Re: 新世界への神話 ( No.94 ) |
- 日時: 2011/04/06 20:23
- 名前: RIDE
- 連日更新〜♪
と、その前にレス返しから。 お二人も感想が来ていることに驚きながらも、いきます。
氷結アイスブリザードさんへ
>こんばんわ〜 >氷結です >いつも感想ありがとうございます
こちらでは初めてですね、氷結さん。 こちらこそ、感想を送っていただきありがとうございます!
>伊澄さんまでナギたちと一緒に吸い込まれてしまうとは >霊力が高くても運動能力は一般人並ですね
こう言ってはあれですが、伊澄さんは霊力に頼ってばかりで他が疎かになっているというか・・・・。 まあ、氷結さんの言うとおり運動能力は並ですので。
>デビルガンダム事件 デビルガンダムの細胞は怖いですよねw
本当、恐ろしいとしか言いようがありません。 ダイの世界では事件が解決していますので、デビルガンダムの登場は少し難しいかな・・・・。希望があればできますけど・・・・。 主役キャラたちは登場させる予定です。かーなーり後になると思いますが。
>ギルバードあわれなw
所詮、彼はやられ役ですから(汗)
>氷系がヒナギクと氷狩と陰鬱側に一人で3人も氷属性好きの私にはうれしいことです^^
気に入っていただけてうれしいです。 他の属性に関してもそうですが、氷属性は私が抱くある感情を表すつもりです。
>雷矢強すぎですね >ただでさえ強いのに精霊と一体化してさらに
今のハヤテたちにとって、大きな力の壁というものを表したかったのです。 恐るべきところは、彼は何の予備知識もなしに一体化をやってのけました。 ランクなんて枠組みには当てはまりません。一応、八闘士たちもそうですが、彼はその比ではありません。
>憎しみは相当高いですね >HPも2943 なのでしょうか?
これを見たとき、思わずクスリと笑ってしまいました。
>氷狩死ななくてよかったです >氷狩がんばってー
この声援には、本人に応えてもらわないと。
「なんだ?ここはどこだ?」
いや、君への応援が届いているから
「そうか。応援ありがとうございます。エイジたちに比べるとあまり目立っていませんが、期待に応えるよう、必ず活躍を見せます。」
以上、氷狩からでした!
氷結さん、感想ありがとうございます!
大魔王さんへ
>どうも、大魔王です >それでは、感想です
今回もありがとうございます。
>狼型のロボットが、ハヤテ達を守ってましたね >そのロボットは、何者(?)なんでしょうか?
ロボット自体はオリジナルですが、宿っている魂はある作品の人物です。 ヒントは、ジェット、ドリル、ジムです。 ダイにとっては、大きな存在となっています。
>そして、ダイからの伝言がありましたね >なる程、雷矢がいくら強くても所詮は駄々こねてる奴って事ですか >そんな奴に負けてられませんよね
もちろん。ハヤテたちは立ち上がることを知っていますから。 ですが、それだけでは解決には至りません。 雷矢に対してどうするかが、ポイントになってきます。
>ダイは、ナイスアドバイスですね♪
実際、ダイはハヤテたちの戦いに関してはこういう役回りしかしません。 自分たちの世界の問題は、その世界の住人が解決しろという考えですから。
>次回で、クライマックスですか >とても、楽しみです!!
ご期待に応えられるようになるかどうかわかりませんが、楽しんでいただけたらうれしいです。
>お互い更新頑張りましょう >大魔王でした
はい、がんばりましょう!
感想を通じて、雷矢の反響が大きかったことに驚いています。 近いうちに、彼のプロフィールでものせるべきでしょうか・・・・?
それでは更新します。 100スレ間近なので、分割数は少なくなります。そのため、バトルは今回で終わりますがご了承ください。 24話、スタート!
第24話 笑顔で解決
1
何故だ。
雷矢にはわからなかった。
何故彼らは立ち上がれるのだろうか。
実力の差はわかりきっているはず。どうあがいても奴らに自分は倒せない。
なのに、何故這いつくばってでも戦おうとするのだろうか。
「いきますよ、兄さん!」
そんな雷矢に、最初に立ち向かったのはシルフィードであった。
「疾風怒濤(シップウドトウ)!」
まっすぐ突っ込むシルフィード。それを雷矢は難なく受け止めた。
「俺を打ち倒すなどと言っておきながら、まだためらっているのではないか、ハヤテよ?」
そう指摘されて、ハヤテは唸ってしまった。ダイに激しく叱責されて以来、自分のやることに迷いを抱き、こんな状況でもはたしてこれでよいものかと逡巡していた。
「そんな心では、俺は倒せんぞ!」
シルフィードを押し返し、横転させた雷矢。だが本調子ならば、シルフィードを壁に激突 させたはずである。
「おまえこそ。口では強がりを言っても、どこか怖じ気しているのか?」
氷狩がそう指摘すると同時に、雷矢の懐へとグルスイーグが潜り込んでいた。
「フリージングスノウズ!」
凍気を繰り出す必殺技を浴び、その勢いのまま雷矢は空中へ飛ばされ、下へと落ちていく。
「本当は迷っているのではないですか?僕たちに対してと、自分のしていることが」
そこを、ワイステインが狙っていた。
「嵐鷲滑空拳!」
拳の必殺技を受けて、雷矢は別方向へと飛ばされた。その先にはユニアースが待ち構えていた。
「ギャロップキック!」
回し蹴りを炸裂させる必殺技が決まる。さらに続けてウェンドランが攻撃した。
「流星暗裂弾(リュウセイアンレツダン)!」
百発近い拳の連打を受けた雷矢は、その勢いのまま壁と激突した。
「すごい・・・・」
肩を並べていたハヤテは、必殺技を抑えられた自分に対し、雷矢をここまで圧倒した彼ら の実力に感心すると同時に、何もできない自分を歯がゆく感じた。
「気を抜かないでください、綾崎君」
そんなハヤテに、伝助が叱咤した。
「まだ彼はやられていません」
伝助の言葉どおり、雷矢は立ち上がってきた。あれだけの猛攻撃を受けてもなお立ち上がってくることに、ハヤテは信じられなかった。
「いくら頑張ろうが、人型形態の精霊と一体化した使者とは根本的に力の差が大きいのだ。たいしたダメージにはならん」
雷矢は、ゆっくりと構えた。
「いろいろと喚いたようだが、最後に勝つのは俺のようだな」 「まだだ!まだ、諦めたりしない!」
ウェンドランは、剣を取り出した。
「ブレードスラッシュ!」
それを上段に構えて雷矢目掛けて跳び上がり、そのまま勢いよく振り下ろす。
だが雷矢はその剣筋を指だけで押さえ込み、何事もなかったかのように払い除けた。
「これならどうだ!」
今度は、矢を握る。
「ミーティアロー!」
その矢を投げつけるが、これに対しても雷矢は片手ではじいた。
「まだ抵抗するか?」
何度必殺技を繰り出しても全く傷がつかない雷矢に、成す術がなくなってしまう。
「全員おとなしくやられるがいい」
そう言って雷矢は、電光石火の構えをとった。
「まずはハヤテ、おまえからだ!」
最初の標的をハヤテに決めた雷矢は、そのまま突っ込む。そんな両者の前にワイステインが割って入り、風の防御壁を起こすが、雷矢はそれを突き破っていく。
「これを使って!」
それを見たウェンドランはワイステインに盾を与えた。ワイステインはそれを前に構え た。
「無駄だ!そんな盾など砕いてやる!」
しかしそんな雷矢の予想に反して、盾は電光石火を受け止めた。その際、傷のひとつも入 っていない。
「な、なにぃ・・・・」
一体化した自分の必殺技を、精霊の盾が防いだことに雷矢は驚いた。
「このウェンドランの盾は風の力が備わっています。それを風の精霊が手にしたことによって防御力が格段に上がったのです。いくらあなたでも、これは砕けないでしょう」
砕けないことはないにしても、自分の必殺技を防いだこの盾を前にしてはたかが精霊を倒すのにも時間がかかると雷矢は感じた。
「ならば、貴様らの精神を砕いてやる!」
煩わしく思った雷矢は、肉体よりも心と幻摩雷光を放とうとした。
「させるか!」
ウェンドランはグルスイーグに、今度は鎖を寄越した。そのエイジの狙いを、氷狩は瞬時に悟った。
「アイシングファング!」
グルスイーグは鎖を雷矢に投げつけた。すると、幻摩雷光を放つ右腕に鎖が絡みつき、先端の牙が腕に食い込んだ。そして、雷矢のその腕は鎖が巻き疲れ、果ては凍り付いてしまっ た。
「これでもう幻摩雷光は放てない」
雷矢は腕に力をこめるが、やはり光は灯らない。幻摩雷光は完全に封じられてしまった。
「な、なぜこうも・・・・」
自分の必殺技をことごとく退ける彼らを、雷矢は信じられなかった。
「ウェンドランは他の精霊に武器を与えることができる、人呼んで武装精霊なんだ。それは持つ精霊の力によって、力を増していく」
エイジは説明し、ウェンドランはユニアースに銃を渡す。
「このようにな」
ユニアースはその銃を撃った。
「ユニホーンショット!」
炎の弾ではなく、硬い石の弾が放たれる。
雷矢ははじき返そうとしたが、本来まっすぐに飛ぶはずの弾は突然それをかわすかのよう に軌道を曲げ、雷矢に直撃した。
続けて連発するユニアース。そのどれもが曲がりくねるように飛び、雷矢は回避すること ができなかった。
「この銃をユニアースが持てば、弾は角の能力が付加されるんだ。相手の急所を探し、敵意 あるところに必ず当たるホーミング機能がな」
エイジは雷矢に向かって言い放つ。
「俺たち仲間の絆が、俺たちの力を何倍にも強くさせているんだ!」
雷矢はそんなエイジたちに迫力のようなものを感じ後込みしそうになる。
「俺たちはこれだけの絆で結ばれている!俺たちは負けない!」 「図に乗るな!」
雷矢は自身の最大の必殺技、雷凰翔破の構えに入った。
「おまえたちが抱く仲間の絆とやらも、すべて吹き飛ばしてやる!左腕で繰り出す技は本調子ではないが、それでもおまえたちを倒す力はある!」
「たった一人で憎しみを燃やすことしかできないあんたに、そんな力があってたまるか!」
そう吼えたエイジは、仲間たちを見た。
「俺が決める!」
優馬や氷狩たちはそれを聞いて苦笑を浮かべる。
「やれやれ、こうなると止められないな」 「最後を決めるのは、綾崎さんがふさわしいと思うが・・・・」
仕方ないと言う二人は、ユニアースとグルスイーグの勾玉をエイジに送った。伝助、そして彼らを見たハヤテも勾玉を差し出す。
エイジは、それらすべてを自分のドランリングに挿入した。
「雷凰翔破!」
雷矢と同時に、ウェンドランも必殺技を放った。
「流星暗裂弾!」
二つの必殺技の威力がぶつかり合った。
「そんな技など・・・・」
だが流星暗裂弾は雷凰翔破の威力を打ち消し、そのまま雷矢に襲い掛かる。
「なっ・・・・」
ウェンドランの拳には、ワイステインとシルフィードの風の力、ユニアースの土の力、グルスイーグの氷の力が宿っていた。+四体分の精霊の力を加えた必殺技を受けた雷矢は、大 きく飛ばされてしまった。
持てる力のすべては出し尽くした。これで終わるはず。
だが・・・・。
「ま、まだだ・・・・」
まさか、奴は不死身なのだろうか。
倒れてしまった雷矢は、よろよろと立ち上がる。しかしダメージが大きいのか、ライオーガとの一体化が解けてしまう。
それでも雷矢は戦う姿勢を見せた。その目に憎しみを帯びて。
「まだ俺は・・・・」
すぐにまた倒れても、その身を這って進もうとする。そこまでしても体を突き動かす雷矢の憎しみに戦慄を覚え、もうどうしようもないのではとエイジが感じたその時だった。
「もうやめてください!」
次回、ある人物によって戦いが終わり・・・・?
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