういえば、あれを見なきゃな」

 翼はあるものの存在を思い出し、それを懐から取り出した。

「なんですか、それ?」

 シュウと大地も彼の手元を覗き込んできた。

「ダイが俺に渡した手紙だ。自分に何かあったら目を通せと言われていたんだ」

 今になって思えば、ダイはこうなることを薄々予感していたのだろう。

「どれどれ・・・・」
「何しているの?」

 いざ読もうとしたとき、強気味な声がそれを遮った。

 三人の前に、花南が現れたのだ。

「美野さん」

 気抜けしたような三人に対して、花南は突き放すような態度で応じた。

「そんな顔しないで。ここは白皇の敷地内で、私は白皇の生徒。ここにいてもおかしくはな
いでしょ?」

 確かにそうなのだが、彼女の口調はとてもきついと思う三人。性格なのだろうが、困ったものである。

「それよりも、それは何?」

 花南は翼が持っている手紙を指す。

「・・・・なるほどな」

 翼は花南をよそにして手紙に目を通していた。

「読みたければ、読んでもいいぞ」

 そう言って、彼は花南にそれを差し出す。無視されたような形で接しられた彼女は不機嫌になり、手紙を乱暴にひったくった。

「高杉が書いたものらしいけど、あの男はどんなことを書き残したのかしら」

 記された文字を追っていく花南。その間、彼女は口を挟むことはしなかった。

「ふうん・・・・」

 読み終わった後、花南は翼たちに聞いてみた。

「ねぇ、あんたたちはこれにかかれていることに関して、何か行動するの?」
「え?まあ・・・・」

 彼女の意図がわからず、曖昧に返事する三人。

「その気なら、私に任せてくれない?考えがあるんだけど・・・・」

 花南は、どこか悪めいた笑みを浮かべていた。



 一方、学校にてやる気のないものは他にもいた。

「退屈だ」

 ぶつぶつと悪態をつくのは、ナギであった。

「こんなところへ通う人間の気はわからん」
「通うのが義務ですけどね」

 彼女の隣で、ハヤテは苦笑する。

 今日、ナギは引きこもりにしては珍しく登校していた。もっとも最近では家にいることよりもそちらの方が多く、愚痴をこぼしているところから見てのとおり不満はあるがそれでも学校に行っている。

 そのようなことの背景には、エイジの存在があった。

「昨日の件でアイツは私に思い知らされた。アイツを見返してやったのは気分がいい子とだが、ここで学校をサボったりなんかしたら、またあいつに馬鹿にされてしまう。それだけはなんとしても避けたいのだ」

 ナギはエイジに対して異様なライバル心を抱いていた。これはハヤテを巡ってのハムスターこと歩との張り合いと同じかそれ以上の程だ。

 ただ色恋沙汰に疎いハヤテは、ナギと歩がいがみ合うのは自分が種になっていることを知らない。そして、ナギへのエイジへの対抗心も理解できない。

「お嬢様はどうしてエイジ君に見栄を張ろうとするのですか?」

 ハヤテはその疑問を口にせずに入られなかった。

「あいつはこの私の素晴らしさがわかっていないどころか、どこか見下している。だから、私がどれほどすごいのか教えてやる必要があるのだ」

 初めて会った時、エイジはナギを子ども扱いし、お嬢様である自分には目もくれず傍にいたマリアや咲夜は丁寧に接していた。まあ、二人ともお嬢様やそれに準拠した礼儀作法を身につけているのだから、誤解するのも無理はないのだが。

 とにかく、自分を除け者にされたことがナギのプライドを傷つけ、エイジに対しては常に彼よりも上に着いていなければ気がすまなくなったようだ。

 いつもそう思うのだが、ナギの性格にハヤテが困っている時であった。

「あら?ハヤテ様にナギ」

 前方から歩いてくる、ナギの親友である伊澄と鉢合った。

「伊澄、何をしているのだ?」

 なんとなく予想はつくが一応聞いてみるナギ。

「・・・・東の校舎に用があって」

 やっぱりか、とため息をついた。

「・・・・ここは西の方角だが」
「まあ、東の校舎は西にもあったのですね」

 伊澄はどこかピントのずれた性格でそれに加えて方向音痴だ。それだけならまだしもこの少女は自分がしっかりしていると思い込んでいるので、迷っているということを自覚していない。そのため、彼女と問答しても辻褄が合わない。そのことを十分承知しているナギは、これ以上はややこしくなるとし、うんざりした顔でハヤテの方を向いた。

「・・・・ハヤテ」
「わかっています、お嬢様」

 今度はナギの心情がわかるハヤテも同様の表情で頷き、伊澄に向き直って笑顔を見せた。

「伊澄さん、僕もご一緒します」

 彼女には同行者がいないと目的地には永遠に辿り着けない。だからハヤテは伊澄についていくのだ。

「いいですね?」

 伊澄は疑うことなく了承した。

「構いません」
「それではハヤテ、私はここで待っているからな」

 そう告げたナギを残し、ハヤテと伊澄は歩き出した。

 そこから先は、ハヤテが伊澄を先導する形で進んでいた。伊澄はふらふらとした足取りで、それでいて何故かすぐに自分から離れてしまうので一言でついていくと言っても結構大変なのである。

 それでも苦労して、何とか目的地まで着くことが出来た。

「着きましたね」
「ええ」

 これでもう安心できるとして、ハヤテは去ろうとした。

 その時であった。

「ハヤテ様、危ない!」
「え?」

 伊澄が突然叫んだ。普段ののんびりとしたものではなく、真剣な、魔除けの力を使う時の表情で。

 次の瞬間、ハヤテは全身に電撃のようなショックを受けた。

「な、ななななな!?」

 訳がわからないままハヤテは倒れてしまう。同時に伊澄が呪符を取り出し、それを用いて魔除けの力を放った。その先には、人魂のようなものが浮かんでいたが、伊澄の力を受けて消滅した。

「大丈夫ですか、ハヤテ様?」
「ええ・・・・」

 ハヤテはゆっくりと起き上がった。

「それより、あれは・・・・」
「旧校舎から逃げ出した悪霊。この辺りを屯にしているのです」

 言うな否や、また悪霊が現れた。しかも、今度は多数で。

 伊澄も再び呪符を取り出すのだった。





 今回はここまでです。
 ちなみに、伊澄のお祓いは今回の話と関係なければ、次回は出てこないのであしからず。




そして今回のおまけは、シュウことジムのプロフィールです。
まずはシュウから。


三井(ミツイ) シュウ

この春白皇学院に転校してきた二年生。

高杉ダイを主としていて、彼のサポートをしている。
が、時たまダイに対して嘆いたり、面倒事を押しつけられたりなど泣くことも多い。

性格はいたってまじめで礼儀正しい。そのため、あまり戦いを好まない。

任せられるだけあって、いろいろと雑務が得意。

その正体はマシンロボであり、本名はトリプル・ジムである。普段は人間の姿で(ちなみにこれは仮の姿)、戦闘の時になるとマシンロボ形態となる。


そして、ジムのプロフィールです


トリプル・ジム

機種:マシンロボ
武装:バズーカ砲
出展作品:マシンロボ・クロノスの大逆襲

トリプル・ジム本人。
マシンロボ形態以外にも、ヘリコプターやスーパーカーなど合計3形態に変形可能。
主に移動面で輝く。
が、はっきり言って戦闘は不向き。武装はしているものの、本人の性格面もあって後手を踏んでしまうことが多い。
それでも、力はあるのでやる時はやる。滅多にないが。