Re: 女神と共に (2月7日更新) ( No.18 )
日時: 2012/02/07 19:33
名前: masa

こんにちはmasaです。

まずはレス返しから。

●疾球さん

 >>どうも初めまして疾球<しっきゅう>と申します。
 
  初めましてmasaです。感想ありがとうございます。

 >>ハヤアテ小説は僕としては一番好きなジャンルなので
  いつも楽しく拝見させていただいております。

  ありがとうございます。自分も好きなジャンルなので楽しみながら執筆してるんですよ。

 >>しかしアテネがハヤテと一緒に風呂に入るなどとても大胆ですね。

  う〜ん大胆というよりも、この小説内ではアテネは超が付くほど積極的ってだけなんですけどね。

 >>そしてアテネと綾子がハヤテを取り合うくだりも
  とてもおもしろいですね。

  ありがとうごいます。綾子はアテネの最強のライバルという位置づけなので結構力を入れてるんですよ。 

 >>これからもがんばってください。
  応援しています。

  ありがとうございます。力の続く限り頑張らせてもらいます。


さて、相変わらず下手なレス返しも終わったので、本編です。どうぞ。
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ここは毎度おなじみ天王州家。


ハヤテはいつも通り朝早く起きると、隣に寝ているアテネを起こさないようにベッドから出て、執事服に着替えて部屋を出た。

部屋を出たハヤテは日課である朝の修業をし、朝食の支度を終え、主人であるアテネを起こしに行った。

「アーたん、朝だよ起きて」
「う〜ん」

アテネは朝が弱く、ハヤテが起こさない限り夕方まで寝ていることが多いのである。

「もう。遅刻しちゃうよ。今日から新学期なんだからね」
「あと5分」

ハヤテは軽く溜息をついた。そして意地悪くほほ笑むと

「しょうがないお姫様だ。眠れる姫にはこれだね」

わざと大きめな声で言うと、アテネにキスした。もちろん口にだ。

「ん〜、ハヤテ?」

まだ覚醒しきってないアテネはしばらく茫然とした。
そして、先ほどされたことをようやく理解し

「な、な、な///////////」
「お目覚めですか?お姫様」
「ハ、ハヤテ/////」
「ではお姫様、支度後、食堂へ」

ハヤテは意地悪い笑顔をアテネに向け、部屋から出て行った。

「ハヤテのバカ//////////」


                  × ×


身支度と朝食を済ませた2人は家を出た。

「まったく。何であんな起こしたしたんですの」
「童話ではよくあるでしょ。眠っているお姫様にキスして目覚めさせることって。だからだよ」
「う〜////////だからって」
「もしかして怒ってる?」
「お、怒ってなどいませんわ//////ただ、寝てる時は反則ですわ//////」

ちなみに、アテネもハヤテも学生です。

補足すると、アテネには飛び級の話がありましたが、「ハヤテと一緒になれないから」という理由で辞退。
ハヤテは飛び級できる頭脳ですが、3枠しかない飛び級枠に入れなかったのです。

ハヤテはいつも通り執事服で、アテネは制服で登校しています。

「さ、少し急ご。理事長の仕事もあるし、間に合わせないと」

ハヤテはアテネの手を取ると、小走りになった。といっても、普通の人の全力疾走ぐらいの速さは出ていたが。


                   × ×


「ふう。よかったね余裕ができて」
「まあ、ハヤテがあれだけ速ければ当然ですわ」

理事長の仕事をしてきたにもかかわらず、始業式にはまだ余裕があり、少し賑やかな教室で寛げるほどだった。

「まあ、あとは式に出て今日は終わりですわ」
「そうだね」

2人が話していると、

「ハヤテ様♪」

綾子がハヤテに抱きついてきた。

「な。何であなたがここにいるんですのーーー」
「朝からうるさいこと。ハヤテ様に会いにきたにきまってるじゃありませんか」

2人は睨み合っていた。

「まあまあ。それより、神尾崎さんは何でこのクラスに?自分のクラスに行ったほうがいいんじゃないですか?もうそろそろホームルームの時間ですよ」
「そうそう。ほらさっさと行く」

アテネはシッシッと手でやった。

「フフフ。私のクラスは今日からはここですわ」
「「え??」」
「お父様に無理言ってクラスを変えてもらったんですわ」
「そういえば、あなたの父は理事の1人でしたわね」

アテネの声は明らかに不機嫌全開だった。

再度2人が睨み合ってると、

「全員席に着け。ホームルーム始めるぞー」

担任の薫先生が教室に入ってきた。
ハヤテ達も急いで席に着いた。

「あれ?神尾崎さんの席ってそこなんですか」
「代わってもらいましたわ」

ちなみに、綾子、ハヤテ、アテネという並びです。
もちろんひと悶着あったが。


                   × ×


さて、時間は多いに飛び放課後。

「さて、さっさと帰りますわよ」
「ん?用事はないの?」
「ありませんわ。早く----」

しかしその先は綾子が現れたことで言えなかった。

「ねえハヤテ様、帰るんでしたら部活を見に来ません?」
「部活?何のですか?」
「剣道部ですわ」
「ハヤテ、ほおっておいてさっさと」
「まあまあ。覗くぐらいいいじゃん」
「む〜」

渋るアテネを説得し、ハヤテ達は剣道場へ向かった。


                   × ×


剣道場へ着くと、部員たちが練習していた。

「へ〜これが剣道部ですか。でも、ほかの部活動に比べて部員が少ない気が」

アテネがこたえようとしたが、

「まあ、人気がない部活だからね。しょうがないのよ」

ヒナギクが代わりに答えた。

「そうだったんですか」
「ところで、何でハヤテ君はここに来たの?」
「私が招待したからですわ」

ハヤテの代わりに綾子がハヤテに抱きつきながら答えた。

「そう綾が。まあ、楽しんでいってね」

ちなみに綾子とヒナギクは親友です。

「そうさせてもらいますね」
「ハヤテ様、私の勇姿見ていってくださいね」
「それにしても、ヒナギクさんも神尾崎さんも胴着似合いますね」
「そう?ありがと」

ハヤテがヒナギクを名前で呼んだことで部員たちは過剰に反応した。

「じゃあ、少しやっていく?」
「そうですね」

ハヤテがこたえようとした時、

「待ってください桂さん」

奥から部員が一人出てきた。

「東宮君?」
「そいつに剣道をやらせる必要はありませんよ」

部員の一人である東宮康太郎が声をかけてきた。

「おい、そこの執事」
「はい?」
「おれと勝負だ」

東宮は竹刀を構え

「おれが勝ったらここへは来るなよ」
「は、はあ」

ハヤテは弱りながらも綾子から竹刀を借りた。

「やめておいたほうがいいですわ」
「天王州さん?」
「あなたじゃハヤテには敵いませんわ」
「な、何」

東宮がハヤテを見ると、ハヤテから強力な気迫が出ていた。
いくら弱くても剣の道に入っているため感じれた。

「勝負ならお受けしますよ」

ハヤテは竹刀を構えた。

「ま、待て。よし、野ノ原来い」
「野ノ原?」
「うちの執事だ」

そう言った途端、執事服の男性が剣道場に入ってきた。

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以上です。
次回はこの続きです。
では。