Re: 続・新世界への神話(5月22日更新。現在26話) ( No.39 ) |
- 日時: 2011/05/30 20:03
- 名前: RIDE
- 参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929
- 一週間以上空きましたが、掲示板の更新すごいですね
長く感じる短い時間の中で、これほど多いとは・・・・。
さて、レス返しです!
大魔王さんへ
>どうも、大魔王です♪ >RIDEさんは、ハヤテ新刊買いましたか? >俺は、入荷日の放課後に限定版を買いました♪
私は2、3日経ってから、アニメイ○で限定版を買いました。 地方では遅れることがありますので・・・・ ちなみにアニメイ○やゲー○ーズでは、新刊限定ですが非売品のイラストカードがついています。 アニメイ○版では、ルカでした。
>ルカのライブ、良いですよね♪
はじめて彼女見た時、綾波○イかなと思ってしまいました。 似ているのは、天然なところだけでしょうかね?
>それでは、感想です >映理達は、何やら見たことのない機体に乗ってましたね >ファイターメカですか…… >俺にはさっぱりです >基本こういうのには疎いので……
ファイターメカは、ある作品に出てきたロボットです。 しかし、ジャンルとしてはロボットものではないので、結構知名度は低いです。古いですし。 前回ラストの説明だけであの作品だなってわかった人はすごいですね。
>そして、ファイターメカは操縦ではなく、心で動かすなのですか?
まあわかりやすく言うと、そうなりますね。 出展もとの作品が、操縦して戦うというものではないので。でもこういう機体の設定は、現在のロボットものにもたくさん使われているような・・・・
>精霊を動かすのと同じ原理らしいですが、逆に弱くなったのでは >精霊みたいな機動力は望めないでしょうし >機体にもなれてなさそうですし >スペック的に言うと、火力は大きいけど特殊効果はないし、防御力はジェットの前ではなんの役にも立たないだろうし…… >元の方が強いのでは?
機体になれていないというのは痛手ですね。 特殊能力がないというのも、量産機ですから仕方ないです。 大きさから言えば、そう言う見解になると思います。ジェットのほうが小回り利きます。 実際、ジェットは自分よりも大型の機体と何度も戦闘してきましたし。
>そして、歪んだ時空からガンダムが出てきましたね >さて、それは見方なのか敵なのか?
こんなガンダムもいるんだという風に思ってみていただけたらそれでいいです。 あんまりメジャーな機体ではないですので。
>続き楽しみにしてます >大魔王でした
楽しみにしてくれてありがとうございます!
大魔王さん、感想ありがとうございます!
それでは、本編です!
5 ジェットたちの目の前には、ガンダムタイプのMS(モビルスーツ)が立っていた。
「ほ、本当にガンダムみたいなのが他の世界にはあるんだ・・・・」
空想の産物とばかりに思っていた佳幸たちは、その機体に目を丸くする。
ジェットはMSの登場を苦く思った。相手のファイターメカというものの性能はよくわからないが、二対一なら勝てると踏み込んでいた。そこへさらに敵が一体追加したとなると、勝てるかどうか判らない。しかも相手はガンダムタイプのMSだ。こちらも戦力がどの程度なのか判明していないが、ガンダムタイプである以上、並みのMSよりも協力であることは確かだ。
そのMSは、背部にストライクガンダムが装備するというエールストライカーと同じような大きな翼とバーニアスラスターが設置されたパックを背負っていた。このことから見て、ストライク系の機体である事は間違いない。
ジェットは知らないが、そのMSは型式番号GAT?FJ108,ライゴウガンダムであった。予想通りストライク系の機体であり、それを更に発展させたものである。当然、ストライカーパックもストライクのものよりも改良されたものを専用としていて、ストライカーシステムの頂点に立つMSかもしれないといわれている。ちなみにライゴウが現在装備しているのは、翼鏡の意味を持つエールの発展型、スペキュラムストライカーだ。
この機体にパイロットがいなければ。ジェットはそう願っていたが、ライゴウはそれに反して動き出した。
「中に誰かいるのか?」
ならば、説得を試みよう。そう考えたジェットは、ライゴウに呼びかけた。
「そこのMS、少し話が聞きたい。おまえも状況がわからなくて混乱しているだろう。こちらに来て・・・・」
だが最後まで言い終わらぬ内に、ライゴウは手にしているビームライフルでジェットに撃ち掛けてきた。
「なっ!?」
咄嗟にかわすジェット。何のつもりだと問い詰めようとすると、突然ライゴウから笑い声が響いてきた。
「状況など関係ない。俺がここに呼ばれたということは、俺はおまえと戦わなければならないということだ」
言いながら、ライゴウはまたビームを撃ってくる。
「俺は戦う力を自分のために使う。だからこそ、ここでおまえと戦いたい」
戦うしかない。
そう直感するジェット。相手はただ純粋に戦いを楽しむような奴だ。こちらの言葉なんかに耳を貸すつもりはない。
「ドリル、ジム!岩本たちを頼む!」
こうなったらやるまでだ。幸い、ライゴウは透伽たちを攻撃してはいないが、味方とも認 識していない。実質、二対一対一となっている。挟み撃ちの状況ではあるが、不意打ちにさ え気をつけていればなんとかなりそうだ。
ライゴウは依然ジェットへの攻撃態勢に出ている。透伽と映理はジェットが疲労しているのを待っているのか、いつでも動けるような構えではあるがじっとそこにいるだけだ。
まず、この場を混乱させているライゴウから倒すべきだ。そう考えたジェットは剣を抜き、ライゴウへと迫ろうとする。
接近戦を挑んでくると感じたライゴウはビームライフルを撃って牽制するが、ジェットはそれをかわし、超高速移動で一気に詰め寄る。ライゴウは撃っていてはダメだと感じ、ビームライフルを捨てビームサーベルを取り出そうとする。その思い切りはよかったが、その時ジェットは既に至近距離まで近づいていた。
ジェットはライゴウ目掛けて剣を振るった。ライゴウは寸前にシールドを前に出すが、それは簡単に引き裂かれ、その衝撃でライゴウの足がもつれてしまった。実はこの一撃目は相手のバランスを崩すのが目的で、ジェットはここから決めとなるニ撃目を放った。
だが、ライゴウはジェットの剣を受け付けなかった。MS相手なら簡単に切り裂けるはずのジェットの剣技だが、傷ひとつさえついていない。
「しまった!PS(フェイズシフト)装甲か!」
PS装甲。装甲に一定の電流を流すことで位相転移を起こし、装甲を硬質化させる技術である。これにより、実体によるダメージは電力を消費する代わりにほとんど受けなくなる。
迂闊だった、とジェットは自分自身に反省していた。PS装甲は、ストライクやその兄弟機からの導入されているもの。ストライクの発展型であるライゴウにも、装備されていて当たり前なのだ。
それでも、ジェットが驚いたのはほんの一瞬だった。しかし、その一瞬をライゴウは見逃さなかった。左腕のバックラータイプのスモールシールドからアーマーシュナイダーを取り出し、ジェットの脇腹へと突き刺した。
ジェットは痛みに顔を歪めながらも、追撃を受けないように後退して距離を取る。
[今だ!やるぞ!] [ええ!]
これを見て、透伽と映理は好機とばかりに動き出した。ファイターメカの翼にあるスラス ターを吹かして、横滑りしながら左手の指先に設置されたバルカン砲をジェットに撃ち掛け る。ジェットは機敏にかわすことは出来たが、先ほどの精鋭さはない。
思わぬ傷を負ったことで、状況は一転してしまった。
知らない人も多いと思うので、ライゴウについて説明を。
ライゴウガンダム 機種:MS 型式番号:GAT?108FJ 作品:機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS
東アジアを拠点に置くフジヤマ社という企業が開発した、ストライクと同系の機体。 ストライクノワールなどのエース専用機開発計画に関わっていた当社は、試験運用機であったストライクE(ストライクノワールの素体。スターゲイザーに登場したノワールは既に専用のストライカーを装備しており、その状態のことをストライクノワールと呼んでいる)や試験用ストライカーなどの運用データをもとに独自に改良し、作り上げたのだ。 簡潔に順序をあげると、ストライク→ストライクE→ライゴウといきます。 下位互換を保ったまま、新たなストライカーであるアナザーストライカーが使用可能(それぞれ翼鏡、勾玉、剣のイメージを持つ、エール、ランチャー、ソードの強化タイプ) 名前の由来は雷が轟く(雷轟)から。
スペキュラムストライカー
翼鏡の意味を持つアナザーストライカーのひとつ。 エールのときは滑空が限界だったのに比べ、戦闘機並みの飛行の力を得ることができる。
それでは、次回にお会いしましょう。
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