Re: 続・新世界への神話(5月6日更新) ( No.26 ) |
- 日時: 2011/05/08 16:39
- 名前: RIDE
- 参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929
- 番外編も今日で終わります!
まずは、レス返しから!
大魔王さんへ
>どうも、大魔王です >感想書きますね
ありがとうございます!
>千桜……まさか、ホントにハルさん変化だとは……
簡単に予想できることでしたね。 この変化が、この戦いで重要になってきます。
>RIDEさんの解説を参考にすると >クールな真面目少女から >キャピキャピメイドですからね…… >千桜の演技力?には感心します
そうですね。 原作では最近ハルとして登場していませんから、ハルとしての出番を期待しています。
>けれど、それを一瞬で見破るリズンも凄いですね
実力者ですからね。 そして、彼女によって彼は不覚を得てしまいます。
>そして、ダイ >彼、凄いですね!! >何もない空間から、武器(ダブルセイバー?)を出したり >相手の基地を攻めさせたり >操られてる使者をことごとくよけたり
武器は、ある作品の剣二刀が槍に変わったものです。(自己設定を加えています)。 ジェットたちへの指示は、アジトのことを読んでいたからです。 ですが、使者たちを抜き去ったことは彼自身の力によるところが大きいです。
>一体何者!?
ただ言えるのは、普通の人間ではないことは確かです。 ダイは少々、特殊な出生ですので・・・・。
>そして、花南達が苦戦してる所に塁達が合流しましたね >……雷矢編では活躍しなかった塁が
塁「なんだよ!人のこと役立たず扱いしやがって! けど何も言い返せねえ。そしてそんな自分が腹立つ」
塁「けどな!俺だって名勝負を繰り広げているんだぞ!」
ムーブランVSコーロボンブ 熱戦であったが、佳幸の勝ち。
塁「いやいや、あれはアイツの情熱というパッションに押されていたんだ。 大体白星だってちゃんとあげているぞ」
コーロボンブVSネガティブコーロボンブ 塁の圧勝。 しかし、死に際に放った敵の一撃により、迷子になる。
塁「う・・・・とにかく、俺だって戦えるんだから応援してくれよ!」
拓実「はあ、塁はまだいいよ・・・・」 優馬「俺たちなんて、全然戦っていないんだからな・・・・」
>確かに、操られては心が無いの同然ですからね
ガソリンの入っていない車同様です。
>後、やり方の件ありがとうございます >友人にでも協力して貰います
お力になれてよかったです!
>更新頑張ってくださいね
はい、頑張ります!
紅雪さんへ
>こちらでは初めまして!紅雪です!
ようこそ! 紅雪さんの小説はいつも楽しく読ませてもらっています!
>一から読ませていただきましたが、戦闘の描写がとても上手いなぁと思いました。
ありがとうございます! 今でもあれでいいのかなと思っていたりもしますが、伝わっていてよかったです!
>そして、出来ればでいいのですが八闘士の名前とそれぞれが持っている精霊の名前をペアでプロフィール紹介していただければな…と。
>いきなり厚かましくすみません。ホント、キャラの名前とか覚えるのが苦手で…
いえいえそんな! こちらこそ不親切ですみません!
>ダイ達は精霊を持たずに機械に変身したりするから、ね?こう…ぐちゃぐちゃになってしまって…
正確にはジェットたちは変身しますが、ダイだけは生身のままです。 ですが、ぐちゃぐちゃになってしまうのは申し訳ありません。
>すみません、物覚えが悪い自分のせいなんですが。
いえいえ、いつまでも紹介しなかった自分のせいです。 といってもまったくしないわけではありませんでした。ただもうちょっと話が進んだところでプロフィールを入れようと考えていたもので・・・・ ですが、これを聞いたからには教えないわけにはいきませんよね。 今すぐというわけではありませんが、随時プロフィールを紹介していきたいと思います! 期待していてください!
>ええと…それで読んでいてどうしても言いたくなってしまったので失礼を承知で。
>最初のブレズオンと咲夜との戦いはあれですよね? >「夢の国を探す君の名を、誰もが心に刻むまで」的なオープニングのあれですよね?
ええ、あれです。
>RIDEさんもあれをご存知でしたか!と一人でテンションが上がってしまいました。
あの作品、好きです! アニメでは、あの話をはじめ序盤が好きです!
>これからもたまに失礼させていただきます。では、紅雪でした!
たまにでも来てくれるのなら、うれしいです!
大魔王さん、紅雪さん、感想ありがとうございました!
それでは、番外編ラストです!
6 一方、離れていったダイとリズンはいまだ互いに応酬しあっていた。
それは互角、いやリズンがやや押され気味であった。
「ふっ、中々やるな」
一旦距離を取った後、リズンはダイの実力を称えた。
「こうなれば、あれをやるしかない!」
そう見切りをつけたリズンの体が、段々と巨大になっていく。
一体化に隠された力、ハイパー化であった。
数十メートル近い大きさとなったリズンは、ダイを踏み潰そうと足を動かしてくる。回り 転げながらそれをかわしていくダイ。
「そっちがそう来るなら、俺だって」
ダイは二つに分けた槍を連結させ、刃を天に向けた。
すると、空間を裂いて青と銀色のロボットが現れる。
天空よりの使者、ケンリュウだ。
ケンリュウの胸部が開き、ダイの体から青白い光が発し、槍をまた二つに分けて宙に投げ た瞬間、その身はケンリュウの中へと移っていた。
胸部が閉じると、槍もケンリュウのサイズに合わせた大きさへと変わっていた。ケンリュ ウはそれを手にし、腰に挿した。
リズンと対峙するケンリュウ。しかし数十メートルあるハイパー化したリズンに比べ、ケンリュウは小さかった。そのため、リズンの態度も大きくなる。
「そのようなもの、脅しにもならん」
リズンは身体の色を赤に変え、火炎弾を放った。対して、ケンリュウはリズンに向けて手 をかざす。
「ストリーム!」
ダイがその言葉を発したと同時に、ケンリュウの後方から猛風が突然起きた。それによ り、火炎弾は吹き飛ばされてしまった。
次にリズンは体色を群青にして分身を作り、一斉に攻撃しようとする。だがダイはどれが本物かはっきりと見抜いていた。
「招雷!」
ダイの言葉と共にリズンの本体に雷が落ちた。それによるダメージは少なく、リズンは若 干よろけてしまう。
「なるほど。小細工などは通用しないか・・・・」
それを悟ったリズンは、妖しげに笑いながら体色を虹色に変えた。
「ならば、この俺の最大の必殺技でもって迎え撃つ!」
そして、彼の体が発光した。
「セブンカラーズシャワー!」
七色の光線が、ケンリュウ目掛けて放たれる。
そんな中、ケンリュウの腰に挿してある槍が光り出し、ケンリュウのボディにアーマーが 装着される。ケンリュウは腰の槍を抜いて連結させると、槍が光りだした。その槍を振るっ て、セブンカラーズシャワーを切り裂いた。
「なに!?」
驚愕するリズン。彼はそのまま、続けてケンリュウが放った一太刀を受けてしまった。それにより一体化は何とか維持できたが、ハイパー化は解かれ、人間大の大きさへと戻ってしまった。
追い討ちをかけるため、ダイはケンリュウから分離し、自分に合ったサイズに戻った槍を手にリズンに迫る。その際、彼はケンリュウと同様の鎧を身に纏っていた。
追い詰められたリズン。彼は何か反撃の糸口になるものがないか辺りを見渡す。
「高杉君!」
そんな時、先ほどメイドのハルと名乗った少女がこちらにやって来た。
それはリズンにとって好機であった。
リズンはハルに光線を浴びさせる。催眠の紫の力で、催眠攻撃を仕掛けたのだ。
「なっ!?」
ダイは足を止めてしまう。
「この女は完全に俺の手中となった」
リズンは笑いながら、ハルを自分の前に寄越し、自らの盾とした。
「攻撃できないだろう。おまえがそんな人間だということを悟っていたんだ」
彼の言葉どおり、ハルを前にしてダイは攻めあぐねてしまう。形勢逆転となってしまっ た。
「これで終わりだ!」
リズンは身体の色を虹色に変え、セブンカラーズシャワーを放とうとした。
「えいっ!」
だがその寸前、リズンの催眠攻撃にかけられているはずのハルが突如としてリズンを突き 飛ばした。
「な、なんだと!?」
催眠をかけているため自分に逆らうことは絶対にしないはずだというのに、このように自 分の邪魔をした。
つまり、ハルは催眠にかけられてはいなかったのだ。
予想だにしない自体にリズンは我を失ってしまう。
そしてその隙をダイは見逃さなかった。一瞬のうちにリズンに詰め寄り槍を叩き込んだ。
それにより、リズンの一体化が解け、ライッシュは封印された。
「な・・・・なぜだ・・・・?」
リズンはハルを指しながら問う。
「何故あの女には催眠が効かなかったんだ・・・・?」
数ある実力者を自分の者にしてきただけに、催眠攻撃には自信があった。
それなのに、大して力もないただのメイドが何故・・・・?しかもこの女は一度は確実に 落ちたはずであるのに・・・・
「それは私が既に催眠にかけられていますから・・・・」
ハルは毅然として答えた。
「この姿でいる時は、完璧なメイドでいるようにという、自己暗示をかけていますから」
それがリズンの催眠攻撃に打ち勝ったということだ。
「バカな・・・・」
そんなただの思い込みのようなもので、自分の催眠攻撃が破られた。
それを知った途端、怒りが湧いてきた。
「ふざけるな!」
逆上したリズンは、素早く起き上がる。
「キャア!」
そして、ハルを羽交い絞めにしたのだ。
「許さん・・・・貴様のような女にこの俺の催眠が破られるなど・・・・許さんぞ!」
ナイフを取り出し、ハルの顔に突きつける。
光に照らされる刃を見て、ハルは背筋に悪寒が走った。
当然、ダイがこれを見過ごすわけでもなく槍を持ってリズンに近づくが。
「動くな!この女がどうなってもいいのか!」
ハルを人質にしてダイを止めようとする。
「やれやれ・・・・ここまで落ちぶれたか」
そうため息をついた後、ダイはハルのほうへと顔を向ける。
「春風」
声をかけられ、ハルは恐る恐るダイを見る。
「俺はおまえの言うことを信じた。そしておまえはそれをやってくれた。だから今度はおま えの番だ」
ダイの目は、彼女を元気付けるまっすぐな眼であった。
「俺を信じろ、春風。俺はおまえを助ける」
その目を見て、ハルは安らぎを感じた。そして、彼なら任せられる、と。
「・・・・ええ。信じます」
彼女の返事を聞いたダイは、笑顔となる。
そして、槍を構えてリズンへと迫った。
「ほ、本気か!?」
どうせ脅しだと思っていたが、ダイの表情は真剣そのものである。
そして、ダイは槍を冗談に構え、今にでも振り下ろそうとする。
「くっ!」
恐怖感に駆られたリズンは、ハルを前に突き出す。それにより、彼女はダイの槍に捉えら れそうになる。
ハルは死ぬかもしれないと思ったが、先ほどのダイの言葉を信じているため、きっと大丈夫だと疑わなかった。
そして、刃がハルの身を切り裂こうとする。
だが、ハルに斬られたという実感はやってこなかった。それどころか、ダイの姿がそこで消えてしまう。
「な、なに!?」
突然ダイが消えたことで驚くリズン。その彼の背中に、何かで斬られたような感覚が走った。
「な・・・・?」
リズンが振り返ると、そこには槍を振るったダイの姿が。
「そうか・・・・残像か・・・・」
ハルに切りかかる瞬間で寸止めをかけたダイ。そこから、残像が残るほどのスピードで自分の背後へと回っていたのだ。しかしそれは、ハルがおとなしくしたままでいられたらの話である。彼女が彼を信じず動いてしまったら、危なくなっていたかもしれない。
「何故だ・・・・あの思い込みといい、なぜ信じきれたのだ・・・・」 「それを力にするのが、おまえたち精霊の使者じゃなかったのか?」
愕然とするリズンは、ダイが言い放った言葉に思い出したように笑った。
「そうか・・・・そうだったな・・・・」
リズンは、その言葉と共にそのまま倒れた。
「・・・・死んだのですか?」
ハルが恐る恐る尋ねてみる。
「いや、気絶させただけだ」
そう返したダイは、ハルのほうへと向いた。
「ありがとうな、春風。俺を信じてくれて」 「いや、それほどでも。それより・・・・」
千桜は言いにくそうにモジモジとする。
「あの、この姿のことは・・・・」 「わかっている。俺も隠してもらいたいことがあるからな」
そう言って、にこやかに人差し指を唇に当て、内緒だということを表すダイ。
その仕草に、千桜はまた惹かれてしまう。顔が紅く火照るのがわかる。
「俺はいいけど、他の人たちは・・・・」 「安心して下さい。他言はしません」
この場に伝助たちが現れた。シュウもやって来た。
「お疲れ様ですダイ様!見事打ち倒すとは!」 「おいおいシュウ、お疲れは先生たちだろ。大勢相手にたった九人で戦ったんだから」 「たいしたことないわよ、あんなの」
髪を掻き分けながら余裕を見せる花南。
「それにしても、とんだ休日でしたね」
佳幸は苦笑した。本来なら連休を楽しむところなのだが、戦う羽目となってしまったのだ から。
「せっかく皆集まったのだから、どっか食べに行かないか?」 「え?おごってくれるの!?」 「マジで!」
塁の提案に、達郎とエイジは目を輝かせる。
「・・・・未成年だけな」 「やったー!」 「君たちはどうだい?」
拓実はダイや千桜を誘うが。
「悪いけど、俺はリズンを霊神宮に引き渡さなくちゃいけない。無効にいるジェットとドリルと合流もしなくちゃいけないし」
千桜は、ダイと一緒にいられるかもと何故か期待してはいたが、それを聞いて少しショックを受けてしまう。
「けど春風は必ず連れて行ってくれ。巻き込んでしまったせめてものお詫びにな」
ダイは千桜の背を押し、彼女に微笑みかけた。
「それと・・・・」
ダイは伝助、優馬を手招き、彼らにそっと囁いた。
「いつもの記憶消す奴、春風にはしないでくれ」
その言葉に二人は驚いた。
「何言っているんだ。精霊のことは秘密にしなければ・・・・」 「けど、俺たちの戦いのために春風も秘密であるはずのメイドを明かしてくれたんだ。今日のことを記憶から消してしまえば、覚えていないことのために秘密を明かしたことになるんだ。そんなの、虚しいだろ?」
ダイの言うことは一理あった。
だからこそ、伝助と優馬も反論はできなかった。
「・・・・あの嬢ちゃんが俺たちのことを言いふらすことは?」
忠告と言うよりも、念を押す意味で優馬が問い掛けた。
「大丈夫だ。春風はそんな奴じゃない」
きっぱりと言ったダイ。
そんな彼を見ると、こちらまで信じてしまう二人であった。
「伝助さん、優馬さん、行きましょう」 「はい、今行きますよ」
氷狩の呼びかけに、二人は彼らのもとへ寄る。そのまま、食事に出かけ始めた。
「春風」
去り際にダイは千桜を呼び止める。
なんだろうと思い、千桜は振り返ると、ダイは笑顔を見せていた。
「信じてくれて、ありがとな」
そう言って、ダイはシュウと共に行ってしまった。
最後に見せたダイの笑顔。それに千桜は何故かときめくものを感じていた。
ゴールデンウィークの最終日の前。綾崎ハヤテが天王州アテネと決着をつけようとしている頃にダイは千桜に大きな衝撃を与えたのであった。
番外編はこれで終了。
次回からは本編に戻ります。
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