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対象スレッド 件名: Re: 憧憬は遠く近く 第四章 〜 本当の君と
名前: どうふん
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Re: 憧憬は遠く近く 第四章 〜 本当の君と
日時: 2016/03/07 21:16
名前: どうふん


プレイズさんへ


力の籠った感想をありがとうございます。
返事を書き上げるまで、時間が掛かってしまいました。


>ヒナギクはショウタ君の事に完全に踏ん切りがついたというか、ちゃんと消化できたようですね。
>ハヤテがただ待つだけじゃなくて意志を持って訴えかけた事が、それに繋がりましたね。

ヒナギクさんの「消化」という表現は適切だと思います。確かに時間はかかりましたが、あの二人のことです。めんどくさくて不器用で、それでも相手のことが大好きで・・・。
まあ、だからこそ仲間たちも応援したくなるんですよね。そしてヒナギクさんの誕生日におけるハヤテの頑張りは褒めて上げたいです。



>ハヤテがショウタ君に気後れ的な感情を抱いていた

これは、ご想像の通りです。実際にハヤテは一度ヒナギクさんに振られ(と言いますか、交際を断られ)ています。その原因は、ショウタ君の存在でした。
それともう一点。もしショウタ君が生きていたら、ハヤテの出る幕があったかどうか。もちろん実際のところはわかりませんが、当のハヤテは似たような恋を経験しているわけですから、その辺りを意識していただろう、と。



>そして、ハヤテが彼の墓の掃除をしている事や、そんな気後れを抱いている事まで見抜くヒナギクは凄いというかさすがですね。

まあ、ヒナギクさんは恋愛音痴ということで、原作・本作を問わず的外れな行動を繰り返していますが、元々が完璧に近い超人です。自信をもってペースを掴むことができれば、あの天然ジゴロが相手だろうと分析し、篭絡してしまうだろう、と思います。
しかし、ちょっとした隙、といいますか、自分が異性にどれほど人気があるかは相変わらず気付いていないようです。



>この四章に渡る中で、精神面で色々障害があってなかなかじれったく、くっつくまでに時間がかかった二人でした。

本作は元々そうした構想のもと書き上げた作品ですが、第三章の最後の方では、『いい加減にしろ』という罵声が飛んできたような気がしました。
当初、10話もあれば本題(つまりショウタ君の登場)に入れると思ったのですが、実際は辿り着くまでその倍掛かりました。
ただ、私としては、周囲の応援はあっても、それに引きずられるような形で交際を始めてもらいたくはありませんでした。ハヤテ君とヒナギクさんそれぞれが悩み、苦しみながらも最後は自分たちの力で勝ち取るような物語を目指しました。その経緯にどこまで説得力を持てたかが、私の懸念です。



>この小説を読むと、正直原作よりも綿密で高質に心理の変遷、進歩が描かれていて(後略)

ありがとうございます。原作キャラあっての本作ですし、ちょっとした思い付きから始めて、勢いで書いた作品をそこまで言っていただけるのはちょっと恥ずかしいですが、光栄です。



>何にせよ二人が正式に、形でも気持ちの面でもpureなカップルになれて良かったです。
>今後の二人に幸あれ。

私の作品は、前作も含め、そうした願望に基づいたものです。読者の方にも同じ想いを抱いていただけたことは、本当に嬉しいです。


プレイズさんの感想は、私の意識しなかったことにも気づかせてもらうなど、読んでいて楽しく、大いに励みになりました。。
長い間に亘り、ご愛読(と言っていいですよね)ありがとうございました。


                                          どうふん