Re: 新世界への神話 ( No.89 ) |
- 日時: 2011/03/31 19:43
- 名前: RIDE
- 今回も感想が来ていますので、レス返しから始めます。
大魔王さんへ
>どうも、大魔王です >それでは、感想です
また感想を送ってくださてありがとうございます。 大魔王さんの作品も応援していますよ!
>雷矢は強いですね >けど、油断と相手を甘く見てたので痛いしっぺ返しを喰らいましたね
正直言って、一対一の戦いなら雷矢のほうが強いです。 でも伝助も氷狩も、全員で戦おうとしていましたからね。勝利のために、一人一人が力を合わせようとした。そのため雷矢は不覚を取ってしまったんです。
>氷狩とグルスイーグは気絶してなかったんですね >けど戦力になるのでしょうか?
はっきり言って、精霊の使者の強さは心に拠ります。 負けないという強い思いがあれば、どうにかなります。 ぶっちゃけて言えば、ハヤテとシルフィードより強いです。 ん、今某執事がショック受けたような・・・・気のせいか。
>それから、エイジが合流して、全員集合まで塁が足りませんが、それでも有利ですね
数的にみれば有利ですね。 ていうか、塁は何しに来たんだ・・・・?マリアさんを助けたとはいえ、このままではダイの采配ミスになってしまう・・・・
>ここで雷矢が盛り返せるのか >それとも、仲間の絆に圧倒されるのか >続きが楽しみです
今回の話になりますが、雷矢にはまだ隠し玉があります。 彼は簡単には降参しないつもりです。
>お互い更新頑張りましょう >それでは、大魔王でした >おやってら〜♪
ええ、できるだけ頑張りましょう! 感想、ありがとうございます。
それでは、多少短いかもしれませんが、更新です。
6 「この辺で観念したらどうです?いくらあなたでも、これだけの人数を相手に戦えないでしょう」
五人は、雷矢を取り囲むように動いたが、雷矢は余裕を見せていた。
「頭数を揃えれば勝てると思ったら、大間違いだぞ。おまえたちが束になっても、この俺には勝てん」
そう言って、雷矢とライオーガは足元で凍っている氷を吹き飛ばした。
「この程度で俺の動きを封じたと思うなど、甘い奴らだ」
これを見て、この男は生身でも強いと判断したハヤテたちは、警戒を強めた。半端なく強い相手に、緊張する。
「・・・・とはいえ、これだけの真似をしたのだ。手加減するわけにもいかないな!」
彼から放たれる強烈なプレッシャーに、氷狩たちは全員身構える。
「全力でいかせてもらう!」
突然、雷矢の腕に装着されているサンダーリングが光りだすと、雷矢の身体はオレンジ色の液状的な体質に変わった。その液体に、ハヤテは見覚えがあった。
「に、兄さんがLCLに・・・・?」
驚く間に、ライオーガが光となってサンダーリングへと吸い込まれていく。
何が起こるのかわからないハヤテ。だが他の四人は愕然としていた。
「こ、これは・・・・!」
雷矢の肉体は鎧のような硬質なものへと変わっていた。ライオーガを想像させるような甲冑へと。
「な、何が起こったんだ、一体・・・・?」
ハヤテは困惑する。兄がいきなり人ではなくなり、マンガに出てくるような戦闘ロボットのような姿へと変わったのだ。驚くのも無理はない。
しかし、彼を除く四人の驚愕はその比ではなかった。
「精霊と一体化したんだ」
優馬は、普段の冷静さからは考えられないほどの尋常でない量の汗を流していた。
「一体化すると、人型形態の精霊ではどうあっても太刀打ちできない力を、使者は得ることができます。あれこそが真の使者の姿なのです」
伝助も強張りながらハヤテに説明する。
「まさか、一体化までできるなんて思いませんでした。僕たちの仲間内では佳幸君と達郎君、花南さんの三人だけだというのに・・・・」
その三人は今この谷底の外にいる。この場で雷矢に対抗できそうなものはいない。
「恨むぜ・・・・突入するメンバーを選ぶなんてマネをした高杉さんを」
氷狩は笑って見せたが、その表情は硬かった。
「驚くのはまだ早いぞ!」
雷矢は右拳に力を入れはじめる。幻摩雷光を放つかと思ったがどうやら違う。
右手に溜める電力がそれとは大きい。直接攻撃に宿らせるものだと直感する。
「全員、俺の最大の必殺技で倒されるがいい!」
グルスイーグたちは防御の構えを取り始めるが、もう間に合わない。
「雷凰翔破(らいおうしょうは)!」
雷矢は拳を振るい、それによって拳圧と溜めていた電気がグルスイーグたちに向けて放たれた。その威力は精霊だけでなく使者をも吹き飛ばす勢いがあった。
「終わった・・・・」
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