Re: 続・新世界への神話 ( No.11 )
日時: 2011/04/28 21:45
名前: RIDE
参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=3929

お久しぶりです!
待たせてしまったならすみません!
ようやく更新です!

その前に、レス返しから。

大魔王さんへ

>どうも、大魔王です
>早速感想いきますね

お早い感想ありがとうございます。
一週間たってからのレス返しですみません。

>渓谷に魔物を連れた青年が現れましたね
>青年が召還ですか・・・

しまったああああああー!
青年が召喚したのは、正確には魔獣だったあああああー!
まあ、いっか。魔物と魔獣、大して外見上の違いはないし(強いていえば魔物はモンスター、魔獣はヒーローっぽいもの)
ですが、これからは魔獣と統一します。
青年の出番これからあるかどうかわからないけど。

>柱って何ですかね?

これは、多作品での設定です。
この小説は一応、クロス小説なので、当然ハヤテ以外の作品も出てきますよ。
作品のヒントは、車の名前が出てくる、ロボットが登場するRPG風味の少女漫画ということです。
更に青年に関しては、名前をマスカットと間違えられたことがあります。
これだけでどの作品なのか、わかりますかね?

>魔物が見つけたのは、もしかして!?

期待してください。

>次回が楽しみです

ありがとうございます。

>雷矢もハヤテの事が好きなんですね
>一応らしいですが・・・

素直じゃないということで・・・・
彼の前でこんなことを尋ねれば、照れてしまいます。

>どうぞ、ご自分のペースで頑張って下さい
>それでは、大魔王でした

はい、がんばります。

大魔王さん、感想ありがとうございました!


さて、ゴールデンウィークが明日から本格化するということで、今回から予告どおり番外編を更新します!

番外編にあったて2つほど注意してください。

1、ハヤテやナギたちメインとなる原作キャラは出ない。
  原作キャラは一人しか出ません

2、本編より先にダイや佳幸たちの力が発揮されます。(といってもほんの一部ですが)
  まあ、劇場版平成ラ○ダーのようなものだと思って楽しんでください。


では、番外編スタートです!



 ゴールデンウィークスペシャル


 連休の白皇に、笑顔と槍が炸裂する!?


 1
 時はゴールデンウィーク。

 三千院ナギや綾崎ハヤテらがバカンスを満喫している頃。

「思ったよりも、人がいないな」

 春風千桜は、生徒会の仕事のために白皇学園を訪れていた。この学校の生徒たちはほとんど金持ち家庭なので、この連休を利用して旅行に出かけている者が多い。部活動に出ている生徒もいるが、それでも平日の時と比べて人は少なく、静まり返っていた。

 そんな中で、千桜は一人であった。会長と副会長あるであるヒナギクと愛歌も、海外にいるためである。だから、現在生徒会は書記である千桜に任されていた。その仕事を片付けるため、彼女は学校に来ていた。

 決して、一人が寂しくてそれを紛らわせようとするのが目的ではない。暇と言う訳ではない。

 明日だって、同人誌の即売会に出かける予定が・・・・

 そこまで言い訳めいたことを考えた千桜は、自分が寂しく思い、やりきれないため息をつく。

「ま、不審者なんて来るはずもないからな。何もしなくても平和だもんな・・・・」

 この学校のセキュリティは万全なため、侵入することは容易ではない。つまり何か起こる
なんてことは滅多にないのだ。

 そう、滅多には。

「ん、なんだ?」

 彼女は、その低い確率で起こる事に遭遇してしまったのかもしれない。

 離れの茂みから、多数の人々が何かを囲んでいるのを見つけたのだ。

「あれは一体・・・・?」

 好奇心に誘われるまま、千桜はそちらへと足を向けた。



「クレス・・・・起きろクレス!」
「う・・・・?」

 クレスと呼ばれている男は気を失っていたが、周りを囲んでいる男たちによって目が覚め
たようだ。

「ここは!?」

 それまでまだ寝ぼけていたようであったが、まるで自分がここにいることが嘘みたいに思ったかのように、驚いて身を起こすクレス。

「やっと起きたか」

 クレスの仲間が、嘆息しながら尋ねる。

「貴様、この白皇学園に着いたはいいが、風間伝助と美野花南はどうした?何故ここで寝ている?」

 だがクレスにとってはそれどころではなかった。

「俺は死んだのではなかったのか?確かにフラリーファによってやられたはずが・・・・」
「フラリーファだと?貴様美野花南と戦ったのか?」

 何がなんだかわからなくなるクレスたち。だがそこで人の気配を感じた。

「はっ!」

 少し離れたところから一人、木の陰に隠れてこちらを窺っている。

「誰だ!?」

 凄みをかけて叫ぶと、おびえた声を出して逃げようとする。

 しかし、足がもつれ千桜はその場で転んでしまった。

「なんだあのガキは?」
「この学校の生徒みたいだな」
「何の害もなさそうだが、見てしまってはしょうがない。この場で消すか」

 消す、という言葉が死を意味すると悟った千桜は、危機を感じて後ずさろうとする。

「待て!あれの他にまだ何かいる」

 千桜とは別の気配に気付いた彼らは、それを確認する。

「尻尾をつかませてもらったぜ」

 その言葉と共に、五人の人物が現れる。

 この学校の教師である風間伝助、生徒である美野花南。そして花南の親友である岩本佳幸
とエイジ兄弟、西園寺達郎だ。

「おまえたちは!」

 クレスや仲間たちは驚愕する。

「さあて、おまえたちの目的を聞かせてもらおうか?」

 エイジが余裕の笑顔を彼らに見せる。

「ならば、俺たちと手を組まないか?」
「なに?」

 相手の思いがけない発言に、エイジたちは首を傾げてしまう。

「おまえたちも今の霊神宮が正しいとは思っていないのだろう?俺たちはそんな霊神宮を一新しようとしている。手を貸すべきではないか?」

 確かに、エイジたちは霊神宮に対して反感を抱いている。霊神宮を新しくすることも、必要だと考えている。

「ふっ、何かと思えば」

 しかしそんな男たちの言葉に耳を傾けていた佳幸たちは、一笑に切り捨てた。

「な、何がおかしい?」
「奇麗事を並べても、僕たちは騙されないよ。要はあなたたちが霊神宮を支配したいだけの反乱を起こしているだけでしょ」
「不満をもっているのは僕たちも同じですが、そのために人の命を奪うというのは納得できませんね」

 彼らは自分たちの精霊、ムーブラン、シャーグイン、フラリーファ、ウェンドラン、ワイステインを呼び出した。

「この場でおまえら全員、退治してやる!」

 そのまま、ウェンドランは攻撃を始めた。

 クレスたちも自分たちの精霊を呼んで迎え撃とうとするが、その勢いを止めることはできない。

 次々と倒れていく精霊と死者たち。戦いはすぐに終わったのだった。

「ふう、これで全員だな」
「さて、詳しい話を聞かせてもらうとするか」

 佳幸たちは敵の使者たちを掴み出そうとする。

「あ、あの」

 そんな中、ただただ状況に呑まれていたばかりの千桜であったが、意を決して恐る恐る口を開いた。

「春風さん?まだいたのですか?」

 伝助は驚いた。彼にしてみれば、千桜はもうとっくのとうに逃げたと思い込んでいたのだ。

 自分の存在が忘れられていたことに軽くショックを受けたが、それに構わず千桜は彼らに尋ねた。

「あの・・・・先生たちが戦ったこの人たちは一体・・・・?」



 次回、千桜に説明する伝助たちに、ひとつの影が迫る・・・・?