Re: 小説/感想を書くときに困ったこと相談所@ ( No.2 ) |
- 日時: 2013/05/18 17:16
- 名前: きは
- こんにちは、きはです。
S●NYさんの質問に対して、私なりの答えと方法を記したいと思います。
まずは、一つ目です。
Q.クライマックスやオチの場面をひらめいた後、それを起承転結あるストーリーに仕立てるため、皆さんはどうやって物語を作っているのですか? A.私は、ゴール(クライマックスやオチの場面)からスタート(物語の始まり)へ向かうように物語を作っています。
物語の作り手(以下「作者」と記載)と物語の読み手(以下「読者」と記載)が異なる部分は、物語における視点です。 読者は起承転結と物語を辿ることしかできませんが、作者はそれらを俯瞰して作ることができるわけです。 つまり、物語は、起承転結の順番で作らなければならないというルールは存在しないのです。 ですから、せっかくクライマックスやオチの場面を思いついたのならば、その場面からお話を作っていけばいいのです。 「こういう話になればこうなるから、次はあの話を入れて……」と考えるより、 「この結果(オチやクライマックス)になるためにはこの話が必要だから、この話が成立するためにあの話を用意しよう」と考えた方が、話の道筋はつきやすいと思います。私の場合は。 起承転結のお話を作るために、必ずしも「起」から始める必要はないのです。
ちなみに、私もプロットを作ったりしますが、S●NYさんほど徹底はしていません(笑) ただ、私の場合は、物語の「日時」もこの段階で決めておきます。 長編小説だと時間の経過が必須になりますから、言わずもがなではありますが。私は、短編小説でもできる限り特定できるように努めています。 理由は二つあります。「時系列の把握」と「描写における情報」です。 ……これ以降は「小説の書き方を議論するスレ」の内容になりますので、割愛致します。
続いて、二つ目です。
Q.原作キャラの自然な行動だけでは目指すクライマックスに至らない場合、 キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らずにストーリーをコントロールするためにはどうすればいいでしょうか? A.不自然な行動を裏付けられるエピソードの挿入。これに尽きると思います。
ストーリーをコントロールするためには、キャラクターをコントロールする必要があると考えます。 ですから、「キャラの性格崩壊やオリキャラ投入といった方法に頼らず」という制限が生じているのだと予想しています。 ここで、発想を転換してみます。 「キャラクターの性格を変えるのではなく、性格が変わるように(作者が)仕向ける」 このように考えてみれば、ストーリーも自然に進むのではないかなぁと思うのです。
自然な行動で目指すクライマックスにたどり着けないのであれば、不自然な行動でたどり着けられるように話を作ってやればいいのです。 ここで重要なのは、「不自然な行動」を自然に装うことだと思います。 しっかりとした背景を用意してあげれば、私は性格崩壊もアリかなと。 その場合は、直接キャラクターの性格を弄るのではなく、あるエピソードを通して間接的に調整するようにすれば良いのだと思っています。
以上、長々となりましたが、少しでも参考になれば幸いです。
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