Re: 女神と共に (1月21日更新) ( No.15 ) |
- 日時: 2012/01/26 16:07
- 名前: masa
- こんにちはmasaです。
早速本編です。
どうぞ。 ----------------------------------------------------------------------------------
前回、桂姉妹と色々あったハヤテ。
ハヤテは朝の仕事と修行を終え、キッチンで寛いでいた。 すると、アテネがやってきた。
「ハヤテ、出かけますわよ」 「どこに?」 「買い物ですわ」 「あ、そう。じゃあ支度してくるよ」
2人は支度を済ませると、使用人が見送る中出かけた。
× ×
2人は大型のショッピングセンターに来ていた。
「で、どこからまわるの?」 「そうですわね〜。とりあえず、順番に見ていきますわよ」
建物は3階建てだったので上からまわって行った。
まわり始めて少ししたら、
「ハヤテ、ちょっとここで待っててくれます」 「ん?あ、いいよ。座って待ってるね」
そういうと、アテネは小走りで駆けて行った。
「さてと」
ハヤテは近くにあった椅子に座って一息ついた。
すると、
「ハヤテ様♪」
後ろから優しく抱きつかれた。
「あれ?神尾崎さん?」 「もう、名前で呼んでくださいな♪」
ハヤテは聞こえなかったふりをした。 綾子はハヤテの隣に腰かけた。
「で、どうしてここに?」 「私達も偶然用があったんですわ」
後ろを見ると、城山と崎山が立っていた。
「お嬢様、我々は退散しますね」
使用人2人は去って行った。
「ハヤテ様♪2人きりで回りましょうよ♪」 「で、でも」 「大丈夫ですわ♪天王州さんはほおっておきましょう」 「まずいって」 「もう♪ほら早く」
綾子はハヤテの腕に抱きついたまま立たせて、歩き出そうとした。 しかし
「ハ〜ヤ〜テ〜」
強力なダークオーラを感じてゆっくりと振り向くとアテネが立っていた。
「ア、アーたん」 「あらまあ。ずいぶんと早かったですわね」 「どうしてこの人と一緒にいるんですの?」 「い、いや。座ってたら神尾崎さんが来たんだよ」 「そうですわ。そしてハヤテ様と一緒に行くとこだったんですわ」
綾子が隠すことなく言ってのけた。
「ふ、ふん。ハヤテは私と回るんですわ」 「いいえ。私ですわ」
アテネはハヤテの開いていた腕に抱きつき
「ハヤテは私と回りたいにきまってますわよね」 「何言ってるんですわ。ハヤテ様は私と一緒がいいにきまってますわよね」
ハヤテは困ってしまった。 そして少し考え
「あ、あの。皆で仲良く回るって駄目ですか?」
アテネと綾子はしばらく睨み合った後
「まあ、ハヤテがそういうなら」 「構いませんわ」
こうして3人で回り始めた。
当然のようにハヤテは陰口をたたかれた。 美女2人に抱きつかれていますからね。
× ×
そして夕方。
「今日は楽しかったですわ〜」 「まあ、誰かのせいで楽しめませんでしたけど」
アテネと綾子はまたしても睨み合った。
実際、何度も何度も睨み合っていたのである。
「ほら、あなたはさっさと帰りなさい」
アテネは綾子にシッシッとやりながら言った。
「あ、ハヤテ様今日はうちに泊りません?」 「え!?何で急に?」 「いいじゃありませんか。お父様もお母様も喜びますわ」
ハヤテはアテネを見たら、かなりの不機嫌顔になっていた。
「まったく許可するわけないじゃありませんか」 「あら?天王州さんには聞いてませんわ」 「仮にもハヤテは私の執事です。主の許可なくては外泊はだめです」 「あら、残念ですわ」
綾子は少しだけ俯くと
「でしたら」
綾子はハヤテから離れると、ハヤテにキスした。もちろん口に。
「「!!」」 「ではハヤテ様、御機嫌よう」
綾子は小走りで去って行った。
「あ、あのアーたん?」
ハヤテは恐る恐るアテネを見ると、不思議と笑顔だった。
「あら?怒ってると思ったのかしら?」
ハヤテは安心した。 だが、
「フフフ。今日の入浴は一緒ですわよ」 「ええ!?////」 「もちろんお互いの体を洗いっこしますわよ」 「う、嘘!?////////」 「本当ですわよ」
ちなみにアテネは怒ってません。嫉妬していてるだけです。
---------------------------------------------------------------------------------- 以上です。 次回から学校編スタートです。 では。
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