Re: 続・新世界への神話(5月30日更新。現在26話) ( No.41 )
日時: 2011/06/03 18:47
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

どうも、6月に入ったのでもう五月病だるいとか言ってられなくなりましたね。
でも梅雨だからじめじめしてやる気ないとかいう人もいるだろうけど・・・・。


そんなネガティブを吹き飛ばすため、レス返しから!

大魔王さんへ

>どうも、大魔王です
>最初に、感想ありがとうございました

こちらこそ、いつも感想ありがとうございます。
大魔王さんの作品、楽しく読んでいますよ。

>それでは、感想です
>ガンダムはライゴウガンダムでしたね
>俺は、SEED時代のは結構分かるんですが、これは知らなかったです

アストレイはマイナーなうえ、ライゴウがでてきたストーリーは電撃ホビーの連載でしたから、知らないのは無理もないかと。
個人的に、アストレイは本編並に面白いですよ。(ただし、デスティニ?アストレイまで)

>好きなのはやっぱり、ストフリです♪

ストフリはいいですよね。C.EのMSではお気に入りのひとつです。
あとはレッドフレームといった、プロトタイプアストレイ。それとライゴウをはじめとしたストライカーシステム搭載機ですね

>それで、ジェットは説得を試みましたが、失敗しましたね
>まぁ相手が相手ですからね……
>バトルジャンキーに話し合いも何もないですからね

原作でのライゴウのパイロットはもうちょっと理知的なんですが・・・・・
まあ、静かなる慮獣と名付けられていますし、本人も戦いで能力を活かしたいと思っているので、バトルジャンキーと見てもよいでしょうね

>そして、ジェットに襲いかかるライゴウガンダム
>映理達は傍観してますが、もしジェットが負けたら、次はあなた達ですよね!?

結果はどう転んでも、戦うことには変わりはありませんから、混乱を避けるために引いています。
まあ、弱ったところを叩くというのは、艶麗同様卑怯といったところです。

>ビームライフルで攻めるライゴウに接近戦を挑むジェット
>懐に入るのに傷一つないのは流石ですね

ジェットの機動性やサイズを考えれば、避けやすいですし。
彼は速いですよ、かなり。

>そして、ライゴウのシールドを斬り裂きそして本体と思ったけど、想定外の事が起こりましたね
>フェイズシフト装甲ですか……
>確か、ダブルオーガンダムについてましたっけ?

時代が違うのでダブルオーには装備されていません
ちなみに、ダブルオーの時代背景はは西暦2300年代なので、全てのガンダムを肯定したという黒歴史の中には入っていません。(公式だと、ファーストの宇宙世紀は西暦1999年に始まったとされています。確か)
したがって、ダブルオーはそれまでのガンダムシリーズとはパラレル的な扱いです(あくまで個人的な見解です)

>そして、わき腹に攻撃をくらい一気にビンチになったジェット
>ライゴウは戦闘狂みたいなので、邪魔された事に怒り、映理達を攻撃してくれるのを祈>ります

ライゴウのパイロットは狡猾な面もありますからねえ。
状況によればそうなるかもしれませんが、ほとんど一興で動きますし。

>それでは、大魔王でした

大魔王さん、感想ありがとうございます!

それでは、本編です!


 6

 佳幸たちは離れたところで、ジェットたちの戦闘を見ていた。

「た、大変だ!」

 ジェットが刺されたのを目にして、ドリルは顔色を変えてしまう。

「助けなきゃ!」
「でも、私たちも戦えるほどの力はありません。加勢に行っても、今の状態じゃ逆にジェッ
トさんの足を引っ張りかねません!」

 ジンジャーとの戦いで余力がないドリルとジムには、ジェットを助けるだけの力はない。

 どうしたものかと一同が騒々しく考える中で、佳幸が徐に口を開いた。

「・・・・ハイパー化するしかない」

 それを聞いて、全員佳幸に注目する。

「今の僕や達、花南さんのレベルならば、ハイパー化だって出来るはず。僕たちがハイパー化すれば、あの人たちと戦える・・・・」
「ですが、ハイパー化は一度もやったことはないのでしょう?この場でいきなり出来るのですか?」
「出来るとしても、試したこともないことをやれというのは危険があるぞ」

 伝助と優馬は佳幸の身を案じていろいろと忠告する。

「使者の力は心。やってやるという気持ちがあれば大丈夫です」

 今行われている戦いに自分は加わることが出来るかもしれない。ならばやるしかない。

 自信があるというわけではないが、そういった義務感に似た思いから、佳幸はハイパー化
というものを行おうとしていた。

「さすがは、私が一番だと惚れこんだ男だけのことはあるわね」

 そんな佳幸に、花南がそっと隣に並んだ。

「けど、あんた一人だけに戦わせるわけにはいかないわ。私も一緒よ」
「花南さん・・・・」
「おっと、二人だけの空気になるなよ」

 達郎が割り込むように入ってきて、佳幸の肩に手をやった。

「当然、俺も戦うからな」
「達・・・・」

 二人の心意気に嬉しくなる佳幸。

「行こう、二人とも」

 佳幸はムーブランと一体化する。花南と達郎も頷いて彼に倣う。

「離れていて下さい」

 佳幸にそう言われ、伝助たちは佳幸たちと距離を取りはじめた。

「あの、ハイパー化って何ですか?」

 移動する途中、ヒナギクは拓実に尋ねてみたが、拓実は笑顔でこう答えた。

「すぐにわかるよ」



 花南、達郎と共に、佳幸は精神を集中する。

 頭の中に思い浮かべるのはハイパー化のイメージと、それをやるんだという強い気持ちだ。

 気が付くと、佳幸は何もない空間にいた。

「ここは・・・・」
『おまえの精神世界だ』

 目の前に、解放形態のムーブランが現れ、佳幸に語りかける。

『我が使者よ。我が力を纏う意思があるか』
「ある」

 佳幸は強く頷いた。

「守るために、力を貸して欲しい」

 ムーブランは佳幸の心を見透かすかのようにじっと見つめている。対する佳幸も、目を反らさずまっすぐ向き合っていた。

『よかろう。その心でもって、我が力を纏うがいい』

 そこで佳幸は現実へと引き戻された。そんな彼の前で巨大な炎が上がった。数十メートルにも昇るそれは、人の姿に模っていく。

 炎が晴れると、そこには大きさははるかに違うが、佳幸と同じ、ムーブランと一体化した姿があった。また、ムーブランだけではない。花南の前では地面から太い樹木がすう鷲―メ
ートルまで伸びていき、花々が咲いたと思ったら、その樹が縦に真っ二つに分かれた。する
と、中から使者と一体化した姿の巨大フラリーファが現れる。達郎の所でも、水柱が大きく
吹き上がり、巨人の形となって、使者と一体化した姿の巨大シャークインへと変わった。

 それぞれの巨大精霊と向き合う三人。と、その巨大精霊の胸部にある大きな宝石から彼らに向かって光が伸びていく。光を浴びた三人は、それに吸い込まれるかのように上昇していき、宝石の中へと入っていった。

 巨大ムーブランの中へと入り、力を纏った佳幸は、透明な球体の中にいた。姿は、一体化した時のままだ。巨大フラリーファや巨大シャークインを見てみると、それが透けて、中にいる一体化した花南や達郎の姿が見える。

「達、花南さん、聞こえる?」

 会話が出来るのかと試しに達郎と花南に呼びかけてみる。

「ええ、聞こえるわ」
「こっちも、問題はないぜ」

 どうやら、巨大に具現する精霊の力を身に纏わせる、ハイパー化は無事に遂げられたらしい。

「それにしても、これじゃまるでマンガやアニメの巨大ロボットを操る人みたいだね」
「ああ。変身して巨大ロボットで戦うなんて、特撮の戦隊ものとばかり思っていたけどな」
「二人ともおしゃべりはその辺にして、行くよ」

 花南は佳幸と達郎を制し、戦っているジェットの方を向く。

「そうだった」
「急ごう。ジェットさんを助けるんだ」

 ハイパーした一同は戦いの場へと駆け出した。


次回は佳幸たちのバトルです。

そして、ようやくというぐらいに、ここでメインオリキャラの一人である、佳幸のプロフィールを紹介します。
待たしてしまった方、本当申し訳ありません。
これからも随時載せていきたいと思います。
それでは、


オリジナルキャラ紹介?

岩本 佳幸(イワモト ヨシユキ)

年齢:15歳

誕生日:5月30日

血液型:O型

家族構成:父、母、弟

身長:173cm

好き・得意:バスケットボール、辛い食べ物、花南、水(主にミネラルウォーター)

嫌い:アルコール

イメージBGM:This love never ends(紅音也(武田航平))



白皇とは違う、埼玉の高校に通う一年生。

エイジの兄で、彼よりも常に上に行っている。他人のことを思いやれる性格で、けんかや争
いごとになると自然とまとめ役を任せられることになる。

人間がそれなりにできており、八闘士の中でも中心に立つことが多い。また普段は穏やかだが、その内には熱くなる感情が秘められている。

エイジに対しては、自分を超えられるような男になってもらいたいという期待から、弟の先に立つという自分なりの愛情をもって接している。また照れくさいためか公言しないが、お
互いに思いあっている花南のことを大切にしている。

辛いものが好きだが、味覚音痴という訳ではない。本人は、辛いものを前にすると挑戦したくなるということらしい。

精霊はムーブラン。戦いでは攻撃力の高さを生かして常に前面出ている。だからと言って力押しではなく、的確な狙いを持って攻める。



ムーブラン

ランク:青銅

力:炎、飛行

属性:炎

リング:ドラゴンリング

佳幸の精霊で、龍を模した姿となっている。

五年前彼の手元に渡り、以後彼の精霊となる。実は一番早く戦いに参加したのも彼。
ついでにその時の戦いで花南、達郎と共に一体化ができるようになる。

戦いではオフェンシブで行く。人型形態からは武器として、身の丈ほどある青龍刀を使う。

必殺技

*炎龍斬り
龍を模った炎を剣に纏わせ、相手に斬りつける技

*ブーストフレイム
拳を叩きつけ、そこから火炎放射を放つ技。


では次回にお会いしましょう。