Re: 続・新世界への神話(7月19日更新。現在27話) ( No.59 )
日時: 2011/07/23 18:36
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

夏休みに入ったっていう人もいるでしょう。
夏休み、楽しめる人はいるでしょうか?

さて、まずはレス返しから

絶影さんへ


>どうも絶影です

>感想の前に一言

>ハヤテェェェェェェエエエエエエ!!!!
>なにやっとんじゃボケェェエエエエ!!!

まあ、そう叫びたくなりますよね。
あんな形で足を引っ張られては・・・・

>感想に入ります♪

>すみませんが…ほんと疎くて……よくわかりませんでした…

>いや!でも良く考えれば

>わからない
  ↓
>次の展開が分からない
>  ↓
>楽しみが増える
>ってことで!
>次回も楽しみにさせていただきます!
>(プラス思考なアホです)

そう考えて下さってありがたいです!
これからもご存知ないかもしれないものが出てくるかもしれませんが、どうぞ楽しんでください。

>では内容に♪

>ダイ…おそろしい奴ですね
>全快でもないのに黄金の使者を圧倒するとは

はっきりと言えば、ダイはあの中では最強かもしれません。
黄金の使者を超えるかもしれない実力をもっています、彼は。

>だが、敵も奥の手を用意していた!
>石化ですか…メデゥーサみたいですね(全然違うけど…)

まあ、そんな感じです。

>そしてハヤテがポカをやり、代わりにダイが犠牲に…
>う〜ん…戦力的に考えればダイが生き残るべきだよなぁ〜…

ダイは自分が戦っているところで、できるだけ周りを巻き込ませないと考えています。
戦力的とかそういう考えではなく、自分がどうしたいかによって行動した結果があれですから、ダイに悔いはないでしょう。

>ダイ…良い奴過ぎですよ…
>千桜さんも悲しむぞ?

そうですね、少しはいい奴と思われるでしょう。
千桜に関しては、後にこれを聞いてどうなるかを考えています。

>ダイを失ったハヤテ達はどうするのか!?
>そしてダイは石化状態が治るのか!?

>色々気になります!

ダイに関しては、しばらくはあのままということで。
ハヤテたちには、あの人物と戦うことになります。

>それでは更新待ってます♪
はい、更新しましたよ。
楽しんで下さると嬉しいです。

絶影さん、感想ありがとうございました。

それでは、本編です。



 6
「そ、そんな・・・・!」

 自分を守ったばかりに、ダイが石像となってしまった。そのことにショックを受けたハヤテは、のろのろと石像となったダイに近づこうとする。

「高杉さん・・・・」

 申し訳なさが募り、ハヤテは悲しそうな表情で石像に手を伸ばそうとする。

 が、その彼を黄金の使者がヒナギクたちのほうへと蹴り飛ばした。

「ハヤテ君、大丈夫?」

 ヒナギクが気遣わしげに覗いてくるが、ハヤテは大丈夫ですといって立ち上がり、黄金の使者たち三人を睨む。

 彼ら三人は、石像となったダイを見ていた。

「さすがにこれならどうしようもないだろ」
「我々を圧倒するほどの力の持ち主を、放っておくわけにはいかないからな」
「明智天師もこれでご安心なさるだろう」

 そんな会話をしている三人に対して、ドリルとジムが怒りだす。普段冷静なジェットでさえ、それ以上触れると爆発してしまいそうに震えている。

「許さん!」

 自らの大事な、家族とも言える主をこのような姿にしたこと。その怒りをぶつけるかのように彼らが挑みかかろうとした時であった。

「皆さん!」

 どこからか響きのよい女の声が聞こえてきたかと思うと、何者かがハヤテたちに近づいてきている。

「マリアさん!?」

 それを確認したハヤテは驚きの声をあげた。彼女は遠くへ避難しているはずである。それ
が、なぜここへ?

「皆さん、大変です・・・・」

 ハヤテたちのもとまで走ったマリアは、息を整えながら三人の黄金の使者を見て、それから何が起こったのかを話した。

「ここにいる黄金の使者は、あの三人だけじゃないんです!」
「え?」

 どういうことかと尋ねようとした時だった。

 突然、ハヤテたちは身動きが出来なくなってしまった。先ほどのようにあの黄金の使者に
圧力をかけられてのことではない。金縛りのような、見えない力によって全身を縛られてい
るような感じであった。

「全く、次から次へと・・・・本当に今日はどうなっているんですか・・・・?」

 伝助の愚痴は最もであった。何故こんなにも強者が続々と現れるなんて、何かののろ過と
疑いたくなる。

 そんな彼らのもとへ、ある男が現れた。全く知らない人物ではない、むしろ色々と世話になった人物が。

「エーリッヒさん?」

 褐色の肌に銀髪の男は、無表情でこの場に入っていく。彼に続くのは、同様の表情をした
ミハエルだ。

「何故この場に・・・・?」

 伝助たちが疑問を投げかける前に、マリアが口を開く。

「彼が、彼もあの人たちと同じ黄金の精霊の使者なんです!」

 驚愕の事実に、一同は声をあげずに愕然とする。

「そうです」

 エーリッヒは感情を見せず、淡々と袖をまくって腕にはめられたものを見る。

 黄金に輝くリングは、彼がそうであることを示していた。

「そして、皆さんにはミハエルといったこの子も実は・・・・」

 説明している途中で、ミハエルの姿が変わっていく。人型形態の精霊と同じ衣服を纏った
姿と。

「念のウィルワー、私の精霊です」

 その念のウィルワーと、エーリッヒは一体化した。

 話を聞いて塁や伝助たちは理解した。自分たちを押さえつけているのはエーリッヒの力に
よるものだと。恐らくは念力を用いているのだろう。

「貴様がこの場にいるなんて思いもしなかったぞ」

 三人の黄金の使者たちは怪訝そうな態度でエーリッヒに向く。どうやら、エーリッヒは三
人とは別に何か事情でもあるのだろうか。

「私のことはどうでもいいでしょう」

 エーリッヒも、仲間内だというのにどこか素っ気なく応じた。

「それよりも、ダイ・タカスギを仕留めなくていいんですか?」

 その言葉に、三人の使者は思い出したように石像へと目を向けた。

「身動きできない相手に攻撃を加えるというのは、気は進まないが・・・・」
「これも霊神宮のため。討たせてもらうぞ!」

 三人は一斉に拳を叩きつけようとした。

「なっ!?」

 だが、寸前でそれが出来なかった。

 何かを感じたらしく、その握った拳を震わせている。

「こいつ・・・・石像となっているはずなのに、なおも俺たちを竦ませるとは・・・・」

 ダイの石像から威圧感が放たれており、それを受けた黄金の使者たちは攻撃を躊躇ってし
まう。石像になっても黄金の使者たちでさえ手を下げてしまうほどのプレッシャーを発するダイに、黄金の使者は手をこまねいてしまう。

「仕方がない。こいつは霊神宮に持ち帰るとしよう」

 自分たちだけでは手におえないと判断した黄金の使者たちは、石像を抱える。

 どの道これでは抵抗が出来ないのだ。明智天師の元へと連れていっても問題はない。もし
かしたら彼でもどうしようもないかもしれんが、手元に置いてあった方が安心できるだろ
う。

 去り際に、黄金の使者の一人がハヤテたちを指しながらエーリッヒに声をかけた。

「俺たちはそいつらについては何も聞かされてはいない。そいつらをどうするかはおまえに任せる」

 エーリッヒは黙って頷いた。それを確認した後、黄金の使者三人は石像となったダイを連れてこの場から消えていった。

「ま・・・・待て!」

 ジェットたちは追いかけようとするが念力に押さえつけられているため動けない。悔しそうに唇を噛むことしか出来なかった。

 エーリッヒはそんな彼らをしばらく見つめていたが、何を思ったのか彼らにかけている念力をといた。

 いきなり解放されたので、全員若干ふらついてしまう。

「な、何のつもりですか?」

 彼の意図がわからず、伝助は尋ねてみた。

 エーリッヒは心中を悟られない様子でそれに答えた。

「ただ抵抗も出来ずにやられてしまっては未練が残るでしょう。せめて精一杯私には向かってみなさい。万が一ですが、助かるかもしれませんからね」

 それを聞いたエイジたちは怒りだす。

 絶対に自分には勝てない。相手を舐めきっている態度だからだ。

「お待ちください!」

 そんなエーリッヒの前に、三人の一体化した白銀の使者が現れた。

「あの方たちの配下ですか」

 去っていった黄金の使者たちはエーリッヒを半分信用してはいなかったのかそれとも別のことで命令されたのかは知らないが、白銀の使者たちを残していったのだろう。その使者たちは、ハヤテたちを威嚇しながらエーリッヒに言った。

「黄金の使者であろう者がわざわざでる幕もありません。ここは我らが」

 面目を立てようとしているのか、白銀の使者たちは戦う構えを取った。

 攻められる側としても、このまま黙っているわけにはいかない。佳幸、達郎、花南の三人は前に出て、自分たちの精霊と一体化する。

「おいおい、一体化ができるからって俺たちに勝てると思っているのか?」

 白銀の使者たちは、そんな三人を舐めきっていた。

「生意気なんだよ!」

 霊神宮では白銀は青銅よりも強い。精霊の力にしても、使者の力量にしても。だから彼らは、佳幸たちなど一捻りで倒せると疑っていなかった。

 だが。

「炎龍斬り!」
「ハイドロスプラッシュ!」
「スタークロッド!」

 三人の必殺技を受け、白銀の使者たちは一瞬でやられてしまった。

「そっちこそ、僕たちを舐めてもらっちゃ困るね」
「俺たちは心の力だけは、白銀以上のレベルなんだぜ」
「ランクで劣るからといって油断していたなんて、間抜けな話ね」

 そして三人はそれ以上は白銀の使者たちに構わず、エーリッヒの方へと目を向けた。


次回で27話ラスト!

そして今回のおまけも、メインキャラ最後の一人、エイジのプロフィールです!


岩本 エイジ

年齢:13歳

誕生日:12月4日

血液型:A型

家族構成:父、母、兄

身長:156cm

好き・得意:バスケットボール、英語

苦手:辛いもの、生意気な奴

イメージBGM:流星ロケット(アンティック-珈琲店-)


佳幸の弟で、精霊の使者でもある中学二年生。

八闘士の仲間ではあるが、彼は八人の中に入っておらず、おまけ扱いされている。

霊神宮は彼を含めて九闘士にするつもりであったが、霊神宮のありように失望したエイジはこれを蹴ったために、八闘士となったのだ。

一番若いこともあってか、塁や達郎以上に熱く行動的な性格。加えて、どんなに絶望的な状況でも諦めない根性の持ち主。

兄である佳幸にあこがれており、彼を超えることを目標としている。反対に、一番年下ということで佳幸や仲間たちには可愛がられている。

精霊はウェンドラン。戦いでは主に攻撃面で活躍している。


ウェンドラン

ランク:青銅

力:?

属性?

リング:ドランリング

エイジの精霊。

五年前に彼を主とするのだが、ムーブランたちとは違いこちらはエイジの心から生まれた武装精霊。

そのため、力や属性については謎の部分が多い。

全身に武器を纏っており(剣、銃、矢、盾、鎖つき牙、翼)、龍の姿を模しているのはやはりエイジのなかで佳幸の影響が大きいからだと思われる。

戦いでは武器を使ったり、仲間に武器を渡したりして戦う。

必殺技
*ブレードスラッシュ
剣を使った必殺技。ムーブランの炎龍斬りに似ている。

*シールドブーメラン
 盾をブーメランみたいに投げつける技。盾には風の力が備わっている。

*ファイブラスター
 銃から火炎弾を発射する。銃は炎の力が宿っており、銃自体もノーマル、バスター、スナイプと三つの形態によって威力と射程が違ってくる。

*ミーティアロー
 矢を投げつける技。矢には金の力が宿っている。

*チェーンファング
 鎖つき牙を投げる技。鞭のようにも使われる。

*流星暗裂弾
 闇を切り裂く流星の如く素早い拳を連発する技。


そして、仲間の精霊がウェンドランの武器を使ったら。
(ミーティアロー乱れうちは既にアイアールの技に載せてあります)

*アイシングファング(グルスイーグ)
 鎖つき牙をグルスイーグが使った時の技。雷矢の右腕を封印した。

*ユニホーンショット(ユニアース)
 ユニアースが銃を使う技。弾丸にはホーミング機能がついている。


以上で、9人のプロフィールは終わりです。
また何か意見がありましたら、よろしくお願いします。